JPH0427081Y2 - - Google Patents

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JPH0427081Y2
JPH0427081Y2 JP18939286U JP18939286U JPH0427081Y2 JP H0427081 Y2 JPH0427081 Y2 JP H0427081Y2 JP 18939286 U JP18939286 U JP 18939286U JP 18939286 U JP18939286 U JP 18939286U JP H0427081 Y2 JPH0427081 Y2 JP H0427081Y2
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JP
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cathode
bent
mounting structure
piece
grounded
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JP18939286U
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JPS6393051U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、カソード接地型マグネトロンに関
し、特に、カソードをポールピースに立設接合す
るカソード取付構造に関するものである。
[従来の技術] 従来、カソード接地型マグネトロンは、第4図
に示すように、ヒータ1を内部に挿入し電子を放
出するカソード2と、複数の陽極空胴を画成する
ベーン3と、各ベーン3を一つおきに短絡するス
トラツプ4a,4bと、磁界を付与するポールピ
ース5とからなる。これに使用されるカソード2
は円筒状の胴部2aと切込2bを設けて作成され
た細い脚片2cとから構成されており、ポールピ
ースに対する取付構造は、第5図に示すように、
脚片2cの先端をポールピース5の外面に当て溶
接又はロウ付けしたものや、第6図に示すよう
に、ポールピース6に形成した挿入孔6aにカソ
ード2を挿入し、ポールピース6内部に固定した
取付板7に脚片2cの先端を当て溶接又はロウ付
けしたものである。
ところで、切込2bを設けて細い脚片2cを形
成した理由は、カソード接地型マグネトロンにお
いてはカソード2とポールピース5,6を同電位
にすべく、カソード2の一端をポールピース5,
6に溶接又はロウ付けする必要があるが、ポール
ピース5,6の熱容量はカソード2のそれに比
し、極めて大きいので、その接合面積を小さくす
るためである。
[解決すべき問題点] しかしながら、上記の取付構造によれば、次の
問題点がある。
切込2bの形成により脚片2cは細くなり、
複数の脚片2cの総断面積が小さく、脚片2c
が長い程、熱伝達は小さくなるが、逆に、振動
等による横揺れ等に対して接合強度が不充分と
なる。
また、接合強度が不充分であるから、温度サ
イクル等の影響を受け易くなり、脚片2cに曲
りが生じ、初期故障が起こり易い。
そこで、本考案の目的は上記問題点を解決す
るものであり、カソードとポールピースとの接
合において、熱伝達が小さく、しかも機械的強
度が大きいカソード接地型マグネトロンのカソ
ード取付構造を提供することにある。
[問題点の解決手段] 上記問題点を解決するため、本考案に係るカソ
ード接地型マグネトロンのカソード取付構造は、
次の2つの構成要件からなる。
カソードは、ヒータを囲む円筒状の胴部と、
この拡径方向に夫々折曲延設され且つ切込を挾
んで円周方向に等分宛配置の複数の折曲状脚片
と、から構成されていること。
そのカソードをその各折曲脚片の先端部にて
溶接又はロウ付けを以つてポールピースに立設
してなること。
[実施例] 次に、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図は、本考案に係るカソード接地型マグネ
トロンのカソード取付構造において使用されるカ
ソードを示す斜視図である。
カソード10は、ヒータを囲むべき円筒状の胴
部11とポールピースに接合される複数の折曲状
脚片12とから構成されている。複数の折曲状脚
片12は胴部11より拡径方向に夫々折曲延設さ
れており、各折曲状脚片12は切込12aを挾ん
で円周方向に等分宛配置でラツパ状に拡開してい
る。折曲状脚片12の胴部11に対する折曲角
は、90°近くまで可能であるが、本実施例におい
ては縦振動も考慮に入れ約45°とした。また、本
実施例においては90°宛で4本の折曲状脚片12
が形成されている。
かかる形状のカソード10を用いたカソード取
付構造の第1実施例は、第2図に示すように、カ
ソード10の折曲状脚片12の先端をポールピー
ス5の外面に当て、その当接部位に溶接又はロウ
付けしたものである。
カソード取付構造の第2実施例は、第3図に示
すように、取付板7に折曲状脚片12の先端を当
てその当接部位に溶接又はロウ付けし、ポールピ
ース6に形成した挿入孔6aにカソード10の胴
部11側を挿入し、しかる後、取付板7をポール
ピース6内部に固定したものである。
このように、カソード10の一端側は胴部11
に対し裾を拡げた形状であり、カソード10の中
心軸(中立軸)から折曲状脚片12までの半径
は、従来の脚片までの半径(胴部11の半径と同
じ)に比し大となるので、カソード10の折曲状
脚片12部分の軸(中立軸)に対する断面係数Z
は従来に比し数倍大きくなる。カソード10をポ
ールピース5,6に接合した状態は、固定端の片
持ち梁とみることができるが、接合部位に近づく
程、断面係数Zが大きくなつているから、恰も平
等強さ梁に近似したものとなり、したがつて、振
動等(曲げモーメント)に対する応力は従来に比
し小さく、接合強度が堅牢に維持される。また、
複数の折曲状脚片12はカソード10の中心軸に
対して等分宛放射状に配置してあるから、ランダ
ムな振動等に対して当方的接合強度を有する。接
合部位(固定端)の応力は従来に比し小となるか
ら、接合部位の温度サイクル等によるクリープ,
疲労が軽減されることになり、接合部位の初期故
障を減じ長寿命化を図りうる。また、折曲状脚片
12の先端側の間隔が大きいので、溶接等の接合
作業上、好都合である。
[考案の効果] 以上説明したように、本考案に係るカソード接
地型マグネトロンのカソード取付構造は、円筒状
の胴部とこの拡径方向に夫々折曲延設され且つ切
込を挾んで円周方向に等分宛配置の複数の折曲状
脚片とから構成されたカソードを用いた点に特長
を有するものであるから、次の効果を奏する。
熱伝達は従来と同様であるが、振動等に対す
る折曲状脚片とポールピースの接合強度は従来
に比し数倍大となるので、長寿命化を図りう
る。
接合部位の応力が減少する分、温度サイクル
等によるクリープ,疲労を軽減でき、脚片の曲
り等を防止でき、初期故障等を解消しうる。
折曲脚片は拡開しているので、溶接等の接合
作業がし易い。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に係るカソード接地型マグネ
トロンのカソード取付構造において使用されるカ
ソードを示す斜視図である。第2図は、本考案に
係るカソード接地型マグネトロンのカソード取付
構造の第1実施例を示す縦断面図である。第3図
は、本考案に係るカソード接地型マグネトロンの
カソード取付構造の第2実施例を示す縦断面図で
ある。第4図は、従来のカソード接地型マグネト
ロンの一例を示す縦断面図である。第5図は、従
来のカソード接地型マグネトロンにおけるカソー
ド取付構造の一例を示す縦断面図である。第6図
は、従来のカソード接地型マグネトロンにおける
カソード取付構造の他の例を示す縦断面図であ
る。 1……ヒータ、5,6……ポールピース、6a
……挿入孔、7……取付板、10……カソード、
11……胴部、12……折曲脚片、12a……切
込。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ヒータを囲む円筒状の胴部とこの拡径方向に
    夫々折曲延設され且つ切込を挾んで円周方向に等
    分宛配置の複数の折曲状脚片とから構成されたカ
    ソードをその各折曲脚片の先端部にて溶接又はロ
    ウ付けを以つてポールピースに立設してなること
    を特徴とするカソード接地型マグネトロンのカソ
    ード取付構造。
JP18939286U 1986-12-09 1986-12-09 Expired JPH0427081Y2 (ja)

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JP18939286U JPH0427081Y2 (ja) 1986-12-09 1986-12-09

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JP18939286U JPH0427081Y2 (ja) 1986-12-09 1986-12-09

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JPS6393051U JPS6393051U (ja) 1988-06-16
JPH0427081Y2 true JPH0427081Y2 (ja) 1992-06-29

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JP5052252B2 (ja) * 2007-08-07 2012-10-17 新日本無線株式会社 マグネトロンの製造方法

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