JP2782571B2 - 照明装置 - Google Patents

照明装置

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JP2782571B2
JP2782571B2 JP5044526A JP4452693A JP2782571B2 JP 2782571 B2 JP2782571 B2 JP 2782571B2 JP 5044526 A JP5044526 A JP 5044526A JP 4452693 A JP4452693 A JP 4452693A JP 2782571 B2 JP2782571 B2 JP 2782571B2
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lighting
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二郎 込山
純子 湯川
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RYOOICHI JUGEN
Nippon Densetsu Kogyo Co Ltd
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RYOOICHI JUGEN
Nippon Densetsu Kogyo Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、照明器具を天井側に上
昇させた使用状態に保持し、必要に応じて下降させるこ
とができるようにした照明装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、白熱電球、蛍光灯等の照明器具
は、一般的に屋内の天井における定位置に固定状態に設
置されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例のように照明器具を天井における定位置に固定状態
に設置すると、設置時に白熱電球、蛍光灯等の電球を新
規に取り付け、または設置後に電球を交換し、または照
明器具を掃除し、または蛍光灯の使用本数を変更し、ま
たは照明器具全体を交換するなどの場合には、脚立等を
利用してそれらの作業を行わなければならず、手間を要
し、作業性に劣るばかりでなく、危険を伴う。
【0004】本発明は、このような従来の問題を解決す
るものであり、照明器具を天井側に上昇させた使用状態
に保持し、白熱電球、蛍光灯等の電球の新規取り付け、
電球の交換、照明器具の掃除、蛍光灯の使用本数の変
更、照明器具の全体の交換等の際に照明器具を下降させ
ることができるようにし、したがって、それらの作業を
床上等の安定した状態で、誰でも簡単に、かつ迅速に、
しかも、安全に行うことができ、また、照明器具を上昇
させる際の最終段における上昇速度を緩やかにして衝突
等による損傷を防止することができ、また、照明器具を
確実に、かつ安全に昇降させることができ、更に、電球
の新規取り付け、電球の交換、蛍光灯の使用本数の変
更、照明器具の掃除、照明器具全体の交換等の作業を簡
単に行うことができるようにした照明装置を提供するこ
とを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の技術的手段は、照明器具と、この照明器具を
吊下げる可撓性線状材と、この可撓性線状材を繰り出し
可能に巻き取る巻胴、この巻胴を上記可撓性線状材の巻
き取り方向に付勢する定荷重ね、上記巻胴に封入さ
れ、この巻胴を上記可撓性線状材の巻き取りの終端部で
回転速度低速となるように制御するダンパ流体を有
、上記可撓性線状材を上記定荷重ばねの力により巻き
取り、上記照明器具を天井側に上昇させ、かつ上記ダン
パ流体による 抵抗により最終段で緩やかに上昇させて使
用状態に保持し、上記定荷重ばねの力に抗する引張力が
加わると、上記可撓性線状材を繰り出して上記照明器具
の下降を許すように構成された巻き取り手段と、上記巻
胴と一体的に回転し得る円板、固定部に設けられた係合
用ピン、上記円板の外周部複数箇所で回動可能に支持さ
れた係合用レバー、この係合用レバーを上記係合用ピン
から離脱させる側に付勢するばねとを有し、上記可撓性
線状材の繰り出し時に上記係合用レバーを上記係合用ピ
ンに対して自由に通過させて上記照明器具の下降を許
し、上記可撓性線状材の緩やかな巻き取り時に上記係合
用レバーを上記ばねにより上記係合用ピンに対する離脱
状態に保持して上記照明器具の緩やかな上昇を許し、上
記照明器具の下降位置における上記可撓性線状材の急速
な巻き取りによる上記照明器具の急速な上昇時にその初
期上昇位置で上記係合用レバーを上記ばねの弾性に抗し
て上記係合用ピンに係合させて上記可撓性線状材の巻き
取りおよび上記照明器具の上昇を阻止し、上記照明器具
を仮停止させるための仮停止手段とを備えたものであ
る。
【0006】そして、上記巻き取り手段を天井側に設
け、または照明器具側に設けることができる。
【0007】上記ばねとして定荷重ばねを用いるのが好
ましく、また、上記巻胴はダンパ流体により回転速度を
低速に制御されるように構成するのが好ましい。
【0008】また、上記照明器具が引き下ろし用の係合
部、または紐を備えることができる。
【0009】また、上記可撓性線状材を電源コード以外
の吊下げ専用のワイヤ等の材料により形成し、照明器具
側に設け、電球の電極に電気的に接続した電源供給用の
電気接点を、照明器具の上昇時に、天井側に設け、電源
に接続される電源供給用の電気接点と電気的に接続する
ように構成することができる。そして、可撓性線状材の
端部を照明器具側、または天井側に離脱可能な係止手段
により接続し、また、照明器具側の電源供給用の電気接
点と、天井側の電源供給用の電気接点との少なくとも一
方をリング状に形成し、または照明器具側の電源供給用
の電気接点と、天井側の電源供給用の電気接点の一方を
リング状に形成し、他方を上記リングの周上複数箇所に
配置するのが好ましい。
【0010】また、上記可撓性線状材に電源コードを用
い、この電源コードの金属線が接続され、回転可能な巻
胴に設けられたスリップリングと、このスリップリング
と接触するブラシを介して照明器具と電源とを接続する
ように構成することができる。
【0011】
【作用】上記のように構成された本発明によれば、巻き
取り手段の定荷重ばね力に抗して照明器具を下方へ引張
ることより、可撓性線状材を繰り出させて天井側に上昇
させてある照明器具を下降させることができ、また、照
明器具の引張力を解放することにより、巻き取り手段に
より可撓性線状材を巻き取り、照明器具を天井側に上昇
させて使用状態に保持することができる。このように天
井側に上昇させて使用状態に保持してある照明器具を必
要に応じて下降させることができるので、白熱電球、蛍
光灯等の電球の新規取り付け、電球の交換、照明器具の
掃除、蛍光灯の使用本数の変更、照明器具全体の交換等
の作業を床上等で安定した状態で行うことができる。ま
た、巻胴を少なくとも可撓性線状材の巻き取りの終端部
で回転速度が低速に制御されるように構成することによ
り、照明器具を上昇させる際の最終段における上昇速度
を緩やかにすることができる。また、可撓性線状材を巻
胴に繰り出し可能に巻き取り、巻胴を定荷重ばねにより
可撓性線状材の巻き取り方向に付勢し、照明器具を可撓
性線状材により支持させ、定荷重ばねはその本来の機能
を発揮させることにのみ使用し、照明器具を直接的に支
持させないので、定荷重ばねの損傷等を防止することが
できる。更に、照明器具を下降させた状態で上昇しない
ように仮停止させ、作業者が照明器具を上昇しないよう
に保持する必要がなくなる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら説明する。まず、本発明の第1の実施例について
説明する。図1は本発明の第1の実施例における照明装
置を示す概略説明図、図2は同照明装置を示す底面図、
図3は同照明装置を示す中央部の断面図、図4は同照明
装置の巻き取り手段および仮停止手段を示す一部破断平
面図、図5は同照明装置を示し、照明器具を下降させて
いる途中の状態の中央部の断面図、図6は同照明装置に
用いる仮停止手段を示す側面図である。
【0013】図1ないし図6に示すように、天井パネル
1に円形の穴2が形成されている。支持フレーム3は周
壁が後述する照明器具5の反射板(笠)6の周壁に適合
し得るように下端開放側から上端部に至るに従い、次第
に径が縮小するように形成され、更に上方に短く垂直に
突出されて上面が水平に形成され、下端外周に鍔状部4
が形成されている。この支持フレーム3はその上面側か
ら天井パネル1の穴2に挿入され、鍔状部4が天井パネ
ル1の下面における穴2の外周縁部に係合され、ねじ等
の取付け手段により固定されている。
【0014】照明器具5はその一例として、白熱電球が
用いられる。反射板6が支持フレーム3に挿入された状
態で下端外周の鍔状部7が支持フレーム3の鍔状部4の
下面に係合され、互いの水平な上面板間に電源供給用の
電気接点を設けるためのスペースが形成されるようにな
っている。反射板6の上面板の上には絶縁基板8が固定
されている。反射板6の上面板の中央部には穴9が形成
され、穴9内で絶縁基板8の下面に位置してソケット1
0が取り付けられ、ソケット10に白熱電球11の口金
が螺合されるようになっている。絶縁基板8の上面には
浅い凹部12が形成され、凹部12内には一対の導電板
13、14が互いに離隔されて電気的絶縁状態で取り付
けられ、絶縁基板8の上面と導電板13、14の上面が
同一平面となるように設定されている。
【0015】絶縁基板8および導電板13に連通状態で
小径穴が形成され、絶縁基板8および導電板14に連通
状態で小径穴が形成されている。各小径穴に白熱電球1
1の電極に電気的に接続された導通部材15と16が挿
通され、導通部材15と16の突出部にかしめ加工が施
されて導電板13と14に係止され、導通部材15と1
6が導電板13と14にそれぞれ電気的に接続されてい
る。絶縁基板8と導電板13、14の上面には絶縁リン
グ17、18が同心円状に固定され、絶縁リング17、
18の上面に形成されたリング状の溝19、20にはリ
ング状の電源供給用の電気接点21、22が取り付けら
れている。電気接点21から突出された導通部23が導
電板13に形成された小径穴に挿通され、突出端部にか
しめ加工が施されて絶縁基板8に形成された凹部内に納
められ、かしめ加工部が導電板13に係止されてこの導
電板13と電気的に接続されている。同様に、電気接点
22から突出された導通部24が導電板14に形成され
た小径穴に挿通され、突出端部にかしめ加工が施されて
絶縁基板8に形成された凹部内に納められ、かしめ加工
部が導電板14に係止されてこの導電板14と電気的に
接続されている。
【0016】したがって、一対の電気接点21、22の
うち、一方の電気接点21は導電板13、導通部材15
を介して白熱電球11の一方の電極に電気的に接続さ
れ、他方の電気接点22は導電板14、導通部材16を
介して白熱電球11の他方の電極に電気的に接続されて
いる。照明器具5の上面中央部には係止フレーム25が
固定されている。係止フレーム25の上面の中心部から
一側面の中心部に至り、連通する溝26が形成され、一
側面の中心部には溝26の幅より大きい直径の穴26a
が形成されて溝26と連通されている。反射板6の開放
側には引き下ろし用の係合部27が複数箇所に形成され
ている。
【0017】支持フレーム3の上面板の下面には絶縁リ
ング17、18の周上一箇所に対応してそれぞれ絶縁板
28、29が固定され、支持フレーム3の上面板の上面
には絶縁板28、29に対応して絶縁板30、31が固
定されている。絶縁板28、29の下面に形成された凹
部32、33に電源供給用の電気接点34、35が取り
付けられている。絶縁板30、31上には導電板36、
37が取り付けられている。電気接点34から突出され
た導通部38が絶縁板28、支持フレーム3の上面板、
絶縁板30および導電板36に連通状態で形成された小
径穴に挿通され、その突出部にかしめ加工が施されて導
電板36に係止され、電気接点34が導電板36に電気
的に接続されている。電気接点35から突出された導通
部39が絶縁板29、支持フレーム3の上面板、絶縁板
31および導電板37に連通状態で形成された小径穴に
挿通され、その突出部にかしめ加工が施されて導電板3
7に係止され、電気接点35が導電板37に電気的に接
続されている。各導電板36、37には電源コード4
0、41の各一端が接続され、電源コード40、41は
天井の裏側等で配線され、その他端は室内の壁面等に取
り付けられたスイッチを介して電源に接続されている。
【0018】そして、照明器具5が支持フレーム3の内
側に納められ、反射板6の鍔状部7が支持フレーム3の
鍔状部4に係合された状態で、照明器具5側の一対の電
気接点21、22が支持フレーム3側の一対の電気接点
34、35に接触され、したがって、白熱電球11の電
極がスイッチを介して電源に電気的に接続される。この
とき、上記のように照明器具5側の一対の電気接点2
1、22がリング状に形成されているので、照明器具5
が垂直軸の回りで回動して支持フレーム3内に納められ
ても、支持フレーム3側の一対の電気接点34、35に
確実に接触する。なお、支持フレーム3側の一対の電気
接点34、35側をリング状に形成してもよく、照明器
具5側の一対の電気接点21、22と支持フレーム3側
の一対の電気接点34、35は少なくとも一方をリング
状に形成するのが好ましい。また、一方の電気接点2
1、22、若しくは34、35の一方をリング状に形成
し、他方の電気接点34、35、若しくは21、22を
上記リングの周上複数箇所に配置することにより、両者
を更に一層確実に接触させることができる。
【0019】照明器具5を吊下げる可撓性線状材とし
て、本実施例においては、ワイヤ42が用いられ、ワイ
ヤ42の一端に球状部43が形成されている。ワイヤ4
2の端部と球状部43が係止フレーム25の溝26と穴
26aから係止フレーム25の内方に挿入され、係止フ
レーム25の中心部において球状部43が係止フレーム
25の上面板の内面に係止されている。したがって、照
明器具5はワイヤ42により吊下げられる。これとは逆
に、係止フレーム25の上面板の内面がワイヤ42の球
状部43から離隔され、ワイヤ42の端部と球状部43
が係止フレーム25の溝26と穴26aから離脱される
ようになっている。
【0020】支持フレーム3上にはカバー44が取り付
けられている。カバー44の内側には巻胴45が支持さ
れている。すなわち、カバー44に支持軸46が取り付
けられ、支持軸46上に胴47が回転可能に支持されて
いる。胴47の内周と支持軸46の外周との間にはダン
パグリース48が封入されている。上記のように照明器
具5の係止フレーム25に係止され、支持フレーム3の
上面板の孔49に挿通されたワイヤ42が胴47の一側
に繰り出し可能に巻き取られている。支持軸46と平行
な支持軸50がカバー44に取り付けられ、支持軸50
上に胴47の他側部と対応して胴51が回転可能に支持
されている。胴47の他側部には定荷重ばね52の一端
が連結され、定荷重ばね52の他端が胴51に連結さ
れ、定荷重ばね52はあらかじめ胴51側に巻き取られ
ている。これに伴い、ワイヤ42が胴47に巻き取ら
れ、照明器具5が上昇されて支持フレーム3内、すなわ
ち、天井パネル1内に格納され、上記のように照明器具
5側の一対の電気接点21、22が支持フレーム3側の
一対の電気接点34、35と接触状態に保持され、白熱
電球11の電極に対する電源供給可能状態になる。
【0021】そして、照明器具5が強制的に下方へ引張
られることにより、定荷重ばね52がその弾性に抗して
胴51から繰り出され、胴47が図3、図5において、
反時計方向に回転されながらその巻き取り部からワイヤ
42が繰り出されて照明器具5が下降し、照明器具5側
の一対の電気接点21、22が支持フレーム3側の一対
の電気接点34、35から離隔し、白熱電球11の電極
が電源と遮断される。また、下降されている照明器具5
が解放されることにより、定荷重ばね52がその復元弾
性により胴51に巻き取られるのに伴い、胴47が図
3、図5において、時計方向に回転されてワイヤ42が
胴47に巻き取られ、上記のように照明器具5が上昇さ
れて支持フレーム3内に格納された使用状態に保持さ
れ、電源供給可能状態となる。このとき、上記のように
胴47の内周と支持軸46の外周との間にダンパグリー
ス48が封入されているので、ダンパグリース48によ
る抵抗により胴47が緩やかに回転する。これに伴い、
ワイヤ42が緩やかに巻き取られ、照明器具5が緩やか
に上昇され、照明器具5の反射板6が支持フレーム3に
衝突して損傷するのを防止することができるようになっ
ている。
【0022】図4、図6に示すように、照明器具5を下
降させた際、上昇しないように仮停止させる仮停止手段
62が備えられている。仮停止手段62の一例について
説明すると、カバー44の外側面において巻胴45の支
持軸46上に円板63が取り付けられ、円板63の外周
部の複数箇所に均等割り位置で支持ピン64が突設され
ている。各支持ピン64に係合用レバー65の基部が回
動可能に支持されている。各係合用レバー65の先端の
係合爪はフック状に形成され、係合爪が基部に対し、ワ
イヤ42の繰り出し時の円板63の回転方向(図6にお
ける反時計方向)の下流側に配置されている。各支持ピ
ン64には巻ばね66が支持され、巻ばね66の一端が
円板63に係合され、巻ばね66の他端が係合用レバー
65に係合され、巻ばね66の弾性により係合用レバー
65の先端の係合部側が円板63の中心側に回動するよ
うに付勢されている。この巻ばね66は円板63等が緩
やかに回転している間では係合用レバー65を図6に実
線で示すように収納側に付勢し、円板63等を急速に回
転させると、遠心力により係合用レバー65が図6に鎖
線で示すように円板63の外方へ突出し得るような強さ
に設定されている。カバー44の外側面には円板63に
隣接して係合用ピン67が突設されている。そして、係
合用レバー65が上記のように実線で示す収納状態で円
板63等と緩やかに回転する際には係合用ピン67を通
過し、円板63等の急速回転時に係合用レバー65の係
合爪側が鎖線で示すように突出すると、係合用ピン67
と係合し得るように設定されている。
【0023】以上の構成において、以下、その動作につ
いて説明する。図1、図3に示すように、支持フレーム
3、すなわち、天井パネル1内に格納されて使用状態に
保持されている照明器具5の係合部27に係合具(図示
省略)を係合して照明器具5を定荷重ばね52の弾性に
抗して強制的に下方へ引張る。これに伴い、上記のよう
に定荷重ばね52を胴51から繰り出させ、支持軸4
6、胴47を反時計方向に回転させながら図1、図5に
示すように、ワイヤ42を繰り出させて照明器具5を下
降させ、照明器具5側の一対の電気接点21、22を支
持フレーム3側の一対の電気接点34、35から離隔
し、白熱電球11の電極を電源から遮断する。このと
き、上記のように支持軸46と共に円板63等が図6の
反時計方向に回転するが、この間、係合用レバー65が
巻ばね66により実線で示す収納状態に保たれているの
で、係合用レバー65は係合用ピン67を通過する。照
明器具5を所望の高さに下降させて照明器具5を少し急
速に上昇させると、その上昇分だけワイヤ42が定荷重
ばね52の反撥弾性により急速に巻胴45に巻き取られ
る。これに伴い、円板63等が急速に時計方向に回転
し、遠心力により係合用レバー65が巻ばね66の弾性
に抗して鎖線で示すように突出し、係合用ピン67に最
も近い係合用レバー65のみが係合用ピン67に係合
し、定荷重ばね52の反撥弾性により係合状態に保持さ
れる。その他の係合用レバー65は巻ばね66の弾性に
より収納状態に復帰する。したがって、照明器具5を下
降した仮停止状態に保持することができる。
【0024】このようにして照明器具5を下降させるこ
とにより、床上で新規に白熱電球11の口金をソケット
10に螺合し、または使用済みの白熱電球11の口金を
ソケット10から外し、新しい白熱電球11の口金をソ
ケット10に螺合して交換し、または照明器具5を掃除
することができる。または上記のように照明器具5の係
止フレーム25をワイヤ42から離脱させることによ
り、照明器具5の全体を交換することができる。
【0025】作業完了後、照明器具5を少し下方へ引張
り、円板63等を反時計方向へ少し回転させると、係合
用ピン67に係合している係合用レバー65が係合用ピ
ン67から離隔し、これによりその係合用レバー65が
巻ばね66の反撥弾性により実線で示す収納位置に回動
する。そして、照明器具5の引張力を静かに解放するこ
とにより、上記のように定荷重ばね52がその復元弾性
により胴51に緩やかに巻き取られる。これに伴い、支
持軸46、胴47、円板63等が時計方向に回転されて
ワイヤ42が胴47の巻き取り部に緩やかに巻き取ら
れ、図1、図3に示すように、照明器具5が上昇する。
このとき、各係合用レバー65は巻ばね66により収納
状態に付勢されているので、係合用ピン67を通過し、
照明器具5の上昇を阻止しない。照明器具5が上昇して
支持フレーム3、すなわち、天井パネル1内に格納され
た使用状態に保持され、照明器具5側の一対の電気接点
21、22が支持フレーム3側の一対の電気接点34、
35に接触され、白熱電球11の電極に対する電源供給
可能状態となる。このとき、定荷重ばね52による巻き
取り力により両電気接点21、22と34、35を確実
に加圧接触させることができる。また、上記のように胴
47と支持軸46との間に介在されたダンパグリース4
8による抵抗により胴47を緩やかに回転させ、ワイヤ
42を緩やかに巻き取り、照明器具5を緩やかに上昇さ
せることができるので、その損傷を防止することができ
る。また、仮に定荷重ばね52の損傷等により照明器具
5が自重により下降しても上記ダンパグリース48によ
る抵抗によりその下降速度は緩やかであるので、事故等
の発生を防止することができる。そして、スイッチの操
作により白熱電球11の電極に対して電源を供給し、白
熱電球11を点灯することができる。
【0026】上記のように本実施例によれば、照明器具
5を天井パネル1側に上昇させた使用状態に保持し、白
熱電球11の新規取り付け、交換、照明器具5の掃除、
照明器具5の全体の交換等の際に照明器具5を下方へ引
張ることにより、ワイヤ42を巻胴47から繰り出して
下降させることができる。したがって、それらの作業を
床上等の安定した状態で、誰でも簡単に、かつ迅速に、
しかも、安全に行うことができる。また、上記のように
胴47の内周と支持軸46の外周との間に封入したダン
パグリース48の抵抗により胴47を緩やかに回転さ
せ、ワイヤ42を緩やかに巻き取り、若しくは繰り出す
ことができるので、照明器具5の損傷、事故等の発生を
防止することができる。また、ワイヤ42を胴47に繰
り出し可能に巻き取り、胴47を定荷重ばね52により
ワイヤ42の巻き取り方向に付勢し、照明器具5をワイ
ヤ42により支持させ、定荷重ばね52はその本来の機
能を発揮させることにのみ使用し、照明器具5を直接的
に支持させないので、定荷重ばね52の損傷等を防止
し、照明器具5を確実に、かつ安全に昇降させることが
できる。更に、仮停止手段62を備えているので、照明
器具5を下降させた状態で作業者が保持しておく必要が
なく、白熱電球11、蛍光灯61の新規取り付け、交
換、蛍光灯61の使用本数の変更、照明器具5の掃除、
照明器具5の全体の交換等の作業を更に一層簡単に、か
つ迅速に行うことができる。
【0027】 また、巻胴45、定荷重ばね52、ダンパ
グリース48等からなる巻き取り手段を天井側に設けて
いるので、構成の簡素化を図ることができる。 また、上
記可撓性線状材を電源コード以外の吊下げ専用のワイヤ
42等の材料により形成し、照明器具側に設けられ、
電球11の電極に電気的に接続された電源供給用の電気
接点21、22を照明器具の上昇時に、天井側に設け
られ、電源に接続される電源供給用の電気接点34、3
と電気的に接続するように構成することにより、照明
器具5の重量が大きくても確実に昇降させることができ
る。また、上記照明器具側の電源供給用の電気接点
1、22と天井側の電源供給用の電気接点34、35
少なくとも一方をリング状に形成することにより、照明
器具が上昇時に垂直軸の回りで回動しても確実に電気
的に接続することができる。
【0028】 次に、本発明の第2の実施例について説明
する。図7は本発明の第2の実施例における照明装置を
示し、図5と同様の断面図、図8は同照明装置の巻き取
り手段を示し、仮停止手段を省略した一部破断平面図で
ある。
【0029】 本実施例の特徴とするところは、図7、図
8に示すように、照明器具5を吊下げる可撓性線状材と
して、上記第1の実施例におけるワイヤ42に代えて電
源コード53を用いた点にある。
【0030】 照明器具5のソケット10に一端が接続さ
れた電源コード53は、支持フレーム3の上面板に形成
された孔49に挿通されてカバー44に支持された胴4
7の中央部に繰り出し可能に巻き取られ、電源コード5
3の端部に露出された金属線54が胴47に形成された
穴に埋め込まれている。胴47の一側部の外周にはスリ
ップリング55が取り付けられ、スリップリング55に
金属線54が接続されている(接続部については図示省
略)。支持フレーム3の上面には支持台56が取り付け
られ、支持台56上にはブラシ57の基部が取り付けら
れ、ブラシ57の先端部がスリップリング55に接触さ
れている。ブラシ57の基端部には電源コード58の一
端が接続され、電源コード58はその他端が室内の壁面
等に取り付けられたスイッチを介して電源に接続される
ように天井の裏側等で配線されている。したがって、胴
47が回転してもブラシ57とスリップリング55を介
して電源コード58と53は常に電気的に接続されてい
る。
【0031】 本実施例においては、上記のように照明器
具5に接続された電源コード53を胴47に繰り出し可
能に巻き取り、スリップリング55、ブラシ57等を介
して電源に接続するようにしているので、上記第1の実
施例のように照明器具5側の電源供給用の電気接点2
1、22、支持フレーム3側の電源供給用の電気接点3
4、35等については不要となる。その他の構成につい
ては上記第1の実施例と同様であるので、同一部分には
同一符号を付してその説明を省略する。
【0032】 本実施例においても、照明器具5を天井パ
ネル1側に上昇させた使用状態に保持し、白熱電球11
の新規取り付け、交換、照明器具5の掃除、照明器具5
の全体の交換等の際に照明器具5を下方へ引張ることに
より、電源コード53を胴47から繰り出して下降させ
ることができる。したがって、それらの作業を床上等の
安定した状態で、誰でも簡単に、かつ迅速に、しかも、
安全に行うことができる。また、胴47の内周と支持軸
46の外周との間に封入したダンパグリース48の抵抗
により胴47を緩やかに回転させ、電源コード53を緩
やかに巻き取り、若しくは繰り出すことができるので、
照明器具5の損傷、事故等の発生を防止することができ
る。また、電源コード53により照明器具5を昇降可能
に支持し、定荷重ばね52はその本来の機能のみを発揮
させるようにしているので、照明器具5を確実に、かつ
安全に昇降させることができ、更に、仮停止手段62を
備えているので、照明器具5の交換等を更に一層簡単
に、かつ迅速に行うことができる。
【0033】 のように可撓性線状材に電源コード
を用い、この電源コード53の金属線が接続され、回
転可能な巻胴45に設けられたスリップリング55と、
このスリップリング55に接触するブラシ57を介して
照明器具と電源とを接続するように構成することによ
り、照明器具側と天井側に互いに電気的に接続する電
源供給用の電気接点等を設ける必要がなく、照明器具
を天井側に上昇させて使用状態に保持するための構成が
簡単になる。
【0034】 なお、可撓性線状材として電源コード53
を用いた場合において、スリップリング、ブラシを用い
ることなく、電源にスイッチを介して直接接続すること
もできる。また、電源コード53はナイロン等の強度に
優れた材料で補強するのが好ましい。
【0035】 次に、本発明の第3の実施例について説明
する。図9は本発明の第3の実施例における照明装置を
示す概略説明図、図10は同照明装置を示す底面図、図
11は同照明装置を示す中央部の断面図、図12は同照
明装置の巻き取り手段を示し、仮停止手段を省略した一
部破断平面図、図13は同照明装置を示し、照明器具を
下降させた状態の中央部の断面図である。
【0036】 本実施例の特徴とするところは、図9ない
し図13に示すように、照明器具5として、上記第1の
実施例における白熱電球に替えて蛍光灯が用いられた点
にある。
【0037】 照明器具5は反射板(笠)6が長方形状に
形成され、長辺側の側壁が下端開放側から上端に至るに
従い、次第に間隔を縮小するように形成され、ソケット
60に蛍光灯61の口金が支持されている。支持フレー
ム3も反射板6に対応する形状に形成されている。照明
器具6の上面には短辺側の両側部において係止フレーム
25が固定され、各係止フレーム25に可撓性線状材で
あるワイヤ42の先端側の二股状分岐部の先端に形成さ
れた球状部43が離脱可能に係止されている。支持フレ
ーム3の上面中央部には巻胴45、胴51、定荷重ばね
52等から成る巻き取り手段が設けられ、巻き取り手段
の巻胴45にワイヤ42が繰り出し可能に巻き取られて
いる。蛍光灯61を用いた照明器具5が長いので、2箇
所で安定状態に吊下げるように構成されている。その他
の構成については上記第1の実施例と同様であるので、
同一部分には同一符号を付してその説明を省略する。
【0038】 本実施例においても、照明器具5を天井パ
ネル1側に上昇させた使用状態に保持し、蛍光灯61の
新規取り付け、交換、蛍光灯61の使用本数の変更、照
明器具5の掃除、照明器具5の全体の交換等の際に照明
器具5を下方へ引張ることにより、ワイヤ42を胴47
から繰り出して下降させることができる。したがって、
それらの作業を床上等の安定した状態で、誰でも簡単
に、かつ迅速に、しかも、安全に行うことができる。ま
た、胴47の内周と支持軸46の外周との間に封入した
ダンパグリース48の抵抗により胴47を緩やかに回転
させ、ワイヤ42を緩やかに巻き取り、若しくは繰り出
すことができるので、照明器具5の損傷、事故等の発生
を防止することができる。また、ワイヤ42により照明
器具5を昇降可能に支持し、定荷重ばね52はその本来
の機能のみを発揮させるようにしているので、照明器具
5を確実に、かつ安全に昇降させることができ、更に、
仮停止手段62を備えているので、照明器具5の交換等
を更に一層簡単に、かつ迅速に行うことができる。
【0039】 なお、ワイヤ42を二本用い、ワイヤ42
の巻き取り手段を二箇所に設置してもよい。また、本実
施例においても、照明器具5の重量に耐えることができ
れば、上記第2の実施例と同様に電源コード53により
照明器具5を吊下げることができ、照明器具5側の電源
供給用の電気接点21、22、支持フレーム3側の電源
供給用の電気接点34、35等を不要とすることができ
る。
【0040】 次に本発明の第4の実施例について説明す
る。図14は本発明の第4の実施例における照明装置を
示す概略説明図である。
【0041】 本実施例の特徴とするところは、図14に
示すように、照明器具5の反射板6等にあらかじめ引き
下ろし用の紐68が備えられた点にあり、その他の構成
については上記第1の実施例等と同様である。
【0042】 本実施例によれば、紐68を下方へ引張る
ことにより照明器具5を引き下ろすことができるので、
照明器具5を引き下ろすための器具を別に必要としな
い。
【0043】 図示例では、白熱電球11を用いている
が、蛍光灯61を用いた場合にも実施することができ
る。
【0044】 次に、本発明の第5の実施例について説明
する。図15は本発明の第5の実施例における照明装置
を示す中央部の断面図、図16は同照明装置に用いる巻
き取り手段を示し、仮停止手段を省略した一部破断平面
図である。
【0045】 本実施例の特徴とすることろは、図15、
図16に示すように、巻き取り手段が照明器具5側に設
けられた点にある。
【0046】 その詳細について説明すると、照明器具5
の反射板6の上面外周部にカバー69が取り付けられ、
このカバー69の内側に巻胴45、胴51、定荷重ばね
52等から成る巻き取り手段が支持されている。支持フ
レーム3は照明器具5の反射板6およびカバー69を収
納し得る形状に形成されている。定荷重ばね52の弾性
により巻胴45に巻き取られた可撓性線状材であるワイ
ヤ42がカバー69の上面中央部に形成された穴70に
挿通され、端部の球状部43が支持フレーム3の上面に
取り付けられ、溝26と穴26aを有する係止フレーム
25に離脱可能に係止されている。カバー69の上面に
電源供給用の電気接点21、22等が設けられ、支持フ
レーム3の上面に電源供給用の電気接点34、35等が
設けられ、白熱電球11の電極が電源コード71、7
2、導通部23、24を介して電気接点21、22に電
気的に接続されている。その他の構成については上記第
1の実施例等と同様である。
【0047】 以上の構成において、以下、その動作につ
いて説明する。今、図15に示すように、照明器具5等
が支持フレーム3、、すなわち、天井パネル1内に格納
されて使用状態に保持されているものとする。この状態
で照明器具5の係合部27(図3等参照)に係合具(図
示省略)を係合して照明器具5を定荷重ばね52の弾性
に抗して強制的に下方へ引張る。これに伴い、上記のよ
うに定荷重ばね52が胴51から繰り出し、胴47が反
時計方向に回転し、ワイヤ42を繰り出しながら照明器
具5が下降し、照明器具5側の一対の電気接点21、2
2が支持フレーム3側の一対の電気接点34、35から
離隔し、白熱電球11の電極を電源から遮断する。この
ようにして照明器具5を下降させることにより、床上で
新規に白熱電球11の口金をソケット10に螺合し、ま
たは使用済みの白熱電球11の口金をソケット10から
外し、新しい白熱電球11の口金をソケット10に螺合
して交換し、または照明器具5を掃除することができ
る。またはワイヤ42から胴47等を離脱させることに
より、照明器具5側の全体を外して交換することができ
る。
【0048】 その後、照明器具5を解放することによ
り、上記のように定荷重ばね52がその復元弾性により
胴51に巻き取られる。これに伴い、胴47が時計方向
に回転されてワイヤ42を胴47に巻き取りながら図1
5に示すように、照明器具5が上昇して天井パネル1内
に格納された使用状態に保持され、照明器具5側の一対
の電気接点21、22が支持フレーム3側の一対の電気
接点34、35に接触され、白熱電球11の電極に対す
る電源供給可能状態となる。このとき、定荷重ばね52
による巻き取り力により両電気接点21、22と34、
35を確実に加圧接触させることができる。また、上記
のように胴47と支持軸46との間に介在されたダンパ
グリース48による抵抗により胴47を緩やかに回転さ
せ、ワイヤ42を緩やかに巻き取り、照明器具5を緩や
かに上昇させることができるので、その損傷を防止する
ことができる。また、仮に定荷重ばね52の損傷等によ
り照明器具5が自重により下降しても上記ダンパグリー
ス48による抵抗によりその下降速度は緩やかであるの
で、事故等の発生を防止することができる。そして、ス
イッチの操作により白熱電球11の電極に対して電源を
供給し、白熱電球11を点灯することができる。
【0049】 本実施例においても、照明器具5を天井パ
ネル1側に上昇させた使用状態に保持し、白熱電球11
の新規取り付け、交換、照明器具5の掃除、照明器具5
の全体の交換等の際に照明器具5を下方へ引張ることに
より、ワイヤ42を胴47から繰り出しながら下降させ
ることができる。したがって、それらの作業を床上等の
安定した状態で、誰でも簡単に、かつ迅速に、しかも、
安全に行うことができる。また、胴47の内周と支持軸
46の外周との間に封入したダンパグリース48の抵抗
により胴47を緩やかに回転させ、ワイヤ42を緩やか
に巻き取り、若しくは繰り出すことができるので、照明
器具5の損傷、事故等の発生を防止することができる。
また、ワイヤ42により照明器具5を昇降可能に支持
し、定荷重ばね52はその本来の機能のみを発揮させる
ようにしているので、照明器具5を確実に、かつ安全に
昇降させることができ、更に、仮停止手段62を備えて
いるので、照明器具5の交換等を更に一層簡単に、かつ
迅速に行うことができる。
【0050】 なお、上記各実施例のように定荷重ばね5
2を用いればコンパクトにまとめることができるが、必
ずしも定荷重ばね52に限定されるものではなく、例え
ば、うず巻きばねを用いることもできる。また、定荷重
ばね52を用いた場合、胴47側が細くなるように形成
し、定荷重ばね52の復元弾性により可撓性線状材であ
るワイヤ42、若しくは電源コード53、70を胴47
に巻き取る際、例えば、照明器具5の上昇の最終段
なわち、ワイヤ42、若しくは電源コード53、70を
胴47に巻き取る終端部で定荷重ばね52による復元弾
性(張力)を弱め、照明器具5の上昇速度を緩やかにす
ることにより、ダンパグリース48等のダンパ流体を用
いなくてもよい。また、ダンパグリース48等のダンパ
流体は上記実施例以外の場所、例えば、胴47とフレー
ム44、69の間に封入することもできる。
【0051】 また、照明器具5を下降させた際に下降状
態に仮停止する手段は上記第4の実施例の構成に限定さ
れるものではない。また、可撓性線状材として電源コー
ド53を用いた場合においても、スリップリング、ブラ
シを用いることなく、電源にスイッチを介して直接接続
することもできる。更に、照明器具5側と天井1側の電
源供給用の電気接点は上記実施例のように各一対設ける
ことに限定されるものではない。また、電気接点21、
22と34、35は板ばね材により形成し、互いに弾性
的に接触させるようにすれば、確実に接触させることが
できる。また、装置全体の重量が大きい場合には、天井
のスラグから支持するようにすればよい。更に、上記各
実施例の構成要素を適宜組み合わせて使用することがで
きる。このほか、本発明は、その基本的技術思想を逸脱
しない範囲で種々設計変更することができる。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、巻
き取り手段の定荷重ばね力に抗して照明器具を下方へ引
張ることにより、可撓性線状材を繰り出させて天井側に
上昇させてある照明器具を下降させることができ、ま
た、照明器具の引張力を解放することにより、巻き取り
手段により可撓性線状材を巻き取り、照明器具を天井側
に上昇させて使用状態に保持することができる。このよ
うに天井側に上昇させて使用状態に保持してある照明器
具を必要に応じて下降させることができるので、電球の
新規取り付け、電球の交換、照明器具の掃除、蛍光灯の
本数の変更、照明器具全体の交換等の作業を床上等で安
定した状態で行うことができる。したがって、それらの
作業を誰でも簡単に、かつ迅速に、しかも、安全に行う
ことができる。また、巻胴を少なくとも可撓性線状材の
巻き取りの終端部で回転速度が低速に制御されるように
構成することにより、照明器具を上昇させる際の最終段
における上昇速度を緩やかにすることができ、したがっ
て、照明器具の衝突による損傷を防止することができ
る。また、可撓性線状材を巻胴に繰り出し可能に巻き取
り、巻胴を定荷重ばねにより可撓性線状材の巻き取り方
向に付勢し、照明器具を可撓性線状材により支持させ、
定荷重ばねはその本来の機能を発揮させることにのみ使
用し、照明器具を直接的に支持させないので、定荷重
ねの損傷等を防止することができ、したがって、照明器
具を確実に、かつ安全に昇降させることができる。更
に、上記照明器具が、下降位置で上昇しないように仮停
止するための仮停止手段を備えることにより、電球の新
規取り付け、電球の交換、蛍光灯の使用本数の変更、照
明器具の掃除、照明器具全体の交換等の作業を更に一層
簡単に行うことができる。また、定荷重ばねは可撓性線
状材の繰り出し長さとほぼ等しい長さで巻き取っておけ
ばよいので、コンパクトにまとめることができる。ま
た、上記巻胴はダンパ流体により回転速度を低速に制御
されるように構成することにより、上記のように照明器
具を上昇させる際の速度を緩やかにして衝突等による損
傷を防止することができることは勿論のこと、万一、巻
き取り手段の故障等により照明器具が自重により下降す
る際、その速度を緩やかにして事故の発生等を防止する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における照明装置を示す
概略説明図
【図2】同照明装置を示す底面図
【図3】同照明装置を示す中央部の断面図
【図4】同照明装置の巻き取り手段および仮停止手段を
示す一部破断平面図
【図5】同照明装置を示し、照明器具を下降させている
途中の状態の中央部の断面図
【図6】同照明装置に用いる仮停止手段を示す側面図
【図7】本発明の第2の実施例における照明装置を示
し、図5と同様の断面図
【図8】同照明装置の巻き取り手段を示し、仮停止手段
を省略した一部破断平面図
【図9】本発明の第3の実施例における照明装置を示す
概略説明図
【図10】同照明装置を示す底面図
【図11】同照明装置を示す中央部の断面図
【図12】同照明装置の巻き取り手段を示し、仮停止手
段を省略した一部破断平面図
【図13】同照明装置を示し、照明器具を下降させた状
態の中央部の断面図
【図14】本発明の第4の実施例における照明装置を示
す概略説明図
【図15】本発明の第5の実施例における照明装置を示
す中央部の断面図
【図16】同照明装置の巻き取り手段を示し、仮停止手
段を省略した一部破断平面図
【符号の説明】
1 天井パネル 3 支持フレーム 5 照明器具 6 反射板(笠) 10 ソケット 11 白熱電球 21 電源供給用の電気接点 22 電源供給用の電気接点 27 係止部 34 電源供給用の電気接点 35 電源供給用の電気接点 42 ワイヤ(可撓性線状材) 45 巻胴 46 支持軸 47 胴 48 ダンパグリース 51 胴 52 定荷重ばね 53 電源コード(可撓性線状材) 55 スリップリング 57 ブラシ 60 ソケット 61 蛍光灯 62 仮停止手段 68 引き下ろし用の紐
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭55−155401(JP,A) 特開 昭62−93532(JP,A) 特開 昭61−111647(JP,A) 実開 昭50−56476(JP,U) 実開 昭58−95508(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F21V 21/16 F21V 21/36

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 照明器具と、この照明器具を吊下げる可
    撓性線状材と、この可撓性線状材を繰り出し可能に巻き
    取る巻胴、この巻胴を上記可撓性線状材の巻き取り方向
    に付勢する定荷重ね、上記巻胴に封入され、この巻胴
    上記可撓性線状材の巻き取りの終端部で回転速度
    となるように制御するダンパ流体を有し、上記可撓性
    線状材を上記定荷重ばねの力により巻き取り、上記照明
    器具を天井側に上昇させ、かつ上記ダンパ流体による抵
    抗により最終段で緩やかに上昇させて使用状態に保持
    し、上記定荷重ばねの力に抗する引張力が加わると、上
    記可撓性線状材を繰り出して上記照明器具の下降を許す
    ように構成された巻き取り手段と、上記巻胴と一体的に
    回転し得る円板、固定部に設けられた係合用ピン、上記
    円板の外周部複数箇所で回動可能に支持された係合用レ
    バー、この係合用レバーを上記係合用ピンから離脱させ
    る側に付勢するばねとを有し、上記可撓性線状材の繰り
    出し時に上記係合用レバーを上記係合用ピンに対して自
    由に通過させて上記照明器具の下降を許し、上記可撓性
    線状材の緩やかな巻き取り時に上記係合用レバーを上記
    ばねにより上記係合用ピンに対する離脱状態に保持して
    上記照明器具の緩やかな上昇を許し、上記照明器具の下
    降位置における上記可撓性線状材の急速な巻き取りによ
    る上記照明器具の急速な上昇時にその初期上昇位置で上
    記係合用レバーを上記ばねの弾性に抗して上記係合用ピ
    ンに係合させて上記可撓性線状材の巻き取りおよび上記
    照明器具の上昇を阻止し、上記照明器具を仮停止させる
    ための仮停止手段とを備えた照明装置。
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