JPS601486Y2 - 直熱型陰極 - Google Patents

直熱型陰極

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Publication number
JPS601486Y2
JPS601486Y2 JP6902778U JP6902778U JPS601486Y2 JP S601486 Y2 JPS601486 Y2 JP S601486Y2 JP 6902778 U JP6902778 U JP 6902778U JP 6902778 U JP6902778 U JP 6902778U JP S601486 Y2 JPS601486 Y2 JP S601486Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
metal plate
heating element
insulating substrate
directly heated
cathode
Prior art date
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Expired
Application number
JP6902778U
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English (en)
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JPS54172649U (ja
Inventor
昌男 大久保
潔 菅谷
Original Assignee
日本電子材料株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 日本電子材料株式会社 filed Critical 日本電子材料株式会社
Priority to JP6902778U priority Critical patent/JPS601486Y2/ja
Publication of JPS54172649U publication Critical patent/JPS54172649U/ja
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Publication of JPS601486Y2 publication Critical patent/JPS601486Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は陰極線管に用いられる直熱型陰極に関し、特に
直熱型陰極の構造に関するものである。
従来の直熱型陰極は、薄い金属板をコ字状に形成した発
熱体の中央上面に陰極を備え発熱体に通電して加熱しこ
こから熱電子を放出する構造になっていた。
このようなものでは、発熱体の機械的強度が小さいので
陰極と第1グリツドとの間の間隔が変化し、この結果特
性が変って陰極線管の画像が安定しないという欠点があ
った。
このような欠点を改善するために発熱体の長手方向に溝
を形威して強度を大きくし陰極と第1グリツドとの間の
間隔が変化しないようにした直熱型陰極が提案されてい
る(実開昭49−31256号)。
しかしながら、一般には各部品の寸法およびその組立て
にばらつきがあるので、発熱体自身は変形しなくても製
作時に陰極と第1グリツドとの間の間隔がばらついてし
まうという問題点があった。
このため、寸法の異なるスペーサを数多く用意しておい
て、陰極組立体と第1グリツドとの間の間隔寸法に応じ
てスペーサを選択して取付けそのばらつきを減少させる
方法がとられていた。
しかしこの方法によると部品管理が面倒となり生産性が
悪く、しかも陰極と第1グリツドの間の間隔を高精度に
保つこεは困難であるという欠点があった。
本考案はこのような従来の欠点を解消するためになされ
たもので、その目的とするところは、発熱体の変形によ
る陰極線管の特性の変動を防ぎ、かつ特性のばらつきを
減少させるような直熱型陰極を提供することにある。
この目的を達成するために、本考案は、発熱体を全体と
してほぼ円筒状に形威し、円筒状の絶縁基板の内周に軸
方向に2分割して固定された内周金属板に発熱体の脚部
を接合し、絶縁基板の外周に固定された外周金属板に保
持体を接合するようにしたものである。
以下、本考案を図面に基づいて詳細に説明する。
第1図は、本考案に係る直熱型陰極の一実施例の斜視図
である。
図において、1は発熱体、2は熱電子放出面、3a、3
bは内周金属板、4は保持体である。
第2図は発熱体1の正面図、第3図はその平面図である
発熱体1はレニウム・モリブデン合金又はニッケル・モ
リブデン・鉄合金などからなる薄板をプレス加工して作
ったもので、中央上部の円板状の平面部11とここから
下方に直角に折曲げた脚部12aと12bからなる。
脚部12a。12bは互いに対向し両者でスリットを有
する円筒形に形成される。
したがって脚部12a、12bの横断面はそれぞれ円弧
状になっている。
平面部11の面上には、ニッケル基板5を介してアルカ
リ土類金属酸化物の層を形成腰ここを熱電子放出面2と
なしている。
第4図は絶縁基板の部分の一部断面正面図、第5図はそ
の平面図である。
絶縁基板6はガラス又はセラミックにガラスをコーテイ
ーングした材料からなり円筒状に形成される。
内周金属板3ay3bはコバールのような材料からなり
それぞれ円弧状に形成され、外周金属板7は同じくコバ
ールのような材料からなり円筒状に形成される。
内周金属板3a、3bは絶縁基板6の内周に軸方向に互
いに2分割されるように固定し、外周金属板7は絶縁基
板6の外周に固定する。
この場合、絶縁基板6、外周金属板7、内周金属板3a
、3bの順次長さが長くなっているため、上面を同一面
に揃えると外周金属板7は絶縁基板6より下方に突出し
、さらに内周金属板3a、3bはこの外周金属板7より
下方に突出する。
又、内周金属板3a、3bおよび外周金属板7はともに
ガラスと熱膨張係数がほぼ等しいコバールのような材料
を使っているので、加熱されても絶縁基板6に対する接
合強度は低下しない。
第6図は全部品を組立てた状態の縦断面図である。
なお、図において、8は第1グリツド、81は電子ビー
ムが通過する孔である。
図示してないが、第1グリツド8と保持体4は所定間隔
で固定されている。
発熱体1の脚部12a、12bに絶縁基板6の内周に固
定した内周金属板3a、3bをはめ込み、下部の×印の
箇所においてそれぞれスポット溶接して両者を接合し発
熱体組立体とする。
しかる後、保持体4の下端からこの発熱体組立体を挿入
し、下部の×印の箇所においてスポット溶接して保持体
4と外周金属板7を接合する。
このとき、例えば第1グリツド8の孔81の上方から熱
電子放出面2の位置を測定し発熱体組立体の上下位置を
調整しながらスポット溶接するので、第1グリツド8と
熱電子放出面2の間の間隔は高精度に設定することがで
きる。
組立時に第1グリツド8と熱電子放出面2の間の間隔を
測定するのにはこのほか各種方法を用いることができる
以上の実施例では、脚部12a、12bと内周金属板3
a、3bを接合した後保持体4と外周金属板7を接合し
たが、逆にして先に保持体4に外周金属板7を接合し、
しかる後に第1グリツド8に対し熱電子放出面2の位置
を調整しながら脚部12a、12bと内周金属板3a、
3bを接合することもできる。
現在多く使用されている傍熱形陰極においては、陰極ス
リーブが円筒形が形成されているのでこれを支持する各
部品もこの形状に合せて作られている。
このため本考案のように発熱体を円筒状にすると、他の
部品はそのまま又はわずかの変更で使用できるのでそれ
だけコストが安くなる。
また従来の直熱型陰極のように横方向に拡がらないので
スペースをとらなく設計が容易になる。
しかも強度が十分にとれ熱などにより変形することがな
い。
このように本考案に係る直熱型陰極によると、発熱体が
円筒状に形成されているので熱などにより変形すること
がなく、熱電子放出特性が動作中に変動することがない
また第1グリツドと熱電子放出面の間の間隔を精度よく
設定することが容易に可能となり熱電子放出特性のばら
つきを少なくすることができるなど、数多くの優れた効
果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の直熱型陰極の一実施例の斜視図、第2
図は発熱体の正面図、第3図はその平面図、第4図は絶
縁基体の部分の一部断面正面図、第5図はその平面図、
第6図は組立てた状態の縦断面図である。 1・・・・・・発熱体、2・・・・・・熱電子放出面、
3a、3b・・・・・・内周金属板、4・・・・・・保
持体、6・・・・・・絶縁基体、7・・・・・・外周金
属板、8・・・・・・第1グリツド、11・・・・・・
平面部、12a、12b・・・・・・脚部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 熱電子放出面が形威された平面部とこの平面部から同方
    向に互いに対向するように折曲げられた脚部とからなり
    全体としてほぼ円筒状に形威された発熱体と、円筒状の
    絶縁基板と、この絶縁基板の内周に軸方向に2分割して
    固定された内周金属板と、前記絶縁基板の外周に固定さ
    れた外周金属板と、円筒状の保持体とからなり、前記内
    周金属板と脚部をそれぞれ接合し、前記外周金属板と支
    持体を接合して構成したことを特徴とする直熱型陰極。
JP6902778U 1978-05-24 1978-05-24 直熱型陰極 Expired JPS601486Y2 (ja)

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JP6902778U JPS601486Y2 (ja) 1978-05-24 1978-05-24 直熱型陰極

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JP6902778U JPS601486Y2 (ja) 1978-05-24 1978-05-24 直熱型陰極

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Publication Number Publication Date
JPS54172649U JPS54172649U (ja) 1979-12-06
JPS601486Y2 true JPS601486Y2 (ja) 1985-01-16

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ID=28977450

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