JP2680341B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2680341B2
JP2680341B2 JP63083056A JP8305688A JP2680341B2 JP 2680341 B2 JP2680341 B2 JP 2680341B2 JP 63083056 A JP63083056 A JP 63083056A JP 8305688 A JP8305688 A JP 8305688A JP 2680341 B2 JP2680341 B2 JP 2680341B2
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【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は画像形成装置に係り、より詳細には、原画像
を2次元的に画素単位に分解走査して読み取り、デジタ
ル的に画像処理を施して画像編集を可能とし、画像処理
された像を記録媒体上に形成するデジタルカラー複写機
等に適用し得る画像形成装置に関するものである。
〔従来技術〕
複数のトリム領域が設定可能であり、トリムされた像
の移動が可能である像形成装置は、例えば、特開昭59−
62885号等によつて知られている。しかしながら、この
ような装置においては、トリムされた領域を個別に移動
することが出来ず、従つて、トリムされた複数の領域が
あちこちに点在しプリントが読み難く、またトリムされ
た複数の領域があちこちに点在し記録用紙を小さくする
ことが出来ず、経済性に欠けるという欠点を有してい
る。
〔目的〕
本発明は、上記した従来装置の欠点に鑑みてなされた
もので、その目的とするところは、原画の特定部分のト
リミング(ここでは原稿の特定部分を4辺形,8辺形,…
…等の多辺形で囲まれた内側の像を残し外側を空白化す
ることを言うこととする)領域が複数あるときに、該複
数のトリム領域のそれぞれの主走査方向の片端または中
心位置を主走査方向の所定の一定位置に合わすべく各ト
リム領域を個別に主走査方向に移動し、且つ該複数トリ
ム領域の副走査方向の空白間隔を少なくまたは無くすべ
く、複数トリム領域を互いに重なりのないように所定の
副走査方向に移動した像をプリントとして作像媒体上に
作成する機能を有する画像形成装置を提供することであ
る。
〔構成〕
本発明は上記の目的を達成させるため、原画像を2次
元的に画素単位に分解走査して読み取る原画読み取り手
段と、原画像の特定部分の画素を白または特定の色に置
き換えるトリミング手段と、該トリミング手段によつて
トリムされた複数の領域の第1の走査方向の位置に呼応
して第1の走査方向に上記複数トリム領域を個別に移動
する第1シフト手段と、前記トリミング手段によつてト
リムされた複数の領域の第2の走査方向の位置に呼応し
て第2の走査方向に上記複数トリム領域を別個に移動す
る第2シフト手段と、上記2つのシフト手段によつてシ
フトされた像を記録する記録手段とを具備し、前記複数
のトリム領域をそれぞれ個別に、第1及び第2走査方向
に移動した像を1枚の記録媒体上に記録することを特徴
としたものである。
以下、本発明の一実施例に基づいて具体的に説明す
る。
第1図は、本発明の一実施例を説明するデジタルカラ
ー複写機の構成図である。100はスキヤナユニツト(以
下、SCと称する)、200はイメージプロセツサ(以下、I
Pと称する)、400はメモリユニツト(以下、MUと称す
る)、600はプリンタユニツト(以下、PUと称する)、7
00はシステムコントローラ(以下、SCONと称する)、75
0はコンソールユニツト(以下、CUと称する)、900はデ
ジタイザタブレツト(以下、DGと称する)、950はソー
タユニツト(以下、STと称する)、980はADFユニツト
(以下、ADと称する)である。
また、第2図(a),(b)は第1図に示したデジタ
ルカラー複写機のシステムブロツク図であつて、(c)
〜(f)は各部分図である。第1図と同一符号は同一部
分に対応する。
尚、第1図,第2図において、Cはシアン、Mはマゼ
ンタ、Yはイエロー、Rは赤、Gは緑、Bは青、BKは黒
を示す。
また、第2図において、論理回路は正論理として扱
い、高い電圧はHighまたは1、低い電圧はLowまたは0
として記述する。そして、ゲートの呼び方は第2図
(g)に示すように、AがNANDゲート、BがNORゲー
ト、CがANDゲート、DがORゲート、Eが単にゲート、
そしてFが排他的論理和XORとする。
先ず、上記本発明の構成のうち、その主要部である前
記SC100,IP200,MU400,PR600,SCON700,CU750について、
それらの動作の概略を説明する。
(1)システムコントローラ(SCON)700 本発明のデジタルカラー複写機のシステムの全体的制
御を行うもので、ストアドプログラム方式のコンピユー
タである。
例えば、各素子は次のように構成することが出来る。
CPU704‥‥Intel社8086 RAM712‥‥日電(株)μPD43256×4個(128KBYTE) ROM(PROM)713‥‥Intel27512×10個(640KBYTE) インタラプトコントローラ710‥‥Intel8259×3個カス
ケード接続(22入力) タイマ/カウンタ711‥‥Intel8254×3個(9タイマ/
カウンタ) プリンタインタフエース703‥‥Intel8255(MODE2)
(パラレル型) スキヤナインタフエース709‥‥同上 コンソールインタフエース708‥‥Intel8251(シリアル
通信型I/O) イメージプロセツサインタフエース701‥‥Intel8255
(MODE0)×3個 メモリユニツトインタフエース702‥‥Intel8255 デジタイザタブレツトインタフエース707‥‥Intel8251
(シリアル通信型I/O) ソータインタフエース706‥‥同上 ADFインタフエース705‥‥同上 他にクロツクジエネレータ、コントロール信号デコー
ダ等があるが省略してある。
(1−1)対SC100インタフエース 物理的には、8bit双方向性のデータラインと、数本の
コントロールラインがある。
SCに対する命令をSCコマンドと称し、 がある。
また、データ受信時、データ送出完了時には、自動的
にインタラプトコントローラ710に信号が入力され、自
動的に割込みサービスルーチンが実行される。
(1−2)対PR600インタフエース 物理的には、対SCI/Fと同じである。
PRコマンドには、 また、この信号パルスはPRで発生するのではなく、他
の、例えばSCONやIPで発生し、他に供給する方式にして
も良い。
また、この信号パルスはインタラプトコントローラ71
0に入力されており、リアルタイム処理される。
(1−3)対IP200インタフエース 出力のみのインターフエースである。
γ0〜γ2‥‥原稿に対するコピーのγ特性(濃度特性)
を設定する(8群) MIRROR1‥‥主走査方向の鏡像コピーを作成する指示 SWAP1‥‥主走査方向で、像の入れ替えコピーを作成す
る指示 LEFT/▲▼‥‥主走査方向の、像移動コピー
作成の方向指示 INVERSE‥‥濃度反転コピー作成の指示 OUT/▲▼‥‥領域処理(空白化、部分的色変換、部
分的画質処理選択)の内側か外側かの指示 A5〜A9‥‥領域処理用、像移動用RAMのアドレス上位5bi
t及びアドレスコンパレータ用データ D0〜D11‥‥領域処理、像移動用RAMのデータ(12bit) ▲▼‥‥領域処理、像移動用RAMのチツプセレク
ト(イネーブル) CLR‥‥領域処理、像移動用RAMの下位6bitのアドレスカ
ウンタのクリア、及び変倍用RAMアドレスカウンタのク
リアパルス ▲▼‥‥前記2種のRAMの書き込みパルス ALL‥‥領域処理を行わない指示(全面に施すとき) CHGCO5‥‥色変換の内容指示 UCR‥‥UCR(UNDER−COLOR−REMOVAL:下色除去)を行う
か否かの指示 MAX‥‥補色生成、色補正が行われたC,M,Yの信号の中
で、最も濃度が高いものに相当する信号を抽出し、その
信号をC,M,Y,BK信号線全てに送る(後述するIP200の次
ステツプの変倍に)指示 CS2‥‥変倍用RAMのチツプセレクト(イネーブル) ZD011‥‥変倍用RAMのデータ(12bit) CKIND02‥‥画質処理、8種の選択 CGATE‥‥シアンデータを送るか否かの指示 MGATE‥‥マゼンタを送るか否かの指示 YGATE‥‥イエローを送るか否かの指示 BKGATE‥‥ブラツクを送るか否かの指示 (1−4)対MU400インタフエース 出力のみのインターフエースである。
SYMMETRY2‥‥副走査方向の対象コピーを作るとき用い
る。
MIRROR2‥‥副走査方向の鏡像コピーを作るとき用い
る。
SWAP2‥‥副走査方向の入れ替えコピーを作るとき用い
る COMPSD‥‥MU内部の3組の24bitコンパレータの入力デ
ータ用レジスタのシリアルデータ DSHIFT‥‥上記レジスタ(シフトレジスタ)のシフトパ
ルス MMODE1‥‥MUを通常のFIFO(先入れ、先出し)モードで
動作させるための指示 MMODE2‥‥MUをラインモードで動作させるための指示 MMODE3‥‥MUをリードモードで動作させるための指示 MSTART‥‥MUのメモリのアドレスカウンタのリセツト等
に用いる。
VDENA‥‥MUのメモリのアドレスカウンタのカウントア
ツプの可否指示 (1−5)対CU750インタフエース <入力>各種キーボードのキーイン情報を取り込む、CU
750からデータを受信すると、シリアル通信型I/Oポート
708は割込み信号を710に対し発生するので、CU750の情
報の変化に速やかに対処出来る。
<出力>コンソールに表示するデータを出力する。
(1−6)対DG900インタフエース <入力>XY座標データを取り込む。
<出力>ブザー、表示ランプデータを送る。
I/Oポート707は非同期シリアル通信方式で、受信時,
送信時共に割込み信号を710に対し発生する。
(2)スキヤナユニツト(SC)100 まず第1図を参照すると、原稿1はプラテン(コンタ
クトガラス)2の上に置かれ、原稿照明用蛍光灯31,32
により照明され、その反射光が移動可能な第1ミラー
41、第2ミラー42及び第3ミラー43で反射され、結像レ
ンズ5を経て、ダイクロイツクプリズム6に入り、ここ
で3つの波長の光、レツド(R)、グリーン(G)及び
ブルー(B)に分光される。分光された光は固体撮像素
子であるCCD7r,7g及び7bにそれぞれ入射する。即ち、レ
ツド光はCCD7rに、グリーン光はCCD7gに、またブルー光
はCCD7bに入射する。
蛍光灯31,32と第1ミラー41が第1キヤリツジ8に搭
載され、第2ミラー42と第3ミラー43が第2キヤリツジ
9に搭載され、第2キヤリツジ9が第1キヤリツジ8の
1/2の速度で移動することによつて、原稿1からCCDまで
の光路長が一定に保たれ、原画像読み取り時には第1及
び第2キヤリツジが右から左へ走査される。キヤリツジ
駆動モータ10の軸に固着されたキヤリツジ駆動プーリ11
に巻き付けられたキヤリツジ駆動ワイヤ12に第1キヤリ
ツジ8が結合され、第2キヤリツジ9上の図示しない動
滑車にワイヤ12が巻き付けられている。これにより、モ
ータ10の正、逆転で、第1キヤリツジ8と第2キヤリツ
ジが往動(原画像読取り走査)、復動(リターンまたは
往動方向原画読取り走査)し、第2キヤリツジ9が第1
キヤリツジ8の1/2の速度で移動する。
第1キヤリツジ8が第1図に示すホームポジシヨンに
あるとき、第1キヤリツジ8が反射形のフオトセンサで
あるホームポジシヨンセンサ39で検出される。第1キヤ
リツジ8が露光走査で右方向に駆動されてホームポジシ
ヨンから外れると、センサ39は非受光(キヤリツジ非検
出)となり、第1キヤリツジ8がリターンでホームポジ
シヨンに戻ると、センサ39は受光(キヤリツジ検出)と
なり、非受光から受光に変わつたときにキヤリツジ8が
停止される。
ここで第2図を参照すると、CCD7r,CCD7g,CCD7bの出
力はA/Dコンバータ102r,102g,102bで8bitでデイジタル
値、即ち、256レベルの濃度信号として、IP200にR,G,B
信号として送られることになる。その値は、白で255、
黒で0である。
また、SC100の制御はスキヤナコントローラ101で行わ
れる。
スキヤナコントローラ101は、ストアドプログラム方
式のコンピユータに、CCDドライバ、モータドライバ、
各種センサ入力ポート、対SCON700I/Fなどを含むもので
構成される。
(3)イメージプロセツサ(IP)200 ・ブロツク201 γ補正処理(γ−Compensation) SCの読み取り濃度階調性と、PRのプリント濃度階調性
の特性に合わせ、原稿とコピーの階調がリニアとするよ
うに補正する処理を行う。
γ変換処理(γ−Change) 原稿と異なるγ特性のコピー、例えばハイライトを強
調したコピー、ハイコントラストコピー等を作成するた
めの処理を施す。
はの特例であり、SCONからの3bitの信号でを含
め、8種のγ特性の1つが選択され、次のブロツクに、
R,G,B各8bitで出力される。
ブロツク202(詳細は第3図参照) ミラーリングその1(MIRROR1) SCONからのMIRROR1信号がHighのとき、主走査方向の
画素データの並びを逆にして出力する。
スワツプその1(SWAP1) SCONからのSWAP1信号がHighで、且つ第3図に示すRAM
224に適切なデータがロードされており、且つ走査中LSY
NCのカウント値に合わせA6〜A11がSCONより与えられる
と、主走査方向の画像の入れ替えが行われる。
シフトその1 RAM224に適切なデータ事前にロードされており、且つ
走査中にLSYNCのカウント値に合わせA6〜A11がSCONより
与えられると、画像が全面で同一量または副走査方向の
位置で異なる量で移動される。移動方向はSCONからのLE
FT/▲▼信号のHigh/Lowで決定される。
SWITCH出力 RAM224に適切なデータが事前にロードされており、且
つ走査中にLSYNCのカウント値に合わせA6〜A11がSCONよ
り与えられると、ブロツク202はSWITCH信号をHigh,Low
交互に出力する。
この出力は、画像の一部を空白化する(トリミング処
理)ためブロツク207C,M,Y,BKに出力されたり、部分的
に画質処理を変えるためにブロツク206や、部分的に色
変換するためにブロツク203に出力される。
インバース(反転) SCONからのINVERSE信号がHighのとき、R,G,B各8bitの
各ビツトを反転し出力する。従つてコピーはネガ像とな
る。
次に、ブロツク202の詳しい説明を第3図,第4図,
第5図及び第6図を参照して説明する。
第3図はイメージプロセツサIPの回路図であつて、
(a),(b)は各部分図である。
画像データ入出用に各色2組のRAM(263r,g,bと266r,
g,b)を有する。これらのRAMはトグルバツフアメモリと
して用いられ、一方の組が画像データを取り込んでいる
時(メモリへの書き込み:メモリライト)、片方の組は
データをはき出している(メモリの読み出し:メモリリ
ード)。リード/ライトの切り換えは、1LSYNC毎にJKFF
262の反転によつて行われる。
第6図は、イメージプロセツサIPの動作タイミング図
である。最初のLSYNCで262のQ出力がHighとなるとする
と、ORゲート234の一方の入力がLowとなり、VCLK(画素
データに同期して、第2図のVCLK211により発生される
パルスで、1主走査線の画素は4752個なのでこのパルス
もLSYNCと次のLSYNCの間で4752個発生される。このパル
スの立ち上がり部(1画素データの中間の位置にある)
が立ち上がるときに、RAM266r,RAM266g,RAM266の▲
▼端子に立ち上がりパルスが加わり、画素データがライ
トされる。このときのアドレスはメモリライトカウンタ
(WR−CTR)252の出力によつて決められる。
VCLKは、このカウンタ252のCLKにも入力されているの
で、次々に高いアドレス方向に画像データが書き込まれ
る。
一方、RAM263r,263g,262b側は、ORゲート233の一方の
入力がHighであるので、WRは能動とならない。代わりに
NANDゲート264の3入力のうちORゲート259の出力に接続
されるものがHighであれば▲▼入力がLowとなり、
アウトプツトイネーブル、即ちメモリリードが行われ
る。尚、MM3(248)はリトリガラブルモノマルチバイブ
レータで、出力パルス幅をVCLKの周期より若干長く設定
してあるので、第6図に示す如く、VCLKの発生中は連続
的にHigh出力を行う。
また、このときバスドライバ268r,268g,268bは入力
がHighなので、出力はハイインピーダンス状態となり、
マルチプレクサ269r,g,bはA入力側が選択され、結局XO
Rゲート2300r,g,b〜2307r,g,bを介し、次ブロツク203に
出力される。
XORゲートは、INVERSE信号入力がHighのときにデータ
を反転する、つまりネガ/ポジ反転するためのものであ
る。
メモリリードカウンタ(RD−CTR)251はプリセツタブ
ルUP/DOWNカウンタで、アドレツシングの開始、アドレ
ツシング方向を任意に設定出来る。尚、250,261はマル
チプレクサで、各RAMのアドレス入力を切り換えるもの
で、A/B入力がHighのときAが出力され、LowではBとな
る。次のLSYNCでJKFF262の出力が反転すると、RAM266r,
g,bはリードモードで動作し、RAM263r,g,bはライトモー
ドとなる。以下、この繰り返しを行う。
次に、RAM224とその関連構成について説明する。
RAM224は1024ワード(WORD)×12bitで構成され、32W
ORDを1つのセツトとして、32組のセツトとして利用す
る1つのセツトには、RD−CTR251のプリセツトデータ
(1WORD)と「SWITCH」出力切り替え比較用データで31W
ORD設定出来る。
第4図は、RAM224のアドレスデータの説明図である。
ここでDSFxがRD−CTR251のプリセツト用で、DSWx-131
がSWITCH用データである。
第5図は、RAM224のライトサイクルタイミング図であ
つて、RAM224へのデータライトは同図のようにして行わ
れる。アドレスの上位5bit(A9〜A5)はSCONよりの入力
で行われるが、下位5bitはカウンタ222が1▲▼パ
ルス(SCONよりの)毎にインクリメントされ、11111B
次は00000Bとなるので、SCONよりの入力を必要としな
い。
また、すべてのデータをライトする必要のないとき、
例えばDsf1,Dsw1−1,Dsw1−2をライトし、Dsw1−3〜D
sw1−31が不要のときは、次のDsf2をライトする前にCLR
を1パルスSCONより出力し、カウンタ222をクリアする
必要がある。
尚、228,225はバスドライバ、239はマルチプレクサで
あり、▲▼=Lowのとき、228,225は出力可能とな
り、239は出力がハイインピーダンスとなり、SCONから
のA9〜A5,D11〜D0信号を正しくRAM224に与えることが
出来る。
尚、RAM224への書き込みは、コピー動作の前に行つて
おく。
次に、RAM224のリードについて説明する。
RAMのリードは、SC100から画像データが送られてくる
ときに行われる。この様子を第6図に示す。
このときCS1,▲▼はHighを保ち、CLRはLowのまま
であるものとする。
A9〜A5はメモリリード時の上位アドレスとしてSCONよ
り適切なタイミングで送られて来る。
D11〜D0はメモリではなく、コンパレータ254の一方の
比較入力用として、SCONより送られてくる。
また、RAM224内のDSWx-1〜DSWx-31は、小さな値の順
に低いアドレスよりメモリされているものとする。
SC100から有効画像データが送られ始められる1つ前
のLSYNCからA9〜A5が適切に与えられるとする。
237は4段のシフトレジスタで、RAM224のA9〜A5に、S
CONが与えたA9〜A5データをLSYNCの値を3個分遅延させ
て与えるために設けてある。また、遅延させないデータ
も用いる。この選択はマルチプレクサ239によつて行わ
れる。
249は13bitのカウンタで、連続パルスであるCLK0(周
期はVCLKと同じ)によつてカウントアツプされる。
このカウンタのb12,b9,b8が、すべてHighになるとA
NDゲート244の出力はHighとなり、RSFF242のQ出力をHi
ghにし、マルチプレクサ239はA入力、即ち遅延前のA9
〜A5入力をRAM224に与える。
次に、カウンタ249の出力b2がHighとなるとRSFF242は
リセツトされ、マルチプレクサ239はB側、即ち3LSYNC
分遅延したアドレスデータを再びRAM224に与える。
尚、RSFF242はLSYNCでもリセツトされる。
即ち、b12,b9,b8=Highとなるのは、CLK0がLSYNCよ
り4864個目、b12,b9,b8=High,b2=Highとなるのは、
同じく4871個目である。
この値は、有効主走行が終わつた後の値となるように
設定してある。
従つて、有効画像区間は、3LSYNC遅延したアドレスデ
ータでRAM224がアクセスされ、このリードデータはコン
パレータ252のA入力となる。このコンパレータのB入
力はRD−CTR251の上位12bit(b12〜b1)に接続されてい
る。コンパレータ252はA,B入力が一致しているときの
み、OUT=Highを出力する。
従つて、DSWデータが同じでない限り、1VCLKパルス分
しかHigh出力を行わない。この出力パルスはカウンタ22
2のCLK入力にも接続されており、これをインクリメント
させる。
尚、このインクリメントは、LSYNCによつても行わ
れ、またクリアは前に述べたRSFF242のQ=Highによつ
て行われている。
従つて、意味あるコンパレータのA入力は、RAM224の
下位アドレス(A4〜A0)が0ではなく、1のリードデー
タより開始され、コンパレータ252が一致出力をする毎
に、RAMアドレスをインクリメントし、新しいRAMデータ
を、WR−CTR251の出力とを比較することになる。
コンパレータ252のOUT端子は、JKFF253のCLK入力にも
接続されており、一致出力が出る毎にこれをドグルさせ
る。
このJKFF253の出力は、XORゲート260を介し、SWITCH
出力として第2図のORゲート212に入力される。
XORゲート260は、単にJKFF253の出力を反転させるた
めのものである。
次に、RSFF242がHighを出力するとき、即ちSCONから
のA9〜A5の遅延前のデータでRAM224をアクセスするとき
は、ANDゲート223の出力がHighでカウンタ222がクリア
されているので、下位5bit(A4〜A0)は0であり、第4
図の各セツトの先頭、即ちDSWxの値をリードすることに
なる。
この出力中、RD−CTR251のLOAD入力がHighとなり、メ
モリのリードデータはRD−CTR251の上位12bit(i12
i1)にプリセツトされることになる。
第6図においてカウンタ222の出力とあるのは、コン
パレータ252が4回一致信号を出力したケースを示す。
また、カウンタ251の出力でDsf16とあるのは、RAM2
24内の第1セツトから第6セツトの先頭アドレスが、カ
ウンタ251にプリセツトされたことを示す。
イメージプロセツサIPが画像処理中、D11〜D0はRAM22
4には作用しないが、コンパレータ254にはA入力として
有効で、一方のB入力はRD−CTRの出力に接続されてい
る。コンパレータ254は、A,B一致したときのみ、Highを
出力する。このときRSFF256をセツトし(QをHighにす
る)、RD−CTR251をクリアする。
またRSFF256のQ出力は、XORゲート257,ORゲート259
を経由して、NANDゲート264,265の入力となる。従つ
て、SWAP1=Highのとき、及びRSFF256のQとLEFT/▲
▼入力の一方のみ、Highのときに、リード対象
のRAM(268r,g,bか266r,g,bのどちらか一方)の出力を
イネーブルにする、即ち、次ブロツク203に画像データ
を出力する。イネーブルでない(▲▼入力=High)
とき、このRAMの出力はハイインピーダンス、従つてプ
ルアツプされているので全てHigh(=255)で、白デー
タと等しくなる。
第6図は、これらの動作を各種のケースについて示し
たものである。
尚、RAM224のリード時、遅延前のA9〜A5と3LSYNC遅延
後のA9〜A5を用いるのは、RD−CTRにより処理される画
像データが、空白化処理が行われるブロツク207C,M,Y,B
Kで処理されるまで3LSYNCだけ遅れがあり、しかも前記S
WITCH出力がここで利用されるためである。即ち、副走
査方向の画像処理の同期をとるためである。
・ブロツク203 色変換(Color Change) SCON700からのCCHG05の6bitの信号で、R,G,Bの任意
の色信号を特定のレベルに変換する。即ち、原画と異な
る色のプリントの作成処理を行う。
・ブロツク204 色補正処理 カラーコピーの色再現は、原稿をスキヤナで読み、画
素をR(赤),G(緑),B(青)で色分解し、それらの色
信号の補色、即ちR,G,Bの波長を独立に吸収するC(シ
アン),M(マゼンタ),Y(イエロー)の信号に補色変換
し、3色で、または後述の下色除去に必要なBK(黒)を
加えた4色のトナーやインクでプリントすることで達成
される。
もし、各色のドツトを同位置に重ねてプリントすれば
各ドツトは減法混色で表せるが、カラーモアレを除去す
るために各色異なるスクリーン角でプリントするのも可
能で、後記項のデイザパターンの工夫で出来る。この
ときは1画素中にC,M,Y、2次色のR,G,B、3色重ねたK
及び紙のW(White)の8色がランダムに現れ、この場
合の色再現は、混色状態を各色の網点面積から再現色を
予測するNeugebauerの式で表せることはよく知られてい
る。
ところで、C,M,Yの色材は理想の分光反射特性を持つ
ておらず、副吸収と呼ばれる不要な色を吸収する成分を
有しており、このときは各色材の重なり方で異なる色が
再現されることになる。
従つて、この副吸収を持つたトナー、インクを単にR,
G,Bの補色としてそのまま使用すると色が濁り、望みの
通りの色が再現されない。そこで色再現問題において
は、この副吸収の影響を取り除いて原画に忠実な色再現
を行う、いわゆる色補正処理が必要となるのである。
色補正処理で最も簡単なのは3×3マトリクスによる
線形マスキングであり、Dr,Dg,DbをR,G,Bの濃度とする
と、 で表せ、係数マトリクスの成分は、色材の分光特性から
求めることが出来る。
この方法で十分な補正が得られないときは、Dr2,DrDg
等の2次項についても考慮した非線形マスキングを施せ
ば、より精度の高い色再現が得られる。本実施例では非
線形マスキングを採用している。
ブロツク204内の色補正は高速画信号処理を行うため
に、予め前記補正演算結果をROM内に8bitデータ(各
色)としてストアしておき、入力データをROMのアドレ
スライン(24bit)に接続し、結果を得る(メモリをリ
ードする)方式としてある。
UCR(下色除去) BP(墨加刷) C,M,Yの3色で黒を再現すると、主として表面反射の
影響で高濃度部での濃度不足が起きる。
この問題を防ぐためや、インクやトナーの消費量を減
らしたり、定着エネルギーを減らすために行う処理で、
ある色からグレー成分、即ち等量のC,M,Y成分を取り除
くのを下色除去またはUCR(Under Color Removal)、取
り除いたグレーと等量の黒トナーまたはインクでプリン
トすることを墨加刷またはBP(Black Print)と呼んで
いる。
UCRの比率は任意に選ぶことができ、100%であれば、
トナーの消費が最も少ない等の利点がある。
SCON700からのUCR信号がHighのとき、100%UCR処理が
行われ、C,M,Y,BK各6bitで出力される。
UCR信号がLowのときは、UCR処理は全く行われず、従
つてBKの出力は0となる。
max(最大濃度抽出、出力) SCON700からのMAX信号がHighのとき、ブロツク203か
らの入力R,G,B信号の最小値、即ち原画では最高濃度に
相当す信号を抽出し、その値の補数の上位6bitを全く等
しく、C,M,Y,BK各6bitデータとして、次ブロツク205に
出力する。また、このときは前記〜の処理は停止状
態になる。
MAX信号=Lowのときは、の機能は停止し、前記〜
の処理が機能する。
・ブロツク205 変倍処理 変倍処理を行う前(即ち、SC走査の前)にブロツク20
5内変倍データ用RAMに変倍データをストアしておく必要
がある。このデータは変倍率(25%〜400%,1%ステツ
プ)に応じ、SCON700で計算され、そのデータを▲
▼=Lowにしたまま「ZD011の値を出力し、▲▼
パルスを1つ発生」のサイクルを繰り返し行うことで達
成される。このようにしてストアされるデータ量は、1W
ORD(=12bit)×400個であり、画像データC,M,Y各6bit
は自動的に変倍処理され、次ブロツク206に出力され
る。
・ブロツク206 SCON700から(CKIND02)の3bitデータで、8種の
フイルタ処理デイザ処理が選択される。
例えば、 CKIND02=0とのきは、全面平滑化フイルタ処理+64 レベルデイザ処理。
CKIND02=8のときは、網点画像部と文字,線画を自 動分離し、網点画像部は平滑化フイルタ処理+64レベ ルデイザ処理。文字,線画部は、先鋭化フイルタ処理 +2レベルデイザ処理を行う。
フイルタ処理 その1:網点原稿によるモアレ除去処理 網点の空間周波数f0の原稿を周期的なピツチf1でサン
プリングし、周波数f2のデイザフイルタを通し、ドツト
周波数f3のプリンタで出力するとき、f0−f1,f0−f2
のビート、即ちモアレを生じることになる。
このための平滑化フイルタ処理を行う。
尚、実施例のフイルタは としてある。
その2:画像の先鋭化(MTF補正)処理 原画数fからその2次微分であるラプラシアン▽2
の定数倍を減じることにより、惚けたエツジの両肩にオ
ーバシユート生じ、先鋭さ、即ちMTFが改善されること
はよく知られている。
ラプラシアンフイルタには、代表的に 等があり、この場合にはX,Y方向のみ微分演算を施して
いたが、ボケは回転対象に生じるので45°方向や、更に
マトリクスサイズを大きくし多方向に演算を施せばより
理想的な結果が得られるので、本実施例では5×5のマ
トリクスサイズを用いている。
デイザ処理 カラーコピーに要求される濃度階調は、64階調とされ
ている。しかるに現在の記録技術、即ち電子写真、熱転
写、インクジエツト等では、1ドツトでこの階調を表現
するのは殆ど不可能であり、せいぜい数レベルの階調を
ドツトサイズまたはドツト濃度の変調で表現出来るに過
ぎない。
そこで一般的には、濃度パターン法やデイザ法などの
面積階調法を採ることが多い。濃度パターン法は1入力
データに対し複数の出力ドツトを対応させ、デイザ法は
1入力データに対し1出力ドツトを対応させたもので、
階調数はどちらも同じであるデイザ法の方が当然高い解
像度が得られる。
本実施例ではデイザ法を採用しており、且つ、前記1
ドツト内の8レベル変調と併用している。
この方法は一般に多値デイザ法と呼ばれている。
デイザ法において、階調再現性及び解像度に重要な役
割を果たすのは閾値マトリクスの構成であり、代表的に
は次の2種類の大別出来る。
a.ドツト集中型(代表例Fattening型) b.ドツト分散型(代表例Bayer型) また、閾値マトリクス内の閾値を全て同じに設定し、
実質的に2値化することも可能である。
本実施例では、SCON700からのCKIND02信号に応じ、
これら各種の閾値マトリクスの1つが選択され、入力信
号C,M,Y,BK各6bit入力を、C,M,Y,BK各3bitに処理加工
し、次ブロツクに出力する。
・ブロツク207C,207M,207Y,207BK SCON700からCGATE,MGATE,YGATE,BKGATEの各信号、及
びブロツク202のAREA信号、及びSCONからのALL信号の組
み合わせで、ユニツト400(MU)に画像データを渡す
か、否(白データを渡すことに相当する)かのゲートの
機能を果たす。
この詳細回路を第7図に示す。
また、ブロツク206からの各色3bitの値は 7:1画素が最低(空白)、 6〜1:1画素が中間濃度、 0:1画素が最高濃度、 としてある。
(4)メモリユニツト(MU)400 第8図は、MU400のブロツク図であつて、(a)〜
(h)は各部分図であり、本メモリユニツトは、次の3
つのモードの機能を有する。
メモリモード1: C,M,Yの画像データを各所定時間遅らせて出力する遅
延回路として動作し、FIFO(First−In,First−Out)メ
モリとも言える。
遅延量は、PR600のBK用感光体44BK(第1図)からの
C,M,Y用感光体44C,44M,44Yまでの長さに相当する画素分
だけ遅らせる。具体的には、感光体44Cまでは110mm、44
Mまでは220mm、44Yまでは330mmであり、画素密度は16ド
ツト/mmで、主走査方向の有効画像幅は297mmとしてある
ので、 Cデータ:16×110×16×297= 8,363,520画素 Mデータ:16×220×16×297=16,727,040画素 Yデータ:16×330×16×297=25,090,560画素 だけ、IP200からの各データを遅延させて、PR600に出力
する。
このモードはSCONからのMMODE1信号がHighのときに動
作する。
メモリモード2: IP200からのC,M,Yデータをメモリに書き込む。このと
き、PR600にはデータを出力しない(出力しても構わな
い)。このモードはSCONからのMMODE2信号がHighのとき
に動作する。
メモリモード3: メモリモード2でストアされているデータをPR600に
出力する。Cデータに対し、M,Yデータは、それぞれ M:8,363,520画素 Y:16,727,040画素 遅延し出力する。
このモードはSCON700からのMMODE3信号がHighのとき
に動作する。
第8図の401014はメモリブロツクで、第9図に示す
1,048,576word×1bitのRAMを12個組み合わせ、1,048,57
6word×12bitのRAMとして動作させる。
第9図の1MDRAMの動作タイミング図は、第10,11,12,1
3図(a)に示し、図中の記号の意味と時間は、第13図
(b)に示す通りである。
MU400のメモリブロツクは、MUの3つのモードと次の
1つに対応している。
メモリモード1→メモリリードライトサイクル メモリモード2→メモリライトサイクル メモリモード3→メモリリードサイクル これ以外→メモリリフレツシユサイクル 尚、メモリモード→1〜3においても▲▼入力
がHighの状態のメモリブロツクは、自動的にメモリリフ
レツシユサイクルを行う。尚、このリフレツシユのため
の回路は説明の複雑さを避けるため省略した。また、タ
イミング図(第27図)においても省略した。
これらのメモリ制御信号は、タイミング信号発生器40
6(第8図)の出力や他の信号の組み合わせで発生され
る。この様子を第14図に示す。
この図はメモリのタイミングを説明するもので、コピ
ー作成時に、このような短い間隔でモードが切り替わる
ことはない。
CLK0は画素1つの入力速度に等しい周波数の連続パル
スで、IP200内の制御信号発生器211で発生されたものが
MU400に供給される。周波数は7MHzである。
タイミング発生器406の出力▲▼,▲▼,
ROW/▲▼,WR1,LOADはCLK0の1/4の周波数の
連続波で、High,Lowのデユーテイと位相は、第14図の如
くそれぞれ異なる。アドレスクロツクACLKもCLK0の1/4
周期のパルスであるが、主走査の有効画素分の1/4個(1
6×297mm=4752画素/4)のパルスを連続して発生する。
次のLSYNCが入力されるまでLowの状態を保ち、また1188
個のパルスを発生するという繰り返しを行う。
この様子を第15図に示す。第14図では、このACLKが連
続的に発生している状態を示す。
また、デコーダ1〜3(41713)のOE(アウトプツ
トイネーブル)は、実際の回路では複雑であるが、ここ
では説明を簡単にするため、MMODE1,MMODE2,MMODE3の何
れか1つがHighであるとき、OE入力がHighになるものと
仮にしておく。
<リフレツシユ> MMODE1〜3が何れもLowであるときは、デコーダ1〜
3(41713)の出力▲▼〜▲▼は全てHig
hとなる。従つて、ORゲート408014の出力はHighとな
り、メモリブロツク401014▲▼入力は全てHigh
となり、▲▼のみ入力されるので、第13図に示し
たリフレツシユサイクルに入る。
<リードライト> MMODE1入力がHighのときは、デコーダ1(4171)は▲
▼〜▲▼の何れかがLow出力となる。デコ
ーダ2(4172)は▲▼〜▲▼の何れか1つ
がLow出力となる。デコーダ3(4173)は▲▼〜
▲▼の何れか1つがLowとなり、▲▼,▲
▼はLowになることはないものとする。(この理
由は後述する)。すると、デコーダ3(4173)の1つの
Low出力▲▼に対応するORゲート4081214の何れか
1つはタイミング信号発生器406の▲▼出力がLow
を出力したときにLowを出力し、メモリブロツクMB12
14(4011214)の何れか1つは▲▼入力が第14
図に示すようにLowのパルスを入力することになる。残
りの2ブロツクの▲▼入力はHighのままであるか
ら、リフレツシユサイクルのままである。同様にして、
デコーダ2のLow出力▲▼はMB7〜MB11(401711
の何れか1つをアクテイブにし、残りの4ブロツクはア
クテイブにならない。
デコーダ1(4171)のLow出力CSはORゲート40804,4
12,413の何れか1つの片端子をLow入力とし、ORゲート4
0804にLow入力されたときはMB0〜MB4の何れかが、OR
ゲート412または413に入力されたときはインバータ439
の入力High、出力Low。従つて、ANDゲート410または411
出力をLowとし、結局ORゲート4085または4086の片端子
にLowが入力されるので、MB5またはMB6がアクテイブ、
即ち、MB0〜MB6の中で1つのみ▲▼=Lowとな
り、アクテイブになり、残り6ブロツクは非アクテイブ
のままである。
また、マルチプレクサ2(MPX2:409)はSEL入力=Hig
hでX0〜X11がZ0〜Z11に出力され、SEL入力=LowでY0〜Y
11側が出力される。MMODE1=HighではX側が選択され、
MB5,MB6はアドレスカウンタ1(4211)の出力の値にア
ドレシングされることになる。
一方、ANDゲート408の出力は、406のWR1出力と同じに
なり、NORゲート407の出力はこれを反転したものとな
り、第10図の「メモリ▲▼」のパルスが、メ
モリブロツクMB0〜14の▲▼端子に加わる。
また、タイミング信号発生器406のLow/▲
▼出力は、MPX3(418),MPX4(419),MPX5(420)の
各SEL入力となり、SEL=HighのときはX09側が出力さ
れ、SEL=LowのときY09側が出力されることになる。
従つて、アドレスカウンタ1〜3(42113)の下位10b
itは各メモリブロツクのLowアドレスとして入力され、
上位10bitはCOLUMNアドレスとして入力される。
以上のケースの▲▼,▲▼,▲
▼,A0〜A9の動作タイミングは、第10図に記した「リ
ードライトサイクル」と一致しており、それまでRAM内
に存在したデータをDO011に出力し、Di011の新しい
データとライト(記憶)することになる。
<ライト> MMODE2がHighのとき、デコーダ1〜3(41713)の
▲▼出力は、▲▼0〜▲▼4の何れか1つの
みLowとなり、4171のCS5,CS6はLowとなることはないも
のとする(この事情は後述する)。
デコーダ1(4171)の出力は、MB0〜MB4の1つをアク
テイブにし、デコーダ2(4172)の出力は、MB7〜MB11
の1つをアクテイブにし、デコーダ3(4173)の出力
は、MB5,MB6,MB12〜MB14の1つをアクテイブにする。
また、NORゲート407の入力の1つは常にHigh、即ち、
出力は常にLowとなるから、MB0〜MB14の▲▼
入力は常にLowとなる。
尚、MB5,MB6のアドレス入力A0〜A9は、PMX2(409)
のSEL入力がLowであるので、アドレスカウンタ3(41
23)の出力の値が入力される。
以上のケースの▲▼,▲▼,▲
▼,A0〜A9の動作タイミングは、第11図の「ライトサ
イクル」と一致しており、出力DO0〜DO11はハイインピ
ーダンスのままで、入力端子Di0〜Di9に加わるデータを
ライトすることになる。
<リード> MMODE3入力がHigh(MMODE1,2はLow)のとき、NORゲー
ト407の2入力は共にLowとなり、出力はHighとなる。よ
つて、MB0〜MB14の▲▼入力はHighとなる。
他は<リード>のケースと同じである。
このケースは、▲▼,▲▼,▲
▼,A0〜A9のタイミングが第12図の「リードサイク
ル」と一致しており、新しいデータは入力(ライト)せ
ず、それまで記憶されていたデータを出力端子DO0〜DO
11に出力することになる。
尚、MB5,MB6のA0〜A9の入力が、MMODE1(リードライ
トモード)ではアドレスカウンタ1(4211)の出力値で
与えられ、MMODE2(ライトモード)及びMMODE3(リード
モード)ではアドレスカウンタ3(4213)の出力値で与
えられたのと同様に、MB5,MB6の入力データDi011
出力データDO011も、モードで切り替えられる。入力
データの切り替えはMPX1(403)、出力はデマルチプレ
クサDMPX(404)で切り替えられる。
MPX1(403)はSEL=Highのときに、X側の入力を出力
する。SEL=LowのときはY側の入力を出力する。DMPX
(404)はSEL=HighのときA側に出力し、B側はハイイ
ンピーダンスとなる。SEL=LowのときはB側に出力し、
A側はハイインピーダンスとなる。
また、402YMCはシリアル/パラレル変換器で、3b
it×4データを12bitのデータに変換する。
また405YMCはパラレル/シリアル変換器で、12bi
tデータを3bit×4データに変換する。即ち、402YM
Cの全く逆の操作を行う、これらの変換器は、単にメモ
リやメモリ制御回路の動作周波数を下げるためにのみ必
要とされる。
MPX1(403),DMPX(404)の各SEL入力はMMODE1ライン
に直結してあるので、結局、 MMODE1=Highのときは、 MB56の入力データはY(黄)データであり、MB56
出力もYデータとして出力され、 MMODE2=Highのときは、 MB56の入力データはC(シアン)データであるCDi0
3のデータがライトされ、 MMODE3=Highのときは、 MB56にストアされて、データがCデータとしてCD00
2に出力されることになる。
<メモリモード1のときのメモリアドレシング> このときは、 SYMETRY2=Low MIRROR2=Low SWAP2=Low MMODE1=High MMODE2=Low MMODE3=Low VDENA=High を動作中保つ。
そして、 データ設定SW1(4161)の値=16×330×16×297×1/4 =6,272,640 データ設定SW2(4162)の値=16×220×16×297×1/4 =4,181769 データ設定SW3(4163)の値=16×110×16×297×1/4 =2,090880 に設定されている。
MSTARTパルスが1個入り、全てのカウンタ13(4211
3)に入ると全てクリアされ、CLK端子に、タイミング
信号発生器406からACLKが幾つかのゲート(438,441,‥
‥)を通過後、ACLKが加わる度に1個ずつインクリメン
トされ、この出力は、下位20bitはマルチプレクサ418,4
19,420を経由して、それぞれのメモリブロツクのLow,CO
LUMNアドレスに加わる。
一方、カウンタ1〜3の上位4bitの出力は、デコーダ
41713に入力され、デコード信号も▲▼0〜▲
6に出力する。▲▼の出力が切り替わるのは220
10,48,576単位となる。
一方、カウンタ13の出力は、コンパレータ41513
のA入力側に接続されており、データ設定SW13とそれ
ぞれ一致すると、データ0はHighを出力する。この出力
はANDゲート42613,ORゲート42813,ANDゲート4231
3,ORゲート43113,モノマルチバイブレータMM13(4
3013)を経由して、各カウンタ13のCLR端子をごく
短い時間Highにし、これをクリアする。この後は、上記
のことを繰り返す。尚、このときANDゲート42313の左
側の入力は常にLowであるので、ANDゲート42713の出
力は常にLowであり、コンパレータ42513の出力は全く
カウンタCLRに寄与しない。これを第16図に示す。
ここでt0=t1=t2=t3=t4≠t5である。即ち、メモリ
ブロツク6には使わない部品があるということになる。
また、メモリブロツク7はアクセスされることがない
ので無くてもよいが、以下の問題、即ち「途中でカウン
タにカウント誤りが発生した場合等、それ以降全ての画
素データの位置関係が狂つてしまう。即ち、画像の画素
が狂つてしまいコピーが正しく作れない」という問題が
発生する。
このため、例え途中でカウント値が狂つても、その主
走査線の誤りにとどめ、次以降の主走査線に誤りを継続
させないようにした方がより望ましい。そのため、カウ
ンタを例えば第17図に示す構成にする。即ち、カウンタ
を下位11bitと上位13bitに分割し、下位10bitがLSYNC毎
にクリアされるようにすれば良い。
尚、このとき、一走査線の画素数は9752個、ACLKは11
88なので、メモリは一走査線毎にかなりの非使用部品が
発生する欠点も生じる。
そこで、誤差発生時の画像データの狂いが及ぼす範囲
が狭く、メモリの有効使用率も高いメモリアドレスコン
トロール回路が望ましいが、本発明とは直接関係ないの
で詳細は省く。唯このとき、メモリブロツクは1個多く
必要となり、MB6も使用されることになる。
以上のことから、リードとライトが同時に行われ、且
つ、アドレシングがSW13(41613)の設定した周期
で発生するので、リードされるデータは常に前記設定数
のみライトしたときから遅れることがわかる。
<メモリモード2のときのアドレシング> アドレスカウンタとして、カウンタ13(42113
を用いるのはメモリモード1の場合と同じに、メモリモ
ード2のときはMMODE2とVDENAをHighに保ち、他はLowと
するものとする。このときインバータ450の出力はLowと
なり、ANDゲート43213に入力されるので、42613はH
ighを出力することはなくなる。即ち、コンパレータ415
13が一致出力しても、カウンタはクリアされることは
ないので、各デコーダはCS0よりCS4まで順次アドレシン
グすることになる。尚、CS5以降も順次出力されるが、
対象のRAMがなくなるのでアクセスされることはない。
以上のタイミングを第18図に示す。
<メモリモード3のときのアドレシング> アドレスカウンタとしてカウンタ13(42113)を
用いるのは、モード1,2の場合と同じくVDENAとMMODE3を
High、それ以外はLowに保つものとする。第19図はメモ
リモード3(MMODE3)のときのアドレシングタイミング
図であつて、STARTパルスが1つ入ると、各カウンタ1
〜3はクリアされACLKの入力と共に増加する。この段階
ではRSFF1はSTARTパルスによりリセツトされたままであ
るから、Q出力はLow、よつてANDゲート43413の出力
はLowである。
また、ORゲート43313のもう一方の入力もLowである
ので、デコーダ13のOE(アウトプツトイネーブル)は
Lowのままである。
従つて、デコーダ13(41713)のCS出力は全てHig
h、即ち、メモリはアクテイブにならずリフレツシユサ
イクルのままである。各メモリがカウントアツプを続
け、カウンタ1では24bit、コンパレータ1のアドレス
入力値がデータ設定SW1(4161)(設定値は6,272,640)
と一致すると、同コンパレータはQ端子にHighを出力
し、デイレーライン4221を経由し、RSFF1をセツト、AND
ゲート4261の出力をHigh、ORゲート4281,ANDゲート43
21,ORゲート4311,モノマルチバイブレータMM1(4301
を経由して、カウンタ1のCLR入力を一瞬Highにするの
でクリアされる。
RSFF1のQ出力はANDゲート4341にも接続されており、
RSFF1がセツトされた(Q=High)ときから4341出力はH
ighとなり、4331の出力もHigh、従つて、このときから
デコーダ4171の出力はイネーブルとなり、▲▼のど
れかが出力されることになり、メモリのアクセスが開始
される。
RSFF1のセツト後は、コンパレータ4251の出力がANDゲ
ート4271の1入力、RSFF1のQ出力がもう一方の入力と
なつているので、以降のカウンタ1のクリアは、コンパ
レータ4251のA側設定値(S/Pコンバータ440のパラレル
出力値)とカウンタ1の出力値が一致したときに何回で
も行われることになる。
以上の動作を第19図に示した。
尚、シリアル/パラレル変換器440は、SCON700より、
CMPSD,DSMIFTデータを第20図に示すタイミングのように
データD1からD29までDSHIFTパルスに同期して送ること
で、24bitの出力値が設定されることになる。
また、メモリの出力端子DO011は全てHighにプルア
ツプされている。従つて、リードイネーブル時以外はメ
モリ出力は、ハイインピーダンスであるから、最終的に
PR400に出力される値は111B(空白に相当する)であ
る。
尚、以上の説明では、上記メモリとして記録色成分よ
りも1つ少ない数に相当する数のメモリを設けたものと
しているが、このメモリを全ての記録色成分の数に等し
い数だけ設けても良く、その場合は各色成分の読出し位
置を合致させる(レジストをとる)ために有効な構成と
なる。
(5)プリンタユニツト600 次に、プリタンユニツト(PR)について説明する。
第2図を参照すると、CCD7r,7g,7bの出力はアナログ
/デイジタル変換され、必要な処理を施されて、記録色
情報であるブラツク(BK),イエロー(Y),マゼンタ
(M)及びシアン(C)を各3bitそれぞれの記録付勢用
の8値化信号に変換される。
8値化信号のそれぞれは、C,M,Yはメモリユニツト400
を経由して、BKはIP200より直接プリンタユニツトPR600
のレーザドライバ112bk,112y,112m及び112cに入力さ
れ、各レーザドライバが半導体レーザ113bk,113y,113m
及び113cを付勢することにより、記録色信号(2値化信
号)で変調されたレーザ光を出射する。
再度第1図を参照する。出射されたレーザ光は、それ
ぞれ、回転多面鏡13bk,13y,13m及び13cで反射され、f
−θレンズ14bk,14y,14m及び14cを経て、第4ミラー15b
k,15y,15m及び15cと第5ミラー16bk,16y,16m及び16cで
反射され、多面鏡面倒れ補正シリンドリカルレンズ17b
k,17y,17m及び17cを経て、感光体ドラム18bk,18y,18m及
び18cに結像照射する。
回転多面鏡13bk,13y,13m及び13cは、多面鏡駆動モー
タ41bk,41y,41m及び41cの回転軸に固着されており、各
モータは一定速度で回転し、多面鏡を一定速度で回転駆
動する。多面鏡の回転により、前述のレーザ光は、感光
体ドラムの回転方向(時計方向)と垂直な方向、即ちド
ラム軸に沿う方向に走査される(これを主走査方向とす
る)。
第21図は、シアン色記録装置のレーザ走査系の詳細図
であつて、43cが半導体レーザである。
感光体ドラム18cの軸に沿う方向のレーザ走査(2点
鎖線)の一端部において、レーザ光を受光する関係に光
電変換素子でなるセンサ44cが配設されており、このセ
ンサ44cがレーザ光を検出し、検出から非検出に変化し
た時点をもつて1ライン走査の始点を検出している。即
ち、センサ44cのレーザ光検出信号(パルス)がレーザ
走査のライン同期パルスとして処理される。マゼンタ記
録装置,イエロー記録装置及びブラツク記録装置の構成
も、第21図に示すシアン記録装置の構成と全く同じであ
る。
再び第1図を参照すると、感光体ドラムの表面は、図
示しない負電荷の高圧発生装置に接続されたチヤージス
コロトロン19bk,19y,19m及び19cにより一様に帯電され
る。記録信号によつて変調されたレーザ光が一様に帯電
された感光体表面に照射されると、光導電現象で感光体
表面の電荷がドラム本体の機器アースに流れて削減す
る。ここで、原稿濃度の濃い部分はレーザを転倒させな
いようにし、原稿濃度の淡い部分はレーザを点灯させ
る。これにより感光体ドラム18bk,18y,18m及び18cの表
面の、原稿濃度の濃い部分に対応する部分は−800Vの電
位に、原稿濃度の淡い部分に対応する部分は−100V程度
になり、原稿の濃淡に対応して静電潜像が形成される。
この静電潜像をそれぞれ、ブラツク現象ユニツト20bk,
イエロー現象ユニツト20y,マゼンタ現象ユニツト20m及
びシアン現象ユニツト20cによつて現象し、感光体ドラ
ム18bk,18y,18m及び18cの表面に、それぞれブラツク,
イエロー,マゼンタ及びシアントナー画像を形成する。
尚、現像ユニツト内のトナーは、攪拌により正に静電
され、現像ユニツトは図示しない現像バイアス発生器に
より−200V程度にバイアスされ、感光体の表面電位が現
像バイアス以上の場所に付着し、原稿に対応してトナー
像が形成される。
一方、転写紙カセツト22に収納された記録紙267が、
送り出しローラ23の給紙動作により繰り出されて、レジ
ストローラ24で所定のタイミングで転写ベルト25に送ら
れる。転写ベルト25に載せられた記録紙は、転写ベルト
25の移動により感光体ドラム18bk,18y,18m及び18cの下
部を順次通過し、各感光体ドラム18bk,18y,18m及び18c
を通過する間、転写ベルトの下部で、転写用コロトロン
の作用によりブラツク,イエロー,マゼンタ及びシアン
の各トナー像が、記録紙上に順次転写される。
転写された記録紙は、次に熱定着ユニツト36に送ら
れ、そこでトナーが記録紙に固着され、記録紙はトレイ
37に排出される。
一方、転写後の感光体面の残留トナーは、クリーナユ
ニツト21bk,21y,21m及び21cで除去される。
尚、各色の記録装置は110mmずつ離れて配置されてい
る。また、記録密度は16ドツト/mm,一主走査線の画素数
は4752ドツト、副走査方向の最大画素数は6720ドツトと
する。
次に、プリンタコントローラ601とその動作タイミン
グについて説明する。プリンタコントローラは、プリン
タ各部を付勢するドライバ付出力ポート、センサからの
入力を受ける入力ポート、SCON700との入出力インタフ
エース、CPU、RAM、ROM、割込みコントローラ等よりな
るマイクロコンピユータ部と、その一部のI/O部でイン
タフエースされる画素データ書込み用高速論理回路より
なる。
まず、システムの電源がシステム電源スイツチ50のON
で投入されると、PR600部にも通電され、 ・定着ユニツト36の温度上げ、 ・多面鏡の等速回転立上げ、 ・キヤリツジ8のホームポジシヨニング、 ・ライン同期用クロツク(LSYNC)の発生(1.44KHz)、 ・ビデオ同期用クロツク(これをCLK0:7MHzより速い)
の発生(8.42MHz)、 ・各種カウンタの初期化、 等の動作を行う。
ライン同期クロツクは、多面鏡モータドライバとIP20
0,SC100,SCON700に供給され、前者はこの信号を位相ロ
ツクトループ(PLL)サーボの基準信号として用いら
れ、フイードバツク信号であるビームセンサ44bk,44y,4
4m及び44cのビーム検出信号がライン同期クロツクと同
一周波数となるように、また所定の位相関係となるよう
に制御される。
尚、レーザビーム主走査の開始同期用の信号は、ビー
ムセンサ44bk,44y,44m及び44cの検出信号(パルス)が
各色(各センサ)毎に出力されるのでこれを利用する。
ライン同期信号と各ビームセンサの検出信号の周波数は
PLLでロツクされており、同一であるが若干の位相差を
生じる場合があるので、走査の基準はライン同期信号で
はなく、各ビームセンサの検出信号を用いている。ビデ
オ同期用クロツクは、レーザ書き込みの1ドツト(1画
素)単位の周波数を持ち、前記書き込み用高速論理回路
やレーザドライバ112bk,c,m,yに供給されている。
書き込み用高速論理回路には、 (1)1主走査分の画像メモリ2組(入力トグルバツフ
アとして用いる)、 (2)BK,C,M,Y各書き込みドツトカウンタ、がある。
第22図は、プリントサイクルのタイミング図である。
ウオームアツプ動作を完了すると、プリント可能状態と
なり、ここでPR600はSCON700に「レデイ」ステイタスを
送る。SCONは、他ユニツトの状態が全て「動作可能」で
あり、且つCU750上のコピーボタンが押されたときPR400
に対し「プリントスタート」コマンドを送つて来る。
PRはこの信号を受信したとき、次のLSYNCより1主走
査線分遅れて(トグルバツフアのため)、有効画像デー
タをレーザドライバ112BK,C,M,Yに入力し、各ドライバ
はレーザ43bk,c,m,yを駆動することになる。また書き込
みドツトカウンタ(BK,Y,M,C)は、それぞれのビームセ
ンサの検出信号の立ち上がりでクリアされ、カウントア
ツプはビデオ同期信号によつて行われる。
ドツトカウンタが1〜400の間はダミーデータで、401
〜5153(4752個)が書き込み可能な値である。ここでダ
ミーデータは、ビームセンサ44bk,44y,44m及び44cの感
光体ドラム18bk,18y,18m及び18cの物理的距離を調整す
るためのものである。また、書き込みデータ(7〜0)
はビデオ同期信号の立ち下がり点で捕らえられる。
尚、タイミング図(第22図)における第1,第2………
第6720とは、転写紙上で副走査方向の同一位置に転写さ
れる1本の主走査線の走査線番号である。
また、トグルバツフアメモリへのライトは、IP200よ
り供給されるCLKO(7MHz)の周波数で行われ、一方のト
グルバツフアメモリのリードは、ビデオ同期信号(8.42
MHz)のサイクルで行われる。
上記両者の周波数が異なるのは、レーザビームの有効
走査範囲が、第21図に示すように多面鏡13cを用いてい
るため、モータ41cの回転角中の70%程度であるため、
速くする必要があるからである。
またマイクロコンピユータ内には、2組の主走査カウ
ンタ(LSYNC−CTR1,2)があり、SCONからの「プリント
スタート」コマンドで一方のカウンタ(ここではCTR1
する)がクリアされ、LSYNCが入る毎に1つずつインク
リメントする。LSYNC−CTR1は、その値によりレーザ駆
動回路112BKCMYに、次の通り指示を出力する。
112bkにはLSYNC−CRT=1〜6720のときレーザ43BK
動、それ以外非駆動、 112cにはLSYNC−CRT1=1760〜8479のときレーザ43c駆
動、それ以外非駆動、 112mにはLSYNC−CTR1=3520〜102390のときレーザ43M
動、それ以外非駆動、 112yにはLSYNC−CTR1=5286〜12005のときレーザ43Y
動、それ以外非駆動、 複数枚連続してプリントを作る場合は、SCON700よ
り、次の「スタート」コマンドが受信される。このとき
LSYNC−CTR1が動作中であれば、LSYNC−CTR2のクリア、
スタートを行う。
また、2枚目の画像データは、前の場合と同様にレー
ザ43BKCMYの制御を行う。更に3回目のスタート
信号を受信すると、LSYNC−CTR2が動作中であれば、第
1のカウンタをクリアし、スタートする。以下、このよ
うなトグル動作を繰り返し、複数枚のプリントを作成す
る。従つて、有効画像区間外に、例えIPからはBKデータ
について、MUからはC,M,Yデータについてでたらめな値
を受け取つても、感光体18BKCMY上に作像される
ことはない。
実際には、更にマイクロコンピユータ内のRAMにはBK,
C,M,Y各色の出力可否フラグが設定されており、このフ
ラグと、先に述べたLSYNC−CTR1,2の論理積をとり、レ
ーザ43BKCMYの出力をするか否かを行う。このフ
ラグは、SCON700からの「色モード設定」コマンドで設
定される。
(6)コンソールユニツト(CU)750 第23図は、コンソールユニツトのブロツク図であり、
第24図は、操作表示用のボタン,表示手段の配置図であ
る。
第23図において、コンソールユニツト750は、コンソ
ールボード750′,CPU754,マトリクス型またはダイナミ
ツクドライブ型I/O・デコーダドライバ756,LCDコントロ
ーラ757,ビデオラム(VIDEO RAM)758,RAM759,ROM760,
割り込みコントローラ761,シリアルI/O762,LCDドライバ
763とからなる。
また、コンソールボード750′は、512×256ドツトのL
CDドツトマトリクス表示器751,LED表示器群752,スイツ
チマトリクス群753とから構成される。尚、スイツチマ
トリクス群753は、グループ1とグループ2とからな
り、グループ1は第24図の49個のスイツチ(通常の押し
ボタン)765〜813、グループ2は透明なタツチセンサボ
タン753a−11〜753a−48からなるもので、このタツチセ
ンサとLCDドツトマトリクス表示器751とは、第24図では
同一位置に設けられている。このタツチセンサボタンは
横方向に8個、縦方向に4個に分割されて、計8×4=
32個のマトリクス状スイツチを構成している。
第23図において、グループ1のスイツチボタンが押さ
れると、I/O・デコーダドライバ756が割り込み信号756a
をHighにし、グループ2のタツチセンサスイツチが押さ
れると、割り込み信号756bをHighにして、割り込みサブ
ルーチンに入り、すべてのスイツチのON/OFF状況をCPU7
54が知ることが出来る。このときSCON700に送るべき情
報は、直ちにSCONI/F762(シリアルI/O)を通してSCON7
00に送信される。
また、何らかの表示が必要なときは、LED表示器群752
またはLCDドツトマトリクス表示器751上に表示する。
表示の変更は、スイツチマトリクス群753の何れか1
つまたは複数が押されたとき、またはSCON700より表示
コマンドを受けとつたときである。
次に、システムのコピー作成動作について説明する。
〔1〕基本コピーモード N枚のコピーを作成するのにスキヤナユニツトSC100
の読取り走査N回行うもので、SC100で読み取つたデー
タをイメージプロセツサIP200が画像処理を行い、BKデ
ータについては直接プリンタユニツトPR600に出力し、
C,M,YデータはメモリユニツトMU400に出力する。C,M,Y
データを受け取つたMU400は、CについてはPR600内のBK
記録装置とC記録装置の間隔110mmに相当するCデータ
を遅れて出力する。この110mmは110×16LSYNC=1760主
走査線、1760線は1760×〔297mm(有効主走査線長)×1
6ドツト〕=8,363,520画素に相当し、この遅れを発生し
てPR600に出力する。同様に、Mは1,672,707画素、Yは
25,090,560画素遅れさせてPR600に出力する。即ち、MU4
00はメモリモード1として動作させる。
第25図は、基本コピーモードのタイミング図であつ
て、(a),(b)は各部分図であり、2枚リピートコ
ピーの場合についてのタイミングを示す。この場合は4
色フルカラーモードとし、SCON700は、PR600に対し「色
モード設定」コマンドでBK,C,M,Y,全て出力可のデータ
を送る。SC100には「Aサイズ読み取り」など、各種の
スキヤンモード設定コマンドを送る。IP200のUCRは、UC
R実行に設定しておく。尚、第25図中、「SCONのIPデー
タ出力」の項で ロはIPが画像処理の前に設定するものの出力、例えばRA
M224の書き込みなどである。
ハはIPが画像処理中常時出力して、それが有効なもの、
例えばUCR,D011などで途中で変化することもある。
以上の後に、先ずSC100に「スキヤンスタートコマン
ド」を送る、と同時にSCON内のLSYNCのカウンタ(これ
をSYS−L−CTRとする)をクリア、カウントイネーブル
にする。
IP200で処理に必要な主走査線数(数〜数十)だけSYS
−L−CTRのカウント値(このカウント値を以下NIPと呼
ぶ)が達すると、PR600に「プリントスタート」コマン
ドとMU400にMSTARTラインに1パルス出力する。
すると、IP200で処理された画信号は、BKに直接PRに
出力され、直ぐにプリント動作を行う。C,M,Yについて
は、MU400で所定の画素数分遅れてPR600に入力され、各
色のプリント動作を行う。尚、ここでニの部分は(他に
もあるが)MUに記憶されているデータを出力するが、こ
の値はでたらめであるかも知れない。
ところが、PR600では、前に述べたようにPR600内のLS
YNC−CTR1,2でレーザ43BKCMYの出力を制御してい
るので、このデータがプリントされることはない。
SCON内のSYS−L−CTRが適当な値に達すると、これを
クリアし、SC100に再度「スタート」コマンドを送り、
更にPR600に「スタート」コマンドを送る。尚、MU400に
はMSTARTパルスは発生しない。
以上のことを繰り返すことで、リピートコピーが作成
される。
〔2〕高速コピーモード N枚のコピーを作成するのに ・1回のSC読み取り走査(このときIPは画像処理しMUは
MMODE2とする)、 ・N回のPRプリント動作(このときMUはMMODE3とす
る)、 を行う。
第26図は、高速コピーモードのタイミング図であり、
(a),(b)は各部分図であつて、2枚のコピーを作
成する場合のタイミングを示す。第24図に示したCU750
でHighボタン(767)を押すと、CU750自身でその表示76
7aを点灯すると共に、直ちにこの情報は、SCON700に送
信される。続いてスタートボタン813が押されると、こ
れも直ちにSCON700に送信される。
SCON700は、必要があればSC100に「スキヤンモード設
定」コマンドを送るIPに事前設定が必要であれば、前記
ロのデータを送る。
次に、IPの前記ハのデータを出力し、MUのMMODE2をHi
ghにし、SCに「スキヤンスタート」コマンドを送る。SY
S−L−CTRがIP200の処理遅れLSYNC数(nip)だけカウ
ンとしたとき、MU400にMSTART信号を一発送る。
このようにして、まず、画像データはMU400にストア
される。ストア可能な副走査長は、 アドレスカウンタ42113のアドレシングに換算する
と、0〜5,242,879に相当する。副走査方向の記憶長さ
を大きくするには、前記第8図のメモリブロツクMBA,MB
B,MBCを追加し、チツプセレクト回路を追加すれば良
い。
尚、CU750で「4Color」表示769aが点灯しているとき
にHighボタン767が押されたときは、769aを消灯し、「3
Color」表示768aを点灯する。
また、3色カラーモードではSCON700が、IPにハのデ
ータを出力するときUCR信号はLowを出力する。
以上の間に、PR600には「プリントモード設定」コマ
ンドを送つておく。この中には「BK出力不可」の情報も
含む。
MUに画像データが全て記憶されると、SCON700は、MU
のMMODE2をLowにし、MMODE3をHighにし、MSTARTパルス
を発すると共に、PR600に「プリントスタート」コマン
ドを送る。すると、MU400内のカウンタ1〜3(421
13)が0からインクリメントを始め、データ設定スイ
ツチ41613の値と一致したカウンタから、そのカウン
タがアドレシングするメモリよりPR600にデータを出力
する。出力は、C,M,Yの順となる。
各カウンタ42113は、次からの比較はS/Pコンバータ
440のパラレル出力値となり、これを繰り返す。
尚、第26図は、見易くするために各時間を長くしてあ
る。実際は「プリントスタート」コマンド送信、MSTART
パルスの発生タイミング(t1)は、SC100の有効データ
がIP200で処理された後、直ちに発するのが良い。
またS/Pコンバータの設定値は、有効データの範囲の
極限まで小さくした方が良い〔但し、この設定値は1つ
の主走査線で用いられるアドレス1188(=4752画素×1/
4)の整数倍でないといけない〕。
以上のようにすると、大量のコピー作成時は、SCの戻
り時間、プリントを待つ必要がないので、コピー生成速
度が大幅に向上する。
A4サイズのものを、前記〔1〕の基本コピーモードで
コピーを作るときに20CPMであるとすると、このモード
では26CPM位になる。
尚、MU400に対しCMPSDデータ24bitは、第20図のよう
にして、第2のMSTARTパルスの前までには送つておく。
〔3〕主副双走査方向トリム領域集合コピーモード 本モードはトリミング(ここでは原稿の特定部分を4
辺形,8辺形,………等の多辺形で囲まれた内側の像を残
し、外側を空白化することを言うこととする)領域が複
数あるときに (1)該複数のトリム領域のそれぞれの主走査方向の片
端または中心位置を主走査方向の所定の一定位置に合わ
すべく各トリム領域を主走査方向に移動し、且つ (2)該複数トリム領域の副走査方向の空白間隔を少な
くまたは無くすべく、複数トリム領域を互いに重なりの
ないように所定の副走査方向に移動した像をプリントと
して転写紙上に作成するモードである(第28図参照)。
以下にモード設定と動作について述べる。また実際の
例として第27図に示す3つの領域(1個の6辺形と2個
の4辺形)がトリム領域として指定され、これを主走査
方向には左側、副走査方向には上に寄せ、等倍のプリン
トを得る場合について述べる。
<モード設定> 第24図において、オペレータがボタン795を押すと表
示795aが点灯し、本モードが設定出来る。また、複数の
トリム領域が主走査、副走査双方向に移動させられ、集
合された像を1つのブロツクと見做し、このブロツクを
転写紙のどの部分に配置するかを指定するのもまた可能
である。
この指定にはボタン779,780,781,782,783,784,785,78
6,または789のいずれかを押圧することで可能である。
尚、この指定を行わないときはデフオルト値として
「左上」が採られ表示779aが点灯する。
尚、トリム領域の入力はデジタイザタブレツト(DG)
900またはCU750上のエリアボタン790,791及び10キーボ
タン816−0〜816−9,エンターボタン808を用い入力す
る。
この例ではオペレータはDG900上に原稿を乗せ、図示
しないペンで各領域の点と領域の区切りを入力する。即
ち、 第1領域についてはP1,P2,P3,P4,P5,区切り、 第2領域についてはP7,P8,区切り、 第1領域についてはP11,P12,区切りを押し、入力する。
以上のようにして各領域のx(主走査),y(副走査)
座標値がSCON700に入力される。
尚、P6,P9,P10,P13,P14の入力は、SCON700が自動的に
算出するので、不要である。
<動作> 大別して3つの課程よりなる(第2,3,4,5,6,7,8,及び
26図参照)。
第1には、入力されたトリム領域の座標値から、SCON
700が制御に必要なデータを演算、算出し自らのデータ
エリアであるRAM713に設定したり、他のユニツトにデー
タを送信、設定する課程。
第2には、SC100による読み取り原画データを、IP200
により、複数のトリム領域について原画データを空白化
またはそのままパスするかの分離処理、即ちトリム処理
を施し、且つトリム処理された複数のトリム領域のそれ
ぞれを主走査方向の所定の方向に移動し、さらに、MU40
0のメモリモード2のメモリライト動作において、メモ
リアドレツシングを制御することで実質的に複数のトリ
ム領域の画像データをそれぞれ副走査方向の所定の位置
まで移動しストレージする課程。
第3に、MU400内にストレージされている画像データ
をPR600に出力しプリントを得る課程である。
第1の課程 (1)先ず、SCON700は入力されたトリム領域のx,y座標
値から多辺形入力で且つ各辺が主走査線に平行でないか
もしくは直角でないかを検出し、平行または直角でない
場合には、そのようになるように入力座標値の修正を行
う。
(2)次にy方向(副走査方向)の線分を検出する、こ
の線分はベクトルでありyの値の小さい方を始点、大き
い方を終点と呼ぶこととし、始点及び終点を小さい方か
ら大きい順にソーテングする。
(3)ソートされたyの中で始点に対応するxを小さい
方から順にソーテイングし、下のような2次元配列表を
つくる。
ここで、 G=有効主走査長×16より大きな値 Yx=元のyの寸法値(mm)×16 Xxx=元のxの寸法値(mm)×16/2 Y1,X11,X12,G Y2,X21,X22,G Y3,G Y4,X41,X42,G Y5,G Y6,X61,X62,G Y7,G (4)次に第4図に示すRAM224のメモリマツプ上に以下
のようにデータをライトする。
尚、これは主走査方向で、転写紙の左側寄せを指定す
る場合であり、右寄せのときはDsfxにはXx2の値をライ
トしておくものとする。
また、RAM224にライトする手順は第8図に示すタイミ
ングで行う。
(5)一方、SCON700自身は内部のRAM712の所定のアド
レスに全トリム領域の副走査方向の線分の始点、終点の
値に16を乗じた値を小さい方から、大きい順にソートし
ストアしておく。
第2及び第3の課程 オペレータがスタートボタン813を押した直後から第
2の課程が始まり、基本的には前に述べた〔2〕高速コ
ピーモードの場合とほぼ同様に動作を行う。ただ次の2
点が異なる。
1;IP200に対するA9〜A5信号が画像処理中に変化する。
2;MU400に対するVDENA信号が画像処理中に変化する。
以上の変化は何れも副走査方向のトリム領域の開始ま
たは終了位置に関連して起こる。
副走査方向の原画走査位置は、走査開始直前にクリア
されるSCON700中のソフトウエアカウンターであるSYS−
L−CTRがLSYNCパルス毎にインクレメントされるので、
これを監視することで分かる。A9〜A5信号を変えるのは
第1の課程で設定したRAM224のリードアドレツシングを
制御するためであり、 VDENA信号を変えるのはMU400のメモリモード2に於ける
メモリライトアドレツシングの制御、簡単に言うとアド
レスをインクレメントするか、又はインクレメントを停
止するかのどちらか一方を選択するためである。
第28図を参照し、上記2種の信号制御のタイミングに
ついて述べると (1)画像読み取り開始からIP200内のブロツク202の主
走査シフト処理ステージ、即ちトグルバツフアメモリ26
3r,g,bもしくは266r,g,bのリードの動作までの時間遅れ
をn11とするとき、SYS−L−CTR−n11の値がトリム領域
の副走査開始または終了位置に達したとき、即ちこの例
の場合ではY1,Y2,Y3,Y4,Y5,Y6,Y7,Y8の値に一致した時
点で、RAM224に該当するトリム領域データが格納されて
いるアドレスの上位5ビツト、即ちA9〜A5を、当該デー
タがアクセスされるように出力する。具体的には、 をバイナリで出力する。
以上のようにすると、少なくともトリム領域について
は指定範囲は画像データが次段に渡され指定範囲外は空
白化され、且つ各々のトリム領域に対応したシフトがDs
fxの値で行われることになる。
(2)画像読み取り開始からMU400の画像データメモリ
にデータがライトされるまでの時間遅れを主走査ライン
数に換算し、これをn12とするときSYS−L−CTR−n12の
値がトリム領域の開始または終了位置に達したとき、す
なわちこの例ではY1,Y2,Y3,Y4,Y5,Y6,Y7,Y8の値に一致
した時点でVDENAを領域の開始点では1、終了点では0
を出力する。
具体的には SYS−L−CTR−n12=0のときVDENA=0を出力 SYS−L−CTR−n12=Y1のときVDENA=1を出力 SYS−L−CTR−n12=Y3のときVDENA=0を出力 SYS−L−CTR−n12=Y4のときVDENA=1を出力 SYS−L−CTR−n12=Y5のときVDENA=0を出力 SYS−L−CTR−n12=Y6のときVDENA=1を出力 SYS−L−CTR−n12=Y7のときVDENA=0を出力 を出力する。
以上のようにすると、トリム領域の画像の存在部分に
ついてはその画像データは、MU400にストレージされ、
副走査方向のトリム指定の空白範囲は画像データは何も
ストレージされないことになる。
以上のようにして第2の課程を終了し、続いて第3の
課程を第28図に示すごとく実行すれば目的のプリントが
得られることになる。
以上の動作においてさらに補足的に述べる。
SC100の読み取り動作、IP200による画像処理動作が開
始されると、最初のLSYNCの後のVCLKの数が4871に達し
たとき、第6図に示すごとくRD−CTR2512のプリセツト
値としてRAM224のアドレスの下位5ビツトが0のデー
タ、即ちDsfxがロードされる。このロード動作はLSYNC
パルス毎に行われるがRAM224のアドレシングの上位5ビ
ツトはトリム領域によつて異なるのでRD−CTR251にロー
ドされる値もその都度変わることになる。
RD−CTR251にロードされた値は、次のLSYNC以降トグ
ルバツフアメモリ263r,g,bまたは266r,g,bの読み出し開
始アドレスとして作用する、即ちシフトの動作を行うこ
とになる。尚、LEFT/▲▼信号を制御するこ
で左または右へのシフトが指定でき、この例の場合は
1、即ち左シフトを指定しておく。
一方、RAM224の下位5ビツト(A4〜A0)が0でない、
すなわち1〜31H(Hは16進数の意)のデータは主走査
方向のトリム動作に用いられる。
同データがアクセスされるのは、上記RAM224のアドレ
ス上位5ビツト(A9〜A5)がSCON700から与えられてか
ら3LSYNC相当遅延して作用するのは第6図の説明の際に
述べた。これらのデータはコンパレータ252のA側入力
として用いられ、同コンパレータのB側入力はRD−CTR2
51の出力に接続されている。
従つて、2つの入力が一致するとJK−FF253を反転し
ゲート260を経由してSWITCH信号として出力され、各色
の画像信号を次のMU400に出力するか否かの作用を施す
C,M,Y,BK−GATE207C,M,Y,BKに伝達される。
尚、コンパレータ252が一致出力OUT端子から1を出力
する毎に5ビツトカウンタ222をインクレメントさせる
のでRAM224のアドレスを1つだけ増加する、即ちコンパ
レータ252はRAM224のトリムデータDswx−1,Dswx−2,Dsw
x−3,……というように、一致する度に順次異なるデー
タとRD−CTR251と比較することになる。ここでの例では
一致信号1が出力されるのはトリムの画像を残す部分が
含まれる主走査線では2回、空白化する主走査線では一
度も出ない。
尚、IN/OUT信号は画像処理中0に保つものとする。
次に、MU400に対するVDENA信号はD−FF436のD入力
に接続されており、LSYNCパルスでこの入力値がQ出力
に現れる。この信号はタイミング信号発生器406のACLK
とともにANDゲート438に入力されている。従つて、VDEN
A信号は1であればACLKを通過させアドレスカウンタ421
−1〜421−3をインクレメントさせながら画像データ
をライトし、0であればACLKを上記アドレスカウンタに
送らず入力されてくる画像データは全く保持されないこ
とになる。
このようにして副走査方向のトリム領域の指定範囲外
の部分はMU400にメモリされず、指定範囲の部分は上側
へと移動されることになる。
この例の場合について原稿とコピーの関係を第27図に
示す。
尚、以上の例では主走査方向については転写紙の左側
に個々のトリム領域の左端を合わす例について述べた
が、個々のトリム領域は、Dsfxの値が任意に設定できる
こととLEFT/▲▼信号が自由に変えられるこ
とからして、自在に任意の方向と移動量が選べる。よつ
て、中央や右側への集合も自在に出来る。
また、副走査方向についてはVDENA信号は任意に制御
可能なので、下側集合も可能である。
〔効果〕
叙上の如く、本発明によれば、原画像を2次元的に画
素単位に分解走査して読み取る原画読み取り手段、原画
像の特定部分の画素を白または特定の色に置き換えるト
リミング手段、該トリミング手段によつてトリムされた
複数の領域の第1の走査方向の位置に呼応して、第1の
走査方向に上記複数トリム領域を個別に移動する第1シ
フト手段、該トリミング手段によつてトリムされた複数
の領域の第2の走査方向の位置に呼応して、第2の走査
方向に上記複数トリム領域を個別に移動する第2シフト
手段、上記2つのシフト手段によつてシフトされた像を
記録する記録手段とを具備し、複数のドリム領域をそれ
ぞれ個別に、第1及び第2走査方向に移動した像を1枚
の記録媒体上に記録するようにしたので、トリムされた
複数の領域があちこちに点在しないのでプリントが読み
易くなり、またトリムされた複数の領域を個別に自由に
移動走査出来るので、より創造的な編集コピーが得ら
れ、さらにトリムされた複数の領域があちこちに点在し
ないので、記録用紙を小さくすることができ、経済性に
優れるという効果を奏する画像形成装置を提供すること
が出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を適用するデジタルカラー複
写機の全体構成を示す概略図、第2図(a),(b)は
複写機のシステムブロツク図、第2図(c),(d),
(e),(f)は各部分図、第2図(g)はゲートの呼
び方を示す説明図、第3図はイメージプロセツサIPの回
路図を示し、(a),(b)は各部分図、第4図はRAM2
24のアドレスデータの説明図、第5図はRAM224のライト
サイクルタイミング図、第6図はイメージプロセツサIP
の動作タイミング図、第7図は回路ブロツク207cを説明
する回路図、第8図(a),(b),(c),(d),
(e),(f),(g),(h)は各部分図、第9図は
RAMを示す回路図、第10図,第11図,第12図及び第13図
(a)は第9図のRAMの動作タイミング図、第13図
(b)は第10図乃至第13図(a)中の記号の意味と時間
を示す説明図、第14図はメモリのタイミングを示すタイ
ミング図、第15図はアドレスクロツクを示すパルスの説
明図、第16図はコンパレータの出力とカウンタの関係を
説明する説明図、第17図はカウンタの構成を示す回路
図、第18図はメモリモード2のときのアドレツシングの
タイミングを示すタイミング図、第19図はメモリモード
3のときのアドレツシングのタイミングを示すタイミン
グ図、第20図はCMPSDデータ及びDSHIFTパルスのタイミ
ング図、第21図はシアン色記録装置のレーザ走査系の詳
細図、第22図はプリントサイクルのタイミング図、第23
図はコンソールユニツトのブロツク図、第24図は操作表
示用ボタン及び表示手段の配置図、第25図(a),
(b)は基本コピーモードのタイミング図、第26図
(a),(b)は高速コピーモードのタイミング図、第
27図(a),(b)は副走査方向のトリム領域について
の原稿とコピーの関係を示す説明図、28図(a),
(b)は主副両走査方向トリム領域集合コピーモードの
タイミング図である。 100…原稿読取り手段、200…トリミング手段(第1シフ
ト手段)、400…メモリユニツト(第2シフト手段)、6
00…記録手段。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2次元的に画素単位に分解走査して読み取
    られる原画像をデジタル的に画像処理を施して画像編集
    を可能とし且つ画像処理された像を記録媒体上に形成す
    る画像形成装置において、 原画像を2次元的に画素単位に分解走査して読み取る原
    画読み取り手段と、 原画像の特定部分の画素を白または特定の色に置き換え
    るトリミング手段と、 該トリミング手段によってトリムされた複数の領域の第
    1の走査方向の位置に呼応して第1の走査方向に上記複
    数のトリム領域を個別に移動する第1シフト手段と、 前記トリミング手段によってトリムされた複数の領域の
    第2の走査方向の位置に呼応して第2の走査方向に上記
    複数のトリム領域を個別に移動する第2シフト手段と、 上記2つのシフト手段によってシフトされた像を記録す
    る記録手段とを具備し、 前記複数のトリム領域をそれぞれ個別に、第1及び第2
    走査方向に移動した像を1枚の記録媒体上に記録するこ
    とを特徴とする画像形成装置。
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