JPH04273269A - 電子写真記録装置 - Google Patents

電子写真記録装置

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Publication number
JPH04273269A
JPH04273269A JP3034814A JP3481491A JPH04273269A JP H04273269 A JPH04273269 A JP H04273269A JP 3034814 A JP3034814 A JP 3034814A JP 3481491 A JP3481491 A JP 3481491A JP H04273269 A JPH04273269 A JP H04273269A
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JP
Japan
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carriage
photoreceptor
moving
counter
driving means
Prior art date
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Pending
Application number
JP3034814A
Other languages
English (en)
Inventor
Minoru Isobe
稔 磯部
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Priority to US07/836,826 priority patent/US5291248A/en
Priority to DE69203905T priority patent/DE69203905T2/de
Priority to EP92102858A priority patent/EP0505730B1/en
Publication of JPH04273269A publication Critical patent/JPH04273269A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はLEDなどの発光素子
を複数ドットおきに配列し、これらの発光素子をその配
列方向へ往復運動させる方式の電子写真記録装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】この種の電子写真記録装置は発光素子及
びその駆動回路を少なくすることができるという利点が
あるが、従来技術の多くは感光体をステップ的に駆動し
、感光体を停止した状態で発光素子を振動しながら発光
させるものであった。ところが感光体は通常極めて質量
の大きいものであるのでこれをステップ的に回転するこ
とは困難であり、高速化する場合にも障害となっていた
。またこのように感光体を回転したり停止したりすると
、トナーの層の厚さが不均一となり印字濃度にむらがで
るという問題がある。
【0003】これに対して実開昭58−58553号公
報では感光体を定速回転させているが、この公知技術で
は感光体の移動につれて潜像点が下がるため、右下がり
(または左下がり)のラインを形成する欠点があった。 この欠点は1ドットおきにLEDを設けるようなもので
は余り目立たないが、発光素子の間隔を大きくしたとき
や、感光体の速度を早くしたときには本来直線的に形成
される潜像点が斜線となりフォントや図形を形成する場
合には実用にならなくなるものであった。
【0004】またこのような問題点を解決するものとし
ては、特開昭62−140859号公報があり、この従
来技術では感光体ドラムが定速回転する場合にLEDア
レイモジュールを軸方向にわずかに傾斜させて振動し、
感光体ドラムの回転速度とLEDアレイモジュールの移
送速度の感光体ドラム回転方向成分とを一致させること
が述べられている。このようにすれば発光素子を1回振
動しながら発光させたときに、定速回転する感光体ドラ
ムには正しく横1列のドットを書き込むことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら特開昭6
2−140859号公報に開示されているようにLED
アレイモジュール全体を斜めに振動する方式では、感光
体の移動方向の速度と、これに垂直方向な方向の速度と
の比率がガイドの傾斜角により一義的に決定されてしま
うので、例えば発光素子が一方向へ移動するときは横方
向へラインを形成できるが、逆方向へ移動するときはラ
インが斜めに形成されてしまい、結局片方向しか印字で
きなかった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、感光体表面が
前方向へ連続移動する感光体と、該感光体の感光面に光
を照射する発光素子と、複数の発光素子を前記感光体表
面の移動方向に対し直角方向に、かつ等間隔に配列する
キャリッジと、前記キャリッジを前記発光素子の配列方
向に沿った左右方向と前記感光体表面の移動方向に沿っ
た前後方向とに往復移動させる駆動手段とを備えた電子
写真印刷装置において、前記駆動手段は、キャリッジを
前記左右方向へ駆動する駆動手段と、この左右方向へ駆
動する駆動手段とは実質的に独立して駆動され前記キャ
リッジを前記前後方向に駆動する駆動手段とを含み、こ
れらの駆動手段により前記キャリッジを右(または左)
方向へ移動させながら感光体表面に同期した速度で前方
向に移動させ、続いて前記キャリッジを左右方向へは殆
どあるいは全く移動させずに後方向へ移動させ、続いて
前記キャリッジを左(または右)方向へ移動させながら
感光体表面に同期した速度で前方向に移動させ、続いて
前記キャリッジを左右方向へは殆どあるいは全く移動さ
せずに後方向へ移動させることを特徴とするものである
【0007】
【作用】本発明では、キャリッジを左右方向へ駆動する
駆動手段と、キャリッジを前後方向に駆動する駆動手段
とが実質的に独立して駆動されるので、キャリッジが右
端または左端まで移動したときにキャリッジの左右方向
への移動を伴わずにキャリッジを後方へ移動することが
出来る。これにより両方向印字が可能となる。
【0008】
【実施例】図1は本発明の第1実施例の斜視図、図2は
その平面図である。同図において1は図示せぬモータに
より定速回転される円筒状の感光体、2は感光体1に対
向して配置されたキャリッジ、3はこのキャリッジ2上
にその発光面が感光体1に対面するようにして、長手方
向へ64ドットおきに1個ずつ配列された発光ダイオー
ド(以下LEDという)、4はキャリッジ2を取り囲む
枠体4aと、この枠体4aとキャリッジ2との間にあっ
てキャリッジ2を下方向に押下げる2個の第1板バネ4
bと、この第1板バネ4bのバネの力に抗してキャリッ
ジ2を上方(即ち感光体表面の移動方向に沿って前方向
)へ駆動する第1圧電素子4cとからなる垂直シフト駆
動手段、5はL字型の第1ブロック5aと、一端がこの
第1ブロック5aの一端に固定され他端が上記枠体4a
の右端に固定されたL字型の第2板バネ5bと、第1ブ
ロック5aの他端に固定され図示せぬ電源により電圧を
印加されたときに変形して第2板バネ5bを変形させる
積層型の第2圧電素子5cとからなり、キャリッジ2を
左右へ振動させる水平シフト駆動手段、6は一端が枠体
4aの左端に固定されたL字型の第3板バネ6aとこの
第3板バネ6aを支持するL字型の第2ブロック6bと
からなるバネ支持機構、7はキャリッジ2と感光体1と
の間にあってLED3から発光された光を感光体1の表
面に薄くセルフォックレンズ(日本板硝子株式会社の登
録商標)などの光ガイドであり、この光ガイドは図示せ
ぬフレームに固定されている。
【0009】上記構成の実施例の動作としては、まず感
光体1が図示せぬモータにより定速回転される。定速回
転に達した後に第1圧電素子4cに図3(a)に示す波
形の電圧を印加し、第2圧電素子5cに図3(b)に示
す波形の電圧を印加することにより、キャリッジ2を感
光体1の回転軸方向に往復運動しながら上下にシフトす
る。すなわち第1圧電素子4cに直線的に上昇する電圧
を印加すると、この第1圧電素子4cはその積層方向に
膨張するのでキャリッジ2は第1板バネ4bを変形しな
がら上方へ段階的にシフトする。この動作に同期しなが
ら第2圧電素子5cに64段階に階段状に上昇する電圧
を印加すると、第2圧電素子5cは小刻みに膨張し、第
2板バネ5bを変形しながら枠体4aを左へ移動する。 このようにしてキャリッジ2を上記64段階のうち1段
階分移動するごとにLED3を発光し、光ガイド7を経
て感光体1を1ドット感光させる。これを64段階につ
いて行うと感光体1にはLED1個につき64ドットの
ラインが形成され全体として感光体1のほぼ全幅にわた
って1本の直線のラインが形成される。64段階の移動
が完了したところで第1圧電素子4cの印加電圧を一気
に零にすると、第1圧電素子4cは急速に元の形状に縮
み、これにともないキャリッジ2は第1板バネ4bの力
で急速に1ドット分下降する。次に第1圧電素子4cに
再び直線的に上昇する電圧を印加すると第1圧電素子4
cはその積層方向に再び膨張するのでキャリッジ2は第
1板バネ4bを変形しながら上方へ連続的にシフトする
。この動作に同期しながら今度は第2圧電素子5cに6
4段階に階段状に下降する電圧を印加すると、第2圧電
素子5cは小刻みに縮み、第2板バネ5bの力で枠体4
aを今度は右へ移動する。このようにしてキャリッジ2
を上記64段階のうち1段階分移動するごとにLED3
を発光し、光ガイド7を経て感光体1を1ドット感光さ
せる。これを64段階について行うと感光体1にはLE
D1個につき64ドットの直線の潜像ラインが形成され
全体としては感光体1のほぼ全幅にわたって更にもう1
本の直線ラインが形成される。64段階の移動が完了し
たところで第1圧電素子4cの印加電圧を一気に零にす
ると、第2圧電素子5cは急速に元の形状に縮み、これ
にともないキャリッジ2は第1板バネ4bの力で急速に
1ドット分下降する。このような動作を繰り返すことで
次々と感光体1にラインを形成する。もちろん印字すべ
き画像データに応じてLED3の発光が制御されるので
感光体1には画像データに応じた潜像が形成される。
【0010】この後図示せぬ公知の現像器で現像され、
転写器で用紙にトナーが転写され、定着器で定着された
のち用紙は排出される。
【0011】図4は上記キャリッジ2の運動を示す図で
、右上方へ動き、下降し、左上方へ動き、再び下降する
一連の運動を繰り返すことを表わしている。
【0012】図5は第1板バネ4bと枠体4aおよびキ
ャリッジ2との結合関係を示す斜視図であり、第1板バ
ネ4bは第1枠体4aにリベットあるいは溶接などによ
り、固定されているが、キャリッジ2に対しては、図示
のようにキャリッジ2に取り付けられたピン2aが、第
1板バネ4bに穿設された長孔4dの中を長手方向に移
動できるようになっている。
【0013】図6はキャリッジ2の平面図であり、印字
密度300dpi 、印字幅184mmとし、1個のL
EDで64ドット印字する場合では、LED3が約5.
42mmごとに34個配列されている。
【0014】尚LED3を34個としたのは単なる実施
例であって、印字幅、感光体の速度またはドット密度に
より多くも少なくもなることはいうまでもない。
【0015】図7は上記第1実施例に適する駆動回路の
1例を示すブロック図である。図7において、8はプロ
グラムを記憶するROM、演算用のデータを一時記憶す
るRAMを内蔵したマイクロプロセッサにより構成され
るCPUであり、このCPU8はRAMの一部を第1カ
ウンタ8a、第2カウンタ8b、第3カウンタ8c、方
向フラグ8dとして使用している。9aおよび9bはC
PU8から出力されるデジタルデータをアナログ電圧に
変換する第1DAコンバータおよび第2DAコンバータ
、10aおよび10bはそれぞれ第1DAコンバータ9
aおよび第2DAコンバータ9bの出力を電力増幅する
第1および第2ドライバであり、第1ドライバ10aは
第1圧電素子4cを駆動し、第2ドライバ10bは第2
圧電素子5cを駆動し、第1DAコンバータ9aおよび
第2DAコンバータ9bの入力レジスタにセットされる
値をDAC1、DAC2と表記する。
【0016】この駆動回路の動作を図8のフローチャー
トにより説明する。説明のため第1カウンタ8a、第2
カウンタ8b、第3カウンタ8c、方向フラグ8dの値
をCT1、CT2、CT3、DFで表記する。
【0017】さてステップ1では第1カウンタ8a、第
2カウンタ8b、第3カウンタ8c、方向フラグ8dを
クリアし、また第1DAコンバータ10aおよび第2D
Aコンバータ10bに0をセットする。これで第1圧電
素子4cと第2圧電素子5cが最も縮んだ状態となるの
で、キャリッジ2は右端に来ており、かつ最も下の位置
にある。
【0018】ステップ2では印字が可能かどうかをチェ
ックしており、装置に何らかの異常がある場合などは印
字せずに終了するが、印字が可能であればステップ3に
進む。
【0019】ステップ3では第1カウンタ8aの値CT
1を1加算し、この第1カウンタ8aの値CT1を第1
DAコンバータ9aにセットする。これにより第1DA
コンバータ9aは値1に相当する電圧を第1ドライバ1
0aに出力し、第1ドライバ10aはこれを電力増幅し
て第1圧電素子4cに供給する。このためキャリッジ2
は1段階上昇する。
【0020】ステップ4では第1カウンタ8aの値CT
1が1024に等しいかチェックされ、もし等しいなら
ばステップ5へ進み、このステップ5で方向フラグ8d
の値DFを0から1(または1から0)へ反転し、第1
カウンタ8a値CT1を0にしてステップ6へ進む。も
しその値CT1が1024よりも小さければ何もせずス
テップ6へ進む。
【0021】ステップ6では第2カウンタ8bの値CT
2を1加算する。
【0022】ステップ7ではこの第2カウンタ8bの値
CT2が16に等しいかチェックし、16に等しいなら
ステップ8へ進むが、16よりも小さいなら何もせず、
ステップ9へ進む。ステップ8ではLED3を消灯し、
第2カウンタ8bの値CT2を0とし、ステップ9へ進
む。
【0023】ステップ9では方向フラグ8dの値DFが
0か1かをチェックする。方向フラグ8dの値DFが0
ならば、ステップ10に進み、第3カウンタ8cの値C
T3が1加算されステップ12へ進む。方向フラグ8d
の値DFが1ならばステップ11に進み、第3カウンタ
8cの値CT3が1減算されステップ12へ進む。
【0024】ステップ12では第2DAコンバータ9b
に第3カウンタ8cの値CT3をセットし、ステップ1
3へ進む。
【0025】ステップ13ではLED3を点灯し、更に
別の処理を行うか、アイドルで時間調整を行い、この後
ステップ2に戻る。これにより第2DAコンバータ9b
は第3カウンタ8cの値CT3に相当する電圧を第2ド
ライバ10bに出力し、第2ドライバ10cはこれを電
力増幅して上記第2圧電素子5cに供給するので、上述
のように第2圧電素子5cは膨張し、キャリッジ2を左
(または右)に移動する。
【0026】さて上記の動作を繰り返すと、第1カウン
タ8aは値が1024になるまで上昇し、1024にな
ると方向フラグ8dの値DFを反転する(ここでは0に
リセットされることになる)。また第2カウンタ8bの
値CT2が16になるごとに第3カウンタ8cの値CT
3が方向フラグ8dの値DFに応じて1加算もしくは減
算されることになる。方向フラグ8dの値DFは上記の
ように第1カウンタ8aの値CT1が1024を越える
までは変わらないので、第3カウンタ8cの値CT3は
結局0から63まで加算され、その後は63から0まで
減算される。このようにして第1カウンタ8aおよび第
3カウンタ8cの値が変わるので、第1圧電素子4cは
1024段階でほぼ直線的に膨張し、これに伴いキャリ
ッジ2がほぼ連続的に1ドット分上昇するが、これに対
して第2圧電素子5cは同じ時間内に64段階しか変化
せず、このためキャリッジ2をステップ的に右または左
に1ドット分ずつ64回移動することになる。
【0027】またLED3はキャリッジ2が右または左
に移動中は消灯し、次に移動するまでの間は印字データ
に応じて点灯する。
【0028】また上記ステップ2からステップ13まで
の処理時間は、ステップ13で調整されるので、上記第
1カウンタ8aが1024計数する間に、キャリッジ2
が上昇する距離と、その間に感光体1の表面が移動する
距離を等しくすることができ、相対的には停止している
ことになる。したがってこの実施例の場合は、接合面全
体が発光するタイプのLEDを用い、発光面は真円また
は正方形とするのが望ましい。
【0029】以上のようにして、印字データを全て印字
してしまうと、ステップ2で印字不可となり、ステップ
14でLEDを消灯してから終了する。
【0030】なおこのような感光体1とキャリッジ2と
の同期については、感光体1とキャリッジ2の駆動制御
を同じCPUで行っても良いが、感光体の駆動とキャリ
ッジの駆動とを別々のCPUで行っても良い。
【0031】また配列方向の移動と感光体の移動方向へ
の第1、第2の駆動手段および発光素子の発光タイミン
グを同期させるため、各々の移動原点にセンサーを設け
てこれを同期原点とすることも出来る。
【0032】また上記フローチャートではオープンルー
プ制御として説明したが、感光体1の回転量をセンサで
検出し、この検出信号をフィードバックしてキャリッジ
2の移動を制御するようにしても良い。
【0033】また上記駆動回路において、例えば感光体
の回転速度を2倍とし、各カウンタを1加算する代わり
に2を加算すると、1/2の印字密度だが2倍の速度で
印字できトナーの使用量も1/2になる。
【0034】また回転速度を変えずに、各カウンタを1
加減算する代わりに、2加減算すれば、印字速度は変わ
らず1/2の印字密度で印字できる。この場合もトナー
の使用量は1/2になる。
【0035】同様にして感光体の回転速度に対してカウ
ンタの計数の度合を種々変えることで、100DPI、
200DPI、300DPI、400DPI、600D
PI、1200DPIなどの印字密度で印字することが
可能となる。また上記説明では1ラインの印字を102
4段階で説明したが、これは説明を簡単にするためであ
り、通常は更に細かく制御されるし、各カウンタの加算
もしくは減算の値も1ずつに限定されない。
【0036】上記実施例では両方向印字を行っているが
、第1圧電素子4cに図9(a)に示す波形の電圧を印
加し、第2圧電素子5cに図9(b)に示す波形の電圧
を印加することにより、片方向印字もできる。片方向印
字ではLED3の取り付け精度が悪くても縦のラインは
ずれないので、縦の罫線が1直線にきれいに印字できる
。したがってノーマルモードと高速印字モードとを選択
するスイッチを設け、このスイッチを手動で操作するか
、パーソナルコンピュータなどの上位システムから電気
的に切り換えるようにして、印字品質を上げる場合には
片方向印字とし、印字速度を上げる場合には両方向印字
するのが良い。また片方向印字ではキャリッジ2を右端
または左端に復帰させる必要があるが、ストロークが大
きいため、急速に復帰させることが困難である。この為
復帰に要する時間Trは印字ができず、行方向のドット
ピッチが粗くなるので、感光体1の回転速度を低くした
ほうが良い。
【0037】また前記実施例ではシフトブロック4を左
右に移動する駆動源として圧電素子を用いたが、圧電素
子で十分なストロークが得られない場合には、例えば図
13に示すようにモータ11(例えばパルスモータ)の
回転を偏心カム12により往復運動に変換する機構とし
てシフトブロック4を左右に移動させるようにしても良
いし、図14に示すようにリニアモータ13によりシフ
トブロック4を左右に移動させるようにしても良い。
【0038】またシフトブロック4を上下にシフトする
駆動源は微小距離を多段階でデジタル的に制御出来る点
で圧電素子が優れているが、パルスモータや直流モータ
など種々のモータが使用出来る。
【0039】また第1圧電素子4cと第2圧電素子5c
の2個の駆動源を有しているが、実質的に独立した駆動
源であれば良く、例えば1個のモータの回転を偏心カム
により往復直線運動に変換してキャリッジを左右に振動
し、かつこのモータに電磁クラッチとギヤを結合して動
力を間欠的に取り出すと共に振動方向も反転可能にする
事により、キャリッジを上下にシフトさせるようにして
もよい。
【0040】またキャリッジを64段階に移動する代わ
りに、連続的に移動してもよい。この場合には形成され
るドットが横へ流れるように広がり、いわゆる尾引きが
生ずるので、LEDは接合部の端面が発光するタイプを
使用し、その接合面が感光体の回転方向に沿う方向とな
るように取り付けるほうが望ましい。すなわちこのタイ
プのLED3′は図6に示すように接合面3aに沿う方
向に広がった強度分布で発光するのでハッチングで示す
ような楕円になるが、図11のように取り付ければLE
D3′を発光しながらキャリッジ2を左右へ移動したと
きに、尾引きにより波線まで含めた面積が感光されるの
で、ドットが真円に近くなり、印字品質が向上する。
【0041】またLEDとして集光レンズ付のものを使
用すれば、セルフォックレンズ(日本板硝子株式会社の
登録商標)などの光ガイドも不要となる。
【0042】また図1に示す実施例では第2板バネ5b
および第3板バネ6bの屈曲部を回転中心として、感光
体1の回転軸を通る平面に沿ってシフトブロック4を振
動させているので、微視的には振動につれてシフトブロ
ック4と感光体1との距離が変わってしまい、焦点ずれ
を生ずる恐れがある。このような場合には図12に示す
ように、取り付け方向を90度変えた第2板バネ5b′
と第3板バネ6a′によりシフトブロック4を往復運動
可能に支持するようにすればよい。
【0043】更に上記実施例ではキャリッジ2を上下お
よび左右に1ドット単位で移動するとして説明したが、
ドットの1/2あるいは1/3を単位として移動し、ド
ットが重なるようにしてもよい。すなわち基本ドットの
間に1個ないし複数個の中間ドットを形成するようにし
てもよい。
【0044】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明によれ
ば、感光体表面が前方向へ連続移動する感光体と、該感
光体の感光面に光を照射する発光素子と、複数の発光素
子を前記感光体表面の移動方向に対し直角方向に、かつ
等間隔に配列するキャリッジと、前記キャリッジを前記
発光素子の配列方向に沿った左右方向と前記感光体表面
の移動方向に沿った前後方向とに往復運動させる駆動手
段とを備えた電子写真印刷装置において、前記駆動手段
は、キャリッジを前記左右方向へ駆動する駆動手段と、
この左右方向へ駆動する駆動手段とは実質的に独立して
駆動され前記キャリッジを前記前後方向に駆動する駆動
手段とを含み、これらの駆動手段により前記キャリッジ
を右(または左)方向へ移動させながら感光体表面に同
期した速度で前方向に移動させ、続いて前記キャリッジ
を左右方向へは殆どあるいは全く移動させずに後方向へ
移動させ、続いて前記キャリッジを左(または右)方向
へ移動させながら感光体表面に同期した速度で前方向に
移動させ、続いて前記キャリッジを左右方向へは殆どあ
るいは全く移動させずに後方向へ移動させるようにした
ので、キャリッジを右方向へ移動するときも左方向へ移
動するときも発光素子群を感光体表面に同期して前方向
に移動することが出来、両方向印字ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の斜視図、
【図2】第1実
施例の平面図、
【図3】第1および第2圧電素子に印加する電圧波形、
【図4】キャリッジ2の運動を示す図、
【図5】第1板
バネ4bと枠体4aおよびキャリッジ2との結合関係を
示す斜視図、
【図6】キャリッジ2の平面図、
【図7】駆動回路の1例を示すブロック図、
【図8】駆
動回路の動作を説明するフローチャート、
【図9】片方
向印字における第1および第2圧電素子に印加する電圧
波形、
【図10】LEDの発光強度分布図、
【図11】LEDの取り付け方向を示す断面図、
【図1
2】本発明の第2実施例の要部斜視図、
【図13】本発
明の第3実施例の要部斜視図、
【図14】本発明の第4
実施例の要部斜視図、
【符号の説明】
1    感光体 2    キャリッジ 3    LED 4    シフトブロック 4a    枠体 4b    板バネ 4c    第1圧電素子 5    第1の駆動手段 5a    第1ブロック 5b    第2板バネ 5c    第2圧電素子 6    バネ支持機構 6a    第3板バネ 6b    第2ブロック 7    光ガイド 8    CPU 8a    第1カウンタ 8b    第2カウンタ 8c    第3カウンタ 8d    方向フラグ 9a    第1DAコンバータ 9b    第2DAコンバータ 10a    第1ドライバ 10b    第2ドライバ 11    モータ 12    偏心カム 13    リニアモータ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  感光体表面が前方向へ連続移動する感
    光体と、該感光体の感光面に光を照射する発光素子と、
    複数の発光素子を前記感光体表面の移動方向に対し直角
    方向に、かつ等間隔に配列するキャリッジと、前記キャ
    リッジを前記発光素子の配列方向に沿った左右方向と前
    記感光体表面の移動方向に沿った前後方向とに往復運動
    させる駆動手段とを備えた電子写真印刷装置において、
    前記駆動手段は、キャリッジを前記左右方向へ駆動する
    駆動手段と、この左右方向へ駆動する駆動手段とは実質
    的に独立して駆動され前記キャリッジを前記前後方向に
    駆動する駆動手段とを含み、これらの駆動手段により前
    記キャリッジを右(または左)方向へ移動させながら感
    光体表面に同期した速度で前方向に移動させ、続いて前
    記キャリッジを左右方向へは殆どあるいは全く移動させ
    ずに後方向へ移動させ、続いて前記キャリッジを左(ま
    たは右)方向へ移動させながら感光体表面に同期した速
    度で前方向に移動させ、続いて前記キャリッジを左右方
    向へは殆どあるいは全く移動させずに後方向へ移動させ
    ることを特徴とする電子写真印刷装置。
JP3034814A 1991-02-28 1991-02-28 電子写真記録装置 Pending JPH04273269A (ja)

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DE69203905T DE69203905T2 (de) 1991-02-28 1992-02-20 Elektrophotographisches Aufzeichnungsgerät.
EP92102858A EP0505730B1 (en) 1991-02-28 1992-02-20 Electrophotographic recording apparatus

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007290303A (ja) * 2006-04-27 2007-11-08 Seiko Epson Corp 露光装置および画像形成装置

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