JPH042656B2 - - Google Patents

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JPH042656B2
JPH042656B2 JP62157565A JP15756587A JPH042656B2 JP H042656 B2 JPH042656 B2 JP H042656B2 JP 62157565 A JP62157565 A JP 62157565A JP 15756587 A JP15756587 A JP 15756587A JP H042656 B2 JPH042656 B2 JP H042656B2
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P10/00Technologies related to metal processing
    • Y02P10/20Recycling

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  • Continuous Casting (AREA)
  • Crystals, And After-Treatments Of Crystals (AREA)
  • Electrolytic Production Of Metals (AREA)
  • Conductive Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 発明の技術分野 本発明は、音響用銅線及びその製造方法に関
する。
発明の従来技術 音響用銅線の製造方法には、一つには、特開
昭60−203339号のごとく加熱鋳型式連続鋳造方
法があるが、この方法は、特公昭55−46265号
に開示されているごとく、鋳型の抜き出し部を
加熱する方式であるため、鋳造速度があまり早
くなく、ブレークアウトの問題がゼロではな
い。
また、鋳型自体を加熱するためヒータを鋳型
内に内蔵させるものであり、好ましい構造では
なかつた。
さらに、Ag、S等の不純物を予め通常の電
気銅より低くする記載がないことから、高音の
音が鮮やかに聞くことが出来ない欠点がある。
発明の構成 本発明者等は、上記従来の欠点を解決すべく
次の発明をなした。
即ち、本発明は、銀及びイオウがそれぞれ
0.5ppm以下、ガス成分以外の不純物合計量が
1ppm以下の高純度銅を用いたことを特徴とす
る音響用銅線、銀及びイオウがそれぞれ
0.5ppm以下、ガス成分以外の不純物の合計含
有量が1ppm以下の高純度銅を一方向凝固又は
単結晶化させたことを特徴とする音響用銅線、
電気銅を陽極として、塩素イオンを含有する電
解液と接触させて脱銀処理した銅含有電解液を
得、この銅含有電解液を硝酸電解液を陰極室に
供給して電解を行い、銀及びイオウが、それぞ
れ0.5ppm以下、ガス成分以外の不純物合計が
1ppm以下の高純度銅を得ることを特徴とする
音響用銅線の製造方法、鋳型の一端は、溶融金
属浴に突出し、他端は、冷却構造体に接した構
造である装置を用いて、前記高純度銅を一方向
凝固させることを特徴とする音響用銅線の製造
方法、及び前記一方向凝固の鋳造速度が、5〜
150mm/分であることを特徴とする音響用銅線
の製造方法を提供する。
発明の具体的説明 本発明方法が適用される高純度銅は、銀及び
イオウがそれぞれ0.5ppm以下、ガス成分以外
の不純物合計が1ppm以下の高純度銅である。
高純度であると音響用銅線として、高音の音
色がよりよくなるからである。
この不純物の除去方法としては、電気銅
(Ag13〜15ppm、S10〜13ppm、O9〜12ppm
等)の再電解処理を行うが、まず銀の除去法と
しては、電解液中の銀の除去のため、電解液と
金属銅と接触させ除去し、さらに、塩酸等の塩
素イオンを存在させ液中の銀の除去を行う方法
を採ることが好ましい。
また、脱銀後液を孔径0.1〜2μのろ材でろ過
することによつて不純物がより好ましく除去で
きる。
さらにイオウの混入の防止のためには、硝酸
電解浴の場合は、混入しづらいが、硫酸電解浴
の場合は、例えば、短周期PR電解で行うこと
が好ましい。
この場合、電着時の電流密度は、0.2〜
10A/bm2、保持時間0.01〜2000msecの場合、
電着銅の溶解時の電流密度は0.05〜5A/bm2
保持時間0.01〜1000msecとするのが好ましい。
より好ましくは、電着時の電流密度は1〜
6A/bm2、保持時間は0.1〜60msec、電着銅
の溶解時の電流密度は0.2〜3A/bm2、保持時
間は0.1〜60msecである。
硝酸浴で処理する方法としては、硝酸の濃度
は、PH:3以下に保持されるよう調整される。
好ましくは、PH:1.5〜2.0に調整される。
また、硫酸浴、硝酸浴で行う場合、陽、陰極
室を隔膜で区分することが好ましい。隔膜の主
目的は、陽極の溶解によつて生ずる不純物と陰
極との隔壁である。上記不純物は沈降する固形
物、懸濁する固形物及び溶存物とに大別され
る。
隔膜材としては、イオン交換膜、布地、セラ
ミツク等があるが、耐酸性の布地、例えばテビ
ロン、テトロン等の化繊布が好ましい。また、
再電解により酸素含量も、6ppm前後に低下す
る。
以上のようにして得た電気銅を以下の鋳造方
法により鋳造し、一方向凝固又は単結晶化させ
た銅線を得る。
本発明の鋳型の一端は、溶融高純度銅浴に突
出している。突出させることにより、溶融金属
の熱により鋳型を加熱するものである。この事
により別の加熱手段を用いずに過剰加熱するこ
となく溶湯の入口側で凝固面を保持できる。ま
た一方向凝固又は単結晶化を容易に可能とし、
鋳造速度を遅くすると単結晶も製造することが
できる。これにより、結晶粒の少ない音響用銅
線を得ることができる。
また、同時に鋳型出口部で溶融金属は、全く
存在しない。これにより、ブレークアウトのな
い連続鋳造を可能とするものである。
さらに、ブレークアウトがなく、結晶粒の大
きな鋳塊を得るためには、パルス引き抜きによ
り行うことで、安定な操業及び安定な品質の製
品を得る。
パルス引き抜きとは、一定時間引き抜きを停
止し、その後引き抜きを行う方法である。
例えば、2〜10秒停止し、0.1〜1秒引き抜
くという断続的引き抜きである。
ここで音響用導線として、好ましい鋳造速度
は、5〜150mm/分である。
特に好ましい鋳造速度は、5〜30mm/分であ
る。粒界の極めて少ない銅線が得られるからで
ある。
鋳造速度とは、停止時間と引き抜き時間の合
計時間で、引き抜き長さを割つた値である。
以上の連続鋳造をより好ましく行うために
は、鋳型の材料としては、熱良導体の耐火物を
用いることが好ましい。例えば、窒化珪素、炭
化珪素、黒鉛等である。黒鉛を用いた場合は、
酸素濃度が、3ppm前後に低下する。
さらに本発明に用いる鋳造装置は、溶解炉又
は保持炉の下部に鋳型を設けたもの、あるい
は、溶解炉又は保持炉の側壁横に鋳型を設けた
ものであつても良い。
本発明方法を用いるために適した製品の大き
さとしては、あまり大径のものは、適さない。
これは、鋳型の温度が、溶融金属あるいは、半
固体金属に伝わる範囲であることが、好ましい
一方向凝固あるいは単結晶化を可能とすること
ができる。
実施例 1 電気銅(成分品位、Ag:13.9、S:11.0、
As:0.5、Sb:0.3、Pb:0.7、O:10ppm)を
陽極とし、Ti板を陰極として、陽、陰極間に
テトロン(TR84501商品名北村製布(株)製)を
配した両極液を区分する隔膜とした。電解浴の
流れは、陽極室より排出された不純電解液が脱
銀処理され引き続き陰極室に給液されるように
した。脱銀処理は、金属銅に電解液を4.0時間
接触させるべく、循環電解液中の脱銀槽を設け
行つた。
隔膜面当たりの給液量は、1.65cm/時間とし
た。電解浴は、銅50g/硝酸浴とし、PHは、
1.7に維持した。電解浴温は、22〜27℃とした。
電流密度は、1.0A/dm2とし、陽、陰極両
間距離40mmで行つた。連続10日間通電後、引き
上げTi板から剥がし洗浄乾燥を行い、目的の
高純度の銅を得た。
この高純度銅は、イオウ0.05ppm以下、
Ag0.3ppm、Fe0.05ppm以下、O6ppm等極めて
純度の高いものであつた。
この高純度銅を、第1図に示す鋳造装置によ
り、一方向凝固を行つた。
溶解炉2底部側壁に取り付けた11mm径の孔を
有するグラフアイト鋳型6に外径10.6mmの純銅
棒3の端を溶融金属1供給側より1cm内側に位
置させる。
炉には、溶融した高純度銅を1250℃に昇温
し、保持した。溶融金属供給側と反対側に設置
された冷却構造体5に8/分の水を通じ、高
純度銅の凝固位置を鋳型内の溶融金属供給側に
設置した。
凝固したロツドを連続的に0.5秒で1.5mm引き
抜き、その後4秒停止するパルス引き抜きを行
つた。
この結果得られた高純度銅のロツド(O:
3ppm)は、結晶粒界のほとんどない単結晶に
近いものであつた。
純度も高く単結晶に近いものであつたため、
オーデイオ用に用いた場合、高音の音色が極め
て良いものであつた。
実施例 2 実施例1で処理した方法に加えて、電解浴中
に塩素濃度を塩酸添加で100±10mg/とし、
脱銀処理後液を孔径0.2μのミリポアーフイルタ
ー(商品名ミリポアー社製)でろ過し、陰極室
に給液する方法を実施し、銀が0.1ppmと極め
て低い値を示し、この高純度電気銅で、上記実
施例1のごとく行つた結果、より好ましいオー
デイオ用線を得ることができた。
発明の効果 以上のように本発明を実施することにより、
以下のような効果を得る。
(1) 銀及びイオウが、0.5ppm以下の高純度の
銅を用いて、一方向凝固あるいは単結晶化した
ものを用いるため、オーデイオ用線に用いた場
合、高音の音色が極めて良いオーデイオ装置を
得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、横型連続鋳造において、適用された
本発明である。 1は溶融高純度銅、2は溶解炉、3は鋳造ロツ
ド、5は冷却構造体、6はグラフアイト鋳型であ
る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 銀及びイオウがそれぞれ0.5ppm以下、ガ
    ス成分以外の不純物合計量が1ppm以下の高純
    度銅を用いたことを特徴とする音響用銅線。 2 銀及びイオウがそれぞれ0.5ppm以下、ガ
    ス成分以外の不純物の合計含有量が1ppm以下
    の高純度銅を一方向凝固又は単結晶化させたこ
    とを特徴とする音響用銅線。 3 電気銅を陽極として、塩素イオンを含有す
    る電解液と接触させて脱銀処理した銅含有電解
    液を得、この銅含有電解液を硝酸電解液を陰極
    室に供給して電解を行い、銀及びイオウが、そ
    れぞれ0.5ppm以下、ガス成分以外の不純物合
    計が1ppm以下の高純度銅を得ることを特徴と
    する音響用銅線の製造方法。 4 鋳型の一端は、溶融金属浴に突出し、他端
    は、冷却構造体に接した構造である装置を用い
    て、前記高純度銅を一方向凝固させることを特
    徴とする特許請求の範囲第3項記載の音響用銅
    線の製造方法。 5 一方向凝固の鋳造速度が、5〜150mm/分
    であることを特徴とする特許請求の範囲第4項
    記載の音響用銅線の製造方法。
JP62157565A 1987-02-19 1987-06-26 Copper wire for sound and its production Granted JPS644444A (en)

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US07/080,336 US4792369A (en) 1987-02-19 1987-07-30 Copper wires used for transmitting sounds or images
US07/237,492 US4874436A (en) 1987-02-19 1988-08-26 Method for producing high purity electrolytic copper

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