JPH11134777A - 光ディスク再生装置 - Google Patents

光ディスク再生装置

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JPH11134777A
JPH11134777A JP29662997A JP29662997A JPH11134777A JP H11134777 A JPH11134777 A JP H11134777A JP 29662997 A JP29662997 A JP 29662997A JP 29662997 A JP29662997 A JP 29662997A JP H11134777 A JPH11134777 A JP H11134777A
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vibration
tracking
circuit
tracking error
detection circuit
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JP29662997A
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Hitoshi Kuroiwa
仁 黒岩
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Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐振性能を、振動の周波数に依存することな
く、また、プレイアビリティーを劣化させずに向上させ
る。 【解決手段】 第1の振動検出回路47は、トラッキン
グエラー検出回路からのトラッキングエラー信号の低域
成分から、低い周波数の振動によるトラックずれを検出
する。第2の振動検出回路48は、振動センサ481を
備え、この振動センサ481の出力の高周波数成分か
ら、高い周波数の振動によるトラックずれを検出する。
これら第1および第2の振動検出回路の両出力に基づい
てトラッキングサーボゲインを制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば携帯型の
コンパクトディスクプレーヤなどの光ディスク再生装置
に関し、特に、外部から振動あるいは衝撃が加わった場
合にもトラッキングサーボが外れないようにする技術部
分に関わる。
【0002】
【従来の技術】コンパクトディスクや、ミニディスクな
どの光ディスクの再生装置として携帯型のものが広く普
及している。この種の光ディスク再生装置では、携帯時
に外部からの振動や衝撃があっても、再生音声が途切れ
ることなく再生が続くようにするために、トラッキング
サーボが工夫されている。
【0003】このための回路は、アンチショック回路と
呼ばれており、振動や衝撃によってトラッキングエラー
が発生することを利用して、トラッキングエラーが、予
め定めたスレッショールド値以上になった際に、トラッ
キングサーボゲインを増加して、トラッキングサーボが
外れるのを防止するようにするものである。
【0004】振動センサ(この明細書では衝撃センサを
含むものとする)の出力を増幅してトラッキングエラー
に加算することも行われている。この場合には、光ディ
スク再生装置に与えられた振動や衝撃がある大きさ以上
のとき、振動センサ出力が加算されたトラッキングエラ
ー信号はスレッショールド値を越え、トラッキングサー
ボゲインが増加して、トラッキングサーボが外れるのが
防止される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、トラッキン
グエラーは、ディスクに傷が付いている場合にもレベル
が増加する。このため、傷がついているディスクの再生
時には、アンチショック回路が誤動作し易い欠点があっ
た。そして、ディスクの傷がある部分の再生時にトラッ
キングサーボゲインが増加すると、トラッキングの感度
が過度になりすぎ、再生性(プレイアビリティー)が劣
化するので、アンチショック回路は、トラッキングエラ
ーの低い周波数成分にだけ対応させて動作させるように
構成されている。
【0006】しかしながら、このように、トラッキング
エラーの低い周波数成分にだけアンチショック回路を対
応させて動作させるようにした場合には、高い周波数の
振動に対してアンチショック回路が働かない問題があ
る。
【0007】また、上述したように振動センサの出力を
増幅してトラッキングエラー信号に加算する方法でも、
基本的にはトラッキングエラーとスレッショールド値と
の比較であるため、上述した傷のある光ディスクの再生
時の問題は、解消できない。
【0008】この発明は、以上の点にかんがみ、耐振性
能を、振動の周波数に依存することなく、また、プレイ
アビリティーを劣化させずに向上させることができる光
ディスク再生装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1の発明による光ディスク再生装置は、光デ
ィスクに光ビームを照射し、前記目的トラックからの反
射光を受光する光ピックアップと、前記光ピックアップ
の前記光ビームの前記光ディスク上の照射位置を制御す
るトラッキング位置制御機構と、前記光ピックアップの
受光出力から、再生RF信号出力を得る回路と、前記光
ピックアップの受光出力からトラッキングエラー信号を
得るトラッキングエラー検出回路と、前記トラッキング
エラー検出回路で得られたトラッキングエラー信号に基
づき前記トラッキング位置制御機構を制御するトラッキ
ングサーボ駆動回路と、トラッキングサーボゲインを制
御するサーボゲイン制御回路と、前記トラッキングエラ
ー検出回路からのトラッキングエラー信号の低域成分か
ら、低い周波数の振動によるトラックずれを検出する第
1の振動検出回路と、振動センサを備え、この振動セン
サの出力の高周波数成分から、高い周波数の振動による
トラックずれを検出する第2の振動検出回路と、を備
え、前記第1および第2の振動検出回路の両出力に基づ
いて前記サーボゲイン制御回路を制御することを特徴と
する。
【0010】上述の請求項1の発明の構成によれば、サ
ーボゲイン制御回路を制御する信号は、低い周波数の振
動成分に関しては、トラッキングエラーから求め、高い
周波数の振動成分に関しては、振動センサから求める。
これにより、プレイアビリティーが劣化することがな
く、また、耐振性能として周波数依存性もなくなる。
【0011】また、請求項2の発明の光ディスク再生装
置は、請求項1に記載の光ディスク再生装置において、
検出された振動の周波数帯域に応じて、前記トラッキン
グサーボゲインを制御する周波数帯域を制御するように
したことを特徴とする。
【0012】この請求項2の発明の光ディスク再生装置
によれば、検出された振動成分の周波数に応じてトラッ
キングサーボゲインを増加する周波数帯域が変えられ
る。したがって、できるだけ傷などによるプレイアビリ
ティーの劣化を防ぐように再生動作させることができ
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図を参照しながら、この発
明による光ディスク再生装置の実施の形態について説明
する。
【0014】図1は、コンパクトディスクの再生装置
に、この発明を適用した実施の形態の全体の概要を示す
ブロック図である。この実施の形態は、例えば車載用の
光ディスク再生装置で、複数枚のディスク1の中から指
定された1枚を取り出して再生することができるいわゆ
るオートチェンジャー機能を備えたものである。
【0015】図1において、搬送機構20は、オートチ
ェンジャー機能を実行するためのもので、例えば10枚
のディスク1が収納されたディスクマガジン21を備
え、このディスクマガジン21の中から1枚のディスク
1を取り出して、ディスク載置台に載置する。
【0016】ディスク載置台に載置されたディスク1
は、スピンドルモータ2により回転駆動される。そし
て、このスピンドルモータ2は、サーボドライバ8から
の速度制御信号により、線速度が一定となるように回転
速度制御される。
【0017】光学ヘッド3は、レーザ光源31と、光学
レンズ32と、フォトディテクタ33とを備えるととも
に、光学レンズ32をディスク1の半径方向に移動させ
て光ビームの走査位置をトラッキング制御するためのト
ラッキングコイル4を備える。また、図示は、省略した
が、光学レンズ32を光軸方向に移動させてフォーカス
制御するためのアクチュエータなどのフォーカス制御手
段も光学ヘッド3は備える。
【0018】この実施の形態では、トラッキングサーボ
に3ビーム法を用いるもので、このため、光学ヘッド3
からディスク1に照射される光ビームは、3本のビーム
SP1,SP2,SP3とされる。この場合、図2に示
すように、トラック延長方向に対して、メインビームS
P2がジャストトラックの状態となったときに、副ビー
ムSP1およびSP3は、トラックの延長方向に対して
直交する方向にずれた状態となるようにされる。
【0019】そして、フォトディテクタ33は、RF信
号およびフォーカスエラー信号を得るためのメインビー
ムSP1によるディスク1からの反射光を受光する4個
のフォトダイオードA,B,C,Dと、副ビームSP2
によるディスク1からの反射光を受光するフォトダイオ
ードEと、副ビームSP3によるディスク1からの反射
光を受光するフォトダイオードFとからなる。4個のフ
ォトダイオードA,B,C,Dは、図示のように、一体
的に構成された4分割フォトディテクタの構成とされて
いる。
【0020】また、光学ヘッド3は、スレッド機構5に
より、ディスク1の半径方向に移動するようにされてい
る。スレッド機構5はサーボドライバ8からのスレッド
制御信号により駆動されて、光学ヘッド3からのメイン
ビームが目的とするトラックの近傍位置となるように光
学ヘッド3のディスク半径方向位置を制御する。
【0021】そして、この実施の形態では、目的トラッ
クに照射したレーザ光の反射光を検出することにより、
例えば非点収差法によりフォーカスエラーを検出し、ま
た、3ビーム法によりトラッキングエラーを検出すると
共に、目的トラックからの反射光の偏光角(カー回転
角)の違いを検出して、再生RF信号を出力する。
【0022】光学ヘッド3の出力は、RFアンプ/演算
回路6に供給される。RFアンプ/演算回路6は、光学
ヘッド3の出力からフォーカスエラー信号FEやトラッ
キングエラー信号TEを生成してサーボプロセッサ7に
供給すると共に、再生RF信号をEFMデコーダ9に供
給する。
【0023】サーボプロセッサ7は、前記フォーカスエ
ラー信号FEが零になるように、サーボドライバ8を通
じて光学ヘッド3の光学系のフォーカス制御を行うと共
に、トラッキングエラー信号TEが零になるように、サ
ーボドライバ8を通じて光学ヘッド3のトラッキングコ
イル4を駆動制御してトラッキング制御を行う。また、
コントローラ14からの再生トラック位置の指示信号を
受けて、サーボプロセッサ7は、スレッド制御信号を生
成し、サーボドライバ8を通じてスレッド機構5の駆動
モータを制御して、再生トラック位置制御を行う。
【0024】さらに、サーボプロセッサは、EFMデコ
ーダ9からの線速度エラー信号SPEを受けて、速度サ
ーボ信号を生成し、それをサーボドライバ8を通じてス
ピンドルモータ2に供給して、ディスク1の線速度一定
の速度サーボ制御を行う。この線速度エラー信号は、例
えば再生信号中のデューティ比が50%の特定の信号部
分の、デューティ比50%からのずれに応じて生成す
る。
【0025】EFMデコーダ9は、再生RF信号を2値
化しデコードして、デジタルオーディオデータと、サブ
コードなどの制御データとを、順次に出力する。そし
て、EFMデコーダ9からのデジタルオーディオデータ
は、メモリコントローラ10に供給される。また、サブ
コードなどの制御データは、例えばマイクロコンピュー
タからなるコントローラ14に供給される。
【0026】そして、例えばマイクロコンピュータから
なるコントローラ14からの制御により、メモリコント
ローラ10に入力されたデジタルオーディオデータは、
サブコードデータの同期信号であるSCOR信号との同
期がとれていることが確認され次第、DRAM11に一
時的に格納される。
【0027】そして、DRAM11に一時的に格納され
たデジタルオーディオデータは、コントローラ14でサ
ブコードのQコード(タイムコード)の連続性が確認さ
れ次第、コントローラ14からの書き込み確定命令によ
って正規に格納される。また、コントローラ14でサブ
コードのQコードが不連続であると判定された場合に
は、一時的に格納されたデジタルデータは消去され、再
度、ディスク1からの読み込みが行われる。DRAM1
1にデータが一杯に格納された際には、デジタルオーデ
ィオデータの格納を中止して、再生走査位置の1トラッ
クジャンプを行って光学系の再配置を行う。
【0028】以上のようにしてDRAM11に格納され
たデジタルオーディオデータは、メモリコントローラ1
0を通じてD/A変換器12に送られ、アナログオーデ
ィオ信号に変換されて、出力端子13より出力される。
【0029】[耐振動性能の向上のための第1の実施の
形態]次に、この実施の形態におけるトラッキング制御
系の詳細について、図3以下を参照しながら説明する。
【0030】この実施の形態のトラッキング制御系の一
部を図3に示すとともに、その残部を図4に示す。
【0031】図3において、フォトディテクタ回路41
は、光学ヘッド3のディテクタ33の出力部分である。
このフォトディテクタ回路41の4個のフォトダイオー
ドA〜Dの受光出力は、RF加算アンプ42により加算
されて、再生RF信号が得られる。また、2個のフォト
ダイオードE,Fの受光出力は、それぞれトラッキング
エラーアンプ43に供給されて、差分がとられてトラッ
キングエラー信号TEが生成される。このトラッキング
エラー信号TEは、2個のスイッチ回路45、46を通
じてサーボドライバ回路8に供給される。
【0032】サーボドライバ回路8では、トラッキング
エラー信号TEは、ローパスフィルタ81に供給され
て、適当な周波数成分のみとされ、トラッキングコイル
4を駆動する。また、ローパスフィルタ81の出力は、
さらにローパスフィルタ82に供給されて、帯域制限さ
れて、スレッド機構5のスレッドモータ5Mの駆動制御
用とされる。
【0033】スイッチ回路45は、ディスク1に傷があ
った場合に、その傷の部分でのトラッキングエラー信号
TEが大きく変化しないようにするためのもので、スイ
ッチ回路45は、通常は、端子a側に切り換えられて、
トラッキングエラー信号TEをそのまま出力する。そし
て、傷の部分では、スイッチ回路45は、端子b側に切
り換えられて、コンデンサ45cに保持されている直前
のトラッキングエラー信号TEを出力するように制御さ
れる。
【0034】このスイッチ回路45の切り換え制御信号
は、傷部分等の検出回路44から供給される。すなわ
ち、再生RF信号が、この傷部分等の検出回路44に供
給される。この検出回路44では、ディスク1の傷部分
をビームが走査すると、その部分で再生RF信号が欠落
するのでその部分を検出する。そして、その欠落検出出
力DETを、スイッチ回路45に供給して、傷部分で
は、スイッチ回路45を端子b側に切り換えるようにす
る。
【0035】この検出回路44の検出動作を図5のタイ
ムチャートをも参照して説明する。すなわち、図5
(a)に示すような再生RF信号は、検出回路44の反
転アンプ441により反転されて、図5(b)に示すよ
うな信号DFとされる。この信号DFは、時定数が異な
る2つのボトムホールド回路442および443に供給
されて、それぞれボトムホールドされる。
【0036】この例の場合、ボトムホールド回路442
は、短い時定数のボトムホールドを行うもので、例えば
0.1msec以上のディスク1の鏡面欠陥で応答す
る。この例の場合、ボトムホールド回路442の出力C
C1は、図5(c)の実線で示すようなものとなる。
【0037】また、ボトムホールド回路443は、長い
時定数のもので、欠陥直前の鏡面レベルをホールドする
ものである。この例の場合、このボトムホールド回路4
43の出力CC2は、図5(c)で破線で示すようなも
のとなる。
【0038】検出回路44では、これらの2つのボトム
ホールド出力を、コンデンサ結合で、微分およびレベル
シフトして、比較器444で比較することにより、この
比較器444から、図5(d)に示すような鏡面欠陥検
出信号DETを得る。スイッチ回路45は、この鏡面欠
陥検出信号DETにより、この例では、この信号DET
のハイレベル部分である欠陥部分で、端子b側に切り換
えられる。
【0039】これにより、トラッキングエラー信号TE
としては、傷などの欠陥の検出部分では当該傷などの検
出直前のトラッキングエラーがホールドされることにな
る。したがって、傷などの部分にトラッキング制御が追
従してしまうことがなく、プレイアビリティーの劣化を
防止することができる。
【0040】スイッチ回路46は、トラッキングサーボ
ゲインを切り換えるためのもので、端子cに切り換えら
れているときには、通常のサーボゲインとされる。そし
て、後述するように所定の大きさ以上の振動があったと
きには、スイッチ回路46は、端子d側に切り換えて、
サーボゲインを上げるようにする。
【0041】このスイッチ回路46を切り換え制御する
ために、この実施の形態では、図4に示すように、低周
波数振動成分検出回路47と、高周波数振動成分検出回
路48とを設ける。そして、これら2つの検出回路47
および48の検出出力を、オアゲート49を通じてスイ
ッチ回路46に、その切り換え制御信号として供給す
る。
【0042】低周波数振動成分検出回路47は、トラッ
キングエラー信号の低域成分から所定の大きさ以上の振
動(衝撃)を検出する。このため、この検出回路47に
は、トラッキングエラーアンプ43からのトラッキング
エラー信号TEが供給される。
【0043】そして、検出回路47では、トラッキング
エラー信号TEがローパスフィルタ471に供給され
て、例えば数10Hz以下の低周波数成分のみが抽出さ
れる。そして、このローパスフィルタ471の出力が比
較アンプ472および473に供給されて、それぞれ所
定のスレッショールド値と比較される。これら比較アン
プ472および473では、ローパスフィルタ471か
らのトラッキングエラーの低周波数成分の振幅が、予め
定められた所定の大きさを越えたときに、その区間を示
す検出出力を出力する。そして、これら比較回路472
および473の出力は、オアゲート49を通じてスイッ
チ回路46の切り換え制御信号として供給される。
【0044】高周波数振動成分検出回路48は、振動セ
ンサ(衝撃センサ)481を備え、この振動センサ48
1で検出された振動の高周波数成分から所定の大きさ以
上の振動(衝撃)を検出する。このため、振動センサ4
81からの振動検出出力は、アンプ482を通じてハイ
パスフィルタ483に供給されて、例えば数10Hz以
上の高周波数の振動成分のみが抽出される。そして、こ
のハイパスフィルタ483の出力が比較アンプ485、
486およびアンドゲート487を通じてスイッチ回路
46に、その切り換え制御信号としてに供給される。
【0045】したがって、スイッチ回路46は、低周波
数の振動だけではなく、高周波数の振動に対しても動作
し、耐振動特性が、従来のような周波数依存性を持つこ
とはない。そして、トラッキングエラーの大きさに基づ
くサーボゲインの増加は、低周波数の振動成分について
のみ行われるので、プレイアビリティーが劣化すること
が防止される。
【0046】また、この実施の形態では、スイッチ回路
45により、ディスク1に傷があったときには、その傷
などの検出直前のトラッキングエラーがホールドされる
ことになるので、傷などの部分にトラッキング制御が追
従してしまうことがなく、さらに、プレイアビリティー
の劣化を防止することができる。
【0047】なお、図3および図4において、RF加算
アンプ42、トラッキングエラーアンプ43の部分は、
RFアンプ/演算回路6に含まれ、検出回路44、スイ
ッチ回路45および46、さらに、検出回路47および
48は、サーボプロセッサ7に搭載されているものであ
る。
【0048】[耐振動性能の向上のための第2の実施の
形態]図6および図7は、この発明による耐振動性能の
向上のための第2の実施の形態の要部を示すトラッキン
グ制御系の詳細を示すものである。この第2の実施の形
態においては、トラッキングサーボゲインを切り換える
スイッチ回路46の代わりに、図6に示すように、耐シ
ョック回路50を設けると共に、図7に示すように、低
周波数振動成分検出回路47の検出出力および高周波数
振動成分検出回路48の検出出力は、コントローラ51
を通じて耐ショック回路50に供給するように構成す
る。その他は、第1の実施の形態の図3および図4に示
したものとまったく同様に構成する。
【0049】この第2の実施の形態の耐ショック回路5
0は、コントローラ51からの制御に応じて、トラッキ
ングサーボループゲインを、周波数特性を持って制御す
るようにする。図8は、この第2の実施の形態の場合の
ゲイン制御の例を示すものである。この例においては、
コントローラ51により、耐ショック回路50のサーボ
ゲイン特性を、図8に示す4通りに制御するものであ
る。
【0050】すなわち、低周波数振動成分検出回路47
で低周波数の一定以上の大きさの振動を検出したときに
は、コントローラ51の制御により、耐ショック回路5
0は、対応して低周波数域でのサーボゲインを大きく
し、また、高周波数振動成分検出回路48で高周波数の
振動成分を検出したときには、耐ショック回路50は、
対応して、高周波数域でのサーボゲインを大きくし、両
検出回路47および48で、それぞれの振動成分を検出
したときには、全帯域に渡ってサーボゲインを大きくす
るように、それぞれ設定するものである。
【0051】すなわち、図8のケースは、両検出回路
47および48で、それぞれの振動成分を検出したとき
であり、ケースは低周波数振動成分検出回路47での
み低周波数の一定以上の大きさの振動を検出したときで
あり、ケースは高周波数振動成分検出回路48で高周
波数の振動成分を検出したときである。また、ケース
は、トラック外れを生じるような振動成分を検出しなか
った場合であり、この場合には、予め適切に定められた
ノーマルトラッキングサーボゲインが、コントローラ5
1の制御に従い、耐ショック回路により設定される。
【0052】以上のようにして、この第2の実施の形態
においては、検出された振動成分の周波数に応じてトラ
ッキングサーボゲインを増加する周波数帯域を変えるこ
とにより、できるだけ傷などによるプレイアビリティー
の劣化を防ぐように再生動作させることができる。
【0053】なお、第1および第2の実施の形態におい
て、傷などの欠陥の検出回路44の検出出力により、ス
イッチ回路46を切り換えるか否かの制御したり、コン
トローラ51を介しての耐ショック回路50の制御をさ
せるか否かを制御するようにしてもよい。例えば、第1
の実施の形態の場合であれば、検出回路44で欠陥が検
出されたときには、その検出区間では、スイッチ回路4
6は、切り換え動作させないようにしてもよい。また、
第2の実施の形態の場合であれば、検出回路44で欠陥
が検出されたときには、その検出区間では、ケースの
ように、低周波数域でのみサーボゲインを上げるよう
に、制御してもよい。
【0054】以上の実施の形態は、コンパクトディスク
の再生装置の場合を例にとって説明したが、この発明
は、ミニディスクなどの他の光ディスクの再生装置や、
記録再生装置の再生系にも適用可能であることはいうま
でもない。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、耐振性能を、振動の周波数に依存することなく、ま
た、プレイアビリティーを劣化させることなく、向上さ
せることができる光ディスク再生装置を提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による光ディスク再生装置の実施の形
態の全体構成例を示すブロック図である。
【図2】図1の一部を説明するための図である。
【図3】この発明による光ディスク再生装置の耐振動特
性の改善の第1の実施の形態を説明するためのトラッキ
ング制御系の一部を示す図である。
【図4】この発明による光ディスク再生装置の耐振動特
性の改善の第1の実施の形態を説明するためのトラッキ
ング制御系の一部を示す図である。
【図5】図3の一部回路の動作説明に使用するタイムチ
ャートである。
【図6】この発明による光ディスク再生装置の耐振動特
性の改善の第2の実施の形態を説明するためのトラッキ
ング制御系の一部を示す図である。
【図7】この発明による光ディスク再生装置の耐振動特
性の改善の第2の実施の形態を説明するためのトラッキ
ング制御系の一部を示す図である。
【図8】この発明による光ディスク再生装置の耐振動特
性の改善の第2の実施の形態の要部を説明するための図
である。
【符号の説明】
1…光ディスク、2…スピンドルモータ、3…光学ヘッ
ド、4…トラッキングコイル、5…スレッド機構、6…
RFアンプ/演算回路、7…サーボプロセッサ、8…サ
ーボドライバ、41…フォトディテクタ回路、42…R
F加算アンプ、43…トラッキングエラーアンプ、44
…傷などの欠陥の検出回路、45…スイッチ回路、46
…サーボゲイン切り換え用のスイッチ回路、47…低周
波数振動成分検出回路、48…高周波数振動成分検出回
路、50…耐ショック回路、51…コントローラ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光ディスクに光ビームを照射し、前記目的
    トラックからの反射光を受光する光ピックアップと、 前記光ピックアップの前記光ビームの前記光ディスク上
    の照射位置を制御するトラッキング位置制御機構と、 前記光ピックアップの受光出力から、再生RF信号出力
    を得る回路と、 前記光ピックアップの受光出力からトラッキングエラー
    信号を得るトラッキングエラー検出回路と、 前記トラッキングエラー検出回路で得られたトラッキン
    グエラー信号に基づき前記トラッキング位置制御機構を
    制御するトラッキングサーボ駆動回路と、 トラッキングサーボゲインを制御するサーボゲイン制御
    回路と、 前記トラッキングエラー検出回路からのトラッキングエ
    ラー信号の低域成分から、低い周波数の振動によるトラ
    ックずれを検出する第1の振動検出回路と、 振動センサを備え、この振動センサの出力の高周波数成
    分から、高い周波数の振動によるトラックずれを検出す
    る第2の振動検出回路と、 を備え、前記第1および第2の振動検出回路の両出力に
    基づいて前記サーボゲイン制御回路を制御することを特
    徴とする光ディスク再生装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の光ディスク再生装置にお
    いて、検出された振動の周波数帯域に応じて、前記トラ
    ッキングサーボゲインを制御する周波数帯域を制御する
    ようにしたことを特徴とする光ディスク再生装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100425460B1 (ko) * 2001-08-29 2004-03-30 삼성전자주식회사 진동량 측정 장치 및 방법 그리고 루프 설계 방법

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100425460B1 (ko) * 2001-08-29 2004-03-30 삼성전자주식회사 진동량 측정 장치 및 방법 그리고 루프 설계 방법

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