JPH04271660A - 画像記録装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、例えばファクシミリ装
置等において使用される、画像記録装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来の画像記録装置について、ファクシ
ミリ装置に搭載された記録装置を例にとって説明する。

【０００３】従来、ファクシミリ装置の記録装置として
、記録紙ロールから巻き出された感熱記録紙に、サーマ
ルヘッドを用いて画像記録を行なうものが知られている
。

【０００４】また、このような記録装置は、小型化や低
価格化の要請から、通常、記録紙ロールを１本だけ使用
できるように構成されている。すなわち、Ａ４サイズま
たはＢ４サイズの、いづれか一方の記録紙ロールのみ、
装置にセットすることができる。したがって、送信側の
ファクシミリ装置から送られる原稿のサイズによっては
、この原稿をそのままの原稿サイズで記録できない場合
がある。

【０００５】例えば、受信側のファクシミリ装置にＡ４
の記録紙ロールがセットされている場合、このファクシ
ミリ装置でＡ３やＢ４の原稿を等倍で記録することがで
きない。このため、通常は、受信側のファクシミリ装置
から送信側のファクシミリ装置へ、原稿をＡ４に縮小し
て送るように指示する。

【０００６】一方、記録紙ロールの幅が原稿の幅よりも
広い場合、例えばＢ４の記録紙ロールがセットされてい
るファクシミリ装置でＡ４縦向きの原稿を受信して記録
するような場合には、従来、記録紙の中央に、両側に同
じ幅の余白ができるように記録を行ない、記録紙の縦方
向の長さはＡ４サイズに合わせて切断するのが一般的で
ある。したがって、この場合の記録原稿は、記録紙の幅
はＢ４サイズと同一となり、記録紙の長さはＡ４サイズ
と同一となる。

【０００７】

【発明が解決しようとする課題】このように、受信した
原稿の横幅がセットされている記録紙ロールの横幅より
も小さい場合には、記録原稿のサイズは、Ａ４、Ｂ４等
の標準サイズとは異なるものとなる。

【０００８】このようなサイズの記録原稿は、例えばフ
ァイリングをしたいときに記録原稿の大きさとファイル
の大きさとが一致しないことなど、保存や整理に非常に
不便であり、使用者に不便さを感じさせていた。

【０００９】また、両側に余白が生じてしまうのは、記
録紙の無駄な消費を招くものであり、ファクシミリ装置
のランニングコストを増大させる原因となっていた。

【００１０】本発明は、このような従来技術の課題に鑑
みて試されたものであり、記録する原稿の横幅が装置に
セットされている記録紙の横幅よりも小さい場合であっ
ても常に標準サイズの記録原稿を得ることができ、且つ
、記録紙の無駄な消費を招くことがない画像記録装置を
提供することを目的とする。

【００１１】

【課題を解決するための手段】本発明の画像記録装置は
、画像情報を記録紙に記録する画像記録装置において、
前記画像信号を記憶するメモリ部と、このメモリ部が記
憶する前記画像信号の原稿の方向および原稿サイズを判
定する判定回路と、この判定回路により判定された前記
画像信号の原稿の方向、この原稿のサイズおよび前記記
録紙のサイズが所定の関係にあるときに、前記画像信号
の原稿の方向の縦と横とを変換し、且つ、縦と横とを変
換された前記画像信号の原稿の横幅が前記記録紙の横幅
と一致するように前記画像信号のサイズを変換する画像
信号変換回路と、この画像信号変換回路で変換された画
像信号を記録する記録部と、を有することを特徴とする
。

【００１２】

【作用】画像信号を一旦メモリ部に記憶し、判定回路で
原稿の方向および原稿サイズを判定する。この判定回路
の判定の結果、画像信号の原稿の方向、この原稿のサイ
ズおよび記録紙のサイズが所定の関係にあるときに、画
像信号の原稿の方向の縦と横とを変換し、且つ、縦と横
とを変換された画像信号の原稿の横幅が記録紙の横幅と
一致するように画像信号のサイズを変換する。その後、
変換された画像信号にしたがって、記録部による記録を
行なう。

【００１３】

【実施例】以下、本発明の一実施例として、ファクシミ
リ装置の記録装置の場合を例にとって、図面を用いて説
明する。

【００１４】図１は、かかる記録装置を概略的に示す概
念図である。

【００１５】図において、通信回線を介して受信された
画像情報は、図示していないモデムでデジタル信号化さ
れた後、複号化回路１０に入力され、画素の「白」或い
は「黒」に対応した、いわゆる２値化信号に変換される
。このようにして２値化信号に変換された画像情報は、
メモリ部１２に記憶される。このメモリ部１２は、少な
くとも１ページ分の画像情報を記憶できるだけの容量を
備えている。メモリ部１２に１ページ分の画像情報が蓄
えられると、判定回路１４が、このメモリ部１２に記憶
された画像情報の原稿の向きおよび原稿サイズを判定す
る。

【００１６】ここで、記録紙ロール２０としてＢ４サイ
ズのものがセットされているとすると、メモリ部１２に
記憶されている画像情報の原稿サイズがＡ４で、且つ、
原稿の方向が縦長方向であると判定回路１４が判定した
場合には、画像情報変換回路１６は、メモリ部１２に記
憶された画像情報をＢ５サイズに縮小し且つ横長方向と
なるよう原稿の向きを変換して読みだし、サーマルヘッ
ド駆動回路１８へ出力する。また、メモリ部１２に記憶
されている画像情報の原稿がＢ５サイズで縦長方向であ
ると判定回路１４が判定した場合には、画像情報変換回
路１６は、メモリ部１２に記憶された画像情報をＢ５サ
イズのまま横長方向となるように変換して読みだし、サ
ーマルヘッド駆動回路１８へ出力する。

【００１７】なお、送信側のファクシミリ装置にセット
された原稿の幅が受信側のファクシミリ装置（すなわち
本実施例に関わるファクシミリ装置）にセットされた記
録紙ロール２０の幅（ここではＢ４サイズの横幅）より
も広い場合は、図示していない制御手段により、原稿幅
と記録紙ロールの幅とが一致するように縮小して送るよ
うに送信側のファクシミリ装置に指示するので、受信側
のファクシミリ装置ではそのまま記録すればよい。例え
ば、送信側のファクシミリ装置にセットされた原稿がＡ
３サイズであれば、Ｂ４サイズに縮小して、本実施例の
ファクシミリ装置に送られてくる。

【００１８】また、他の場合は、そのままの方向で等倍
で読み出して、サーマルヘッド駆動回路１８へ出力する
ものとする。また、記録紙ロール２０としてＡ４サイズ
のものがセットされている場合も、そのままの方向で等
倍で読み出して、サーマルヘッド駆動回路１８へ出力す
る。

【００１９】サーマルヘッド駆動回路１８は、入力した
画像信号にしたがってサーマルヘッド２４を駆動させ、
記録紙ロール２０から巻き出された感熱記録紙２０´に
対して記録を行なう。

【００２０】感熱記録紙２０´は、記録を行なう前は、
先端がサーマルヘッド２４の記録位置に一致するように
、繰出しローラ２２によって、位置決めされている。 そして、上述のようにしてサーマルヘッド２４による記
録が開始されると、この記録のタイミングにしたがって
、繰出しローラ２２および排紙ローラ３０によって搬送
される。記録が終了すると、感熱記録紙２０´は、記録
した画像情報の原稿サイズ（画像情報変換回路１６によ
って変換された後の原稿サイズ）と一致させて、カッタ
２８によって切断される。切断後は、次の記録に備えて
、感熱記録紙２０´を、先端がサーマルヘッド２４の記
録位置と一致するまで、繰出しローラ２２によって記録
時とは逆の方向に搬送する。

【００２１】このようにして、感熱記録紙２０´を、原
稿のサイズに一致させて切断することが可能となる。

【００２２】このように、本実施例に係わるファクシミ
リ装置によれば、記録紙ロール２０のサイズがＢ４で且
つ画像情報の原稿がＡ４縦長或いはＢ５縦長である場合
は、この画像情報をＢ５サイズで横長方向の原稿に変換
して出力することとし、また、他の場合はそのままの方
向で等倍で或いは縮小して記録することとした。このた
め、送信側のファクシミリ装置にセットされた原稿のサ
イズがＡ３、Ａ４、Ｂ４、Ｂ５等の通常使用されている
標準サイズの原稿であれば、原稿の大きさや方向によら
ず、常に、Ａ４、Ｂ４、Ｂ５等のいづれかの標準サイズ
で記録することができる。

【００２３】例えば、記録紙ロールがＢ４である場合、
送信側のファクシミリ装置にセットされた原稿のサイズ
がＡ３、Ａ４、Ｂ４、Ｂ５のいづれかであれば、受信側
のファクシミリ装置で記録される原稿サイズをＢ４或い
はＢ５に統一することが可能となる。

【００２４】したがって、記録する原稿の横幅が装置に
セットされている記録紙の横幅よりも小さい場合であっ
ても、従来のような変則的なサイズの記録が行なわれる
ことがなく、且つ、記録紙の無駄な消費を防止すること
ができる。

【００２５】なお、ここでは、本発明の画像記録装置に
ついて、ファクシミリ装置に搭載された記録装置を例に
とって説明したが、他の記録装置に適用した場合でも同
様の効果を得ることができるのはもちろんである。

【００２６】また、本実施例では、記録紙ロールがＢ４
である場合は記録原稿のサイズをＢ４或いはＢ５とし、
記録紙ロールがＡ４である場合は記録原稿のサイズをＡ
４としたが、例えば記録紙ロールがＡ４である場合はＡ
５にする場合も設けるなど、他の形式のサイズの統一を
行ってもよい。

【００２７】

【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、記録する原稿の横幅が装置にセットされている記
録紙の横幅よりも小さい場合であっても、常に標準サイ
ズの記録原稿を得ることができ、且つ、記録紙の無駄な
消費を招くことがない、画像記録装置を提供することが
できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例に係わる画像処理装置を概略
的に示す概念図である。

【符号の説明】

１２　　メモリ部 １４　　判定回路 １６　　画像信号変換回路 １８　　サーマルヘッド駆動回路 ２０　　記録紙ロール ２４　　サーマルヘッド　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　ＳＴ０１０４０
１

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　画像情報を記録紙に記録する画像記録
   装置において、前記画像信号を記憶するメモリ部と、こ
   のメモリ部が記憶する前記画像信号の原稿の方向および
   原稿サイズを判定する判定回路と、この判定回路により
   判定された前記画像信号の原稿の方向、この原稿のサイ
   ズおよび前記記録紙のサイズが所定の関係にあるときに
   、前記画像信号の原稿の方向の縦と横とを変換し、且つ
   、縦と横とを変換された前記画像信号の原稿の横幅が前
   記記録紙の横幅と一致するように前記画像信号のサイズ
   を変換する画像信号変換回路と、この画像信号変換回路
   で変換された画像信号を記録する記録部と、を有するこ
   とを特徴とする画像記録装置