JP2520698Y2 - 洗濯流し用キャビネット - Google Patents

洗濯流し用キャビネット

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JP2520698Y2
JP2520698Y2 JP3497690U JP3497690U JP2520698Y2 JP 2520698 Y2 JP2520698 Y2 JP 2520698Y2 JP 3497690 U JP3497690 U JP 3497690U JP 3497690 U JP3497690 U JP 3497690U JP 2520698 Y2 JP2520698 Y2 JP 2520698Y2
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JP3497690U
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昭 嶋谷
弘 吉田
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東陶機器株式会社
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  • Sink And Installation For Waste Water (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、洗濯流し用のボールを一体に組み込んだ洗
濯流し用のキャビネットに関する。
〔従来の技術〕
洗濯流しには、陶器製のボールを直接壁に固定するも
のや、洗面化粧台等のようにボールをキャビネットの上
端に固定するもの等がある。ボールは、前側のリムの内
壁を洗濯板の受け面として傾斜させたりバケツを中にセ
ットできるように背部側の壁を奥に膨らませたもの等が
一般に利用されている。
これらの洗濯流しは、浴室の隣や洗濯室等に置いて使
用されることが多く、来客等の目に触れることも少な
い。このため、洗面化粧台等の洗面器等のようにボール
を剥き出しにしていても、使い勝手や外観の面での支障
はなかった。ところが、洗濯流しではバケツや洗濯板等
を使うため、ボールにそのままこれらを放っておくと、
見栄えが悪い。
これに対して、ボールの上面を隠す蓋を備えたもの
も、たとえば実開昭63-54337号公報によって提案されて
いる。
〔考案が解決しようとする課題〕
蓋はヒンジ等によってキャビネットに取り付けること
ができるが、立てた姿勢を保持するための機構がこのヒ
ンジの他に必要となる。この機構としては、たとえば少
なくとも一つの関節を持つリンク機構を利用すればよ
く、この他に閉じるときにゆっくりと閉まるようなダン
パ機構を持たせたものも採用できる。
ところが、このようなリンク機構をキャビネットと蓋
との間に組み込む場合、閉じたときにこれが見えないよ
うにすることが必要になる等の点から取付け位置が制限
される。また、洗濯の際の水はねを浴びやすい構造であ
ると、リンク機構等の錆の発生も無視できない問題とな
ってしまう。
更に、たとえばキャビネットの側板にリンク機構の一
端を固定する場合、固定のためのビスを直接木製の側板
にねじ込むことになる。ところが、リンク機構には蓋の
回転運動の荷重が繰り返し加わるので、ビスの弛みが生
じやすい。また、この弛みを生じた後にビスを強く締め
付けても、木製の側板のビス孔自体が傷んで孔径が広く
なってしまう場合があるので、固定できなくなる恐れも
ある。
そこで、本考案は蓋とキャビネットとを連結する部材
を適切な位置に簡単に固定できしかも弛みのない固定状
態の維持及び保守点検の容易化を図ることを目的とす
る。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、キャビネットの上端に先端ボールを組み込
み且つ該洗濯ボールを含んだキャビネットの上面をカバ
ーする開閉自在な蓋を備えた洗濯流し用キャビネットで
あって、前記洗濯ボールの少なくとも間口方向の左右両
端に立ち上げ壁を形成し、該立ち上げ壁の外部を前記キ
ャビネットの側板で囲むと共に該側板の内壁との間に空
隙ができるように凹部を前記立ち上げ壁の外周に設け、
前記凹部の中に前記側板と蓋とを連接するステーを組み
込んだことを特徴とする。
また、ステーは、側板の上端に固定したほぼ「形縦断
面の固定プレートを別体に備え、この固定プレートの上
端に開けた雌ネジにステーの可動部材をビスによって着
脱自在に連結するようにしてもよい。
〔作用〕
蓋をキャビネットに連接するステーは、洗濯ボールに
対してこの洗濯ボールに一体又は別体とした立ち上げ壁
によって遮られているので、ステーへの水はねが及ぶこ
とが防止される。また、側板の内壁に沿って立上げ壁が
あっても、これに設けた凹部に上方からステーを差し込
んで固定プレートにビスで取り付けることができる。更
に、予め側板に取り付けた固定プレートの雌ネジを利用
してステーを固定するので、木の側板に直接固定用のビ
スをねじ込む場合に比べると弛みの発生のない固定が行
える。
〔実施例〕
第1図は本考案の洗濯流し用キャビネットの斜視図、
第2図は側面図、第3図は切欠平面図、第4図は第3図
のI-I線矢視断面図である。
図において、キャビネット1は左右の側板2,3,底板4,
背板5によって区画され、前面には扉6と幕76とを取り
付けている。側板2,3は幕板7の上端よりも高く、それ
ぞれの背部端の上面を支持板8によって連結し、この支
持板8に蓋9をヒンジ8aにより開閉自在に取り付けてい
る。蓋9は天板部9aと前板部9bをヒンジ等によって折れ
曲がり可能に連結したもので、前板部9bの前面にはタオ
ル掛け等にも利用できるように間口方向の長さを大きく
した把手9cを設けている。なお、蓋9はこれを閉じると
きにゆっくりと閉まるようにダンパ機能を持つステー10
によって支持されている。この詳細については後に第6
図によって説明する。
キャビネット1の上部にカウンター12が固定され、こ
のカウンター12の下面に取付け金具(図示せず)によっ
て洗濯ボール11がアンダーカウンター式で取り付けられ
ている。カウンター12は側板2,3の内面に設けた桟等を
利用して固定され、前後の桟13a,13bに載せてシリコー
ンシール剤等によってシールされている。なお、洗濯ボ
ール11の上端レベルは第4図のように幕板7よりも少し
高く組み込む。
洗濯ボール11は第3図に示すように、背部側に排水口
11aを開けると共にバケツ等が納めやすいようにこの排
水口11aを含めた膨出部11bを形成している。そして、こ
の膨出部11bの左右には上端を平坦面としたベース11cを
設け、これに水栓11dを固定すると共に、ポップアップ
式排水栓を操作するレバーの取付け孔11eを開けてい
る。なお、11fは排水口11aに接続する排水管である。
カウンター12はたとえば人工大理石等を素材としたも
ので、第5図に示すように上端及び前端にリム12aを形
成してその上面が側板2,3とほぼ同じ高さとなるように
組み込まれる。そして、カウンター12には洗濯ボール11
用の開口部12bを設けると共に、左右の側壁12cにはステ
ー10をキャビネット1の側板2,3との間に配置するため
の逃げとなる凹部12dが形成されている。
これらの洗濯ボール11とカウンター12とを一体化した
とき、カウンター12の開口部12bの縁は第4図のように
洗濯ボール11の上端よりも内部側に少し突き出る。この
ため、開口部12bの縁を洗濯ボール11の水返しとして利
用でき、ベース11cが水を被っても外部に飛散すること
が防止される。
なお、図示のものでは、洗濯ボール11とは別体として
カウンター12を設けてこれに立ち上げ壁を形成している
が、これに代えて洗濯ボール11に一体に立上げ壁を設け
ることもできる。いずれにしろ、洗濯ボール11の周り3
方に水はね防止のための立ち上げ部を形成したものであ
ればよい。
第6図は右側の側板3に固定したステー10の詳細を示
すものである。
ステー10は内部にグリース等の粘性材を封入して蓋9
が閉じる方向に動くときのみにこの動作に粘性抵抗を与
えるためのダンパ装置14を備え、このダンパ装置14のロ
ッド14aと蓋9との間にコネクティングロッド14bを連接
したものである。ダンパ装置14はベースプレート15に回
転自在に取り付けられ、このペースプレート15を側板3
の上端に設けた固定プレート16に着脱自在としている。
固定プレート16は同図(a)に示すように、ベースプ
レート15の下面を受けるフック16aを下端に形成し、上
端にはベースプレート15の固定座16bを「状に設けて、
取付けビス16cによって側板3の内壁に固定される。ま
た、固定座16bには雌ネジ16dが刻み込まれ、この雌ネジ
16dに対応する側板3の上面には穴3aが抉り取られてい
る。一方、ベースプレート15は下端がフック16aの中に
納まり上端が固定座16bの上面に載る「形の縦断面を持
ち、上端に水平に形成した取付け座15aには固定ビス17
が通るビス孔15bを開けている。このビス孔15bは固定プ
レート16の雌ネジ16dに整合するように開けることは無
論である。
ステー10はカウンター12の凹部12dと側板3の内壁と
の間の隙間に組み込まれるので、側板3に膨らみを持た
せたり切欠を形成したりする必要はない。その上、洗濯
中の水はねがダンパ装置14にかかることも防止される。
また、蓋9を閉じた後は、天板部9aがステー10の全体を
含めて隠してしまうので、天板部9aを作業台として使う
ことができる。なお、左側の側板2に設けるステー10は
第6図のダンパ装置14と左右対称のものであり、固定プ
レート16への取付け構造等は同じである。
以上の構成において、カウンター12の側壁12c及び背
部壁12eが立ち上がっているので、洗濯ボール11を使っ
て作業するときの水はねのガードとしてこれらの壁が利
用できる。そして、ステー10は洗濯ボール11との間を側
壁12cで遮られた部分に組み込まれているので、水はね
を浴びる度合も少なくなり、錆の発生等も防止される。
また、予め固定プレート16を側板2,3に取り付けてお
き、これに対してカウンター12の凹部12dを利用して上
方からダンパ装置14のベースプレート15を固定できる。
このため、側板2,3の内壁がカウンター12の周りを囲む
構造であっても、ステー10の着脱が上方から簡単に行え
る。
更に、固定ビス17は側板2,3にねじ込むのではなく固
定プレート16の雌ネジ16dに螺合するので、固定ビス17
の弛みも防止できる。すなわち、固定ビス17を木製の側
板2,3にねじ込んでいた場合では、蓋9の開閉の繰り返
しによる振動等の影響を受けて固定ビス17も微妙に動
き、この動きによって固定ビス17周りの木が押されてビ
ス孔が膨らむように変形する。したがって、固定ビス17
に弛みが生じてしまい、ステー10が安定を失って蓋9の
開閉に支障を来してしまう。また、一旦固定ビス17を抜
いて新しいものと交換しても、ビス孔はいわゆる「ばか
穴」になっているので、側板2,3自体の交換も必要とな
る。これに対し、固定プレート16の雌ネジ16dにねじ込
むことによって、このような固定ビス17の弛みの発生が
防げるほか、ダンパ装置14を何回着脱しても雌ネジ16d
が良好な間は確実に取り付けることができる。もし、雌
ネジ16dが不良となったときは、固定プレート16のみを
交換すればよく、側板2,3を組み替える場合に比べると
格段に有利である。
〔考案の効果〕
本考案では、蓋をキャビネットの側板に連接するステ
ーを、洗濯ボールの周りに形成した立ち上げ壁と側板と
の間に組み込んでいる。このため、洗濯ボールとの間を
遮った位置にステーが配置されるので、ステーが水を浴
びる度合が小さくなり錆等の発生が防止される。また、
側板の内壁に沿って洗濯ボール側の立上げ壁を設けてい
てもこの壁に凹部を利用してステーを上方から簡単に着
脱することができ、保守が容易になる。
更に、ステーの固定は側板に取り付けた固定プレート
の雌ネジを利用しているので、ステー固定用のビスを直
接木製の側板にねじ込む場合に比べると、ビスの弛みを
防ぐことができ、蓋の安定した開閉動作が維持される。
また、ステーの着脱を何回繰り返しても、固定プレート
の雌ネジが良好である限り確実な固定ができ、側板等を
組み替える必要もなく保守点検が更に容易になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のキャビネットの斜視図、第2図は側面
図、第3図は切欠平面図、第4図は第3図のI-I線矢視
断面図、第5図はキャビネットへのカウンターの組み込
みを示す分解斜視図、第6図(a)はステー部分の要部
正面図、第6図(b)はその要部側面図、第6図(c)
は取付け構造の斜視図である。 1:キャビネット、2:側板 3:側板、3a:穴 4:底板、5:背板 6:扉、7:幕板 8:支持板、8a:ヒンジ 9:蓋、9a:天板部 9b:前板部、9c:把手 10:ステー、11:洗濯ボール 12:カウンター、12a:リム 12b:開口部、12c:側壁 12d:凹部、12e:背部壁 13a,13b:固定材 14:ダンパ装置、14a:ロッド 14b:コネクティングロッド 15:ベースプレート、15a:取付け座 15b:ビス孔 16:固定プレート、16a:フック 16b:固定座、16c:取付けビス 16d:雌ネジ、17:固定ビス

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】キャビネットの上端に洗濯ボールを組み込
    み且つ該洗濯ボールを含んだキャビネットの上面をカバ
    ーする開閉自在な蓋を備えた洗濯流し用キャビネットで
    あって、前記洗濯ボールの少なくとも間口方向の左右両
    端に立ち上げ壁を形成し、該立ち上げ壁の外部を前記キ
    ャビネットの側板で囲むと共に該側板の内壁との間に空
    隙ができるように凹部を前記立ち上げ壁の外周に設け、
    前記凹部の中に前記側板と蓋とを連接するステーを組み
    込んだことを特徴とする洗濯流し用キャビネット。
  2. 【請求項2】前記ステーは、側板の上端に固定したほぼ
    「形縦断面の固定プレートを別体に備え、該固定プレー
    トの上端に開けた雌ネジに前記ステーの可動部材をビス
    によって着脱自在に連結したことを特徴とする請求項1
    記載の洗濯流し用キャビネット。
JP3497690U 1990-03-31 1990-03-31 洗濯流し用キャビネット Expired - Lifetime JP2520698Y2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102296672A (zh) * 2011-05-27 2011-12-28 李雪松 一种家用节水装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN102296672A (zh) * 2011-05-27 2011-12-28 李雪松 一种家用节水装置

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