JPH0427020A - 地下室構築用ブロックユニット - Google Patents

地下室構築用ブロックユニット

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JPH0427020A
JPH0427020A JP2133160A JP13316090A JPH0427020A JP H0427020 A JPH0427020 A JP H0427020A JP 2133160 A JP2133160 A JP 2133160A JP 13316090 A JP13316090 A JP 13316090A JP H0427020 A JPH0427020 A JP H0427020A
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Katsuya Matsushita
克也 松下
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野] 本発明は、住宅等の地下室の構築に用いられる地下室構
築用ブロックユニットに係り、地下室を複数の部分に分
割して形成するための地下室構築用ブロックユニットに
関するものである。
「従来の技術」 近年における住宅事情の悪化などから、一般の住宅にお
いても地下室を設置することが行なわれるようになって
きた。
従来、住宅の地下室は、地下収蔵庫として構成されたも
のが多いため、その構造も例えば容器状のカプセルを、
地面に掘った穴の中にアンカーボルトを介して据え付け
、穴を埋め戻してなる構成のものなどであった(例えば
特公平1−15663号「地下庫およびその製造方法」
参照)。
しかしながら、このような構成の地下室は、地下収蔵庫
として機能された構成であるため、全体的に内部の大き
さが小さくなり、住宅の居室として要求される機能を十
分満足させるものではなかった。
したがって、近年においては、地下室をコンクリート造
りとして部屋全体を大型化する傾向にある。
このようなコンクリート製の地下室は、例えば現場打ち
コンクリートにより築造されたものが一般的である。
これは、まず、パワーショベル等を用いて地下室の敷地
よりやや広めに掘削工事を行ない、次に、その底部に砂
利等を敷いて、該砂利等を敷いた上にコンクリートを打
設して、いわゆる基礎コンクリートの施工を行なう。
そして、床鉄筋を格子状に配設して、この床鉄筋にコン
クリートを打設し、このとき、側壁が立設される位置に
側壁の鉄筋に連結される突出筋をコンクリートの表面か
ら突出するように配設しておく。
次に、床部のコンクリートが固まった後に、その所定の
位置に突出した突出筋に側壁の縦筋を連結し、これら側
壁の縦筋に、横筋を連結して、格子状に側壁の鉄筋を施
工する。
次いで、施工した側壁の鉄筋の両側に型枠を組立てて、
その中にコンクリートを打設して側壁を施工する。
そして、側壁のコンクリートが固まった後に、型枠を解
体し、側壁の外側の空間を埋めて完成させるものである
「発明か解決しようとする課題」 しかしながら、従来の地下室の技術においては、その施
工作業が現場打ちコンクリートの施工作業となるため、
現場での作業能率が悪く、工期が長くなるなどの難点が
あった。
しかも、現場打ちコンクリートによる施工作業において
は、側壁を構築する場合に、側壁鉄筋の両側に型枠を組
立てるための空間を設けなければならず、施工面積より
も広めに地盤を掘り下げなければならないので、手間が
かかるとともにコスト高になるなどの問題点があった。
そこで、本発明者等はこれらの問題点を解決すべく鋭意
研究した結果、地下室全体を複数の部分に分割したプレ
キャストコンクリート製ブロックの接合により築造すれ
ば、現場での作業能率が向上し、またブロックの据え付
けだけで地下室が形成されるので、掘削面積も少なくて
すむとの考えに至った。
しかしながら、単に地下室の内部を区画して、それぞれ
をブロックに分割してもブロック自信の大きさが大型化
して、そのブロックを工場等において製作する場合に配
筋作業が複雑になり、また現場での施工作業が複雑化す
るなどの解決すべき課題が残されていた。
本発明は、前記事情に鑑みてなされたもので、その目的
とするところは、プレキャストコンクリート製ブロック
を工場において製作する場合、その配筋作業を容易にす
ることができ、かつ現場での作業能率を向上させること
ができ、したがって、施工コストの低減を図ることがで
きる地下室構築用ブロックユニットを提供することにあ
る。
[課題を解決するための手段] かかる目的を達成するために本発明は、床部および該床
部周囲の側壁部が鉄筋コンクリートによって形成される
地下室を複数のプレキャストコンクリート製ブロックを
組み合わせることにより構築する地下室構築用ブロック
ユニットであって、前記床部を形成する底板部と前記側
壁部を形成する側板部とからなる略U字状に形成されて
、その底板部には、格子状に形成された床継手鉄筋ユニ
ットが配設され、 側板部には、格子状に形成された壁部鉄筋ユニットが配
設されているとともに、 該側板部と前記底板部との遠投部分には、前記床継手鉄
筋ユニットに連結される水平継手部と、壁部鉄筋ユニッ
トに連結される垂直継手部と、これら水平継手部および
垂直継手部を連結するとともに側板部と底板部との遠投
部分に延在する複数の横筋とからなる壁−床継手鉄筋ユ
ニットが配設されていることを特徴とする。
そして、請求項2記載の地下室構築用ブロックユニット
は、前記壁−床継手鉄筋ユニットには、それぞれのブロ
ックユニットを連結するためのPC鋼材が挿通される挿
通手段が予め配設されていることを特徴とする。
さらに、請求項3記戦の地下室構築用ブロックユニット
は、前記両側板部の端部間に、妻側壁部を形成する妻側
側板部を形成してなり、該妻側側板部には、格子状に形
成された壁部鉄筋ユニットが配設されているとともに、
底板部との遠投部分に、壁−床継手鉄筋ユニットが配設
され、該壁−床継手鉄筋ユニットは、前記側板部と底板
部とを連結する壁−床継手鉄筋ユニットと一体に形成さ
れていることを特徴とする。
「作用」 上記構成の地下室構築用ブロックユニットによれば、該
ブロックユニットを工場にて製作する場合、壁−床継手
鉄筋ユニットを所定の位置に配設し、該壁−床継手鉄筋
ユニットの水平継手部に格子状に形成された床継手鉄筋
ユニットを連結するとともに、垂直継手部に壁部鉄筋ユ
ニットを連結することにより、略U字状の鉄筋を容易に
組み立てることができる。
そして、上記のように組み立てた鉄筋の周囲に型枠を形
成し、該型枠内にコンクリートを打設することにより、
略し字状のプレキャストコンクリートブロックを容易に
形成することができる。
現場においては、これら略U字状のブロックユニットを
配列していくことにより、任意の大きさの地下室を容易
に構築することができる。
そして、請求項2記載の地下室構築用ブロックユニット
によれば、壁−床継手鉄筋ユニットに挿通手段が予め配
設されているので、現場においてこれらブロックユニッ
トを連結する場合、挿通手段にPC鋼材を挿通してブロ
ックユニット同士を一体化していくことができ、この場
合、PC鋼材により略U字状の角部を締結していくので
、構造体としてもその強度を向上させることができる。
さらに、請求項3記載の地下室構築用ブロックユニット
を地下室の妻側に配置すれば、妻側壁部を現場にて施工
することなく、容易に全面が鉄筋コンクリートによって
形成された地下室をブロックの組み立てのみで構成する
ことができる。
この場合、妻側側板部の壁−床継手鉄筋ユニットと妻側
の壁−床継手鉄筋ユニットとが一体に形成されているの
で、構造体としてもその強度を十分に満足させることが
できる。
「実施例」 以下、本発明に係る地下室構築用ブロックユニットの一
実施例を図面を参照して説明する。
第1図は、この実施例における地下室構築用ブロックユ
ニットのうち地下室の中間部分を形成する中間部ブロッ
クユニットlを示している。
この中間部ブロックユニット1は、地下室の床部を形成
する底板部2と、地下室の側壁部を形成する側板部3.
3とからなる略し字状のプレキャストコンクリート製ブ
ロックによって形成されている。
この中間部ブロックユニットlの底板部2には、それぞ
れ格子状に形成された床継手鉄筋ユニット44が上下2
段に配設されているとともに、側板部3には、床継手鉄
筋ユニット4と同様にそれぞれ格子状に形成された壁部
鉄筋ユニット5.5が所定の間隔をおいてそれぞれ平行
に配設されている。
これら床継手鉄筋ユニット4と壁部鉄筋ユニット5とは
予め格子状に組み立てられ、それぞれの連結部は溶接等
によって強固に連結されている。
そして、底板部2と側板部3との連設部分には、前記床
継手鉄筋ユニット4.4と壁部鉄筋ユニット5.5とを
それぞれ連結する壁−床部手鉄筋ユニット6.6が配設
されている。
この壁−床部手鉄筋ユニット6は、第2図に示すように
、所定の長さの4本の横筋6gを底板部2と側板部3と
が交差する角部にて略正方形状になるように配列され、
これら横筋68に、前記床継手鉄筋ユニット4.4に連
結される床部手筋6bを所定の間隔をおいて複数本水平
方向に連結するとともに、前記壁部鉄筋ユニット5.5
に連結される壁継手筋6cを床部手筋6bに略直交する
ように複数本連結して構成されている。
この壁−床部手鉄筋ユニット6の床部手筋6bおよび壁
継手筋6cは、それぞれ1本の鉄筋が略U字状に折り曲
げられて、その根元部付迎を前記横筋6aにそれぞれ溶
接等によって固着される。
また、この壁−床部手鉄筋ユニット6には、その横筋6
aの略中央部にこれら横筋6aに沿ってPC鋼材が連通
されるシース管7が格子状に取り付けられたグリッド筋
8によって支持するように配設されており、両端部には
、定着用のアンカープレート9.9がそれぞれ取り付け
られている。
なお、第1図において、側板s3,3の上端部に形成さ
れた孔10.10・・・・・は、後述する臥梁23.2
4を連結するための長ボルト27がねし込まれるインサ
ートプレート28(第8図参照)をそれぞれ埋設するた
めの孔である。
次に、第3図は、この発明に係る地下室構築用ブロック
ユニットのうち地下室の妻側を形成する妻側ブロックユ
ニット11を示しており、該妻側ブロックユニット11
は、前記中間部ブロックユニットlと同様に、側板部1
2.12と底板部13とを有しているおり一側板部12
.12の端部間には、地下室の妻側壁部を形成する妻側
側板部14が形成されている。
この妻側側板部14にも前記中間部ブロックユニット1
と同様に、格子状に形成された壁部鉄筋ユニット15が
配設されているとともに、底板部13との連設部分には
、壁−床部手鉄筋ユニット16が配設されている。
この壁−床部手鉄筋ユニット16は、第4図に示すよう
に、側板部12の壁−床部手鉄筋ユニットと一体に形成
されている。
すなわち、妻側側板部12と底板部13との連設部分の
角部に延在するように配設される横筋16aが側板部1
2と底板部13との連設部分にて略直角に折り曲げられ
て側板部12と底板部13との連設部分に延在するよう
に形成されており、該横筋16aに、所定の間隔をおい
て壁継手筋16bが配設され、床部継手!fFi l 
6 cが妻側から所定の間隔をおいて底板部14側に突
出するように配設されてなる。
そして、側板部12側の横筋16aの略中央部にンース
t17が前記中間部ブロックユニットlの壁−床部手鉄
筋ユニット6と同様にグリッド筋18を介して配設され
、両端部にはアンカープレート19.19が取り付けら
れている。
次に、第5図(イ)〜(へ)は、上記地下室構築用ブロ
ックユニットの製作方法を示す図であり、この図におい
ては、前記中間部ブロックユニットlを例に挙げて説明
する。
まず、第5図(イ)に示すように、外枠20を略U字状
に形成し、次に、第5図(ロ)に示すように、壁−床部
手鉄筋ユニット6.6を両角部に載置する。
次に、第5図(ハ)に示すように、壁−床部手ユニット
6.6の床部手筋6b、6b間に、床継手鉄筋ユニット
4.4を溶接またはジヨイント部材等を用いて上下2段
にそれぞれ連結する。
そして、第5図(ニ)に示すように、壁−床部手鉄筋ユ
ニット6.6の壁部継手筋6cに壁部鉄筋ユニット5.
5をそれぞれ溶接またはジヨイント部材等を用いて連結
する。
これによって、略し字状の鉄筋を組み立てることができ
、次に、第5図(ホ)に示すように内枠21を組み立て
る。
そして、上方の開口部からコンクリートを流し込んで、
養生を行った後に、内枠20および外枠21を取り外す
と、第5図(へ)に示すように略U字状のプレキャスト
コンクリート製ブロックカ(完成する。
なお、妻側ブロックユニット11においても、上記中間
部ブロックユニット1と同様に、外枠20を組み立てて
、壁−床部手鉄筋ユニット16を中心に床部および壁部
の鉄筋を配設し、内枠21を組み立てて、その中にコン
クリートを打設して上記の構成の妻側ブロックユニット
11を完成させるものである。
以上のように上記構成の地下室構築用ブロックユニット
1.11によれば、該ブロックユニット1.11を工場
にて製作する場合、上記のよう(こ壁−床部手鉄筋ユニ
ット6.16を所定の位置に配設し、該壁−床継手鉄筋
ユニット1.16の水平継手部6b、16cに格子状に
形成された床継手鉄筋ユニット4を連結するとともに、
垂直継手部6c16bに壁部鉄筋ユニット5を連結する
こと(こより、略U字状の鉄筋を容易に組み立てること
力(できる。
そして、上記のように組み立てた鉄筋の周囲に型枠20
.21を形成し、該型枠20.21内にコンクリートを
打設することにより、略U字状のプレキャストコンクリ
ートブロックを容易に形成することができる。
次に、このように形成された地下室構築用ブロックユニ
ット1.11を用いて地下室を構築する方法および作用
を第6図を参照して説明する。
上記のように予め工場において製作された地下室構築用
ブロックユニット1.11は、トラック等によって作業
現場に運搬される。
この際、地下室構築用ブロック1.11は地下室の長手
方向に直交する面で分割された断面U字型に形成されて
いるため、ブロックの種類は地下室の中間部を形成する
上記U字型の中間部ブロックユニットlと、妻壁を形成
する上記妻側ブロックユニット11との2種類で済み、
特に大型地下室を構成する場合には、中間部ブロックユ
ニットlの数を増すことにより対応できるので、プロヅ
クユニット自身を大型化する必要かなく、現場への運搬
性をきわめて良好にすることができる。
すなわち、第6図においては、3つの部屋を並列に配置
した場合を示しており、妻側ブロックユニットllを3
組、中間部ブロックユニットlを中央の部屋で3個、両
側の部屋で4個づつ使用している。
このような地下室を現場において組立てるには、まず、
地下室を構築すべき地面の根切り作業を行ない、所定の
大きさの穴を掘った後、割栗地業工程、捨てコンクリー
トの打設工程を経て、基礎部の施工を行ない、また、こ
の際にブロックの据え付はレベルの基準となる鋼管40
.40を埋め込む(第6図(イ)参照)。
次いで、この実施例の地下室構築用ブロックユニットI
  11をトラックからクレーン等を使って吊り下ろし
、次々にこれらを組合わせて接合していくわけであるが
、その組立て順序は、第6図(ロ)ないしくホ)による
工程により行なう。
すなわち、一番最初の据え付けは第6図(ロ)に示すよ
うに、配置の中心部(実施例では中央の部屋の中心部)
から始め、第6図(ハ)に示すように、この中間部ブロ
ックユニットIAの左右に両側の部屋の中間部ブロック
ユニットl B、I Cを接合する。
このl!J1(中央部のブロックユニットIAに左右の
部屋の中間部ブロックユニット1 B、I Cを接合す
るWfi)、中間部ブロックユニットlAおよび左右の
中間部ブロックユニットI B、I Cとの間に、連結
孔りが形成されて(予め形成しておく)、該連結孔りに
、第7図に示すように連結ボルト29を挿通するととも
に、側板部3に臨む底板部4に凹sEを形成して(予め
形成しておく)、第9図および第Xθ図に示すように、
該凹部Eに連結金物30を掛は渡して、各ブロックユニ
ットIAI B、I Cを一体化する。
また、ブロックユニットI A、l B、I Cの側板
部3,3の上端部には、第11図および第12図に示す
ように、必要に応じてボルト31aにより止められる構
造の継手金物31が取付けられ、ブロックユニットlA
、lB、lcの上部においても締結するようにしてもよ
い。
その後、中央部の部屋の中間部ブロックユニットIAを
その軸方向に接合しながら、その都度、中間部ブロック
ユニットIAの左右に、両側の部屋の中間部ブロックユ
ニットI B、l Cを据え付けて接合していき(第6
図(へ)参照)、最終的に妻壁を形成する妻壁ブロック
ユニット11をそれぞれ取付け(第6図(ホ)参照)、
次いで、各ブロック1.11のシース管7,17にPC
鋼材25を挿入し、これ−をジヤツキにより緊張して両
端を定着することによりプレストレスを導入する(第6
図(ホ)参照)。
なお、PC調材25の緊張後、シース管7.17内にグ
ラウトの充填を行なう。
このように、この実施例における地下室構築用ブロック
ユニット1.11によれば、壁−床部手鉄筋ユニット6
.16にシース管7.17が予め配設されているので、
現場においてこれらブロックユニットl  11を連結
する場合、ソース管1.17にPC鋼材25を挿通して
ブロックユニット1゜11同士を一体化していくことが
でき、この場合、PC鋼材25により略し字状の角部を
締結していくので、構造体としてもその強度を向上させ
ることができる。
さらに、この実施例の地下室構築用ブロックユニット1
 11に、妻側壁部を形成する妻側ブロックユニット1
1を予め工場において形成しているので、該妻側ブロッ
クユニットを上記のように地下室の妻側に配置すれば、
妻側壁部を現場にて施工することなく、容易に全面が鉄
筋コンクリートによって形成された地下室をブロックユ
ニットの組み立てのみで構成することができる。
この場合、妻側側板部14の壁−床部手鉄筋ユニットと
妻側の壁−床部手鉄筋ユニットとが一体に形成されてい
るので、構造体としてもその強度を十分に満足させるこ
とができる。
次に、PC鯛材25の緊張後、第6図(ニ)に示すよう
に、部屋の側板部3.12の上に長尺の臥梁23を第8
図に示すように長ボルト27を用いて取付け、さらに第
6図(ト)に示すように、短尺の臥梁24を第13図1
と示すように組みつけて地下室を完成させる。
これらブロックユニット1.11の上端に架は渡される
長短2種類の臥梁23.24は、それぞれプレキャスト
コンクリートによって四角柱状に形成されていて長手方
向に連結された地下室構築用ブロックユニット1.11
の上端を固定すると共に、上部建築物(第14図例では
家屋)の1階床パネルを支持するもので、長尺の臥梁2
3は部屋の長手方向に沿う側板部上に臥梁23の上下に
貫通する長ボルト16により固定されるようになってい
る。
なお、この臥梁23の側部には、第13図に示すように
、短尺の臥梁24を載せる載置部23aが突出形成され
ており、短尺の臥梁24の上下を貫通する長ボルト16
をインサート17にねじこむことによって載置部23g
に強固に固定できるようになっている。
また、長ボルト27は、第8図に示すようにおねじの形
成された軸体27aと、この軸体27aの上部に定着板
27bを介して螺合されるナツト27cとを主体として
構成されている。
以上のようにして、PCIIII材25の緊材色5梁2
3.24の取付けとを終えたならば、ブロックユニット
1.11の底板部2.13と基礎コンクリートとの間に
グラウトを注入し、底板部2.13と基礎コンクリート
との間の隙間をグラウトで充填し、各ブロックユニット
1.11の底板部2.13を基礎に密着させる。
そして、最終的に内部の仕上げ工事等を完了させると、
第6図(す)に示すような地下室が完成する。
一方、上記のように構築された地下室Gの上に第14図
に示すように家屋Hを施工する場合は、例えば、家屋の
構成がパネルを主体として構成されている場合には、臥
梁23.24の上にユニット化した床パネルを敷き込み
、その上に1階および2階の壁パネルを組み上げ、さら
に、軸組、木組等をして、屋根パネルを組み立てて、建
築物を構築するといった方法が採られる。
なお、1階部分の各壁パネルは、コンクリート東の臥梁
の上面より突出するアンカーボルトへ壁パネルの下端の
穴を落とし込んでボルト締めにより、一体化すれば良い
以上の手順によれば、配置の中心からブロックIAを据
え付けて、ブロックの左右に連結ボルト29、連結金物
30を介して隣接する部屋のブロックを組付けながら、
ブロックをその前後方向に組立てていくようにしたこと
から、根切り穴の内部において、各ブロックの据え付け
、接合作業を精度良〈実施していくことができる。
実施例の地下室では、各部屋を構成する前記ブロック1
.11は、その接合される側板部が他の側板部の約2/
3の犀さに形成されているため、側板部どうしを接合さ
せて重ね合わせても仕切りとなる側壁が厚みを増すこと
がないので、複数の部屋をその幅方向に繋げる構成の地
下室であっても、部材の有効利用が図れ、内部の仕切り
壁の厚さが増すことがないといった利点を有する。
また、実施例では、地下室を構成する部屋を、その長手
方向に直交する面で分割する形態の複数のプレキャスト
コンクリート製ブロック1.l!により築造する構成と
したので、ブロックユニットを長手方向に連結する単純
作業により部屋を形成し得て、現場での組立てを容易に
実施することができる。
さらに、隣接する部屋のブロックユニット111は、ブ
ロックユニットt、ttの側板部3.12を貫通するボ
ルト29により一体化されるため、部屋の間に段差が形
成されるようなことがなく、また部屋どうしが強固に連
結されるため、構造体としての強度を向上させることが
できる利点がある。
さらに実施例では、地下室の臥梁を基礎として、この上
に家屋Hを組立てていく構成としているので、従来必要
であった基礎の施工作業を省略することができ、また、
これにより基礎の位置に制限を受けることなく、地下室
を形成することができるので、大型の地下室を容易に築
造することができるといった利点がある。
ところで、家屋Hとしては、例えばユニット化した床パ
ネルを臥梁23.24の上に敷き込み、その上に1階の
壁パネルおよび2階の床パネル、2階の壁パネルを組み
上げ、さらに、軸組、木組等をして、屋根パネルを組み
立ててなる構成のものなどが挙げられるが、家屋の構成
はこのようなものに限定されるものではなく、在来工法
で構築されるものや、ユニット住宅などであっても良い
なお、前記各パネル工法による家屋の場合における家屋
と臥梁との接合は、例えば臥梁2324の上面に、アン
カーボルトを突出させて設けておき、このアンカーボル
トを介して壁、床等のパネルを一体化するようにすれば
よい。
なお、本発明は前述した実施例に限定されるものではな
く、その設計要求などに応じて、ブロックユニットt”
、ttの大きさ、形状等を変更できることは言うまでも
ない。
また、S屋の入り口などを形成する部分の各ブロックユ
ニット1.11には、必要に応じて、入り口を構成する
開口部などが形成されることは勿論である。
「発明の効果」 以上説明したように本発明に係る地下室構築用ブロック
ユニットによれば、次の各効果を奏することができる。
■請求項1記戦の地下室構築用ブロックユニットは、床
部を形成する底板部と前記側壁部を形成する側板部とか
らなる略し字状に形成されて、その底板部には、格子状
に形成された床継手鉄筋ユニットが配設され、側板部に
は、格子状に形成された壁部鉄筋ユニットが配設されて
いるとともに、該側板部と前記底板部との連設部分には
、前記床継手鉄筋ユニットに連結される水平継手部と、
壁部鉄筋ユニットに連結される垂直継手部と、これら水
平継手部および垂直継手部を連結するとともに側板部と
底板部との連設部分に延在する複数の横筋とからなる壁
−床部手鉄筋ユニットが配設されているので、該ブロッ
クユニットを工場にて製作する場合、壁−床部手鉄筋ユ
ニットを所定の位置に配設し、該壁−床部手鉄筋ユニッ
トの水平継手部に格子状に形成された床継手鉄筋ユニッ
トを連結するとともに、垂直継手部に壁部鉄筋ユニット
を連結することにより、略U字状の鉄筋を容易に組み立
てることができる。
そして、上記のように組み立てた鉄筋の周囲に型枠を形
成し、該型枠内にコンクリートを打設することにより、
略U字状のプレキャストコンクリートブロックを容易に
形成することができる。
現場においては、これら略U字状のブロックユニットを
配列していくことにより、任意の大きさの地下室を容易
に構築することができる。
すなわち、地下室の主要部となる部屋ユニットが、複数
のプレキャストコンクリート製ブロックの連結により構
成され、また部屋ユニットどうしは、前記部屋ユニット
を構成するブロックのボルト止めにより連結されるので
、現場打ちコンクリートによる地下室に比べ、根切り穴
の掘削も小さ(て済み、現場作業を簡略化できるといっ
た利点もある。
また、部屋の数を増やしても、その施工工程が変わるこ
とがなく、ブロック長手方向および幅方向への接合作業
を増やすだけで容易に対応できるので、地下室の大型化
に極めて簡単に対応することができる。
前記により、少ない種類のプレキャストコンクリート製
ブロックにより、地下室を形成することができるので、
現場での作業能率を向上させることができ、また施工コ
ストの低減を図ることのできる。
■請求項2記載の地下室構築用ブロックユニットは、前
記壁−床部手鉄筋ユニットには、それぞれのブロックユ
ニットを連結するためのPC鋼材が挿通される挿通手段
が予め配設されているので、現場においてこれらブロッ
クユニットを連結する場合、挿通手段にpcm材を挿通
してブロックユニット同士を一体化していくことができ
、この場合、PC鋼材により略U字状の角部を締結して
いくので、構造体としてもその強度を向上させることが
できる。
■請求項3記載の地下室構築用ブロックユニットは、前
記両側板部の端部間に、妻側壁部を形成する妻側側板部
を形成してなり、該妻側側板部には、格子状に形成され
た壁部鉄筋ユニットが配設されているとともに、底板部
との連設部分に、壁−床部手鉄筋ユニットが配設され、
該壁−床部手鉄筋ユニットは、前記側板部と底板部とを
連結する壁−床部手鉄筋ユニットと一体に形成されてい
るので、妻側壁部を現場にて施工することなく、容易に
全面が鉄筋コンクリートによって形成された地下室をブ
ロックの組み立てのみで構成することができる。
この場合、妻側側板部の壁−床部手鉄筋ユニットと妻側
の壁−床部手鉄筋ユニットとが一体に形成されているの
で、構造体としてもその強度を十分に満足させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係る地下室構築用ブロックユニット
の一実施例のうち中間部ブロックユニットを示す一部断
面斜視図、第2図は同実施例の中間部ブロックユニット
の壁−床部手鉄筋ユニットを示す斜視図、第3図はこの
発明に係る地下室構築用ブロックユニットの一実施例の
うち妻側ブロックユニットを示す一部断面斜視図、第4
図は同実施例の妻側ブロックユニットの要部を示す斜視
図、第5図(イ)〜(へ)はこの発明に係る地下室構築
用ブロックユニットの製作工程を示すそれぞれ断面図、
第6図(イ)〜(す)はこの発明に係る地下室構築用ブ
ロックユニットを使用した地下室の構築方法を示すそれ
ぞれ斜視図、第7図は第6図における各ブロックユニッ
ト同士の連結部分を示す拡大断面図、第8図は第6図に
おけるブロックユニットと粱との連結部分を示す断面図
、第9図はブロックユニット同士を連結する継手金具の
平面図、第1O図は同断面図、第11図は隣接するブロ
ックユニット同士をつなぐ連結金物を示す平面図、第1
2図はその断面図、第13図は第6図における臥梁の接
合部の構造を示す断面図、第14図は第6図のように構
築された地下室上に家屋を載置した状態を示す断面図で
ある。 1・・・・・中間部ブロックユニット、2・・・・底板
部、3・ ・側板部、 4・・・・・壁部鉄筋ユニット、 5・・・・・床継手鉄筋ユニット、 6・・・・・壁−床部手鉄筋ユニット、6a・・・・・
・横筋、6b・・・床部手筋、6c・・・・・・壁継手
筋、7・・・・ノース管、8・・・・・グリッド筋、9
・・・・・アンカープレート、ll・・・・・妻側ブロ
ックユニット、G・・・・・・地下室、H・・・・・・
家屋、25・・・・・・PC鋼材、23.24・・・臥
梁、27・・・・・・長ボルト、28・・・・・・イン
サート、29・・・・・連結ボルト、 31・・・・・継手金物、30・・・・・・連結金物。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)床部および該床部周囲の側壁部が鉄筋コンクリー
    トによって形成される地下室を複数のプレキャストコン
    クリート製ブロックを組み合わせることにより構築する
    地下室構築用ブロックユニットであって、 前記床部を形成する底板部と前記側壁部を形成する側板
    部とからなる略U字状に形成されて、その底板部には、
    格子状に形成された床部鉄筋ユニットが配設され、側板
    部には、格子状に形成された壁部鉄筋ユニットが配設さ
    れているとともに、 該側板部と前記底板部との連設部分には、前記床部鉄筋
    ユニットに連結される水平継手部と、壁部鉄筋ユニット
    に連結される垂直継手部と、これら水平継手部および垂
    直継手部を連結するとともに側板部と底板部との連設部
    分に延在する複数の横筋とからなる壁−床継手鉄筋ユニ
    ットが配設されていることを特徴とする地下室構築用ブ
    ロックユニット。
  2. (2)前記壁−床継手鉄筋ユニットには、それぞれのブ
    ロックユニットを連結するためのPC鋼材が挿通される
    挿通手段が予め配設されていることを特徴とする請求項
    1記載の地下室構築用ブロックユニット。
  3. (3)前記両側板部の端部間に、妻側壁部を形成する妻
    側側板部を形成してなり、該妻側側板部には、格子状に
    形成された壁部鉄筋ユニットが配設されているとともに
    、底板部との連設部分に、壁−床継手鉄筋ユニットが配
    設され、該壁−床継手鉄筋ユニットは、前記側板部と底
    板部とを連結する壁−床継手鉄筋ユニットと一体に形成
    されていることを特徴とする請求項1記載の地下室構築
    用ブロックユニット。
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