JPH04269854A - 半導体装置およびその製造方法並びにそれに使用される成形装置 - Google Patents

半導体装置およびその製造方法並びにそれに使用される成形装置

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JPH04269854A
JPH04269854A JP5330091A JP5330091A JPH04269854A JP H04269854 A JPH04269854 A JP H04269854A JP 5330091 A JP5330091 A JP 5330091A JP 5330091 A JP5330091 A JP 5330091A JP H04269854 A JPH04269854 A JP H04269854A
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JP
Japan
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resin
cavity
lead
gate
wires
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Pending
Application number
JP5330091A
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English (en)
Inventor
Tomio Yamada
富男 山田
Atsushi Nakamura
篤 中村
Kunihiko Nishi
邦彦 西
Kazuo Yamazaki
和夫 山崎
Hirotake Oka
浩偉 岡
Koji Koizumi
浩二 小泉
Junichi Saeki
準一 佐伯
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Renesas Eastern Japan Semiconductor Inc
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Tohbu Semiconductor Ltd
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2924/00Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
    • H01L2924/15Details of package parts other than the semiconductor or other solid state devices to be connected
    • H01L2924/151Die mounting substrate
    • H01L2924/153Connection portion
    • H01L2924/1531Connection portion the connection portion being formed only on the surface of the substrate opposite to the die mounting surface
    • H01L2924/15312Connection portion the connection portion being formed only on the surface of the substrate opposite to the die mounting surface being a pin array, e.g. PGA

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  • Structures Or Materials For Encapsulating Or Coating Semiconductor Devices Or Solid State Devices (AREA)
  • Encapsulation Of And Coatings For Semiconductor Or Solid State Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置の製造技術
に関し、特に、樹脂封止パッケージの成形時におけるボ
ンディングワイヤの流れを防止する技術に係り、例えば
、半導体ペレットの外径寸法が大きく、かつ、ボンディ
ングワイヤの長さが長い、多ピンで低価格が要求される
ピン・グリッド・アレー・パッケージを備えている半導
体集積回路装置(以下、PGA・ICということがある
。)に利用して有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、PGA形のパッケージは多ピン
で、半導体ペレットの外径寸法が大きく、かつ、ボンデ
ィングワイヤの長さが長い場合に適用される。したがっ
て高価格になる傾向がある。そこで、多ピンで低価格の
PGA・ICとして、日経マグロウヒル社発行「日経マ
イクロデバイセズNO.2」1984年6月11日発行
P160〜P168、に記載されているものがあり、そ
の製造方法は次の通りである。
【0003】このPGA・ICの製造方法には、ガラス
繊維強化プラスチックの両側に銅箔が積層プレスされた
ベースが使用されており、このベースにはスルー・ホー
ル・めっき処理が施されるとともに、ホト・エッチング
技術により電気配線(リード)が形成されている。この
ベースの中央部には凹部が形成されており、この凹部の
底部には半導体ペレット(以下、ペレットという。)が
エポキシ樹脂またはエポキシ系銀(Ag)ペーストによ
りボンディングされる。ベース上に形成された前記電気
配線のインナ部のそれぞれと、ペレットの各電極パッド
との間には、ボンディングワイヤが超音波または熱超音
波ボンディング装置により両端をそれぞれボンディング
されて橋絡される。このとき、PGA・ICが多ピンに
なると、ボンディングワイヤのアーチ長さは比較的長く
なる。そして、前記ベースの中央部に形成された凹部内
にはポッティング樹脂がポッティングされ、このポッテ
ィング樹脂により凹部内のペレット、電気配線およびワ
イヤが樹脂封止される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記製造方法
に係るPGA・ICはポッティングにより樹脂封止パッ
ケージが形成されるため、加圧成形(モールディング)
による樹脂封止パッケージに比べて樹脂の密度が低いこ
とにより、耐湿性に対する信頼性が劣る。
【0005】また、ポッティングによる樹脂封止パッケ
ージは、樹脂の構成や厚さが不均一なため、加熱によっ
て反りが発生する。この反りは耐湿性や、実装性に悪影
響を及ぼす。
【0006】そこで、前記PGA・ICの樹脂封止パッ
ケージを加圧成形することが一般的に考えられる。
【0007】しかし、加圧成形による樹脂封止パッケー
ジを成形するキャビティーに樹脂を圧入するためのゲー
トは側面に配設されるので、多ピンでペレットの大きさ
が比較的大きくなり、かつまた、アーチの長さが比較的
長くなるPGA・ICにおいては長いボンディングワイ
ヤが圧入される樹脂により放射方向と直角の方向に流さ
れて変形(ワイヤアーチの横倒れ)されてしまい、ワイ
ヤ相互間の短絡現象が発生するという問題点があること
が、本発明者によって明らかにされた。
【0008】本発明の目的は、樹脂によるボンディング
ワイヤ流れを防止することができる成形技術を提供する
ことにある。
【0009】ところで、日本国特許庁公開特許公報、特
開昭60−9131号には、図14に示されているよう
な樹脂封止装置が開示されている。すなわち、注入ゲー
ト1がキャビティー2の水平方向と直交する方向であっ
て、ボンディングワイヤ3の組付側と反対側に配されて
、キャビティー2と連通するように形成されている。 そして、この樹脂封止装置の樹脂封止パッケージ成形工
程においては、注入ゲート1からキャビティー2に注入
された樹脂材料5が破線矢印で示されているようにワイ
ヤ3を緊張させる方向に流れるので、ワイヤ3が変形さ
れてワイヤ3、3同士またはワイヤ3とペレット4とが
接触して短絡する危険性が防止されることになる。
【0010】しかし、この樹脂封止装置においては、次
のような問題点があることが本発明者によって明らかに
された。
【0011】■  キャビティー2内に収容されたワー
クであるリードフレーム6のダイステージ7にキャビテ
ィー2に注入された樹脂材料5が直接衝突するため、リ
ードフレーム6に吊られたダイステージ7が振動(所謂
踊り現象が発生)する。
【0012】■  ダイステージ7が振動することによ
り、ワイヤ3が切断したり、ワイヤ3がダイステージ7
に接触したり、ダイステージ7下の樹脂封止層の厚さに
ばらつきが発生したりする等の問題が発生する。
【0013】■  エアベント10がキャビティーの周
囲に開口されることになるため、パッケージのワイヤ3
側領域に気泡8が形成されてしまう。
【0014】本発明の第2の目的は、ダイステージの振
動および気泡の発生を回避することができる半導体装置
の製造技術を提供することにある。
【0015】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0016】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を説明すれば、次の通り
である。
【0017】絶縁基板が用いられて四角形の平面形状に
形成されているベースに、複数本のリードが放射状に配
線されて形成される工程と、電子回路が作り込まれてい
る半導体ペレットが、このベースにおけるリードの内側
先端部群内にボンディングされるペレット・ボンディン
グ工程と、半導体ペレットの各電極パッドと、各リード
の内側先端部との間にワイヤがそれぞれ橋絡される工程
と、樹脂封止パッケージが前記ベースの一主面に半導体
ペレット、各リードの一部およびワイヤ群を樹脂封止す
るように成形される成形工程と、を備えている半導体装
置の製造方法であって、前記樹脂封止パッケージの成形
工程において、樹脂封止パッケージは樹脂がキャビティ
ーに圧入されることにより成形されるとともに、その樹
脂が前記リード群の放射状の中心に向かうようにキャビ
ティーに圧入され、圧入された樹脂が各ワイヤに沿って
、かつ、キャビティーのゲートからの最長位置に開口さ
れた各エアベントに向かって放射状に拡散されて行くこ
とを特徴とする。
【0018】
【作用】前記した手段によれば、キャビティーに圧入さ
れた樹脂が各ワイヤに沿って放射状に拡散して行くため
、各ワイヤのアーチが樹脂の流れによって横倒しにされ
ることはない。したがって、隣り合うワイヤ同士が短絡
する現象が発生するのを未然に防止することができる。
【0019】キャビティーに圧入された樹脂が衝突する
半導体ペレットはベースの一主面にボンディングされて
いるため、樹脂の衝突により半導体ペレットが振動され
ることはない。また、半導体ペレットに衝突した後、樹
脂はワイヤに沿って流れて、最長距離に配置されたエア
ベントに向かうことにより、必然的に、キャビティー内
のエアをそのエアベントから全て排出させることになる
ため、樹脂封止パッケージに気泡が形成されることはな
い。
【0020】
【実施例】図1は本発明の一実施例であるPGA・IC
の製造方法における主要部である樹脂封止工程を示す一
部省略正面断面図、図2以降はそのPGA・ICの製造
方法の各工程を示すものである。
【0021】本実施例において、本発明に係る半導体装
置はPGA・ICとして構成されており、次のような製
造方法により製造されている。以下、本発明の一実施例
であるPGA・ICの製造方法を説明する。この説明に
より、本発明の一実施例であるPGA・ICの構成が共
に明らかにされる。
【0022】本実施例に係るPGA・ICの製造方法に
は、ガラス強化プラスチック(エポキシ樹脂系)を用い
られて、図2および図3に示されている構造に製作され
たベース11が使用される。このベース11は互いに一
体成形された枠部12と基板部13とを備えており、枠
部12は正方形枠形状に形成され、基板部13はこの枠
部12と同一の外形を有する正方形の板形状に形成され
ている。ベース11にはスルーホール14が多数個、周
辺部に2列の略正方形枠上にそれぞれ規則的に配されて
、厚さ方向(以下、上下方向とする。)に貫通するよう
に明けられている。スルーホール14の内周面にはスル
ーホール導体15が被着されている。
【0023】ベース11における枠部12の一端面(以
下、下面とする。)には電気配線としてのリード16が
複数本、枠部12の内周辺から外周辺に向けて放射状に
それぞれ配されて、かつ、互いに絶縁するように形成さ
れており、各リード16はその外側端部において各スル
ーホール導体15にそれぞれ電気的に接続されている。 リード16群の形成方法としては、スクリーン印刷法や
、銅箔をホトエッチングする方法等が使用される。各リ
ード16の内側端部であるインナ部17のそれぞれは、
枠部12の内周辺部において周方向に適当なエアギャッ
プを置かれて放射状に配されることにより、後記するペ
レット24の各電極パッド25にそれぞれ対向するよう
になっている。
【0024】他方、前記スルーホール14のそれぞれに
はリードピン18が嵌入されており、各リードピン18
ははんだ付け等の適当な手段により移動を阻止された状
態になっているとともに、各スルーホール導体15を介
してリード16にそれぞれ電気的に接続されている。
【0025】ベース11において、正方形板形状の基板
部13に正方形枠形状の枠部12が同心的に一体成形さ
れることにより、ベース11の下面中央部には正方形平
板形状の凹部20が下向きに形成された状態になってい
る。さらに、ベース11にはアンカホール21が複数本
、凹部20の近傍において周方向に適当な間隔を置かれ
て、上下方向に貫通するようにそれぞれ明けられている
【0026】なお、ベース11の具体的な構成としては
、前記の如く、互いに一体の枠部12と基板部13とに
より形成するに限らず、互いに別体の枠部材と基板部材
とによりベース11を構成する方法がある。この場合に
は枠部が基板部の一主面に同心的に配されて接着材層を
介して接着されることにより一体化され、リードピン1
8はベース11の内部である基板部の上面まで貫通した
スルーホールにその一部が嵌入された状態になる。
【0027】前記のように構成されているベース11に
はペレット・ボンディング工程およびワイヤ・ボンディ
ング工程において、図4および図5に示されているよう
に、ペレット24およびワイヤ26がそれぞれボンディ
ングされる。このペレット・ボンディングおよびワイヤ
・ボンディング作業において、ベース11はその凹部2
0が上向きになった状態に配される。
【0028】まず、ペレットボンディング工程において
、ベース11の凹部20における底面に被着されたボン
ディング床22上にペレット24がボンディング層23
を介してボンディングされる。ボンディング床22は銅
箔等のような接着性の良好な材料が用いられて、基板部
13に予め被着されている。ボンディング層23は銀ペ
ースト等により形成される。通例、ピン数(リード数)
が多くなるPGA・ICにおいて、ペレット24は外径
寸法が大きくなるとともに、可及的に正方形に形成され
ている。
【0029】次いで、ワイヤ・ボンディング工程におい
て、ベース11にボンディングされたペレット24の各
電極パッド25と、ベース11における各リード16の
インナ部17との間に各ワイヤ26がその両端部をボン
ディングされて橋絡される。このワイヤ・ボンディング
作業には超音波または熱超音波式のボンディング装置が
使用される。そして、ペレット24の外径寸法が大きく
、かつ、ピン数が多くなるPGA・ICにおいて、ワイ
ヤ26のアーチ長さは比較的長くなるのが通例である。
【0030】このようにしてペレット・ボンディングお
よびワイヤ・ボンディングされた組立体30には樹脂封
止パッケージ27が、図1、図6および図7に示されて
いるようなトランスファ成形装置が使用されて、複数個
の組立体30について同時に一括成形される。
【0031】図1、図6および図7に示されているトラ
ンスファ成形装置は、シリンダ装置等(図示せず)によ
って互いに型締めされる一対の上型31と下型32とを
備えており、上型31と下型32との合わせ面にはワー
ク位置決め用凹部33aと、プレート位置決め用凹部3
3bとが複数組(但し、各図には一単位のみが示されて
いる。以下、同じ。)、各組の凹部33aと凹部33b
とが互いに協働して各収容部33を形成するようにそれ
ぞれ没設されている。
【0032】上型31の合わせ面にはポット34が開設
されており、ポット34にはシリンダ装置(図示せず)
によって進退されるプランジャ35が成形材料としての
樹脂(以下、レジンという。)を送給し得るように挿入
されている。下型32の合わせ面にはカル36がポット
34との対向位置に配されて没設されており、複数条の
ランナ37がポット34にそれぞれ接続するように配さ
れて没設されている。各ランナ37の一部はプレート位
置決め用凹部33bの底面にそれぞれ敷設されており、
その凹部33bの底面におけるランナ37の端部には後
記するプレート39に形成されたゲート38が接続され
るようになっている。
【0033】下型32のプレート位置決め用凹部33b
のそれぞれにはプレート39が着脱自在に嵌入されてお
り、このプレート39はワークとしての前記組立体(以
下、ワークということがある。)30の平面形状よりも
若干大きめに相似する正方形が複数個、並べられる長方
形の板形状に形成されているとともに、凹部33bに嵌
入され、かつ、上型31と下型32とが型締めされた状
態において、上型31により押さえられるように形成さ
れている。プレート39の幅方向の中央部にはキャビテ
ィー40が複数個、1列に並べられて没設されており、
各キャビティー40はこのプレート39に複数個のワー
ク30が1列に並べられてセットされた状態において、
各ワーク30の凹部20にそれぞれ対向するとともに、
凹部20の周辺部をカバーし得る大きさの正方形平面形
状にそれぞれ形成されている。また、離型を容易にする
ために、キャビティー40の側壁面にはテーパが上方に
行くにしたがってキャビティー40の開口面積が次第に
広くなって行くように形成されている。
【0034】プレート39の下面には前記ランナ37に
流体的に接続されるゲート38が、プレート39の下面
における中心点において垂直方向、かつ、重力方向に対
して上向きに配されて、キャビティー40に連通するよ
うに明けられている。離型を容易にするために、このゲ
ート38にはテーパが上方に行くにしたがって太さが次
第に細くなって行くように形成されている。
【0035】他方、プレート39の上面には逃げ凹部4
1が各キャビティー40の外方位置にそれぞれ配されて
、ワーク30のリードピン18群を逃げ得るように、か
つ、キャビティー40を取り囲む正方形枠形状の穴に没
設されている。また、このプレート39の上面における
キャビティー40には4本のエアベント42が、4隅の
コーナ部において各対角線方向に延在するようにそれぞ
れ配されて、キャビティー40の内部空間と凹部41の
内部空間とを互いに連通するようにそれぞれ形成されて
いる。すなわち、各エアベント42はプレート39の中
心に明けられた前記ゲート38からの最長の位置である
キャビティー40の4隅に配されて、プレート39の中
心に対して放射方向にそれぞれ開口されていることにな
る。なお、プレート39は成形すべき樹脂封止パッケー
ジ27やベース11の形状および構造等に対応して所望
の形状および構造が選定される。換言すれば、プレート
39の形状および構造を複数規格選定することにより、
上型31および下型32等を改造せずに、各種規格の半
導体装置の製造に対応することができる。
【0036】上型31には上型用エジェクタピン43が
複数本(但し、1本のみが図示されている。以下、同じ
。)、離型時に、上型31の凹部33aに収容されたワ
ーク30を下方へ押して、凹部33aから押し出すこと
が可能なように摺動自在に挿入されている。また、下型
32にはプレート用エジェクタピン44が複数本、離型
時に、下型32の凹部33bに収容されたプレート39
を上方へ押して、凹部33bから押し出すことが可能な
ように摺動自在に挿入されている。さらに、下型32に
はランナ用エジェクタピン45が複数本、離型時に、下
型32に成形されたランナ残渣を上方へ押して、ランナ
37から押し出すように摺動自在に挿入されている。
【0037】次に、以上のように構成されているトラン
スファ成形装置46が使用されて、ワークとしての前記
構成に係る組立体30に樹脂封止パッケージ27が成形
される成形方法を説明する。
【0038】トランスファ成形時、ワークである組立体
30は複数個が、下型32のプレート位置決め用凹部3
3b内に予めそれぞれ嵌入されている各プレート39上
にそれぞれ載置状態にセットされる。このとき、図1に
示されているように、各ワーク30におけるベース11
の凹部20がプレート39の各キャビティー40に同心
的にそれぞれ配され、各キャビティー40内にペレット
24、ワイヤ26およびリード16のインナ部17がそ
れぞれ収容される。また、各ワーク30におけるベース
11の下面から突出されているリードピン18群がプレ
ート39の各逃げ凹部41にそれぞれ挿入される。
【0039】続いて、上型31と下型32とが互いに合
わされて、型締めされる。この型締めによって、各プレ
ート39が上型31と下型32との間にそれぞれ固定さ
れるとともに、下型31にセットされた前記ワーク30
が各プレート39と上型31との間にそれぞれ固定され
る。
【0040】次いで、加熱溶融されたレジン47がポッ
ト34からプランジャ35によりランナ37およびゲー
ト38を通じて、各キャビティー40に送給されて圧入
される。このとき、ペレット24が比較的大きく、また
、ゲート38がキャビティー40下面の中心において垂
直方向上向きに明けられているとともに、4本のエアベ
ント42が正方形のキャビティー40の4隅において対
角線方向にそれぞれ開口されているため、図8に破線矢
印で示されているように、ゲート38からキャビティー
40に圧入されたレジン47はキャビティー40の中心
に衝突した後、その中心部から、各ワイヤ26に沿うよ
うに流れて放射状に拡散して充填されて行く。
【0041】ところで、図9に示されているように、ゲ
ート38′がキャビティー40′の側面におけるコーナ
部の一つに、レジン47をキャビティー40′の対角線
に沿う方向に圧入するように形成されている一般的な成
形装置の場合、ゲート38′から対角線方向に圧入され
たレジン47により、ゲート38′に対向するコーナ部
に位置するワイヤ26が対角線の両外側方向にかき分け
られるように流される状態になるため、このコーナ部の
両脇において各ワイヤ26同士がそれぞれ不測に接触し
、短絡不良が発生する。この現象は、外径寸法が大きい
ペレット24において顕著に現れる。
【0042】しかし、本実施例においては、図8に示さ
れているように、ゲート38がキャビティー40の下面
の中心においてワイヤ26の放射状の中心に向かうよう
に明けられているとともに、4本のエアベント42がキ
ャビティー40の4隅において対角線方向にそれぞれ開
口されているため、ゲート38からキャビティー40に
圧入されたレジン47はペレット24の中心に衝突した
後、キャビティー40の4隅においてもワイヤ26に沿
って流れて対角線方向に拡散することになる。つまり、
外径寸法が大きいペレット24の4隅に橋絡されたワイ
ヤ26群であっても、レジン47の流れによりキャビテ
ィー40の4隅に位置するワイヤ26群がかき分けられ
るように流される現象は防止されるため、4隅に位置す
るワイヤ26が放射方向に直角の方向にかき分けられる
ように流されることに起因する隣り合うワイヤ26、2
6間の接触現象の発生は未然に回避されることになる。 したがって、ワイヤ26、26間の接触現象による短絡
不良の発生はなく、樹脂封止パッケージ成形作業の歩留
り、並びに、当該樹脂封止パッケージの品質および信頼
性が高められることになる。
【0043】ここで、レジン47がゲート38からキャ
ビティー40に圧入された際、最初に、レジン47はペ
レット24の中心に衝突することになるため、ペレット
24にはペレット24に交差する方向(垂直方向)の力
が付勢される。この付勢力により、ペレット24がその
方向に振動しようとする。しかし、本実施例においては
、ペレット24はベース11にボンディングされており
、このベース11が上型31と下型32とにより固定的
に保持されているため、ペレット24の振動は阻止され
る。このとき、ゲート38が重力方向に対して上向きに
形成されているため、ゲート38からキャビティー40
に圧入されるレジン47は重力に抗して進行することに
なる。したがって、レジン47はペレット24に除々に
衝突することになるため、レジン47によるペレット2
4に対するモールド圧ストレスは減殺される。したがっ
て、ペレットの振動に伴うワイヤ26の断線や、ワイヤ
26とペレット24との接触による短絡不良、また、樹
脂封止パッケージ27の厚さのばらつき等の二次的障害
の発生は未然に防止されることになる。
【0044】また、キャビティー40内に閉じ込められ
たエアは、レジン47のキャビティー40への圧入時に
は、レジン47の圧入に伴ってキャビティー40の外部
へ押されるように排出されることになる。本実施例にお
いては、このキャビティー内エア排出のためのエアベン
ト42がキャビティー40の4隅に対角線方向に形成さ
れているため、キャビティー40内のエアはレジン47
の圧入に伴ってキャビティー40から全て排出される。 すなわち、各エアベント42はレジン47が圧入される
ゲート38から最長の位置にそれぞれ開口されているた
め、各エアベント42にレジン47が達するのはキャビ
ティー40の他の各場所に比べて最後になる。したがっ
て、レジン47により各エアベント42が塞がれること
により、キャビティー40内のエアがキャビティー40
内に取り残される現象が発生することはない。つまり、
キャビティー40内のエアは最長位置に開口された各エ
アベント42からレジン47の押し出し作用により必然
的に全て排出されるため、樹脂封止パッケージ27に残
留エアによる気泡が形成されることはない。このとき、
ベース38が重力方向上向きに開口されていると、エア
の排出がより一層良好になる。なぜなら、エアはキャビ
ティー40の上部に移動し易く、キャビティー40の下
端から注入されるレジン47により自然に上方に押され
る状態になるためである。
【0045】なお、キャビティー40の上面はベース1
1の下面に接することにより、ベース11に閉塞されて
いるため、ベース11におけるペレット24がボンディ
ングされている側と反対側の面にレジン47が回り込む
ことは必然的にあり得ない。したがって、ベース11の
反ペレット24側に気泡が形成されることは必然的にあ
り得ない。つまり、本実施例によれば、樹脂封止パッケ
ージ27に気泡が形成されることはない。
【0046】注入後、レジンが熱硬化して樹脂封止パッ
ケージ27が成形されると、トランスファ成形装置46
において、上型31および下型32は互いに型開きされ
るとともに、各エジェクタピン43、44、45により
ワーク30、プレート39およびランナ痕が離型される
。つまり、パッケージ27を成形されたワーク30はト
ランスファ成形装置46から脱装される。
【0047】以上のようにして、図10および図11に
示されているように樹脂封止パッケージ27を備えてい
るPGA・IC50が製造されたことになる。そして、
このように樹脂成形されたパッケージ27の内部には、
ペレット24、リード16のインナ部17群およびワイ
ヤ26群が樹脂封止された状態になっている。この樹脂
封止状態において、樹脂封止パッケージ27の下面にお
ける中心部にはゲート痕29が残っている。また、樹脂
封止パッケージ27におけるベース11側の端面の4隅
にはエアベント後が残っている。そして、ベース11に
形成された各アンカホール21には樹脂封止パッケージ
27のレジンが充填されてアンカ部28がそれぞれ形成
されており、このアンカ部28によって樹脂封止パッケ
ージ27はベース11に確実に固定された状態になって
いる。
【0048】前記実施例によれば次の効果が得られる。 ■  ゲートをキャビティーにおいてワイヤの放射状の
中心に向かう方向に形成するとともに、エアベントをキ
ャビティーの4隅において放射方向に開口することによ
り、ゲートからキャビティーに圧入されたレジンをキャ
ビティーの4隅に位置するワイヤにおいても各ワイヤに
沿って流し、かつ、放射方向に拡散させることができる
ため、レジンの流れによるワイヤの横方向への流れ(ワ
イヤアーチの横倒れ)現象を防止することができる。
【0049】■  レジンの拡散によるワイヤの横方向
への流れ(ワイヤアーチの横倒れ)現象を防止すること
により、隣り合うワイヤの接触現象の発生を防止するこ
とができるため、接触現象による短絡不良の発生を防止
することができる。
【0050】■  樹脂封止パッケージ成形時のワイヤ
流れによる短絡不良の発生を防止することにより、ペレ
ットの外径寸法が比較的大きい場合においてもワイヤの
アーチ長さを比較的長く設定することができるため、P
GA・ICにおいて多ピン化をより一層促進することが
できる。
【0051】■  前記■により、通例、ペレットの外
径寸法およびワイヤ長さが大きくなり、かつ、多ピンに
なるPGA・ICにおいても、樹脂封止パッケージにつ
いてトランスファ成形による加圧成形が可能になるため
、樹脂封止パッケージの成形歩留りを高めることができ
るとともに、しいてはPGA・ICの品質および信頼性
を高めることができる。
【0052】■  レジンをワイヤの放射状の中心に向
けて圧入するゲートを重力方向に対して上向きに形成す
ることにより、ゲートからキャビティーに圧入されるレ
ジンは重力に抗して進行する状態になるため、レジンに
よるペレットに対するモールド圧ストレスを減殺させる
ことができる。
【0053】■  また、ゲートを重力方向に対して上
向きに形成することにより、キャビティーの上部に移動
し易いエアをキャビティーの下端からレジンにより自然
にキャビティーの上部に自然に押し上げさせるため、エ
アを確実にキャビティー外部に排出させることができ、
樹脂封止パッケージの内部に気泡が発生するのをより一
層確実に防止することができる。
【0054】■  キャビティーの一部を下型または上
型に着脱自在に装着されるプレートに形成することによ
り、プレートの形状および構造を複数規格準備すれば、
上型および下型等を改造せずに、各種規格の半導体装置
の製造に対応することができるため、コストアップを抑
制しつつ、多品種に対応することができる。
【0055】図12は本発明の他の実施例である半導体
装置の製造方法を示す図1に相当する一部省略正面断面
図であり、図13はその半導体装置の製造方法により製
造された本発明の一実施例である半導体装置を示す正面
断面図である。
【0056】本実施例2が前記実施例1と異なる点は、
ベースおよびリードが、所謂リードレスチップキャリア
形パッケージの態様に構成されている点にある。すなわ
ち、ベース11Aは枠部材12Aと基板部材13Aとを
備えている。枠部材12Aは正方形枠形状に形成されて
いる。基板部材13Aはこの枠部材12Aと同一の外形
を有する正方形の略平板形状されているとともに、一主
面の中央部に正方形の小径凹部20aが同心的に配され
て没設されている。また、基板部材13Aにはメタライ
ズ導体から成る第1リード16Aが複数本、その周辺部
において互いに絶縁されて放射状に敷設されている。
【0057】そして、基板部材13Aの小径凹部20a
が形成された側の主面には、枠部材12Aが同心的に配
されて接着材層19を介して接着されており、このよう
にして、枠部材12Aが基板部材13Aに同心的に一体
化されることにより、ベース11Aの一主面の中央部に
は凹部20Aが下向きに形成された状態になる。この凹
部20Aは小径凹部20aと枠部材12Aの枠孔20b
とにより段付凹部形状に形成されていることになる。
【0058】このように枠部材12Aと基板部材13A
とが一体化されて成るベース11Aにはメタライズ導体
から成る第2リード16Bが複数本、その周辺部におい
て互いに絶縁されて放射状に敷設されており、この第2
リード16Bは枠部材12Aから基板部材13Aにかけ
て敷設されている。つまり、ベース11Aには第1リー
ド16A群および第2リード16B群が多層配線構造に
形成されていることになる。なお、第1リード16Aは
小径凹部20aの開口縁から基板部材13Aの側面を経
て、その裏面の中央部付近にかけて敷設されており、第
2リード16Bは段付凹部20Aの開口縁からベース1
1Aの側面を経てその裏面の中央部付近にかけて敷設さ
れている。また、両リード16A、16Bはリソグラフ
ィー処理や蒸着法等の適当な手段が用いられて選択的に
形成される。
【0059】本実施例によれば、前記実施例1と同様の
作用および効果に加えて、次のような作用および効果が
奏される。すなわち、凹部20Aは段付に形成されてい
るため、この段付凹部20A内のエアは段部の傾斜に倣
うように排出されることになる。この作用により段付凹
部20A内のエアは確実に外部に排出されるため、段付
凹部20A内、つまり、樹脂封止パッケージ27内に気
泡が発生するのをより一層確実に防止することができる
【0060】以上本発明者によってなされた発明を実施
例に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施例に
限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で
種々変更可能であることはいうまでもない。
【0061】例えば、キャビティーの中心に垂直方向で
、かつ、ペレットの中心に向くように明けられるゲート
は、プレートに配設するに限らず、下型または上型がラ
ンナと一直線状に配設されて離型が可能な場合には、下
型または上型に直接的に配設してもよい。
【0062】また、ゲートは重力方向に対して上向きに
配設するに限らず、下向きに配設してもよい。
【0063】さらに、ゲート、エアベントおよびプレー
トは下型に配設するに限らず、上型に配設してもよい。
【0064】以上の説明では主として本発明者によって
なされた発明をその背景となった利用分野であるPGA
・ICに適用した場合について主に説明したが、それに
限定されるものではなく、ベースの一主面にペレットが
ボンディングされているとともに、ベースに樹脂封止パ
ッケージがその一主面に搭載されたペレット等を樹脂封
止するように成形されている半導体装置全般に適用する
ことができる。特に、本発明は、ペレットの外径寸法お
よびワイヤのアーチ寸法が大きく、かつ、多ピンで、し
かも、低価格が要求される半導体装置の製造技術に利用
して優れた効果が得られる。
【0065】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、次
の通りである。ゲートをキャビティーにおいてワイヤの
放射状の中心に向かう方向に形成するとともに、エアベ
ントをキャビティーにおいてゲートからの最長位置に開
口することにより、ゲートからキャビティーに圧入され
たレジンがワイヤに沿って放射方向に流れる状態になる
ため、ペレットの4隅に位置するワイヤ群において、レ
ジンの流れによるワイヤの横方向への流れ(ワイヤアー
チの横倒れ)現象を防止することができ、ペレットの4
隅に位置するワイヤ群におけるワイヤ同士の短絡不良の
発生を未然に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるPGA・ICの製造方
法における主要部である樹脂封止工程を示す一部省略正
面断面図である。
【図2】そのPGA・ICの製造方法の各工程に使用さ
れるベースを示す正面断面図である。
【図3】その一部省略底面図である。
【図4】ペレットおよびワイヤ・ボンディング工程後を
示す正面断面図である。
【図5】その一部省略底面図である。
【図6】樹脂封止パッケージの成形に使用されるトラン
スファ成形装置を示す一部省略分解正面断面図である。
【図7】その一部省略平面図である。
【図8】樹脂封止パッケージ成形時の作用を説明するた
めの平面断面図である。
【図9】同じく比較例を示す平面断面図である。
【図10】本発明の一実施例であるPGA・ICの製造
方法により製造された本発明の一実施例であるPGA・
ICを示す正面断面図である。
【図11】PGA・ICを示す一部省略一部切断底面図
である。
【図12】本発明の他の実施例である半導体装置の製造
方法を示す図1に相当する一部省略正面断面図である。
【図13】その半導体装置の製造方法により製造された
本発明の一実施例である半導体装置を示す正面断面図で
ある。
【図14】従来例を示す図1に相当する一部省略正面断
面図である。
【符号の説明】
11、11A…ベース、12…枠部、12A…枠部材、
13…基板部、13A…基板部材、14…スルーホール
、15…スルーホール導体、16、16A、16B…リ
ード、17…インナ部、18…リードピン、19…接着
材層、20…凹部、20A…段付凹部、21…アンカホ
ール、22…ボンディング床、23…ボンディング層、
24…ペレット、25…電極パッド、26…ワイヤ、2
7…樹脂封止パッケージ、28…アンカ部、29…ゲー
ト痕、30…組立体(ワーク)、31…上型、32…下
型、33…ワーク収容凹部、34…ポット、35…プラ
ンジャ、36…カル、37…ランナ、38…ゲート、3
9…プレート、40…キャビティー、41…逃げ凹部、
42…エアベント、43、44、45…エジェクタピン
、46…トランスファ成形装置、47…レジン(成形材
料)、50…PGA・IC(半導体装置)。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  電子回路が作り込まれている半導体ペ
    レットと、半導体ペレットの外方に放射状に配線されて
    いる複数本のリードと、半導体ペレットの各電極パッド
    と各リードの内側先端部との間にそれぞれ橋絡されて放
    射状に配されているワイヤ群と、半導体ペレット、各リ
    ードの一部およびワイヤ群を樹脂封止している樹脂封止
    パッケージを備えている半導体装置であって、前記半導
    体ペレットがベースの一主面にボンディングされており
    、前記リードの少なくとも内側先端部群がベースの一主
    面上における前記半導体ペレットの外方に放射状に配線
    されているとともに、前記半導体ペレットの各電極パッ
    ドと各リードの内側先端部との間にワイヤがそれぞれ橋
    絡されており、前記樹脂封止パッケージは前記ベースの
    一主面上に前記半導体ペレット、各リードの一部および
    ワイヤ群を樹脂封止するように成形されている半導体装
    置において、前記樹脂封止パッケージは加圧成形により
    成形されており、そのゲート痕が前記リード群の放射状
    の中心を通る垂直線上であって、前記ワイヤ群側に位置
    しているとともに、そのエアベント痕がゲート痕から最
    長の位置に配されていることを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】  絶縁基板が用いられて四角形の平面形
    状に形成されているベースに、複数本のリードが放射状
    に配線されて形成される工程と、電子回路が作り込まれ
    ている半導体ペレットが、このベースにおけるリードの
    内側先端部群内にボンディングされるペレット・ボンデ
    ィング工程と、半導体ペレットの各電極パッドと、各リ
    ードの内側先端部との間にワイヤがそれぞれ橋絡される
    工程と、樹脂封止パッケージが前記ベースの一主面上に
    半導体ペレット、各リードの一部およびワイヤ群を樹脂
    封止するように成形される成形工程と、を備えている半
    導体装置の製造方法であって、前記樹脂封止パッケージ
    の成形工程において、樹脂封止パッケージは樹脂がキャ
    ビティーに圧入されることにより成形されるとともに、
    その樹脂が前記リード群の放射状の中心に向かうように
    キャビティーに圧入され、圧入された樹脂が各ワイヤに
    沿って、かつ、キャビティーのゲートからの最長位置に
    開口された各エアベントに向かって放射状に拡散されて
    行くことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】  電子回路が作り込まれている半導体ペ
    レットがベースの一主面にボンディングされており、複
    数本のリードの少なくとも内側先端部群がベースの一主
    面上における前記半導体ペレットの外方に放射状に配線
    されているとともに、前記半導体ペレットの各電極パッ
    ドと各リードの内側先端部との間にワイヤがそれぞれ橋
    絡されている前記ベースの一主面上に前記半導体ペレッ
    ト、各リードの一部およびワイヤ群を樹脂封止する樹脂
    封止パッケージを成形する成形装置であって、互いに型
    合わせされる上型および下型と、上型および下型の合わ
    せ面間に実質的に形成され、前記ベースの一部、半導体
    ペレット、各リードの一部およびワイヤ群を収容するキ
    ャビティーと、キャビティーに開口されているゲートと
    、ゲートに流体的に接続されており、ポットからの樹脂
    をゲートを通じてキャビティーに圧入するランナとを備
    えている成形装置において、前記ゲートが前記キャビテ
    ィーに収容されたリード群の放射状の中心を通る垂直線
    上であって、ワイヤ群側の端面に、リード群の放射状の
    中心に向かうように明けられており、また、樹脂圧入時
    にキャビティーからエアを抜くためのエアベントがキャ
    ビティーにおける前記ゲートからの最長位置にそれぞれ
    開口されていることを特徴とする成形装置。
  4. 【請求項4】  前記キャビティーの一部が、上型また
    は下型の合わせ面に着脱自在に巻装されているプレート
    に形成されており、このプレートと型との合わせ面間に
    前記ランナの少なくとも一部が形成されているとともに
    、このプレートには前記ゲートがこのランナと前記キャ
    ビティーとを連通させるように形成されており、かつ、
    前記エアベントがそれぞれ開口されていることを特徴と
    する請求項3に記載の成形装置。
JP5330091A 1990-04-27 1991-02-25 半導体装置およびその製造方法並びにそれに使用される成形装置 Pending JPH04269854A (ja)

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