JPH04274104A - 電気機器の電動装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】〔発明の目的〕

【０００２】

【産業上の利用分野】本発明は工場、体育館のような高
天井に昇降可能に設置される照明機器、スピーカを有す
る音響機器などに連結して索条にて昇降されるような電
気機器の電動装置に関する。

【０００３】

【従来の技術】従来、工場、体育館のような高天井に昇
降可能に設置される照明機器などの電気機器は、保守、
点検が容易に行えるように、巻取部によって昇降される
索条にて昇降可能に設けられている。そして、１本の索
条の一端を機器本体に固着するとともに他端部を巻取部
に固着して昇降可能に吊下げられる機器本体では吊条の
一端固着部を取外すことに簡単に機器本体を取外すこと
ができるが、通常は索条１の一端を図６に示すように、
巻取ドラム２に圧着により固着し、この索条１を他端側
から機器本体３の一方の挿通孔４に上方から移動可能に
挿通し、さらに、図７に示すように、この索条１を他方
の挿通孔５に下方から移動可能に挿通して他端を巻取ド
ラム２に固着し、巻取ドラム２の正逆方向の回転により
索条１を巻取り、または、巻戻して昇降させる構造が採
られている。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】上記図６および図７に
示す従来の構造の昇降形機器装置では、組立て時に、索
条１の一端を巻取ドラム２に固着してから機器本体３の
挿通孔４，５に挿通しなくてはならず、組立てに手数が
かかり、また、組立て後で機器本体３を取外すには、索
条１を巻取ドラム２から全て巻き戻してから索条１の端
部の固着を解くか、または、索条１を中間から切断しな
くてはならず、作業性が悪い問題があった。

【０００５】本発明は上記問題点に鑑みなされたもので
、容易に組立てができるとともに、吊条などの索条を巻
戻したり、切断することなく索条によって移動可能な電
気機器が取付けられる給電本体を容易に取外すことがで
きる電気機器の電動装置を提供するものである。

【０００６】〔発明の構成〕

【０００７】

【課題を解決するための手段】本発明の電気機器の電動
装置は、機枠が固定位置に固定されこの機枠内には給電
端子の固定接点を配設した取付部と、電動機を含む駆動
部と、この駆動部に連結して設けられ複数本の索条を巻
取る巻取部と、この巻取部によって巻取られる複数本の
索条を懸架しこの索条に移動可能に取付けられ前記機枠
内に設けられた固定接点に接離される可動接点を有する
給電本体とが取付けられた電気機器の電動装置において
、前記給電本体に前記索条を移動可能に懸架する懸架部
を着脱可能に取付けたものである。

【０００８】

【作用】本発明の電気機器の電動装置は、駆動部の巻取
部によって吊条などの索条が巻取られ、または、巻戻さ
れることにより電気機器を取付ける給電本体が昇降され
る。そして、給電本体の組立てに際しては、複数本の索
条を懸架した懸架部を給電本体に固着することにより給
電本体は駆動部に対して索条の移動によって移動できる
ように組立てられる。また、給電本体を取外すときには
、懸架部を給電本体から取外すことにより給電本体は索
条から分離できる。

【０００９】

【実施例】本発明の電気機器の電動装置の一実施例の構
成を図１ないし図６について説明する。

【００１０】図５において、１０は駆動部で、天井側の
高所に取付け固定される機枠１１に取付けられ、この駆
動部１０は機枠１１に取付け固定した電動機１２を有し
ている。

【００１１】また、１３は巻取部で、前記電動機１２に
よって駆動される巻取ドラム１４が前記機枠１１に回転
自在に取付けられ、この巻取ドラム１４は、例えば並設
した二つの巻取部１５，１５を有し、この巻取ドラム１
４の巻取部１５，１５に両端部をそれぞれかしめ固着し
た巻取りまたは巻戻されるワイヤなどの索条１６は前記
機枠１１に回転可能に取付けた案内プーリ１７から方向
変換プーリ１８を懸回して下方に向けて導出されるよう
になっている。

【００１２】なお、前記機枠１１の中央部には給電本体
取付け部２２が設けられ、この取付け部２２の中央部に
は水平状に設けられた絶縁基盤２０を有し、この絶縁基
板２０の表面には下向きに複数の給電端子の固定接点２
１が配設されている。

【００１３】２５は図示しない電気機器を連結する給電
本体、例えば、この電気機器は照明器具で、この器具に
給電する給電本体２５には前記索条１６が接続されて前
記巻取ドラム１４の回転で巻取または巻戻される索条１
６にて昇降されるようになっている。

【００１４】そして、この給電本体２５の外周には前記
機枠１１の左右に設けた取付け部２２の回動自在の係止
部２３に係脱自在に係合される係合部２４が左右に設け
られ、給電本体２５が上昇した位置で係合部２４が取付
け部２２に係合保持されるようになっている。

【００１５】また、図１ないし図３に示すように、前記
給電本体２５には前記索条１６を移動可能に懸架する懸
架部２６が着脱自在に取付けられている。この懸架部２
６は略円盤状の基盤部２７にて形成され、この基盤部２
７の周縁部の対称位置に前記索条１６を移動可能に挿通
する挿通溝２８，２８が切り欠き形成されている。また
、この基盤部２７の内面突出部２９には、前記挿通溝２
８，２８間を結ぶ線上に前記索条１６を移動可能に係合
する懸架溝３０が形成されている。さらに、この基盤部
２７の中央部には前記固定接点２１に接離される複数の
可動接点３１が設けられている。この可動接点３１は基
盤部２７に貫通され、上部に略扁平円盤状に形成され前
記固定接点２１に接離される接触部３２が径大に形成さ
れ、下部に略扁平円盤状に形成された径大抜止め部３３
が形成されている。そして、この可動接点３１は上部の
接触部３２と基盤部２７との間に装着したコイル状のス
プリング３４にて前記固定接点２１に接触する方向に付
勢されている。さらに、この基盤部２７にはこの基盤部
２７を前記給電本体２５に止着するねじ３５の挿通孔３
６が形成されている。

【００１６】そして、この可動接点３１には負荷、例え
ば、ランプに接続された電線が接続されるようになって
いる。

【００１７】また、前記給電本体２５の上面両側にはプ
ーリ配設溝４０がそれぞれ上下面に貫通形成され、この
給電本体２５の下面には前記プーリ配設溝４０の両側に
位置して軸係合溝４１がそれぞれ形成されている。そし
て、このプーリ配設溝４０に軸４２を挿通した懸架プー
リ４３を給電本体２５の下側から挿入して軸４２を軸係
合溝４１に挿通する。

【００１８】また、４４は底カバーで、略円盤状に形成
され、前記給電本体２５の下面を覆って前記軸係合溝４
１を閉塞した状態でねじ４５で給電本体２５に止着され
る。

【００１９】そして、両端部を前記巻取ドラム１４に固
着した索条１６の中間部を左右の懸架プーリ４３に懸架
してこの懸架プーリ４３に挿通した軸４２を給電本体２
５の軸係合溝４１に下側から係合する。次いで、懸架部
２６の挿通溝２８にそれぞれ索条１６を配設して給電本
体２５に取付けると、索条１６は懸架溝３０に係合され
る。そして、給電本体２５に固着した底カバー４４にて
軸４２の抜け外れを阻止する。この状態で、給電本体２
５は昇降可能に取付けられる。

【００２０】次にこの実施例の作用を説明する。

【００２１】駆動部１０の電動機１２の駆動によって巻
取ドラム１４が回転され、索条１６がこの巻取ドラム１
４に巻取られ、または、巻戻されて索条１６は案内プー
リ１７、方向変換プーリ１８、懸架プーリ４３、懸架溝
３０、懸架プーリ４３、方向変換プーリ１８、案内プー
リ１７を移動し、給電本体２５が昇降される。そして、
給電本体２５の上昇によって、固定接点２１と給電本体
２５に取付けた懸架部２６の基盤部２７の可動接点３１
の接触部３２とが接触し、この可動接点３１はスプリン
グ３４に抗して下方に移動しながら接触部３２が固定接
点３３に圧接されて給電本体２５の負荷に電源が接続さ
れるとともに係合部２４が取付け部２２の係止部２３に
係合保持される。

【００２２】また、給電本体２５の下降時には、可動接
点３１は固定接点２１と離反され、給電本体２５の負荷
は電源から切離される。

【００２３】そして、組立てに際しては、索条１６の両
端部を巻取ドラム１４に固着して適度に巻取り、この索
条１６の中間部を左右の懸架プーリ４３に懸架してこの
懸架プーリ４３に挿通した軸４２を給電本体２５の軸係
合溝４１に下側から係合する。そして、懸架部２６の基
盤部２７の挿通溝２８にそれぞれ索条１６を配設して給
電本体２５に取付けることにより、索条１６は懸架溝３
０に係合される。また、給電本体２５の下面に底カバー
４４を取付けて軸係合溝４１を閉塞して軸４２の抜け外
れを阻止する。この状態で給電本体２５は昇降可能に取
付けられる。

【００２４】また、給電本体２５を取外すには、給電本
体２５の基盤部２７および底カバー４４を取外すことに
より索条１６を給電本体２５から取外すことができる。

【００２５】前記実施例では、懸架部２６に索条１６を
懸架するとともに懸架プーリ４３に索条１６を懸架した
構造について説明したが、懸架プーリ４３は必ずしも必
要ではない。

【００２６】前記実施例では、被昇降物として照明器具
について説明したが、照明器具に限られるものではなく
、高天井側に設置される音響機器などの各種電気機器に
適用できる。

【００２７】また、前記実施例では、昇降形の電気機器
の電動装置について説明したが、水平方向に給電本体を
移動させる装置にも適用できる。

【００２８】

【発明の効果】本発明によれば、複数本の索条の巻取り
、または、巻戻しで電気機器を連結する給電本体が移動
される装置において、組立て時に、駆動部および巻取部
と給電本体とを個々に組立てた後に、索条を懸架部に懸
架して懸架部を給電本体に止着することにより組立てが
でき、組立て作業性がよく、また、給電本体の取外しは
、索条を巻戻したり、切断する必要がなく、点検修理も
容易にできる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例を示す電気機器の電動装置の
給電本体の一部の上側からの分解斜視図である。

【図２】同上給電本体の懸架部の斜視図である。

【図３】同上給電本体の分解正面図である。

【図４】同上給電本体の下側からの一部の分解斜視図で
ある。

【図５】同上機器装置の斜視図である。

【図６】従来の昇降式電気機器の索条取付け工程を示す
斜視図である。

【図７】同上昇降式電気機器の斜視図である。

【符号の説明】

１０　　　　駆動部 １６　　　　索条 ２２　　　　取付け部 ２５　　　　給電本体 ２６　　　　懸架部

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　機枠が固定位置に固定されこの機枠内
   には給電端子の固定接点を配設した取付部と、電動機を
   含む駆動部と、この駆動部に連結して設けられ複数本の
   索条を巻取る巻取部と、この巻取部によって巻取られる
   複数本の索条を懸架しこの索条に移動可能に取付けられ
   前記機枠内に設けられた固定接点に接離される可動接点
   を有する給電本体とが取付けられた電気機器の電動装置
   において、前記給電本体に前記索条を移動可能に懸架す
   る懸架部を着脱可能に取付けたことを特徴とする電気機
   器の電動装置。