JPH0119798Y2 - - Google Patents

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JPH0119798Y2
JPH0119798Y2 JP14897882U JP14897882U JPH0119798Y2 JP H0119798 Y2 JPH0119798 Y2 JP H0119798Y2 JP 14897882 U JP14897882 U JP 14897882U JP 14897882 U JP14897882 U JP 14897882U JP H0119798 Y2 JPH0119798 Y2 JP H0119798Y2
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cathode
electrode
electron gun
legs
heater
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Description

【考案の詳細な説明】 技術分野 本考案は陰極線管に用いられる電子銃に関す
る。
背景技術 陰極線管に用いられる電子銃の一例を第1図に
示すと、1〜5はそれぞれ第1〜第5グリツド電
極で、所定の間隔で、電子ビーム透過孔を一直線
上に配列し、側壁に突設した支持部材6,6,…
…を絶縁支持杆7,7に埋入して一体化し、第1
グリツド電極1内にカソード8を収納している。
9は電子銃先端部をバルブネツク部10内に支持
すると共にバルブネツク部10内に被着されアノ
ード電圧が印加される内装導電膜11と接触し第
5グリツド電極5にアノード電圧を供給する支持
バネ、12はネツク部10端部を気密に封止した
ステムで、複数のステムリード13,13,……
を気密に貫通している。ステムインナリードは第
3・第5グリツド電極3,5を除く他の電極、及
びカソード8やヒータ等と接続され、電子銃後端
部の支持も兼ねている。
この電子銃の電極は第2図に示すようにネツク
部10内で絶縁支持杆7,7間に配置されるた
め、電極径が制限される。
一方、カソード8として直熱型カソードを用い
ると、ヒータの定格値からヒータ長が決定され
る。
そのため小形の陰極線管、例えばネツク径が13
mmの陰極線管では電極径は約6mmとなり、これに
対しヒータ長は9mm程度必要で、電極内にカソー
ドを収納できないという問題を生じる。ヒータの
定格値はヒータの厚みや巾によつても変化する
が、厚みを薄くしたり、巾を狭くしてヒータ長を
短縮すると寿命が短かくなり信頼性が低下して好
ましくなかつた。
上記問題を解決するために、カソード8を収納
する第1グリツド電極1を第3図に示すように、
絶縁支持杆7,7方向に短軸を有する楕円乃至小
判形とし、ヒータ長を十分長く設定している。
ところが、この場合には電極側壁の強度が低
く、電子銃組立て後第1・第2グリツド電極1,
2の電子ビーム透過孔の位置ずれを生じることが
あつた。即ち、第1グリツド電極1をカツプ状に
絞り加工する際に長軸方向側壁の厚みが薄く、こ
の部分に突設した支持部材6,6を絶縁支持杆
7,7に埋入する時に側壁が変形して孔の位置ず
れを生じていた。この電極1の厚みは電子銃動作
時に形成される静電レンズ形状と関連し、0.1mm
程度のものが用いられ十分強度を確保できる程度
の厚さにできなかつた。
考案の開示 本考案は上記問題点に鑑み提案されたもので、
薄い板厚の材料を用いても電極の位置ずれを抑え
ることのできる電子銃を提供する。
本考案は電子ビーム透過孔を穿設した平板状底
面の両端より略平行に脚片を延長した断面略U字
状の電極を、脚片外方に突設した支持部材を絶縁
支持杆に埋入して固定すると共に、脚片間にカソ
ードを配置したことを特徴とする。
本考案は上記構成により次のような効果を有す
る。
1 電極の位置ずれが少なく、位置ずれを生じて
も修正が可能である。
2 薄い材料を用いることができ良好な特性の電
子銃を実現できる。
3 平板状材料を折曲げ加工により成形できるた
め加工が容易である。
4 カソードやヒータとステムインナリードとの
接続が容易で、接続作業時に電極の変形が少な
い。
考案を実施するための最良の形態 以下に本考案の一実施例を第4図乃至第6図か
ら説明する。図において、第1図と同一符号は同
一物を示し説明を省略する。本考案と第1図電子
銃との相異点は第1グリツド電極14にある。即
ち、第6図に示すように、金属平板を断面略U字
状に折曲し、平板状底面14aに電子ビーム透過
孔15を穿設し、両側の脚片14b,14cに支
持部材6,6を突設して絶縁支持杆7,7に固定
し、両脚片14b,14c間にカソード8を収納
し固定したものである。なお図示例では底面14
a、脚片14b,14cの周縁に沿つて折り曲げ
補強片とし、またこれによりカソード8をガイド
するようにしているが必ずしも必要ではない。
これにより、電子銃の組立時に電極が絶縁支持
杆7,7方向に押圧されても脚片14b,14c
が変形するだけで、底面14aにまで変形が及び
にくく、底面14aの位置ずれを生じても、容易
に修正できる。
また薄い材料を用いることができ、良好な特性
が得られる。
さらに折曲げ加工により成形でき、加工が容易
で、各部の板厚が一定となり強度低下がない。
また電極側方が開口しているためカソードの収
納固定作業で容易で、カソード電極やヒータとス
テムインナリードとの溶接接続が容易で、接続作
業時に電極の変形が少ない。
尚、本考案は上記実施例にのみ限定されること
なく例えばユニポテンシヤル形電子銃だけでなく
他形式の電子銃にも適用できる。またカソードも
直熱型だけでなく傍熱型カソードでもよい。さら
に、電極底面14aの平面形状は矩形だけでなく
方形でもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は電子銃の一例を示す陰極線管の要部部
分側断面図、第2図は第1図A−A断面図、第3
図は第1図電子銃の変形例を示すA−A断面図、
第4図は本考案の一例を示す陰極線管の要部側断
面図、第5図は第4図B−B断面図、第6図は第
4図電子銃の第1グリツド電極の斜視図を示す。 6……支持部材、7……絶縁支持杆、8……カ
ソード、14……第1グリツド電極、14a……
底面、14b,14c……脚片、15……電子ビ
ーム透過孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 電子ビーム透過孔を穿設した平板状底面の両端
    より略平行に脚片を延長した断面略U字状の電極
    を、脚片外方に突設した支持部材を絶縁支持杆に
    埋入して固定すると共に、脚片間にカソードを配
    置したことを特徴とする電子銃。
JP14897882U 1982-09-29 1982-09-29 電子銃 Granted JPS5952548U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14897882U JPS5952548U (ja) 1982-09-29 1982-09-29 電子銃

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JP14897882U JPS5952548U (ja) 1982-09-29 1982-09-29 電子銃

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5952548U JPS5952548U (ja) 1984-04-06
JPH0119798Y2 true JPH0119798Y2 (ja) 1989-06-07

Family

ID=30330838

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JP14897882U Granted JPS5952548U (ja) 1982-09-29 1982-09-29 電子銃

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