JPH0427003B2 - - Google Patents

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JPH0427003B2
JPH0427003B2 JP2004731A JP473190A JPH0427003B2 JP H0427003 B2 JPH0427003 B2 JP H0427003B2 JP 2004731 A JP2004731 A JP 2004731A JP 473190 A JP473190 A JP 473190A JP H0427003 B2 JPH0427003 B2 JP H0427003B2
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JP
Japan
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veneer
decorative
piece
synthetic resin
thin plate
Prior art date
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Application number
JP2004731A
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English (en)
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JPH02223402A (ja
Inventor
Takaharu Hatsutori
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daiken Trade and Industry Co Ltd
Original Assignee
Daiken Trade and Industry Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は直貼りの床材に適する強化化粧直貼り
床材に関する。
(従来技術とその問題点) 従来より、木材薄板に合成樹脂液を注入、硬化
させた合成樹脂注入処理木材板は一般にW.P.C.
(Wood plastic combination)と称されて、木
材素材の強度、耐摩耗性、寸法安定性、耐汚染性
等を改善した材料として知られており、床板の表
面化粧材として多く用いられているものである。
しかしながら、上記合成樹脂注入処理木材板は
前述のごとき長所を有する反面、注入樹脂が硬化
してしまつた後は全体が硬質化してしまうため、
衝撃吸収性が小さく、又、凹凸面に対するなじみ
性も小さいためにコンクリート床下地等の床下地
に直接接着するのが困難であつた。
又、上記合成樹脂注入処理木材板は、合成樹脂
液の注入時間の短縮や注入むらの発生防止のため
に厚さ1mm程度の薄板の状態で注入処理がなさ
れ、これを基材表面に貼着して用いられている
が、このような薄板にして用いると、木材板の強
度に異方性があるのと同様に合成樹脂注入処理薄
板も、繊維方向に直交する方向の外力に対して弱
いという性質を示し、特に寄木調化粧板のごと
く、小版サイズにカツトして表面化粧材として用
いると注入樹脂の硬化によつて木材板の柔軟性が
失われてしまつているために、繊維方向に直交す
る方向に対する曲げ変形を受けると注入処理単板
の内部又は表裏面に繊維方向に沿つた亀裂が生じ
易くなり、例えば基板として発泡合成樹脂板やシ
ートのごとく、クツシヨン性を有する板材を用い
たり軟質な繊維板あるいは繊維マツトのごとく、
比較的軟質な材料を基板として用い、これらの裏
打ちによつて歩行感や直貼り性、不陸吸収性を高
めるように形成すると、表面側からの衝撃力で各
化粧ピースが上記基板上で曲げ変形を生じて注入
処理単板の繊維方向に沿つて容易に亀裂が生じ、
化粧性が著しく低下するという問題があつた。
(発明の目的) 本発明はこのような欠点をなくするために、樹
脂注入処理単板を木材単板もしくは単板積層材よ
りなる薄板にその繊維方向が、上記薄板表面の繊
維方向と直交するようにして重合接着し、これを
カツトした複数枚の化粧ピースをクツシヨン材上
に配列、固着した強化化粧直貼り床材を提供する
ものである。
(問題点を解決するための手段) 木材単板もしくは単板積層材よりなる薄板片2
上に合成樹脂注入処理単板片1をその繊維方向
が、上記薄板片2の表面の繊維方向と直交するよ
うに一体的に積層してなる化粧ピース4を複数
枚、発泡プラスチツクシート等のクツシヨン材6
上に配列固着する。
;と言う技術的手段を採用している。
(作用) 以上のように構成された強化化粧直貼り床材で
は、各化粧ピース4における表面の合成樹脂注
入処理単板片1aと薄板片2aの木材繊維の方向
が常に直交するようにして一体的に積層接着して
形成されているため、その寸法安定性が著しく向
上していると共に、強度的な異方性も改善され、
加えて柔らかい単板や単板積層材が切断抵抗の
緩衝材となるために、表面の合成樹脂注入処理単
板片1aに薄物を用いても切断時の衝撃力等で割
れや欠けを生じるおそれがなく、又、施工後も長
期間にわたつて美麗な化粧面を保持することがで
き、又、前述のように裏面にクツシヨン材6を
用いるので、特に、歩行感の向上や不陸吸収性の
向上を達成する事ができる。又、化粧ピース4
の状態で面取りを施しても薄板片2aによつて補
強されているので欠損することなく面取り5が行
え、これによつて強化化粧床板7に立体感を与え
ることができるものである。
(実施例) 以下、本発明を実施例を示す図面について説明
する。スライス単板、ロータリ単板等の厚さ1mm
程度の木材薄単板に合成樹脂液を注入して樹脂注
入単板1を得る。
木材薄単板に対する樹脂液注入方法としては、
加圧注入、減圧注入、あるいは減圧加圧注入等の
方法を採用する。
注入合成樹脂液としては、縮合型合成樹脂液、
付加重合型合成樹脂あるいは水溶液型、溶剤型合
成樹脂液のいずれであつてもよい。
なお、このような合成樹脂液に適宜の溶剤、可
塑剤、硬化剤、顔料、染料等の着色剤その他の添
加物を混入してもよい。
こうして得られた樹脂注入処理単板1を木材単
独あるいは合板、LVL等の単板積層材よりなる
厚さ5mm以下の薄板2上にその繊維方向が薄板2
の表面の繊維方向と直交するようにして、一体的
に接着して化粧基材3を得る。この接着手段は、
木材薄単板に樹脂液を注入したのち、直ちに薄板
2上に重ね合わせて注入樹脂液の硬化と同時に両
者を一体的に接着してもよく、又、予め樹脂注入
処理単板1を熱硬化や電子線、マイクロ波等で硬
化させたのち適宜の接着剤を介して一体的に接着
してもよい。
次ぎに、この化粧基材3を丸鋸、ギヤングソ
ー、ギロチン等の適宜の切断具で2分割ないしは
数分割して薄板片2a上に合成樹脂注入処理単板
片1aが一体的に重合してなる化粧ピース4を得
る。
化粧ピース4の寸法、形状は、得ようとする配
列、模様、例えば、小市松、大市松、寄せ木模様
などに応じて設定される。
こうして得られた化粧ピース4,4…は、その
表面の合成樹脂注入処理単板片1aと薄板片2a
の木材繊維の方向がどの化粧ピースをとつても、
常に直交する関係で一体的に重合されているため
に寸法安定性が著しく向上されていると共に外力
に対しても強度的な異方性が改善されており、例
えば、発泡合成樹脂板のごとく、クツシヨン性を
有する基板6や軟質繊維板のごとく、軟質な材料
よりなる基板6の表面に貼着して用いても表層の
合成樹脂注入処理単板片1aが衝撃力等で繊維方
向に沿つて割れや亀裂を生じる事がない。
又、上記化粧ピース4,4…は合成樹脂注入処
理単板1を単独でカツトする場合と異なり、樹脂
注入処理がなされていない柔らかい薄板2と重合
一体化した状態でピースカツトして得るため、前
記異方性解消と共に柔らかい薄板2が切断時の衝
撃抵抗を緩和して樹脂注入処理単板1に欠けや割
れが生ずる事がなく切断できて歩留まりが向上
し、面取り加工を行うに際しても、同様の効果故
に裏面の薄板片2aが表面の合成樹脂注入処理単
板片1aの裂けを防止し、また適宜な厚さを与え
ているので、面取りが容易にかつ美麗に行えるも
のである。
さらにまた、上記化粧ピースの基体である化粧
基材3を形成する際においても、例えば、注入樹
脂液の硬化と薄板2との接着を加熱、圧締で同時
に行う場合、薄板2の繊維方向を合成樹脂注入処
理単板1の繊維方向と同じ方向にして圧締すると
注入樹脂液が薄板2の導管等の空〓部内部に流出
する割合が多くなるのに対し、本発明のごとく、
両者の繊維方向を直交するようにして重合すると
注入樹脂液の流出する割合が少なくなり、合成樹
脂注入処理単板1の透明度の低下や、注入むらの
発生等が防止でき、化粧性も良好な状態で形成出
来るものである。
次にこうして得られた化粧ピース4の樹脂注入
処理単板片1aの四辺縁部を必要に応じて面取り
5したのち、2枚以上の化粧ピース4を用途に応
じて適宜厚みを有するクツシヨン材である基板
6、例えば発泡合成樹脂板や発泡合成樹脂シー
ト、繊維マツト等の不陸吸収性のある柔軟な基板
6上に所望の模様に組み合わせて配列し、接着剤
を介して基板6に貼着するものである。
なお、接着剤は基板6の上面又は化粧ピース4
の下面いずれに塗布してもよい。このようにして
第5図の強化化粧直貼り床材7を得る。
次に本発明の具体的な実施例を示す。
実施例 1 1.0mm厚のスプルース単板をギロチンにより310
×1550mmの長方形板にカツトした後、減圧釡に入
れて真空度10mmHgまで排気を行つて30分間放置
した。次いで該減圧釡に不飽和ポリエステル樹脂
に重量比で40%のスチレンモノマーと硬化剤とし
てBPOを1%添加してなる合成樹脂を入れたの
ち、さらに30分間静置した。
こうして、樹脂注入処理されたスプルース単板
を減圧釡から取り出し、ホツトプレスにより135
℃、3Kg/cm2の熱圧を10分間施して注入樹脂を硬
化させたところ、美しいスプルースの樹脂注入処
理単板を得た。
次に、この樹脂注入処理単板を上面に尿素樹脂
接着剤を塗布した2.7mm厚のラワン合板上にその
繊維方向がラワン合板の表面単板の繊維方向と直
交するようにして積層したのち、ホツトプレスに
より135℃、10Kg/cm2の熱圧を10分間施して接着
と同時に注入合成樹脂の硬化を行い、美しいスプ
ルースの樹脂注入処理単板を得た。続いてこれを
傾斜丸鋸盤を用いて切断し、第3図に示すごとく
長方形と正方形の複数個の化粧ピースを得た。
この化粧ピースの上端部周縁に面取りを施した
ところ、樹脂注入処理単板片はラワン合板と一体
化されているために欠けや割れの発生はなかつ
た。
次いで、このような化粧ピースを厚さ7mmの発
泡ポリスチレン板の表面に複数個、互いに端面同
士を突き合わせて1×1尺サイズになるように寄
せ木模様状に組み合わせ、尿素樹脂接着剤を介し
て貼着して強化化粧直貼り床板を5枚得た。
上記強化化粧直貼り床板は基板が発泡ポリスチ
レンの板材であるため、適宜のクツシヨン性を有
し、不陸を吸収するのでコンクリート床スラブ等
に対する直張り施工ができ、しかも表面の合成樹
脂注入処理単板片は、このようなクツシヨン性の
有る基板にもかかわらず、裏面のラワン合板の薄
板片で支持されており、しかもその繊維方向は各
化粧ピース共、常に直交して形成されているの
で、表面側からの衝撃によつても割れが生じるこ
となく、直張り用床材として優れた性能を有する
ものであつた。
(効果) 以上のように本発明は、木材単板もしくは単板
積層材よりなる薄板片上に合成樹脂注入処理単板
片をその繊維方向が、上記薄板片の表面の繊維方
向と直交するように一体的に積層してなる化粧ピ
ースを複数枚、発泡プラスチツクシート等のクツ
シヨン材上に配列固着してなる事を特徴とする強
化化粧直貼り床材であり、その各化粧ピースは、
その表面の合成樹脂注入処理単板片と薄板片の木
材繊維の方向が常に直交する関係で一体的に積層
接着して形成されているため、各化粧ピースの寸
法安定性が著しく向上していると共に、強度的な
異方性が各ピース毎に改善されているので、直貼
り床材とした時の歩行時の衝撃力やいすの脚等の
局部的な荷重によつて各化粧ピース毎に曲げ変形
を生じさせる力が加わつても表面の合成樹脂注入
処理材に割れや欠けを生じるおそれがなく、又、
施工後も長期間にわたつて美麗な化粧面を保持す
ることができるものである。又、前述のように裏
面にクツシヨン材を用いるので、歩行感の向上や
不陸吸収性の向上を達成する事ができ、従来の樹
脂注入処理がなされていない直貼り床材と同等の
直貼り性や歩行感を満足させる事が出来るもので
ある。
又、化粧ピースの状態で面取りを施しても薄板
片によつて補強されているので欠損することなく
面取りが行え、これによつて化粧板に立体感を与
えることもできるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図から第4図は、本発明の強化化粧直貼り
床材の化粧ピースを形成する工程の一例を示す説
明斜視図であり、第4図aは第3図で形成された
大形化粧ピースの断面図、第4図bは第3図で形
成された小形化粧ピースの断面図、第5図は本発
明の強化化粧直貼り床板の1実施例の斜視図であ
る。 1……合成樹脂注入処理単板、1a……その単
板片、2……薄板、2a……薄板片、3……化粧
基材、4……化粧ピース、5……面取り、6……
基板(クツシヨン材)、7……強化化粧直貼り床
板。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 木材単板もしくは単板積層材よりなる薄板片
    上に合成樹脂注入処理単板片をその繊維方向が、
    上記薄板片の表面の繊維方向と直交するように一
    体的に積層してなる化粧ピースを複数枚、発泡プ
    ラスチツクシート等のクツシヨン材上に配列固着
    してなる事を特徴とする強化化粧直貼り床材。
JP473190A 1990-01-13 1990-01-13 強化化粧直貼り床材 Granted JPH02223402A (ja)

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