JPH04268869A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JPH04268869A
JPH04268869A JP3028902A JP2890291A JPH04268869A JP H04268869 A JPH04268869 A JP H04268869A JP 3028902 A JP3028902 A JP 3028902A JP 2890291 A JP2890291 A JP 2890291A JP H04268869 A JPH04268869 A JP H04268869A
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JP3028902A
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Kouichi Kamon
賀 門  宏 一
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、デジタル複写機,ファ
クシミリ等のように原稿画像情報をCCDなどのイメー
ジセンサを用いて所定の画素密度で読み取り、電気信号
に変換し、最終的にプリンタ等の記録装置で原稿画像情
報を再生記録する画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、デジタル複写機等の画像処理装置
では、高解像の画像再生を行うために文字や線図の明瞭
度を調整する際に画像処理部において2値化のしきい値
を変えたり、γ変換特性を変更することにより画像濃度
の制御を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、写真等と異な
り中間調を有しない文字や線図では、画像濃度を可変に
することで画調を変えることはできず効果的ではない。
【0004】一方、実際には、文字等のかすれが多い淡
い原稿や文字等が太すぎて潰が多く見にくい原稿等があ
り文字,線図等の画像処理においても画調を調整したい
要求はある。
【0005】本発明は、文字,線図等の画像において文
字等の明瞭度を向上することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、原稿を主走査
方向および副走査方向に走査して読み取り画素毎の画像
データを出力する画像読取手段(30);画像読取手段
(30)が出力する画像データを受け取り画像処理を施
す画像処理手段(50);および、画像処理手段(50
)が出力する画像データが表す画像を記録媒体上に記録
する画像記録手段(40);を備える画像処理装置にお
いて、画像読取手段(30)が出力する画像データに基
づいて3×3画素マトリクスを形成し、各画素の白黒を
判別する判別手段(T0〜T8,LD1,LD2);3
×3画素マトリクスの中央画素が白画素で、他の8画素
のうち少なくとも1画素が黒画素の場合に、中央画素を
黒画素に変更する太線化処理手段(122A);および
、3×3画素マトリクスの中央画素が黒画素で、中央画
素の上下左右の4画素のうち少なくとも1画素が白画素
の場合に、中央画素を白画素に変更する細線化処理手段
(122B);を備える。
【0007】本発明の好ましい実施例は、細線化処理手
段(122B)は、3×3画素マトリクスの中央画素が
黒画素で、他の8画素が全て白画素の場合に、中央画素
を黒画素として残置する孤立点残置手段(122C,O
R2);および3×3画素マトリクスの中央画素が黒画
素で、他の8画素のうち1画素だけが黒画素の場合に、
中央画素を黒画素として残置する端点残置手段(122
D,OR3);を備え、更に太線化処理および細線化処
理をオペレータが指示する入力手段(71);を備える
【0008】また、入力手段(71)を既存の濃度設定
キーと併用してもよい。
【0009】なお、カッコ内の記号は、図面に示し後述
する実施例の対応要素又は対応事項を示す。
【0010】
【作用】これによれば、画像読取手段(30)が出力す
る画像データから形成される3×3画素マトリクスの各
画素の白黒に基づいて、太線化処理手段(122A)は
、3×3画素マトリクスの中央画素が白画素で、他の8
画素のうち少なくとも1画素が黒画素の場合に、中央画
素を黒画素に変更するので、文字や線字が太線化する。 また、細線化処理手段(122B)は、3×3画素マト
リクスの中央画素が黒画素で、中央画素に隣接する上下
左右の4画素のうち少なくとも1画素が白画素の場合に
、中央画素を白画素に変更するので、文字や線図が細線
化する。
【0011】従って、中間調をほとんど有していない文
字や線図等の画調を変えて良好な再生画像とすることが
できる。
【0012】また、本発明の好ましい実施例によれば、
細線化処理手段(122B)は孤立点残置手段(122
C,OR2)および端点残置手段(122D,OR3)
を有し、孤立点残置手段(122C,OR2)は、3×
3画素マトリクスの中央画素が黒画素で、他の8画素が
全て白画素の場合に、中央画素を孤立点と判断し中央画
素を黒画素として残置し、端点残置手段(122D,O
R3)は、3×3画素マトリクスの中央画素が黒画素で
、他の8画素のうち1画素だけが黒画素の場合に、中央
画素を端点と判断し中央画素を黒画素として残置するの
で、文字や線図等の孤立点および端点は細線化されず識
別性を失なうこともない。
【0013】更に入力手段(71)によりオペレータが
太線化処理および細線化処理の実施を指示するので、例
えば太線化処理手段(122A)および細線化処理手段
(122B)を組み合わせることにより文字や線図等に
対し所望の画調を得られる。
【0014】また、入力手段(71)を既存の濃度設定
キーと併用することにより、例えば選択的に文字モード
では入力手段(71)を使用し、写真モードでは濃度設
定キーを使用することができる。
【0015】本発明の他の目的および特徴は、図面を参
照した以下の実施例の説明より明らかになろう。
【0016】
【実施例】第1実施例 本願の発明の第1実施例のデジタル複写機の本体機構部
の構成概要を図1に、電操部の構成概要を図2に示す。 機構部は、主に原稿1の画像を読み取る画像読取部30
と、記録紙に画像を記録する画像記録部40に分けられ
る。画像読取部30と画像記録部40は、一体構造の場
合が多いが、ときに分離され、電気的にのみ接続される
こともある。
【0017】原稿1は、プラテン(コンタクトガラス)
2の上に置かれ、露光ランプ3により照明される。原稿
1の反射光は第1ミラ−4a,第2ミラ−4b,第3ミ
ラ−4c,レンズアレイLENを経て、ラインイメ−ジ
センサであるCCD5に入射する。露光ランプ3と第1
ミラ−4a,第2ミラ−4bと第3ミラ−4cはそれぞ
れキャリッジCar1,Car2(Car2の移動速度
はCar1の移動速度の1/2)に搭載されており、原
稿1の読み取り時にはキャリッジ駆動モ−タ23により
図1において右から左(副走査方向)へ駆動され、プラ
テン2に置かれた原稿1の全面を走査する。なお、主走
査方向の読み取りはCCD5の固体走査によって行われ
る。CCD5は、多くのCCD素子が1列に並んでいて
外部から与えられたクロックに従って各素子から電荷が
シリアルに出力される。
【0018】本実施例では、読み取り密度は主,副走査
とも16画素/mmに設定され、A3判(297mm×
420mm)の原稿まで読み取り可能になっている。
【0019】ここで図2を参照すると、原稿1の反射光
はCCD5により電気信号に変換され、画像読取部30
および画像処理部50で必要な処理を施され、画像記録
部40のLD(レ−ザダイオ−ド)ドライブ回路130
に入力される。
【0020】LDドライブ回路130は、LD(レ−ザ
ダイオ−ド)131を付勢し、LD131からは変調さ
れたレ−ザ光が出射される。
【0021】再度、図1を参照する。LD131から出
射されたレ−ザ光は電気モータによって高速で定回転す
るポリゴンミラ−(回転多面鏡)6で反射されfθレン
ズ7,ミラ−8を経て、回転している感光体ドラム9に
結像照射される。
【0022】ポリゴンミラ−6は、ポリゴンモ−タ10
の回転軸に固着されており、ポリゴンモ−タ10は一定
速度で回転しポリゴンミラ−6を回転駆動する。ポリゴ
ンミラ−6の回転により、レ−ザ光は感光体ドラム9の
回転方向(時計方向)と垂直方向、すなわちドラム軸に
沿う方向にラスタ−走査される。なお、感光体ドラム9
の一端近傍でレーザ光が照射される位置に、主走査同期
信号(MSYNC)を発生するビームセンサ(図示せず
)が配置されている。
【0023】感光体ドラム9は、電気的に接地された導
電性基盤上に光導電層を設けたものであり、感光体ドラ
ム9の表面は、図示しない負電圧の高圧発生装置に接続
された帯電チャ−ジャ11により一様に帯電させられた
後、画像記録部40から照射されるレ−ザ光のオン/オ
フに応じて、そのオン/オフパタ−ンに対応する電位分
布が形成される(照射部分の電位は下がる)。また、レ
−ザ光は書き込むべき画像の走査位置の画素の黒/白に
対応してオン/オフ制御され、なおかつPWMで階調レ
ベルによってレーザダイオードの点灯パルス幅を変え、
照射面積を制御する。レーザ光の照射あるいは照射面積
によって感光体ドラム9の表面に原稿1の階調レベルに
応じた電位分布、すなわち静電潜像が形成され、この静
電潜像を現像ユニット12により現像すると、感光体ド
ラム9の表面にトナ−像が形成される。
【0024】一方、カセット16に収納された記録紙1
7は、給紙コロ18の給紙動作により繰り出され、レジ
ストロ−ラ20により所定のタイミングで感光体ドラム
9方向に送られる。カセット16には、記録紙17のサ
イズを検知するセンサ(図示しない)が備わっている。 記録紙17が感光体ドラム9の下部を通過する間、転写
チャ−ジャ13の作用によりトナ−像が記録紙17に転
写され、分離チャ−ジャ14および分離爪の作用により
記録紙17が感光体ドラム9より剥離される。剥離され
た記録紙17は、定着ユニット21に送られ、そこで転
写されていたトナ−が記録紙17に固着され、トナ−が
固着された記録紙17はトレイ22に排出される。
【0025】また、転写後も感光体表面に残留したトナ
−は、クリ−ニングユニット15に備わったブラシ15
aおよびブレ−ド15bによって除去され、更に除電ラ
ンプQLで感光体表面が全面露光され、次回の複写プロ
セスに備えられる。
【0026】再度図2を参照する。電装部は、主に原稿
1を読み取って画像データ信号を出力する画像読取部3
0,画像データ信号を加工する画像処理部50,画像デ
ータ信号に基づいて記録を行う画像記録部40,各種処
理モードの入力および表示等を行ための操作表示部10
5およびこれらのユニット等を制御する制御部104等
により構成されている。
【0027】画像読取部30において、センサドライバ
108により駆動されるCCD5により16画素/mm
のサンプリング密度で読み取られた画像信号は、増幅器
109である決められた電圧振幅に増幅され、A/D変
換回路110により1画素あたり数階調(本実施例では
256階調)のデジタルデータに変換され、シェーディ
ング補正回路111に入力される。シェーディング補正
回路111は、露光ランプ3の照度むら、CCD5内部
の受光素子の感度むらおよび暗電流に対する補正等を施
す回路である。また、画像読取部30は、キャリッジ駆
動モータ23およびモータの回転制御を行うモータ制御
回路112を有する。
【0028】シェーディング補正回路111から出力さ
れた画像データ信号は、画像処理部50の空間フィルタ
回路120に入力される。空間フィルタ回路120では
、文字や線字の解像力をあげるMTF補正,写真等のノ
イズを除去する平滑化処理等を行う。
【0029】空間フィルタ回路120から出力された画
像データ信号は、出力変調回路121に入力され、ここ
でプリンタのγ特性を考慮したγ補正,プリンタの階調
再現性を考慮した中間調表現処理および画像記録部40
で作る書き込み信号(実施例ではPWM)に対応するコ
ードデータ(実施例ではPWMのパルス幅と位相を表す
コード)に変換し、これを出力回路123から画像記録
部40へ出力する。なお、加工編集回路122はコード
データに種々の加工処理や編集処理を施して出力させる
回路であり、後述する太線化処理および細線化処理は加
工編集回路122にて構成される。
【0030】画像記録部40において、LDドライブ回
路130は、温度等によるレーザ光の出力変動を補正し
ながら、画像データ信号に応じてLD131を付勢し、
変調されたレーザ光をLD131に出射させる。
【0031】制御部104は、CPU140,ROM1
41,RAM142およびI/Oポート143等を備え
るマイクロコンピュータであって、この複写機全体の制
御を行う。
【0032】図3に、この複写機に備わる操作表示部1
05の外観を示す。コピー枚数セットのためのテン(1
0)キー61,同じくクリアキー62,コピースタート
用のスタートキー63,各種モードをイニシャルにする
モードクリアキー64,特殊モードで数値入力に認識の
ために押下するエンターキー65,割り込みモードの設
定,解除を行うための割り込みキー66その他各種モー
ド(用紙選択,変倍,画像濃度等)を選択するモード選
択キー群67を有している。表示部68は液晶(LCD
)で構成され、コピー枚数等のモードの状態を表示する
固定パターン(表示)部69と文字表示が可能なキャラ
クタ(ドット)表示部70とを有している。また、特有
の機能として、文字モードの際に後述する画像の太線化
および細線化を行う機能を有するのでオペレータの所望
の太さ(実施例では5段階可変)に設定する線幅選択キ
ー71およびLEDからなる線幅表示部72を備える。 なお、図中の線幅表示部72はセレクト2が線幅選択キ
ー71により選択されたことを示す。
【0033】画像濃度を可変にするときは、画像濃度を
設定するキー操作に応じて、原稿1を照射するランプ3
の光量を制御したり感光体電位と現像器電位とを制御し
てトナー付着量を変化させて行う。特に、デジタル複写
機は画像濃度データを数値信号として持っているので画
像濃度制御を画像処理部50で2値化する際のしきい値
レベルを変えたり、γ変換の際の変調関数を変えたりし
て行う。また、デジタル複写機における画像再生は、文
字や線字等を高解像に再生する文字モードと中間調の多
い写真等を階調性を重視して再生する写真モードを備え
ているが、画像濃度の変更は、写真モードでは有効であ
るが文字モードではしきい値レベルを変えてもγ変換を
変えてもあまり画像の様子が変わらないので、本実施例
のデジタル複写機は、文字モードにおいて画像の太線化
および細線化を行う特有の機能を備えている。また、画
像再生は、写真モード時はPWMによる多値書き込みを
行うが、文字モード時は2値書き込みを行う。
【0034】図4に太線化処理回路122A,図5に細
線化処理回路122Bをそれぞれ示し、太線化および細
線化の方法について説明する。
【0035】まず、太線化処理について述べる。図6に
示すような3×3のマトリクスを考える。ここで、X0
を注目画素として、X0が白画素(画素なし)であれば
X1〜X8までの近傍画素を見て1つでも黒画素(画素
あり)があればX0を白画素から黒画素とする。X0が
もともと黒画素であれば、そのまま黒画素とする。
【0036】つまり、図4において入力される2値化デ
ータ(黒画素は“1”,白画素は“0”)に基づいて、
白黒判別回路(Tフリップフロップ)T0〜T8が黒画
素“1”か白画素“0”かを判別してその結果をOR1
ゲート(論理和回路)に入力する。ここで、ラインディ
レイLD1,LD2と白黒判別回路T0〜T8は図6に
示すマトリクスに対応する2次元のマトリクスを構成し
ている。白黒判別回路T2はT1に対して1画素に対応
する1クロック分ディレイを構成し、T3はT2に対し
て1画素に対応する1クロック分ディレイを構成(T3
はT1に対して2画素に対応する2クロック分ディレイ
を構成)している。同様に、白黒判別回路T0はT4に
対して1クロック分ディレイを構成し、T5はT0に対
して1クロック分ディレイを構成(T5はT4に対して
2画素に対応する2クロック分ディレイを構成)し、白
黒判別回路T7はT6に対して1クロック分ディレイを
構成し、T8はT7に対して1クロック分ディレイを構
成(T8はT6に対して2画素に対応する2クロック分
ディレイを構成)している。また、ラインディレイLD
1は入力される2値化データに対して1画素に対応する
1クロック分ディレイを構成し、ラインディレイLD2
はLD1に対して1画素に対応する1クロック分ディレ
イを構成(LD2は2値化データに対して2画素に対応
する2クロック分ディレイを構成)している。これによ
り、白黒判別回路T0は図6に示す注目画素X0に対し
て白黒判別が可能となり、同様に白黒判別回路T1〜T
8はX1〜X8までの近傍画素に対してそれぞれ白黒判
別が可能となる。
【0037】白黒判別回路T0〜T8により判別された
結果はOR1ゲートに入力し、OR1ゲートからの出力
は、図6の注目画素X0が変更された後の画像データと
するため、もとのX0が黒画素“1”であれば、周囲画
素X1〜X8にかかわらずX0の変更後の画像データは
黒画素“1”であり、もとのX0が白画素“0”であれ
ば、周囲画素X1〜X8のうち1画素でも黒画素“1”
が存在すれば、X0の変更後の画像データは黒画素“1
”となり、もとのX0が白画素“0”で周囲画素X1〜
X8も白画素“0”であればX0の変更後の画像データ
は、白画素“0”となる。
【0038】例えば、もとの画素が図7(a)に示す場
合であると(X0=X1=X2=X3=X4=X5=白
画素“0”,X6=X7=X8=黒画素“1”)、X0
の変更後の画像データは黒画素“1”となるため図7(
b)に示すようになる(X1=X2=X3=X4=X5
=白画素“0”,X0=X6=X7=X8=黒画素“1
”)。また、X4を注目画素と考え同様な処理を施すと
図7(a)は、図7(c)に示すようになり(X0=X
1=X2=X3=X5=白画素“0”,X4=X6=X
7=X8=黒画素“1”)、X5を注目画素と考え同様
な処理を施すと図7(a)は、図7(d)に示すように
なる(X0=X1=X2=X3=X4=白画素“0”,
X5=X6=X7=X8=黒画素“1”)。これによっ
て、図7(a)は図7(e)に示すように周囲1画素分
の太線化が実現できる。なお、この結果をもう1度別の
マトリクスを使って同様の処理をすると図7(f)に示
すように図7(a)に対して周囲2画素分の太線化が実
現できる。このようにして、必要な太らせる画素数だけ
図4に示すような回路をつなげることにより所望の太線
が得られる。
【0039】次に、細線化処理について述べる。細線化
の場合、端点および孤立点の処理をどうするか、すなわ
ち端点,孤立点とも削ってしまうか、あるいは端点,孤
立点とも削らず画像の特徴を残すかという問題がある。
【0040】端点も孤立点もかまわずに削る場合は、境
界画素を検知しそれを削除していく。境界画素の検知は
、図6に示した3×3のマトリクスで、X0を注目画素
として、X0が黒画素でX0の上下左右の隣接画素X2
,X4,X5,X7のうち少なくとも1つの画素が白画
素であれば、X0は境界画素であり、このときX0を黒
画素から白画素とする。
【0041】これは、図5に示す細線化処理回路122
Bにおいて実現しうる。なお、図4と同一部分には同一
符号を記しその説明は省略する。これにより図6に示す
注目画素のX0とX0の上下左右の隣接画素X2,X4
,X5,X7に対応する白黒判別を白黒判別回路T0,
T2,T4,T5,T7が行い、判別された結果はAN
D1ゲート(論理積回路)に入力し、AND1ゲートか
らの出力は、図6の注目画素X0が変更された後の画像
データとするため、X0が黒画素でX0の上下左右の隣
接画素X2,X4,X5,X7のうち少なくとも1つの
画素が白画素であれば、X0を白画素とする。
【0042】例えば、もとの画素が図8(a)に示す場
合であると(X1=X2=X3=白画素“0”,X0=
X4=X5=X6=X7=X8=黒画素“1”)、X0
の変更後の画像データは白画素となるため図8(b)に
示すようになる(X0=X1=X2=X3=白画素“0
”,X4=X5=X6=X7=X8=黒画素“1”)。 また、X4を注目画素と考え同様な処理を施すと図8(
a)は、図8(c)に示すようになり(X4=X1=X
2=X3=白画素“0”,X0=X5=X6=X7=X
8=黒画素“1”)、X5を注目画素と考え同様な処理
を施すと図8(a)は、図8(d)に示すようになる(
X5=X1=X2=X3=白画素“0”,X0=X4=
X6=X7=X8=黒画素“1”)。これによって、図
7(a)は図7(e)に示すように周囲1画素分の細線
化が実現できる。なお、この結果をもう1度別のマトリ
クスを使って同様の処理をすると周囲2画素分の細線化
が実現できる。このようにして、必要な細くする画素数
だけ図5に示すような回路をつなげることにより所望の
細線が得られる。
【0043】端点および孤立点を残す場合は、図6に示
した3×3のマトリクスで、X0を注目画素として、X
0が黒画素で近傍画素X1〜X8がすべて白画素のとき
X0は孤立点であると検知し、X0が黒画素で近傍画素
X1〜X8のうち1画素だけが黒画素であるときX0は
端点であると検知できるので、端点,孤立点を残す場合
はこのような検知処理を行って黒画素の削除の対象から
除外する。
【0044】図9に孤立点を残す場合の細線化処理回路
を示す。これは、図5に示す細線化処理回路122Bと
孤立点を検出する孤立点検出回路122CおよびOR2
ゲートから構成されている。孤立点検出回路122Cは
、白黒判別回路T1〜T8からの反転出力と白黒判別回
路T0からの出力をAND2ゲートに入力し、AND2
ゲートからの出力を図6の注目画素X0が変更された後
の画像データとする。このAND2ゲートの出力と細線
化処理回路122B(図5)の出力をOR2ゲート(論
理和回路)に入力させるので、X0が孤立点であれば、
黒画素として残置されそれ以外については細線化される
【0045】図10に端点を残す場合の細線化処理回路
を示す。これは、図5に示す細線化処理回路122Bと
端点を検出する端点検出回路122DおよびOR3ゲー
トから構成されている。端点検出回路122Dは、白黒
判別回路T1〜T8からの出力を2組毎に第1段階のE
X−ORゲート(排他的論理和回路)に入力し、これら
の出力を第2段階のEX−ORゲートに入力し、これら
の出力を第3段階のEX−ORゲートに入力し、第3段
階のEX−ORゲートからの出力と白黒判別回路T0か
らの出力をAND3ゲートに入力して、AND3ゲート
からの出力を図6の注目画素X0が変更された後の画像
データとする。このAND3ゲートの出力と細線化処理
回路122B(図5)の出力をOR3ゲート(論理和回
路)に入力させるので、X0が端点であれば、黒画素と
して残置されそれ以外については細線化される。
【0046】なお、孤立点および端点を残す場合は、図
9に示す細線化処理回路に、図10に示す端点検出回路
122DおよびOR3ゲートを接続してOR2ゲートの
出力とOR3ゲートの出力の論理和をとるように論理和
回路を構成することにより、X0が孤立点又は端点であ
れば、黒画素として残置されそれ以外については細線化
される。
【0047】本実施例では、2値化画像データを使い、
図2に示した出力変調回路121で2値化したデータが
加工編集処理回路122に入力される。
【0048】図11に加工編集処理回路122の構成概
要を示す。これは、2つの太線化処理回路122A(図
4),2つの細線化処理回路122B(図5),セレク
タSEL等から構成され、1画素および2画素の太線化
,細線化と未処理データで5段階の太さ設定を可能とし
たものである。5段階の選択は線幅選択キー71(図3
)によりオペレータにより選択され、線幅表示部72(
図3)が選択対応の表示を行う。
【0049】なお、図11に示す回路例では、前述した
孤立点,端点も考慮せず消去するようにしてないほか、
線がすべて消すてしまうことに対する対策や、連結性を
考慮した細線化は行っていない。これらは、この細線化
というモードの考え方であり最後の1ラインを残す処理
や連結性の失われるような禁止する処理を行うことは、
容易に考えられることである。
【0050】また、太線化処理回路122A,細線化処
理回路122Bに2値化画像を使ったため1画素単位の
太線化,細線化処理になったが、PWMによる1dot
多値書き込みと組み合わせることにより1画素未満の単
位で太線化,細線化処理を行うこともできる。
【0051】また、図3に示すように線幅選択キー71
および線幅表示部72を新たに設けたが、従来からある
濃度キーを使用して文字モードでは、図3に示す「こく
」を「太く」,「うすく」を「細く」に置き換えて設定
し、写真モードでは置き換えを行わないようにしてもよ
い。
【0052】第2実施例第2実施例は、画像シフトによ
って太線化処理および細線化処理を行うデジタル複写機
を示す。機構部および電操部の構成概要は、図1および
図2と同様である。
【0053】これは、図12に示すように元データD0
0をフリップフロップやメモリ等を使って主走査方向又
は副走査方向に複数画素分遅延(D44:主走査方向に
4画素分遅延,副走査方向に4画素分遅延、D26:主
走査方向に2画素分遅延,副走査方向に6画素分遅延)
させ、それらのデータを組み合わせて(論理演算して)
元データD00に対して太線化処理又は細線化処理を施
すものである。なお、これらの処理は第1実施例と同様
に加工編集回路122(図2)にて行われる。
【0054】図13に遅延回路200の構成を示す。こ
の回路は複数個のTフリップフロップと複数個のライン
ディレイ等から構成され、2値化させた元データをTフ
リップフロップが主走査方向に複数画素分遅延し、ライ
ンディレイが副走査方向に複数ライン(画素)分遅延す
る。そして、元データD00と遅延化された各データ(
D01〜Dmn)に基づいて太線化処理又は細線化処理
を実行する。
【0055】図14に太線化処理回路201Aの構成を
示す。図13に示す遅延回路200にてDmnを主走査
方向にm画素,副走査方向にn画素遅延した画素とする
と太線化画像Fmnは、 となる。すなわち、元データD00と各遅延データ(D
01〜Dmn)との論理和をとることにより太線化を行
う。
【0056】図15に細線化処理回路201Bの構成を
示す。図13に示す遅延回路200にてDmnを主走査
方向にm画素,副走査方向にn画素遅延した画素とする
と細線化画像Gmnは、 Gmn=D00・Dmn となる。すなわち、元データD00と所定の遅延データ
(Dmn)との論理積をとることにより細線化を行う。
【0057】なお、m,nの値を変えることによって太
線化,細線化のレベルを可変とすることができる。
【0058】次に、図16および図17に太線化処理の
一例(太線化画像F22)を,図18に細線化処理の一
例(細線化画像G22)をそれぞれ示す。
【0059】太線化画像F22は、F22=(D00+
D01+D02)+(D10+D11+D12)+(D
20+D21+D22)となる。図16(a)に、(D
00+D01+D02)の様子を,図16(b)に、(
D10+D11+D12)の様子を,図16(c)に、
(D20+D21+D22)の様子をそれぞれ示す。よ
って、元データD00と各遅延データ(D01,D02
,D10,D11,D12,D20,D21,D22)
との論理和をとることにより元データD00は、図17
に示すような太線化画像F22に変更することができる
【0060】細線化画像G22は、 G22=D00・D22 となるので、元データD00と遅延データ(D22)と
の論理積をとることにより元データD00は、図18に
示すような細線化画像G22(斜線部)に変更すること
ができる。
【0061】なお、m,nの値を変えることによって太
線化,細線化のレベルは変化するので、第1実施例と同
様にセレクタ(図11)を使用し線幅をオペレータ(図
3に示す線幅選択キー71)により5段階に設定しうる
。また、第1実施例と同様に線幅選択キー71および線
幅表示部72を、既存の濃度設定キーおよび表示部で併
用してもよい。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、太
線化処理手段(122A)および細線化処理手段(12
2B)により、文字や線字が太線化および細線化するの
で、中間調をほとんど有していない文字や線図等の画調
を変えて文字等の明瞭度を向上させることができる。
【0063】また、本発明の好ましい実施例によれば、
孤立点残置手段(122C,OR2)および端点残置手
段(122D,OR3)により、文字や線図の孤立点お
よび端点は細線化されず識別性を失なうこともない。
【0064】更に入力手段(71)によりオペレータ太
線化処理および細線化処理の実施を指示するので、例え
ば太線化処理手段(122A)および細線化処理手段(
122B)を組み合わせることにより文字や線図等に対
し所望の画調を得られる。
【0065】また、入力手段(71)を既存の濃度設定
キーと併用することにより、例えば選択的に文字モード
では入力手段(71)を使用し、写真モードでは濃度設
定キーを使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】  本発明の第1実施例のデジタル複写機の機
構部の概要を示す横断面図である。
【図2】  該実施例の電気制御部の構成概要を示すブ
ロック図である。
【図3】  図2に示す操作表示部105の外観図であ
る。
【図4】  太線化処理回路122Aの構成概要を示す
ブロック図である。
【図5】  細線化処理回路122Bの構成概要を示す
ブロック図である。
【図6】  3×3画素マトリクスの一例を示す平面図
である。
【図7】  図4に示す太線化処理回路122Aの処理
内容の一例を示す平面図である。
【図8】  図5に示す細線化処理回路122Bの処理
内容の一例を示す平面図である。
【図9】  孤立点を残置する細線化処理回路の構成概
要を示すブロック図である。
【図10】  端点を残置する細線化処理回路の構成概
要を示すブロック図である。
【図11】  図2に示す加工編集回路122の構成概
要を示すブロック図である。
【図12】  本発明の第2実施例の、元データD00
に対する遅延の様子を示す平面図である。
【図13】  遅延回路200の構成概要を示すブロッ
ク図である。
【図14】  本発明の第2実施例の、太線化処理回路
201Aの構成概要を示すブロック図である。
【図15】  本発明の第2実施例の、細線化処理回路
201Bの構成概要を示すブロック図である。
【図16】  図14に示す太線化処理回路201Aの
処理過程の一例を示す平面図である。
【図17】  図14に示す太線化処理回路201Aの
処理結果の一例を示す平面図である。
【図18】  図15に示す細線化処理回路201Bの
処理内容の一例を示す平面図である。
【符号の説明】
1:原稿              2:コンタクト
ガラス        3:照明灯 Car1:キャリッジ  4a〜4c:ミラ−    
      5:CCD 6:ポリゴンミラ−    7:fθレンズ     
         8:ミラ− 9:感光体            10:モ−タ  
              11:メインチャ−ジャ 12:現像器          13:転写チャ−ジ
ャ        14:分離チャ−ジャ 15:クリ−ニングユニット            
            16:記録紙カセット 17:記録紙          18:給紙コロ  
            19:給紙コロ 20:レジストロ−ラ  21:定着ユニット    
      22:排紙トレイ 23:キャリッジ駆動モ−タ            
            24:原稿押え 30:画像読取部(画像読取手段)      31:
LDユニット 40:画像記録部(画像記録手段)      50:
画像処理部(画像処理手段) 71:線幅選択キー(入力手段)        72
:線幅表示部 105:操作表示部 120:空間フィルタ回路             
 121:出力変調回路 122:加工編集回路 122A:太線化処理回路(太線化処理手段)122B
:細線化処理回路(細線化処理手段)122C:孤立点
検出回路(孤立点残置手段)122D:端点検出回路(
端点残置手段)123:出力回路 130:LDドライブ               
   131:LD200:遅延回路 201A:太線化処理回路 201B:細線化処理回路 LD1,LD2:ラインディレイ(判別手段)T0〜T
8:Tフリップフロップ(判別手段)SEL:セレクタ OR2:ORゲート(孤立点残置手段)  OR3:O
Rゲート(端点残置手段)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原稿を主走査方向および副走査方向に走査
    して読み取り画素毎の画像データを出力する画像読取手
    段;該画像読取手段が出力する画像データを受け取り画
    像処理を施す画像処理手段;および、該画像処理手段が
    出力する画像データが表す画像を記録媒体上に記録する
    画像記録手段;を備える画像処理装置において、前記画
    像読取手段が出力する画像データに基づいて3×3画素
    マトリクスを形成し、各画素の白黒を判別する判別手段
    ;前記3×3画素マトリクスの中央画素が白画素で、他
    の8画素のうち少なくとも1画素が黒画素の場合に、中
    央画素を黒画素に変更する太線化処理手段;および、前
    記3×3画素マトリクスの中央画素が黒画素で、中央画
    素の上下左右の4画素のうち少なくとも1画素が白画素
    の場合に、中央画素を白画素に変更する細線化処理手段
    ;を備える画像処理装置。
  2. 【請求項2】前記細線化処理手段は、前記3×3画素マ
    トリクスの中央画素が黒画素で、他の8画素が全て白画
    素の場合に、中央画素を黒画素として残置する孤立点残
    置手段;および3×3画素マトリクスの中央画素が黒画
    素で、他の8画素のうち1画素だけが黒画素の場合に、
    中央画素を黒画素として残置する端点残置手段;を備え
    る前記請求項1記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】前記太線化処理および前記細線化処理をオ
    ペレータが指示する入力手段;を備える前記請求項1記
    載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】前記入力手段を既存の濃度設定キーと併用
    する前記請求項3記載の画像処理装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008210387A (ja) * 2007-02-26 2008-09-11 Fujitsu Ltd 文書画像の2値化性能を改善するノイズ除去装置及びノイズ除去プログラム

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