JPH04275105A - プラスチック成形機用ペレットダイス及びその製造方法 - Google Patents
プラスチック成形機用ペレットダイス及びその製造方法Info
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- JPH04275105A JPH04275105A JP3647491A JP3647491A JPH04275105A JP H04275105 A JPH04275105 A JP H04275105A JP 3647491 A JP3647491 A JP 3647491A JP 3647491 A JP3647491 A JP 3647491A JP H04275105 A JPH04275105 A JP H04275105A
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Landscapes
- Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はプラスチック成形機用ペ
レットダイス及びその製造方法に関するものである。
レットダイス及びその製造方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】例えば、図７に示すように、従来のペレ
ットダイスにおいては、ペレットダイス１に窒化鋼、或
いはステンレス鋼が使用されており、かつペレットダイ
ス本体に１個ないし複数個のノズル孔２が形成されてい
る。
ットダイスにおいては、ペレットダイス１に窒化鋼、或
いはステンレス鋼が使用されており、かつペレットダイ
ス本体に１個ないし複数個のノズル孔２が形成されてい
る。
【０００３】近年、樹脂製品の機械強度の向上のため、
ガラス繊維等の各種充填材が樹脂中に多量に添加される
傾向にある。このような合成樹脂を対象とする押出し成
形機用のペレットダイスは樹脂により摩耗を受ける。ま
た、ふつ素含有樹脂等を使用する場合、腐食性ガスの発
生があるので、耐食性が求められる。
ガラス繊維等の各種充填材が樹脂中に多量に添加される
傾向にある。このような合成樹脂を対象とする押出し成
形機用のペレットダイスは樹脂により摩耗を受ける。ま
た、ふつ素含有樹脂等を使用する場合、腐食性ガスの発
生があるので、耐食性が求められる。
【０００４】しかし、従来のペレットダイスではその材
質が窒化鋼或いはステンレス鋼であるため、樹脂を押出
す際に、特にノズル内壁部に大きな摩耗や腐食が発生す
ることが多かった。このためプラスチック成形機用ペレ
ットダイスにおいて、より一層の耐摩耗性及び／又は耐
食性の向上が求められている。
質が窒化鋼或いはステンレス鋼であるため、樹脂を押出
す際に、特にノズル内壁部に大きな摩耗や腐食が発生す
ることが多かった。このためプラスチック成形機用ペレ
ットダイスにおいて、より一層の耐摩耗性及び／又は耐
食性の向上が求められている。
【０００５】従って、本発明の目的は樹脂に対する耐摩
耗性及び／又は耐食性の大きいプラスチック成形機用ペ
レットダイス及びその製造方法を提供することである。
耗性及び／又は耐食性の大きいプラスチック成形機用ペ
レットダイス及びその製造方法を提供することである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的に鑑み鋭意研究
の結果、本発明のプラスチック成形用ペレットダイスは
、素材のノズル孔に相当する部分に形成した下地孔に耐
摩耗性及び／又は耐食性合金の円柱体を挿入し、次にペ
レットダイス素材の端面に設けた凹部に耐摩耗性及び／
又は耐食性合金の粉末を充填し、次に熱間静水圧プレス
（以下ＨＩＰと称す）処理により、前記円柱体を素材に
拡散接合し、前記粉末を焼結するとともに素材の前記凹
部に拡散接合させ、最後に機械加工で凹部及びノズル部
を成形することによって、ペレットダイス端面凹部の樹
脂たまりとノズル孔の両方に耐摩耗及び／又は耐食性合
金層を形成したものである。
の結果、本発明のプラスチック成形用ペレットダイスは
、素材のノズル孔に相当する部分に形成した下地孔に耐
摩耗性及び／又は耐食性合金の円柱体を挿入し、次にペ
レットダイス素材の端面に設けた凹部に耐摩耗性及び／
又は耐食性合金の粉末を充填し、次に熱間静水圧プレス
（以下ＨＩＰと称す）処理により、前記円柱体を素材に
拡散接合し、前記粉末を焼結するとともに素材の前記凹
部に拡散接合させ、最後に機械加工で凹部及びノズル部
を成形することによって、ペレットダイス端面凹部の樹
脂たまりとノズル孔の両方に耐摩耗及び／又は耐食性合
金層を形成したものである。
【０００７】また、ペレットダイス端面凹部及びノズル
孔内面に耐摩耗性及び／又は耐食性合金を有するプラス
チック成形機用ペレットダイスを製造する本発明の方法
は、ペレットダイス素材の前記ノズル孔内面となる部分
に下地孔を設け、前記下地孔に前記合金の円柱体を挿入
し、前記ペレットダイス素材端面の凹部に前記合金の粉
末を充填し、密封の後ＨＩＰ処理により、前記下地孔に
前記円柱体を拡散接合させるとともに、前記合金の粉末
を焼結するとともに前記ペレットダイス素材の端面に拡
散接合させ、この凹部の焼結された合金の部分を機械加
工して樹脂たまりを設け、前記円柱体にノズル孔を機械
加工して設けるという製造方法を発明した。
孔内面に耐摩耗性及び／又は耐食性合金を有するプラス
チック成形機用ペレットダイスを製造する本発明の方法
は、ペレットダイス素材の前記ノズル孔内面となる部分
に下地孔を設け、前記下地孔に前記合金の円柱体を挿入
し、前記ペレットダイス素材端面の凹部に前記合金の粉
末を充填し、密封の後ＨＩＰ処理により、前記下地孔に
前記円柱体を拡散接合させるとともに、前記合金の粉末
を焼結するとともに前記ペレットダイス素材の端面に拡
散接合させ、この凹部の焼結された合金の部分を機械加
工して樹脂たまりを設け、前記円柱体にノズル孔を機械
加工して設けるという製造方法を発明した。
【０００８】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。
る。
【０００９】図１及び図２に本発明による一実施例のプ
ラスチック成形機用ペレットダイスを示す。図１は本発
明のペレットダイスの要部断面図であり、図２は同じく
ペレットダイスの要部平面図である。
ラスチック成形機用ペレットダイスを示す。図１は本発
明のペレットダイスの要部断面図であり、図２は同じく
ペレットダイスの要部平面図である。
【００１０】ペレットダイス１は、その端面に凹状の樹
脂たまり３を有する。ペレットダイス１の素材５はＳＣ
Ｍ高強度鋼材からなるが、樹脂たまり３の凹部内面には
Ｎｉ基合金の耐摩耗性及び耐食性を有する合金層４が形
成されている。
脂たまり３を有する。ペレットダイス１の素材５はＳＣ
Ｍ高強度鋼材からなるが、樹脂たまり３の凹部内面には
Ｎｉ基合金の耐摩耗性及び耐食性を有する合金層４が形
成されている。
【００１１】ペレットダイス１には、樹脂を押出すため
のノズル孔２が設けられている。さらにノズル孔２の内
面には、Ｎｉ基合金の耐摩耗性及び耐食性合金の層６が
設けられている。
のノズル孔２が設けられている。さらにノズル孔２の内
面には、Ｎｉ基合金の耐摩耗性及び耐食性合金の層６が
設けられている。
【００１２】なお、合金層４、６の材質としては、Ｎｉ
基合金、Ｃｏ基合金等の耐摩耗性及び／又は耐食性を有
するものを用いるのがよい。また、これらの合金にさら
に周期表ＩＶａ族、Ｖａ族あるいはＶＩａ族の元素の炭
化物、すなわちＴｉ、Ｖ、Ｃｒ、Ｎｂ、Ｍｏ、Ｗ等の元
素の炭化物を含有するものを用いるのが好ましく、これ
によって耐摩耗性が一層向上する。
基合金、Ｃｏ基合金等の耐摩耗性及び／又は耐食性を有
するものを用いるのがよい。また、これらの合金にさら
に周期表ＩＶａ族、Ｖａ族あるいはＶＩａ族の元素の炭
化物、すなわちＴｉ、Ｖ、Ｃｒ、Ｎｂ、Ｍｏ、Ｗ等の元
素の炭化物を含有するものを用いるのが好ましく、これ
によって耐摩耗性が一層向上する。
【００１３】また、ペレットダイスの素材５の材質とし
ては、ＳＵＳ材やその他の材料を目的に応じて用いてよ
い。
ては、ＳＵＳ材やその他の材料を目的に応じて用いてよ
い。
【００１４】上述のペレットダイスを製造するには、ま
ず図３に示すようにペレットダイス素材５のノズル孔２
に相当する部分に下地孔８を設け、そこに耐摩耗性及び
／又は耐食性合金のＨＩＰ成形品あるいは鋳造成形品等
の円柱体７を挿入する。その際、下地孔８と円柱体７と
の間に隙間を設け、上記合金と同一か若しくは近似した
成分の合金粉末を充填すれば、後述するＨＩＰ処理の際
に、円柱体７をペレットダイス素材５に良好に拡散接合
させることができる。
ず図３に示すようにペレットダイス素材５のノズル孔２
に相当する部分に下地孔８を設け、そこに耐摩耗性及び
／又は耐食性合金のＨＩＰ成形品あるいは鋳造成形品等
の円柱体７を挿入する。その際、下地孔８と円柱体７と
の間に隙間を設け、上記合金と同一か若しくは近似した
成分の合金粉末を充填すれば、後述するＨＩＰ処理の際
に、円柱体７をペレットダイス素材５に良好に拡散接合
させることができる。
【００１５】次に、図４に示すように凹部９に耐摩耗性
及び／又は耐食性合金の粉末１１を充填する。充填完了
後、凹部９に軟鋼等の切削性の良い材料からなる蓋１０
をあてて真空引きし、凹部内を完全に脱気した後、真空
状態で密封する。
及び／又は耐食性合金の粉末１１を充填する。充填完了
後、凹部９に軟鋼等の切削性の良い材料からなる蓋１０
をあてて真空引きし、凹部内を完全に脱気した後、真空
状態で密封する。
【００１６】このようにして準備が完了したら、ＨＩＰ
処理装置内で９００〜１１００℃の温度、１０００〜１
４００ａｔｍの圧力で、ＨＩＰ処理する。これにより、
円柱体７は下地孔８の内面に拡散接合する。また、合金
粉末１１は焼結されると同時に凹部９の内面に拡散接合
する。
処理装置内で９００〜１１００℃の温度、１０００〜１
４００ａｔｍの圧力で、ＨＩＰ処理する。これにより、
円柱体７は下地孔８の内面に拡散接合する。また、合金
粉末１１は焼結されると同時に凹部９の内面に拡散接合
する。
【００１７】次いで図５に示すように、蓋１０を切削除
去し、さらに合金粉末１１が焼結した後の凹部の合金４
を機械加工して樹脂たまりを成形する。さらに、ペレッ
トダイス素材５を二点鎖線Ａで示すように製品形状に機
械加工した後、円柱体７にノズル孔を加工して設け、図
１に示すよなペレットダイスを完成する。
去し、さらに合金粉末１１が焼結した後の凹部の合金４
を機械加工して樹脂たまりを成形する。さらに、ペレッ
トダイス素材５を二点鎖線Ａで示すように製品形状に機
械加工した後、円柱体７にノズル孔を加工して設け、図
１に示すよなペレットダイスを完成する。
【００１８】
【発明の効果】以上に説明した通り、本発明のプラスチ
ック成形機用ペレツトダイスは、ノズル孔内面及び樹脂
たまり内面に耐摩耗性及び／又は耐食性合金層を設けて
いる。従って、樹脂に対する耐摩耗性及び／又は耐食性
が向上しているので、ペレットダイスの寿命を長くする
ことができる。また本発明の方法により、簡単に耐摩耗
性合金層を形成することができる。
ック成形機用ペレツトダイスは、ノズル孔内面及び樹脂
たまり内面に耐摩耗性及び／又は耐食性合金層を設けて
いる。従って、樹脂に対する耐摩耗性及び／又は耐食性
が向上しているので、ペレットダイスの寿命を長くする
ことができる。また本発明の方法により、簡単に耐摩耗
性合金層を形成することができる。
【００１９】なお、本発明は上記の実施例に限られるも
のではなく、ペレットダイスの構造等を変更しても適用
できるものである。
のではなく、ペレットダイスの構造等を変更しても適用
できるものである。
【図１】本発明による一実施例のペレットダイスの要部
断面図である。
断面図である。
【図２】図１に示すペレットダイスの要部平面図である
。
。
【図３】本発明製品の製造工程を説明する断面図である
。
。
【図４】本発明製品の製造工程を説明する断面図である
。
。
【図５】本発明製品の製造工程を説明する断面図である
。
。
【図６】ペレットダイスを使用したプラスチック成形機
の実施例を示す断面図である。
の実施例を示す断面図である。
【図７】従来のペレットダイスの例を示す要部断面図で
ある。
ある。
１ ペレットダイス
２ ノズル部
３ 樹脂たまり
４ 凹部合金層
５ ペレットダイス素材
６ ノズル部合金層
７ 円柱体
８ 下地孔部
９ 凹部
１０ 蓋
１１ 合金粉末
１２ 成形機用シリンダ
１３ スクリュー
Claims (2)
- 【請求項１】 ペレットダイス素材のノズル孔に相当
する部分に形成した下地孔に耐摩耗性及び／又は耐食性
合金の円柱体を挿入し、次いであらかじめ設けた素材端
面の凹部に耐摩耗性及び／又は耐食性合金の粉末を充填
し、次いで熱間静水圧プレス処理により、前記合金の円
柱体を素材に拡散接合させるとともに、前記合金の粉末
を焼結とともに前記凹部に拡散接合させ、次いで機械加
工で端面の凹部及びノズル孔を形成することにより、凹
部及びノズル孔にそれぞれ耐摩耗性及び／又は耐食性合
金層を設けたプラスチック成形機用ペレットダイス。 - 【請求項２】 ペレットダイス素材のノズル孔に相当
する部分に下地孔を設け、前記下地孔に耐摩耗性及び／
又は耐食性合金の円柱体を挿入し、次いであらかじめ設
けた素材端面の凹部に耐摩耗性及び／又は耐食性合金の
粉末を充填し、次いで密封の後熱間静水圧プレス処理に
より、前記合金の円柱体を素材に拡散接合させるととも
に、前記合金の粉末を焼結とともに前記凹部に拡散接合
させ、次いで機械加工で端面の凹部及びノズル孔を形成
することにより、凹部及びノズル孔にそれぞれ耐摩耗性
及び／又は耐食性合金層を有するプラスチック成形機用
ペレットダイスの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3647491A JPH04275105A (ja) | 1991-03-04 | 1991-03-04 | プラスチック成形機用ペレットダイス及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3647491A JPH04275105A (ja) | 1991-03-04 | 1991-03-04 | プラスチック成形機用ペレットダイス及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04275105A true JPH04275105A (ja) | 1992-09-30 |
Family
ID=12470814
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3647491A Pending JPH04275105A (ja) | 1991-03-04 | 1991-03-04 | プラスチック成形機用ペレットダイス及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04275105A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH05124035A (ja) * | 1991-11-06 | 1993-05-21 | Japan Steel Works Ltd:The | ダイス表面処理方法及びダイス |
| EP0692354A3 (de) * | 1994-07-15 | 1997-01-22 | Werner & Pfleiderer | Verfahren zur Herstellung einer Düsenplatte mit zwischen Grundkörper und Schneidkörper eingelagerter Zwischenschicht |
-
1991
- 1991-03-04 JP JP3647491A patent/JPH04275105A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH05124035A (ja) * | 1991-11-06 | 1993-05-21 | Japan Steel Works Ltd:The | ダイス表面処理方法及びダイス |
| EP0692354A3 (de) * | 1994-07-15 | 1997-01-22 | Werner & Pfleiderer | Verfahren zur Herstellung einer Düsenplatte mit zwischen Grundkörper und Schneidkörper eingelagerter Zwischenschicht |
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