JPH04267247A - ハロゲン化銀写真感光材料 - Google Patents

ハロゲン化銀写真感光材料

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JPH04267247A
JPH04267247A JP2871691A JP2871691A JPH04267247A JP H04267247 A JPH04267247 A JP H04267247A JP 2871691 A JP2871691 A JP 2871691A JP 2871691 A JP2871691 A JP 2871691A JP H04267247 A JPH04267247 A JP H04267247A
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JP
Japan
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silver halide
silver
vinylidene chloride
grains
emulsion
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JP2871691A
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Akio Fujita
藤田 章夫
Takeo Arai
健夫 荒井
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Konica Minolta Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ハロゲン化銀写真感光
材料に関し、詳しくは寸法安定性に優れ、しかも経時で
の残色も少ないハロゲン化銀写真感光材料に関する。
【0002】
【発明の背景】ハロゲン化銀写真感光材料(以下、感光
材料という)は、湿度が低い時は縮み、高い時は伸びる
特性がある。
【0003】また、これとは別に感光材料は現像処理の
前後で寸法が変化する特性を有している。これは露光時
の感光材料及び感光材料上の画像寸法と現像処理後の感
光材料及び感光材料上の画像寸法が異なる現象であり、
露光時の温度条件と、現像処理時の乾燥温度及び湿度条
件の影響により生ずるものである。
【0004】この感光材料の寸法変化は、例えば多色印
刷のための網点画像や精密な線画の再現が要求される印
刷用感光材料において極めて重大な欠点になる。具体的
に、カラー印刷用のフィルム原版はシアン、マゼンタ、
イエローの3原版ないしスミ版を加えた4原版で構成さ
れているため、一組の原版として寸法安定性が要求され
る。したがってこの4色の原版の寸法精度が厳密に合わ
ないと色ずれの原因となる。また地図等についても寸法
精度が非常に要求される。
【0005】このような寸法精度変化の少ない、いわゆ
る寸度安定性の優れた感光材料を得る方法としては、例
えば特開昭64−538号に塩化ビニリデンを含有する
ポリマー層をポリエステル支持体上に塗布する技術が開
示されている。
【0006】しかしながら、このような塩化ビニリデン
被覆の支持体を使用したハロゲン化銀写真感光材料にお
いては残色が増加するという問題があった。
【0007】
【発明の目的】上記のような問題に対し、本発明の目的
は、ハロゲン化銀写真感光材料において、寸度安定性に
優れ、しかも残色の少ないハロゲン化銀写真感光材料を
提供することである。
【0008】
【発明の構成】本発明の上記目的は、支持体上に塩化ビ
ニリデン共重合体ラテックスよりなる被覆層を設け、か
つハロゲン化銀粒子の核形成及び/又は結晶成長過程の
一部またはすべてを保護コロイド水溶液の存在下に形成
された微細なサイズのハロゲン化銀粒子からなる乳剤を
供給するこにより得られたハロゲン化銀粒子を含むハロ
ゲン化銀層を少なくとも1層有することを特徴とするハ
ロゲン化銀写真感光材料により達成される。尚本発明に
おける好ましい態様としては、上記塩化ビニリデン被覆
層の上に、イオン性高分子物質または金属酸化物を含有
する帯電防止層が塗設されていることであり、さらに支
持体上のゼラチン塗布量が片面当たり2.6g/m2以
下であることである。
【0009】以下、本発明について詳細に説明する。
【0010】本発明における塩化ビニリデン共重合体と
は、塩化ビニリデンを含有する共重合体、特開昭51−
135526号記載の塩化ビニリデン/アクリル酸エス
テル/側鎖にアルコールを有するビニル単量体よりなる
共重合体、米国特許2,852,378号記載の塩化ビ
ニリデン/アルキルアクリレート/アクリル酸よりなる
共重合体、米国特許2,698,235号の塩化ビニリ
デン/アクリロニトリル/イタコン酸よりなる共重合体
、米国特許3,788,856号記載の塩化ビニリデン
/アルキルアクリレート/イタコン酸よりなる共重合体
、等があげられる。
【0011】塩化ビニリデンの好ましい態様としては、
塩化ビニリデン80〜94重量%を含む共重合体(A)
を樹脂分として30〜94重量部、塩化ビニリデン94
〜100重量%を含む共重合体(B)を樹脂分として3
〜50重量部、塩化ビニリデン40〜80重量%を含む
共重合体(C)を樹脂分として3〜20重量部をラテッ
クス状態で混合、ないしは同一ラテックス中で混合する
ことにより得られた塩化ビニリデン共重合体混合ラテッ
クスである。
【0012】具体的な化合物例として次のものがあげら
れる。
【0013】(  )内数字は全て重量比を表わす。
【0014】塩化ビニリデン:メチルアクリレート:ヒ
ドロキシエチルアクリレート(86:12:2)の共重
合体。
【0015】塩化ビニリデン:エチルメタクリレート:
ヒドロキシプロピルアクリレート(82:10:8)の
共重合体。
【0016】塩化ビニリデン:ヒドロキシジエチルメタ
クリレート(92:8)の共重合体。
【0017】塩化ビニリデン:ブチルアクリレート:ア
クリル酸(94:4:2)の共重合体。
【0018】塩化ビニルデン:ブチルアクリレート:イ
タコン酸(75:20:5)の共重合体。
【0019】塩化ビニリデン:メチルアクリレート:イ
タコン酸(90:8:2)の共重合体。
【0020】塩化ビニリデン:メチルアクリレート:メ
タアクリル酸(93:4:3)。
【0021】塩化ビニリデン:イタコン酸モノエチルエ
ステル(96:4)の共重合体。
【0022】塩化ビニリデン:アクリロニトリル:アク
リル酸(95:3.5:1.5)の共重合体。
【0023】塩化ビニリデン:メチルアクリレート:ア
クリル酸(90:5:5)の共重合体。
【0024】塩化ビニリデン:エチルアクリレート:ア
クリル酸(93:5:2)の共重合体。
【0025】塩化ビニリデン:メチルアクリレート:3
−クロロ−2−ヒドロキシプロピルアクリレート(84
:9:7)の共重合体。
【0026】塩化ビニリデン:メチルアクリレート:N
−エタノールアクリルアミド(85:10:5)の共重
合体。
【0027】塩化ビニリデン:メチルアクリレート:ア
クリル酸(98:1:1)の共重合体。
【0028】塩化ビニリデン:メチルアクリレート:イ
タコン酸(97:1:2)の共重合体。
【0029】塩化ビニリデン:アクリルニトリル:アク
リル酸(99:0.5:0.5)の共重合体。
【0030】塩化ビニリデン:エチルアクリレート:ア
クリル酸(98:1:1)の共重合体。
【0031】塩化ビニリデン:メチルアクリレート:ア
クリル酸(65:34:1)の共重合体。
【0032】塩化ビニリデン:メチルアクリレート:イ
タコン酸(70:29:1)の共重合体。
【0033】塩化ビニリデン:アクリルニトリル:アク
リル酸(70:29:1)の共重合体塩化ビニリデン:
エチルアクリレート:アクリル酸(68:31:1)の
共重合体支持体上に塩化ビニリデン層を被覆する方法に
ついては特に制限はないが、例えば本出願人による特願
平2−181853号記載の方法が使用できる。
【0034】その他、強い接着力をもたせるために種々
の処理を施すことができる。例えば表面を薬品処理、機
械的処理、コロナ放電処理、火焔処理、紫外線処理、高
周波処理、グロー放電処理、活性プラズマ処理、レーザ
ー処理、混酸処理、オゾン酸化処理等の表面活性化処理
したり、酸成分、水酸基成分、エポキシ基成分、N−ア
ルカノール基成分、ジオレフィン単量体成分、ポリマー
ラテックス成分等の中から選ばれる単一または複数の成
分を含有する下引層を塗設する方法等である。本発明に
おいては上記塩化ビニリデリン共重合体層の上に帯電防
止層が塗設されていることが好ましい。帯電防止層とし
てはイオン性高分子物質を含有する層或は金属酸化物を
含有する層が好ましく用いられる。ここでイオン性高分
子物質を含有する帯電防止層としては、水溶性導電性ポ
リマー、疎水性ラテックス及びエポキシ系硬化剤の反応
生成物からなることが望ましい。
【0035】水溶性導電性ポリマーについては、スルホ
ン酸基、硫酸エステル基、4級アンモニウム塩、3級ア
ンモニウム塩、カルボキシル基、から選ばれる少なくと
も1つの導電性基を有するポリマーが挙げられる。導電
性基はポリマー1分子当たり5重量%以上を必要とする
。水溶性の導電性ポリマー中には、ヒドロキシ基、アミ
ノ基、エポキシ基、アジリジン基、活性メチレン基、ス
ルフィン酸基、アルデヒド基、ビニルスルホン基を含ん
でいてもよい。
【0036】ポリマーの分子量は、3000〜1000
00であり、好ましくは3500〜50000である。
【0037】以下、本発明に用いられる水溶性導電性ポ
リマーの化合物例を挙げるがこれに限定されるものでは
ない。
【0038】
【化1】
【0039】
【化2】
【0040】
【化3】
【0041】さらに特願平2−226971号第35頁
〜第40頁のA−1〜A−21も用いられる。
【0042】本発明の水溶性導電性ポリマー層中に含有
させる疎水性ポリマー粒子は、実質的に水に溶解しない
所謂ラテックスで構成されている。この疎水性ポリマー
は、スチレン、スチレン誘導体、アルキルアクリレート
、アルキルメタクリレート、オレフィン誘導体、ハロゲ
ン化エチレン誘導体、ビニルエステル誘導体、アクリル
ニトリル等の中から任意の組み合わせで選ばれるモノマ
ーを重合して得られる。特にスチレン誘導体、アルキル
アクリレート、アルキルメタクリレートが少なくとも3
0モル%含有されているのが好ましい。特に50モル%
以上が好ましい。
【0043】
【化4】
【0044】
【化5】
【0045】
【化6】
【0046】さらに特願平2−226971号第49頁
〜第55頁記載のB−1〜B−26も用いられる。次に
本発明におけるエポキシ系硬化剤はエポキシ基があれば
特に制限はなく、複数の硬化剤例えばアルデヒド系、ビ
ニルスルホン系等の硬化剤と併用することができる。
【0047】好ましいエポキシ化合物としては、ヒドロ
キシ基又はエーテル縮合を含有するものである。本発明
においてエポキシ当量は下記一般式により示される値で
ある。
【0048】エポキシ当量=分子量/1分子内のエポキ
シ基数この値は例えば新実験化学講座13(1)有機構
造P58(丸善発行)の方法によって比色定量も可能で
ある。
【0049】エポキシ当量は50〜300が好ましく、
更に好ましくは80〜210である。300以上では硬
化が弱く、量を増やすと塗布性が劣化する。硬化が弱い
とスリ傷が発生し易い。エポキシ当量が50以下では硬
化が強いがヘーズ及び残色が劣化し、量を減らしても良
化しない。
【0050】本発明のエポキシ化合物の具体例を挙げる
【0051】尚(  )内の数字はエポキシ当量を表す
【0052】
【化7】
【0053】
【化8】
【0054】エポキシ硬化剤の添加量は5mg/m2〜
1g/m2が好ましい。
【0055】添加位置は帯電防止層、下引層、乳剤層、
バッキング層及び保護層のいずれにも使用できるが、好
ましくは帯電防止層あるいは帯電防止層を有する側の親
水性コロイド層である。
【0056】次に帯電防止層が金属酸化物より成る場合
における金属酸化物は、酸化インジウム、酸化スズ或は
アンチモン原子をドープした金属酸化物のいづれか又は
これらの組み合わせを用いることができる。
【0057】酸化インジウムとしては、酸化第1インジ
ウム、(In2O)と酸化第2インジウム(In2O3
)とが知られているが、本発明では、酸化第2インジウ
ムを用いるのが好ましい。
【0058】又、酸化スズとしては、酸化第1スズ(S
nO)と酸化第2スズ(SnO2)が知られているが、
本発明で好ましく用いられるのは酸化第2スズである。
【0059】アンチモン原子をドープした金属酸化物と
しては具体的には、酸化スズ及び酸化イリジウムを挙げ
ることができる。前記金属酸化物にアンチモンをドーピ
ングするには、スズやインジウムのハロゲン化物、アル
コキシ化物あるいは硝酸塩化合物とアンチモンのハロゲ
ン化物あるいは硝酸塩化合物とアンチモンのハロゲン化
物、アルコキシ化物あるいは硝酸塩化物と混合して酸化
焼成して得ることができる。これらの金属化合物は、例
えば、日本イットリウム株式会社など金属化合物のメー
カーから容易に入手することができる。またアンチモン
をドープする際の好ましい含有率は、スズやインジウム
に対して0.5〜10%の重量%が好ましい。これらの
無機化合物の添加方法は、ゼラチンなどの親水性コロイ
ドに分散、あるいはアクリル酸やマレイン酸などの高分
子化合物に分散して添加することが好ましい。バインダ
ー当たりの担持の割合は1〜100重量%が好ましい。
【0060】本発明の導電性層の膜面pHとしては、8
.0以下が好ましいが、低すぎても膜の安定性から好ま
しくない。特に好ましくは3.0〜7.5である。
【0061】本発明の導電性層は感光性層より支持体側
にあってもよいし、感光層に対し支持体の反対側の面、
あるいは面側でもよいが、反対側の面がより好ましい。
【0062】本発明では導電性層が透明支持体上に塗設
される。透明支持体は写真用のもの全てが使えるが好ま
しくは、可視光を90%以上透過するように作られたポ
リエチレンテレフタレート又セルローストリアセテート
である。
【0063】本発明の写真感光材料は少なくとも1層の
感光性ハロゲン化銀乳剤層を含む写真構成層を有する。
【0064】該写真構成層は親水性コロイド層であり、
該層に用いられる親水性コロイドとしては写真業界で通
常使用されるゼラチンならびに公知の各種バインダーを
用いることができるが、ゼラチンが好ましい。
【0065】本発明の写真感光材料にはポリマーラテッ
クスを含有することが好ましい。含有せしめられるポリ
マーラテックスとしては例えば米国特許2,772,1
66号、 同3,325,286号、 同3,411,
911号、 同3,311,912号、 同3,525
,620号、 リサーチ・ディスクロージャー(Res
earch Disclosure)誌No.195 
19551(1980年7月)等に記載されているごと
き、アクリル酸エステル、メタクリル酸エステル、スチ
レン等のビニル重合体の水和物がある。
【0066】本発明に好ましく用いられるポリマーラテ
ックスとしてはメチルメタクリレート、エチルメタクリ
レート等のメタアルキルアクリレートの単独重合体、ス
チレンの単独重合体、又は、メタアルキルアクリレート
やスチレンとアクリル酸、N−メチロールアクリルアミ
ド、グリシドールメタクリレート等との共重合体、メチ
ルアクリレート、エチルアクリレート、ブチルアクリレ
ート等のアルキルアクリレートの単独重合体もしくはア
ルキルアクリレートとアクリル酸、N−メチロールアク
リルアミド等との共重合体(好ましくはアクリル酸等の
共重合成分は30重量%まで)、ブタジエンの単独重合
体もしくはブタジエンとスチレン、ブトキシメチルアク
リルアミド、アクリル酸の1つ以上との共重合体、塩化
ビニリデン−メチルアクリレート−アクリル酸3元共重
合体等が挙げられる。具体例としては特願平1−390
23号記載のポリマーラテックスが挙げられるが、本発
明はこれらに限定されるものではない。
【0067】また本発明の感光材料には、特公昭59−
17825号、同59−17818号、同59−178
19号、同59−17820号、同59−17821号
、同59−17826号、同59−17822号に開示
されているテトラゾリウム化合物、又、特開昭53−1
6623号、同53−20927号、同53−8471
4号、同57−58137号等に開示されているヒドラ
ジン化合物を硬調化剤として含有することができる。
【0068】これらの化合物を含有する感光材料は、超
加成性現像液で処理し、高いコントラストを有する銀画
像を得ることができる。
【0069】次に本発明における微細なサイズのハロゲ
ン化銀粒子からなる乳剤を供給することにより得られた
ハロゲン化銀粒子を含む乳剤について説明する。本発明
の場合、塩臭化銀粒子であって、この様にして調整され
た粒子は完全に均一な塩化銀分布を有する塩臭化銀相を
もつ塩臭化銀粒子である。ここに言う「完全に均一な塩
化銀分布」とは、これまで取り扱われてきた塩化銀分布
とは全く異なり、より微視的な分布を言う。塩臭化銀粒
子における塩化銀分布(あるいは臭化銀分布)を測定す
る手段として、分析電子顕微鏡(Analytical
 Electron Microscopy)がよく用
いられる。
【0070】これまで均一な塩化銀を含むハロゲン化銀
粒子と呼ばれてきたハロゲン化銀粒子は単に粒子成長の
際、硝酸銀と一定の組成の(一定のヨウ化物含量)ハロ
ゲン塩混合物をダブルジェット法で反応容器に添加した
にすぎず、そのような粒子においては巨視的な塩化銀分
布は確かに一定であるが、微視的な塩化銀分布は均一で
はない。本発明においては、そのような粒子を「一定の
ハロゲン組成」をもつ平板状粒子と呼び「完全に均一」
な本発明に示す平板状粒子とは明確に区別する。本発明
において、感光性ハロゲン化銀粒子の核形成及び/又は
結晶成長過程で供給する微小なサイズのハロゲン化銀粒
子(ハロゲン化銀微粒子と称する場合もある)の粒径は
、0.1μm以下が好ましく、より好ましくは0.05
μm以下、更に好ましくは0.03μm以下である。該
ハロゲン化銀粒子の粒径は、例えば拡大率3〜6万倍の
電子顕微鏡写真の粒子直径、又は投影時の面積を実測す
ることにより求められる。
【0071】ハロゲン化銀微粒子は、感光性ハロゲン化
銀粒子の核形成及び/又は結晶成長に(a)先立ち調製
しておいたものを添加してもよいし、(b)並行して調
製し添加してもよい。
【0072】(b)の場合には、ハロゲン化銀粒子の核
発生から添加までの停滞時間が短いために、微粒子間で
のオストワルド熟成による微粒子サイズの増大を抑える
ことができる。特にハロゲン化銀粒子を調整しつつ連続
的に添加するという形態は、上記停滞時間を短縮する上
で有効である。
【0073】感光性ハロゲン化銀粒子が、2種類以上の
ハロゲン化銀の混晶からなる相を少なくとも1相有し、
該相をハロゲン化銀微粒子の供給によって形成する場合
、(1)目的とする該ハロゲン化銀粒子のハライド組成
に応じたハロゲン化銀組成を有するハロゲン化銀微粒子
を用いて行ってもよいし、(2)異なるハロゲン化銀組
成を有する2種類以上のハロゲン化銀微粒子を用いて、
目的とする該ハロゲン化銀粒子のハライド組成に応じた
混合比で、同時に又は個別に供給して行ってもよい。
【0074】微粒子の供給方法と添加する微粒子のハロ
ゲン化銀組成及び添加種類数に特に制限はなく、ハロゲ
ン化銀乳剤の調製時にそれらをどのように組み合わせて
もよい。
【0075】但し、感光性ハロゲン化銀粒子がハロゲン
化銀組成の異なる相を少なくとも2相有し、該相の少な
くとも2相をハロゲン化銀粒子の供給によって形成する
場合において、微粒子の供給方法を(a)に従う場合に
は、(2)を組み合わせることが生産効率上好ましい。
【0076】本発明のハロゲン化銀粒子は、その晶癖に
は特に限定はない。
【0077】本発明のハロゲン化銀粒子は、立方体、8
面体、12面体、14面体、24面体のような正常晶で
もよく、平板状のような及び他形状の双晶、更にじゃが
いも状等の不定形粒子であってもよい。又これらの混合
物であってもよい。
【0078】平板状の双晶である場合、粒子の投影面積
同等円換算直径と粒子厚みの比が1〜20のものが投影
面積の60%以上であることが好ましく、更に1.2以
上8.0未満が好ましく、特に1.5以上、5.0未満
が好ましい。
【0079】本発明のハロゲン化銀乳剤は単分散性のハ
ロゲン化銀乳剤であることが好ましい。
【0080】本発明において、単分散性ハロゲン化銀乳
剤とは、平均粒径dを中心に±20%の粒径範囲内に含
まれるハロゲン化銀重量が全ハロゲン化銀重量の70%
以上であるものを言い、好ましくは80%以上、更に好
ましくは90%以上である。
【0081】本発明のハロゲン化銀乳剤の平均粒径は0
.1μm〜10.0μmであることが好ましく、より好
ましくは0.2μm〜5.0μmである。
【0082】その他、本発明の感光材料には当業界公知
の増感法等、各種技術、添加剤を用いることができる。 添加剤については、例えばリサーチディスクロージャー
第176巻Item17643(1978年12月)及
び同187巻Item18716(1979年11月)
に記載されている。
【0083】本発明に係るハロゲン化銀写真感光材料に
おいて、写真乳剤層その他の親水性コロイド層は種々の
塗布法により支持体上又は他の層の上に塗布できる。塗
布には、ディップ塗布法、ローラー塗布法、カーテン塗
布法、押出し塗布法等を用いることができる。
【0084】本発明に係るハロゲン化銀写真感光材料の
写真処理は、特に制限はなく、公知の各種の方法及び添
加剤等が使用できる。例えばリサーチ・ディスクロージ
ャー(Research Disclosure)17
6号第28〜30頁(RD―17643)に記載されて
いるような、種々の方法及び種々の処理液のいずれをも
適用することができる。処理温度は、普通18℃から5
0℃の間に選ばれるが、18℃より低い温度又は50℃
を越える温度としてもよい。
【0085】例えば、黒白写真処理する場合に用いる現
像液は、現像主薬を含むことができる。現像主薬として
は、ジヒドロキシベンゼン類(例えばハイドロキノン)
、3−ピラゾリドン類(例えば1−フェニル−3−ピラ
ゾリドン)、アミノフェノール類(例えばN−メチル−
o−アミノフェノール)等を、単独もしくは組合せて用
いることができる。
【0086】本発明で用いる写真乳剤に対する露光は、
化学増感の状態、使用目的等によって異なるが、タング
ステン、蛍光灯、水銀灯、アーク灯、キセノン太陽光、
キセノンフラッシュ、陰極線管フライングスポット、レ
ーザー光、電子線、X線、X線撮影時の蛍光スクリーン
等の多種の光源を適宜用いることができる。
【0087】
【実施例】以下に本発明の実施例を詳細に記述するが本
発明がこれらに限定されるものではないことは言うまで
もない。
【0088】実施例12軸延伸ポリエステルフィルムに
、以下の(A)、(B)、(C)の塩化ビニリデン共重
合体を80:10:10の割合になるように混合された
水性分散液を、両面に表1の厚さになるように塗布乾燥
し、ポリ塩化ビニリデンが積層されたポリエステル支持
体1,2を作成した。
【0089】(A)塩化ビニリデン:メチルアクリレー
ト:メチルメタクリレート:アクリル酸=86.6:1
1.1:2.0:0.3(B)塩化ビニリデン:メチル
アクリレート:アクリル酸=98.0:1.0:1.0
(C)塩化ビニリデン:メチルアクリレート:アクリル
酸=65.0:34.0:1.0(乳剤の調製)下記の
ようにして塩臭化銀乳剤1−A〜1−Fを調製した。
【0090】塩臭化銀微粒子乳剤1−A1.2Mの硝酸
銀水溶液と0.36Mの臭化カリウムと0.9Mの塩化
ナトリウムを含むハロゲン塩水溶液を各々600mlを
、塩化ナトリウムを含むゼラチン水溶液に、撹拌しなが
ら35℃で添加し、常法のフロキュレーション法で洗浄
し、ゼラチン30gを加え、溶解した後pHを6.5に
調整した。得られた塩臭化銀微粒子(塩化銀含量70%
)は、平均粒子サイズ0.05μmであった。
【0091】塩臭化銀微粒子乳剤1−Bハロゲン塩水溶
液を0.6Mの臭化カリウムと0.66Mの塩化ナトリ
ウムを含むハロゲン塩水溶液600mlを用いた以外は
1−Aと同様にして乳剤を調整した。得られた塩臭化銀
微粒子(塩化銀含量50%)は平均粒子サイズ0.05
μmであった。
【0092】乳剤1−C(比較)0.13Mの硝酸銀水
溶液と、0.04Mの臭化カリウムと0.09Mの塩化
ナトリウムを含むハロゲン塩水溶液を、塩化ナトリウム
を含むゼラチン水溶液に、撹拌しながら60℃で、12
分間ダブルジェット法により添加し、平均粒子サイズ0
.13μm、塩化銀含有量70%の塩臭化銀粒子を得る
ことにより核形成を行った。続いて同様に0.87Mの
硝酸銀水溶液と、0.26Mの臭化カリウムと、0.6
5Mの塩化ナトリウムを含むハロゲン塩水溶液をダブル
ジェット法により、20分間かけて添加した。その後常
法に従い、フロキュレーション法により水洗し、ゼラチ
ン50gを加えpH6.0、pAg7.5に調整し、さ
らに銀1モルあたりデオキシリボ核酸127mg、チオ
硫酸ナトリウム5mgを加え、60℃で75分間加熱し
、化学増感処理を施し、安定剤として4−ヒドロキシ−
6−メチル−1,3,3a,7−テトラザインデン15
0mgを加えた。得られた粒子は、平均粒子サイズ0.
25μm、塩化銀含量70%の塩臭化銀立方体粒子であ
った。(変動係数10%)乳剤1−D(本発明)乳剤1
−Cと同様に核形成を行い、平均粒子サイズ0.13μ
mの塩臭化銀核粒子を得た後、続いて60℃において溶
解した微粒子乳剤1−Aの0.87モルに相当する量を
ポンプで反応容器に添加した。その後1−Cと同様に水
洗および化学増感処理を行った。 得られた粒子は平均粒子サイズ0.25μm、塩化銀含
量70%の塩臭化銀立方体粒子であった。(変動係数1
0%)乳剤1−E(比較)0.13Mの硝酸銀水溶液と
、0.065Mの臭化カリウムと0.075Mの塩化ナ
トリウムを含むハロゲン塩水溶液を、塩化ナトリウムを
含むゼラチン水溶液に、撹拌しながら60℃で、12分
間ダブルジェット法により添加し、平均粒子サイズ0.
13μm、塩化銀含有量50%の塩臭化銀粒子を得るこ
とにより核形成を行った。続いて同様に0.87Mの硝
酸銀水溶液と、0.435Mの臭化カリウムと、0.4
75Mの塩化ナトリウムを含むハロゲン塩水溶液をダブ
ルジェット法により、20分間かけて添加した。
【0093】その後乳剤Cと全く同様にして、平均粒径
0.25μm、塩化銀含有量50%の塩臭化銀立方体粒
子を得た。(変動係数12%) 乳剤1−F(本発明)乳剤1−Dと同様に核形成を行い
、平均粒子サイズ0.13μmの塩臭化銀核粒子を得た
後、続いて60℃において溶解した微粒子乳剤1−Bの
Ag0.87モルに相当する量をポンプで反応容器に添
加した。 その後1−Cと同様に水洗および化学増感処理を行った
。得られた粒子は平均粒子サイズ0.25μm、塩化銀
含量50%の塩臭化銀立方体粒子であった。(変動係数
12%)更に、これら1−A〜1−Fの乳剤を水にて2
60mlに仕上げて乳剤液とした。 (乳剤添加用ラテックス(L)の作成)水40lに名糖
産業製KMDS(デキストラン硫酸エステルナトリウム
塩)を0.25Kg及び過硫酸アンモニウム0.05K
g加えた液に液温81℃で撹拌しつつ窒素雰囲気下でn
−ブチルアクリレート4.51Kg、 スチレン5.4
9Kg及びアクリル酸0.1Kgの混合液を1時間かけ
て添加、その後過硫酸アンモニウムを0.005Kg加
え、更に1.5時間撹拌後、冷却、更にアンモニア水に
てpHを6に合せた。
【0094】得られたラテックス液をWhotman社
製GF/Dフィルターで瀘別し、水で50.5Kgに仕
上げる事で平均粒径0.25μの単分散なラテックス(
L)を作成した。
【0095】前記乳剤に以下の添加剤を加えて、ハロゲ
ン化銀乳剤塗布液を下記の様に調製した。
【0096】(乳剤塗布液の調製)前記乳剤液に殺菌剤
として下記化合物(G)を12mg加えた後、0.5規
定水酸化ナトリウム液を用いてpHを6.5に調整、次
いで下記化合物(T)を360mg加え、更に、ハロゲ
ン化銀1モル当りサポニン20%水溶液を5ml、ドデ
シルベンゼンスルフォン酸ナトリウムを180mg、5
−メチルベンズトリアゾールを80mg、 前記乳剤液
添加用ラテックス液(L)を43ml加え、以下化合物
(M)を60mg、 及び増粘剤として スチレン−マ
レイン酸共重合体水性ポリマーを280mgを順次加え
て、水にて475mlに仕上げて乳剤塗布液を調製した
【0097】次いで乳剤保護膜塗布液を下記の様にして
調製した。
【0098】(乳剤保護膜塗布液の調製)種々のゼラチ
ン量に対して純水を加え、膨潤後40℃で溶解、次いで
塗布助剤として、下記化合物(Z)の1%水溶液、 フ
ィルター染料として下記の化合物(N)、 マット剤と
して不定型シリカ、 及び下記化合物(B)を順次加え
、更にクエン酸液でpH6.0とした後、表1に示す量
のラテックス(L)を加え、水にてに仕上げて乳剤保護
膜塗布液を調製した。
【0099】
【化9】
【0100】
【化10】
【0101】
【化11】
【0102】次に乳剤層を塗布した反対側の面に下記の
帯電防止層を調整した。
【0103】(帯電防止層)   水溶性導電性ポリマー  P−2        
                70g/l  疎水
性ポリマー粒子    L−3           
             40g/l  硫酸アンモ
ニウム                      
              0.5g/l  ポリエ
チレンオキサイドHO(CH2CH2O)12H   
             6g/l  硬化剤  E
−1,E−2,E−4の混合物           
   12g/l からなる塗布液を調製した。
【0104】次いでバッキング下層を塗布するのに用い
るバッキング塗布液を下記の様にして調製した。
【0105】(バッキング塗布液B─1の調製)ゼラチ
ン36gを水に膨潤し、 加温して溶解後、染料として
下記化合物(C─1)を1.6g、 (C─2)を31
0mg、(C─3)を1.9g、 前記化合物(N)を
2.9g、水溶液にして加え、次にサポニンの20%水
溶液を11ml、 物性調整剤として下記化合物(C─
4)を5g加え更に、メタノール溶液として、 下記化
合物(C─5)を63mg加えた。この液に増粘剤とし
て、スチレン−マレイン酸共重合体水溶性ポリマーを8
00g加え粘度調製し、更にクエン酸水溶液を用いてp
H5.4に調製し、最後にグリオキザールを144mg
加え、水にて960mlに仕上げてBC塗布液B─1を
調製した。
【0106】
【化12】
【0107】
【化13】
【0108】次いでバッキング層の保護膜層塗布用とし
て保護膜塗布液B─2を下記の様にして調製した。
【0109】(保護膜塗布液B─2の調製)ゼラチン5
0gを水に膨潤し、 加温溶解後、2−スルホネート−
コハク酸ビス(2−エチルヘキシル)エステルナトリウ
ム塩を340mg加え、マット剤としてポリメチルメタ
アクリレート(平均粒径約0.4μ)を1.7g、塩化
ナトリウムを3.4g加え、 更にグリオキザールを1
.1g、 ムコクロル酸を540mg加え、水にて10
00mlに仕上げて保護膜塗布液B─2を調製した。
【0110】(評価試料の作成)前記の各塗布液を本発
明試料の両面に片面毎に塗布して評価試料を作成したそ
の際、支持体の一方の面上に帯電防止層を塗布後、バッ
キング下層をB─1塗布液を用いてゼラチン乾燥重量が
1.5g/m2になる様に塗布し、同時にその上部にバ
ッキング保護膜層を保護膜液B─2を用いてゼラチン乾
燥重量が1g/m2となる様に塗布乾燥した。次いで支
持体の他の1面上に乳剤層をゼラチン乾燥重量が1.5
g/m2になるように、また 塗布銀量が3.4g/m
2となる様に塗布し、その上部に乳剤保護膜層を保護膜
液を用いてゼラチン乾燥重量が1.0g/m2となる様
に、硬膜剤としてホルマリンを加えながら乳剤層と同時
に塗布乾燥し、評価試料1〜12を作成した。
【0111】次に下記の方法で寸法変化の測定、残色評
価を行った。その結果を表1に示す。(寸法変化測定法
)得られた試料を30cm×60cmの大きさに切り、
明室プリンター−P−327FM(大日本スクリーン社
製)を用いて間隔約56cmで2本の細線を画像露光し
、現像処理したものを原稿とした。
【0112】この原稿、未露光試料(原稿と同じ大きさ
)、プリンター及び自動現像機を23℃20%にて10
時間調湿した後、原稿に未露光試料を密着(面−面)露
光し、自動現像機で処理した。現像処理された試料を1
0時間調湿後、元の原稿に重ね、細線の間隔がどれくら
いずれたかを目盛付ルーペで測定した。測定はn=6で
行い、平均をとった。結果を表1に示す。自動現像機の
処理条件及び処理剤の組成は次の通りである。
【0113】現像液処方 (組成A)    純水(イオン交換水)            
                         
150ml   エチレンジアミン四酢酸2ナトリウム
塩                   2g   
ジエチレングリコール               
                    50g  
 亜硫酸カリウム(55%w/v水溶液)    10
0ml   炭酸カリウム             
                         
     50g   ハイドロキノン       
                         
         15g   5−メチルベンゾトリ
アゾール                     
        200mg   1−フェニル−5−
メルカプトテトラゾール              
      30mg   水酸化カリウム  使用液
のpHを10.6にする量   臭化カリウム    
                         
              4.5g(組成B)    純水(イオン交換水)            
                         
3ml   ジエチレングリコール         
                         
 50g   エチレンジアミン四酢酸2ナトリウム塩
                   25mg  
 酢酸(90%水溶液)              
                         
0.3ml   2−メルカプト−ベンツイミダゾール
   −5−スルホン酸ナトリウム         
                       50
mg   1−フェニル−3−ピラゾリドン     
                         
500mg   現像液の使用時に水500ml中に上記組成A、組
成Bの順に溶かし、1lに仕上げて用いた。 定着液処方 (組成A)    チオ硫酸アンモニウム(72.5%w/v水溶液
)                  230ml 
  亜硫酸ナトリウム               
                        9
.5g   酢酸ナトリウム・3水塩        
                         
 15.9g   硼酸              
                         
            6.7g   クエン酸ナト
リウム・2水塩                  
            2g   酢酸(90%w/
w水溶液)                    
                8.1ml(組成B
)    純水(イオン交換水)            
                         
17ml   硫酸(50%w/w水溶液)     
                         
      5.8g   硫酸アルミニウム(Al2
O3換算含量が8.1%w/wの水溶液)     2
6.5g   定着液の使用時に水500ml中に上記組成A、組
成Bの順に溶かし、1lに仕上げて用いた。この定着液
のpHは約4.3であった。   各工程時間は次工程までのいわゆるワタリ搬送時間
も含み液中浸積時間はワタリ搬送時間を含まない。
【0114】(残色評価)試料を寸法変化測定と同条件
で現像処理し、裁断したフィルム5枚をかさねた状態の
色調を目視で評価した。この場合赤みの強いものが劣り
、弱いものが優れるとした。この結果を表1に示す。
【0115】
【表1】
【0116】表−1の結果から、本発明の試料はいずれ
も処理前後の寸法変化が比較に比べて良好であり、かつ
残色も優れていることが明らかである。
【0117】実施例2実施例1において、ポリエステル
支持体上に塗布されている帯電防止層中の導電性物質を
水溶性導電性ポリマーから金属酸化物であるアンチモン
ドープ酸化スズ微粒子(粒径0.2μm)に置き換えた
こと以外は実施例1と同様の方法で寸法変化の測定、残
色の評価を行ったところ実施例1と同様の結果が得られ
た。
【0118】実施例3固有粘度0.65のポリエチレン
テレフタレートをTダイから280℃でフィルム状に溶
融押出して、静電印加させ、約30℃の冷却ドラム上で
急冷して得られた未延伸フィルムを75℃に予熱しタテ
延伸(3倍)後コロナ放電し処理した該支持体に塩化ビ
ニリデン混合物の水分散液を塗布し、乾燥、予熱後10
0℃で横方向に延伸(3倍)、熱固定(220℃)、後
冷却してポリ塩化ビニリデンが積層されたポリエステル
支持体を作成した。塩化ビニリデン混合物の混合比は実
施例1と同様にした。また、延伸後の乾燥膜厚は実施例
1と同様になるようにした。
【0119】上記支持体に実施例1と同様の塗布を行っ
て試料25〜36を作成した。
【0120】実施例1の方法で寸法変化の測定、膜付試
験を行った。その結果は、実施例1と同様であった。
【0121】実施例4実施例3において、ポリエステル
支持体上に塗布されている帯電防止層中の導電性物質を
水溶性導電性ポリマーから金属酸化物であるアンチモン
ドープ酸化スズ微粒子(粒径0.3μm)に置き換えた
こと以外は実施例3と同様の試料37〜48を作成し、
実施例と同様の評価を行ったところ実施例3と同様な結
果が得られた。
【0122】
【発明の効果】本発明により、現像処理前後における寸
法安定性に優れ、しかも残色の少ないハロゲン化銀写真
感光材料を提供することができた。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】支持体上に塩化ビニリデン共重合体ラテッ
    クスよりなる被覆層を設け、かつハロゲン化銀粒子の核
    形成及び/又は結晶成長過程の一部またはすべてをゼラ
    チン水溶液の存在下に形成された微細なサイズのハロゲ
    ン化銀粒子からなる乳剤を供給するこにより得られたハ
    ロゲン化銀粒子を含むハロゲン化銀層を少なくとも1層
    有することを特徴とするハロゲン化銀写真感光材料。
  2. 【請求項2】請求項1記載の塩化ビニリデン被覆層の上
    に、イオン性高分子物質を含有する帯電防止層が塗設さ
    れていることを特徴とするハロゲン化銀写真感光材料。
  3. 【請求項3】請求項1記載の塩化ビニリデン層の上に金
    属酸化物を含有する帯電防止層が塗設されていることを
    特徴とするハロゲン化銀写真感光材料。
  4. 【請求項4】支持体上のゼラチン塗布量が片面当たり2
    .6g/m2以下であることを特徴とする請求項2また
    は請求項3記載のハロゲン化銀写真感光材料。
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