JPH05307826A - ディスク再生装置 - Google Patents
ディスク再生装置Info
- Publication number
- JPH05307826A JPH05307826A JP16389592A JP16389592A JPH05307826A JP H05307826 A JPH05307826 A JP H05307826A JP 16389592 A JP16389592 A JP 16389592A JP 16389592 A JP16389592 A JP 16389592A JP H05307826 A JPH05307826 A JP H05307826A
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- JP
- Japan
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- disc
- disk
- storage case
- slider
- pair
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ディスク収納部に多数収納されたディスクの
引き出し操作及び搬送操作の制御を容易となすととも
に、装置全体の小型化を可能となす。 【構成】 ディスク3が積層された状態で収納される並
設された一対のディスク収納部31,31と、このディ
スク収納部31,31からディスク3を選択的に引き出
す引き出し機構32と、この引き出し機構32がディス
ク収納部31,31よりディスク3を引き出した状態
で、上記引き出し機構32を搬送する搬送機構33と、
この搬送機構33によって搬送されたディスク3を再生
するディスクプレーヤ部34とにより構成されることに
より、一対のディスク収納部31,31に対し、単一の
引き出し機構32と搬送機構33のみでディスク3の引
き出し及び搬送を行う。
引き出し操作及び搬送操作の制御を容易となすととも
に、装置全体の小型化を可能となす。 【構成】 ディスク3が積層された状態で収納される並
設された一対のディスク収納部31,31と、このディ
スク収納部31,31からディスク3を選択的に引き出
す引き出し機構32と、この引き出し機構32がディス
ク収納部31,31よりディスク3を引き出した状態
で、上記引き出し機構32を搬送する搬送機構33と、
この搬送機構33によって搬送されたディスク3を再生
するディスクプレーヤ部34とにより構成されることに
より、一対のディスク収納部31,31に対し、単一の
引き出し機構32と搬送機構33のみでディスク3の引
き出し及び搬送を行う。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディスク収納部に積層
された状態で収納されたディスクを選択的に引き出し、
この引き出されたディスクをディスクプレーヤの如き再
生手段に装着して再生を行うディスク再生装置に関す
る。
された状態で収納されたディスクを選択的に引き出し、
この引き出されたディスクをディスクプレーヤの如き再
生手段に装着して再生を行うディスク再生装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、ディスク収納部に多数枚収納され
た楽音信号等の情報信号が記録された光ディスク等のデ
ィスクを選択的に取出して再生するようにしたディスク
再生装置が用いられている。
た楽音信号等の情報信号が記録された光ディスク等のデ
ィスクを選択的に取出して再生するようにしたディスク
再生装置が用いられている。
【0003】この種のディスク再生装置として、ディス
ク収納部に対向して、このディスク収納部に収納された
複数枚のディスク中から所望のディスクを選択して引き
出し操作するディスク引き出し機構と、このディスク引
き出し機構をディスクと共にディスクプレーヤ部まで搬
送するディスク搬送機構とからなるディスク交換機構を
備えたものが提案されている。
ク収納部に対向して、このディスク収納部に収納された
複数枚のディスク中から所望のディスクを選択して引き
出し操作するディスク引き出し機構と、このディスク引
き出し機構をディスクと共にディスクプレーヤ部まで搬
送するディスク搬送機構とからなるディスク交換機構を
備えたものが提案されている。
【0004】また、他の例として、ディスクプレーヤ部
をディスク収納部に対し昇降移動させ、ディスク引き出
し機構を介してディスク収納部から選択されて引き出さ
れた所望のディスクを上記ディスクプレーヤ部に装着し
て再生を行うようにしたディスク交換機能付きのディス
ク再生装置も提案されている。
をディスク収納部に対し昇降移動させ、ディスク引き出
し機構を介してディスク収納部から選択されて引き出さ
れた所望のディスクを上記ディスクプレーヤ部に装着し
て再生を行うようにしたディスク交換機能付きのディス
ク再生装置も提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記ディス
ク引き出し機構及びディスク搬送機構とからなるディス
ク交換機構を備えたディスク再生装置は、ディスク収納
部の各々に対応してディスク引き出し機構及びディスク
搬送機構を設ける構成となされているため、装置全体の
大型化を招いている。
ク引き出し機構及びディスク搬送機構とからなるディス
ク交換機構を備えたディスク再生装置は、ディスク収納
部の各々に対応してディスク引き出し機構及びディスク
搬送機構を設ける構成となされているため、装置全体の
大型化を招いている。
【0006】また、ディスク引き出し機構及びディスク
搬送機構を各ディスク収納部毎に配置したものにあって
は、複数のディスク引き出し機構及びディスク搬送機構
の制御が難しくなる。特に各ディスク引き出し機構及び
ディスク搬送機構が動作状態にあるとき、ディスク引き
出し機構同士及びディスク搬送機構同士が互いの動作を
阻害しなようにディスク収納部、ディスク引き出し機構
及びディスク搬送機構の各々を配置する必要性があるた
め、装置全体の小型化を実現することが困難となる。
搬送機構を各ディスク収納部毎に配置したものにあって
は、複数のディスク引き出し機構及びディスク搬送機構
の制御が難しくなる。特に各ディスク引き出し機構及び
ディスク搬送機構が動作状態にあるとき、ディスク引き
出し機構同士及びディスク搬送機構同士が互いの動作を
阻害しなようにディスク収納部、ディスク引き出し機構
及びディスク搬送機構の各々を配置する必要性があるた
め、装置全体の小型化を実現することが困難となる。
【0007】また、ディスクプレーヤ部を昇降操作する
ようにしたディスク再生装置にあっては、ディスクプレ
ーヤ部自身の重量が重いため、所望とするディスクを取
り出すため、上記ディスクプレーヤ部を所望のディスク
を収納する位置に正確に停止させることができない。す
なわち、ディスクプレーヤ部の移動を行う駆動手段の駆
動を静止させたとき、慣性力により微動を生じてしまう
ため、この微動を制御し、所望のディスクを収納する位
置に正確に停止させるための位置調整を行う必要があ
る。そのため、所望のディスクを収納する位置にディス
クプレーヤ部をアクセスするための時間の長時間化を招
き、迅速なディスクの交換及びディスク再生を行うこと
ができなくなる。
ようにしたディスク再生装置にあっては、ディスクプレ
ーヤ部自身の重量が重いため、所望とするディスクを取
り出すため、上記ディスクプレーヤ部を所望のディスク
を収納する位置に正確に停止させることができない。す
なわち、ディスクプレーヤ部の移動を行う駆動手段の駆
動を静止させたとき、慣性力により微動を生じてしまう
ため、この微動を制御し、所望のディスクを収納する位
置に正確に停止させるための位置調整を行う必要があ
る。そのため、所望のディスクを収納する位置にディス
クプレーヤ部をアクセスするための時間の長時間化を招
き、迅速なディスクの交換及びディスク再生を行うこと
ができなくなる。
【0008】そこで、本発明は、ディスク収納部に多数
収納されたディスク中の所望のディスクを引き出し操作
する引き出し手段及びこの引き出し手段を搬送操作する
搬送手段の動作制御を容易となすとともに、装置全体の
小型化を可能となし、さらに迅速なディスクの交換及び
ディスク再生を行うことを可能となすディスク再生装置
を提供することを目的に提案されたものである。
収納されたディスク中の所望のディスクを引き出し操作
する引き出し手段及びこの引き出し手段を搬送操作する
搬送手段の動作制御を容易となすとともに、装置全体の
小型化を可能となし、さらに迅速なディスクの交換及び
ディスク再生を行うことを可能となすディスク再生装置
を提供することを目的に提案されたものである。
【0009】
【課題を達成するための手段】本発明にディスク再生装
置は、上述したような目的を達成するため、ディスクが
積層された状態で収納される並設された一対のディスク
収納部と、これら一対のディスク収納部からディスクを
選択的に引き出す引き出し手段と、この引き出し手段を
上記一対のディスク収納部に対して相対的に移動自在に
支持するとともに、上記引き出し手段が上記ディスク収
納部よりディスクを引き出した状態で上記引き出し手段
を上記ディスク収納部に収納されたディスクの積層方向
に沿って搬送する搬送手段と、上記搬送手段によって搬
送されたディスクを再生するディスク再生手段とを備え
て構成したものである。
置は、上述したような目的を達成するため、ディスクが
積層された状態で収納される並設された一対のディスク
収納部と、これら一対のディスク収納部からディスクを
選択的に引き出す引き出し手段と、この引き出し手段を
上記一対のディスク収納部に対して相対的に移動自在に
支持するとともに、上記引き出し手段が上記ディスク収
納部よりディスクを引き出した状態で上記引き出し手段
を上記ディスク収納部に収納されたディスクの積層方向
に沿って搬送する搬送手段と、上記搬送手段によって搬
送されたディスクを再生するディスク再生手段とを備え
て構成したものである。
【0010】
【作用】本発明に係るディスク再生装置は、ディスク収
納部から所望するディスクを引き出し手段により引き出
し操作すると、上記引き出し手段はディスクを引き出し
た状態で搬送手段によりディスク収納部に収納されたデ
ィスクの積層方向に沿って搬送される。そして、上記搬
送手段によって搬送されたディスクは、ディスク再生手
段に装着されて再生される。
納部から所望するディスクを引き出し手段により引き出
し操作すると、上記引き出し手段はディスクを引き出し
た状態で搬送手段によりディスク収納部に収納されたデ
ィスクの積層方向に沿って搬送される。そして、上記搬
送手段によって搬送されたディスクは、ディスク再生手
段に装着されて再生される。
【0011】
【実施例】以下、本発明を光ディスクを自動的に演奏す
るディスク再生装置に適用した具体的な実施例を図面を
参照しながら説明する。このディスク再生装置は、図
1、図2及び図3に示すように、光ディスク3を1枚1
枚収納する多数のディスク収納ケース1を多段状に積層
するように収納する一対のディスク収納部31,31
と、これらディスク収納部31,31に収納されたディ
スク収納ケース1を選択的に引き出し操作するディスク
引き出し機構32と、このディスク引き出し機構32に
より引き出されたディスク収納ケース1を上記ディスク
引き出し機構32とともに所定演奏位置へ搬送するディ
スク搬送機構33と、このディスク搬送機構33によっ
て搬送されたディスク収納ケース1に収納保持されてい
た光ディスク3を再生するディスクプレーヤ部34とか
ら構成されてなる。
るディスク再生装置に適用した具体的な実施例を図面を
参照しながら説明する。このディスク再生装置は、図
1、図2及び図3に示すように、光ディスク3を1枚1
枚収納する多数のディスク収納ケース1を多段状に積層
するように収納する一対のディスク収納部31,31
と、これらディスク収納部31,31に収納されたディ
スク収納ケース1を選択的に引き出し操作するディスク
引き出し機構32と、このディスク引き出し機構32に
より引き出されたディスク収納ケース1を上記ディスク
引き出し機構32とともに所定演奏位置へ搬送するディ
スク搬送機構33と、このディスク搬送機構33によっ
て搬送されたディスク収納ケース1に収納保持されてい
た光ディスク3を再生するディスクプレーヤ部34とか
ら構成されてなる。
【0012】ところで、このディスク再生装置におい
て、再生される光ディスク3を収納保持するディスク収
納ケース1は、図4,図5及び図6に示すように、平板
状で方形状をの収納ケース本体2を有し、この収納ケー
ス本体2の上面には、楽音信号等の所定の情報信号が予
め記録された光ディスク3を収納保持する上記光ディス
ク3の外形形状に対応する円形をなすディスク収納凹部
4が設けられている。このディスク収納凹部4は、光デ
ィスクを収納載置したとき、この光ディスク3が収納ケ
ース本体2の上面から突出することがないように上記光
ディスク3の厚さより少なくとも深い深さを有するよう
に形成されている。
て、再生される光ディスク3を収納保持するディスク収
納ケース1は、図4,図5及び図6に示すように、平板
状で方形状をの収納ケース本体2を有し、この収納ケー
ス本体2の上面には、楽音信号等の所定の情報信号が予
め記録された光ディスク3を収納保持する上記光ディス
ク3の外形形状に対応する円形をなすディスク収納凹部
4が設けられている。このディスク収納凹部4は、光デ
ィスクを収納載置したとき、この光ディスク3が収納ケ
ース本体2の上面から突出することがないように上記光
ディスク3の厚さより少なくとも深い深さを有するよう
に形成されている。
【0013】また、ディスク収納凹部4の外周部には、
図6に示すように、底面より一段高く形成されたディス
ク載置段部5がリング状に形成されている。そして、光
ディスク3は、情報信号の記録されていない外周縁部を
上記ディスク載置段部5に支持されてディスク収納凹部
4に収納されている。従って、光ディスク3は、信号記
録面をディスク収納ケース1の底面に接触させることな
く収納載置可能となる。
図6に示すように、底面より一段高く形成されたディス
ク載置段部5がリング状に形成されている。そして、光
ディスク3は、情報信号の記録されていない外周縁部を
上記ディスク載置段部5に支持されてディスク収納凹部
4に収納されている。従って、光ディスク3は、信号記
録面をディスク収納ケース1の底面に接触させることな
く収納載置可能となる。
【0014】さらに、収納ケース本体2には、中央部か
ら側方側に亘って、ディスク収納ケース1に収納載置さ
れ、このディスク収納ケース1とともにディスクプレー
ヤ部34まで移送された光ディスク3が上記ディスクプ
レーヤ部34のディスクテーブルに装着される際に、こ
のディスクテーブルが突出するように進出し、光ディス
ク3の再生時に上記光ディスク3に記録された情報信号
の読み取り操作するように上記光ディスク3の内外周に
亘ってこの光ディスク3の下面側において移動操作され
る光学ピックアップ装置の対物レンズ側が臨む長穴部6
が開設されている。この長穴部6は、上述のようにディ
スクテーブルが進入し、光学ピックアップ装置の対物レ
ンズ側が臨むものであるので、上述ディスクテーブルの
径より大きな径Rを有し、光学ピックアップ装置の少な
くとも対物レンズの移動範囲に亘る長さLを有するもの
として形成されている。
ら側方側に亘って、ディスク収納ケース1に収納載置さ
れ、このディスク収納ケース1とともにディスクプレー
ヤ部34まで移送された光ディスク3が上記ディスクプ
レーヤ部34のディスクテーブルに装着される際に、こ
のディスクテーブルが突出するように進出し、光ディス
ク3の再生時に上記光ディスク3に記録された情報信号
の読み取り操作するように上記光ディスク3の内外周に
亘ってこの光ディスク3の下面側において移動操作され
る光学ピックアップ装置の対物レンズ側が臨む長穴部6
が開設されている。この長穴部6は、上述のようにディ
スクテーブルが進入し、光学ピックアップ装置の対物レ
ンズ側が臨むものであるので、上述ディスクテーブルの
径より大きな径Rを有し、光学ピックアップ装置の少な
くとも対物レンズの移動範囲に亘る長さLを有するもの
として形成されている。
【0015】また、収納ケース本体2の前方側の両側部
には、内方側部分を幅狭となし外方側に向かって徐々に
拡開するように略V字状にケースされた上記ディスク収
納ケース1を保持するフック部材が係合する係合凹部
7,7が設けられている。これら係合凹部7,7を設け
た近傍には、このディスク収納ケース1をディスク収納
部31,31に収納保持させたとき、上記ディスク収納
部31,31に係合保持させるロックアーム8,8がそ
れぞれ取付けられている。このロックアーム8は、略く
の字状に形成されたアーム部9の先端側に第1の突出部
であるロック爪10を設け、字アーム部9の中途部側縁
に第2の突出部である先端を半円状に形成した押圧操作
部11を設けている。
には、内方側部分を幅狭となし外方側に向かって徐々に
拡開するように略V字状にケースされた上記ディスク収
納ケース1を保持するフック部材が係合する係合凹部
7,7が設けられている。これら係合凹部7,7を設け
た近傍には、このディスク収納ケース1をディスク収納
部31,31に収納保持させたとき、上記ディスク収納
部31,31に係合保持させるロックアーム8,8がそ
れぞれ取付けられている。このロックアーム8は、略く
の字状に形成されたアーム部9の先端側に第1の突出部
であるロック爪10を設け、字アーム部9の中途部側縁
に第2の突出部である先端を半円状に形成した押圧操作
部11を設けている。
【0016】そして、上記ロックアーム8は、ロック爪
10の先端を収納ケース本体2の側部外方に突出させ、
押圧操作部11を係合凹部7内に突出させ、アーム部9
の基端側一側に突出した突片12を収納ケース本体2の
前方側コーナ部に植立した支軸13に枢支させ、この支
軸を中心として回動可能に取付けられている。また、上
記ロックアーム8は、アーム部9の基端他側に突出され
て切欠き穴15内に臨むように折り曲げられた係止片1
6に一端を係止させ収納ケース本体2に他端を係止させ
て取付けられたスプリング17により、上記ロック爪1
0が収納ケース本体2の側部外方へ付勢されるようにし
て、図4中矢印A方向に回動付勢されて取付けられてい
る。
10の先端を収納ケース本体2の側部外方に突出させ、
押圧操作部11を係合凹部7内に突出させ、アーム部9
の基端側一側に突出した突片12を収納ケース本体2の
前方側コーナ部に植立した支軸13に枢支させ、この支
軸を中心として回動可能に取付けられている。また、上
記ロックアーム8は、アーム部9の基端他側に突出され
て切欠き穴15内に臨むように折り曲げられた係止片1
6に一端を係止させ収納ケース本体2に他端を係止させ
て取付けられたスプリング17により、上記ロック爪1
0が収納ケース本体2の側部外方へ付勢されるようにし
て、図4中矢印A方向に回動付勢されて取付けられてい
る。
【0017】また、ロックアーム8のアーム部9の中途
部には、収納ケース本体2に植立したガイドピン18が
係合する上記ロックアーム8の回動軌跡に対応した湾曲
面19を有する長孔20が穿設され、回動操作時に上記
湾曲面19がガイドピン18にガイドされることにより
比較的長尺なロックアーム8が揺動されることなく回動
操作されるようになされている。
部には、収納ケース本体2に植立したガイドピン18が
係合する上記ロックアーム8の回動軌跡に対応した湾曲
面19を有する長孔20が穿設され、回動操作時に上記
湾曲面19がガイドピン18にガイドされることにより
比較的長尺なロックアーム8が揺動されることなく回動
操作されるようになされている。
【0018】さらに、収納ケース本体2のロックアーム
8が取付けられ回動する部分は、切欠き段状部21aと
なされ、ロックアーム8が上記切欠き段状部21a内に
配置して取付けられることにより、収納ケース本体2の
上面から突出しないようになされている。さらにまた、
スプリング17が係止される係止片16を、切欠き穴1
5内に位置するように折り曲げて形成してなるので、円
筒状をなす上記スプリング17は上記切欠き穴15内に
収納される如くなり、収納ケース2の上下面から突出す
ることなく取付けられる。このように、本発明装置に用
いられる光ディスク3を収納するディスク収納ケース1
は、回動するロックアーム8及びこれを回動付勢するス
プリング17を収納ケース本体2の肉厚内に収めること
により薄型化を達成し、ディスク収納部31,31への
高密度収納を可能となし、さらに上記ディスク収納部3
1,31からの円滑な引き出し、あるいは上記ディスク
収納部31,31に対する円滑な収納操作を可能とな
す。
8が取付けられ回動する部分は、切欠き段状部21aと
なされ、ロックアーム8が上記切欠き段状部21a内に
配置して取付けられることにより、収納ケース本体2の
上面から突出しないようになされている。さらにまた、
スプリング17が係止される係止片16を、切欠き穴1
5内に位置するように折り曲げて形成してなるので、円
筒状をなす上記スプリング17は上記切欠き穴15内に
収納される如くなり、収納ケース2の上下面から突出す
ることなく取付けられる。このように、本発明装置に用
いられる光ディスク3を収納するディスク収納ケース1
は、回動するロックアーム8及びこれを回動付勢するス
プリング17を収納ケース本体2の肉厚内に収めること
により薄型化を達成し、ディスク収納部31,31への
高密度収納を可能となし、さらに上記ディスク収納部3
1,31からの円滑な引き出し、あるいは上記ディスク
収納部31,31に対する円滑な収納操作を可能とな
す。
【0019】また、収納ケース本体2に設けた係合凹部
7,7の内方側開口端には、ディスク収納ケース1をデ
ィスク収納部31,31に収納載置したとき、上記ディ
スク収納部31,31の開口端面に係止されて上記ディ
スク収納部31,31に対する収納位置を規制する係止
突片21,21が突設されている。さらに、ロックアー
ム8,8を枢支する支軸31,31が植立される部分を
収納ケース本体2の両側から側方へ突出して形成し、デ
ィスク収納部31,31への挿入側となる後面の幅に対
し前面の幅を大きく形成することにより、上記ディスク
収納部31,31への逆挿入の防止を図り得る形状に形
成されている。
7,7の内方側開口端には、ディスク収納ケース1をデ
ィスク収納部31,31に収納載置したとき、上記ディ
スク収納部31,31の開口端面に係止されて上記ディ
スク収納部31,31に対する収納位置を規制する係止
突片21,21が突設されている。さらに、ロックアー
ム8,8を枢支する支軸31,31が植立される部分を
収納ケース本体2の両側から側方へ突出して形成し、デ
ィスク収納部31,31への挿入側となる後面の幅に対
し前面の幅を大きく形成することにより、上記ディスク
収納部31,31への逆挿入の防止を図り得る形状に形
成されている。
【0020】さらに、収納ケース本体2の下面であっ
て、ディスク収納凹部4に対応する位置には、光ディス
ク3を収納載置したディスク収納ケース1を多数枚収納
載置したとき、互いに下面側に位置するディスク収納ケ
ース1に収納載置された光ディスク3を支持して脱落を
防止するように作用する図6に示す如き突起状の突出部
22が複数設けられている。従って、収納ケース本体2
の上面には、多段状に収納載置されたディスク収納ケー
ス1を選択的に引き出すときに、上記突出部22の逃げ
用の溝23が前面側から後面側に亘って穿設されてい
る。
て、ディスク収納凹部4に対応する位置には、光ディス
ク3を収納載置したディスク収納ケース1を多数枚収納
載置したとき、互いに下面側に位置するディスク収納ケ
ース1に収納載置された光ディスク3を支持して脱落を
防止するように作用する図6に示す如き突起状の突出部
22が複数設けられている。従って、収納ケース本体2
の上面には、多段状に収納載置されたディスク収納ケー
ス1を選択的に引き出すときに、上記突出部22の逃げ
用の溝23が前面側から後面側に亘って穿設されてい
る。
【0021】さらにまた、収納ケース本体2の下面両側
には、ディスク収納部31,31から引き出し操作され
る際に引き出し方向を案内するガイドレールに係合する
断面L字状をなす一対の案内溝24,24が前面側から
後面側に亘って形成されている。
には、ディスク収納部31,31から引き出し操作され
る際に引き出し方向を案内するガイドレールに係合する
断面L字状をなす一対の案内溝24,24が前面側から
後面側に亘って形成されている。
【0022】そして、上述のように構成されたディスク
収納ケース1が多段状に収納される本発明に係るディス
ク再生装置を構成するディスク収納部31,31は、装
置本体を構成する基台35の両側に、ディスク収納ケー
ス1の挿脱口36側を相対向させて植立する如く並設さ
れている。
収納ケース1が多段状に収納される本発明に係るディス
ク再生装置を構成するディスク収納部31,31は、装
置本体を構成する基台35の両側に、ディスク収納ケー
ス1の挿脱口36側を相対向させて植立する如く並設さ
れている。
【0023】上記各ディスク収納部31,31は、挿脱
口26側の幅をここに収納されるディスク収納ケース1
の幅に対応する幅とした箱状に形成され、相対向する両
側壁37,37の内側面には、図7に示すように、収納
ケース本体2の両側に設けられた案内溝24,24が係
合してディスク収納ケース1が載置される載置片38,
38をそれぞれ相対向して少なくともディスク収納ケー
ス1の収納スペースを確保するに足る間隔をもって多段
状に高さ方向に連続して形成されている。本実施例のデ
ィスク収納部31,31にあっては、それぞれ対をなす
載置片38,38が高さ方向に60段設けられ、60枚
のディスク収納ケース1の収納載置を可能となすように
構成されている。また、挿脱口36側には、載置片10
段毎に両側の載置片38,38を連結する補強用の連結
片38aが設けられている。
口26側の幅をここに収納されるディスク収納ケース1
の幅に対応する幅とした箱状に形成され、相対向する両
側壁37,37の内側面には、図7に示すように、収納
ケース本体2の両側に設けられた案内溝24,24が係
合してディスク収納ケース1が載置される載置片38,
38をそれぞれ相対向して少なくともディスク収納ケー
ス1の収納スペースを確保するに足る間隔をもって多段
状に高さ方向に連続して形成されている。本実施例のデ
ィスク収納部31,31にあっては、それぞれ対をなす
載置片38,38が高さ方向に60段設けられ、60枚
のディスク収納ケース1の収納載置を可能となすように
構成されている。また、挿脱口36側には、載置片10
段毎に両側の載置片38,38を連結する補強用の連結
片38aが設けられている。
【0024】なお、各載置片38の高さ方向の間隔は、
ディスク収納ケース1を収納するに足るものであればよ
いが、ディスク収納ケース1の収納密度を上げるため、
各載置片38を介してディスク収納ケース1を収納載置
したとき、多段に重ねる如く載置されるディスク収納ケ
ース1の上側に位置するものの下面に設けた突出部22
が下側に位置するもののディスク収納凹部4内にわずか
突出するとともに、載置片38上に収納載置されるディ
スク収納ケース1の円滑な挿脱操作を可能となすように
上記載置片38とディスク収納ケース1の上面との間に
わずかの間隔を確保し得る間隔をもって多段状に形成さ
れている。
ディスク収納ケース1を収納するに足るものであればよ
いが、ディスク収納ケース1の収納密度を上げるため、
各載置片38を介してディスク収納ケース1を収納載置
したとき、多段に重ねる如く載置されるディスク収納ケ
ース1の上側に位置するものの下面に設けた突出部22
が下側に位置するもののディスク収納凹部4内にわずか
突出するとともに、載置片38上に収納載置されるディ
スク収納ケース1の円滑な挿脱操作を可能となすように
上記載置片38とディスク収納ケース1の上面との間に
わずかの間隔を確保し得る間隔をもって多段状に形成さ
れている。
【0025】また、上記ディスク収納部31の両側壁3
7,37の載置片38,38間に対応する位置には、図
8に示す如くディスク収納ケース1に設けたロックアー
ム8先端のロック爪10が係合する係合孔39が穿設さ
れ、一方の側壁37の外側面には、図7に示すように、
上記係合孔39に対応して並列にこのディスク収納部3
1に収納載置されたディスク収納ケース1の検出片40
が設けられている。
7,37の載置片38,38間に対応する位置には、図
8に示す如くディスク収納ケース1に設けたロックアー
ム8先端のロック爪10が係合する係合孔39が穿設さ
れ、一方の側壁37の外側面には、図7に示すように、
上記係合孔39に対応して並列にこのディスク収納部3
1に収納載置されたディスク収納ケース1の検出片40
が設けられている。
【0026】そして、上記ディスク収納ケース1は、後
端側から両側の案内溝24,24を載置片38に係合さ
せるようにして、挿脱口36を介してディスク収納部3
1に挿入していくと、スプリング17,17により先端
のロック爪10,10が上記ディスク収納部31の両側
壁37,37により押圧され、上記スプリング17,1
7の付勢力に抗してロックアーム8,8が回動させて収
納ケース本体2に引き込まれるようになる。そして、収
納ケース本体2の前面側に設けた係止片21,21がデ
ィスク収納部31の挿脱口36の側端面に当接するまで
挿入されると、ロックアーム8,8の先端のロック爪1
0,10が両側壁37,37に穿設した係合孔39,3
9にのぞむようになり、図8に示すように、上記ロック
アーム8,8がスプリング17,17により回動付勢さ
れてロック爪10,10が上記係合孔39,39に係合
する。このようにして、上記ディスク収納ケース1は、
ロックアーム8,8先端のロック爪10,10をディス
ク収納部31の係合孔39,39に係合させるようにし
て収納載置されるようになっている。
端側から両側の案内溝24,24を載置片38に係合さ
せるようにして、挿脱口36を介してディスク収納部3
1に挿入していくと、スプリング17,17により先端
のロック爪10,10が上記ディスク収納部31の両側
壁37,37により押圧され、上記スプリング17,1
7の付勢力に抗してロックアーム8,8が回動させて収
納ケース本体2に引き込まれるようになる。そして、収
納ケース本体2の前面側に設けた係止片21,21がデ
ィスク収納部31の挿脱口36の側端面に当接するまで
挿入されると、ロックアーム8,8の先端のロック爪1
0,10が両側壁37,37に穿設した係合孔39,3
9にのぞむようになり、図8に示すように、上記ロック
アーム8,8がスプリング17,17により回動付勢さ
れてロック爪10,10が上記係合孔39,39に係合
する。このようにして、上記ディスク収納ケース1は、
ロックアーム8,8先端のロック爪10,10をディス
ク収納部31の係合孔39,39に係合させるようにし
て収納載置されるようになっている。
【0027】ところで、本発明に係るディスク再生装置
は、上述のように構成されたディスク収納ケース1が多
段状に積層される如く収納載置される一対のディスクデ
ィスク収納部31,31から所望の光ディスク3を収納
したディスク収納ケース1を引き出し操作するディスク
引き出し機構32と、この引き出し機構32によって引
き出されたディスク収納ケース1を上記引き出し機構3
2とともにディスク収納ケース1の積層方向に搬送する
搬送機構33を備えている。
は、上述のように構成されたディスク収納ケース1が多
段状に積層される如く収納載置される一対のディスクデ
ィスク収納部31,31から所望の光ディスク3を収納
したディスク収納ケース1を引き出し操作するディスク
引き出し機構32と、この引き出し機構32によって引
き出されたディスク収納ケース1を上記引き出し機構3
2とともにディスク収納ケース1の積層方向に搬送する
搬送機構33を備えている。
【0028】そして、引き出し機構32によって引き出
されたディスク収納ケース1を上記引き出し機構32と
ともにディスク収納ケース1の積層方向に搬送する搬送
機構33は、中央部に開口を有する略枠状にケースされ
た搬送体44を有している。この搬送体44は、背面側
の一側に軸方向に貫通孔45を穿設した支持ブロック4
6を取付け、この支持ブロック46の貫通孔45を基台
35の背面側に植立する如く設けた昇降ガイド軸47に
スライドベアリング48を介在させて図3に示す如く嵌
装し、上記昇降ガイド軸47にガイドされて昇降し得る
ように支持されている。さらに、上記搬送体44の背面
側の一側の端部に取付けた一対の挾持片49,49で上
記昇降ガイド軸47と平行に植立された回動規制軸50
を挾持するようになし、昇降ガイド軸47の軸回り方向
に対する回動を規制するようにして取付けられている。
されたディスク収納ケース1を上記引き出し機構32と
ともにディスク収納ケース1の積層方向に搬送する搬送
機構33は、中央部に開口を有する略枠状にケースされ
た搬送体44を有している。この搬送体44は、背面側
の一側に軸方向に貫通孔45を穿設した支持ブロック4
6を取付け、この支持ブロック46の貫通孔45を基台
35の背面側に植立する如く設けた昇降ガイド軸47に
スライドベアリング48を介在させて図3に示す如く嵌
装し、上記昇降ガイド軸47にガイドされて昇降し得る
ように支持されている。さらに、上記搬送体44の背面
側の一側の端部に取付けた一対の挾持片49,49で上
記昇降ガイド軸47と平行に植立された回動規制軸50
を挾持するようになし、昇降ガイド軸47の軸回り方向
に対する回動を規制するようにして取付けられている。
【0029】このように取付けられた搬送体44は、基
台35の背面側に配設した昇降駆動モータ51により昇
降駆動される。この昇降駆動モータ51の駆動力は、ワ
イヤ52を介して搬送体44に伝達するようになされる
ものであって、図2に示すように、上記駆動力を伝達す
るワイヤ52は、両端をそれぞれ搬送体44に連結し、
昇降駆動モータ51の駆動軸53に取付けたプーリ54
に巻回して上記駆動モータ51の駆動力を伝達するよう
になされるとともに、装置本体の適宜位置に配設される
プーリ55に巻回され昇降ガイド軸47と平行な走行路
を有するように巻装されている。また、ワイヤ52の中
途部には、昇降ガイド軸47と平行に植立されたスライ
ド軸56に摺動自在に嵌装されたバランスウエイト57
が連結され、搬送体44を昇降ガイド軸47上の適宜位
置に停止させ得るようになされている。このように搬送
体44を昇降ガイド軸47にガイドさせて昇降モータ5
1により昇降操作するようになされた搬送機構33の上
記搬送体44は、上記昇降モータ51の駆動操作によ
り、ディスク収納部31の上端位置から基台35上に設
けられるディスクプレーヤ部33のディスクテーブル4
1の下面側位置に亘って昇降操作され、ディスク引き出
し機構32により引き出されたディスク収納ケース1に
収納保持された光ディスク3を上記ディスクテーブル4
1上に載置させるように移動する。
台35の背面側に配設した昇降駆動モータ51により昇
降駆動される。この昇降駆動モータ51の駆動力は、ワ
イヤ52を介して搬送体44に伝達するようになされる
ものであって、図2に示すように、上記駆動力を伝達す
るワイヤ52は、両端をそれぞれ搬送体44に連結し、
昇降駆動モータ51の駆動軸53に取付けたプーリ54
に巻回して上記駆動モータ51の駆動力を伝達するよう
になされるとともに、装置本体の適宜位置に配設される
プーリ55に巻回され昇降ガイド軸47と平行な走行路
を有するように巻装されている。また、ワイヤ52の中
途部には、昇降ガイド軸47と平行に植立されたスライ
ド軸56に摺動自在に嵌装されたバランスウエイト57
が連結され、搬送体44を昇降ガイド軸47上の適宜位
置に停止させ得るようになされている。このように搬送
体44を昇降ガイド軸47にガイドさせて昇降モータ5
1により昇降操作するようになされた搬送機構33の上
記搬送体44は、上記昇降モータ51の駆動操作によ
り、ディスク収納部31の上端位置から基台35上に設
けられるディスクプレーヤ部33のディスクテーブル4
1の下面側位置に亘って昇降操作され、ディスク引き出
し機構32により引き出されたディスク収納ケース1に
収納保持された光ディスク3を上記ディスクテーブル4
1上に載置させるように移動する。
【0030】そして、上記搬送機構33の搬送体44上
にスライド可能に支持されるディスク引き出し機構32
は、連結扞58の両端に互いに平行な支持扞59,59
を一体に設けた略H形状に形成されたスライダ60を有
している。このスライダ60は、支持扞59,59の下
面側の相対向する両側に取付けられたV字溝を長手方向
に穿設した一対の支持レール61,61を、搬送体44
の相対向する両側に取付けたV字溝を長手方向に穿設し
た一対のガイドレール62,62間にクロスベアリング
を介在させて取付けられ、上記搬送体44上を水平方向
に、一対のディスク収納部31,31間に亘ってスライ
ド自在となされている。
にスライド可能に支持されるディスク引き出し機構32
は、連結扞58の両端に互いに平行な支持扞59,59
を一体に設けた略H形状に形成されたスライダ60を有
している。このスライダ60は、支持扞59,59の下
面側の相対向する両側に取付けられたV字溝を長手方向
に穿設した一対の支持レール61,61を、搬送体44
の相対向する両側に取付けたV字溝を長手方向に穿設し
た一対のガイドレール62,62間にクロスベアリング
を介在させて取付けられ、上記搬送体44上を水平方向
に、一対のディスク収納部31,31間に亘ってスライ
ド自在となされている。
【0031】このように搬送体44上をスライド自在と
なされたスライダ60は、図9に示すように、搬送体4
4の背面側に取付け金具63を介して取付けられたスラ
イダ駆動モータ64により移動操作される。そして、上
記スライダ60とスライダ駆動モータ64とは、上記ス
ライダ60の一方の支持扞59の一側部に取付けたラッ
ク65に平歯車66を噛合させ、この平歯車66と同軸
に斜歯歯車67に上記スライダ駆動モータ64の駆動軸
68に取付けたウォームギヤ69を噛合させて連結さ
れ、上記スライダ駆動モータ64の回転駆動によりスラ
イダ60を移動操作するように構成されている。
なされたスライダ60は、図9に示すように、搬送体4
4の背面側に取付け金具63を介して取付けられたスラ
イダ駆動モータ64により移動操作される。そして、上
記スライダ60とスライダ駆動モータ64とは、上記ス
ライダ60の一方の支持扞59の一側部に取付けたラッ
ク65に平歯車66を噛合させ、この平歯車66と同軸
に斜歯歯車67に上記スライダ駆動モータ64の駆動軸
68に取付けたウォームギヤ69を噛合させて連結さ
れ、上記スライダ駆動モータ64の回転駆動によりスラ
イダ60を移動操作するように構成されている。
【0032】上述のようにスライダ駆動モータ64によ
りスライダ64を搬送体44上にスライド自在に配設さ
れてなる引き出し機構32を構成するスライダ60に
は、各ディスク収納部31,31に収納載置されたディ
スク収納ケース1を保持する保持手段を構成する対をな
すフック部材70が各ディスク収納部31,31にそれ
ぞれ対向して1組ずつ設けられている。このディスク収
納ケース1の保持手段を構成するフック部材70は、図
10に示すように、アーム部71の先端にディスク収納
ケース1の両側に設けた係合凹部7に係合するこの係合
凹部7に対応する形状の係合爪72が設けられている。
すなわち、この係合爪72は、先端を幅狭となし基端側
に向かって徐々に幅広となる楔状に形成されている。そ
して、それぞれ1組ずつ対をなす各一対のフック部材7
0,70及び70,70は、スライダ60の連結扞58
の中心線を中心にして対称となるようにして各係合爪7
2を対向させ、支持扞59,59と連結扞58との連結
部において、上記スライダ60の下面側に支軸73を介
して回動自在に枢支されている。また、上記フック部材
70は、アーム部71の基端に起立した係止片74に一
端を係止させたスライダ60の一部に形成された係止片
75に他端を係止させたスプリング76により上記係合
爪72が互いに近接する方向である図11中矢印X方向
に回動付勢されている。
りスライダ64を搬送体44上にスライド自在に配設さ
れてなる引き出し機構32を構成するスライダ60に
は、各ディスク収納部31,31に収納載置されたディ
スク収納ケース1を保持する保持手段を構成する対をな
すフック部材70が各ディスク収納部31,31にそれ
ぞれ対向して1組ずつ設けられている。このディスク収
納ケース1の保持手段を構成するフック部材70は、図
10に示すように、アーム部71の先端にディスク収納
ケース1の両側に設けた係合凹部7に係合するこの係合
凹部7に対応する形状の係合爪72が設けられている。
すなわち、この係合爪72は、先端を幅狭となし基端側
に向かって徐々に幅広となる楔状に形成されている。そ
して、それぞれ1組ずつ対をなす各一対のフック部材7
0,70及び70,70は、スライダ60の連結扞58
の中心線を中心にして対称となるようにして各係合爪7
2を対向させ、支持扞59,59と連結扞58との連結
部において、上記スライダ60の下面側に支軸73を介
して回動自在に枢支されている。また、上記フック部材
70は、アーム部71の基端に起立した係止片74に一
端を係止させたスライダ60の一部に形成された係止片
75に他端を係止させたスプリング76により上記係合
爪72が互いに近接する方向である図11中矢印X方向
に回動付勢されている。
【0033】また、フック部材70のアーム部71の基
端側には、このアーム部に対し直交するように位置決め
片77が一体に延設されている。この位置決め片77
は、フック部材70がスライダ60に回動付勢されて取
付けられた状態で、上記スライダ60の連結扞58の中
心線上に切起し形成された一対の位置決め係合片78,
78に当接係止され、各フック部材70の回動付勢位置
を規制するようにしている。このように取付けられた各
一対のフック部材70,70の各係合爪72,72の間
隔は、ディスク収納ケース1の両側の各係合凹部7,7
に亘る長さと略同一となされ、上記各係合爪72,72
がそれぞれ上記各係合部7,7に係合した状態で、スプ
リング76の付勢力を受けることなく上記フック部材7
0,70がディスク収納ケース1の上記係合凹部7,7
に係合し、上記ディスク収納ケース1に負荷を与えるこ
となく保持するようにしている。
端側には、このアーム部に対し直交するように位置決め
片77が一体に延設されている。この位置決め片77
は、フック部材70がスライダ60に回動付勢されて取
付けられた状態で、上記スライダ60の連結扞58の中
心線上に切起し形成された一対の位置決め係合片78,
78に当接係止され、各フック部材70の回動付勢位置
を規制するようにしている。このように取付けられた各
一対のフック部材70,70の各係合爪72,72の間
隔は、ディスク収納ケース1の両側の各係合凹部7,7
に亘る長さと略同一となされ、上記各係合爪72,72
がそれぞれ上記各係合部7,7に係合した状態で、スプ
リング76の付勢力を受けることなく上記フック部材7
0,70がディスク収納ケース1の上記係合凹部7,7
に係合し、上記ディスク収納ケース1に負荷を与えるこ
となく保持するようにしている。
【0034】また、スライダ60の上面側には、上記各
フック部材70をスプリング76の付勢力に抗して回動
操作し、各対をなすフック部材70,70の係合爪7
2,72の間隔を拡開するソレノイドプランジャ79が
支持扞59から立上らせた取付け片80を介して上記各
フック部材70毎に取付けられている。そして、各ソレ
ノイドプランジャ79は、一方の対をなすフック部材7
0を操作するものと他方の対をなすフック部材70を操
作するものとは、プランジャロッド81を互いに対向さ
せるようにして取付けられている。
フック部材70をスプリング76の付勢力に抗して回動
操作し、各対をなすフック部材70,70の係合爪7
2,72の間隔を拡開するソレノイドプランジャ79が
支持扞59から立上らせた取付け片80を介して上記各
フック部材70毎に取付けられている。そして、各ソレ
ノイドプランジャ79は、一方の対をなすフック部材7
0を操作するものと他方の対をなすフック部材70を操
作するものとは、プランジャロッド81を互いに対向さ
せるようにして取付けられている。
【0035】上記ソレノイドプランジャ79とフック部
材70は、図12に示すようにケースされたL字状の連
結板82により連結されている。この連結板82は、上
面にプランジャロッド81の嵌合用の嵌合凹部83を設
けた短片84と、下面側へ突出する如くフック部材70
に嵌合する嵌合ピン85を設けた突片86を上記短片8
4と対向するように先端側一側部に設けた長片87とか
ら構成されてなる。そして、上記嵌合凹部83にプラン
ジャロッド81の先端に設けた嵌合溝83を嵌合させ、
上記嵌合ピン85をスライダ60に穿設した長孔89か
ら上記スライダ60の下面に臨ませてフック部材70の
アーム部71の基端に穿設した嵌合孔90に嵌合させる
ことにより、ソレノイドプランジャ79とフック部材7
0とは、図12に示すように上記連結板82により連結
される。そして、ソレノイドプランジャ79に通電がな
され、プランジャロッド81が引き付けられると、フッ
ク部材70はスプリング76に抗して回動され、対をな
す各フック部材70の相対向する係合爪72,72の間
隔を拡開させ、例えば一対のフック部材70,70によ
るディスク収納ケース1の保持を解除する。
材70は、図12に示すようにケースされたL字状の連
結板82により連結されている。この連結板82は、上
面にプランジャロッド81の嵌合用の嵌合凹部83を設
けた短片84と、下面側へ突出する如くフック部材70
に嵌合する嵌合ピン85を設けた突片86を上記短片8
4と対向するように先端側一側部に設けた長片87とか
ら構成されてなる。そして、上記嵌合凹部83にプラン
ジャロッド81の先端に設けた嵌合溝83を嵌合させ、
上記嵌合ピン85をスライダ60に穿設した長孔89か
ら上記スライダ60の下面に臨ませてフック部材70の
アーム部71の基端に穿設した嵌合孔90に嵌合させる
ことにより、ソレノイドプランジャ79とフック部材7
0とは、図12に示すように上記連結板82により連結
される。そして、ソレノイドプランジャ79に通電がな
され、プランジャロッド81が引き付けられると、フッ
ク部材70はスプリング76に抗して回動され、対をな
す各フック部材70の相対向する係合爪72,72の間
隔を拡開させ、例えば一対のフック部材70,70によ
るディスク収納ケース1の保持を解除する。
【0036】また、スライダ60上には、ソレノイドプ
ランジャ79が作動してフック部材70が作動状態にあ
るか不作動状態にあるかを検出する検出機構が設けられ
ている。この検出機構は、一対の受光素子及び発光素子
を有するフォトインタラプタ92と、このフォトインタ
ラプタ92の受光素子及び発光素子間に進入するシャッ
タ板93とから構成されている。上記シャッタ板93
は、フック部材70とソレノイドプランジャ79とを連
結する可動部となる連結板82の嵌合ピン85を設けた
突片86上に上記嵌合ピン85と対向して設けられる。
一方、フォトインタラプタ92は、フォトインタラプタ
取付け部94を連結板82上に臨むようにしてスライダ
60の連結扞58に基端部95を固定して取付けられる
ホルダ96を介して取付けられる。このホルダ96のフ
ォトインタラプタ取付け部94には、2つのフォトイン
タラプタ92を嵌合配設し得るように2つのフォトイン
タラプタ嵌合部97,97が設けられている。このフォ
トインタラプタ嵌合部97には、コ字状をなすフォトイ
ンタラプタ92の発光素子取付け部92a及び受光素子
取付け部92bがそれぞれ嵌合する嵌合孔97a,97
bが穿設されている。そして、フォトインタラプタ92
は、上記各嵌合孔97a,97bに上記発光素子取付け
部92a及び受光素子取付け部92bをそれぞれ嵌合さ
せ載置板97c上に載置させるようにして嵌合配設され
ている。このように取付けられた2つのフォトインタラ
プタ92,92は、互いに対向して取付けられる連結板
82,82の各シャッタ板93,93間に位置するよう
に配設され、一方のフォトインタラプタ92は、一方の
連結板82が作動したとき、この連結板82に設けたシ
ャッタ板93によって発光素子からの光が遮光されるこ
とにより、上記連結板82が作動し、この連結板82に
連結されたフック部材70が回動操作されたことを受光
素子で検出し、他方のフォトインタラプタ92は、他方
の連結板82が作動したとき、この連結板82に設けた
シャッタ板93によって発光素子からの光が遮光される
ことにより、上記連結板82が作動し、この連結板82
に連結されたフック部材70が回動操作されたことを受
光素子で検出するようにしている。
ランジャ79が作動してフック部材70が作動状態にあ
るか不作動状態にあるかを検出する検出機構が設けられ
ている。この検出機構は、一対の受光素子及び発光素子
を有するフォトインタラプタ92と、このフォトインタ
ラプタ92の受光素子及び発光素子間に進入するシャッ
タ板93とから構成されている。上記シャッタ板93
は、フック部材70とソレノイドプランジャ79とを連
結する可動部となる連結板82の嵌合ピン85を設けた
突片86上に上記嵌合ピン85と対向して設けられる。
一方、フォトインタラプタ92は、フォトインタラプタ
取付け部94を連結板82上に臨むようにしてスライダ
60の連結扞58に基端部95を固定して取付けられる
ホルダ96を介して取付けられる。このホルダ96のフ
ォトインタラプタ取付け部94には、2つのフォトイン
タラプタ92を嵌合配設し得るように2つのフォトイン
タラプタ嵌合部97,97が設けられている。このフォ
トインタラプタ嵌合部97には、コ字状をなすフォトイ
ンタラプタ92の発光素子取付け部92a及び受光素子
取付け部92bがそれぞれ嵌合する嵌合孔97a,97
bが穿設されている。そして、フォトインタラプタ92
は、上記各嵌合孔97a,97bに上記発光素子取付け
部92a及び受光素子取付け部92bをそれぞれ嵌合さ
せ載置板97c上に載置させるようにして嵌合配設され
ている。このように取付けられた2つのフォトインタラ
プタ92,92は、互いに対向して取付けられる連結板
82,82の各シャッタ板93,93間に位置するよう
に配設され、一方のフォトインタラプタ92は、一方の
連結板82が作動したとき、この連結板82に設けたシ
ャッタ板93によって発光素子からの光が遮光されるこ
とにより、上記連結板82が作動し、この連結板82に
連結されたフック部材70が回動操作されたことを受光
素子で検出し、他方のフォトインタラプタ92は、他方
の連結板82が作動したとき、この連結板82に設けた
シャッタ板93によって発光素子からの光が遮光される
ことにより、上記連結板82が作動し、この連結板82
に連結されたフック部材70が回動操作されたことを受
光素子で検出するようにしている。
【0037】上述のような構成を有するディスク収納ケ
ース1の保持手段としてのフック部材70を備えたディ
スク引き出し機構32によるディスク収納部31に収納
されたディスク収納ケース1の引き出し操作から、上記
引き出し機構32によって引き出されたディスク収納ケ
ース1に収納された光ディスク3を再生するに至る動作
を説明する。
ース1の保持手段としてのフック部材70を備えたディ
スク引き出し機構32によるディスク収納部31に収納
されたディスク収納ケース1の引き出し操作から、上記
引き出し機構32によって引き出されたディスク収納ケ
ース1に収納された光ディスク3を再生するに至る動作
を説明する。
【0038】ここで、図示しない操作部において、一対
のディスク収納部31,31のいずれか一方、例えば図
1中左側に位置するディスク収納部31を指定するとと
もにこのディスク収納部31の特定番地に収納載置され
たディスク収納ケース1を指定すると、各フック部材7
0を回動操作する4つのソレノイドプランジャ79がオ
ンされ、対をなす各フック部材がその間隔を拡開するよ
うに回動操作され、次いで、昇降駆動モータ51が駆動
して搬送体44を昇降ガイド軸47にガイドさせて昇降
操作させ、この搬送体44上に支持されたスライダ60
を上記指定された番地のディスク収納ケース1に対応す
る位置まで移送する。
のディスク収納部31,31のいずれか一方、例えば図
1中左側に位置するディスク収納部31を指定するとと
もにこのディスク収納部31の特定番地に収納載置され
たディスク収納ケース1を指定すると、各フック部材7
0を回動操作する4つのソレノイドプランジャ79がオ
ンされ、対をなす各フック部材がその間隔を拡開するよ
うに回動操作され、次いで、昇降駆動モータ51が駆動
して搬送体44を昇降ガイド軸47にガイドさせて昇降
操作させ、この搬送体44上に支持されたスライダ60
を上記指定された番地のディスク収納ケース1に対応す
る位置まで移送する。
【0039】ここで、スライダ駆動モータ64が正転駆
動し、スライダ60を指定された側の一方のディスク収
納部31側へ移動させる。そして、スライダ60が移動
し、このスライダ60に設けた一方の一対のフック部材
70,70の先端の係合爪72,72が、ディスク収納
ケース1の係合凹部7,7に対向する位置に至ると、搬
送体40上に設けられたスライダ位置検出用の第1の検
出のスイッチ101が上記スライダ60の一方の支持扞
59の図1中左方側に設けられた第1の操作扞102で
操作されることにより、上記だ1の検出スイッチ101
は上記スライダ60が左側のディスク収納部31側であ
る第1の位置に至ったことを検出する検出信号を出力
し、上記スライダ駆動モータ64の駆動を停止させる。
そして、スライダ60は、一対のフック部材70,70
を指定されたディスク収納ケース1の係合凹部7,7に
対向させた位置で停止させられる。ここで、スライダ6
0の左方側に位置する一方の対をなすフック部材70,
70のソレノイドプランジャ79,79がオンされ、こ
れらフック部材70,70先端の係合爪72,72がデ
ィスク収納ケース1の係合凹部7,7に係合する。この
ようにフック部材70,70によりディスク収納ケース
1を保持すると、スライダ駆動モータ64が逆転駆動さ
れ、他方のディスク収納部31側である図8中右方にス
ライドし、上記指定されたディスク収納ケース1を一方
のディスク収納部31から引き出す。
動し、スライダ60を指定された側の一方のディスク収
納部31側へ移動させる。そして、スライダ60が移動
し、このスライダ60に設けた一方の一対のフック部材
70,70の先端の係合爪72,72が、ディスク収納
ケース1の係合凹部7,7に対向する位置に至ると、搬
送体40上に設けられたスライダ位置検出用の第1の検
出のスイッチ101が上記スライダ60の一方の支持扞
59の図1中左方側に設けられた第1の操作扞102で
操作されることにより、上記だ1の検出スイッチ101
は上記スライダ60が左側のディスク収納部31側であ
る第1の位置に至ったことを検出する検出信号を出力
し、上記スライダ駆動モータ64の駆動を停止させる。
そして、スライダ60は、一対のフック部材70,70
を指定されたディスク収納ケース1の係合凹部7,7に
対向させた位置で停止させられる。ここで、スライダ6
0の左方側に位置する一方の対をなすフック部材70,
70のソレノイドプランジャ79,79がオンされ、こ
れらフック部材70,70先端の係合爪72,72がデ
ィスク収納ケース1の係合凹部7,7に係合する。この
ようにフック部材70,70によりディスク収納ケース
1を保持すると、スライダ駆動モータ64が逆転駆動さ
れ、他方のディスク収納部31側である図8中右方にス
ライドし、上記指定されたディスク収納ケース1を一方
のディスク収納部31から引き出す。
【0040】上述のようにディスク引き出し機構32に
より引き出されたディスク収納ケース1は、ディスク収
納部31から引き出されたとき、両側の案内溝24,2
4を搬送体44上に設けられた図示しない一対のガイド
レールに係合させ、これらガイドレールにされて上記ス
ライダ60とともに搬送体44上をスライドする。そし
て、スライド60は、図13に示すように、引き出され
た上記ディスク収納ケース1に収納保持された光ディス
ク3のセンター穴3aがディスクプレーヤ部34のスピ
ンドル軸42の軸心に一致する一対のディスク収納部3
1,31間の中央位置に一致する第2の位置に移動され
る。このスライダ60が上記第2の位置に移動される
と、このスライダ60の一方の支持扞59の図8中右方
側に設けた第2の操作片105により搬送体44上に設
けられたスライダ位置検出用の第2の検出スイッチ10
6が操作され、この第2の検出スイッチ106からスラ
イダ検出出力が出力される。このスライダ検出出力が出
力されると、スライダ駆動モータ64の駆動が停止さ
れ、スライダ60は、図13に示す如く上記第2の位置
で停止される。
より引き出されたディスク収納ケース1は、ディスク収
納部31から引き出されたとき、両側の案内溝24,2
4を搬送体44上に設けられた図示しない一対のガイド
レールに係合させ、これらガイドレールにされて上記ス
ライダ60とともに搬送体44上をスライドする。そし
て、スライド60は、図13に示すように、引き出され
た上記ディスク収納ケース1に収納保持された光ディス
ク3のセンター穴3aがディスクプレーヤ部34のスピ
ンドル軸42の軸心に一致する一対のディスク収納部3
1,31間の中央位置に一致する第2の位置に移動され
る。このスライダ60が上記第2の位置に移動される
と、このスライダ60の一方の支持扞59の図8中右方
側に設けた第2の操作片105により搬送体44上に設
けられたスライダ位置検出用の第2の検出スイッチ10
6が操作され、この第2の検出スイッチ106からスラ
イダ検出出力が出力される。このスライダ検出出力が出
力されると、スライダ駆動モータ64の駆動が停止さ
れ、スライダ60は、図13に示す如く上記第2の位置
で停止される。
【0041】ところで、上述の如くスライダ60が第2
の位置に至った状態において、一方の対をなすフック部
材70,70と対向する他方のフック部材70,70
は、上記一方のディスク収納部31と対向する他方のデ
ィスク収納部31に収納載置されたディスク収納ケース
1の係合凹部7,7に係合爪72,72を係合させ得る
ように対向させた状態となされている。
の位置に至った状態において、一方の対をなすフック部
材70,70と対向する他方のフック部材70,70
は、上記一方のディスク収納部31と対向する他方のデ
ィスク収納部31に収納載置されたディスク収納ケース
1の係合凹部7,7に係合爪72,72を係合させ得る
ように対向させた状態となされている。
【0042】上述のように、一対の対をなすフック部材
70,70でディスク収納ケース1を保持し、このディ
スク収納ケース1をスライダ60が引き出されたところ
で、昇降駆動モータ51が正転駆動され、搬送体44を
ディスクプレーヤ部34側の下方側へ降下させる。
70,70でディスク収納ケース1を保持し、このディ
スク収納ケース1をスライダ60が引き出されたところ
で、昇降駆動モータ51が正転駆動され、搬送体44を
ディスクプレーヤ部34側の下方側へ降下させる。
【0043】そして、ディスク収納ケース60を引き出
したスライダ60が設けられた搬送体44が降下され、
この搬送体44がディスクプレーヤ部34上に至ると、
上記搬送体44のガイドレール上に載置されたディスク
収納ケース1の長穴部6にディスクテーブル41が進入
し、上記ディスク収納ケース1内に収納保持された光デ
ィスク3がセンター穴3aをスピンドル軸42に嵌合さ
せてディスクテーブル41上に載置される。この状態か
ら搬送体44がさらに降下されると、ディスク収納ケー
ス1は光ディスク3をディスクテーブル41上に残した
ままの状態で上記ディスクテーブル41の下方位置まで
搬送されて上記光ディスク3から分離される。この状態
でディスクプレーヤ部34が動作を開始し、光ディスク
3の再生演奏が行われる。
したスライダ60が設けられた搬送体44が降下され、
この搬送体44がディスクプレーヤ部34上に至ると、
上記搬送体44のガイドレール上に載置されたディスク
収納ケース1の長穴部6にディスクテーブル41が進入
し、上記ディスク収納ケース1内に収納保持された光デ
ィスク3がセンター穴3aをスピンドル軸42に嵌合さ
せてディスクテーブル41上に載置される。この状態か
ら搬送体44がさらに降下されると、ディスク収納ケー
ス1は光ディスク3をディスクテーブル41上に残した
ままの状態で上記ディスクテーブル41の下方位置まで
搬送されて上記光ディスク3から分離される。この状態
でディスクプレーヤ部34が動作を開始し、光ディスク
3の再生演奏が行われる。
【0044】また、上記光ディスク3の再生演奏が終了
し、昇降駆動モータ51が逆転駆動されると、上記搬送
体44が上昇し、上記ディスクテーブル41上に載置さ
れていた光ディスク3をディスク収納ケース1のディス
ク収納凹部4内に収納保持させる。そして、搬送体44
はさらに上昇され、上記ディスク収納ケース1が収納載
置される特定番地の収納位置まで移動して停止する。こ
の搬送体44の移動が停止すると、スライダ駆動モータ
64が逆転駆動され、スライダ60は一方のディスク収
納部31側である第1の位置に移動するようになり、一
対のフック部材70,70で保持していたディスク収納
ケース1をディスク収納部31内に挿入する。そして、
スライダ60に設けた第1の操作片102が第1の検出
スイッチ101を押圧操作し、上記スライダ60が第1
の位置に至ったことを検出すると、上記スライダ駆動モ
ータ64が停止されるとともに、上記一方の対をなすフ
ック部材70,70を回動操作する一対のソレノイドプ
ランジャ79,79がオンされて上記フック部材70,
70を回動操作させ、先端の係合爪72,72をディス
ク収納ケース1の係合凹部7,7から外す。そして、フ
ック部材70,70によるディスク収納ケース1の保持
が解除されて、上記ディスク収納ケース1のディスク収
納部31への引き込み操作が完了する。
し、昇降駆動モータ51が逆転駆動されると、上記搬送
体44が上昇し、上記ディスクテーブル41上に載置さ
れていた光ディスク3をディスク収納ケース1のディス
ク収納凹部4内に収納保持させる。そして、搬送体44
はさらに上昇され、上記ディスク収納ケース1が収納載
置される特定番地の収納位置まで移動して停止する。こ
の搬送体44の移動が停止すると、スライダ駆動モータ
64が逆転駆動され、スライダ60は一方のディスク収
納部31側である第1の位置に移動するようになり、一
対のフック部材70,70で保持していたディスク収納
ケース1をディスク収納部31内に挿入する。そして、
スライダ60に設けた第1の操作片102が第1の検出
スイッチ101を押圧操作し、上記スライダ60が第1
の位置に至ったことを検出すると、上記スライダ駆動モ
ータ64が停止されるとともに、上記一方の対をなすフ
ック部材70,70を回動操作する一対のソレノイドプ
ランジャ79,79がオンされて上記フック部材70,
70を回動操作させ、先端の係合爪72,72をディス
ク収納ケース1の係合凹部7,7から外す。そして、フ
ック部材70,70によるディスク収納ケース1の保持
が解除されて、上記ディスク収納ケース1のディスク収
納部31への引き込み操作が完了する。
【0045】このように、本実施例のディスク再生装置
は、ディスク引き出し機構32がディスク収納ケース1
のディスク収納部31からの引き出し操作を行うとき、
そして、このディスク収納ケース1を搬送し、ここに収
納された光ディスク3の再生演奏が行われるとき、さら
に、このディスク収納ケース1をディスク収納部31に
挿入する返却動作完了時に至るまで、上記ディスク収納
ケース1はフック部材70,70によって保持されるこ
とになる。従って、このディスク収納ケース1の引き出
し操作時の状態をディスク収納部31に返却する返却動
作時に至るまで維持することができるので、上記ディス
ク収納ケース1をディスク収納部31に確実に返却挿入
させることができる。
は、ディスク引き出し機構32がディスク収納ケース1
のディスク収納部31からの引き出し操作を行うとき、
そして、このディスク収納ケース1を搬送し、ここに収
納された光ディスク3の再生演奏が行われるとき、さら
に、このディスク収納ケース1をディスク収納部31に
挿入する返却動作完了時に至るまで、上記ディスク収納
ケース1はフック部材70,70によって保持されるこ
とになる。従って、このディスク収納ケース1の引き出
し操作時の状態をディスク収納部31に返却する返却動
作時に至るまで維持することができるので、上記ディス
ク収納ケース1をディスク収納部31に確実に返却挿入
させることができる。
【0046】また、ディスク収納ケース1を、その略V
字状をなす一対の係合凹部7,7にフック部材70,7
0の一対の係合爪72,72お係合させて保持するよう
にしたことから、上記ディスク収納ケース1の保持状態
はさらに確実なものとなり、位置ズレなども生じること
がなく、円滑に挿脱操作されることになる。
字状をなす一対の係合凹部7,7にフック部材70,7
0の一対の係合爪72,72お係合させて保持するよう
にしたことから、上記ディスク収納ケース1の保持状態
はさらに確実なものとなり、位置ズレなども生じること
がなく、円滑に挿脱操作されることになる。
【0047】なお、上述の動作説明では、相対向して並
設された一対のディスク収納部31,31の内の一方で
ある図1中左側のもに収納されたディスク収納ケース1
について説明したが、他方のディスク収納部31、すな
わち図1中右側のディスク収納部31に収納されたディ
スク収納ケース1についても同様の動作をもって、引き
出しが行われ、ディスクプレーヤ部材34まで搬送さ
れ、光ディスク3の再生演奏が行われるものであるの
で、詳細な説明は省略する。
設された一対のディスク収納部31,31の内の一方で
ある図1中左側のもに収納されたディスク収納ケース1
について説明したが、他方のディスク収納部31、すな
わち図1中右側のディスク収納部31に収納されたディ
スク収納ケース1についても同様の動作をもって、引き
出しが行われ、ディスクプレーヤ部材34まで搬送さ
れ、光ディスク3の再生演奏が行われるものであるの
で、詳細な説明は省略する。
【0048】上述の実施例では、光ディスク3を用いる
ディスク再生装置に適用した例を挙げて説明したが、本
発明は、その他の楽音信号等を記録したディスクを用い
る装置に適用できるものである。この場合、用いるディ
スクに対応してディスクプレーヤ部が選択されるもので
ある。
ディスク再生装置に適用した例を挙げて説明したが、本
発明は、その他の楽音信号等を記録したディスクを用い
る装置に適用できるものである。この場合、用いるディ
スクに対応してディスクプレーヤ部が選択されるもので
ある。
【0049】
【発明の効果】上述したように、本発明は、一対のディ
スク収納部に対し、単一のディスクの引き出し手段と搬
送手段のみを設け、上記一対のディスク収納部から選択
的にディスクを取出してディスク再生手段に搬送し、こ
のディスク再生手段のよって上記ディスクの再生を行う
ようにしてなるので、上記引き出し手段及び搬送手段の
動作制御を容易にすることができるとともに、装置全体
の小型化を実現することができる。
スク収納部に対し、単一のディスクの引き出し手段と搬
送手段のみを設け、上記一対のディスク収納部から選択
的にディスクを取出してディスク再生手段に搬送し、こ
のディスク再生手段のよって上記ディスクの再生を行う
ようにしてなるので、上記引き出し手段及び搬送手段の
動作制御を容易にすることができるとともに、装置全体
の小型化を実現することができる。
【0050】また、搬送手段は、ディスク収納部に収納
されているディスクの積層方向に沿って移動するので、
ディスク収納部からディスクを引き出す際にディスクを
ディスク収納部から水平に引き出し可能となすので、引
き出し手段自身の機構の複雑化を回避することができ
る。
されているディスクの積層方向に沿って移動するので、
ディスク収納部からディスクを引き出す際にディスクを
ディスク収納部から水平に引き出し可能となすので、引
き出し手段自身の機構の複雑化を回避することができ
る。
【0051】さらに、引き出し手段及び搬送手段のみを
移動させるようにしたので、可動部の重量の軽減をはか
ることが可能となり、ディスク収納部に収納された所望
のディスクを取り出す際のアクセス時間の短縮化を実現
でき、迅速なディスクの交換及びディスク再生を行うこ
とが可能となる。
移動させるようにしたので、可動部の重量の軽減をはか
ることが可能となり、ディスク収納部に収納された所望
のディスクを取り出す際のアクセス時間の短縮化を実現
でき、迅速なディスクの交換及びディスク再生を行うこ
とが可能となる。
【図1】本発明に係るディスク再生装置を示す概略外観
斜視図である。
斜視図である。
【図2】上記ディスク再生装置の正面図である。
【図3】上記ディスク再生装置の平面図である。
【図4】本発明に係るディスク再生装置に用いられるデ
ィスク収納ケースを示す斜視図である。
ィスク収納ケースを示す斜視図である。
【図5】上記ディスク収納ケースの底面側の斜視図であ
る。
る。
【図6】上記ディスク収納ケースの断面図である。
【図7】ディスク収納部の部分正面図である。
【図8】ディスク引き出し機構部分を示す平面図であ
る。
る。
【図9】ディスク引き出し機構を構成するスライダの駆
動機構を示す側面図である。
動機構を示す側面図である。
【図10】上記スライダの分解斜視図である。
【図11】上記スライダの底面側斜視図である。
【図12】フック部材の作動検出機構部分を示す平面図
である。
である。
【図13】一方のディスク収納部からディスク収納ケー
スを引き出した状態を示す平面図である。
スを引き出した状態を示す平面図である。
1 ディスク収納ケース 3 光ディスク 31 ディスク収納部 32 引き出し機構 33 搬送機構 34 ディスクプレーヤ部 44 搬送体 51 昇降駆動モータ 60 スライダ 70 フック部材
Claims (1)
- 【請求項1】 ディスクが積層された状態で収納される
並設された一対のディスク収納部と、 これら一対のディスク収納部からディスクを選択的に引
き出す引き出し手段と、 この引き出し手段を上記一対のディスク収納部に対して
相対的に移動自在に支持するとともに、上記引き出し手
段が上記ディスク収納部よりディスクを引き出した状態
で上記引き出し手段を上記ディスク収納部に収納された
ディスクの積層方向に沿って搬送する搬送手段と、 上記搬送手段によって搬送されたディスクを再生するデ
ィスク再生手段とを備えてなるディスク再生装置
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4163895A JP2557165B2 (ja) | 1992-05-30 | 1992-05-30 | ディスク再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4163895A JP2557165B2 (ja) | 1992-05-30 | 1992-05-30 | ディスク再生装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15972883A Division JPS6052950A (ja) | 1983-09-01 | 1983-09-01 | デイスク交換装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05307826A true JPH05307826A (ja) | 1993-11-19 |
JP2557165B2 JP2557165B2 (ja) | 1996-11-27 |
Family
ID=15782854
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4163895A Expired - Lifetime JP2557165B2 (ja) | 1992-05-30 | 1992-05-30 | ディスク再生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2557165B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009041374A1 (ja) * | 2007-09-28 | 2009-04-02 | Nec Personal Products, Ltd. | ライブラリ装置、データカートリッジの取り出し方法及び収納方法 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS50149068A (ja) * | 1974-05-23 | 1975-11-28 | ||
JPS5619551A (en) * | 1979-07-27 | 1981-02-24 | Motoda Electronics Co Ltd | Automatic reproducing unit of video |
JPS57186201A (en) * | 1981-05-09 | 1982-11-16 | Nippon Filing Co Ltd | Management device for information recording medium |
JPS59213063A (ja) * | 1983-05-16 | 1984-12-01 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | カ−トリツジ選択装置 |
JPS59218664A (ja) * | 1983-05-16 | 1984-12-08 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 集合カ−トリツジ記憶装置 |
-
1992
- 1992-05-30 JP JP4163895A patent/JP2557165B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS50149068A (ja) * | 1974-05-23 | 1975-11-28 | ||
JPS5619551A (en) * | 1979-07-27 | 1981-02-24 | Motoda Electronics Co Ltd | Automatic reproducing unit of video |
JPS57186201A (en) * | 1981-05-09 | 1982-11-16 | Nippon Filing Co Ltd | Management device for information recording medium |
JPS59213063A (ja) * | 1983-05-16 | 1984-12-01 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | カ−トリツジ選択装置 |
JPS59218664A (ja) * | 1983-05-16 | 1984-12-08 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 集合カ−トリツジ記憶装置 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009041374A1 (ja) * | 2007-09-28 | 2009-04-02 | Nec Personal Products, Ltd. | ライブラリ装置、データカートリッジの取り出し方法及び収納方法 |
US8582401B2 (en) | 2007-09-28 | 2013-11-12 | Nec Embedded Products, Ltd. | Library device including a tapered shape insertion release part, method of taking out data cartridge, and method of receiving the data cartridge |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2557165B2 (ja) | 1996-11-27 |
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