JPH0115971B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0115971B2 JPH0115971B2 JP21161582A JP21161582A JPH0115971B2 JP H0115971 B2 JPH0115971 B2 JP H0115971B2 JP 21161582 A JP21161582 A JP 21161582A JP 21161582 A JP21161582 A JP 21161582A JP H0115971 B2 JPH0115971 B2 JP H0115971B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rod
- filament
- shaped cathode
- heat shield
- shield cylinder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000005452 bending Methods 0.000 claims description 2
- 238000010894 electron beam technology Methods 0.000 description 5
- 239000000919 ceramic Substances 0.000 description 1
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 1
- WFKWXMTUELFFGS-UHFFFAOYSA-N tungsten Chemical compound [W] WFKWXMTUELFFGS-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910052721 tungsten Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000010937 tungsten Substances 0.000 description 1
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J1/00—Details of electrodes, of magnetic control means, of screens, or of the mounting or spacing thereof, common to two or more basic types of discharge tubes or lamps
- H01J1/02—Main electrodes
- H01J1/13—Solid thermionic cathodes
- H01J1/20—Cathodes heated indirectly by an electric current; Cathodes heated by electron or ion bombardment
Landscapes
- Solid Thermionic Cathode (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は電子ビームを発生させる棒状陰極装
置に関するものである。
置に関するものである。
第1図、第2図はこの種の従来装置を示すもの
で、図において、1は先端面から電子ビームを発
生する棒状陰極、2はこの棒状陰極1の周囲に同
軸に配置されたコイル状のフイラメント、3は棒
状陰極1およびフイラメント2から放射伝達され
る熱を反射断熱し、棒状陰極1およびフイラメン
ト2の温度を均一にする熱シールドである。4,
5は各々熱シールド3と同様の機能をもつ外部熱
シールド筒と内部熱シールド筒である。6はフイ
ラメント2を保持するためのフイラメントサポー
ト、7はフイラメントサポート6と棒状陰極1と
の間を電気的に絶縁すると同時に位置決めをする
セラミク板、8は電子ビームを示す。
で、図において、1は先端面から電子ビームを発
生する棒状陰極、2はこの棒状陰極1の周囲に同
軸に配置されたコイル状のフイラメント、3は棒
状陰極1およびフイラメント2から放射伝達され
る熱を反射断熱し、棒状陰極1およびフイラメン
ト2の温度を均一にする熱シールドである。4,
5は各々熱シールド3と同様の機能をもつ外部熱
シールド筒と内部熱シールド筒である。6はフイ
ラメント2を保持するためのフイラメントサポー
ト、7はフイラメントサポート6と棒状陰極1と
の間を電気的に絶縁すると同時に位置決めをする
セラミク板、8は電子ビームを示す。
なお第2図は棒状陰極先端部で外部熱シールド
筒4を取外した状態の斜視図を示すもので、G及
びHはフイラメント2と内部熱シールド筒5間の
間隙を示している。
筒4を取外した状態の斜視図を示すもので、G及
びHはフイラメント2と内部熱シールド筒5間の
間隙を示している。
従来の棒状陰極装置は上記のように構成されて
おり、真空雰囲気中で、フイラメント2に直接通
電してフイラメント2を加熱する。こゝでフイラ
メント2をマイナス、棒状陰極1をプラスとして
電圧を印加すると、棒状陰極1はフイラメント2
からの熱電子の衝撃で加熱され、さらに棒状陰極
1をマイナス、陽極(図示せず)をプラスとして
高電圧を印加すると、棒状陰極1の先端から放射
された熱電子は電子ビーム8を形成し、陽極孔
(図示せず)を通り初期の目的に供せられる。
おり、真空雰囲気中で、フイラメント2に直接通
電してフイラメント2を加熱する。こゝでフイラ
メント2をマイナス、棒状陰極1をプラスとして
電圧を印加すると、棒状陰極1はフイラメント2
からの熱電子の衝撃で加熱され、さらに棒状陰極
1をマイナス、陽極(図示せず)をプラスとして
高電圧を印加すると、棒状陰極1の先端から放射
された熱電子は電子ビーム8を形成し、陽極孔
(図示せず)を通り初期の目的に供せられる。
そこで、各電極が接触しないことを前提に投入
されたフイラメント2を加熱する電力および棒状
陰極1を衝撃して加熱する電力で棒状陰極1の先
端面が効率よく高温に加熱するためには第2図に
おける間隙G,Hおよび外部熱シールド筒4と内
部熱シールド筒5の棒状陰極先端面方向の間隙が
出来るだけ小さくした幾何的配置により構成され
る。
されたフイラメント2を加熱する電力および棒状
陰極1を衝撃して加熱する電力で棒状陰極1の先
端面が効率よく高温に加熱するためには第2図に
おける間隙G,Hおよび外部熱シールド筒4と内
部熱シールド筒5の棒状陰極先端面方向の間隙が
出来るだけ小さくした幾何的配置により構成され
る。
よつて、外部熱シールド筒4の先端中央部及び
内部シールド筒5の先端部、特にフイラメント2
が通過する部分が棒状陰極1及びフイラメント2
の輻射熱を多く受けても最も高温になる。たとえ
ば、材料がタングステンである棒状陰極1および
フイラメント2を約2850〓に加熱したとき、外部
熱シールド筒4の前面は約1800〓、内部熱シール
ド筒5は約1950〓になる。そのため、内部熱シー
ルド筒5のフイラメント2を通すための切欠部5
aが熱変形によりフイラメントに接触するという
欠点があつた。また熱変形が発生しても、フイラ
メント2と接触しないようにフイラメント2と内
部熱シールド筒5との間隙を大きくとると、熱の
発散が大きく棒状陰極1の先端面の温度が所定の
温度2700〓以上に昇温せず、従つて所定の電子ビ
ーム8を得ることができないという欠点があつ
た。
内部シールド筒5の先端部、特にフイラメント2
が通過する部分が棒状陰極1及びフイラメント2
の輻射熱を多く受けても最も高温になる。たとえ
ば、材料がタングステンである棒状陰極1および
フイラメント2を約2850〓に加熱したとき、外部
熱シールド筒4の前面は約1800〓、内部熱シール
ド筒5は約1950〓になる。そのため、内部熱シー
ルド筒5のフイラメント2を通すための切欠部5
aが熱変形によりフイラメントに接触するという
欠点があつた。また熱変形が発生しても、フイラ
メント2と接触しないようにフイラメント2と内
部熱シールド筒5との間隙を大きくとると、熱の
発散が大きく棒状陰極1の先端面の温度が所定の
温度2700〓以上に昇温せず、従つて所定の電子ビ
ーム8を得ることができないという欠点があつ
た。
この発明は、上記のような従来のものの欠点を
除去するためになされたもので、内部熱シールド
筒のフイラメントの近接部分を折り曲げによる2
重構造にすることにより、より高品質、高寿命の
棒状陰極を得ることを目的とするものである。
除去するためになされたもので、内部熱シールド
筒のフイラメントの近接部分を折り曲げによる2
重構造にすることにより、より高品質、高寿命の
棒状陰極を得ることを目的とするものである。
第3図は、この発明の一実施例を示す断面図で
あり、図中、1〜4,6〜8は従来装置と同様で
あるので、説明を省略する。9はフイラメント2
の通過部である切欠部9aを折り曲げ加工により
補強した折り曲げ内部熱シールド筒である。なお
第4図は折り曲げ熱シールド筒9の展開図を示し
ている。
あり、図中、1〜4,6〜8は従来装置と同様で
あるので、説明を省略する。9はフイラメント2
の通過部である切欠部9aを折り曲げ加工により
補強した折り曲げ内部熱シールド筒である。なお
第4図は折り曲げ熱シールド筒9の展開図を示し
ている。
上記のように構成された棒状陰極装置において
は、棒状陰極1およびフイラメント2の輻射熱に
より折り曲げ熱シールド筒9のフイラメント2の
通過部が高温にされされても、その部分は2重構
造になつているので、熱変形は非常に小さく
(500時間加熱後約2.5mm〜3mmが約0.1〜0.2mmに改
善)なり、このためフイラメント2と内部熱シー
ルド9が接触することがなくなる。
は、棒状陰極1およびフイラメント2の輻射熱に
より折り曲げ熱シールド筒9のフイラメント2の
通過部が高温にされされても、その部分は2重構
造になつているので、熱変形は非常に小さく
(500時間加熱後約2.5mm〜3mmが約0.1〜0.2mmに改
善)なり、このためフイラメント2と内部熱シー
ルド9が接触することがなくなる。
この発明は以上のように、棒状陰極の内部熱シ
ールド筒のフイラメントと近接する部分を折り曲
げによる2重構造にするという簡単な構造によ
り、フイラメントと内部熱シールド筒が接触する
ことなく、長時間安定に使用できるという効果が
ある。
ールド筒のフイラメントと近接する部分を折り曲
げによる2重構造にするという簡単な構造によ
り、フイラメントと内部熱シールド筒が接触する
ことなく、長時間安定に使用できるという効果が
ある。
第1図は従来の棒状陰極装置を示す断面図、第
2図はその外部熱シールド筒を取外した状態の棒
状陰極先端部の斜視図、第3図はこの発明の一実
施例を示す断面図、第4図は内部熱シールド筒の
みの展開図である。 図中、1は棒状陰極、2はフイラメント、4は
外部熱シールド筒、9は内部熱シールド筒、9a
は切欠部である。尚、図中同一符号は同一又は相
当部分を示す。
2図はその外部熱シールド筒を取外した状態の棒
状陰極先端部の斜視図、第3図はこの発明の一実
施例を示す断面図、第4図は内部熱シールド筒の
みの展開図である。 図中、1は棒状陰極、2はフイラメント、4は
外部熱シールド筒、9は内部熱シールド筒、9a
は切欠部である。尚、図中同一符号は同一又は相
当部分を示す。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 棒状陰極と、この棒状陰極のまわりに同軸に
配置されたフイラメントと、上記棒状陰極および
フイラメントから放射伝達される熱を反射断熱
し、棒状陰極とフイラメントの温度を均一にする
役目を有する内部熱シールド筒と外部熱シールド
筒を有するものにおいて、上記内部熱シールド筒
の上記フイラメントが通る近接部分を折り曲げに
よる2重構造としたことを特徴とする棒状陰極装
置。 2 フイラメントが通過する内部熱シールド筒の
切欠部を折り曲げによる2重構造としたことを特
徴とする特許請求の範囲第1項記載の棒状陰極装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57211615A JPS59101738A (ja) | 1982-11-30 | 1982-11-30 | 棒状陰極装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57211615A JPS59101738A (ja) | 1982-11-30 | 1982-11-30 | 棒状陰極装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59101738A JPS59101738A (ja) | 1984-06-12 |
JPH0115971B2 true JPH0115971B2 (ja) | 1989-03-22 |
Family
ID=16608687
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP57211615A Granted JPS59101738A (ja) | 1982-11-30 | 1982-11-30 | 棒状陰極装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59101738A (ja) |
-
1982
- 1982-11-30 JP JP57211615A patent/JPS59101738A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59101738A (ja) | 1984-06-12 |
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