JPS6011539Y2 - 陰極線管用陰極構体 - Google Patents

陰極線管用陰極構体

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Publication number
JPS6011539Y2
JPS6011539Y2 JP5343278U JP5343278U JPS6011539Y2 JP S6011539 Y2 JPS6011539 Y2 JP S6011539Y2 JP 5343278 U JP5343278 U JP 5343278U JP 5343278 U JP5343278 U JP 5343278U JP S6011539 Y2 JPS6011539 Y2 JP S6011539Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
cathode
sleeve
support
support rod
ray tube
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Expired
Application number
JP5343278U
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JPS54157547U (ja
Inventor
紘美 金井
映一 山崎
Original Assignee
株式会社日立製作所
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本発明は、低電力、連軸形の陰極線管用の傍熱形陰極構
体に関する。
陰極線管の陰極は、加熱動作時に熱電子放出面と第1格
子電極との相対位置が常に一定に保持されること、排気
中や動作時の高温状態においても電子放出に有害な気体
が近傍から発生、放出されないこと、熱膨張や収縮の繰
返しで破損しないこと、さらに、低電力で動作温度に達
し、しかも系全体の熱容量が小さく短時間に動作温度に
達することなどが要求されている。
従来の陰極線管用の傍熱形陰極構体の例を第1〜4図に
示す。
第1図に示したものでは、陰極のスリーブ1はセラミッ
ク基板2に直接取付けられ、その外部を第1格子極3が
おおっている。
この場合は、高温に加熱されるスリーブ1に直接接触し
て高温となるセラミック基板2の一部の個所から吸蔵気
体が放出されやすいという問題がある。
材質が緻密で高温に耐え気体をあまり吸蔵しないセラミ
クスもあるが、そのような種類のセラミクスは、熱をか
なりよく伝導し、高価格で、やはり問題を生ずる。
第3図に示したものは、スリーブ1をカソードサポート
4、ビードサポート5を介して、マルチフオームガラス
などで作ったビードガラス6に結合して保持させている
この方式では陰極の近くには、有害ガス放出などの原因
となりやすいセラミクス類が存在しないし、電子放出面
をなすスリーブ1の底面は加熱による熱膨張に対しても
余り変位しないが、スリーブ1、カソードサポート4、
およびビードサポート5よりなる金属製部分の熱容量が
大きくなり、低電力、連動形陰極には不向きである。
第3図に示したものは、セラミック基板9に植立した支
持柱8によって直接偏平形傍熱陰極スリーブ1aを支え
、ヒータ用支持棒13を介してヒータを支持しかつ給電
加熱しているが、電子放出面の位置を高精度に設定する
のが困難で、かつ機械的強度不十分などの問題がある。
第4図に示した例は、陰極スリーブ1を、セラミック基
板9に植立した支持棒7に、支持リード11を介して固
着保持させているが、支持リード11は熱伝導を抑制す
るためかなり細くしであるので、■字形にするなどスリ
ーブ1の位置保持の考慮はしているが、強度不十分、高
精度の位置設定および保持が困難などの問題がある。
本考案は前記従来の陰極線管用の傍熱形陰極構体の諸問
題を除いた陰極構体を提供することを目的とする。
上記目的を遠戚するために本考案においては、陶磁器な
どの熱絶縁物からなる基板に植立した1対の支持棒に、
陰極支持体を介して陰極のスリーブを保持させることと
し、スリーブからの伝導による熱放散を極力抑制し、か
つスリーブの高精度位置設定および保持を容易にするた
め、前記陰極支持体は、スリーブ底面に平行な平面内に
延在し、短径部でスリーブ円筒部を挟持固着する長円孔
部分と、該部分を中心に軸対称に延び前記支持棒に固着
される1対のはり部分とを有する薄板材より形成し、前
記各部分の縁端を折曲げ、この折曲げた面を、スリーブ
の挟持固着、支持棒への固着、自体の剛性増強に用いる
こととした。
第5図a、 b、 cは本考案の一実施例を示し、aは
正面図、bは下面図、Cは側面図である。
図中、1はスリーブ、7は支持棒、9はセラミック基板
、12は陰極支持体、13はヒータ用支持棒、14はヒ
ータ端である。
本考案の骨子をなす陰極支持体12は第6図a、、 b
、 c (ただしaは正面図、bは下面図、Cは側面図
)に示す如き構造であるから、薄い金属板からプレスを
用いて打抜き折曲げて高精度に加工できる。
第5図および第6図において、12aは長円孔部分、1
2bははり部分、12cは縁端で、長円孔部分12aは
スリーブ1に固着され、はり部分12bはその一端で支
持棒7に固着されている。
その縁端の折曲げた面はスリーブ1の円筒面、支持棒7
の円柱面と平行であるから、位置決め用治具を用いれば
、前記各部材と陰極支持体12との間の相対位置を正確
に設定腰相互間を、たとえば点溶接等により、固着する
ことによって、前記相対位置をそのまま容易に正確に保
持させることができる。
セラミック基板9以外の各部材は金属製であるが、陰極
支持体12は薄板材から形成され、各部材間の固着部は
極めて小面積であるから熱伝導は少ない。
また縁端を折曲げであるから、たわみ、曲げ等に対して
も、薄板材製であるけれども比較的高い剛性を有する。
なおヒータ用支持棒13を同一セラミック基板9に植立
し、この支持棒13上で、ヒータ端14と図示してない
給電線とを中継接続すると、落下衝撃等に対する抵抗力
が強くなる。
これは比較的厚く剛性の高いセラミック基板9に、スリ
ーブ用支持棒7とヒータ用支持棒13とが取付けられて
、衝撃や振動を受けた時に、スリーブ、陰極支持体、ヒ
ータがすべて同様なパターンの動きをするためと考えら
れる。
以上説明した如く本考案によれば、極めて容易に、低電
力で起動時間が短くてすむ傍熱形の、陰極線管用陰極構
体が得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1〜4図は従来の陰極線管用陰極構体の例を示す図、
第5図a、b、cは本考案の一実施例図、第6図a、
b、 cは陰極支持体12を示す図である。 1・・・・・・スリーブ、7・・・・・・支持棒、9・
・・・・・セラミック基板、12・・・・・・陰極支持
体、13・・・・・・ヒータ用支持棒、14・・・・・
・ヒータ端。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 熱絶縁物からなる基板に植立した1対の支持棒に、
    陰極支持体を介して傍熱陰極のスリーブを固着保持させ
    た陰極線管の陰極構体において、前記陰極支持体は薄板
    材より形成され、電子放出面をなすスリーブ底面に平行
    な平面内に延在し、短経部でスリーブ円筒部を挟持固着
    する長円孔部分と、該部分を中心に軸対称に延び前記支
    持棒に固着される1対のはり部分とを有し、かつ前記各
    部分の縁端を折曲げてなることを特徴とする陰極線管の
    陰極構体。 2 スリーブ支持棒を植立したのと同一基板に、別にヒ
    ータ用支持棒を植立し、該支持棒上で傍熱陰極加熱用ヒ
    ータ端と給電線とを中継接続した実用新案登録請求の範
    囲第1項記載の陰極線管用陰極構体。
JP5343278U 1978-04-24 1978-04-24 陰極線管用陰極構体 Expired JPS6011539Y2 (ja)

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JPS54157547U JPS54157547U (ja) 1979-11-01
JPS6011539Y2 true JPS6011539Y2 (ja) 1985-04-17

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