JPH04269478A - コネクタ及びその製造方法 - Google Patents

コネクタ及びその製造方法

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JPH04269478A
JPH04269478A JP3030386A JP3038691A JPH04269478A JP H04269478 A JPH04269478 A JP H04269478A JP 3030386 A JP3030386 A JP 3030386A JP 3038691 A JP3038691 A JP 3038691A JP H04269478 A JPH04269478 A JP H04269478A
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Hisahiro Ono
久博 小野
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コネクタ及びその製造
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種のコネクタは、図23に示す
ようなものがある。この従来例は合成樹脂成形材よりな
るハウジング11、12の一方に設けた複数の突壁11
a、12aを相手側のハウジング12、11の凹部12
b、11bに嵌合してハウジング11、12を一体に結
合するものである。
【0003】ハウジング11の中央突壁11aの両側及
びハウジング12の一対の突壁12aの内側には、それ
ぞれコンタクト13〜16が設けられている。コンタク
ト13、14は、略棒状の導電性金属体よりなり、各コ
ンタクト13、14は夫々基部13c、14cが、ハウ
ジング12に貫通固着されるとともに、自由端13b、
14bの先端には、略円弧状の接触部13a、14aが
つぶし加工等により形成されている。
【0004】またコンタクト15、16は、前記各コン
タクト13、14と同一形状をした導電性の金属体より
なり、基部15c、16cが、ハウジング11に貫通固
着されるとともに自由端15b、16bの先端には、接
触部15a、16aがつぶし加工等により設けられてい
る。コンタクト13〜16はハウジング11、12に貫
通固着した後ハウジング11、12外の部位が図示する
ようにL状に折り曲げられてプリント基板表面に実装す
るための接続端子部13d〜16dが形成されている。
【0005】また各コンタクト13〜16の自由端13
b〜16bには夫々つぶし加工等により僅かな傾斜角度
を持った傾斜面が形成されている。いま、一方のハウジ
ング11を他方のハウジング12に嵌合すると、各コン
タクト13、14、15、16の夫々の接触部13a、
16a及び14a、15aが、互いに対向関係にあるコ
ンタクト16、13及び15、14に湾曲変形しながら
弾接して接触するものであり、所謂2点接触を行うコネ
クタを構成する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来例で説明したコネ
クタは、接触するコンタクト間が接触部13a〜16a
により、夫々2点接触されるので、高い接触信頼性を得
ることができ、且つコンタクト13〜16の接触部13
a〜16aが接触する自由端13b〜16bに傾斜面を
設けているので、コネクタの嵌合時に、図6の破線曲線
に示す特性を有し、特にB−E間ではリニアに変化する
ので、嵌合をスムーズに行うことができるという利点を
有する。
【0007】しかしながら、小形化を図った場合など、
傾斜面を設けたことにより、挿入動作の完了状態が指等
の感触で、判断しずらくなる場合があり、そのときには
強い力で挿入しすぎてしまうことが多く、ハウジング1
1、12を壊してしまうことがあった。またプリント基
板(図示せず)に表面実装した場合には、コンタクト1
3〜16の接続端子部13d〜16dを半田付けした図
外プリント基板のパターンの剥離が発生してしまい、安
定して使用できなくなるという問題があった。
【0008】また各コンタクト13〜16は、接触部1
3a〜16a及び自由端13b〜16bの傾斜面を得る
ために、一般に図24(a)(b)に示した複数のコン
タクト13のように、連結部13eを設けて一体に結合
された状態で、つぶし加工法により製作しているもので
あるが、傾斜面の角度を安定して得ようと思えば、つぶ
し量を精度高く管理することが必要となり、小形化を図
って行く程、その精度管理は困難となり、製作が難しく
なるとともに、同図(c)に示すように、精度がばらつ
くとつぶした後に、つぶしバリ20が発生し易く、安定
した形状のコンタクトが得難いという問題があった。
【0009】上述の問題点に鑑みて請求項1記載の発明
は、スムーズな挿抜性能を有しながら、その挿入完了時
に確実なクリック感(操作感触)が得られ、且つコンタ
クトの製作が容易なプリント基板に取着して使用される
超小形のコネクタを提供することを目的とする。請求項
2記載の発明は、請求項1記載の発明の目的に加えて、
ハウジングとコンタクトとの組み立てが容易で製造コス
トも安く、しかもプリント基板への半田付けによる実装
時に、フラックスがハウジング内部に浸入するのを防止
したコネクタを提供することを目的とする。
【0010】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の発明の目的に加えて、洗浄時の洗浄液の抜けを良好
にしたコネクタを提供することを目的とする。請求項4
記載の発明は、請求項2記載の発明の目的を達成するコ
ネクタを容易に製作することができるコネクタの製造方
法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、請求項1記載の発明は、嵌合することにより互い
に一体的に結合される一対の箱状のハウジングと、基部
がハウジングにそれぞれ固着され、該ハウジングの嵌合
に伴い、対向する自由端が互いに弾接し、撓み変形する
コンタクトとよりなり、上記自由端の先方に互いに他方
のコンタクトに接触する接触部を設けたコネクタにおい
て、コンタクトの固着された基部と自由端間にクリック
感を得るための折曲部を設けたものである。
【0012】また請求項2記載の発明は、嵌合すること
により互いに一体的に結合される一対の箱状のハウジン
グと、基部がハウジングにそれぞれ固着され、該ハウジ
ングの嵌合に伴い、対向する自由端が互いに弾接し、撓
み変形するコンタクトとよりなり、上記自由端の先方に
互いに他方のコンタクトに接触する接触部を設けたコネ
クタにおいて、コンタクトの基部をハウジングに対して
一体成形により固着するとともに、コンタクトの基部と
自由端間にクリック感を得るための折曲部を形成したも
のである。
【0013】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の発明のコネクタにおいて、ハウジングの底部にハウ
ジング内のコンタクトの接触部がのぞく穴を設けたもの
である。請求項4記載の発明は、ハウジング成形用の上
、下金型のパーティングラインにコンタクトの幅の溝を
形成するとともに基部から自由端先方の接触部に至るコ
ンタクトの部位の逃がし用空間部を一方の金型に設け、
コンタクトの基部を上記溝に嵌めた状態で基部から自由
端先方の接触部に至るコンタクトの部位を逃がし用空間
部に収め、上、下金型とコンタクトの基部とで逃がし用
空間部を封止し、この封止した状態でハウジングとコン
タクトとを一体成形するものである。
【0014】
【作用】而して請求項1記載のコネクタは、コンタクト
の固着された基部と自由端間にクリック感を得るための
折曲部を設けたものであるから、ハウジングの嵌合の際
、コネクタの挿入時に確実な挿入完了感触が得られると
ともに、コンタクトを折曲加工するだけで、折曲部を容
易に形成することができる。
【0015】請求項2記載のコネクタは、コンタクトの
基部をハウジングに対して一体成形により固着したもの
であるから、コンタクトをハウジングの成形工程で一体
に固着でき、そのためコンタクトとハウジングの組み立
てを容易にし、しかもコンタクトとハウジングとの固着
部位の気密性が高いため、ハウジングとコンタクトの固
着部位よりハウジング内にフラックスが浸入するのを防
止できる。
【0016】請求項3記載のコネクタは、ハウジングの
底部にコンタクトの接触部がのぞく穴を設けたものであ
るから、洗浄時にハンジング内に入った洗浄液を穴より
容易に抜くことができる。請求項4記載のコネクタの製
造方法では、ハウジング成形用の上、下金型のパーティ
ングラインにコンタクトの幅の溝を形成するとともに基
部から自由端先方の接触部に至るコンタクトの部位の逃
がし用空間部を一方の金型に設け、コンタクトの基部を
上記溝に嵌めた状態で基部から自由端先方の接触部に至
るコンタクトの部位を逃がし用空間部収め、上、下金型
とコンタクトの基部とで逃がし用空間部を封止し、この
封止した状態でハウジングとコンタクトとを一体成形す
るから、逃がし用空間部に樹脂が浸入することなくハウ
ジングとコンタクトの一体成形が行え、そのためコンタ
クトの基部から自由端先方の折曲部に至る部位を収める
ハウジング内に収める空所を確実に形作ることができる
【0017】
【実施例】(実施例1)本実施例のコネクタは、図1に
示すように一対のハウジング5、6と複数のコンタクト
1〜4とから構成されている。ハウジング5、6は夫々
同図に示すように互いに組合わせたときに一方の壁部5
a〜5cが他方の壁部6a〜6cに並設した状態で当接
係合し、両ハウジング5、6間が嵌合されるようになっ
ている。
【0018】尚両ハウジング5、6はそれぞれ同一形状
をしているので、以下はハウジング5をもとに説明を行
い、ハウジング6については、差異の有る場合のみ説明
する。ハウジング5は図2に示すように、略箱形をした
合成樹脂等の成形材よりなり、両端の孔部には、一端が
図外プリント基板に表面実装されるようになった固定金
属端子8、8が挿通固着されている。
【0019】ハウジング5の両端下面に一体に形成され
ている突起7、7は、前記ハウジング5を図外プリント
基板上に表面実装する時の取り付け位置の位置決めを行
うためのものである。各コンタクト1〜4は、図3で代
表して示したコンタクト1のように、平板状の金属薄材
を打ち抜いて形成し、全体に略棒状をした銅合金等の導
電性金属体よりなり、基部1aに設けたリブ1f、1f
を前記ハウジング5に形成された複数の穴に圧入するこ
とにより、ハウジング5に夫々等間隔に固着している。 ハウジング5底部より外へ突出した基部1aの延長部は
上記固着後にL状に折り曲げられて接続端子部1dとな
る。
【0020】コンタクト1の自由端1bの先方には設け
た接触部1eは金等の電気的接触安定性の良い貴金属が
メッキされて湾曲するように折曲加工により一体形成さ
れている。このコンタクト1の基部1aと接触部1e間
の自由端1bには、傾斜角度が約30°である傾斜段部
1cが金型等により折曲されて設けられている。この傾
斜段部1bがクリック感を得る折曲部を構成するもので
あり、この傾斜段部1bと接触部1eとは、夫々折曲加
工方法により、形成されているため、小形化した場合で
も、従来のつぶし加工に比べて、加工が容易でしかも高
い加工精度を安定して得ることができる。尚図1中コン
タクト2〜4の2a〜2e、3a〜3e及び4a〜4e
の部位はコンタクト1の1a〜1eの部位に相当する。
【0021】ハウジング5、6を嵌合した場合には、前
記ハウジング5に設けられたコンタクト1、2が夫々ハ
ウジング6に設けられた対向するコンタクト4、3に対
して弾接しながら撓み変形し、対向する両者間が安定し
て2点接触される。その場合、図4に代表して示すよう
に、接触部1e、4eは、夫々外側に撓んで広がるよう
になっているので、特に図6の実線曲線B−E間で示さ
れる部分は、挿入力が比較的的徐々に変化するため、ス
ムーズな挿入を行うことができる。図4中tは自由端4
bと傾斜段部1cとの間隙の寸法を示す。
【0022】また、図5に示すように、挿入途中で両接
触部1e、4eが相手の傾斜段部4c、1cに係合し接
触するときには、瞬時的に挿入抵抗が高くなり、図6に
表した実線のうちE点で示された最大変位点となるので
、指等でコネクタを操作した場合、挿入完了を知らせる
クリック感(所謂確実な操作感触)得ることができる。
【0023】両ハウジング5、6を嵌合して行くと、両
コンタクト1と4は、まず図7(A)で示す両接触部1
e、4eが当接した状態より、図7(B)のように前記
両者が弾性接触され、自由端1b、4bが外側に撓んで
ゆき、やがて夫々の接触部1e、4eが互いに相手の接
触部を乗り越えて、夫々相手の自由端1b、4bに接触
するものである。
【0024】ここまでの状態は、図6の特性図の実線A
〜Cまでの変化を示しており、B点において、一度目の
挿入力が高くなって両コンタクト1、4の接触状態が始
まったことを知らせる変位点が設けられている。次に、
更に前記ハウジング5、6を嵌合させて行くと、図7(
D)〜(E)のように、接触部1e、4eが互いに相手
の傾斜段部4c、1cの傾斜面を乗り越えながら、弾性
接触して行く。
【0025】ここまでの状態は、図6の実線D〜Eまで
の変化で示しており、二度目の挿入力が瞬時に高く成る
点、即ち接触圧力をもって安定して接触するものである
。 (実施例2)上記実施例1はコンタクト1〜4をハウジ
ング5、6に対して圧入固着するものであったが、本実
施例はコンタクト21〜24をハウジング25、26に
一体成形により固着した点で実施例1と相違する。
【0026】ハウジング25、26は実施例1と同様に
夫々図12に示すように互いに組合わせたときに一方の
壁部25a〜25cが他方の壁部26a〜26cに並設
した状態で当接係合し、両ハウジング5、6間が嵌合さ
れるようになっている。尚両ハウジング25、26及び
コンタクト21〜24はそれぞれ同一形状をしているの
で、以下は図8に示すハウジング25をもとに説明を行
い、ハウジング26については、差異の有る場合のみ説
明する。
【0027】ハウジング25は実施例1と同様に図9〜
図11に示すように、略箱形をした合成樹脂等の成形材
よりなり、ハウジング25の両端下面に図外プリント基
板上に表面実装する時に位置決めするための突起27を
一体に形成されている。コンタクト21、22は上記実
施例1と同様に平板状の金属薄材を打ち抜いて形成し、
全体に略棒状をした銅合金等の導電性金属体よりなり、
略Z状に折り曲げて形成された基部21a、22aの横
平坦部の一部をハウジング25の壁部25a、25bの
基部に一体成形することにより固着し、接触部21e、
22eを先方に設けた自由端21a、21b側をハウジ
ング25内の空所に夫々配置している。またハウジング
25の外底部両側より外方に延長突出したコンタクト2
1、22の部位を外側方に略直角に折り曲げてプリント
基板の表面実装用接続端子部21d、22dを形成して
いる。
【0028】コンタクト21,22の自由端21b,2
2bの先方に設けた接触部21e22eは実施例1と同
様に金等の電気的接触安定性の良い貴金属がメッキされ
て湾曲するように折曲加工により一体形成されている。 このコンタクト21、22の基部21a、22aと接触
部21e、22e間の自由端21b、22bには、実施
例1と同様な形状の傾斜段部21c、22cをクリック
感を得るための折曲部として折曲形成している。
【0029】ハウジング25内の上記空所の底部にはハ
ウジング25内のコンタクト21、22の接触部21e
、22eがのぞけるように穴28、29を夫々設けてあ
る。この穴28、29は洗浄時の洗浄液がハウジング2
5内に洗浄液が残留しないように洗浄液を抜くためのも
のである。而してハウジング25、26を図12に示す
ように嵌合した場合には、前記ハウジング5に設けられ
たコンタクト21、22が夫々ハウジング26に設けら
れた対向するコンタクト24、23に対して弾接しなが
ら撓み変形し、対向する両者間が安定して2点接触され
る。この場合、実施例1と同様に接触部21e、4e及
び22e、23eは夫々外側に撓んで広がるようになっ
ているので、スムーズな挿入を行うことができる。尚接
触動作及び操作感触を得るメカニズムは実施例1と同様
なメカニズムであるから、本実施例についての説明は省
略する。
【0030】図8中コンタクト25〜26の25a〜2
5e、26a〜26eの部位はコンタクト21の21a
〜22eの部位に相当する。尚上述のように構成した本
実施例ではコンタクト21〜24は基部21a〜24a
をZ状に曲げ形成しているため、ハウジング25、26
同士の嵌合の際の衝撃をコンタクト21〜24が受け止
めても衝撃の影響を軽減できる。またZ状の基部21a
〜24aのハウジング25、26への一体成形により、
ハウジング25、26に対する密着部の長さを長くする
ことができて、そのためコンタクト21〜24の固着を
強固なものとし、その上基部21a〜24aのハウジン
グ25、26に対する一体成形により、ハウジングの補
強効果もあって、ハウジング25、26の強度アップも
図れる。またコンタクト21〜24の強固な固着とハウ
ジング25、26の強度アップにより、図8に示す部位
Xの寸法を小さくすることができて低背のコネクタの実
現が可能となる。
【0031】次にコンタクト21〜24とハウジング2
5、26に対する一体成形について、コンタクト21を
代表させて説明する。まずコンタクト21は接続端子部
21dを折り曲げ形成しない状態で、ハウジング25と
一体成形するのであるが、コンタクト21の接触部21
eを先方に設けた自由端21bをハウジング25内の空
所に収納する形でハウジング25を成形する必要がある
ため、図13に示すように成形金型の下金型30にコン
タクト21の自由端21bを逃がすための逃がし用空間
部30aを形成し、この空間部30aと、壁部25aを
成形するための樹脂を注入する空間部30bとの間の隔
壁30cの端面つまりパーティラインに、Z状に折り曲
げ形成したコンタクト21の基部21aの横平坦部の幅
と略同じ幅の溝30dを図15に示すように形成してい
る。
【0032】而して、一体成形に当たっては、図16に
示すようにコンタクト21の基部21aの横平坦部位を
上記下金型30の溝30dに嵌合するようにして基部2
1aから接触部21eに至る部位を空間部30a内に挿
入し、上金型31を上記下金型30の溝30dに嵌合し
た基部21aの横平坦部位の一部に図14に示すように
接触させた状態で上金型31により上記空間部30aの
開口部を閉塞する。そして下金型30の空間部30bに
導入した基部21aの先端より折り曲げられ、成形され
るハウジング25の壁部25aより外部へ出る部位を上
金型31とスライドコア32の合わせ面より外部へ導出
した状態で、スライドコア32、上金型31、下金型3
0の空間部30bからなるキャビティに樹脂を注入して
成形すれば、上記空間部30aには上、下金型30、3
1及びコンタクト21の基部21aにより密封されてい
るため、樹脂が浸入しない。また離型の際基部21aの
横平坦部で樹脂のバリ切りを行うことができる。尚図1
6は上記溝30d部位の拡大した断面図である。
【0033】上記のようにしてハウジング25と、コン
タクト21、22の一体成形後、接続端子部21d、2
2dを曲げ加工するのであるが、この際ハウジング25
の外底面近くで折り曲げ、接続端子部21d、22dと
ハウジング25の外底部との距離を短くすれば、図17
に示すようにプリント基板40に半田付けした際に、半
田41が接続端子部21dを伝って上部へ逃げようとし
てもハウジング25の外底部により規制されて所謂ウイ
ッキング現象が起きず、確実な半田付けができるのであ
る。
【0034】またコンタクト21、22の接続端子部2
1d、22a間のハウジング25の外底部の長手方向下
方が空きスペースとして利用できるため、プリント基板
40にコネクタを実装した際にハウジング25の外底部
下方のプリント基板40上に高密度な配線が可能となる
(実施例3)ところで、上記の実施例1、2のようなプ
リント基板の表面に実装するコネクタではコネクタの抜
去時とこじりによる外力により、接続端子部の半田付け
部位が破損する恐れがある。
【0035】そこで本実施例では図18に示すようなハ
ウジング25の両端に金属金具42をハウジング25に
同時成形によって一体化して、その金属金具42の上端
に切欠43と、突起44を設け、またこのハウジング2
5に嵌合する別のハウジング26にも同様な金属金具4
5を設け、図19、図20に示すようにハンジング25
、26同士を嵌合した際に、ハウジング26の金属金具
45の切欠46にハウジング25の金属金具40の突起
42を嵌合し、ハウジング25の金属金具42の切欠4
3にハウジング26の金属金具45の突起47を嵌合し
て両ハウジング25、26をロックするようにして、上
記の問題点を解決している。
【0036】この場合金属金具42、45はアース端子
を兼ねており、ハウジング25、26の両側にプリント
基板40への半田付け用端子48、49を夫々分けて設
け、ハウジング25、26の外底部の下方長手にプリン
ト基板40の配線51が図18に示すように通るように
する。尚金属金具42、45のロックは図21に示す実
施例4のように一方に突起52を、他方に孔53を設け
て図22に示すように嵌合するようにしても良い。
【0037】尚実施例3、4でコネクタ結合を外す際に
、ロックを解除する必要があるが、この場合金属金具4
2、45同士のロックであるため、ロック力がコンタク
ト21〜24の接続端子部21a〜24aにストレスを
与えることがない。
【0038】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、コンタクトの固
着された基部と自由端間にクリック感を得るための折曲
部を設けたものであるから、ハウジングの嵌合時、コネ
クタの挿入時に確実な挿入完了感触が得られるとともに
、コンタクトを折曲加工するだけで、折曲部を容易に形
成することができるという効果がある。
【0039】請求項2記載の発明はコンタクトの基部を
ハウジングに対して一体成形により固着したものである
から、コンタクトをハウジングの成形工程で一体に固着
でき、そのためコンタクトとハウジングの組み立てを容
易にし、しかもコンタクトとハウジングとの固着部位の
気密性が高いため、ハウジングとコンタクトの固着部位
よりハウジング内へのフラックスの浸入を防止すること
ができるという効果がある。
【0040】請求項3記載のコネクタは、ハウジングの
底部にハウジング内のコンタクトの接触部がのぞく穴を
設けたものであるから、洗浄時にハンジング内に入った
洗浄液を穴より容易に抜くことができるという効果があ
る。請求項4記載の発明は、ハウジング成形用の上、下
金型のパーティングラインにコンタクトの幅の溝を形成
するとともに基部から自由端先方の接触部に至るコンタ
クトの部位の逃がし用空間部を一方の金型に設け、コン
タクトの基部を上記溝に嵌めた状態で基部から自由端先
方の接触部に至るコンタクトの部位を逃がし用空間部に
収め、上、下金型とコンタクトの基部とで逃がし用空間
部を封止し、この封止した状態でハウジングとコンタク
トとを一体成形するから、コンタクトの自由端をハウジ
ング内に収める空所への樹脂の浸入を防止した形でコン
タクトとハウジングの一体成形を実現することができる
という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1のハウジングの嵌合状態を示
す断面図である。
【図2】本発明の実施例1を示す一部断面の側面図であ
る。
【図3】本発明の実施例1の同上のコンタクトの要部拡
大斜視図である。
【図4】本発明の実施例1の挿入状態を示す要部断面図
である。
【図5】本発明の実施例1のクリック感を得れる状態を
示す要部断面図である。
【図6】本発明の実施例1の挿入力とストロークの関係
を示す曲線図である。
【図7】本発明の実施例1の動作状態を示す説明図であ
る。
【図8】本発明の実施例2のハウジングの断面図である
【図9】本発明の実施例2を示す上面図である。
【図10】本発明の実施例2のハウジングの一部断面の
側面図である。
【図11】本発明の実施例2のハウジングの下面図であ
る。
【図12】本発明の実施例2のハウジングの嵌合状態を
示す断面図である。
【図13】本発明の実施例2の製造方法にかかる金型の
要部断面図である。
【図14】本発明の実施例2の製造方法にかかる金型の
要部拡大断面図である。
【図15】図14のA−A断面図である。
【図16】本発明の実施例2の製造方法にかかる説明図
である。
【図17】本発明の実施例2の半田付けの説明図である
【図18】本発明の実施例3の斜視図である。
【図19】本発明の実施例3のハウジングの嵌合状態を
示す側面図である。
【図20】本発明の実施例3のハウジングの嵌合状態を
示す正面図である。
【図21】本発明の実施例4の一部省略した分解斜視図
である。
【図22】本発明の実施例4の要部断面図である。
【図23】従来例を示す分解断面図である。
【図24】従来例のコンタクトの説明図である。
【符号の説明】
1    コンタクト 1a  基部 1b  自由端 1c  傾斜段部 1e  接触部 2    コンタクト 2a  基部 2b  自由端 2c  傾斜段部 2e  接触部 5    ハウジング

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】嵌合することにより互いに一体的に結合さ
    れる一対の箱状のハウジングと、基部がハウジングにそ
    れぞれ固着され、該ハウジングの嵌合に伴い、対向する
    自由端が互いに弾接し、撓み変形するコンタクトとより
    なり、上記自由端の先方に互いに他方のコンタクトに接
    触する接触部を設けたコネクタにおいて、コンタクトの
    固着された基部と自由端間にクリック感を得るための折
    曲部を設けて成ることを特徴とするコネクタ。
  2. 【請求項2】嵌合することにより互いに一体的に結合さ
    れる一対の箱状のハウジングと、基部がハウジングにそ
    れぞれ固着され、該ハウジングの嵌合に伴い、対向する
    自由端が互いに弾接し、撓み変形するコンタクトとより
    なり、上記自由端の先方に互いに他方のコンタクトに接
    触する接触部を設けたコネクタにおいて、コンタクトの
    基部をハウジングに対して一体成形により固着するとと
    もに、コンタクトの基部と自由端間にクリック感を得る
    ための折曲部を形成したことを特徴とするコネクタ。
  3. 【請求項3】ハウジングの底部にハウジング内のコンタ
    クトの接触部がのぞく穴を設けたことを特徴とする請求
    項1又は2記載のコネクタ。
  4. 【請求項4】ハウジング成形用の上、下金型のパーティ
    ングラインにコンタクトの幅の溝を形成するとともに基
    部から自由端先方の接触部に至るコンタクトの部位の逃
    がし用空間部を一方の金型に設け、コンタクトの基部を
    上記溝に嵌めた状態で基部から自由端先方の接触部に至
    るコンタクトの部位を逃がし用空間部に収め、上、下金
    型とコンタクトの基部とで逃がし用空間部を封止し、こ
    の封止した状態でハウジングとコンタクトとを一体成形
    することを特徴とするコネクタの製造方法。
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