JPH0426964A - サーボ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、たとえばディスクの半径方向に移動するピッ
クアップのピックアップヘッドのトラッキング動作にサ
ーボを掛けるサーボ装置に関する。

（従来の技術） ディスクに記録されている信号は、ピックアップのピッ
クアップヘッドによって読取られた後、電気信号に変換
される。この信号の中から、レーザビームの焦点ずれや
トラックずれに相当する信号が分離され、これら分離信
号に基づいてフォーカシングサーボやトラッキングサー
ボが掛けられる。

このように、ピックアップは、ディスクに記録されてい
る信号の再生、その信号を再生するための制御用信号、
フォーカシングエラー信号及びトラッキングエラー信号
の生成を行う機能を育している。

第６図は、従来のピックアップの一例を示すもので、対
物レンズ１を有したピックアップヘッド２がワイヤバネ
３，３．・・・を介してプリント基板４に支持されてい
る。プリント基板４は、ネジ７により樹脂部材５を介し
てベース板６に固定されている。プリント基板４の側面
には、フレキシブル配線板８の一端部が半田付けされ、
その他端部はヘッド基板９に半田付けされている。

ところで、一般にトラッキングエラー信号を生成する方
法としては、第７図に示すような３ビーム法が採用され
ている。

この方法は、信号検出用の主ビームである０次光の他に
、トラッキングエラー信号検出用の補助ビームである±
１次光を用いるものである。±１次光は、回折格子で０
次光と分離され、同図に示すように、ディスクのトラッ
ク上に０次光とは左右に僅かに離れた位置にスポットを
結ぶ。

そして、０次光がトラック上にあるときは、±１次光の
出力の差が零となり、０次光がトラック上からずれると
、どちらか一方の出力が大きくなり、たとえば第８図に
示すようなトラッキングエラー信号が生成される。

このトラッキングエラー信号に基づき、ピックアップに
対してトラッキングサーボが掛けられ、０次光の位置が
補正されつつトラッキングが行われる。これにより、０
次光がトラックに追従し、良好な情報の再生が行われる
。

また、目標トラックをサーチする場合には、現在位置か
ら目標トラックまでのトラック数を演算シ、トラッキン
グサーボループをオフにして、ピックアップをディスク
の半径方向に移動させる。

このとき、ピックアップによって出力されるトラッキン
グエラー信号の周期の数をカウントし、そのカウント値
が目標までのトラック数に一致するまでサーチが続けら
れる。これにより、いわゆる曲の頭出し等が容易かつ素
早（行うことが可能となる。

（発明が解決しようとする課題） しかしながら、上述した従来のピックアップでは、ピッ
クアップヘッド２がワイヤバネ３，３゜・・・を介して
片持ち支持されている。更に、トラックサーチ時におけ
るピックアップヘッド２には、ディスクの半径方向に対
してのサーボが掛けられていない。つまり、トラッキン
グサーボループはオフである。

したがって、ピックアップがディスクの半径方向への移
動によるそれ自体の振動又は移動中に外力を受けると、
ピックアップヘッド２が振動してしまう。このように、
ピックアップヘッド２が振動してしまった場合には、ト
ラックサーチを精度良（行うことが不可能となる。

つまり、たとえばコンパクトディスク（ＣＤ）のトラッ
クピッチは１．６μｍとされ、非常に狭い間隔とされて
いる。このため、ピックアップヘッド２の僅かな振動に
より、トラック数の検出をミスして目標アドレスを飛び
越してしまうおそれがある。このような場合には、トラ
ックサーチのし直しが行われるため、高速サーチを図る
上で妨げとなってしまう。

本発明は、このような事情に対処して成されたもので、
高速サーチを行うことができるサーボ装置を提供するこ
とを目的とする。

（課題を解決するための手段） 本発明は、上記目的を達成するために、フォーカス方向
及びトラッキング方向に変位可能に設けられたピックア
ップヘッドのディスクに対する相対位置をフォーカス方
向又はトラッキング方向において制御するサーボ装置に
おいて、少な（とも前記トラッキング方向へのサーボの
非動作時に、トラッキング方向における前記ピックアッ
プヘッドの移動を阻止する移動阻止手段が具備されてい
ることを特徴とする。

（作　　　用） 本発明のサーボ装置では、少なくともトラッキング方向
へのサーボの非動作時に、移動阻止手段によってトラッ
キング方向におけるピックアップヘッドの移動を阻止す
るようにした。

したがって、少な（ともトラッキング方向へのサーボの
非動作時に、ピックアップに外力が加わっても、トラッ
キング方向におけるピックアップヘッドの移動が阻止さ
れているので、トラックの飛び越し等のサーチエラーを
防止することができる。

（実　施　例） 以下、本発明の実施例の詳細を図面に基づいて説明する
。

第１図は、本発明のサーボ装置をＣＤプレーヤに適用し
た場合の一実施例を示すものである。

同図に示すように、ＣＤプレーヤには、ピックアップ１
０、プリアンプ部１１、デコーダ部１２、Ｄ／Ａコンバ
ータ１３、コントローラ１４、操作部１５、トラッキン
グサーボ１６、スピンドルモータ１８、スピンドルサー
ボ１９が備えられている。

ピックアップ１０は、ディスクに記録されている信号の
再生、信号を再生するための制御用信号、フォーカシン
グエラー信号及びトラッキングエラー信号の生成を行う
。

ここで、ピックアップ１０は、たとえば第２図に示すよ
う構成をとっている。つまり、対物レンズ２０を育した
ピックアップヘッド２１は、ベース２２にワイヤバネ２
３，２３．・・・を介して片持ち支持されている。ピッ
クアップヘッド２１の一側面には、突起２４が設けられ
ており、突起２４の近傍には、ストッパ２５．２５が配
されている。

また、ピックアップヘッド２１の近傍には、ヨーク２６
に取付けられたマグネット２７．２７が配されている。

更に、ピックアップ１０には、トラッキング駆動用コイ
ル２８が配されている。

そして、トラックサーチ時には、トラッキング駆動用コ
イル２８に励磁電流が供給され、ピックアップヘッド２
１が矢印方向のどちらかに変位する。これにより、ピッ
クアップヘッド２１は、その突起２４がストッパ２５に
当接した状態に支持される。なお、突起２４及びストッ
パ２５０当接面は摩擦係数が小さくされている。このた
め、ピックアップヘッド２１のフォーカス方向への変位
は、自由に行われる。

プリアンプ部１１は、ピックアップｌＯによって読取ら
れたＲＦ倍信号増幅したり、トラッキング又はフォーカ
スエラー信号を生成したりする。

デコーダ部１２は、ＲＦ倍信号デコードしてオーディオ
データを生成したり、コントローラ１４へのコントロー
ルデータを生成したりする。

Ｄ／Ａコンバータ１３は、デコーダ部１２によってデコ
ードされたオーディオデータをアナログのオーディオ信
号に変換する。

コントローラ１４は、デコーダ部１２からのコントロー
ルデータや操作部１５からの指示に基づいてサーボ制御
等を行う。

トラッキングサーボ１６は、トラッキングサーボ非動作
時において、ピックアップヘッド２１を強制的に固定す
る機能等を育している。

ここで、トラッキングサーボ１６には、トラッキングサ
ーボスイッチＳ１、強制駆動用スイッチＳ２及び電流抑
制抵抗Ｒが備えられている。そして、トラッキングサー
ボスイッチＳｌ及び強制駆動用スイッチＳ２の開閉は、
コントローラ１４によってコントロールされている。

スピンドルモータ１８は、ディスク１７を所定の速度で
回転させる。

スピンドルサーボ１９は、スピンドルモータ１８の動作
を制御する。

次に、第３図を用いてこのような構成のサーボ装置の動
作について説明する。

まず、操作部１５からのトラックサーチキーの入力待ち
となり（ステップ３０１）、キー人力が行われると、ト
ラッキングサーボスイッチＳｌが開とされ、強制駆動用
スイッチＳ２が閉とされる（ステップ３０２）。これに
より、トラッキング駆動用コイル２８に励磁電流が供給
され、ピックアップヘッド２１が矢印方向のどちらかに
変位する。

これにより、ピックアップヘッド２１は、その突起２４
がストッパ２５に当接した状態に支持される。

したがって、トラッキングサーボ非動作時においては、
ピックアップヘッド２１のディスク１７の半径方向への
振動が阻止されるため、トラックの飛び越し等のサーチ
エラーが防止され、トラックサーチ動作が確実に行われ
る。

そして、ピックアップ１０はキャリッジ（図示省略）に
よってディスク１７０半径方向に移動され、ピックアッ
プヘッド２１によりトラックのサーチが開始される（ス
テップ３０３）。

次いで、目標トラックがサーチされると（ステップ３０
４）　、ピックアップヘッド２１によるトラックのサー
チ動作が停止される（ステップ３ｏ５）。

このとき、トラッキングサーボスイッチＳ１が閉とされ
、強制駆動用スイッチＳ２が開とされる（ステップ３０
６）。これにより、トラッキング駆動用コイル２８への
励磁電流の供給が遮断され、ピックアップヘッド２１が
所定位置に復帰する。

そして、ディスク１７の記録面の信号がピックアップヘ
ッド２１により読取られる。

第４図は、上記のピックアップの構成を変えた場合の他
のピックアップを示すものである。なお、第２図に示し
たピックアップと共通する部分には同一符号を付し重複
する説明を省略する。

同図に示すように、ピックアップ１００対物レンズ２０
を有したピックアップヘッド２１は、回転軸２１ａを介
して矢印方向に回動自在に配されている。ピックアップ
ヘッド２１の回転軸２１ａの近傍には、孔２１ｂ、２１
ｂが形成されており、各孔２ｉｂ内にはヨーク２１ｃが
介在されている。

そして、トラックサーチ時には、トラッキング駆動用コ
イル２８に励磁電流が供給され、ピックアップヘッド２
１が矢印方向のどちらかに回動する。これにより、ピッ
クアップヘッド２１は、その突起２４がストッパ２５に
当接した状態に支持される。

このように、本実施例においては、トラックサーチ時に
おいて、トラッキングサーボ非動作時に、トラッキング
方向におけるピックアップヘッドの移動を阻止するよう
にした。

したがって、トラッキングサーボ非動作時ｔこ、ピック
アップに外力が加わっても、トラッキング方向における
ピックアップヘッドの移動が阻止されているので、トラ
ックの飛び越し等のサーチエラーが防止される。

なお、本実施例においては、トラッキングサーボ非動作
時に、トラッキング方向におけるピックアップヘッドの
移動を阻止した場合について説明したが、この例に限ら
ずフォーカスイン時においても、その移動を阻止するよ
うにしてもよい。

また、本実施例においては、トラックサーチキーの入力
操作が行われたとき、トラッキング方向におけるピック
アップヘッドの移動を阻止した場合について説明したが
、この例に限らず、たとえば第５図に示すように、同期
信号によってのみスピンドルサーボを行うラフサーボに
切替わったときに、その移動を阻止するようにしてもよ
い。

更に、本実施例においては、本発明のサーボ装置をＣＤ
プレーヤに適用した場合について説明したが、この例に
限らずＬＤプレーヤ等の他のディスク再生装置に適用し
てもよい。

（発明の効果） 以上説明したように、本発明のサーボ装置によれば、ト
ラックの飛び越し等のサーチエラーを防止するようにし
たので、−度のサーチ動作により目標トラックを検出す
ることができ、これにより高速サーチを行うことができ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のサーボ装置をＣＤプレーヤに適用した
場合の一実施例を示すブロック図、第２図はそのピック
アップの構成を示す図、第３図は第１図のサーボ装置の
動作を説明するためのフローチャート、第４図は第２図
のピックアップの構成を変えた場合の他のピックアップ
の構成を示す図、第５図は第２図及び第４図のピックア
ップヘッドの移動を阻止するタイミングの他の例を説明
するための図、第６図は従来のピックアップの構成を示
す斜視図、第７図は従来のトラッキングエラー信号を生
成する方法に係る３ビーム法を説明するための図、第８
図はその３ビーム法によって得られたトラッキングエラ
ー信号を示す図である。 １０・・・ピックアップ、１１・・・プリアンプ部、１
２・・・デコーダ部、１３・・・Ｄ／Ａコンバータ、１
４・・・コントローラ、１５・・・操作部、１６・・・
トラッキングサーボ、１７・・・ディスク、２０・・・
対物レンズ、２１・・・ピックアップヘッド、２２・・
・ベース、２３・・・ワイヤバネ、２４・・・突起、２
５・・・ストッパ、２６・・・ヨーク、２７・・・マグ
ネット、２８・・・トラッキング駆動用コイル。 特許出願人　　パイオニア株式会社 代　理　人　　弁理士　小槌　信淳 同　　　　弁理士　小　倉　亘 第 図 トラック トラック トラック

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）フォーカス方向及びトラッキング方向に変位可能
   に設けられたピックアップヘッドのディスクに対する相
   対位置をフォーカス方向又はトラッキング方向において
   制御するサーボ装置において、少なくとも前記トラッキ
   ング方向へのサーボの非動作時に、トラッキング方向に
   おける前記ピックアップヘッドの移動を阻止する移動阻
   止手段が具備されていることを特徴とするサーボ装置。