JPH04271058A - ディスク収納ラック - Google Patents

ディスク収納ラック

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JPH04271058A
JPH04271058A JP3053947A JP5394791A JPH04271058A JP H04271058 A JPH04271058 A JP H04271058A JP 3053947 A JP3053947 A JP 3053947A JP 5394791 A JP5394791 A JP 5394791A JP H04271058 A JPH04271058 A JP H04271058A
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tray
disk
disc
rack
trays
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Koichi Harada
浩一 原田
Makoto Fukazawa
信 深沢
Shingo Funamoto
船本 真吾
Yoshio Taguchi
田口 好男
Takeo Kobayashi
小林 武雄
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Victor Company of Japan Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多装填ディスク自動演
奏装置に用いられ、ディスクを載置したトレイをラック
に多数組収納し、トレイロック機構部により複数枚のト
レイをラックに同時に係止できるディスク収納ラック及
びディスクの中央孔が同一径で外径の異なるディスクを
載置できるディスクトレイに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、装置内に多数枚収納されたディス
クのうち、所望のディスクを選択してディスク演奏ユニ
ットで自動的に演奏する各種の多装填ディスク自動演奏
装置が開発されている。
【0003】この一例として図18に示した従来の多装
填ディスク自動演奏装置200において、ラック201
にはトレイ202に載置したディスク203が多数組収
納されている。このトレイ202にはディスク203の
外径を規制する凹部202aが形成されている。また、
図中右方には上下に移動自在なディスク搬送ユニット2
05が設けられている。そして、ディスク搬送ユニット
205をトレイ202に載置した所望のディスク203
の前に位置させ、ラック201からトレイ202と一緒
に所望のディスク203をディスク搬送ユニット205
に引き出してディスク搬送ユニット205に載置し、更
にこの状態のままディスク搬送ユニット205を下方に
配設したディスク演奏ユニット206まで移動し、ここ
でトレイ202と一緒にディスク203をディスク演奏
ユニット206に挿入し、ターンテーブルモータ207
により演奏を行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図18に示
した多装填ディスク自動演奏装置200に用いられたラ
ック201には、トレイ202をラック201に係止す
る図示しないトレイ係止手段が設けられているものの、
このトレイ係止手段はトレイ202ごとに設けられてい
る。このため、トレイ202の間隔を広く取る必要が生
じ、ラック201に多量のディスク203を収納するこ
とができなくなる問題点がある。更に、ラック201内
の全てのトレイ202にトレイ係止手段を設けているた
め、トレイ係止手段の部品数が多量となり、装置200
のコストが上昇する問題点がある。
【0005】更に、ディスク203を載置したトレイ2
02は、単一のディスク203しか載置できない。この
理由は、前述したようにディスク203をトレイ202
に載置する位置決めをディスク203の外径を基準とし
た凹部202aによっているからである。従って、外径
の異なる複数種のディスク203を載置することができ
ず、装置200の利用範囲が限定されてしまう。また、
外径の異なる2種類のディスク203を載置できる別な
形状のトレイがあるものの、ここでもディスク203の
位置決めをディスク203の外径を基準としているので
、トレイの形状は図示しない2段の凹部形状となり、こ
れによりトレイ202の厚みが厚くなってしまう。従っ
て、ラック201に多量のディスク203を収納するこ
とができなくなる問題点がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題に鑑み
てなされたものであり、第1の発明は、ディスクを載置
した水平のトレイをラック内に係止して多数組積層状態
で収納し、前記トレイの係止を装置のトレイ係止解除手
段により解除して一つの所望の前記ディスクを前記トレ
イごと引き出し、引き出された前記ディスクを搬送して
ディスク演奏手段によって演奏する多装填ディスク自動
演奏装置に用いられるディスク収納ラックであって、前
記ラック内の前記トレイを複数枚同時に係止するよう付
勢した腕部及び前記腕部と回動軸を介して連接し、かつ
前記装置のトレイ係止解除手段に当接して前記腕部が複
数枚の前記トレイの係止を解除するよう回動する腕部を
有した回動自在なロックレバーを備えたことを特徴とす
るディスク収納ラックである。
【0007】また、第2の発明は、中央孔を有するディ
スクを載置したトレイをラックに多数組積層状態で収納
し、一つの所望の前記ディスクを前記トレイごと引き出
し、引き出された前記ディスクを装置のディスク吸着手
段により取り出すと共に搬送してディスク演奏手段によ
って演奏する多装填ディスク自動演奏装置に用いられる
ディスクトレイであって、外径が異なりかつ同一径の前
記中央孔有する複数種の前記ディスクを載置可能とし、
前記中央孔が嵌入するガイドリブを上面側に突出形成し
て複数種の前記ディスクの位置決めをすることを特徴と
するディスクトレイである。
【0008】更に、第3の発明は、請求項3の前記ディ
スクトレイの下面側に隣り合うディスクトレイの貼り付
きを防止する突出部を部分的に形成したことを特徴とす
るディスクトレイである。
【0009】
【実施例】以下に本発明に係わるディスク収納ラック及
びディスクトレイを採用した多装填ディスク自動演奏装
置の一実施例を図1乃至図17を参照して<<装置の概
略構成>>,<<ラックの構造及びラック用のトレイ>
>,<<ディスク搬送ユニット駆動機構部>>,<<デ
ィスク搬送ユニット>>,<<ディスク演奏ユニット及
びディスク演奏ユニット用のトレイ>>,<<装置の動
作>>の項目順に詳細に説明する。
【0010】<<装置の概略構成>>図1は本発明に係
わるディスク収納ラック及びディスクトレイを採用した
多装填ディスク自動演奏装置の概略構成を示した斜視図
である。
【0011】図1に示した多装填ディスク自動演奏装置
1では、筐体2内の左右に対向して配設され、ラック用
のディスクトレイ3(以下、トレイ3と記す)に載置し
たディスク4を多数組収納するディスク収納ラック10
,11(以下、ラック10,11と記す)と、左側のラ
ック10と右側のラック11との間を上下に移動し、ラ
ック10又はラック11から所望のディスク4を載置し
たトレイ3を引き出し、ディスク吸着機構部90により
ディスク4のみを保持し、トレイ3をラックの元の収納
位置に戻した後にディスク4を搬送するディスク搬送ユ
ニット40と、左右のラック10,11の下方に配設さ
れ、ディスク搬送ユニット40により搬送されたディス
ク4をディスク演奏ユニット用のトレイ5に載置して演
奏するディスク演奏手段120,121(以下、ディス
ク演奏ユニット20,121と記す)と、筐体2内の左
上部に配設され、ディスク搬送ユニット40を上下に移
動するディスク搬送ユニット駆動機構部20とから概略
構成されている。
【0012】<<ラックの構造及びラック用のトレイ>
>ここで本発明の要部となるディスク収納ラック及びデ
ィスクトレイについて図2乃至図4(A),(B)を用
いて説明する。
【0013】図2は本発明に係わるディスク収納ラック
の構造を示した斜視図、図3は図2に示したトレイロッ
ク機構部を説明するための平面図、図4(A)は本発明
に係わるディスクトレイを示した斜視図,同(B)は(
A)のX−Y断面図である。
【0014】図1に示したラック10,11はほぼ左右
対称形状に形成されており、ここでは図2を用いて左側
のラック10について説明する。
【0015】図2において、ラック10は箱形状に形成
されており、天板10aのコーナ部及び図示しない底板
のコーナ部には軸12が固定されており、ラック10は
この軸12を中心として図1の二点鎖線で示したように
手前方向まで回動でき、ディスク4を手動で容易にトレ
イ3に載置できるようになっており、かつラック10ご
と装置1から着脱することもできるよう支持されている
【0016】図2に戻り、ラック10の左右の側板10
b,10cの内側には互いに対向して複数の溝部10d
(右側板側のみ図示)が形成されている。この溝部10
dのピッチPは3mm以下と狭く、更に複数の溝部10
dにはディスク4を載置したトレイ3が積層状態で収納
され、ここでは例えば200枚前後のディスク4がトレ
イ3に載置されている。そして、例えばディスク4を5
0枚ごとを1ブロックとし、4ブロックに分割収納して
いる。この時、分割したディスク4の50番目と51番
目との間では左右両側に大きな隙間S1が形成されてい
る。
【0017】また、左側板10bの手前には、溝部10
dに収納したトレイ3をロックするトレイロック機構部
(トレイ係止手段)13が複数個設けられている。この
トレイロック機構部13は1個で例えば10枚のトレイ
3を一度にロックできる長さLに形成されている。この
理由は上記したように隣り合うトレイ3の間隔が狭いた
め、トレイ3を1枚づつロックするにはロック機構が複
雑となり、かつスペースがないためである。上記トレイ
ロック機構部13は図3に示したように垂設した軸14
を中心に回動する三又状のロックレバー15が圧縮スプ
リング16により常に反時計方向に付勢されており、こ
れによりトレイ3の先端部に形成した切欠き部3aをロ
ックレバー15の腕部15aでロックしている。そして
、ロックを解除するにはディスク搬送ユニット40の後
述するトレイロック解除機構部(トレイ係止解除手段)
50を矢印A方向に移動し、腕部15aと軸14を介し
て連接した腕部15bに当接させ、ロックレバー15を
圧縮スプリング16に抗して時計方向に回動させること
によりロック解除できる構造である。また、トレイロッ
ク機構部13は手動でもロック解除できることは言うま
でもない。尚、ラック11側に設けたトレイロック機構
部13はラック10側と互いに対向している。また、こ
の際、所望のディスク4を載置したトレイ3以外をディ
スク搬送ユニット40に引き出さないよう係止するトレ
イストッパ部41d,41d(図6)が後述するように
形成されている。上記トレイロック機構部13を設けた
ことにより、一度に複数枚のトレイ3をラック10,1
1に同時にロックできるのでロック機構が簡単となり、
従来のトレイ係止手段と比較して部品点数を減少でき、
かつスペースも問題なくなる。
【0018】また、右側板10cの手前にはトレイ3ご
とにトレイ位置を検出する角形状した位置検出孔10e
が穿設されており、隣り合う位置検出孔10eとの間に
は小さな隙間S2が形成されている。そして、上記した
大きな隙間S1と小さな隙間S2は、ディスク搬送ユニ
ット40の後述するホトセンサ42,42(図6)によ
り所望のディスク4を載置したトレイ3を選択する際の
位置出しに機能する。
【0019】次に、図4(A),(B)を用いてラック
用のトレイ3について説明する。
【0020】トレイ3は樹脂材等を用いて極く薄い板厚
T(約1.5mm)に一体的に成形加工されており、ほ
ぼ中央には円形の中央孔3bに連設して長方形状の角孔
3c,3cが穿設され、上面側には中央孔3bの外周に
沿ってディスク4の載置位置を規制するガイドリブ3d
,3dが上方に突出形成されている。そして、このガイ
ドリブ3dにはディスク4の中央孔4aが嵌入されて、
ディスク4がトレイ3に確実に位置決め載置される。こ
の際、ディスク4は外径基準で位置規制されない構造の
ため、外径の異なる複数種のディスク4を載置すること
が可能となる。すなわち、図4(B)に示した如く、デ
ィスク4の中央孔4aの径は全て同一径に形成されてガ
イドリブ3d,3dに嵌入され、大外径ディスク4Aと
しては例えば周知の12cm径のCD(コンパクトディ
スク)が載置され、小外径ディスク4Bとしては例えば
周知の8cm径のCDが載置されているが、これに限る
ことなく適宜の径のCD,VD(ビデオディスク)等が
載置できる。また、これに伴って、ディスク4の外径を
検知する検知孔3e,3e及び検知孔3f,3fが穿設
されており、検知孔3eは小外径用,検知孔3fは大外
径用となっている。そして、ディスク4を載置したトレ
イ3が後述するようにディスク搬送ユニット40に引き
出されると、これらの検知孔3e,3fに対向してディ
スク搬送ユニット40内の図示しないホトセンサで検知
されている。そして、上記形状のラック用のトレイ3は
、外径の異なる複数種のディスク4を載置でき、しかも
ディスク4の載置位置を規制する手段が外径規準を用い
ることなく、ディスク4の中央孔4aで位置規制してい
るため、トレイ3が極く薄い板厚Tに形成でき、これに
よりディスク4を載置したトレイ3を多量にラック10
,11に収納でき、更に装置1の利用範囲も拡大するこ
とができる。尚、トレイ3の中央孔3b及び角孔3c,
3cの形状は後述するディスク吸着機構部90(図10
)のディスクキャッチャ109が貫通できるものである
。また、ここでは詳述しないが、外径の異なるディスク
4を載置しないトレイでは、上記ガイドリブ3dを設け
ずに凹状の外径規制部を設け、しかもディスクキャッチ
ャ109が貫通できるよう中央孔3bを大径に形成して
も何等の支障も生じない。  また、トレイ3の先端部
にはトレイ3をラック10,11から引き出すためのク
ランプ部3g,3gが“コ字”状に形成されている。こ
のクランプ部3g,3gは左右対称形状のラック10,
11に共用できるよう左右両側に対称形状に形成されて
いる。そして、トレイ3は後述するトレイ引き出し機構
部60(図8)によりディスク搬送ユニット40に引き
出されたり、あるいはラック10,11の元の収納位置
に戻すことができるようになっている。
【0021】また、トレイ3の裏面(下面)には、下方
に極く低い高さの突出部3k(約0.3mm)がリブ状
に部分的に突出形成されている。この突出部3kが裏面
全面に形成されていないため、突出部3kの機能は間隔
の狭い隣り合うトレイ3が空気中の露又は静電気等によ
って貼り付くことを防止している。これにより、所望の
ディスク4を載置したトレイ3のみが隣り合うトレイ3
に貼り付くことなく、ディスク搬送ユニット40に確実
に引き出すことができ、装置1の信頼性が著しく向上す
る。
【0022】更に、トレイ3の先端部と後端部との間の
トレイ長さX1は、トレイ3がディスク搬送ユニット4
0に引き出されても後端部がラック10(11)の溝部
10dから完全に抜けることのない長さに形成され、ト
レイ3が容易にラック10,11の元の収納位置に戻れ
るようになっている。
【0023】<<ディスク搬送ユニット駆動機構部>>
図5はディスク搬送ユニット駆動機構部を示した斜視図
である。
【0024】図1に示したディスク搬送ユニット40を
説明する前に、このディスク搬送ユニット40を駆動す
る駆動源となるディスク搬送ユニット駆動機構部20に
ついて先に説明する。
【0025】図5に示したはディスク搬送ユニット駆動
機構部20は、筐体2(図1)の左上方に配設されてお
り、ディスク搬送ユニット40を上下(矢印B1,B2
方向)に移動する駆動源であり、かつディスク搬送ユニ
ット40を所定の位置に確実に停止させるモータ制動機
構部30を備えている。
【0026】すなわち、モータ21の回転はモータ軸2
1aに固着したウオーム22からウオームホィール23
に伝達され、更にこのウオームホィール23と同軸的に
連結されたタイミングプーリ24に伝達される。また、
筐体2の下部に配設されたタイミングプーリ25と上記
タイミングプーリ24との間にはタイミングベルト26
が張架されており、更にタイミングベルト26は搬送ベ
ース41の連結部41aと連結されている。また、搬送
ベース41の摺動部41bには垂設した長尺な軸27が
嵌入されている。また、搬送ベース41の右端には軸2
7に沿って搬送ベース41をガイドする別なガイド部材
が設けられているが図示を省略する。
【0027】上記構成のディスク搬送ユニット駆動機構
部20により、モータ21を駆動させると、搬送ベース
41は軸27に沿って上下に移動自在となる。この際、
モータ21の後端には複数の孔28aを備えた円板28
が固着されており、モータ21はホトセンサ29により
パルス制御されている。このモータ21のパルス制御に
ついてはディスク搬送ユニット40の項で述べる。
【0028】更に、モータ21とは反対側のウオーム2
2の軸22aには、モータ制動機構部30の構成部材の
一部となるブレーキ板31が連結されている。上記ブレ
ーキ板31の外周部31aには凹凸状のローレットもし
くは平歯車状に形成されている。また、ブレーキ板31
の外周部31aに一端部が当接する“く字”状のブレー
キレバー32,33が互いに対向して軸34,35を中
心に回動できるよう配設されている。また、ブレーキレ
バー32とブレーキレバー33との間には三角形状のブ
ロック36及びブロック36と連結された連結棒37が
ソレノイド38の先端部と連結されている。そして、ブ
レーキレバー32,33の軸34,35を介した他端部
は互いに対向してブロック36又は連結棒37に当接で
きるようになっている。この際、ブロック36は連結棒
37に対して回動自在に連結されている。また、ブレー
キレバー32の他端部側とブレーキレバー33の他端部
側との間には引張スプリング39が掛けられており、こ
の引張スプリング39はブレーキレバー32,33の一
端部をブレーキ板31の外周部31aから当接解除する
方向に付勢し、かつソレノイド38の先端部を矢印C方
向とは反対方向に引き出している。また、ソレノイド3
8が吸引していない時、すなわち、モータ21が回転し
ている時には、ソレノイド38の先端部が矢印C方向と
は反対方向に引き出されており、ブレーキレバー32,
33の他端部は連結棒37に当接して、ブレーキレバー
32,33の一端部をブレーキ板31の外周部31aか
ら当接解除している。ここで、モータ21の通電を停止
し、ソレノイド38を矢印C方向に吸引すると、ブレー
キレバー32,33の他端部が三角形状のブロック36
に当接すると共に、ブレーキレバー32は軸34を中心
に引張スプリング39に抵して反時計方向に回動し、一
方、ブレーキレバー33は軸35を中心に引張スプリン
グ39に抵して時計方向に回動するため、ブレーキレバ
ー32,33の一端部はブレーキ板31の外周部31a
に片当りすることなく当接することができ、モータ21
及びブレーキ板31の回転を確実に停止できる。すなわ
ち、ブロック36は回動自在なため、ブレーキレバー3
2,33の一端部はブレーキ板31の外周部31aに片
当りすることなく、均一に当接できる。更に、ブレーキ
板31の外周部31aが凹凸状に形成されているため、
ブレーキレバー32,33の一端部とブレーキ板31の
外周部31aとの当接関係は摩擦係数が大となり、確実
にモータ21及びブレーキ板31を停止できる。これに
より、ディスク搬送ユニット40をも確実に所定の位置
に停止できる。とくに重量物を搭載したディスク搬送ユ
ニット40が自然落下しないようウオーム22,ウオー
ムホィール23との制動作用と上記モータ制動機構部3
0の制動作用とを併用しているため、ディスク搬送ユニ
ット40は下方に自然落下することなく確実に所定の位
置で停止でき、装置1の信頼性に寄与している。尚、ブ
レーキ板31の外周部31aを凹凸状に形成することな
く、ブレーキレバー32,33の一端部にゴム等の摩擦
部材を貼着しても良い。
【0029】<<ディスク搬送ユニット>>ここで、デ
ィスク搬送ユニットについて図6乃至図12を用いて説
明する。尚、図6はディスク搬送ユニットを示した斜視
図である。
【0030】図6において、前述したように軸27に沿
って上下に移動自在なディスク搬送ユニット40の主要
構成部材は、ラック10,11のトレイロック機構部(
トレイ係止手段)13を解除するトレイロック解除機構
部(トレイ係止解除手段)50と、ラック10,11か
ら所望のディスク4を載置したトレイ3のみを引き出す
よう構成したガイド溝41g,41h及びトレイストッ
パ部41d,41dと、ラック10,11側に収納され
たトレイ3及びディスク演奏ユニット120,121側
に収納されたトレイ5を搬送ベース41に引き出したり
又はこれらのトレイ3,5を元の収納位置に戻したりす
るトレイ引き出し機構部60と、トレイ3に載置したデ
ィスク4及びトレイ5に載置したディスク4を吸着する
ディスク吸着機構部(ディスク吸着手段)90とを備え
ている。
【0031】尚、上記構成部材のうちでトレイロック解
除機構部50と、ガイド溝41g,41h及びトレイス
トッパ部41d,41dと、トレイ引き出し機構部60
とは、本発明ではディスク4を搬送するディスク搬送ユ
ニット40に設けたが、これに限ることなく、例えばラ
ック10,11からディスク4を載置したトレイ3を上
下動自在なディスク演奏手段に直接装填する形態の構成
にも適用できるものであることは後述する構成から明ら
かである。
【0032】まず、上記主要構成部材50,60,90
等を支持する搬送ベース41はアルミ材等を用いてほぼ
箱形状の剛体に形成されており、上面41cの後方には
左右上方に突出形成した後述するトレイストッパ部41
d,41dが形成されている。このトレイストッパ部4
1d,41dにはトレイ位置の検出用のホトセンサ42
,42が固定されている。上記ホトセンサ42,42に
よるトレイ位置の検出は、ラック10,11の前述した
大きな隙間S1(図2)及び小さな隙間S2(図2)の
数を係数している。そして、大きな隙間S1の数ではデ
ィスク搬送ユニット40を高速に移動するために用いら
れ、小さな隙間S2の数では前述したモータ21(図5
)のパルス制御によりディスク搬送ユニット40を微小
送りして所望のトレイ3の位置の前に正確に停止させて
いる。尚、大きな隙間S1の数と小さな隙間S2の数と
の関連は図示しない係数制御手段により算出されるがこ
こでは詳述を省略する。この際、ラック10側かラック
11側かは予め図示しない手段により設定されているも
のとする。
【0033】また、搬送ベース41の前面41eにはト
レイロック解除機構部50が設けられている。上述した
ように所望のディスク4を載置したトレイ3の前に搬送
ベース41が位置決めされると、上記トレイロック解除
機構部50が始動して、ラック10のトレイロック機構
部13(図3)又はラック11のトレイロック機構部1
3のいずれかを選択的にロック解除する。尚、図7は図
6に示したトレイロック解除機構部を示した斜視図であ
る。
【0034】すなわち、図7に詳細に示したトレイロッ
ク解除機構部50において、搬送ベース41の前面41
eに配設されたトレイロック解除棒51は、中央部が“
コ字”状部51aに形成され、この“コ字”状部51a
の左右に連設して丸棒部51b,51cが形成され、こ
れらの部材51a〜51cは一体的に形成されている。 また、丸棒部51b,51cは前面41eに固定したガ
イドブロック52,53を左右に摺動できるようになっ
ている。また、トレイロック解除棒51の“コ字”状部
51aの一端部にはピン54が固着されており、このピ
ン54に二又状の連結部材55が連結している。更に、
この二又状の連結部材55の一端部55aは、摺動溝4
1fを介して搬送ベース41の内部に配設されたラック
56と連結している。また、内部ではモータ57の軸5
7aに固着したウオーム58の回転をウオームホィール
59からラック56に伝達しており、ラック56は左右
水平方向(矢印A3,A4方向)に移動できるようにな
っている。
【0035】従って、ラック10側のトレイロック機構
部13(図3)をロック解除する時にはラック56を矢
印A3方向に移動すると、トレイロック解除棒51が矢
印A1方向に移動し、丸棒部51bがトレイロック機構
部13のロックレバー15(図3)を前述した如く回動
して複数のトレイ3がラック10から同時にロック解除
される。尚、ラック11側のトレイロック機構部13は
トレイロック解除棒51を矢印A2方向に移動すればよ
くここでは詳述を省略する。
【0036】上記した構成のトレイロック解除機構部5
0は、同一駆動源により左右いずれか一方のトレイロッ
ク機構部13を選択的にロック解除でき、かつトレイロ
ック解除機構部50の駆動制御が容易となる。更に、ト
レイロック解除機構部50の機構も簡単となるのでスペ
ース効率良く配設でき、ディスク搬送ユニット40が小
型化できる。
【0037】ここで図6に戻り、複数のトレイ3がラッ
ク10又はラック11から同時にロック解除されると、
所望のディスク4を載置したトレイ3のみが搬送ベース
41の上面41cに移動できるよう、搬送ベース41の
図中前後にはガイド溝41g,41hが互いに対向して
形成されている。この際、所望のトレイ3以外は前述し
たラック10,11側のトレイストッパ部41d,41
dの先端面41d1,41d1にトレイ3の先端面が当
接して係止されてしまい、ガイド溝41g,41hには
所望のディスク4を載置したトレイ3のみが挿入され、
一方、所望のトレイ3以外はラック10又はラック11
内に残っており、これにより装置1の信頼性が著しく向
上する。
【0038】次に図6,図8を併用してトレイ引き出し
機構部60の構成を説明する。尚、図8は図6に示した
トレイ引き出し機構部を示した斜視図である。
【0039】このトレイ引き出し機構部60はラック用
のトレイ3又はディスク演奏ユニット用のトレイ5を搬
送ベース41に引き出したり又はこれらのトレイ3,5
を元の収納位置に戻す機構である。尚、ここではラック
用のトレイ3を引き出すことを中心に説明し、ディスク
演奏ユニット用のトレイ5を引き出す説明はトレイ3と
同一であるので省略する。
【0040】図6に示したように、トレイ引き出し機構
部60は搬送ベース41のトレイストッパ部41d,4
1dに近設して配設されており、かつトレイ引き出し機
構部60は左右水平方向(矢印D1,D2)に方向に移
動自在になっている。
【0041】すなわち、図8に詳細に示したトレイ引き
出し機構部60において、搬送ベース41の内部には水
平方向に長尺なネジ棒61が図示しない駆動源と連結し
て回転自在に横架されている。また、このネジ棒61に
下端部が螺合し、かつネジ棒61に平行なガイド棒62
に沿って移動するクランパ支持板63Aが設けられ、ク
ランパ支持板63Aはネジ棒61の回転により左右水平
方向(矢印D1,D2方向)に移動できる構造である。 上記クランパ支持板63Aの上部は搬送ベース41の上
面41cよりも上方に突出しており、更にクランパ支持
板63Aの上部には2本のシャフト64,65の一端が
上下に固着されている。また、シャフト64,65の他
端にはクランパ支持板63Aと対向してクランパ支持板
63Bが連結されており、これによりクランパ支持板6
3Aの左右移動に伴ってクランパ支持板63Bもガイド
溝41iに沿って追従移動できるようになっている。
【0042】更に、上下2本のシャフト64,65には
トレイ3のクランプ部3gをクランプするクランパ66
,67が圧縮スプリング68により手前方向に付勢され
ながら嵌合している。クランパ66は図中右方に示した
ように上側のシャフト64に嵌合し、ラック11側のト
レイ3をクランプするものである。一方、クランパ67
は図中左方の二点鎖線に示したように下側のシャフト6
5に嵌合し、ラック10側のトレイ3をクランプするも
のである。尚、後述するようにトレイ3をクランプする
時にクランパ66とクランパ67とは下記するプッシャ
72,73により同時に押されるが、トレイ3のクラン
プ時にはどちらか片側のクランパのみが有効に機能し、
かつクランパ66とクランパ67とはそれぞれ独立して
シャフト64,65を移動できる構造になっている。ま
た、クランパ66,67の先端部は“L字”状のクラン
プ部66a,67aが形成され、かつ下面にはシャフト
69,70(シャフト70は図中左方の二点鎖線図示)
が固着されている。そして、クランパ支持板63Aとク
ランパ支持板63Bとで支持されたクランパ66,67
は予め組立てられてクランパ組立体71として取り付け
られている。
【0043】また、搬送ベース41の上面41cの左右
両端側で、かつ上記クランパ組立体71の左右移動終端
に近設して一対のプッシャ72,73が設けられている
。この一対のプッシャ72,73は搬送ベース41の上
面41cの左右両側端に移動したクランパ組立体71の
クランパ66,67を矢印E1方向に移動させるもので
あり、プッシャ72,73がクランパ66,67に固着
したシャフト69,70を押している。
【0044】すなわち、上記プッシャ72,73の駆動
源はソレノイド74であり、ソレノイド74を矢印F方
向に吸引すると、ソレノイド74と連結したレバー75
が軸76を中心に時計方向に回動する。レバー75が時
計方向に回動すると、レバー75の一端に固着したピン
77を介して図示しないガイド部材に沿ってスライダ7
8が矢印G方向に水平移動する。ここで、スライダ78
の両端にはレバー79,80が連結されている。右側の
レバー79は軸81を中心として引張スプリング82に
より時計方向に付勢され、かつスライダ78と連結した
反対側のレバー79の先端に固着したシャフト83を介
してプッシャ72と連結されている。一方、右側のレバ
ー80は軸84を中心として引張スプリング85により
反時計方向に付勢され、かつスライダ78と連結した反
対側のレバー80の先端に固着したシャフト86を介し
てプッシャ73と連結されている。従って、スライダ7
8が矢印G方向に水平移動すると、レバー79は軸81
を中心に反時計方向に回動するため、レバー79に固着
したシャフト83及びシャフト83に連結したプッシャ
72が矢印H方向に移動する。これと同時にレバー80
も軸84を中心に時計方向に回動するため、レバー80
に固着したシャフト86及びシャフト86に連結したプ
ッシャ73も矢印H方向に移動する。これにより、クラ
ンパ組立体71が搬送ベース41の上面41cの右側端
に移動した時には、プッシャ72がクランパ66,67
に固着したシャフト69,70を圧縮スプリング68に
抗しながら押し、クランパ66,67を矢印E1方向に
移動させる。一方、クランパ組立体71が搬送ベース4
1の上面41cの左側端に移動した時には、プッシャ7
3がクランパ66,67に固着したシャフト69,70
を圧縮スプリング68に抗しながら押し、上記と同様に
クランパ66,67を矢印E1方向に移動させる。尚、
ソレノイド74の吸引を停止すると、引張スプリング8
2,85の付勢力によりプッシャ72,73は同時に元
の位置に戻る。
【0045】また、クランパ66,67に固着したシャ
フト69,70は、搬送ベース41の上面41cに形成
された凹形状のガイド溝87に沿って移動するようにな
っている。このガイド溝87は左右両側に巾広の溝87
a,87bと、この溝87aと溝87bとの間を接続す
る2本のガイド溝87c,87dとに形成されている。 尚、巾広の溝87a,87bは図6に示したように搬送
ベース41の左右側面から台形状に一部突出形成されて
いる。
【0046】図8に戻り、巾広の溝87a,87b内で
はクランパ66,67に固着したシャフト69,70及
びプッシャ72,73が矢印E1,E2方向に移動でき
、更に手前側のガイド溝87cではトレイ3をクランプ
していないクランパ組立体71が移動する時にクランパ
66,67に固着したシャフト69,70をガイドし、
後側のガイド溝87dではトレイ3をクランプしたクラ
ンパ組立体71が移動する時にクランパ66,67に固
着したシャフト70,71をガイドしている。
【0047】以上のように構成したトレイ引き出し機構
部60の動作について図9(A)〜(D)を用いてラッ
ク10側のトレイ3を搬送ベース41側に引き出す動作
について説明する。尚、図9(A)〜(D)はトレイ引
き出し機構部の動作を説明するための平面模式図である
【0048】まず、図9(A)に示した如く、クランパ
組立体71はガイド溝87の手前側のガイド溝87cの
適宜な位置に位置している。すなわち、この状態はクラ
ンパ66,67が圧縮スプリング68により手前方向に
付勢され、かつクランパ66,67に固着したシャフト
69,70がガイド溝87cでガイドされている。
【0049】次に、図9(A)の状態からにクランパ組
立体71を左方に移動して、クランパ組立体71を巾広
の溝87b内に位置させると共に、クランパ支持板63
Aの側面をトレイ3のクランプ部3gの先端面に当接さ
せると図9(B)に示した如くとなる。この当接により
ラック10に収納されたトレイ3と搬送ベース41側の
クランパ組立体71との位置関係が確実に位置決めされ
る。ここでもクランパ66,67は圧縮スプリング68
により手前方向に付勢されている。
【0050】次に、図9(C)に示した如く、巾広の溝
87b内でプッシャ73によりクランパ66,67に固
着したシャフト69,70を圧縮スプリング68に抗し
て矢印E1方向に押す。これによりクランパ67のクラ
ンプ部67aの先端がトレイ3の“コ字”状のクランプ
部3g内に入り込む。ここでプッシャ73を押したまま
直ぐにクランパ組立体71を右方に移動すると、クラン
パ67のクランプ部67aがトレイ3のクランプ部3g
を右方に引き出すと共に、クランパ66,67に固着し
たシャフト69,70が後側のガイド溝87dに入り込
む。シャフト69,70がガイド溝87dに入り込んで
しまうと、クランパ66,67は手前方向に移動するこ
とができず、クランパ67がトレイ3をクランプしたま
まとなる。尚、クランパ66はラック11側のトレイ3
をクランプする時に機能する。
【0051】そして、図9(D)に示し如く、クランパ
組立体71を更に右方に移動して、クランパ組立体71
が巾広の溝87a内に完全に入り込む手前で停止させる
。すなわち、図6のガイド溝41hの入口に設けられた
左右のストッパ44,45がトレイ3の移動に応じて回
動し、ここではトレイ3がストッパ44を押し倒し通過
してストッパ45で停止されるようになっている。そし
て、トレイ3のクランプ部3gの先端面がストッパ45
に当接した時は、左側のクランパ67に固着したシャフ
ト70は依然としてガイド溝87d内に位置し、トレイ
3をクランプしている。この状態から後述するディスク
吸着動作に移行する。尚、図9(D)の状態では、前述
したようにクランパ66とクランパ67とはそれぞれ独
立して移動できるため、右側のクランパ66に固着した
シャフト69は巾広の溝87a内に完全に入り込んでい
るので図示の如く下方の位置に戻っている。そして、デ
ィスク吸着動作終了後にトレイ3をラック10の元の収
納位置に戻すには、上記と逆に左方に移動すれば良い。 この時、シャフト70は上側のガイド溝87dにガイド
され、一方、シャフト69は下側のガイド溝87cにガ
イドされて戻る。ここで、トレイ3の後端部3iは図示
の如くラック10の溝部10dから完全に抜けきらず、
ラック10内に残っている。これによりトレイ3をラッ
ク10の元の収納位置に戻す動作が容易となる。
【0052】上記した構成のトレイ引き出し機構部60
は、同一駆動源により左右いずれか一方のトレイ3,5
を選択的に引き出したり又は戻したりでき、かつトレイ
引き出し機構部60の駆動制御が容易となる。更に、ト
レイ引き出し機構部60の機構も簡単となるのでスペー
ス効率良く配設でき、ディスク搬送ユニット40が小型
化できる。
【0053】次に、ラック用のトレイ3に載置したディ
スク4又はディスク演奏ユニット用のトレイ5に載置し
たディスク4を吸着するディスク吸着機構部90につい
て図10を用いて説明する。尚、図10は図6に示した
ディスク吸着機構部を説明するための断面図である。
【0054】図10に示したディスク吸着機構部90に
おいて、搬送ベース41の上面41cの上方に上下(矢
印J1,J2方向)に移動自在なアーム91が搬送ベー
ス41に垂立したシャフト92に支持されている。アー
ム91の孔91aを貫通しているシャフト92は平坦面
41jから垂設され、後面41kに固定されたL字ブラ
ケット93に支持されている。このアーム91を上下方
向に移動する駆動源は搬送ベース41の内部に配設され
たモータ94である。すなわち、モータ94の軸に固着
したウオーム95はウオームホィール96と噛合してお
り、このウオームホィール96にはコネクティングロッ
ド97の一端が連結されている。更に、コネクティング
ロッド97の他端はアーム91と連結されているが、こ
の連結は圧縮スプリング98を介在させている。これは
モータ94が後述するトレイテーブル100を微小に上
下に同時移動させるため、アーム91が多少の範囲に亘
って動作しないよう圧縮スプリング98によって緩衝し
ている。
【0055】また、搬送ベース41の上面41cのほぼ
中央部に形成された段付貫通孔部41mにはトレイテー
ブル100が極く僅か上下(矢印K1,K2方向)に移
動可能に設けられている。上記段付貫通孔部41mの下
部は中央孔101aを有する蓋101が固定され、段付
貫通孔部41mを閉蓋している。
【0056】また、閉蓋された段付貫通孔部41m内に
は圧縮スプリング102により下方に付勢された段付円
筒状の上記トレイテーブル100が嵌入されている。ま
た、トレイテーブル100の下部中央部には下方に垂下
した垂下部100aが形成され、この垂下部100aは
蓋101の中央孔101aを貫通し、更に垂下部100
aの下端に固着したピン103がカムホィール104に
摺接している。このカムホィール104にはほぼ螺旋状
のカムが形成されており、小径カム面104aと大径カ
ム面104bとが螺旋状に連接しており、ピン103が
小径カム面104aを摺接している時にはトレイテーブ
ル100の上面100bが搬送ベース41の上面41c
と同一高さになり、ピン103が大径カム面104bを
摺接している時にはトレイテーブル100の上面100
bが搬送ベース41の上面41cより極く僅か上方に突
出できるようになっている。
【0057】また、カムホィール104の駆動源は前述
したアーム91を駆動するモータ94を共用しており、
ウオームホィール96と一体に形成されたタイミングプ
ーリ96aの回転をタイミングベルト105を介してタ
イミングプーリ106に伝達し、更にタイミングプーリ
106と一体に形成されたギア106aから中継ギア1
07を介してカムホィール104のギア部104cに伝
達し、カムホィール104を回転させている。
【0058】また、トレイテーブル100の上面100
bの中央部には段付で貫通していない孔100cが穿設
されており、この孔100cの下部には下方に弱い磁力
を発生する永久磁石108が固着されている。更にこの
孔100cの中で永久磁石108の上方には軟磁鉄など
で形成されたディスクキャッチャ109が着脱自在に嵌
入されている。このディスクキャッチャ109の先端部
はディスク4の中央孔4aに嵌入できかつ後述するガイ
ド孔91にも嵌合できる形状に形成され、更に中間部は
ディスク4の中央孔4a近傍裏面に当接できる鍔部10
9aが形成されている。
【0059】更に、前述したアーム91の先端部には円
筒状の突出部91bが下方に突出形成され、この円筒状
の突出部91bはトレイテーブル100の上面100b
に対向している。また、アーム91の突出部91bには
上方より凹状の孔91cが穿設され、かつ凹状の孔91
cの下部中央部には孔91cと同心でリング状の貫通し
たガイド孔91dが設けられ、このリング状のガイド孔
91dは孔91c内の中央部上方に突出形成されている
【0060】また、リング状のガイド孔91dの外径に
嵌入して電磁石110が固着されている。この電磁石1
10は内部にコイルが巻回された周知の構造で、発生す
る磁力の方向が電流方向に応じて変わるものである。
【0061】また、アーム91の孔91c内で電磁石1
10の上方には、外周に永久磁石111を固着した軟磁
鉄心112が上下(矢印L1,L2方向)に移動可能に
設けられている。この永久磁石111により軟磁鉄心1
12には磁力が常に上方に作用している。また、孔91
cの上部は蓋113で閉蓋され、永久磁石111を固着
した軟磁鉄心112は圧縮スプリング114により上方
に付勢されている。
【0062】上記軟磁鉄心112の中央部は下方に突出
した吸着部112aが形成され、かつ外周部には下方に
リング状に突出した磁路形成部112bが形成されてお
り、吸着部112aはアーム91のガイド孔91dに上
方より嵌合している。更に、ガイド孔91dには前述し
たディスクキャッチャ109の先端部が後述する吸着動
作時に下方より嵌合し、軟磁鉄心112の吸着部112
aに吸着される構造である。
【0063】以上のように構成したディスク吸着機構部
90の動作について図10,図11(A)〜(C),図
12(A)〜(D)を併用し、トレイ3に載置したディ
スク4の吸着について説明する。尚、図11(A)〜(
C)はディスク吸着機構部の動作を説明するための図で
あり、図12(A)〜(D)はディスク吸着機構部の吸
着力関係を説明するための模式図である。
【0064】まず、図10の二点鎖線に示したようにト
レイ3に載置されたディスク4が搬送ベース41の上面
41cに前述したトレイ引き出し機構部60(図6)に
よりラック10又はラック11から引き出されたものと
する。
【0065】図10に示した状態からアーム91を下方
に降下させ、図11(A)に示したようにアーム91の
突出部91bをディスク4の上面に当接させる。また、
アーム91の下降動作に伴ってトレイテーブル100の
垂下部100aに固着したピン103がカムホィール1
04の大径カム面104bに摺接し、トレイテーブル1
00の上面100bが上方に突出してトレイ3の裏面に
当接する。また、アーム91のガイド孔91dとディス
ク4の中央孔4aとは対向しており、かつガイド孔91
dは下方のディスクキャッチャ109とも前述したよう
に対向している。ここで、図12(A)に示したように
軟磁鉄心112には永久磁石111により常にP1の磁
力が上方に作用しており、一方、下方のディスクキャッ
チャ109には永久磁石108による−P3の磁力が下
方に作用している。従って、軟磁鉄心112とディスク
キャッチャ109とは反発しあうと共に、軟磁鉄心11
2とディスクキャッチャ109とは間隔が離れているた
め、軟磁鉄心112の磁力P1ではディスクキャッチャ
109を上方に移動させることができず、ディスクキャ
ッチャ109は永久磁石108に吸着されたままの状態
を維持している。
【0066】次に、図11(A)の状態から電磁石11
0を動作させると図11(B)に示した状態となる。す
なわち、図12(B)に示した如くの吸着動作時、電磁
石110にP2の磁力が上方に働くように電流方向を制
御すると、磁路形成部112bを介して図示の如くの矢
印方向の磁路が形成されてP2の磁力が発生し、軟磁鉄
心112の磁力はP1の磁力にP2の磁力が加算される
。ここで、図11(A)に示したように軟磁鉄心112
は電磁石110側に吸引され、圧縮スプリング114に
抗して下方(矢印L2方向)に移動する。これにより軟
磁鉄心112とディスクキャッチャ109との間隔が狭
まると共に、軟磁鉄心112には加算された磁力P1と
磁力P2との吸着力が上方に強力に作用して、ディスク
キャッチャ109の磁力−P3に打ち勝つ。これにより
トレイ3の裏面に位置したディスクキャッチャ109の
先端部は、トレイ3の中央孔3b及び角孔3cを貫通し
、更にディスク4の中央孔4aに嵌入すると共にアーム
91のガイド孔91dに嵌合し、軟磁鉄心112の吸着
部112aに吸着される。ディスクキャッチャ109が
軟磁鉄心112に吸着される動作に伴って、ディスクキ
ャッチャ109の鍔部109aがディスク4の裏面に当
接し、ディスク4を上方に吸着浮上させる。そして、ア
ーム91の突出部91bの下面と吸着されたディスクキ
ャッチャ109の鍔部109aとの間でディスク4が確
実に挟持され、従ってディスク4はトレイ3からアーム
91側に移行して保持される。
【0067】次に、ディスク4がアーム91側に保持さ
れると、図11(C)の如くアーム91を上方(矢印J
1方向)に移動させる。尚、アーム91の上方移動に伴
い、トレイテーブル100の垂下部100aに固着した
ピン103がカムホィール104の小径カム面104a
に摺接し、これによりトレイテーブル100が下方に移
動する。この際、図12(C)に示した如くの非通電時
、電磁石110の通電を停止する。従って、ディスクキ
ャッチャ109は永久磁石111のP1の磁力により軟
磁鉄心112に吸着されたままディスク4を保持してい
る。電磁石110の通電を停止する理由は、停電時でも
ディスク4を確実に保持できると共に、装置1の電力が
節約できる利点が生じる。この際、アーム91の移動時
に電磁石110を通電したままでも良いことは言うまで
もない。尚、実施例では電磁石110と永久磁石111
とを併用し、自己保持型構造に構成されているが、永久
磁石111を用いることなく電磁石110を単にON−
OFF動作する構成でも可能であり、この際ディスク4
をアーム91側に保持するには常に電磁石110をON
動作しておかねばならない。以上の動作によりディスク
4はアーム91側に確実に保持されると共に、トレイ3
に載置する必要がなくなりディスク4の搬送が確実とな
る。
【0068】更に、アーム91側に保持されたディスク
4をトレイ3に戻す原理は、図12(D)に示した如く
の非吸着動作時、電磁石110に吸着動作とは逆に電流
方向を制御する。これにより図示の如くの矢印方向の磁
路が形成されて−P2の磁力が発生し、軟磁鉄心112
の磁力はP1−P2の磁力となる。この時、P1−P2
の磁力は予めほぼ“零”となるよう設定されており、こ
れによりディスクキャッチャ109は軟磁鉄心112d
から離間し、重力落下して元の位置に戻り、永久磁石1
08に再び吸着される。この際、永久磁石108の−P
3の磁力はディスクキャッチャ109が搬送ベース41
内に直ちに落下するよう補助しているが、場合によって
は永久磁石108を用いることなく、ディスクキャッチ
ャ109の自重だけでも可能である。そして、ディスク
キャッチャ109が搬送ベース41側に戻る動作に従い
、ディスクキャッチャ109の鍔部109aによって吸
着浮上されたディスク4がトレイ3に再び載置される。
【0069】<<ディスク演奏ユニット及びディスク演
奏ユニット用のトレイ>>図13はディスク演奏ユニッ
トの構成を示した概略図であり、図14はディスク演奏
ユニットに用いられるトレイを示した斜視図である。ま
た、図15(A),(B)はディスク演奏ユニット用の
トレイをディスク搬送ユニットに引き出し、かつ外径の
異なるディスクを載置した状態を示した図である。
【0070】図13に示したディスク演奏ユニット12
0,121は図1に示した筐体2の最下部に左右対称に
配設されており、ここではディスク演奏ユニット120
について説明する。
【0071】ディスク演奏ユニット120はターンテー
ブル122が固着されたターンテーブルモータ123と
、ディスク4の信号を再生もしくは記録再生する光ピッ
クアップ124とが備えられた周知の構造のものであり
、ここでは詳述を省略する。
【0072】また、ターンテーブル122の上方にはト
レイ5が矢印M1,M2方向に引き出し自在に設けられ
、かつ後述する動作によりトレイ5にディスク4が載置
されると、トレイ5は図示しない昇降手段によりターン
テーブル122の下方(矢印N1,N2方向)に移動さ
れ、一方、トレイ5に載置されたディスク4はターンテ
ーブル122に載置される。この後、ターンテーブル1
22を回転させて光ピックアップ124でディスク4を
演奏するものである。尚、ディスク4の演奏は、使用す
るディスク4の種類により再生のみ行う場合と、記録再
生する場合とがあり、かつ音声情報,映像情報,文字情
報等を出力することが可能なものである。  次に、図
14に示したディスク演奏ユニット用のトレイ5は、光
ピックアップ124が移動するため前述したトレイ3(
図4)とは形状が少し異なるものの、トレイ5の引き出
し構造は技術的思想を同じくするものである。
【0073】すなわち、トレイ5の長手方向中央部には
図13に示した光ピックアップ124が移動可能な開口
部5aが形成されている。また、外径の異なる2種類の
ディスク4が載置できるように、ディスク外径を規制規
準とした面5b,5cが形成されており、面5bには大
外径規制部5dが形成され、一方、面5cには小外径規
制部5eが形成されている。また面5cは面5bより1
段低い高さになっており、これにより面5bと面5cと
は2段の凹形状に形成されている。そして、面5bには
大外径の例えば12cm径のCDが載置でき、面5cに
は小外径の例えば8cm径のCDが載置できるようにな
っている。また、ディスク4の外径を検知する検知孔5
f,5gが穿設されており、検知孔5fは大外径用,検
知孔5gは小外径用となっている。これらの検知孔5f
,5gも前述したトレイ3と同様に搬送ベース41内の
図示しないホトセンサにより検知される。
【0074】また、先端部にはトレイ5をディスク演奏
ユニット120,121から搬送ベース41に引き出し
たり又は元の収納位置に戻すためのクランプ部5h,5
hが“コ字”状に形成されている。このクランプ部5h
,5hはトレイ3のクランプ部3g,3g(図4)と同
一形状であり、かつトレイ引き出し機構部60(図8)
によりクランプされるものであり詳述を省略する。
【0075】更に、トレイ5の左右両側にはディスク演
奏ユニット用のトレイであることを検知する切欠き部5
i(片側のみ図示)が形成されている。そして、トレイ
5を搬送ベース41に引き出すと、図6に示した如く、
搬送ベース41の前面41e近傍に設けたレバー46が
トレイ5の切欠き部5iに入り込み、マイクロスイッチ
47を“ON”状態としている。尚、前述したトレイ3
の場合は切欠き部が形成されていないためマイクロスイ
ッチ47は“OFF”状態となる。
【0076】また、トレイ5が搬送ベース41に引き出
された際には、ディスク吸着機構部90が後述するよう
に動作する。この際、図15(A),(B)に示した如
く、ディスク外径によりトレイテーブル100の高さ位
置が異なっている。これはディスク4をアーム91側に
保持する際、軟磁鉄心112とディスクキャッチャ10
9との間隔ができるだけ狭まるようトレイテーブル10
0を極く僅かディスク外径に応じて移動している。すな
わち、前述したように小外径ディスク4Bを載置する面
5cは大外径ディスク4Aを載置する面5bより1段低
い位置に位置しているためである。従って、大外径ディ
スク4Aの場合には、図15(A)に示したようにトレ
イテーブル100は上方に突出して高い位置となり、大
外径ディスク4Aの裏面に当接している。一方、小外径
ディスク4Bの場合には、図15(B)に示したように
トレイテーブル100は突出せず低い位置となり、小外
径ディスク4Bの裏面に当接している。尚、トレイテー
ブル100の高さ制御は前述したようにカムホィール1
04の小径カム面104aと大径カム面104bとにそ
れぞれ図示の如く摺動しているものである。
【0077】<<装置の動作>>図16(A)〜(G)
及び図17(A)〜(H)は多装填ディスク自動演奏装
置の動作を説明するための模式図である。尚、図中の構
成部材の詳細な説明は既に述べているのでここでは装置
の動作を簡略に図中の工程番号順に説明する。この際、
工程1〜工程7までは図16(A)〜(G)が対応し、
工程8〜工程15までは図17(A)〜(H)が対応し
ている。
【0078】(工程1)…ラック10(11)に収納さ
れたトレイ3にはディスク4が載置され、ディスク搬送
ユニット40は所望のディスク4が載置されたトレイ3
の前に位置している。ここでラック10(11)のトレ
イロック機構部13をディスク搬送ユニット40に設け
たトレイロック解除機構部50で解除する。この時、デ
ィスク搬送ユニット40に設けたトレイ引き出し機構部
60は前述した適宜の位置におり、ディスク吸着機構部
90のアーム91は上方に位置し、ディスクキャッチャ
109は搬送ベース41内に位置している。 (工程2)…トレイ引き出し機構部60を図中左方に移
動し、トレイ3の先端部をクランプする。 (工程3)…トレイ引き出し機構部60を図中右方に移
動し、トレイ3に載置されたディスク4を搬送ベース4
1に引き出す。 (工程4)…アーム91の先端部をディスク4の上面に
当接するまで降下し、ここでディスク吸着機構部90の
吸着動作によりディスクキャッチャ109がディスク4
を吸着浮上しながらアーム91側に保持される。 (工程5)…ディスク4を保持したアーム91を上方に
移動する。 (工程6)…トレイ引き出し機構部60を図中左方に移
動し、トレイ3のみをラック10(11)に戻す。 (工程7)…ディスク4のみを保持したディスク搬送ユ
ニット40を下方に配設したディスク演奏ユニット12
0(121)まで移動する。 (工程8)…ディスク搬送ユニット40がディスク演奏
ユニット120(121)の前に位置する。 (工程9)…トレイ引き出し機構部60がディスク演奏
ユニット用のトレイ5の先端部をクランプする。 (工程10)…トレイ5を搬送ベース41に引き出す。 (工程11)…ディスク4を支持したアーム91を降下
し、ディスクキャッチャ109をアーム91側から落下
させて、ディスク4をトレイ5に載置する。 (工程12)…アーム91を上方に移動する。 (工程13)…トレイ引き出し機構部60を図中左方に
移動し、トレイ5に載置したディスク4をディスク演奏
ユニット120(121)内に挿入する。 (工程14)…トレイ引き出し機構部60を搬送ベース
41に戻す。 (工程15)…ここでディスク演奏ユニット120(1
21)内ではトレイ5をターンテーブル122の下方に
移動し、ディスク4をターンテーブル122に載置して
からディスク4の演奏を行う。 尚、ディスク4をラック10(11)に戻す工程は上記
とは逆の工程となりここでは詳述を省略する。
【0079】
【発明の効果】以上詳述した本発明に係わるディスク収
納ラック及びディスクトレイによると、請求項1記載の
ディスク収納ラックでは、ロックレバーが複数枚のトレ
イをディスク収納ラックに同時に係止している。この結
果、簡単な構造のロックレバーにより複数枚のトレイを
ディスク収納ラックに同時に係止できるので、従来のト
レイ係止手段と比較して部品点数を減少できる。更に、
例えばトレイの間隔が狭い場合でもスペースを問題にす
ることなく、トレイを係止するロックレバーをディスク
収納ラックに設けることができる。
【0080】また、請求項2記載のディスクトレイでは
、外径の異なる複数種のディスクをディスクトレイに載
置でき、装置の利用範囲が拡大する利点がある。更に、
外径の異なる複数種のディスクをディスクトレイに載置
する際、ディスクの載置位置決め手段として外径による
ことなく、ディスクの中央孔で位置決めしているため、
例えばディスクトレイを極く薄い板厚に形成でき、これ
によりディスク及びディスクトレイを多量にラックに収
納できる。
【0081】また、請求項3記載のディスクトレイでは
、隣り合うトレイの貼り付き防止用の突出部が下面に部
分的に形成されている。これにより、たとえ空気中の露
又は静電気等が生じても、所望のディスクを載置したデ
ィスクトレイのみを確実に引き出すことができ、装置の
信頼性が著しく向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるディスク収納ラック及びディス
クトレイを採用した多装填ディスク自動演奏装置の概略
構成を示した斜視図である。
【図2】本発明に係わるディスク収納ラックの構造を示
した斜視図である。
【図3】図2に示したトレイロック機構部を説明するた
めの平面図である。
【図4】(A)は本発明に係わるディスクトレイを示し
た斜視図,(B)は(A)のX−Y断面図である。
【図5】ディスク搬送ユニット駆動機構部を示した斜視
図である。
【図6】ディスク搬送ユニットを示した斜視図である。
【図7】図6に示したトレイロック解除機構部を示した
斜視図である。
【図8】図6に示したトレイ引き出し機構部を示した斜
視図、
【図9】(A)〜(D)はトレイ引き出し機構部の動作
を説明するための平面模式図である。
【図10】図6に示したディスク吸着機構部を説明する
ための断面図である。
【図11】(A)〜(C)はディスク吸着機構部の動作
を説明するための図である。
【図12】(A)〜(D)はディスク吸着機構部の吸着
力関係を説明するための模式図である。
【図13】ディスク演奏ユニットの構成を示した概略図
である。
【図14】ディスク演奏ユニットに用いられるトレイを
示した斜視図である。
【図15】(A),(B)はディスク演奏ユニット用の
トレイをディスク搬送ユニットに引き出し、かつ外径の
異なるディスクを載置した状態を示した図である。
【図16】(A)〜(G)は多装填ディスク自動演奏装
置の動作を説明するための模式図である。
【図17】(A)〜(H)は多装填ディスク自動演奏装
置の動作を説明するための模式図である。
【図18】従来の多装填ディスク自動演奏装置のシステ
ム構成を示した構成図である。
【符号の説明】
1…多装填ディスク自動演奏装置、3…ディスクトレイ
(トレイ)、 3b…中央孔、3k…突出部、3d…ガイドリブ、4…
ディスク、4a…中央孔、10,11…ディスク収納ラ
ック(ラック)、 13…トレイ係止手段(トレイロック機構部)、14…
軸、 15…ロックレバー、15a,15b…腕部、16…圧
縮スプリング、 50…トレイ係止解除手段(トレイロック解除機構部)
、 90…ディスク吸着手段(ディスク吸着機構部)、12
0,121…ディスク演奏手段(ディスク演奏ユニット
)。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディスクを載置した水平のトレイをラック
    内に係止して多数組積層状態で収納し、前記トレイの係
    止を装置のトレイ係止解除手段により解除して一つの所
    望の前記ディスクを前記トレイごと引き出し、引き出さ
    れた前記ディスクを搬送してディスク演奏手段によって
    演奏する多装填ディスク自動演奏装置に用いられるディ
    スク収納ラックであって、前記ラック内の前記トレイを
    複数枚同時に係止するよう付勢した腕部及び前記腕部と
    回動軸を介して連接し、かつ前記装置のトレイ係止解除
    手段に当接して前記腕部が複数枚の前記トレイの係止を
    解除するよう回動する腕部を有した回動自在なロックレ
    バーを備えたことを特徴とするディスク収納ラック。
  2. 【請求項2】中央孔を有するディスクを載置したトレイ
    をラックに多数組積層状態で収納し、一つの所望の前記
    ディスクを前記トレイごと引き出し、引き出された前記
    ディスクを装置のディスク吸着手段により取り出すと共
    に搬送してディスク演奏手段によって演奏する多装填デ
    ィスク自動演奏装置に用いられるディスクトレイであっ
    て、外径が異なりかつ同一径の前記中央孔有する複数種
    の前記ディスクを載置可能とし、前記中央孔が嵌入する
    ガイドリブを上面側に突出形成して複数種の前記ディス
    クの位置決めをすることを特徴とするディスクトレイ。
  3. 【請求項3】請求項3の前記ディスクトレイの下面側に
    隣り合うディスクトレイの貼り付きを防止する突出部を
    部分的に形成したことを特徴とするディスクトレイ。
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