JPH0426534Y2 - - Google Patents

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JPH0426534Y2
JPH0426534Y2 JP1985115552U JP11555285U JPH0426534Y2 JP H0426534 Y2 JPH0426534 Y2 JP H0426534Y2 JP 1985115552 U JP1985115552 U JP 1985115552U JP 11555285 U JP11555285 U JP 11555285U JP H0426534 Y2 JPH0426534 Y2 JP H0426534Y2
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wall surface
vertical wall
eaves
shelf
discharge
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JP1985115552U
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  • Toilet Supplies (AREA)
  • Sanitary Device For Flush Toilet (AREA)
  • Sink And Installation For Waste Water (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 「考案の目的」 (産業上の利用分野) 本考案は、手洗器や洗面器等からなる壁面埋込
型住設器物の改良に関するものである。
(従来の技術) 第2図は躯体立壁面6に取り付けられた従来の
壁面埋込型住設器物(以下従来住設器物という)
を中央線上で切断し、その側方から見た断面図で
ある。同図に示すように従来住設器物は、背面固
定部10と鉢部20と上縁膨出部30とが一体形
成されてなる。そして前記背面固定部10の前面
10aは前記鉢部20の内面20a及び上縁膨出
部30の傾斜下面30aと滑らかに連続するよう
になつている。また、該上縁膨出部30の傾斜下
面30aには吐出口4が取り付けられている。該
吐出口4は背面固定部10の背面に沿つて上昇配
管された接続管5と連結されている。つまり前記
上縁膨出部30は吐出口用接続管5を視覚遮断す
るようになつている。
第3図は、鉢部20の右脇袖部20bに取り付
けられた流量調節弁21が表れる位置で前記従来
住設器物を切断して示す一部切り欠き断面図であ
る。同図に示すように、前記吐出口4と連結され
た接続管5は流量調節弁21を介して湯及び/又
は水の供給管22に連結されており、前記吐出口
4から鉢部20の排水口20b(第2図参照)へ
向つて斜め方向に湯及び/又は水が吐出されるよ
うになつている。尚、従来においては、吐出口4
と接続管5との連結部を収納するスペースを確保
するために、躯体立壁面6の取付凹部6a内に取
り付けられる上桟6cの中央部を凹状に削製(第
2図参照)したり、上縁膨出部30の高さ寸法を
大きく形成して収納スペースを上下方向に拡げた
り(図示省略)して対処していた。
(考案が解決しようとする問題点) 従来住設器物は種々の問題点を有していた。代
表的な例としては、吐出口4から斜め方向に吐出
した湯又は水が鉢部20の排出口20bに衝突し
て遠方部にまで飛散し、辺りの床面を濡らすとい
うものがある。また、従来住設器物を立壁面6に
取り付ける前には予め吐出口4に接続管5を連結
配管しておくものであるが、立壁面6の取付凹部
6a内のスペースが狭いため、その取付作業時に
前記接続管5を破損させてしまうというものがあ
つた。また、上縁膨出部30の高さ寸法を大きく
形成したものにおいては、住設器物が大型化して
しまうばかりでなく、立壁面6に凹設する取付凹
部6aも大きくなつてしまう。更に別の問題点と
しては、例えばタオル、ハンカチ等のように手洗
いや洗面に欠かせず且つ濡らしてはならない小物
や、メガネ、ポシエツト、腕時計等のように手洗
い又は洗面の邪魔となる物品を一時置いておくよ
うな場所がないというものもあつた。
本考案は、上記の如き事情に鑑みてなされたも
のであつて、従来住設器物が有していた種々の問
題点を解決すべき創案された新規且つ画期的な壁
面埋込型住設器物(以下、本案住設器物という)
を提供することを目的とする。
「考案の構成」 (問題点を解決するための手段) 本案住設器物の要旨とするところは、躯体立壁
面の取付凹部内へ起立状態に収納される背面膨出
部と、該背面膨出部の正面下部から躯体立壁面の
手前側へ連続的に形成された鉢部と、前記背面膨
出部の正面上部から躯体立壁面の手前側へ連続的
に形成された庇部と、該庇部の上方に適宜間隔を
置いて形成された物品載置用の棚部と、前記庇部
及び棚部それぞれの前端側において両者を連接す
るように形成された起立部とからなり、前記鉢部
には躯体立壁面よりも前方位置において排水口が
開設され、前記庇部には躯体立壁面よりも前方位
置において前記鉢部の排出口のほぼ直上位置に湯
水の吐出部の取付部が設けられ、前記庇部、棚部
及び起立部により囲まれた空間が前記吐出部に接
続される湯水供給用配管の収納部になされている
ことである。
(作用) 本案住設器物の作用を、実施例を示す第1図を
参照して説明すると、次の如くである。
本案住設器物は、庇部3の取付部3aが、躯体
立壁面6よりも前方において鉢部2の排水口2a
の直上に位置している。故に、庇部3の取付部3
aに取着した吐出部4の吐出方向は、排水口2a
へ向かうほぼ鉛直下方となるから、吐出した湯水
の飛散が少なくなる。また、上記取付部3aに取
着した湯水の吐出部4と鉢部2の排水口2aとを
結ぶ線より奥側の空間が、手洗い等を行うときの
作業空間として有効利用し得る領域となる。つま
り、有効利用し得る領域の奥行きが広く、その空
間容積が大きい。しかも、吐出部4から吐出する
湯水の吐出圧が非常に弱い場合でも、湯水の吐出
方向は、水勢の強いときと同じ排水口2aへ向つ
て流下する鉛直下方であるから、有効利用できる
領域の空間容積が、ほぼ一定に保たれる。
さらに、庇部3、棚部8及び起立部11によつ
て囲まれた空間が、庇部3に取着した吐出部4に
接続する配管5の収納部7になされているため、
器物の設置に際し、吐出部4と配管5との接続部
を保護して、これを躯体立壁面へ衝突させるおそ
れがない。
なお、起立部11は、棚部8に加わる荷重を支
持する機能を有している。
(実施例) 以下本考案を、その実施例を示す図面に基づい
て説明すると次の通りである。
第1図は本案住設器物を中央線上で切断し、そ
の側方から見た断面図である。同図に示すように
本案住設器物の最も特徴的な構成は、背面膨出部
1の正面上部に連続して庇部3が形成されている
こと、該庇部3の上方に適宜間隔を置いて棚部8
が形成されていること、庇部3と棚部8それぞれ
の前端側において両者を連接するように起立部1
1が形成されていること、躯体立壁面6よりも前
方位置における鉢部2の排水口2aの直上位置に
おいて庇部3に湯水の吐出部4用の取付部3aが
設けられていること、庇部3、棚部8及び起立部
11によつて囲まれた空間が配管5の収納部7と
なされていることである。なお、その他の構成に
ついては、前記従来例とほぼ同様であり、図示は
省略したが、庇部3に取りつけた吐出部4に接続
される配管5は、他端が流量調節弁に接続されて
いる。
上記庇部3及び棚部8が、躯体立壁面6から突
出する寸法b2は、従来の住設器物における上縁膨
出部30の突出寸法b1(第2図参照)が30〜35mm
であつたのに対し、その2〜3倍、具体的には60
〜100mmに設定されている。このようにすること
により、庇部3に取りつける吐出部4を、躯体立
壁面6よりも前方位置において、鉢部2の排水口
2aのほぼ直上に位置づけることを可能にしてい
る。故に、吐出部4から吐出する湯水は、その水
勢が強い場合にもほぼ鉛直下方の排水口2aへ向
かつて流下するから、鉢部2と衝突したとしても
鉢部2の外部へ湯水を飛散させるおそれがない。
しかも、吐出部4から吐出する湯水の水勢が非常
に弱い場合であつても、その吐出方向は、水勢が
強いときとほぼ同じ排水口2aへ向かう鉛直下方
である。従つて、本案住設器物においては、吐出
部4と排水口2aとを結ぶ線よりも奥側の領域
を、手洗い等の作業用空間として有効利用するこ
とができ、この空間容積は、水勢の強弱にかかわ
りなくほぼ一定に確保されるという利点を有す
る。
なお、本案住設器物では、有効利用し得る作業
用空間の容積が大きいため、庇部3の鉢部2から
の高さ寸法を小さくして、吐出部4と排水口2a
との間隔を従来よりも接近させることができる。
これにより、湯水の飛散防止をより確実にする。
さらに、庇部3、棚部8及び起立部11により
囲まれて形成される収納部7は、吐出部4に接続
される配管5を収納し、且つ周囲にゆとりを持つ
ものである。住設器物の設置にあたつては、予め
吐出部4に配管5を接続して組みつけておくた
め、従来、しばしば両者の接続部を躯体立壁面6
等に衝突させて漏水事故などを招いている。しか
るに、本案住設器物では、衝撃に弱い接続部を周
囲にゆとりを持たせて保護しているから、漏水事
故等を引き起こすおそれがない。
また、棚部8の上面前縁に突条8aを形成し、
物品の落下防止を図ることも可能である。但し、
棚部8の上面が、奥側(躯体立壁面6側)へ向か
つて下り勾配を有する傾斜面に形成されている場
合には、上述の突条8aを省略することも妨げな
い。
ところで、従来住設器物を躯体立壁面6の取付
凹部6aに固定する場合に、第3図に示す如く、
鉢部20の下部に突設したフランジ部20cと背
面固定部10の前面上部に夫々木ネジ23を螺合
することによつて行つていた。しかし、本案住設
器物においては、次の如き新規な固定構造を案出
した。つまり第1図に示すように、棚部8の下面
後方に立壁面6に向かつて下降傾斜する係止片8
を突設させておくと共に、立壁面6の取付凹部6
a内に断面形状がV字状に折曲された保持金具9
を螺着しておく。そして、本案住設器物を躯体立
壁面6の取付凹部6aへ嵌め込む場合は、まず本
案住設器物の係止片8と取付凹部6a内の係止金
具9とを係合させ、しかる後、鉢部2下部に突設
されたフランジ部2bを取付凹部6a内の下桟6
bに螺着する。このように係止片8と係止金具9
とによる係合構造を採用することによつて、取付
作業が一人の作業者によつて簡単に行えるように
なる。更に、従来の固定構造と異なり住設器物に
おける鉢部背面を、取付凹部6a内の下桟6bに
載置させるようになつておらず、該下桟6bの取
付精度もそれほど精密にする必要がなくなつた。
「考案の効果」 以上の説明で明らかなように、本考案に係る壁
面埋込型住設器物は、下記に列挙する優れた効果
を発揮する。
イ 庇部と棚部とを連接する起立部は、棚部に加
わる荷重を支持する機能を有している。従つ
て、棚部の強度が大きいから、タオル、ハンカ
チ、眼鏡、ポシエツト、腕時計、化粧品、アク
セサリー等の小物ばかりでなく、かなりの重量
物でも安心して置くことができる。もちろん、
これらを水で濡らすおそれもない。
ロ 庇部に設けた吐出部用の取付部は、躯体立壁
面の前方位置において鉢部の排水口の直上に位
置している。従つて、上記取付部に取着した吐
出部の吐出方向は、排水口へ向かうほぼ鉛直下
方となるので、湯水を勢いよく吐出させたとし
ても、これを鉢部に衝突させて周囲に飛散させ
床等を濡らすというおそれがない。
ハ 庇部の取付部は、躯体立壁面よりも前方に位
置しているため、上記取付部に取着した湯水の
吐出部と鉢部の排水口とを結ぶ線よりも奥側の
空間を、手洗い等を行うときの作業空間として
有効利用することができる。従つて、有効利用
し得る空間の奥行きが広いので、その空間容積
が大きくなり、器物の小型化と作業性の向上を
図ることができる。器物の小型化により、従来
例との構造上の違いに基づく重量の増加を極力
抑えることができるので、躯体立壁面への設置
作業に負担をかけることがない。
ニ 吐出部から吐出する湯水の吐出圧が非常に弱
い場合でも、湯水の吐出方向は、水勢の強い場
合とほぼ同じ排水口へ向かつて流下する鉛直下
方である。それ故、前項ハで述べた、庇部の吐
出部と鉢部の排水口とを結ぶ線の奥側の有効利
用し得る空間容積は、水勢の強弱にかかわりな
く、ほぼ一定である。従つて、水勢が弱くて
も、手洗用の作業空間が広いので、手洗い作業
を確実に行うことができる。
ホ 庇部、棚部及び起立部によつて囲まれた空間
が、庇部に取着した吐出部に接続する配管の収
納部になされている。従つて、器物の設置に際
し、吐出部と配管との接続部を保護して、これ
を躯体立壁面へ衝突させるおそれがない。しか
も、収納部は吐出部と配管の接続部を保護する
だけでなく、周囲にゆとりを持たせることがで
きるから、設置後のメンテナンス作業が容易に
なるという利点も得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本案住設器物を中央線上で切断して示
す断面図、第2図は従来住設器物を中央線上で切
断して示す断面図、第3図は従来住設器物におけ
る流量調節弁が表れるようにして切断して示す一
部切り欠き断面図である。 1……背面膨出部、1a……背面膨出部正面、
2……鉢部、2a……排水口、3……庇部、3a
……取付部、4……突出部、5……配管、6……
躯体立壁面、6a……取付凹部、7……収納部、
8……棚部、11……起立部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 躯体立壁面の取付凹部内へ起立状態に収納され
    る背面膨出部と、該背面膨出部の正面下部から躯
    体立壁面の手前側へ連続的に形成された鉢部と、
    前記背面膨出部の正面上部から躯体立壁面の手前
    側へ連続的に形成された庇部と、該庇部の上方に
    適宜間隔を置いて形成された物品載置用の棚部
    と、前記庇部及び棚部それぞれの前端側において
    両者を連接するように形成された起立部とからな
    り、前記鉢部には躯体立壁面よりも前方位置にお
    いて排水口が開設され、前記庇部には躯体立壁面
    よりも前方位置において前記鉢部の排水口のほぼ
    直上位置に湯水の吐出部の取付部が設けられ、前
    記庇部、棚部及び起立部により囲まれた空間が前
    記吐出部に接続される湯水供給用配管の収納部に
    なされていることを特徴とする壁面埋込型住設器
    物。
JP1985115552U 1985-07-26 1985-07-26 Expired JPH0426534Y2 (ja)

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JP1985115552U JPH0426534Y2 (ja) 1985-07-26 1985-07-26

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JPS6226478U JPS6226478U (ja) 1987-02-18
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JP7004489B2 (ja) * 2015-12-28 2022-01-21 株式会社Lixil 手洗装置および便器装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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