JPS5826767B2 - 棒状熱陰極アツセンブリ - Google Patents
棒状熱陰極アツセンブリInfo
- Publication number
- JPS5826767B2 JPS5826767B2 JP52075228A JP7522877A JPS5826767B2 JP S5826767 B2 JPS5826767 B2 JP S5826767B2 JP 52075228 A JP52075228 A JP 52075228A JP 7522877 A JP7522877 A JP 7522877A JP S5826767 B2 JPS5826767 B2 JP S5826767B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat shield
- rod
- hot cathode
- cathode
- shaped
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Solid Thermionic Cathode (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は熱シールドを有する棒状熱陰極アッセンブリ
において、熱シールドの一部を一体化して、高温に加熱
しても熱歪みが起りにくい熱シールドを有する棒状熱陰
極アッセンブリに関するものである。
において、熱シールドの一部を一体化して、高温に加熱
しても熱歪みが起りにくい熱シールドを有する棒状熱陰
極アッセンブリに関するものである。
第1図は従来の棒状熱陰極アッセンブリの一例で、棒状
熱陰極型熱陰極の構成を示す断面図である。
熱陰極型熱陰極の構成を示す断面図である。
第1図において、1は棒状熱陰極で、フィラメントから
放射された熱電子を受ける棒状熱陰極側面部1aと電子
ビームを放出する棒状熱陰極先端面1bとを有する。
放射された熱電子を受ける棒状熱陰極側面部1aと電子
ビームを放出する棒状熱陰極先端面1bとを有する。
2は円柱形の棒状熱陰極1の1わシに同軸に配置された
コイル状のフィラメント、3は棒状熱陰極1およびフィ
ラメント2から放射および伝達される熱を反射断熱し棒
状熱陰極1とフィラメント2の温度を均一にする熱シー
ルドで1、前面熱シールド3a、内側円筒熱シールド3
b、外側円筒熱シールド3cおよび後拵熱シールド3d
で構成される。
コイル状のフィラメント、3は棒状熱陰極1およびフィ
ラメント2から放射および伝達される熱を反射断熱し棒
状熱陰極1とフィラメント2の温度を均一にする熱シー
ルドで1、前面熱シールド3a、内側円筒熱シールド3
b、外側円筒熱シールド3cおよび後拵熱シールド3d
で構成される。
4は各円筒熱シールドの円周と前面熱シールド3aおよ
び後面熱シールド3dを数個所、機械的に固定する固定
リブで前面熱シールド固定リブ4aと後面熱シールド固
定リブ4bから成る。
び後面熱シールド3dを数個所、機械的に固定する固定
リブで前面熱シールド固定リブ4aと後面熱シールド固
定リブ4bから成る。
5はセラミック板、6はウェネルト、7は陽極、8I/
i電子ビーム、9はフィラメントサポートである。
i電子ビーム、9はフィラメントサポートである。
第1図において、図に示す部分を真空に排気し、フィラ
メント2に直接通電してフィラメント2を加熱する(以
後、この加熱に費やされる電力をフィラメント電力と呼
ぶ)。
メント2に直接通電してフィラメント2を加熱する(以
後、この加熱に費やされる電力をフィラメント電力と呼
ぶ)。
フィラメント2をマイナス、棒状熱陰極1をプラスとし
て電圧を印加するとフィラメント2から放射される電子
流は棒状熱陰極側面部1aに衝撃して棒状熱陰極1を加
熱する(以後、この加熱に費やされる電力を衝撃電力と
呼ぶ)。
て電圧を印加するとフィラメント2から放射される電子
流は棒状熱陰極側面部1aに衝撃して棒状熱陰極1を加
熱する(以後、この加熱に費やされる電力を衝撃電力と
呼ぶ)。
さらに棒状熱陰極1をマイナス、陽極7をプラスとして
電圧を印加すると棒状熱陰極先端面1bから放射された
熱電子は電子ビーム8を形成し、陽極孔を通り所期の目
的に供せられる。
電圧を印加すると棒状熱陰極先端面1bから放射された
熱電子は電子ビーム8を形成し、陽極孔を通り所期の目
的に供せられる。
電子銃の電子ビーム電流量は棒状熱陰極先端面1bの大
きさと温度、棒状熱陰極先端面1bとウェネルト61で
の軸方向距離、ウェネルト6の孔径および制御電圧の大
きさ、棒状熱陰極先端面1bと陽極7の軸方向距離およ
び加速電圧の大きさなどにより決定されるので、上記の
各位が満たされるように、陰極部内の各構成部分の幾何
学的配置が決定される。
きさと温度、棒状熱陰極先端面1bとウェネルト61で
の軸方向距離、ウェネルト6の孔径および制御電圧の大
きさ、棒状熱陰極先端面1bと陽極7の軸方向距離およ
び加速電圧の大きさなどにより決定されるので、上記の
各位が満たされるように、陰極部内の各構成部分の幾何
学的配置が決定される。
第2図において、Gは同軸に配置されたフィラメント2
の内径と棒状熱陰極側面部1aとの間隙、Dは前面熱シ
ールド3aの孔径、Hlはフィラメント2の先端部の側
面と前面熱シールド3a内面1での距離、H2はフィラ
メント2の先端部の側面と棒状熱陰極先端面1btでの
距離、H3は前面熱シールド3aの外面とウェネルト6
の内面1での距離である。
の内径と棒状熱陰極側面部1aとの間隙、Dは前面熱シ
ールド3aの孔径、Hlはフィラメント2の先端部の側
面と前面熱シールド3a内面1での距離、H2はフィラ
メント2の先端部の側面と棒状熱陰極先端面1btでの
距離、H3は前面熱シールド3aの外面とウェネルト6
の内面1での距離である。
各電極が接触しないことを前提に、投入されたフィラメ
ント電力および衝撃電力によって棒状熱陰極先端面1b
が効率よく高温に加熱されるためには、Hl、H2#H
3およびDは出来る限シ小さくなるように配置されるの
で、熱シールド3の構成の中で前面熱シールド3aの孔
付近あるいは内側円筒熱シールド3bの前面熱シールド
3aに近い部分が棒状熱陰極1およびフィラメント2の
放射熱を多く受けて最も高温になる。
ント電力および衝撃電力によって棒状熱陰極先端面1b
が効率よく高温に加熱されるためには、Hl、H2#H
3およびDは出来る限シ小さくなるように配置されるの
で、熱シールド3の構成の中で前面熱シールド3aの孔
付近あるいは内側円筒熱シールド3bの前面熱シールド
3aに近い部分が棒状熱陰極1およびフィラメント2の
放射熱を多く受けて最も高温になる。
これらに蓄積された熱は熱伝導で前面熱シールド3aお
よび内側円筒熱シールド3b全域が高温に加熱される。
よび内側円筒熱シールド3b全域が高温に加熱される。
同様に後面熱シールド3dは棒状熱陰極1およびフィラ
メント2の放射熱を受け、外側円筒熱シールド3cij
:内側円筒熱シールド3bの放射熱を受は各々ある程度
高温になる。
メント2の放射熱を受け、外側円筒熱シールド3cij
:内側円筒熱シールド3bの放射熱を受は各々ある程度
高温になる。
ところで各構成熱シールド3a、3b、3cを機械的に
固定している固定リブ4を介して熱が伝導する量は極め
てわずかであり、各構成熱シールド3a 、3b 、3
cの温度は放射伝熱によって決するので、前記した幾何
学的配置では、前面熱シールド3aおよび内側円筒熱シ
ールド3bは少すくとも後面熱シールド3dおよび外側
円筒熱シールド3cよりも高温に加熱される。
固定している固定リブ4を介して熱が伝導する量は極め
てわずかであり、各構成熱シールド3a 、3b 、3
cの温度は放射伝熱によって決するので、前記した幾何
学的配置では、前面熱シールド3aおよび内側円筒熱シ
ールド3bは少すくとも後面熱シールド3dおよび外側
円筒熱シールド3cよりも高温に加熱される。
例えば、材料がタングステンである棒状熱陰極1および
フィラメント2を約27000にの高温に加熱したとき
厚さ0.1mのタンタル板で作られた前面熱シールド3
aと外側円筒熱シールド3cの温度は各々約1200°
にと約9000にである。
フィラメント2を約27000にの高温に加熱したとき
厚さ0.1mのタンタル板で作られた前面熱シールド3
aと外側円筒熱シールド3cの温度は各々約1200°
にと約9000にである。
熱シールド3が高温に加熱された場合、前面熱シールド
3aおよび後面熱シールド3dは軸に対し垂直方向(以
後、半径方向と呼ぶ)に熱膨張し、内側円筒熱シールド
3bおよび外側円筒熱シールド3cは軸方向に熱膨張す
る。
3aおよび後面熱シールド3dは軸に対し垂直方向(以
後、半径方向と呼ぶ)に熱膨張し、内側円筒熱シールド
3bおよび外側円筒熱シールド3cは軸方向に熱膨張す
る。
上記したように前面熱シールド3aは後面熱シールド3
dよシも温度が高いために熱膨張量も大きいが、前面熱
シールド固定リブ4aで内側円筒熱シールド3bおよび
外側円筒熱シールド3cで機械的に固定されているため
に半径方向の熱膨張量に対応して軸方向に歪んでし1う
。
dよシも温度が高いために熱膨張量も大きいが、前面熱
シールド固定リブ4aで内側円筒熱シールド3bおよび
外側円筒熱シールド3cで機械的に固定されているため
に半径方向の熱膨張量に対応して軸方向に歪んでし1う
。
さらに上記したように内側円筒熱シールド3bは外側円
筒熱シールド3cよシも加熱温度が高いため熱膨張量も
大きいので前面熱シールド3aを内側面より押上げるこ
とになる。
筒熱シールド3cよシも加熱温度が高いため熱膨張量も
大きいので前面熱シールド3aを内側面より押上げるこ
とになる。
即ち前面熱シールド3aは軸方向に脹んだ形の熱歪を起
こす。
こす。
第3図は実際陰極を加熱することによって熱シールド3
が熱歪みを起した一例を示す斜視図で、10は熱シール
ドサポートである。
が熱歪みを起した一例を示す斜視図で、10は熱シール
ドサポートである。
この熱歪みは電子ビーム8の形状を変えたり、他の電極
と接触したうして陰極の寿命を決定する一因となる。
と接触したうして陰極の寿命を決定する一因となる。
又、この熱歪みを軽減するため前面熱シールド3aの板
厚を厚くすると逆に固定リブ4あるいは他の構成熱シー
ルドに熱応力が加わり、固定リブ4が外れ、破損し、又
は他の構成熱シールドの熱歪みの増大を起こす一因とな
る。
厚を厚くすると逆に固定リブ4あるいは他の構成熱シー
ルドに熱応力が加わり、固定リブ4が外れ、破損し、又
は他の構成熱シールドの熱歪みの増大を起こす一因とな
る。
さらに熱シールド3の熱応力による熱歪みを軽減するた
め構成部材全体の板厚を厚くすることは全体の熱膨張が
大きくなり、熱シールド3自身の重量が大きくなること
などから、限られた空間内で精度よく熱シールド3を組
立てるが難かしくなる。
め構成部材全体の板厚を厚くすることは全体の熱膨張が
大きくなり、熱シールド3自身の重量が大きくなること
などから、限られた空間内で精度よく熱シールド3を組
立てるが難かしくなる。
第4図に従来の熱シールド30分解斜視図を示す。
熱シールド3の組立手順を列挙すると次のようになる。
(I) 前もって組立てられている棒状熱陰極1と同
軸に後面熱シールド3dを熱シールド廿ポート10で固
定する。
軸に後面熱シールド3dを熱シールド廿ポート10で固
定する。
(社)後面熱シールド3dと内側円筒熱シールド3、b
を後面熱シールド固定リブ4bで同軸に固定する。
を後面熱シールド固定リブ4bで同軸に固定する。
(2)棒状熱陰極1と同軸にフィラメント2をフィラメ
ントサポート9で固定する。
ントサポート9で固定する。
帖 内側円筒熱シールド3bと前面熱シールド3aを前
面熱シールド固定リブ4aで同軸に固定する。
面熱シールド固定リブ4aで同軸に固定する。
M 内側円筒熱シールド3bの外側に同軸で外側円筒熱
シールド3cをつくる。
シールド3cをつくる。
(ロ)外側円筒熱シールド3cの両端を前面熱シールド
固定リブ4aおよび後面熱シールド固定リブ4bでそれ
ぞれ前面熱シールド3aおよび後面熱シールド3dに固
定する。
固定リブ4aおよび後面熱シールド固定リブ4bでそれ
ぞれ前面熱シールド3aおよび後面熱シールド3dに固
定する。
以上の手順説明で明らかなように従来の熱シールド4は
各部材を組立てる上に精度が要求されるにもかかわらず
、非常に複雑な構成になっているため組立に相当時間を
要する。
各部材を組立てる上に精度が要求されるにもかかわらず
、非常に複雑な構成になっているため組立に相当時間を
要する。
従来の棒状熱陰極型陰極の熱シールド3の欠点を列挙す
ると、次のようになる。
ると、次のようになる。
(I)陰極が高温に加熱されると熱シールド3の中で特
に前面熱シールド3aが熱歪みを起こすため、他の電極
と接触し易い。
に前面熱シールド3aが熱歪みを起こすため、他の電極
と接触し易い。
(損熱歪みを押えるためには各々の板厚を相当厚くする
必要があるので余分な空間を取らなければならない。
必要があるので余分な空間を取らなければならない。
■構成が複雑なため、組立時間が長くかつ組立精度が悪
い。
い。
この発明は上記のような従来のものの欠点を除去するた
めになされたもので、前面熱シールド3aと外側円筒熱
シールド3cを一体に構成することにより熱放射面積も
増し温度を下げると共に前面熱シールド3aと内側円筒
熱シールド3bの前面熱シールド固定リブ4aを除去す
ることによう従来の前面熱シールド4aに対応する部分
の熱歪みを軽減しかつ組立時間の短縮、精度の向上が計
れる熱シールド3を有する棒状熱陰極アッセンブリを提
供することを目的としている。
めになされたもので、前面熱シールド3aと外側円筒熱
シールド3cを一体に構成することにより熱放射面積も
増し温度を下げると共に前面熱シールド3aと内側円筒
熱シールド3bの前面熱シールド固定リブ4aを除去す
ることによう従来の前面熱シールド4aに対応する部分
の熱歪みを軽減しかつ組立時間の短縮、精度の向上が計
れる熱シールド3を有する棒状熱陰極アッセンブリを提
供することを目的としている。
以下にこの発明の一実施例を図について説明する。
第5図において、3eは従来の前面熱シールド3aと外
側円筒熱シールド3cとを一体に構成したカップ状熱シ
ールド、4cは形は異なるが従来の後面熱シールド固定
リブ4bと同じ働きをするコの字形固定リブである。
側円筒熱シールド3cとを一体に構成したカップ状熱シ
ールド、4cは形は異なるが従来の後面熱シールド固定
リブ4bと同じ働きをするコの字形固定リブである。
第5図に示された棒状陰極を組立てた状態で、フィラメ
ント電力および衝撃電力が投入されたとき、前記したよ
うに棒状熱陰極1およびフィラメント2の加熱部に対し
て幾伺学的に最も近接したカップ状熱シール)’3eの
前面部に放射熱が入熱して高温になるが、カップ状熱シ
ールド3eは従来の前面熱シールド3aに比べて熱放射
面積が大きいのでカップ状熱シールド3eは前面熱シー
ルド3aより温度が低く、熱膨張量が小さく々る。
ント電力および衝撃電力が投入されたとき、前記したよ
うに棒状熱陰極1およびフィラメント2の加熱部に対し
て幾伺学的に最も近接したカップ状熱シール)’3eの
前面部に放射熱が入熱して高温になるが、カップ状熱シ
ールド3eは従来の前面熱シールド3aに比べて熱放射
面積が大きいのでカップ状熱シールド3eは前面熱シー
ルド3aより温度が低く、熱膨張量が小さく々る。
さらに従来の前面熱シールド3aと内側円筒熱シールド
3bとを固定していた前面熱シールド固定リブ4aを除
去したため、高温に加熱されたとき軸方向に熱膨張する
内側円筒熱シールド3bの円周端面とカップ状熱シール
ド3eの内壁面が接触しないように配慮しておきさえす
れば相互間に熱応力が加わることがきそ。
3bとを固定していた前面熱シールド固定リブ4aを除
去したため、高温に加熱されたとき軸方向に熱膨張する
内側円筒熱シールド3bの円周端面とカップ状熱シール
ド3eの内壁面が接触しないように配慮しておきさえす
れば相互間に熱応力が加わることがきそ。
以上よりカップ状熱シールド3eの前面部が熱歪みする
ととはほとんどなくなる。
ととはほとんどなくなる。
事実、従来の場合と同様に陰極部を約27000Kに設
定し、500時間以上の連続運転を行なった後、熱シー
ルド3各部の熱歪みを測定した結果、熱歪み量はほぼ零
であった。
定し、500時間以上の連続運転を行なった後、熱シー
ルド3各部の熱歪みを測定した結果、熱歪み量はほぼ零
であった。
第5図にこの発明に係る熱シールド3の分解図を示す。
従来の場合と同様に熱シールド3の組立手順を列挙する
と次のようになる。
と次のようになる。
ただしくI)〜価1では従来と全く同様であるのでここ
では省略する。
では省略する。
(財)カップ状熱シールド3eを棒状熱陰極1と同軸に
後面熱シールド3dとコノ字形固定リブ4cで固定する
。
後面熱シールド3dとコノ字形固定リブ4cで固定する
。
この場合、後面熱シールド3dの外径とカップ状熱シー
ルド3eの外径を同じにしておけば、棒状熱陰極1との
同軸精度は同軸を合せるための特別な治具がなくても保
証される。
ルド3eの外径を同じにしておけば、棒状熱陰極1との
同軸精度は同軸を合せるための特別な治具がなくても保
証される。
以上から、従来の熱シールド3にくらべ構成が簡単であ
り精度も保証されるので組立時間が著しく短縮される。
り精度も保証されるので組立時間が著しく短縮される。
なおりツブ状熱シールド3eを加工する場合、切削加工
に限あることはなくプレス加工ができるため、第6図に
示すようはカップ状熱シールド3eの前面に同心状の壁
を設けることによシr方向の熱膨張を吸収できる機能を
加えることができる。
に限あることはなくプレス加工ができるため、第6図に
示すようはカップ状熱シールド3eの前面に同心状の壁
を設けることによシr方向の熱膨張を吸収できる機能を
加えることができる。
説明上材質あるいは寸法等について具体的に示したが、
高温に十分耐え、それぞれの機能に支障がない限ジ、ど
のような材質、寸法であっても良い。
高温に十分耐え、それぞれの機能に支障がない限ジ、ど
のような材質、寸法であっても良い。
以上のように、この発明によれば従来の熱シールドにお
ける前面熱シールド3aと外側円筒熱シールド3cを一
体にし熱放射面積が太きくし、かつ熱膨張する方向が違
う固定リブを除去し相互に加わる熱応力が零になるよう
に構成したので、熱シールドの熱歪みがなくなり、電子
ビーム8の形状が変わることなく、又他の電極と接触す
ることがないので長寿命の陰極が得られる。
ける前面熱シールド3aと外側円筒熱シールド3cを一
体にし熱放射面積が太きくし、かつ熱膨張する方向が違
う固定リブを除去し相互に加わる熱応力が零になるよう
に構成したので、熱シールドの熱歪みがなくなり、電子
ビーム8の形状が変わることなく、又他の電極と接触す
ることがないので長寿命の陰極が得られる。
さらに従来のような複雑な熱シールドの構成を単純で精
度が簡単に出しやすい構成にしたので組立時間が大巾に
短縮され、陰極が安価にできる効果がある。
度が簡単に出しやすい構成にしたので組立時間が大巾に
短縮され、陰極が安価にできる効果がある。
第1図は従来の電子ビーム発生用熱陰極の一つである棒
状熱陰極型熱陰極の構成を示す断面図、第2図は上記棒
状熱陰極型熱陰極の一部分を拡大した断面図、第3図は
従来の熱シールドにおいて熱歪みを起した状態を示す斜
視図、第4図は従来の熱シールドの分解斜視図、第5図
は棒状熱陰極型熱陰極においてこの発明の一実施例であ
る熱シールドの分解斜視図、第6図はこの発明の他の実
施例を示す熱シールドの分解斜視図である。 図において、1は棒状熱陰極、2はフィラメント、3は
熱シールド、3bは内側円筒熱シールド、3dは後面熱
シールド、3cはカップ状熱シールド、4,4b、4c
は固定リブ、5はセラ□ツク板、6はウェネルト、7μ
陽極、8は電子ビーム、9はフィラメントサポート、1
0は熱シールドサポートである。 なお、図中、同一符号はそれぞれ同一、又は相当部分を
示す。
状熱陰極型熱陰極の構成を示す断面図、第2図は上記棒
状熱陰極型熱陰極の一部分を拡大した断面図、第3図は
従来の熱シールドにおいて熱歪みを起した状態を示す斜
視図、第4図は従来の熱シールドの分解斜視図、第5図
は棒状熱陰極型熱陰極においてこの発明の一実施例であ
る熱シールドの分解斜視図、第6図はこの発明の他の実
施例を示す熱シールドの分解斜視図である。 図において、1は棒状熱陰極、2はフィラメント、3は
熱シールド、3bは内側円筒熱シールド、3dは後面熱
シールド、3cはカップ状熱シールド、4,4b、4c
は固定リブ、5はセラ□ツク板、6はウェネルト、7μ
陽極、8は電子ビーム、9はフィラメントサポート、1
0は熱シールドサポートである。 なお、図中、同一符号はそれぞれ同一、又は相当部分を
示す。
Claims (1)
- 1 棒状熱陰極と、この陰極の周囲を軸線にそってとシ
巻き通電時に放出する熱電子により上記陰極を衝撃し加
熱してその前端面から電子ビームを放射させるフィラメ
ントと、このフィラメントの外側の上記陰極の軸線にそ
った第1の外周面および第1の外周面の外側の第2の外
周面、上記電子ビームが放出される前崩および後面を一
体となって囲む熱シールドとを備えたものにおいて、上
記熱シールドの上記第2の外周面と前面とを構成する部
分をカップ状に一体形成し、このカップ状の部材を上記
熱シールドの第1の外周面を構成する部材と間隙が生じ
るように、上記カップ状部材の後端縁と上記熱シールド
の後面を構成する円板状に形成された部材の周縁部とを
結合してなる熱シールドを備えたことを特徴とする棒状
熱陰極アッセンブリ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP52075228A JPS5826767B2 (ja) | 1977-06-23 | 1977-06-23 | 棒状熱陰極アツセンブリ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP52075228A JPS5826767B2 (ja) | 1977-06-23 | 1977-06-23 | 棒状熱陰極アツセンブリ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS549570A JPS549570A (en) | 1979-01-24 |
JPS5826767B2 true JPS5826767B2 (ja) | 1983-06-04 |
Family
ID=13570149
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP52075228A Expired JPS5826767B2 (ja) | 1977-06-23 | 1977-06-23 | 棒状熱陰極アツセンブリ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5826767B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4236921A (en) * | 1979-03-02 | 1980-12-02 | Abex Corporation | Heat resistant alloy castings |
JPS58189939A (ja) * | 1982-04-30 | 1983-11-05 | Mitsubishi Electric Corp | 陰極アツセンブリ |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5239358A (en) * | 1975-09-25 | 1977-03-26 | Mitsubishi Electric Corp | Electron gun |
JPS5239357A (en) * | 1975-09-25 | 1977-03-26 | Mitsubishi Electric Corp | Electron gun |
-
1977
- 1977-06-23 JP JP52075228A patent/JPS5826767B2/ja not_active Expired
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5239358A (en) * | 1975-09-25 | 1977-03-26 | Mitsubishi Electric Corp | Electron gun |
JPS5239357A (en) * | 1975-09-25 | 1977-03-26 | Mitsubishi Electric Corp | Electron gun |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS549570A (en) | 1979-01-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH07147127A (ja) | 異方性の熱分解グラファイトヒーター | |
US3899714A (en) | Quick starting magnetron with shielded cathode | |
JPS5826767B2 (ja) | 棒状熱陰極アツセンブリ | |
US3813571A (en) | Insulated cathode gun device | |
US4558250A (en) | Cathode structure of electron tube | |
JP4781156B2 (ja) | 透過型x線管 | |
US2468129A (en) | Cathode support | |
US3132275A (en) | Electron gun and cathode heater assembly therefor | |
US4563609A (en) | Directly-heated cathodes | |
US3450927A (en) | Thermionic cathode with heat shield having a heating current by-pass | |
US3227906A (en) | Cathode support and heat shielding structure for electron gun | |
JPS58189939A (ja) | 陰極アツセンブリ | |
JPS6079644A (ja) | 大電力クライストロン用電子銃 | |
JP2588288B2 (ja) | 含浸型陰極構体 | |
JP2019220268A (ja) | 電子銃 | |
US6369494B1 (en) | Cathode structure and electron gun for cathode ray tubes | |
US3215884A (en) | Cathode support structure | |
JPH083956Y2 (ja) | 含浸型陰極構体 | |
JPH0668954B2 (ja) | マグネトロン用陰極構体 | |
JPH0766747B2 (ja) | 含浸型陰極 | |
US2855536A (en) | Cathode | |
JPH0115971B2 (ja) | ||
US3167679A (en) | Cathode structure | |
JPS62145621A (ja) | 含浸形陰極 | |
KR950010691Y1 (ko) | 음극선관용 전자총의 캐소드전극 |