JPH0252346B2 - - Google Patents

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JPH0252346B2
JPH0252346B2 JP7290585A JP7290585A JPH0252346B2 JP H0252346 B2 JPH0252346 B2 JP H0252346B2 JP 7290585 A JP7290585 A JP 7290585A JP 7290585 A JP7290585 A JP 7290585A JP H0252346 B2 JPH0252346 B2 JP H0252346B2
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JP
Japan
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disc
disk
turntable
pin
rack
Prior art date
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Expired
Application number
JP7290585A
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English (en)
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JPS61230666A (ja
Inventor
Juji Ikedo
Takahiro Okajima
Masahiko Myake
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pioneer Corp
Original Assignee
Pioneer Electronic Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Pioneer Electronic Corp filed Critical Pioneer Electronic Corp
Priority to JP7290585A priority Critical patent/JPS61230666A/ja
Publication of JPS61230666A publication Critical patent/JPS61230666A/ja
Publication of JPH0252346B2 publication Critical patent/JPH0252346B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は情報記録デイスク(以下、単にデイス
クと称する)を自動的に演奏位置に搬送して演奏
をなすオートローデイングデイスクプレーヤに関
する。
背景技術 近年、デイジタルオーデイオデイスク(以下、
DADと略称する)と呼ばれ、デイジタル信号を
記録することによつて従来のアナログ的に信号を
入れたオーデイオデイスクに比して収容する情報
量を増大し得かつ再生の際の雑音発生も少ないデ
イスクが数種開発され且つ多く利用されている。
この内、特にレーザ光を用いて信号を記録し且つ
読み取る方式で、一般にコンパクトデイスクと呼
ばれる外径が約12cmのデイスクは、取り扱いが簡
単であると共にデイスクプレーヤ全体の小型化を
可能とするものである。近時、オートローデイン
グデイスクプレーヤの一形態として、この小型
DADを複数枚(例えば5〜6枚)、常時収納で
き、これらを連続的に演奏する家庭用ジユークボ
ツクスとして最適なマルチデイスクプレーヤが開
発されている。ちなみに、小型DADは演奏時間
が1時間と、従来のアナログオーデイオデイスク
の約1.5倍の情報量を収容することが出来る。そ
のため、例えば6枚のデイスクには演奏時間が3
分前後の曲であればおよび120曲収容することが
可能で、ジヤズあるいは演歌など、好みのジヤン
ル別に網羅することも容易となる。
マルチデイスクプレーヤは基本的には、ターン
テーブル及びピツクアツプ等を含む演奏手段と、
複数枚のデイスクを所定ピツチで順に配列収納す
るマガジンと、該マガジンにおける任意のデイス
クを順次選択して演奏位置、すなわち上記ターン
テーブル上に搬送するデイスク取出搬送機構とを
備えている。
マルチデイスクプレーヤにおいては選択したデ
イスクを演奏位置、すなわちターンテーブル上に
搬送する場合、デイスクをその記録面に略担持面
と平行な方向及びこれに略垂直な方向の2方向に
移動することが行われる。最近、デイスク記録面
に対して略垂直な方向へのデイスク移動をなす手
段としていわゆるデイスククランプ機構を兼用し
たデイスクプレーヤが開発されている。具体的に
は、デイスクのターンテーブルとの対向面とは反
対側の面に当接してターンテーブルと協働してデ
イスククランプ作用をなす円盤状の押圧部材と、
該押圧部材を回転自在に支持し且つデイスクと共
に該押圧部材をデイスク記録面に対して面と略垂
直な方向に移動せしめるための押圧部材移動機構
とを有している。ところが、このデイスククラン
プ機構によるデイスクの移動は不安定であり、デ
イスク移動中に例えば何らかの外力がデイスクプ
レーヤに加えられた場合、デイスクが移動方向に
対して傾斜あるいはその半径方向にずれるなどし
ていわゆるミスクランプを起こす懸念があつた。
なお、上記の如くターンテーブルを固定として
これに対して可動側としての押圧部材を脱着せし
める形式とは逆に、該押圧部材を固定側としてタ
ーンテーブルを該押圧部材に対して近接離間せし
めることによりデイスクのクランプ及びその解除
をなす形式のものや、ターンテーブル及び押圧部
材の双方を共に可動としてこれらを相対的に近接
させてクランプ作用をなさしめる形式のオートロ
ーデイングデイスクプレーヤもあるが、このよう
に前述した構成とは異なるクランプ形式のプレー
ヤにおいてもクランプ動作によりなされるデイス
クの移動が不安定であることに変りはない。
発明の概要 本発明は上記した点に鑑みてなされたものであ
つて、その目的とするところはデイスク記録面に
対して略垂直な方向へのデイスク搬送が安定して
なされ、従つてミスクランプ等を起こすことのな
いオートローデイングデイスクプレーヤを提供す
ることである。
本発明によるオートローデイングデイスクプレ
ーヤにおいては、デイスクをその記録面に略平行
に所定位置に搬送する搬送機構と、該所定位置に
達したデイスクをその記録面に対して略垂直な方
向において移動せしめ且つ挾持して回転しつつ演
奏するデイスク演奏手段とから成り、該デイスク
演奏手段のデイスク挾持部材と共にデイスクを挾
持し得るデイスク押え部材と、該デイスク押え部
材を位置決めする位置決め手段とを有し、該位置
決め手段はデイスクが上記デイスク演奏手段によ
り記録面に対して略垂直な方向に移動せしめられ
るときには該デイスク押え部材をデイスクに当接
せしめ、デイスクがデイスク演奏手段により挾持
された後に該デイスク押え部材をデイスクから離
間せしめることを特徴としている。
実施例 以下、本発明の実施例としてのマルチデイスク
プレーヤを添付図面を参照しつつ説明する。
図において、参照符号1は当該マルチデイスク
プレーヤの全体を示している。
第1図に示されるように、ハウジング2のフロ
ントパネル3には該ハウジング内にマガジン5を
収納するための長方形の開口部3aが設けられて
いる。開口部3aは左右方向に伸長している。但
し、ここで言う左右方向とは矢印Yにて示される
前方に向つてのものであり、矢印X方向が左方で
ある。また、矢印Zは上方を示している。フロン
トパネル3上にはまた、当該デイスクプレーヤの
操作をなすための操作ボタン群6と表示部7が設
けられている。
第2図及び第3図に示されるように、マガジン
5は全体として偏平な直方体状のマガジン本体8
と、各々主面上にデイスク10を担持した例えば
6枚の矩形板状トレイ11とから成る。各トレイ
11、従つて各デイスク10は、後述するターン
テーブルのデイスク担持面すなわちデイスク挾持
面と垂直な方向、この場合、上下方向(矢印Z方
向及びその反対方向)において所定のピツチにて
順に配列収納されている。第2図から明らかなよ
うに、各トレイ11はマガジン本体8の後端開口
部を通じて且つ各主面に沿つて該マガジン本体に
対して突出収納自在となつている。また、第1図
にも示されるように、マガジン本体8は、トレイ
11のデイスク担持面と対向する部分、すなわち
上面部が開放せしめられている。第2図から明ら
かなように、各トレイ11の右側部前端には上方
(矢印Z方向)に突出する案内ピン11aが形成
されている。この案内ピン11aはマガジン本体
8の右側部に前後方向(矢印Y方向及びその反対
方向)において伸長して形成された案内溝8aに
摺動自在に嵌合している。該案内溝は案内ピン1
1aの移動を各トレイ11の突出収納方向、すな
わち前後方向においてのみ可能とするものであ
る。なお、第2図に示されるように、マガジン本
体8の内部には、各トレイ11の主面に突設され
た突起11bと係合することによつて該各トレイ
のマガジン本体からの抜け止めをなす可撓性係合
爪8bが設けられている。
第1図に示されるように、ハウジング2内の下
部には平板状の横シヤーシ13が配置されてお
り、該横シヤーシ上には上記各トレイ11の突出
収納方向、すなわち前後方向(矢印Y方向及びそ
の反対方向)において延在し且つ互いに左右方向
(矢印X方向及びその反対方向)にて対向する一
対の支持部材たる縦シヤーシ14及び15が固設
されている。例えば第4図及び第5図に示される
ように、各縦シヤーシ14及び15の上端部間に
は平板状のメカシヤーシ16が架設されている。
後述するが、このメカシヤーシ16上にはターン
テーブル及びピツクアツプ手段等が搭載されてい
る。
第4図ないし第6図に示されるように、右方の
縦シヤーシ15の右側には該縦シヤーシの面に沿
うようにセレクトプレート19が配置されてお
り、且つ前後方向において往復動自在となつてい
る。第10図a及びbから特に明らかなように、
セレクトプレート19は矩形板状に形成されてお
り、その上端前部には前後方向に沿うべくラツク
部19aが形成されている。また、セレクトプレ
ート19の後端部右面には前方(矢印Y方向)に
向けて徐々に下方(反矢印Z方向)に下る6つの
段差部19cないし19hが形成されている。例
えば第4図及び第5図に示されるように、縦シヤ
ーシ15の上部前端には上方に突出する張出部1
5aが形成されており、該張出部には大小2つの
歯車部を有するダブル歯車20が取り付けられて
いる。ダブル歯車20の小歯車部はセレクトプレ
ート19のラツク部19aと噛合している。該ダ
ブル歯車は、小歯車21aが一体成形されたプー
リ21、ベルト22及び小プーリ23を介してモ
ータ24の出力軸と連結されている。これらダブ
ル歯車20、プーリ21、ベルト22、小プーリ
23及びモータ24によつて、セレクトプレート
19に駆動力を付与せしめる駆動力付与手段が構
成されている。
第4図及び第5図に示されるように、メカシヤ
ーシ16の右端後部には上方(矢印Z方向)に突
出するブラケツト部16aが設けられている。該
ブラケツト部には右方に伸びるシヤフト26及び
カラー27を介してアーム部材28がその後端部
において揺動自在に取り付けられている。アーム
部材28は鋼板を略コの字状に屈曲成形して成る
もので、略中央部がくの字状に屈曲せしめられた
第1アーム部28aと、直線的に伸びる第2アー
ム部28bとを有している。第2アーム部28b
の先端には左方(矢印X方向)に伸びるピン28
cが突設されており、該ピンはセレクトプレート
19に形成された6つの段差部19cないし19
hと各々係合可能となつている。第4図及び第7
図に示されるように、第1アーム部28aの先端
にも左方に伸びるピン28dが突設されており、
このピン28dは、前後方向及び左右方向におい
て延在する矩形板状のデイスク押え部材30の右
端中央部に回動自在に係合している。このデイス
ク押え部材30は、3本のレバー部材31ないし
33を介してメカシヤーシ16の下面に取り付け
られたものであつて、後述するデイスククランプ
機構によりターンテーブル35のデイスク担持面
に対して略垂直な方向(この場合上下方向)すな
わちその記録面に対して垂直な方向に移動せられ
るデイスクの該デイスク担持面との対向面にその
下面にて当接してデイスククランプ機構と協働し
てデイスクを該デイスク担持面と平行に保持す
る。第7図から明らかな如く、レバー部材32は
その一端部(前端部)においてメカシヤーシ16
にピン32aによつて回動自在に結合され、該レ
バー部材の他端部に突設されたピン32bがデイ
スク押え部材30の後端部に形成された長溝30
aに摺動自在に嵌合している。また、デイスク押
え部材30の左側部を釣支するレバー部材31は
レバー部材32と略対称的に形成され、レバー部
材32と同様にピン31a,31bを介してメカ
シヤーシ16及びデイスク押え部材30に結合さ
れている。第7図から明らかなように、残る一本
のレバー部材33はレバー部材32と交差するよ
うに配置され、該交差部においてレバー部材32
とピン33aによつて枢着せしめられている。レ
バー部材33はその一端部(前端部)においてデ
イスク押え部材30の前端部にピン33bによつ
て回動自在に結合され、該レバー部材の他端部に
突設されたピン33cがメカシヤーシ16に前後
方向に伸長して形成された長溝16cに摺動自在
に嵌合している。すなわち、デイスク押え部材3
0がターンテーブル35のデイスク担持面に対し
て平行に移動するようになされているのである。
また、デイスク押え部材30の下面には移動中
のデイスクの外周に係合して該デイスクの半径方
向へのずれ止めをなす突起等が設けられている。
なお、前述したように、ターンテーブル35は
メカシヤーシ16に取り付けられている。また、
第8図に示されるように、メカシヤーシ16上に
は光学式ピツクアツプ手段を担持したキヤリツジ
36が配置されており、且つ、ターンテーブル3
5のデイスク担持面を含む平面に沿つて、この場
合、前後方向(矢印Y方向及びその反対方向)に
おいて移動自在にメカシヤーシ16に取り付けら
れている。また、図示されてはいないが、キヤリ
ツジ36を駆動するキヤリツジ駆動手段が設けら
れている。
上記したターンテーブル35と、光学式ピツク
アツプ手段を含むキヤリツジ36と、上記キヤリ
ツジ駆動手段と、後述するデイスククランプ機構
とによつて、デイスク演奏をなすデイスク演奏手
段(以下、単に演奏手段と称する)が構成されて
いる。
第5図及び第6図に示されるように、左右に一
対設けられた(第1図参照)縦シヤーシ14及び
15のうち右方の縦シヤーシ15の右面には該縦
シヤーシの一部をなし且つ前後方向に伸長するレ
ール40が設けられている。第9図a及びbにも
示されるように、レール40にはフツクプレート
41が摺動自在に取り付けられている。第11図
a及びbから特に明らかなように、フツクプレー
ト41は鋼板を屈曲せしめて成り、その下端後部
に下方に伸びるブラケツト部41aが形成されて
いる。第4図及び第6図並びに第11図bに示さ
れるように、このブラケツト部41aにはサブブ
ラケツト42がネジ42a等によつて取り付けら
れており、該サブブラケツトには、前述した各ト
レイ11の配列方向すなわち上下方向に伸長する
ガイドシヤフト43が固定されている。第4図か
ら特に明らかなように、ガイドシヤフト43に
は、前後方向に伸長するフツク部材44がその後
端部において摺動自在に取り付けられている。す
なわち、フツク部材44は上記各トレイ11の配
列方向において移動可能なのである。第2図にも
示されるように、フツク部材44は、各トレイ1
1の1つずつに形成された係合部11dと係合し
て該トレイをマガジン本体8の外部に突出せしめ
る作用をなす。
第4図、第6図及び第7図に示されるように、
フツク部材44の後端部左側には左方に突出する
ピン44aが形成されている。一方、デイスク押
え部材30の前端部右側には該ピン44aと摺動
自在に嵌合する水平溝30aが形成された突部3
0bが設けられている。すなわち、デイスク押え
部材30の上下動に伴つてフツク部材44が上下
動するようになされているのである。
前述したセレクトプレート19と、モータ24
等を含み該セレクトプレートに駆動力を付与する
駆動力付与手段と、シヤフト26と、アーム部材
28と、これらに関連する周辺小部材とによつ
て、演奏さるべきデイスクを担持したトレイと係
合する位置にフツク部材44を移動するフツク部
材移動手段が構成されている。なお、第4図及び
第5図に示されるように、フツクプレート41に
はフツク部材44の近傍に、各トレイ11の後端
左側部に形成されたU字状切欠部11e(例えば
第2図参照)と嵌合可能な複数の環状位置決め溝
46aを有する軸状位置決め部材46が取り付け
られている。
第4図ないし第6図及び第9図に示されるよう
に、縦シヤーシ15に設けられたレール40には
フツクプレート41の他にラツク部材48が摺動
自在に取り付けられている。ただし、ラツク部材
48はレール40と共にフツクプレート41を挾
むように位置している。第12図aないしcから
特に明らかなように、ラツク部材48の上端部に
は該ラツク部材の全長に亘つてラツク部48aが
形成されている。ラツク部材48の左面には複数
の爪部48bが設けられており、ラツク部材48
はこの各爪部にてレール40を把持する形となつ
ている。また、ラツク部材48の下端後部には下
方に突出する張出部48dが形成されており、該
張出部の左面には前述したフツク部材44を保持
し得る複数の刃状保持部48eが設けられてい
る。更に詳しくは、第4図ないし第6図に示され
るように、フツク部材44の後端部には右方に伸
びるピン44cが突設されており、該ピンが、フ
ツクプレート41のブラケツト部41aに上下に
伸長して形成された長孔41b(第11図a等参
照)を通じて刃状保持部48e上に担持されるの
である。
第4図及び第5図に示されるように、縦シヤー
シ15には張出部15aの後方にもう1つの張出
部15cが形成されており、該張出部には大小2
つの歯車部を同軸に形成して成るダブル歯車50
が取り付けられている。ダブル歯車50の小歯車
部はラツク部材48のラツク部48aと噛合して
いる。該ダブル歯車は、小歯車51aが一体成形
されたプーリ51、ベルト52及び小プーリ53
を介してモータ54の出力軸に連結されている。
これらダブル歯車50、プーリ51、ベルト5
2、小プーリ53及びモータ54によつて、ラツ
ク部材48に駆動力を付与する駆動力付与機構が
構成されている。なお、上記したラツク部材48
を第2移動部材と称し、これに対して、フツクプ
レート41を第1移動部材と称する。
第9図a及びbに示されるように、支持部材の
一部をなすレール40には、第2移動部材たるラ
ツク部材48の移動方向において離隔して設けら
れ且つ各々該移動方向に伸長して夫々深さが等し
い第1案内溝40a及び第2案内溝40bが設け
られている。これに対して、ラツク部材48に
は、第1及び第2案内溝40a,40bと対向可
能に且つラツク部材48の移動方向において離隔
して配置されて各々該移動方向に伸長しかつ各々
深さが等しい第3案内溝48g及び第4案内溝4
8hが形成されている。また、レール40とラツ
ク部材48によつて挾まれたフツクプレート41
には、該フツクプレートの移動方向において上記
第3及び第4案内溝48g,48hの離隔距離よ
りも僅かに大なる距離だけ離隔して配置され且つ
上記第1ないし第4案内溝40a,40b,48
g及び48hと対向可能な一対の円形開口部41
d,41eが形成されている。この一対の開口部
41d,41e内には、第1ないし第4案内溝4
0a,40b,48g及び48hと係合し得る球
状の可動駒56,57が各々配置されている。
第9図aに示されるように、少なくとも第1移
動部材たるフツクプレート41の移動範囲内にお
けるレール40(支持部材)及びラツク部材48
(第2移動部材)の対向面間距離:laが、可動駒
56,57の外径寸法:dよりも小さくなつてい
る。また、レール40(支持部材)及びラツク部
材48(第2移動部材)の各対向面のいずれか一
面と上記第1ないし第4案内溝40a,40b,
48g,48hのうち該一面と対向する案内溝の
底面との距離:lbが、可動駒56,57の外径寸
法:dよりも僅かに大となつている。
レール40の前端部には、第1及び第3案内溝
40a,48gの同一方向端部、この場合、各後
端部が一致したときに第1移動部材であるフツク
プレート41に当接して該フツクプレートの前方
移動を規制する規制突起40cが形成されてい
る。また、レール40の後端部近傍には、第2及
び第4案内溝40b,48hの同一方向端部、こ
の場合、各前端部が一致したときにフツクプレー
ト41に当接して該フツクプレートの後方への移
動を規制する規制突起40dが突設されている。
なお、規制突起40cを第1規制手段と称し、こ
れに対して、規制突起0dを第2規制手段と称す
る。
上記した第1ないし第4案内溝40a,40
b,48g,48hと、フツクプレート41に形
成された一対の開口部41d及び41eと、該開
口部内に配置された可動駒56及び57と、上記
各規制突起40c及び40dとによつて、第2移
動部材たるラツク部材48が後方に移動してフツ
ク部材44を保持し得る位置に達すると第1移動
部材たるフツクプレート41と該ラツク部材をロ
ツクし、且つ該ロツク状態を以てフツクプレート
41及びフツク部材44を介してマガジン本体8
外に突出せしめたトレイ11上に担持されたデイ
スク10がターンテーブル35のデイスク担持面
に対して同心位置(該デイスク担持面の直下)に
達すると該ロツク状態を解除し且つフツクプレー
ト41をレール40に対してロツクするロツク・
解除手段が構成されている。
また、該ロツク・解除手段と、レール40を含
む支持部材たる縦シヤーシ15と、第1移動部材
たるフツクプレート41と、第2移動部材たるラ
ツク部材48と、モータ54等を含み該ラツク部
材に駆動力を与える駆動力付与機構と、フツク部
材44と、セレクトプレート19及びモータ24
等から成り演奏さるべきデイスクを担持したトレ
イと係合する位置にフツク部材44を移動せしめ
るフツク部材移動手段とによつて、演奏さるべき
デイスクを担持したトレイ11をマガジン本体8
から突出せしめることにより該デイスクをその記
録面に平行に搬送するトレイ突出手段すなわち搬
送機構が構成されている。
次いで、上記トレイ突出手段によつてマガジン
本体8外に突出せられたトレイ11上に担持され
たデイスク10をターンテーブル35のデイスク
担持面に対して略垂直な方向、すなわちデイスク
の記録面に対して垂直な方向に移動せしめて該デ
イスク担持面に装着するデイスククランプ機構に
ついて説明する。
例えば第8図に示されるように、メカシヤーシ
16の下面には下方に突出するブラケツト16e
が設けられており、第4図から明らかなように、
該ブラケツト部には左右方向(矢印X方向及びそ
の反対方向)に伸長するシヤフト61が取り付け
られている。このシヤフト61には、揺動アング
ル62及びクランプアングル63を結合して成る
揺動部材64が揺動自在に取り付けられている。
明らかではあるが、揺動部材64の揺動は、ター
ンテーブル35のデイスク担持面に対して略垂直
な面内にてなされる。第8図に示される揺動部材
64の位置を非クランプ位置と称し、該位置から
シヤフト61を中心として反時計方向に所定分だ
け揺動した位置を該揺動部材のクランプ位置と称
する。なお、第13図a及びbに揺動アングル6
2の詳細が、また、第14図a及びbにクランプ
アングル63の詳細が示されている。第14図
a,bから特に明らかなように、クランプアング
ル63は直線状の自由端部63aを有している。
クランプアングル63を含む揺動部材64が上記
非クランプ位置(第8図に示される位置)にある
ときに、上記直線状自由端部63aがターンテー
ブル35のデイスク担持面に対して平行となるよ
うになされている。
第4図及び第8図に示されるように、揺動部材
64の自由端部、すなわちクランプアングル63
の先端部には、矩形板状の支持体65の後端がピ
ン65aを介して枢着されている。この支持体6
5の上面には円盤状の押圧部材66が回転自在に
取り付けられている。押圧部材66は、デイスク
10のターンテーブル35との対向面とは反対側
の面に当接して該ターンテーブルと協働してデイ
スククランプ作用をなすものである。また、揺動
部材64の自由端部近傍、すなわちクランプアン
グル63の略中央部には、直線状のレバー部材6
8がその後端部にて長手ピン69を介して枢着せ
しめられている。詳しくは、長手ピン69はレバ
ー部材68に対して固定されており、且つ、クラ
ンプアングル63の中央部に形成された長孔63
bに摺動自在に嵌合している。なお、第15図a
及びbにレバー部材68の詳細が示されている。
また、レバー部材68の前端部は長手ピン71に
よつて支持体65の前端部に枢着されている。
第14図a,b並びに第15図a,bから特に
明らかなように、クランプアングル63の前端部
とレバー部材68の後端部には、夫々小さな張出
部63c,68aが形成されており、該両張出部
間にはコイルスプリング72が張設されている。
このコイルスプリング72は、直線状に形成され
たレバー部材68がクランプアングル63の直線
状自由端部に対して平行となるように該レバー部
材を付勢するものである。
上記した板状支持体65と、揺動アングル62
及びクランプアングル63からなる揺動部材64
と、レバー部材68と、付勢手段としてのコイル
スプリング72と、ラツク部材48及びモータ5
4等から成り揺動部材64に駆動力を付与する駆
動力付与機構とによつて、マガジン本体8外に突
出せしめられたトレイ11上に担持されたデイス
ク10と共に上記押圧部材66をターンテーブル
35のデイスク担持面と略垂直な方向に移動せし
めてターンテーブル35に対して脱着するための
押圧部材移動機構が構成されている。また、該押
圧部材移動機構と押圧部材66とにより、演奏位
置すなわちターンテーブル35上に搬送されたデ
イスク10をクランプするデイスククランプ機構
が構成されている。
なお、該デイスククランプ機構と、前述のデイ
スク押え部材30と、セレクトプレート19と、
モータ24を含み該セレクトプレートに駆動力を
付与する駆動手段と、アーム部材28と、3本の
レバー部材31ないし33と、該各レバー部材を
デイスク押え部材30及びメカシヤーシ16に枢
着せしめる各ピン等とによつて、前述のトレイ突
出手段すなわち搬送機構によつてマガジン本体8
外に突出せられたトレイ11上に担持されている
デイスク10をターンテーブル35のデイスク担
持面に対して垂直な方向に移動せしめて該デイス
ク担持面に装着するデイスク移動手段が構成され
ている。また、セレクトプレート19はデイスク
押え部材30の位置決めをなす位置決め手段とし
て作用するが、デイスク押え部材30は上記のデ
イスククランプ機構によつても位置決めされる。
第4図及び第5図に示されるように、縦シヤー
シ15の後部上方には略L字状に形成された長手
中間部材76が前後方向に伸長すべく配置され、
且つ、前後方向において往復動自在に縦シヤーシ
15に取り付けられている。中間部材76の前端
部には左方(矢印X方向)に伸びるピン76a
が、また、後端部には右方に伸びるピン76bが
突設されている。なお、中間部材76はピン76
aを中心として所定範囲内で揺動可能となつてい
る。中間部材76の前端部に設けられたピン76
aは揺動部材64の構成部材である揺動アングル
62の自由端部に係合し得、また、該中間部材の
後端部に突設されたピン76bは移動途中のラツ
ク部材48の後端部と係合し得る。すなわち、中
間部材76はラツク部材48の動きに対して、揺
動アングル62すなわち揺動部材64を連動せし
める作用をなすのである。
上記した各ピン76a及び76bの、揺動アン
グル62及びラツク部材48との係合状態につい
て詳しく説明する。
まず、ピン76aと揺動アングル62との係合
についてであるが、第13図a及びbから特に明
らかなように揺動アングル62の自由端部にはカ
ム部62aが形成されており、ピン76aはこの
カム部62aに係合する。一方、ラツク部材48
の後端部には、該ラツク部材が往動(後方への移
動)するときにピン76bと係合する凹部48j
(特に第12図aないしc参照)と、ピン76b
と係合した後の往動距離だけ該ラツク部材が復動
(前方への移動)するときにピン76bに係合し
て該ラツク部材の復動に伴つて揺動アングル62
を復動(シヤフト61を中心とする時計方向への
揺動)せしめるための爪状係合部48kとが形成
されている。第5図から明らかな如く、ピン76
bは上記した凹部48j及び爪状係合部48kと
係合可能となつていると共に、レール40に形成
されたカム孔40fに摺動自在に嵌合している。
このカム孔40fは、爪状係合部48kとピン7
6bとの係合及び係合解除をラツク部材48の往
復動(前後移動)に応じてなす係合・解除手段と
して作用するものである。
ここで、第5図に示されるように、クランプア
ングル63にはコイルスプリング78が連結され
ており、揺動アングル62は該コイルスプリング
によてクランプアングル63と共に復動方向(シ
ヤフト61を中心とする時計方向)へのバイアス
力を付与されている。ラツク部材48が直線的往
復動をなすのに対して揺動アングル62は揺動の
往復動を行なうという相違点はあるものの、該ラ
ツク部材及び揺動アングルの往復動方向は略一致
していると言える。従つて、中間部材76の前端
部のピン76aと揺動アングル62のカム部62
aの係合が単純な係合であるならば、コイルスプ
リング78によるバイアス力が、揺動アングル6
2及び中間部材76を順次介してラツク部材48
に加わることとなり、最往動位置(後方移動限界
位置)に達したラツク部材48には該バイアス力
に起因する前方に向けての強い押圧力が常に加え
られることとなる。ラツク部材48は樹脂によつ
て形成される場合が多く、このように大きな押圧
力が長時間に亘つて加えられることは好ましくな
い。そこで、中間部材76のピン76aと揺動ア
ングル62のカム部62aの係合を単純な係合と
せず、ラツク部材48及び中間部材76が最往動
位置(後方移動限界位置)にあるときに上記バイ
アス力がピン76aに伝達されぬように、且つ、
該ラツク部材及び中間部材が上記最往動位置から
所定距離だけ復動(前方への移動)すると上記バ
イアス力が中間部材76に伝達されるようにカム
部62aが形成されている。
ところが、カム部62aの形状を単にこのよう
に構成しただけでは、ラツク部材48が上記最往
動位置から復動(前方移動)したときに、コイル
スプリング78のバイアス力を以て揺動アングル
62及び中間部材76を復動(揺動アングル62
についてはシヤフト61を中心とする時計方向の
回動、また、中間部材76については前方への復
帰動作である)させる事が出来ない。しかしなが
ら、前述したように、ラツク部材48の後端部に
は爪状係合部48kが形成されており、該爪状係
合部の作用によつて、ラツク部材48が上記最往
動位置から復動するときに中間部材76が上記所
定距離だけ強制的に復動せしめられる。よつて、
これに続いて上記バイアス力が中間部材76及び
揺動アングル62を復動せしめ得るのである。な
お、前述したデイスク移動手段とトレイ突出手段
とにより、マガジン5における任意のデイスクを
順次選択してターンテーブル35のデイスク担持
面上に搬送するデイスク取出搬送機構が構成され
ている。また、縦シヤーシ15と、ラツク部材4
8と、モータ54を含む駆動力付与機構とは、上
記デイスク移動手段及びトレイ突出手段の夫々に
対して共用となつている。
なお、前述の説明から明らかではあるが、前述
した押圧部材66は、マガジン本体8から引き出
されたデイスク10がターンテーブル35のデイ
スク担持面に対して同心位置すなわち該デイスク
担持面の直下に達した後のラツク部材48の移動
によつて上昇せしめられる。
また、例えば第5図に示されるように、揺動ア
ングル62の自由端部には突起62cが設けられ
ており、該突起は、デイスク10がターンテーブ
ル35に対してクランプされた後にアーム部材2
8の突起28fと係合するようになされている。
これによつて、第7図に示されるデイスク押え部
材30がデイスク10から離脱するのである。な
お、このように、デイスク押え部材30はラツク
部材48、従つて、上記デイスク取出搬送機構に
よつて駆動力を付与されて動作するのである。
第4図に示されるように、横シヤーシ13上で
あつて、マガジン5の下方には略くの字状に形成
された爪部材81がピン81aを介して所定範囲
内で回動自在に設けられている。この爪部材81
は第3図に示されるマガジン本体下面の係合爪8
dと係合することによつてマガジン5の全体をハ
ウジングに対して収納位置にて係止せしめるため
の部材である。また、図示されてはいないが、爪
部材81を上記係合爪8dと係合する方向に付勢
する付勢手段が設けられている。爪部材81はま
た、第5図に示される位置から更に前方に移動し
たセレクトプレート19の前端部が該爪部材の端
部81bに当接することによつて、上記係合爪8
dとの係合を解除せしめられる。これらセレクト
プレート19と、該セレクトプレートに駆動力を
与える駆動力付与手段(前述)と、爪部材81
と、該爪部材を付勢するスプリング等の付勢手段
と、マガジン本体8に形成された係合爪8dとに
よつて、マガジン5をハウジング2に対して収納
位置にてロツクし且つ動作信号(マガジンイジエ
クト信号)に応じて該ロツク状態を解除するため
のロツク機構が構成されている。
やはり第4図に示されるように、横シヤーシ1
3上であつてマガジン5の左後方には、該マガジ
ンがハウジング2内に収納されたことを検知する
ための検知スイツチ83が固設されている。この
検知スイツチ83は前後方向において所定範囲内
で往復動自在でマガジン5と係合する作動子83
aと、該作動子に前方に向けてのバイアス力を付
与するバイアス力付与手段たるバネ部材(図示せ
ず)を有している。マガジン5は、上記ロツク機
構によるロツク状態を解除された後、該バネ部材
のバイアス力によつてハウジング2の外部に突出
せしめられるのである。
第5図に示されるように、縦シヤーシ15の前
後両端部には2つの検知スイツチ85及び86が
設けられている。前方に配置された検知スイツチ
85はセレクトプレート19の前端部と係合し
得、該セレクトプレートが前方移動限界位置に達
したことを検知するためのものである。また、後
方に設けられた検知スイツチ86はラツク部材4
8の後端部と係合し得、該ラツク部材48が後方
移動限界位置に達したこと、すなわちデイスクロ
ーデイングが完了したことを検知するためのもの
である。
第6図及び第10図に示されるように、セレク
トプレート19の近傍には該セレクトプレートの
移動距離を検知し、以て、フツク部材44(例え
ば第2図参照)を所望のデイスクを担持したトレ
イ11との係合位置にて停止させるためのフオト
センサ87が配置されている。これに対して、セ
レクトプレートの右面にはアドレスプレート88
が設けられている。また、図示されてはいない
が、第8図に示されるキヤリツジ36(光学式ピ
ツクアツプ手段を担持したもの)が移動限界位置
に達したことを検知するための検知スイツチが設
けられている。
なお、前述した各検知スイツチ83,85,8
6とフオトセンサ87から発せられる検知信号
は、ハウジング2内の所定位置に配置された制御
部(図示せず)に伝達される。これら各検知信号
に応じて該制御部から送られる動作信号によつて
モータ24,54及びターンテーブル35が後述
する所定のタイミングにて動作するのである。
次に、上記した構成のマルチデイスクプレーヤ
の動作を第16図ないし第23図をも参照しつつ
演奏手順に沿つて簡単に説明する。
まず、第1図に示される操作ボタン群6が操作
されることにより演奏さるべきデイスクが指定さ
れると、モータ24に駆動電圧が供給され、該モ
ータは回転を始める。よつて、セレクトプレート
19は後方への移動を開始する。演奏されるデイ
スクが例えばマガジン5内の上から3枚目のデイ
スクである場合、セレクトプレート19は第16
図に示されるように、フオトセンサ87及びアド
レスプレート88(第10図a参照)の作用によ
つて、該セレクトプレートの段差部19eがアー
ム部材28のピン28cと係合する位置にて停止
せられる。このセレクトプレート19の移動によ
るアーム部材28の揺動に伴つて、第17図に示
されるように、フツク部材44がデイスク押え部
材30と共に、該3枚目のデイスクを担持したト
レイ11との係合位置まで下降せしめられる。
次いで、モータ54が回転を始め、ラツク部材
48が後方への移動を開始する。ラツク部材48
の初動(約5〜7mmの後方移動)によつて、該ラ
ツク部材48の保持部48e(第12図a及びb
参照)がフツク部材44のピン44c(例えば第
6図示)の下縁に係合し、該フツク部材はラツク
部材48によつて保持される。該初動によつてラ
ツク部材48は、第9図a及びbに示される位置
から第18図a,bに示される位置に達する。
第18図a及びbに示されるように、上記した
ラツク部材48の初動の後、ラツク部材48に形
成された第4案内溝48hの前縁部が可動駒57
と係合し、該可動駒、従つてフツクプレート41
はラツク部材48に対してロツクされる。よつ
て、この後のラツク部材48の後方への移動に伴
つてフツクプレート41も後方移動せしめられ
る。これにより、該フツクプレートに取り付けら
れたフツク部材44は後方へ駆動され、演奏さる
べきデイスク10を担持したトレイ11はマガジ
ン本体8から突出せられる。なお、この状態で、
デイスク押え部材30は、この突出したトレイ1
1上のデイスク10の直上に位置している。
マガジン本体8から突出せられたトレイ11と
共に該トレイ上に担持されたデイスク10がター
ンテーブル35の直下、すなわち該ターンテーブ
ルのデイスク担持面に対して該デイスクが同心と
なる位置に達すると、第19図a及びbに示され
るように、レール40に形成された第2案内溝4
0bとラツク部材48の第4案内溝48hの同一
方向端部が一致し、同時に、フツクプレート41
の後端がレール40に設けられた規制突起40d
に当接して該フツクプレートはレール40に対し
てロツク状態となる。故に、フツク部材44、従
つてデイスクはターンテーブル35の直下にて停
止する。この直後のラツク部材48の僅かな後方
移動により、第19図に示されるように、可動駒
57はラツク部材48の第4案内溝48hから離
脱してレール40の第2案内溝40b内に入り込
む。よつて、ラツク部材48とフツクプレート4
1のロツク状態は解除され、第20図a,bに示
されるように、ラツク部材48のみの後方移動が
なされる。
第20図a及びbに示されるラツク部材48の
みの後方移動に伴つて該ラツク部材の後端部に形
成された凹部48jが中間部材76(例えば第5
図示)のピン76bに係合し、以て該中間部材が
後方に駆動される。故に、第21図に示されるよ
うに、中間部材76の前端部に設けられたピン7
6aによつて揺動部材64(揺動アングル62及
びクランプアングル63とから成る)がシヤフト
61を中心として該図の反時計方向に揺動せら
れ、これによつて、デイスク10はトレイ11か
ら離脱せられてターンテーブル35まで搬送さ
れ、且つ、クランプされる。そして、このとき、
デイスク押え部材30は押圧部材66と協働して
デイスク10を挾持して上昇せられる。
この後、第22図に示されるように、揺動部材
64は更に揺動せられ、該揺動部材の構成部材で
ある揺動アングル62の自由端部に形成された突
起62cがアーム部材28に設けられた突起28
fに係合し、該アーム部材がシヤフト26を中心
として該図における反時計方向に所定角度だけ揺
動せられる。
これによつて第23図に示されるように、デイ
スク押え部材30が僅かに上方に移動し、デイス
ク10と該デイスク押え部材との当接状態が解除
される。かくして演奏可能となり、ターンテーブ
ル35及びキヤリツジ36(第21図等参照)が
動作して演奏が開始される。
演奏が終了するとデイスクはマガジン本体8内
に収納されるのであるが、デイスク収納動作は上
述したデイスクローデイング動作の逆の過程をた
とつてなされるので詳述はしない。
以下、指定された曲数に応じて上記の動作が繰
り返される。
尚、上記の実施例においては、オートローデイ
ングデイスクプレーヤとして、複数枚のデイスク
を収納してこれらを順次選択して連続的に演奏す
ることの出来るマルチデイスクプレーヤを示した
が、本発明は、フロントパネル部に挿入口として
デイスクを挿入し得る程度の細長いスロツトを形
成してこのスロツトを経て挿入されるデイスクを
単一のトレイにより担持して搬送するスロツトイ
ン方式のものや、フロントパネル部に形成した長
方形の挿入口を通じて突出収納自在なトレイを有
してプレーヤハウジング外に突出させた該トレイ
上にデイスクを担持せしめた後にこのトレイを収
納させることにより搬送するトレイ突出収納方式
のものなど、種々の形式のオートローデイングデ
イスクプレーヤに適用可能であることは言うまで
もない。
また、上記の実施例においては、ターンテーブ
ル35を固定側として該ターンテーブルに対して
可動側としての押圧部材66を脱着せしめること
によりデイスクのクランプ及びその解除がなされ
る形式となつているが、この構成とは逆に、押圧
部材66を固定側としてターンテーブル35を該
押圧部材に対して近接離間せしめることによりデ
イスクのクランプ及びその解除がなされるもの
や、ターンテーブル66及び押圧部材66の双方
を共に可動としてこれらを相対的に近接させてク
ランプ作用をなさしめる形式のプレーヤなど、
種々のクランプ形式のオートローデイングデイス
クプレーヤに対して本願発明の構成が適用可能で
ある。すなわち、ターンテーブル35及び押圧部
材66は、その少なくとも一方が他方に対して近
接及び離間することによりデイスクをその記録面
に対して垂直な方向に移動せしめ且つクランプ作
用をなせばよいのである。
なお、ターンテーブル35及び押圧部材66に
ついては、これらは互いにデイスクを挾持してク
ランプするところから、その一方、例えばターン
テーブル35を第1のデイスク挾持部材と称し、
これに対して押圧部材66を第2のデイスク挾持
部材と称する。
発明の効果 本発明によるオートローデイングデイスクプレ
ーヤにおいては、デイスクをその記録面に略平行
に所定位置に搬送する搬送機構と、該所定位置に
達したデイスクをその記録面に対して略垂直な方
向において移動せしめ且つ挾持して回転しつつ演
奏するデイスク演奏手段とから成り、該デイスク
演奏手段のデイスク挾持部材と共にデイスクを挾
持し得るデイスク押え部材と、該デイスク押え部
材を位置記めする位置決め手段とを有し、該位置
決め手段はデイスクが上記デイスク演奏手段によ
り記録面に対して略垂直な方向に移動せしめられ
るときには該デイスク押え部材をデイスクに当接
せしめ、デイスクがデイスク演奏手段により挾持
された後に該デイスク押え部材をデイスクから離
間せしめる。
かかるデイスク押え部材及びその位置決めをな
す位置決め手段を有することによつて、デイスク
演奏手段によつてその記録面に対して略垂直な方
向に移動せしめられて演奏位置に装着されるまで
の間、デイスクが平行に移動せられ、且つ、デイ
スクの半径方向へのずれが防止される。よつて、
このデイスクの移動中に何らかの外力がデイスク
プレーヤに加えられることがあつても、デイスク
が傾斜したり、あるいは半径方向にずれることが
なく、デイスクの移動は安定してなされ、ミスク
ランプ等を起こすことがないのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るマルチデイスクプレーヤ
の全体を示す斜視図、第2図及び第3図はマガジ
ンの各々平面図及び底面図、第4図及び第5図は
該マルチデイスクプレーヤの内部構造の各々平面
図及び側面図、第6図は第4図に関する−矢
視図、第7図ないし第15図bは該内部構造の一
部詳細図、第16図ないし第23図は該マルチデ
イスクプレーヤの動作を説明するための図であ
る。 主要部分の符号の説明、2……ハウジング、3
……フロントパネル、3a,41d,41e……
開口部、5……マガジン、6……操作ボタン群、
7……表示部、8……マガジン本体、8a……案
内溝、8b……可撓性係合爪、8d……係合爪、
10……デイスク、11……トレイ、11a……
案内ピン、11b,28f.62c……突起、11
d……係合部、11e……U字状切欠部、13…
…横シヤーシ、14,15……縦シヤーシ、15
a,15c……張出部、16……メカシヤーシ、
16a,16e,41a……ブラケツト部、16
c……長溝、19……セレクトプレート、19
a,48a……ラツク部、19c,19d,19
e,19f,19g,19h……段差部、20,
50……ダブル歯車、21,51……プーリ、2
2,52……ベルト、23,53……小プーリ、
24,54……モータ、26,61……シヤフ
ト、28……アーム部材、28a……第1アーム
部、28b……第2アーム部、28c,28d,
31a,31b,32a,32b,33a,33
b,33c,44a,44c,76a,76b,
81a……ピン、30……デイスク押え部材、3
0a……水平溝、30b……突部、31,32,
33,68……レバー部材、35……ターンテー
ブル、36……キヤリツジ、40……レール、4
0a……第1案内溝、40b……第2案内溝、4
0c,40d……規制突起、40f……カム孔、
41……フツクプレート、41b,63b……長
孔、42……サブブラケツト、42a……ネジ、
43……ガイドシヤフト、44……フツク部材、
46……位置決め部材、46a……位置決め溝、
48……ラツク部材、48b……爪部、48d,
63c……張出部、48e……保持部、48g…
…第3案内溝、48h……第4案内溝、48j…
…凹部、48k……爪状係合部、56,57……
可動駒、62……揺動アングル、62a……カム
部、63……クランプアングル、63a……直線
状自由端部、64……揺動部材、65……板状支
持体、66……押圧部材、69,71……長手ピ
ン、72,78……コイルスプリング、76……
中間部材、81……爪部材、83,85,86…
…検知スイツチ、83a……作動子、87……フ
オトセンサ、88……アドレスプレート。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 デイスクをその記録面に略平行に所定位置に
    搬送する搬送機構と、前記所定位置に達したデイ
    スクを前記記録面に対して略垂直な方向において
    移動せしめ且つ挾持して回転しつつ演奏するデイ
    スク演奏手段とから成るオートローデイングデイ
    スクプレーヤであつて、前記デイスク演奏手段の
    デイスク挾持部材と共に前記デイスクを挾持し得
    るデイスク押え部材と、前記デイスク押え部材を
    位置決めする位置決め手段とを有し、前記位置決
    め手段は前記デイスクが前記デイスク演奏手段に
    より前記略垂直な方向に移動せしめられるときに
    は前記デイスク押え部材を前記デイスクに当接せ
    しめ、前記デイスクが前記デイスク演奏手段によ
    り挾持された後に前記デイスク押え部材を前記デ
    イスクから離間せしめることを特徴とするオート
    ローデイングデイスクプレーヤ。
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