JPH04265042A - ボタン電話装置 - Google Patents

ボタン電話装置

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JPH04265042A
JPH04265042A JP3026360A JP2636091A JPH04265042A JP H04265042 A JPH04265042 A JP H04265042A JP 3026360 A JP3026360 A JP 3026360A JP 2636091 A JP2636091 A JP 2636091A JP H04265042 A JPH04265042 A JP H04265042A
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JP
Japan
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circuit
signal
loudspeaker
call
telephone
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Masayuki Tsurusaki
鶴 崎 正 幸
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は一般にボタン電話装置に
関し、特にハンドセットに加えてマイクロホン(以下、
「マイク」という)及びスピーカを有し、且つマイクと
スピーカとを用いる拡声通話モードとハンドセットを用
いる通話モードとが選択的に設定可能に構成されている
内線電話機を少なくとも1台以上備えたボタン電話装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は、従来より用いられているボタン
電話装置の全体的な構成を示したブロック図である。以
下の説明は、図5にて示した構成のボタン電話装置にお
いて、ボタン電話機22の話者が、ボタン電話機23の
話者との間で内線通話を行なおうとするときの各部の動
作と、ボタン電話機22の話者が、局線通話を行なおう
とするときの各部の動作とに関するものである。
【0003】まず、ボタン電話機22の話者が、拡声通
話モード設定手段(図示しない)を操作すること等によ
って、内線拡声通話をするときの各部の動作について考
察する。ボタン電話機22の話者が、ハンドセットをオ
ンフックした状態で、内線キースイッチ36を押圧操作
すると、この内線キースイッチ36から押圧操作された
ことを示す信号が、制御回路27からボタン電話機イン
ターフェースユニット5、データハイウェイ15b等を
通って中央制御回路15に与えられる。中央制御回路1
5は、上記信号を入力すると、LED点灯制御信号及び
切換回路55,56の接点の切換えに必要な制御信号(
以下、「切換制御信号」という)を上記経路を通して逆
に制御回路27方へと送出する。制御回路27は、上記
LED点灯制御信号及び切換制御信号を入力すると、内
線キースイッチ用LED26を点灯制御する。この点灯
制御とともに制御回路27は、切換回路55,56の接
点を夫々拡声回路50の端子a,b側に切換える。
【0004】この状態で、ダイヤルパッド28のボタン
が話者によって押圧操作されると、この押圧操作による
ダイヤル信号が制御回路27に与えられる。そしてこの
ダイヤル信号は、制御回路27から上記経路を通って中
央制御回路15に送出される。これによって中央制御回
路15は、ボタン電話機23に対して着信を通知する。 即ち、中央制御回路15は、データハイウェイ15b、
ボタン電話機インターフェースユニット6等を通して制
御回路40に、ボタン電話機22から呼出しがあったこ
とを示すデータ信号を与える。
【0005】制御回路40は、このデータ信号を受ける
と、内線キースイッチ用LED39を点灯制御するとと
もに、切換回路57,58の接点を夫々拡声回路53の
端子a,b側に切換える。そして、スピーカ59を駆動
することによって、ボタン電話機23の話者に、ボタン
電話機22から内線呼出しが行なわれていることを報知
する。この報知により、ボタン電話機23の話者がハン
ドセットをオフフックし、内線キースイッチ49を押圧
操作すると、この押圧操作によって生じる信号が、上記
報知に対する応答信号として制御回路40に与えられる
。この信号は、制御回路40から上記経路を逆方向に通
って中央制御回路15に与えられる。
【0006】中央制御回路15は、上記信号を受けると
、データハイウェイ15b、ボタン電話機インターフェ
ースユニット5等を通して制御回路27に、ボタン電話
機23の制御回路40側から応答信号が送出されたこと
を報知する信号を与える。そして、タイムスイッチ14
を制御して、入PCMハイウェイ上に割当てられたタイ
ムスロット16aと出PCMハイウェイ上に割当てられ
たタイムスロット19b、入PCMハイウェイ上に割当
てられたタイムスロット19aと出PCMハイウェイ上
に割当てられたタイムスロット16bとを交換接続する
。これによって、ボタン電話機22とボタン電話機23
との間で内線拡声通話が可能な状態となる。
【0007】上述した内線拡声通話時には、マイク51
から送出された送話音声信号は、拡声回路50にて後述
するような信号処理が施された後、切換回路56等を通
してコーデック29に入力され、コーデック29にてP
CM信号に変換される。このPCM信号は、コーデック
29からピンポン伝送回路25、ボタン電話機インター
フェースユニット5、入PCMハイウェイ上に割当てら
れたタイムスロット16a等を通してタイムスイッチ1
4に与えられる。タイムスイッチ14に与えられた前記
PCM信号は、出PCMハイウェイ上に割当てられたタ
イムスロット19b、ボタン電話機インターフェースユ
ニット6、ピンポン伝送回路38等を通してコーデック
42に与えられ、コーデック42にてアナログ信号に変
換される。このアナログ信号は、切換回路57等を通し
てハンドセットの受話器45から受話音声として出力さ
れる。
【0008】上記とは逆にハンドセットの送話器46か
ら送出された送話音声信号は、切換回路58等を通して
コーデック42に入力され、コーデック42にてPCM
信号に変換される。このPCM信号は、ピンポン伝送回
路38、ボタン電話機インターフェースユニット6等を
経て入PCMハイウェイ上に割当てられたタイムスロッ
ト19aを通してタイムスイッチ14に与えられる。タ
イムスイッチ14に与えられた前記PCM信号は、出P
CMハイウェイ上に割当てられたタイムスロット16b
、ボタン電話機インタフェースユニット5を通してピン
ポン伝送回路25に与えられる。ピンポン伝送回路25
に与えられた前記PCM信号は、コーデック29に与え
られ、コーデック29にてアナログ信号に変換される。 このアナログ信号は、拡声回路50等を通してスピーカ
52から受話音声信号として出力される。
【0009】一方、ボタン電話機22の話者が拡声通話
モード設定手段(図示しない)を操作すること等によっ
て、局線拡声通話をするときの各部の動作は以下のよう
になっている。ボタン電話機22の話者がハンドセット
をオンフックした状態で、局線キースイッチ35を押圧
操作すると、この局線キースイッチ35から押圧操作さ
れたことを示す信号が、内線拡声通話時におけると同様
に、中央制御回路15に与えられる。中央制御回路15
は、上記信号を入力すると、LED点灯制御信号及び切
換回路55,56の切換制御信号を上記経路を通して逆
に制御回路27方へ送出する。これとともに、局線イン
ターフェース回路7に局線捕捉を行なわせるべく、制御
回路13に対して局線捕捉指令信号を出力する。中央制
御回路15は、上記制御を行なうとともに、タイムスイ
ッチ14を制御することによってボタン電話機22が局
線拡声通話を行なうためのタイムスロットの割当てを行
なう。制御回路27は、上記LED点灯制御信号を入力
すると、局線キースイッチ用LED34を点灯制御する
。この点灯制御とともに制御回路27は、切換回路55
,56の接点を夫々拡声回路50の端子a,b側に切換
える。
【0010】この状態で、ダイヤルパッド28のボタン
が話者によって押圧操作されると、この押圧操作による
ダイヤル信号が制御回路27に与えられる。そしてこの
ダイヤル信号は、制御回路27から上記経路を通って中
央制御回路15に送出される。このダイヤル信号によっ
て中央制御回路15は、局線インターフェース回路7に
、局線1へのダイヤルパルスの送出を行なわせるべく制
御回路13に対して制御信号を出力する。
【0011】局線インターフェース回路7から出力され
たダイヤルパルスが局線1を通して局交換機(図示しな
い)に与えられると、局交換機(図示しない)は、この
ダイヤルパルスと対応する相手方端末(図示しない)に
対して発呼信号を出力する。この端末の話者がハンドセ
ットをオフフックすると、局交換機(図示しない)はこ
れを認識して相手方端末(図示しない)と接続されたこ
とを知らせるために、極性を反転させた直流電圧信号を
、局線1を通して主装置2へ送出する。これによって、
ボタン電話機22と相手方端末(図示しない)との間は
、局線拡声通話が可能な状態となる。
【0012】上述した局線拡声通話時には、マイク51
から送出された送話音声信号は、前述した内線拡声通話
時におけると同様の経路を通り、コーデック29にてP
CM信号に変換される。このPCM信号は、やはり前述
した内線拡声通話時におけると同様の経路を通り、タイ
ムスイッチ14に入力される。タイムスイッチ14に与
えられた前記PCM信号は、出PCMハイウェイ上に割
当てられたタイムスロット14bを通してコーデック1
2に入力され、コーデック12においてアナログ信号に
変換される。このアナログ信号、即ち、マイク51から
送出された送話音声信号は、送話増幅器11,2線4線
変換回路9、通話トランス8及び局線インターフェース
回路7を通して局線1へと送出される。
【0013】なお、上記とは逆に相手方端末(図示しな
い)からボタン電話機22を呼出すためのダイヤルパル
スが局交換機(図示しない)に送出されると、局交換機
(図示しない)から局線1を通して主装置2に発呼信号
が送出される。局線インターフェース回路7がこの発呼
信号の着信を検出し、着信検出信号を制御回路13を通
して中央制御回路15に与えると、中央制御回路15は
、データハイウェイ15b等を通して制御回路27に対
して、局線側から呼出しがあったことを示すデータ信号
を送出する。これとともに、中央制御回路15は、タイ
ムスイッチ14を制御することにより、ボタン電話機2
2が局線拡声通話を行なうためのタイムスロットの割当
てを行なう。このようにしてタイムスロットの割当てが
行なわれた段階で、局線1を通して相手方端末から送信
された受話音声信号は、上記の経路を逆方向に通って、
拡声回路50に与えられる。そして上記受話音声信号は
、拡声回路50からスピーカ52に出力され、スピーカ
52から受話音声として送出されることとなる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところで、局交換機(
図示しない)と図5にて示したようなボタン電話装置の
主装置2とを接続する局線1を始め、局交換機(図示し
ない)と他の多くの電話機とを接続する多くの局線の長
さは、長短様々であるから、これに伴って各局線におい
て発生する信号の伝送損失の量も当然に様々となる。 従って、上記ボタン電話装置のボタン電話機22が局線
1、局交換機(図示しない)を通して局線通話を行なっ
ている相手方端末からの受話音声信号レベルは、上述し
た各局線において発生する伝送損失量に依存することと
なるから、局線通話の相手方端末が異なれば当然に異な
った値となる。
【0015】このように局線通話にあっては、局線1を
通して伝送されてくる受話信号の入力レベルが大小様々
である。そのため、従来のボタン電話装置では、ボタン
電話機22,23を始めとする複数台のボタン電話機に
、図7にて示すような受話検出回路や送話検出回路が内
蔵された拡声回路50,53等(図6にて示す)を設け
ることとした。そして、これら複数台のボタン電話機が
設置されている周囲の騒音レベルを考慮して、局線拡声
通話時に、入力された受話信号のレベルが小さな値であ
っても送話状態から受話状態に切換るように、前記拡声
回路50,53を用いて送話状態/受話状態切換り曲線
を設定するのが一般的であった。なお、図6にて示した
拡声回路50と後に説明する図2にて示した拡声回路5
0とは、全体的な構成が略同一である。又、図7にて示
した受話検出回路50e、送話検出回路50fと後に説
明する図1にて示した受話検出回路50eとは、全体的
な構成が略同一である。よって、上記拡声回路50や受
話検出回路50e、送話検出回路50f等の構成につい
ては、図1及び図2の項にて説明することとした。
【0016】上記拡声回路50(53)によって、例え
ば、ボタン電話機22(23)が設置されている周囲の
騒音レベルが図4上の点Pで示されるようなときには、
上記切換り曲線を図4上の実線α、実線βにて示すごと
く図4上の左側に設定していたわけである。
【0017】しかしながら、一方において、主装置2と
ボタン電話機22、23との間は、ピンポン伝送方式(
ディジタル伝送方式)が採用されている(即ち、ボタン
電話機22、23側には、夫々ピンポン伝送データ用ト
ランス24、37、ピンポン伝送回路25、38が設け
られており、又これらボタン電話機22、23と対応し
て主装置2側に備えられているボタン電話機インターフ
ェースユニット5、6にも、夫々ピンポン伝送データ用
トランス18、21、ピンポン伝送回路16、19が設
けられている)。そのうえ、主装置2とボタン電話機2
2、23とを夫々接続している線路についても、屋内配
線が殆どであるからその距離は伝送損失が問題とならな
い程短い。よって、ボタン電話機22、23間で行なわ
れる内線拡声通話においては、音声信号等の伝送損失は
殆ど零である。即ち、ボタン電話機22、23間の内線
通話では、略一定レベルで音声信号等の授受が行なわれ
、平均的な通話レベルは局線通話時の通話レベルよりも
大きい。
【0018】そのため、上記のように、ボタン電話機(
22、23等)の送話状態/受話状態切換り曲線が、局
線拡声通話時に適合するように設定されていると、内線
拡声通話時には、受話信号の入力レベルが小さくなって
も、局線拡声通話時のように直ぐには受話状態から送話
状態に切換わらないので、局線拡声通話時と内線拡声通
話時とで話者に違和感をあたえるという不具合があった
【0019】従って本発明は、上記事情を考慮してなさ
れたもので、その目的は、局線拡声通話時と内線拡声通
話時とで夫々に適合した送/受話状態の切換えを可能と
することによって、局線拡声通話時と内線拡声通話時と
で話者に違和感を与えることのないボタン電話装置を提
供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、複数台の内線電話機と、局線と接続され、
前記複数台の内線電話機同士を交換接続する内線通話と
前記各内線電話機と局線とを交換接続する局線通話とを
設定する主装置とを備えたボタン電話装置において、前
記複数台の内線電話機中の少なくとも1台は、ハンドセ
ットに加えてマイクロホン及びスピーカを有し、且つマ
イクロホンとスピーカとを用いる拡声通話モードとハン
ドセットを用いる通話モードとが選択的に設定可能に構
成されており、前記内線電話機には、拡声通話モードに
設定されている前記内線電話機が局線拡声通話を行なっ
ているときは、局線拡声通話と適合する送/受話状態切
換えのしきい値レベルを選択し、拡声通話モードに設定
されている前記内線電話機が内線拡声通話を行なってい
るときは、内線拡声通話と適合する送/受話状態切換え
のしきい値レベルを選択するしきい値レベル設定手段と
、前記内線電話機が拡声通話モードに設定されていると
きに、前記マイクロホンから入力される送話信号と前記
スピーカから出力される受話信号とを検知して、これら
両信号の少なくとも一方と前記しきい値レベル選択手段
によって選択されたしきい値レベルとから前記内線電話
機を送話状態とするか受話状態とするかを決定する送/
受話状態決定手段と、が設けられている構成とした。
【0021】
【作用】上記構成において、内線電話機の通話モードが
ハンドセットを用いる通話モードからマイクロホンとス
ピーカとを用いる拡声通話モードに設定されると、しき
い値レベル選択手段は、該内線電話機が局線拡声通話、
内線拡声通話のいずれを行なっているかを判断する。局
線拡声通話を行なっていると判断した場合には、前記内
線電話機の局線拡声通話と適合する送/受話状態切換え
のしきい値レベルを選択する。一方、内線拡声通話を行
なっていると判断した場合には、前記内線電話機の内線
拡声通話と適合する送/受話状態切換えのしきい値レベ
ルを選択する。しきい値レベル選択手段は、このように
して選択したしきい値レベルを、送/受話状態決定手段
に出力する。内線電話機が拡声通話モードに設定される
と、送/受話状態決定手段は、該内線電話機のマイクロ
ホンから入力される送話信号と、該内線電話機のスピー
カから出力される受話信号の検知を行なう。そして、こ
の検知により得られた送話信号及び受話信号の少なくと
も1方と、前記しきい値レベル選択手段から与えられた
しきい値レベルとから、送/受話状態決定手段は、前記
内線電話機を送話状態とするか受話状態とするかを決定
する。
【0022】このようにして、内線電話機の通話モード
がハンドセットを用いる通話モードからマイクロホンと
スピーカとを用いる拡声通話モードに設定されたときに
、しきい値レベル選択手段が内線電話機が局線拡声通話
、内線拡声通話のいずれを行なっているかを判断し、こ
の判断の結果に応じて送/受話状態切換えのしきい値レ
ベルを選択することとしたので、局線拡声通話時と内線
拡声通話時とで夫々に適合した送/受話状態の切換えが
可能となり、もって、局線拡声通話時と内線拡声通話時
とで話者に違和感を与えることがなくなった。
【0023】
【実施例】以下、図面により本発明の一実施例について
説明する。
【0024】図3は、本発明の一実施例に従うボタン電
話装置の全体的な構成を示したブロック図である。図3
にて示したボタン電話装置は、拡声通話モード時に、送
話状態/受話状態の切換え制御を行なう拡声回路を有し
たボタン電話機を、複数台備えている。上記拡声回路の
構成については、後に詳述する。
【0025】図3を参照して明らかなように、ボタン電
話装置は、一般に、主装置2と、この主装置2と接続さ
れている複数台のボタン電話機22,23(図3では、
図示の都合上、2台分だけ記載した)とを備えた構成と
なっている。主装置2は、局線1と接続されている局線
インターフェースユニット3を始め、ボタン電話機22
に対応して設けられたボタン電話機インターフェースユ
ニット5と、ボタン電話機23に対応して設けられたボ
タン電話機インターフェースユニット6と、上記局線イ
ンターフェースユニット3、ボタン電話機インターフェ
ースユニット5、6を制御下に置く中央制御ユニット4
とを備えている。上記構成について更に詳述すれば、以
下のようである。
【0026】局線インターフェースユニット3は、局線
1とボタン電話装置とを接続するために設けられている
もので、局線インターフェース回路7を始め、トランス
8、2線4線変換回路9、受話増幅器10、送話増幅器
11、コーデック12及び制御回路13を備えている。 局線インターフェース回路7は、制御回路13の制御下
で局線からの呼出し信号の着信検出、局線捕捉やダイヤ
ルパルス信号の送出等を行なうようになっている。トラ
ンス8は、局線インターフェース回路7と2線4線変換
回路9との間に接続されている。
【0027】2線4線変換回路9は、局線1から局線イ
ンターフェース回路7及びトランス8を通して与えられ
たアナログ信号(受話音声信号等)を受けて、これを受
話増幅器10に出力する。2線4線変換回路9は、又、
送話増幅器11から出力されたアナログ信号(送話音声
信号等)を受けて、これをトランス8及び局線インター
フェース回路7を通して局線1へと送出するようになっ
ている。受話増幅器10は、前記2線4線変換回路9か
ら与えられたアナログ信号(受話音声信号等)を受けて
増幅した後、コーデック12に出力する。一方、送話増
幅器11はコーデック12から出力されたアナログ信号
(送話音声信号等)を受けて増幅した後、2線4線変換
回路9に出力するようになっている。
【0028】コーデック12は、受話増幅器10にて増
幅されたアナログ信号(受話音声信号等)を受けてこれ
をディジタル化しPCM信号に変換する。そして、この
PCM信号を、入PCMハイウェイ上に割当てられたタ
イムスロット14aを通して中央制御ユニット4を構成
しているタイムスイッチ14に出力する。コーデック1
2は、又、出PCMハイウェイ上に割当てられたタイム
スロット14bを通して上記タイムスイッチ14から出
力されたPCM信号を入力する。そして、この入力した
PCM信号をアナログ信号(送話音声信号等)に変換し
た後、送話増幅器11に出力するようになっている。
【0029】制御回路13は、上述したタイムスイッチ
14とともに中央制御ユニット4を構成している中央制
御回路15の制御下に置かれる。即ち、制御回路13は
、データハイウェイ15aを通して中央制御回路15と
の間で制御信号の授受を行なう。制御回路13は、デー
タハイウェイ15aを通して中央制御回路15から局線
1を捕捉すべき旨の制御信号が与えられると、この制御
信号に従い局線インターフェース回路7を制御して局線
1を捕捉させる。制御回路13は、又、局線インターフ
ェース回路7が局線1からの呼出し信号の着信があった
ことを検出したときには、該呼出し信号が着信したこと
を示すデータ信号を、データハイウェイ15aを通して
中央制御回路15に出力するようになっている。
【0030】上述した内容から既に明らかなように、中
央制御ユニット4は、タイムスイッチ14と中央制御回
路15とによって構成されている。
【0031】タイムスイッチ14は、通話メモリ、カウ
ンタ回路等から成っている。そして、中央制御回路15
の制御下で複数本の入PCMハイウェイを通して出力さ
れる信号を多重化、分離、或いは位相変換することによ
って、互いに対応する入PCMハイウェイと出PCMハ
イウェイ同士の間を時分割交換接続するようになってい
る。即ち、タイムスイッチ14は、入PCMハイウェイ
上に割当てられたタイムスロット14aから与えられた
PCM信号を受けて、これを例えば出PCMハイウェイ
上に割当てられたタイムスロット16bを通してボタン
電話機インターフェースユニット5を構成しているピン
ポン伝送回路16に出力する。タイムスイッチ14は、
又、例えば入PCMハイウェイ上に割当てられたタイム
スロット16aを通してピンポン伝送回路16から出力
されたPCM信号を受けて、これを例えば出PCMハイ
ウェイ上に割当てられたタイムスロット14bを通して
コーデック12に出力するようになっている。タイムス
イッチ14は、更に、入PCMハイウェイ上に割当てら
れたタイムスロット14a及び出PCMハイウェイ上に
割当てられたタイムスロット19bとを通してコーデッ
ク12から出力されたPCM信号をボタン電話機インタ
ーフェースユニット6を構成しているピンポン伝送回路
19に与える。これとともに、タイムスイッチ14は、
入PCMハイウェイ上に割当てられたタイムスロット1
9a及び出PCMハイウェイ上に割当てられたタイムス
ロット14bを通して、ピンポン伝送回路19から出力
されたPCM信号をコーデック12に与える。
【0032】ボタン電話機インターフェースユニット5
は、ピンポン伝送回路16、制御回路17及びピンポン
伝送データ用トランス18を備えた構成となっている。
【0033】ピンポン伝送回路16は、制御回路17の
制御下で、出PCMハイウェイ上に割当てられたタイム
スロット16bを通してタイムスイッチ14から送出さ
れたPCM信号(音声信号データ)を受ける。そして該
PCM信号と制御回路17から与えられた制御データと
のシリアルなディジタルデータを、ピンポン伝送データ
用トランス18を通してボタン電話機22に対し、ピン
ポン伝送方式(ディジタル伝送方式)により送信する。 ピンポン伝送回路16は、又、ピンポン伝送データ用ト
ランス18を通してボタン電話機22からピンポン伝送
方式により送出されたPCM信号(音声信号データ)と
制御データとのシリアルなディジタルデータを受ける。 そして該シリアルなディジタルデータのうちのPCM信
号については、入PCMハイウェイ上に割当てられたタ
イムスロット16aを通してタイムスイッチ14に出力
し、一方、制御データについては、制御回路17に出力
する。
【0034】制御回路17は、前述したように、データ
ハイウェイ15bを通して中央制御回路15から送出さ
れた制御データを受けて、これをピンポン伝送回路16
に出力する。制御回路17は、又、ピンポン伝送回路1
6から与えられたボタン電話機22側の制御データを受
けて、これをデータハイウェイ15bを通して中央制御
回路15に出力するようになっている。
【0035】ボタン電話機インターフェースユニット6
も、ボタン電話機インターフェースユニット5と同様な
構成となっている。
【0036】即ち、ピンポン伝送回路19は、制御回路
20の制御下で、出PCMハイウェイ上に割当てられた
タイムスロット19bを通してタイムスイッチ14から
送出されたPCM信号(音声信号データ)を受ける。そ
して該PCM信号と制御回路20から与えられた制御デ
ータとのシリアルなディジタルデータを、ピンポン伝送
データ用トランス21を通してボタン電話機23に対し
、ピンポン伝送方式により送信する。ピンポン伝送回路
19は、又、ピンポン伝送データ用トランス21を通し
てボタン電話機23からピンポン伝送方式により送出さ
れたPCM信号(音声信号データ)と制御データとのシ
リアルなディジタルデータを受ける。そして、該シリア
ルなディジタルデータのうちのPCM信号については、
入PCMハイウェイ上に割当てられたタイムスロット1
9aを通してタイムスイッチ14に出力し、一方、制御
データについては、制御回路20に出力する。
【0037】制御回路20は、前述したように、データ
ハイウェイ15bを通して中央制御回路15から送出さ
れた制御データを受けて、これをピンポン伝送回路19
に出力する。制御回路20は、又、ピンポン伝送回路1
9から与えられたボタン電話機23側の制御データを受
けて、これをデータハイウェイ15bを通して中央制御
回路15に出力するようになっている。
【0038】中央制御回路15は、上述したタイムスイ
ッチ14を始め、局線インターフェースユニット3を構
成している各部、ボタン電話機インターフェースユニッ
ト5、6(前述したように、図3では図示の都合上、ボ
タン電話機は2台しか図示していないので、各ボタン電
話機に対応して備えられるボタン電話機インターフェー
スユニットも2個しか図示していない)を構成している
各部等、ボタン電話装置の主装置2を構成している各部
をその制御下に置く。中央制御回路15は、既に説明し
たように、データハイウェイ15aを通して制御回路1
3との間で、局線捕捉の制御信号、ダイヤルパルス信号
送出のための制御信号、局線1からの呼出し信号の着信
検出を報知する信号等の授受を行なう。中央制御回路1
5は、又、ピンポン伝送回路16、ピンポン伝送データ
用トランス18とともにボタン電話機インターフェース
ユニット5を構成している制御回路17に対し、データ
ハイウェイ15bを通して制御信号を送出することによ
ってボタン電話機インターフェースユニット5を制御す
る。のみならず、中央制御回路15は、データハイウェ
イ15bを通して制御回路17から送出された制御情報
を受ける。
【0039】上記と同様に中央制御回路15は、ピンポ
ン伝送回路19、ピンポン伝送データ用トランス21と
ともにボタン電話機インターフェースユニット6を構成
している制御回路20に対し、データハイウェイ15b
を通して制御信号を送出する。これによって中央制御回
路15は、ボタン電話機インターフェースユニット6を
制御するのみならず、データハイウェイ15bを通して
制御回路20から送出された制御情報を受けるようにな
っている。
【0040】ボタン電話機22は、ピンポン伝送データ
用トランス24を始め、ピンポン伝送回路25、制御回
路27、ダイヤルパッド28、内線キースイッチ36、
内線キースイッチ用LED26、局線キースイッチ35
、局線キースイッチ用LED34、コーデック29、受
話増幅器30、送話増幅器31、ハンドセットの受話器
32及びバンドセットの送話器33を備えている。ボタ
ン電話機22は、上記構成に加えて更に、切換回路55
,56、拡声回路50、マイク51及びスピーカ52を
も備えている。
【0041】ピンポン伝送回路25は、制御回路27の
制御下で、ピンポン伝送データ用トランス24を通して
前記ボタン電話機インターフェースユニット5からピン
ポン伝送方式により送出されたPCM信号(音声信号デ
ータ)と制御データとのシリアルなディジタルデータを
受ける。そして該シリアルなディジタルデータのうちの
PCM信号については、コーデック29に出力し、一方
、制御データについては、制御回路27に出力する。 ピンポン伝送回路25は、又、コーデック29から出力
されたPCM信号(音声信号データ)と制御回路27か
ら出力された制御データとを受ける。そして、上記PC
M信号と制御データとをシリアルなディジタルデータと
し、このシリアルなディジタルデータを、ピンポン伝送
データ用トランス24を通してボタン電話機インターフ
ェースユニット5に出力する。
【0042】コーデック29は、ピンポン伝送回路25
から出力されたPCM信号(音声信号データ)を受けて
、これをアナログ信号(受話音声信号等)に変換した後
、受話増幅器30に出力する。コーデック29は、又、
送話増幅器31から出力されたアナログ信号(送話音声
信号等)を受けて、これをPCM信号(音声信号データ
)に変換した後、ピンポン伝送回路25に出力するよう
になっている。
【0043】受話増幅器30は、コーデック29から出
力されたアナログ信号(受話音声信号等)を受けてこれ
を増幅する。切換回路55の接点が図3のごとくハンド
セット側を閉成している通常の通話モードのときには、
受話増幅器30によって増幅されたアナログ信号は、切
換回路55を通してハンドセットの受話器32に与えら
れる。一方、上記とは逆に切換回路55の接点が拡声回
路50側を閉成している拡声通話モードのときには、受
話増幅器30によって増幅されたアナログ信号は、切換
回路55及び拡声回路50を通してスピーカ52に与え
られる。
【0044】送話増幅器31は、切換回路56の接点が
図3のごとくハンドセット側を閉成している通常の通話
モードのときには、ハンドセットの送話器33から切換
回路56を通して出力されたアナログ信号(送話音声信
号等)を受けてこれを増幅した後、コーデック29に出
力する。送話増幅器31は、又、切換回路56の接点が
上記とは逆に拡声回路50側を閉成している拡声通話モ
ードのときには、マイク51から切換回路56を通して
出力されたアナログ信号(送話音声信号等)を受けてこ
を増幅した後、コーデック29に出力するようになって
いる。
【0045】切換回路55,56は、制御回路27から
出力された切換制御信号に基づき、夫々の接点が切換え
られるようになっている。即ち、通常の通話モードを設
定するに際しては、切換回路55の接点は図のごとくハ
ンドセットの受話器32側を閉成し、又、切換回路56
の接点も図のごとくハンドセットの送話器33側を閉成
する。一方、拡声通話モードを設定するに際しては、切
換回路55の接点は拡声回路50の端子a側を閉成し、
又、切換回路56の接点は拡声回路50の端子b側を閉
成するようになっている。
【0046】拡声回路50は、制御回路27の制御下で
、拡声通話モード時に、マイク51から入力された送話
信号と、スピーカ52から出力される受話信号と、局線
拡声通話時と内線拡声通話時とに夫々適合した送話状態
/受話状態切換え曲線とに基づき、ボタン電話機22の
送話状態/受話状態切換え制御を行なう。
【0047】スピーカ52は、拡声回路50の端子Cか
ら出力されたアナログ信号を、受話音声として出力する
。マイクロ51は、話者から発せられた音声をアナログ
信号(送話音声信号)として端子dを通して拡声回路5
0に出力するようになっている。
【0048】内線キースイッチ36は、ボタン電話機2
2の話者が内線通話を行ないたいときに押圧操作される
もので、該内線キースイッチ36が押圧操作されると、
該内線キースイッチ36が押圧操作されたことを示す信
号が、制御回路27に出力されるようになっている。内
線キースイッチ用LED26は、内線キースイッチ36
が押圧操作されたことでこの押圧操作されたことを示す
信号が制御回路27、ピンポン伝送回路25、ピンポン
伝送データ用トランス24、ピンポン伝送データ用トラ
ンス18、ピンポン伝送回路16、制御回路17、デー
タハイウェイ15bを通して中央制御回路15に与えら
れ、この信号に基づいて中央制御回路15から所定の制
御信号が上記経路を逆方向に通って制御回路27から与
えられることで、点灯するようになっている。
【0049】局線キースイッチ35は、ボタン電話機2
2の話者が局線通路(外線通話)を行ないたいときに押
圧操作されるもので、該局線キースイッチ35が押圧操
作されると、該局線キースイッチ35が押圧操作された
ことを示す信号が、局線キースイッチ35から制御回路
27に出力されるようになっている。局線キースイッチ
用LED34は、局線キースイッチ35が押圧操作され
たことでこの押圧操作されたことを示す信号が制御回路
27から上記ルートを通って中央制御回路15に与えら
れ、この信号に基づいて中央制御回路15から所定の制
御信号が上記経路を逆方向に通って制御回路27から与
えられることで、点灯するようになっている。ダイヤル
パッド28は、ボタン電話機22の話者が押圧操作した
ボタンに対応したダイヤル信号を制御回路27に送出す
るようになっている。
【0050】制御回路27は、内線キースイッチ36、
局線キースイッチ35、ダイヤルパッド28等から与え
られる操作情報を入力し、既述の経路を通して中央制御
回路15との間で制御データの授受を行なう。これによ
り、制御回路27は、内線キースイッチ用LED36、
局線キースイッチ用LED34、切換回路55,56、
拡声回路50等を制御する。制御回路27による切換回
路55,56の切換制御、即ち、ボタン電話機22の通
話モードの前述したような切換設定は、ボタン電話機2
2の通話モード切換キー(図示しない)からの操作情報
、又は中央制御回路15から与えられる通話モード切換
え指令に基づいて行なわれる。
【0051】ボタン電話機23もボタン電話機22と同
様な構成となっている。即ち、ピンポン伝送データ用ト
ランス37を始め、ピンポン伝送回路38、制御回路4
0、ダイヤルパッド41、内線キースイッチ49、内線
キースイッチ用LED39、局線キースイッチ48、局
線キースイッチ用LED47、コーデック42、受話増
幅器43、送話増幅器44、ハンドセットの受話器45
及びハンドセットの送話器46を備えている。ボタン電
話機23も、前記ボタン電話機22と同様に、上記構成
に加えて更に、切換回路57,58、拡声回路53、マ
イク54及びスピーカ59をも備えている。ボタン電話
機23を構成している上記各部の機能は、ボタン電話機
22を構成している各部のそれと同様である。
【0052】次に、上記構成の動作について説明する。 ここで、ボタン電話機22の話者が、拡声通話モード設
定手段(図示しない)を操作すること等によって、内線
拡声通話をするときの各部の動作について考察する。ボ
タン電話機22の話者が、ハンドセットをオンフックし
た状態で内線キースイッチ36を押圧操作すると、この
内線キースイッチ36から押圧操作されたことを示す信
号が、制御回路27、ピンポン伝送回路25、ピンポン
伝送データ用トランス24,18、ピンポン伝送回路1
6、制御回路17、データハイウェイ15bを通って中
央制御回路15に与えられる。中央制御回路15は、上
記信号を入力すると、内線キースイッチ36が押圧操作
されたことを認識し、LED点灯制御信号及び切換回路
55,56の切換制御信号を上記経路を通して逆に制御
回路27方へと送出する。制御回路27は、上記LED
点灯制御信号及び切換制御信号を入力すると、内線キー
スイッチ用LED26を点灯制御する。この点灯制御と
ともに制御回路27は、切換回路55,56の接点を夫
々拡声回路50の端子a,b側に切換える。
【0053】この状態で、ダイヤルパッド28のボタン
が話者によって押圧操作されると(即ち、特定の内線番
号:この場合は、ボタン電話機23に対応している内線
番号がダイヤルされると)、この押圧操作によるダイヤ
ル信号が制御回路27に与えられる。そしてこのダイヤ
ル信号は、制御回路27から上記経路を通って中央制御
回路15に送出される。このダイヤル信号によって中央
制御回路15は、ボタン電話機22からボタン電話機2
3の呼出しが行なわれていることを認識する。これによ
って中央制御回路15は、ボタン電話機23に対して着
信を通知する。即ち、データハイウェイ15b、制御回
路20、ピンポン伝送回路19、ピンポン伝送データ用
トランス21,37、ピンポン伝送回路38を通して制
御回路40に、ボタン電話機22から呼出しがあったこ
とを示すデータ信号を与える。
【0054】制御回路40は、このデータ信号を受ける
と、内線キースイッチ用LED39を点灯制御するとと
もに、切換回路57,58の接点を夫々拡声回路53の
端子a,b側に切換える。そして、スピーカ59を駆動
することによって、ボタン電話機23の話者に、ボタン
電話機22から内線呼出しが行なわれていることを報知
する。この報知により、ボタン電話機23の話者がハン
ドセットをオフフックし、内線キースイッチ49を押圧
操作すると、この押圧操作によって生じる信号が、上記
報知に対する応答信号として制御回路40に与えられる
。この信号は、制御回路40から上記経路を逆方向に通
って中央制御回路15に与えられる。
【0055】中央制御回路15は、上記信号を受けると
、データハイウェイ15b、制御回路17等を通して制
御回路27に、ボタン電話機23の制御回路40側から
応答信号が送出されたことを報知する信号を与える。 そして、タイムスイッチ14を制御して、入PCMハイ
ウェイ上に割当てられたタイムスロット16aと出PC
Mハイウェイ上に割当てられたタイムスロット19b、
入PCMハイウェイ上に割当てられたタイムスロット1
9aと出PCMハイウェイ上に割当てられたタイムスロ
ット16bとを交換接続する。これによって、ボタン電
話機22とボタン電話機23との間で内線拡声通話が可
能な状態となる。
【0056】上述した内線拡声通話時には、マイク51
から送出された送話音声信号は、端子dを通して拡声回
路50に入力される。この送話音声信号は、拡声回路5
0にて後述するような信号処理が施された後、端子b、
切換回路56、送話増幅器31を通してコーデック29
に入力され、コーデック29にてPCM信号に変換され
る。このPCM信号は、コーデック29からピンポン伝
送回路25、ピンポン伝送データ用トランス24、18
、ピンポン伝送回路16、入PCMハイウェイ上に割当
てられたタイムスロット16aを通してタイムスイッチ
14に与えられる。タイムスイッチ14に与えられた前
記PCM信号は、出PCMハイウェイ上に割当てられた
タイムスロット19b、ピンポン伝送回路19、ピンポ
ン伝送データ用トランス21,37、ピンポン伝送回路
38を通してコーデック42に与えられ、コーデック4
2にてアナログ信号に変換される。このアナログ信号は
、受話増幅器43、切換回路57を通してハンドセット
の受話器45から受話音声信号として出力される。
【0057】上記とは逆にハンドセットの送話器46か
ら送出された送話音声信号は、切換回路58、送話増幅
器44を通してコーデック42に入力され、コーデック
42にてPCM信号に変換される。このPCM信号は、
ピンポン伝送回路38、ボタン電話機インターフェース
ユニット6等を経て入PCMハイウェイ上に割当てられ
たタイムスロット19aを通してタイムスイッチ14に
与えられる。タイムスイッチ14に与えられた前記PC
M信号は、出PCMハイウェイ上に割当てられたタイム
スロット16b、ボタン電話機インタフェースユニット
5を通してピンポン伝送回路25に与えられる。ピンポ
ン伝送回路25に与えられた前記PCM信号は、コーデ
ック29に与えられ、コーデック29にてアナログ信号
に変換される。このアナログ信号は、受話増幅器30、
切換回路55,拡声回路50を通してスピーカ52から
受話音声として出力される。
【0058】一方、ボタン電話機22の話者が拡声通話
モード設定手段(図示しない)を操作すること等によっ
て、局線拡声通話をするときの各部の動作は以下のよう
になっている。ボタン電話機22の話者がハンドセット
をオンフックした状態で、局線キースイッチ35を押圧
操作すると、この局線キースイッチ35から押圧操作さ
れたことを示す信号が、制御回路27、ピンポン伝送回
路25,16、データハイウェイ15b等を通して中央
制御回路15に与えられる。中央制御回路15は、上記
信号を入力すると、局線キースイッチ35が押圧操作さ
れたことを認識し、LED点灯制御信号及び切換回路5
5,56の切換制御信号を上記経路を通して逆に制御回
路27方へと送出する。これとともに、局線インターフ
ェース回路7に局線捕捉を行なわせるべく、制御回路1
3に対して局線捕捉指令信号を出力する。中央制御回路
15は、上記制御を行なうとともに、タイムスイッチ1
4を制御することによってボタン電話機22が局線拡声
通路を行なうためのタイムスロットの割当て(符号14
a,14b,16a,16bにて示す)を行なう。制御
回路27は、上記LED点灯制御信号を入力すると、局
線キースイッチ用LED34を点灯制御する。この点灯
制御とともに制御回路27は、切換回路55,56の接
点を夫々拡声回路50の端子a,b側に切換える。
【0059】この状態で、ダイヤルパッド28のボタン
が話者によって押圧操作されると(即ち、任意の局線番
号がダイヤルされると)、この押圧操作によるダイヤル
信号が制御回路27に与えられる。そしてこのダイヤル
信号は、制御回路27から上記経路を通って中央制御回
路15に送出される。このダイヤル信号によって中央制
御回路15は、局線インターフェース回路7に、局線1
へのダイヤルパルスの送出を行なわせるべく制御回路1
3に対して制御信号を出力する。
【0060】局線インターフェース回路7から出力され
たダイヤルパルスが局線1を通して局交換機(図示しな
い)に与えられると、局交換機(図示しない)は、この
ダイヤルパルスと対応する相手方端末(図示しない)に
対して発呼信号を出力する。この端末の話者がハンドセ
ットをオフフックすると、局交換機(図示しない)はこ
れを認識して相手方端末(図示しない)と接続されたこ
とを知らせるために、極性を反転させた直流電圧信号を
、局線1を通して主装置2へ送出する。これによって、
ボタン電話機22と相手方端末(図示しない)との間は
、局線拡声通話が可能な状態となる。
【0061】上述した局線拡声通話時には、マイク51
から送出された送話音声信号は、前述した内線拡声通話
時におけると同様の経路を通り、コーデック29にてP
CM信号に変換される。このPCM信号は、やはり前述
した内線拡声通話時におけると同様の経路を通り、タイ
ムスイッチ14に入力される。タイムスイッチ14に与
えられた前記PCM信号は、出PCMハイウェイ上に割
当てられたタイムスロット14bを通してコーデック1
2に入力され、コーデック12においてアナログ信号に
変換される。このアナログ信号、即ち、マイク51から
送出された送話音声信号は、送話増幅器11、2線4線
変換回路9、通話トランス8及び局線インターフェース
回路7を通して局線1へと送出される。
【0062】なお、上記とは逆に相手方端末(図示しな
い)からボタン電話機22を呼出すためのダイヤルパル
スが局交換機(図示しない)に送出されると、局交換機
(図示しない)から局線1を通して主装置2に発呼信号
が送出される。局線インターフェース回路7がこの発呼
信号の着信を検出し、着信検出信号を制御回路13を通
して中央制御回路15に与えると、中央制御回路15は
、データハイウェイ15b、制御回路17等を通して制
御回路27に対して、局線側から呼出しがあったことを
示すデータ信号を送出する。これとともに、中央制御回
路15は、タイムスイッチ14を制御することにより、
ボタン電話機22が局線拡声通話を行なうためのタイム
スロットの割当て(符号14a,14b,16a,16
bにて示す)を行なう。このようにしてタイムスロット
の割当てが行なわれた段階で、局線1を通して相手方端
末から送信された受話音声信号は、上記の経路を逆方向
に通って、拡声回路50に与えられる。そして上記受話
音声信号は、拡声回路50から端子Cを通してスピーカ
52に出力され、スピーカ52から受話音声として送出
されることとなる。
【0063】図2は、本発明の一実施例に従う拡声回路
50の内部構成を示したブロック図であり、図1は、こ
の拡声回路50が内蔵している受話検出回路50eの内
部構成を示したブロック図である。図2にて示す拡声回
路50は、本発明の一実施例に従うボタン電話機22に
備えられているものであるが、この拡声回路50の内部
構成は、図3にて示したボタン電話機23側の拡声回路
53の内部構成と同様である。又、図1にて示した受話
検出回路50eの内部構成も、上記拡声回路53が内蔵
している受話検出回路(図示しない)の内部構成と同様
である。よって、ボタン電話機23側の拡声回路53の
内部構成の図示と説明及び該拡声回路53が内蔵してい
る受話検出回路(図示しない)の内部構成の図示と説明
は省略することとした。
【0064】図2において、マイク側増幅器50aは、
マイク51から端子dを通して入力された送話信号を増
幅し、この増幅後の送話信号を、送話増幅量増減回路5
0c及び送話検出回路50fに出力する。送話増幅量増
減回路50cは、比較回路50gから出力される制御信
号によって、ロス量(増幅量とは逆)が制御されるよう
になっている。マイク側増幅器50aから出力された送
話信号は、上記のようにしてロス量が制御されている送
話増幅量増減回路50cに入力され、この送話増幅量増
減回路50cから端子bを通して拡声回路50の外部に
出力される。拡声回路50から出力された送話信号は、
図3にて示した切換回路56を通して送話増幅器31に
与えられる。
【0065】受話増幅量増減回路50dも、送話増幅量
増減回路50cにおけると同様に、比較回路50gから
出力される制御信号によって、ロス量が制御されるよう
になっている。図3にて示した切換回路55から端子a
を通して入力された受話信号は、上記のようにしてロス
量が制御されている受話増幅量増減回路50dに入力さ
れ、受話増幅量増減回路50dからスピーカ側増幅器5
0b及び受話検出回路50eに出力される。スピーカ側
増幅器50bに入力された受話信号は、該スピーカ側増
幅器50bにて増幅された後、端子Cを通してスピーカ
52に出力されることとなる。
【0066】送話検出回路50fは、従来の拡声回路5
0に内蔵されている受話検出回路50e(図6にて示す
)と同様の回路構成を有している。即ち、送話検出回路
50fは、非反転理想ダイオードと積分回路とによって
構成されている。この非反転理想ダイオードは、図7に
て示すように、演算増幅器A1 、演算増幅器A1 の
出力側に接続されているダイオードD1 、演算増幅器
A1 の出力側と演算増幅器A1 の反転入力側との間
に接続されているダイオードD2 、前記反転入力側と
アースとの間に接続されている抵抗R1 及び演算増幅
器A1 の出力側と演算増幅器A1 の反転入力側との
間に接続されている抵抗R2 を備えている。即ち、前
記非反転理想ダイオードへの入力電圧は、基準電位(ア
ース)と演算増幅器A1 の非反転入力端子の間に印加
される。一方、演算増幅器A1 の反転入力端子には、
この演算増幅器A1 の出力電圧を抵抗R1 と抵抗R
2 とによって分割した電圧が、ネガティブフィードバ
ックされるようになっている。この非反転理想ダイオー
ドの利得は、1+(R2 /R1 )によって求められ
る。
【0067】一方、積分回路は、図7にて示すように、
前述した非反転理想ダイオードの出力側に接続されてい
る抵抗R3 と、この抵抗R3 とアースとの間に接続
されているコンデンサCとから成っている。
【0068】演算増幅器A1 の非反転入力端子に印加
された電圧信号が正であれば、ダイオードD1 は導通
、ダイオードD2 は非導通となるから、前記入力電圧
信号は1+(R2 /R1 )倍増幅された後、積分回
路に出力される。前記非反転理想ダイオードからの出力
電圧信号は、抵抗R3 の値とコンデンサCの値とによ
って決まる時定数R3 Cにより、コンデンサCに積分
的に充電される。一方、上記とは逆に、演算増幅器A1
 の非反転入力端子に印加された電圧信号が負であれば
、ダイオードD1 は非導通、ダイオードD2 は導通
となるから、コンデンサCに積分的に充電された電荷は
、コンデンサCから抵抗R3 、抵抗R2 、抵抗R1
 を通して放電されることとなる。即ち、抵抗R3 と
コンデンサCとによって決まる積分回路の時定数を大き
くとっておけば、送話検出回路50fからの出力信号は
、等価的に全波整流されたこととなる。送話検出回路5
0fからの出力信号は、比較回路50gに与えられる。
【0069】本実施例では、受話検出回路50eは、図
1にて示すごとき回路構成を有している。即ち、本実施
例に従う受話検出回路50eも、前記送話検出回路50
fと同様に、非反転理想ダイオードと積分回路とによっ
て構成されている。この非反転理想ダイオードは、図1
にて示すように、演算増幅器A1 、演算増幅器A1 
の出力側に接続されているタイオードD1 、演算増幅
器A1 の出力側と演算増幅器A1 の反転入力側との
間に接続されているダイオードD2 、演算増幅器A1
 の出力側と演算増幅器A1 の反転入力側との間に、
前記ダイオードD2 と並列になるように接続されてい
る抵抗R2 を備えている。非反転理想ダイオードは、
上記構成に加えて更に、一端側がアースされている抵抗
R1 と、この抵抗R1 と同様に一端側がアースされ
ている前記抵抗R1 とは抵抗値が異なる抵抗R4 と
、制御回路27から拡声回路50の端子eを通して与え
られる切換制御信号に従い、抵抗R1 、抵抗R4 の
いずれか一方と、前記演算増幅器A1 の反転入力側と
を選択的に接続する切換回路60とを備えている。以下
の説明では、抵抗R4 の値が抵抗R1 の値よりも大
きいものと仮定する。
【0070】前記非反転理想ダイオードへの入力電圧は
、基準電位(アース)と演算増幅器A1 の非反転入力
端子の間に印加される。一方、演算増幅器A1 の反転
入力端子には、切換回路60が抵抗R1 側を接続して
いるときと切換回路60が抵抗R4 側を接続している
ときとで異なった値の電圧が印加される。即ち、切換回
路60が抵抗R1 側を接続しているときは、この演算
増幅器A1 の出力電圧を抵抗R1 と抵抗R2 とに
よって分割した電圧が、ネガティブフィードバックされ
るようになっている。又、切換回路60が抵抗R4 側
を接続しているときは、この演算増幅器A1 の出力電
圧を抵抗R4 と抵抗R2 とによって分割した電圧が
、ネガティブフィードバックされるようになっている。 切換回路60が抵抗R1 側を接続しているときは、こ
の非反転理想ダイオードの利得は、1+(R2 /R1
 )によって求められる。一方、切換回路60が抵抗R
4 側を接続しているときは、この非反転理想ダイオー
ドの利得は、1+(R2 /R4 )によって求められ
る。
【0071】積分回路は、図1にて示すように、前述し
た非反転理想ダイオードの出力側に接続されている抵抗
R3 と、この抵抗R3 とアースとの間に接続されて
いるコンデンサCとから成っている。 (a)切換回路60が抵抗R1 側を接続している場合
。 これは、制御回路27によってボタン電話機22が局線
拡声通話モードに設定されている状態を示している。更
に説明すれば、ボタン電話機22の送話状態/受話状態
切換り曲線が、図4上の実線α、実線βに設定されてい
ることを示している。
【0072】演算増幅器A1 の非反転入力端子に印加
された電圧信号が正であれば、ダイオードD1 は導通
、ダイオードD2 は非導通となるから、前記入力電圧
信号は1+(R2 +R1 )倍増幅された後、積分回
路に出力される。前記非反転理想ダイオードからの出力
電圧信号は、抵抗R3 の値とコンデンサCの値とによ
って決まる時定数R3 Cにより、コンデンサCに積分
的に充電される。一方、上記とは逆に、演算増幅器A1
 の非反転入力端子に印加された電圧信号が負であれば
、ダイオードD1 は非導通、ダイオードD2 は導通
となるから、コンデンサCに積分的に充電された電荷は
、コンデンサCから抵抗R3 、抵抗R2 、抵抗R1
 を通して放電されることとなる。 (b)切換回路60が抵抗R4 側を接続している場合
。 これは、制御回路27によってボタン電話機22が内線
拡声通話モードに設定されている状態を示している。前
述したようにR1 <R4 であるから、この状態は、
受話検出回路50eの利得は局線拡声通話時の受話検出
回路50eの利得よりも小さくなり、これによってボタ
ン電話機22の送話状態/受話状態切換り曲線は、図4
上の実線α,実線βから破線α′,破線β′へと夫々移
動する。即ち、受話検出回路50eの利得が上記のよう
に小さくなった分だけ、受話検出回路50eからの出力
信号のレベルは低下し、利得の減少分に対応する大きさ
のレベルを持った信号が入力されない限りは、ボタン電
話機22の送話状態/受話状態の切換りは生じない。こ
のようにして、送話状態/受話状態切換り曲線は、図4
上の実線α,実線βから、局線拡声通話時よりも利得が
低下した分だけ右方へずれることとなり、図4上の破線
α′,破線β′となる。
【0073】この場合においても、演算増幅器A1 の
非反転入力端子に印加された電圧信号が正であれば、や
はりダイオードD1 は導通、ダイオードD2 は非導
通となるから、前記入力電圧信号は1+(R2 /R4
 )倍増幅された後、積分回路に出力される。前記非反
転理想ダイオードからの出力電圧信号は、抵抗R3 の
値とコンデンサCの値とによって決まる時定数R3 C
により、コンデンサCに積分的に充電される。一方、上
記とは逆に、演算増幅器A1 の非反転入力端子に印加
された電圧信号が負であれば、やはりダイオードD1 
は非導通、ダイオードD2 は導通となるから、コンデ
ンサCに積分的に充電された電荷は、コンデンサCから
抵抗R3 、抵抗R2 、抵抗R1 を通して放電され
ることとなる。
【0074】上記(a),(b)いずれの場合にも、抵
抗R3 とコンデンサCとによって決まる積分回路の時
定数を大きくとっておけば、受話検出回路50eからの
出力信号は、等価的に全波整流されたこととなる。受話
検出回路50eからの出力信号は、比較回路50gに与
えられる。
【0075】比較回路50gは、送話検出回路50fか
らの出力と、受話検出回路50eからの出力とを比較し
、この比較結果に応じて送話増幅量増減回路50cや受
話増幅量増減回路50dに対し制御信号を出力すること
により、送話増幅量増減回路50c及び受話増幅量増減
回路50dを相反制御する。即ち、送話検出回路50f
からの出力信号のレベルが、受話検出回路50eからの
出力信号のレベルよりも大きいときには、送話増幅量増
減回路50cのロスをなくし、受話増幅量増減回路50
dにロスを入れる制御を行なう。そして、ボタン電話機
22を送話状態とする。一方、受話検出回路50eから
の出力信号のレベルが、送話検出回路50fからの出力
信号のレベルよりも大きいときには、受話増幅量増減回
路50dのロスをなくし、送話増幅量増減回路50cに
ロスを入れる制御を行なう。そして、ボタン電話機22
を受話状態とする。
【0076】次に、ボタン電話機22が局線拡声通話モ
ードに設定されているときの、ボタン電話機22の送話
状態/受話状態切換制御と、ボタン電話機22が内線拡
声通話モードに設定されているときの、ボタン電話機2
2の送話状態/受話状態切換制御について説明する。 (c)ボタン電話機22が制御回路27によって局線拡
声通話モードに設定されている場合。ボタン電話機22
が局線拡声通話モードに設定されているときには、送話
状態/受話状態切換り曲線は、図4上の実線α,実線β
に設定される。
【0077】今、拡声回路50に対して受話信号の入力
がない状態で、送話信号の入力があったと仮定する。こ
の状態は、図4における点pにて示される。送話信号の
みが入力されていれば、当然に送話検出回路50fから
の出力信号の方が受話検出回路50eからの出力信号よ
りも大きいから、比較回路50gは、上述したごとき制
御を行なうことによってボタン電話機22を送話状態と
する。この状態から受話信号の入力レベルが次第に大き
くなり、これによって受話検出回路50eからの出力信
号が受話増幅量増減回路50dのロス量を超えて大きく
なり、送話検出回路50fからの出力信号のレベル(図
4における点Q,この点Qは実線α上に存在している)
を超えると、比較回路50gは、受話増幅量増減回路5
0dのロスをなくし、送話増幅量増減回路50cにロス
を入れる制御を行なう。この制御により、ボタン電話機
2は、送話状態から受話状態に切換る。
【0078】上記のように受話状態に制御されたボタン
電話機22において、受話信号の入力レベルが次第に小
さくなり、これによって受話検出回路50eからの出力
信号が受話増幅量増減回路50dのロス量以下となり送
話検出回路50fからの出力信号のレベル(図4におけ
る点R,この点Rは実線β上に存在している)以下にな
ると、比較回路50gは、再び送話増幅量増減回路50
cのロスをなくし、受話増幅量増減回路50dにロスを
入れる制御を行なう。この制御により、ボタン電話機2
2は、受話状態から送話状態に切換る。
【0079】上記内容から明らかなように、ボタン電話
機22の送話状態から受話状態への切換りは、実線αの
レベルにて行なわれ、又、受話状態から送話状態への切
換りは実線βのレベルにて行なわれる。なお、図4にお
いて、実線αと実線βとの間の差値を示す符号xdBは
、受話増幅量増減回路50dにおけるロス量の最大値を
示している。 (d)ボタン電話機22が制御回路27によって内線拡
声通話モードに設定されている場合。ボタン電話機22
が内線拡声通話モードに設定されているときには、送話
状態/受話状態切換り曲線は、図4上の破線α′,破線
β′に設定される。拡声回路50に対して受話信号の入
力がない状態で、送話信号の入力があったと仮定する。 この状態は、図4における点Pにて示される。送話信号
のみが入力されていれば、当然に送話検出回路50fか
らの出力信号の方が受話検出回路50eからの出力信号
よりも大きいから、比較回路50gは、送話増幅量増減
回路50cのロスをなくし、受話増幅量増減回路50d
にロスを入れる制御を行なうことにより、ボタン電話機
22を送話状態とする。この状態から受話信号の入力レ
ベルが次第に大きくなり、これによって受話検出回路5
0eからの出力信号が受話増幅量増減回路50dのロス
量を超えて大きくなり、送話検出回路50fからの出力
信号のレベル(図4における点Q′,この点Q′は破線
β′上に存在している)を超えると、比較回路50gは
、受話増幅量増減回路50dのロスをなくし、送話増幅
量増減回路50cにロスを入れる制御を行なう。この制
御により、ボタン電話機22は、送話状態から受話状態
に切換る。
【0080】上記のように受話状態に制御されたボタン
電話機22において、受話信号の入力レベルが次第に小
さくなり、これによって受話検出回路50eからの出力
信号が受話増幅量増減回路50dのロス量以下となり送
話検出回路50fからの出力信号のレベル(図4におけ
る点R′,この点R′は実線β′上に存在している)以
下になると、比較回路50gは、再び送話増幅量増減回
路50cのロスをなくし、受話増幅量増減回路50dの
ロスを入れる制御を行なう。この制御によりボタン電話
機22は、受話状態から送話状態に切換る。
【0081】上記内容から明らかなように、ボタン電話
機22の送話状態から受話状態への切換りは、破線α′
のレベルにて行なわれ、又、受話状態から送話状態への
切換りは破線β′のレベルにて行なわれることとなる。 なお、図4において、破線α′と破線β′との間の差値
を示す符号xdBは、やはり前記と同様に、受話増幅量
増減回路50dにおけるロス量の最大値を示している。
【0082】以上説明したように、本発明の一実施例に
従うボタン電話装置によれば、ボタン電話機22の通話
モードが制御回路27によって拡声通話モードに設定さ
れているときに、制御回路27によりボタン電話機22
が局線拡声通話を行なっていると判断された場合には、
切換回路60を抵抗R1 側に接続して受話検出回路2
2の利得を大きくすることにより、図4、実線α,実線
βにて示すように局線拡声通話時に適合した送/受話切
換り特性とし、一方、制御回路27によりボタン電話機
22が内線拡声通話を行なっていると判断された場合に
は、切換回路60を抵抗R4 側に接続して受話検出回
路22の利得を小さくすることにより、図4、破線α,
破線βにて示すように内線拡声通話時に適合した送/受
話切換り特性とし、比較回路50gがこれら各送/受話
切換り特性と送話検出信号及び受話検出信号とから局線
拡声通話時と内線拡声通話時とで夫々送/受話の切換り
制御を行なうこととしたので、話者に違和感を与えるこ
とがないボタン電話装置を提供することが可能となった
【0083】なお、本実施例に従うボタン電話装置では
、上述したような態様で制御回路27が受話検出回路5
0eの利得を調整することとしているが、受話検出回路
50eに代えて送話検出回路50fの利得を調整するこ
ととしても差支えなく、受話検出回路50eの利得及び
送話検出回路50fの利得の双方を調整するように、拡
声回路50(53)を構成することとしても差支えない
【0084】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
複数台の内線電話機中の少なくとも1台は、ハンドセッ
トに加えてマイクロホン及びスピーカを有し、且つ、マ
イクロホンとスピーカとを用いる拡声通話モードとハン
ドセットを用いる通話モードとが選択的に設定可能に構
成されており、前記内線電話機には、拡声通話モードに
設定されている前記内線電話機が局線拡声通話を行なっ
ているときは、局線拡声通話と適合する送/受話状態切
換えのしきい値レベルを選択し、拡声通話モードに設定
されている前記内線電話機が内線拡声通話を行なってい
るときは、内線拡声通話と適合する送/受話状態切換え
のしきい値レベルを選択するしきい値レベル選択手段と
、前記内線電話機が拡声通話モードに設定されていると
きに、前記マイクロホンから入力される送話信号と前記
スピーカから出力される受話信号とを検知して、これら
両信号の少なくとも1方と前記しきい値レベル選択手段
によって選択されたしきい値レベルとから前記内線電話
機を送話状態とするか受話状態とするかを決定する送/
受話状態決定手段と、が設けられているので、局線拡声
通話時と内線拡声通話時とで夫々に適合した送話状態/
受話状態切換り曲線の設定が可能となり、もって局線拡
声通話時と内線拡声通話時とで話者に違和感を与えるこ
とのないボタン電話装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に従う拡声回路に備えられて
いる受話検出回路の内部構成を示した図。
【図2】本発明の一実施例に従うボタン電話機に備えら
れている拡声回路の内部構成を示した図。
【図3】本発明の一実施例に従うボタン電話装置の全体
的な構成を示したブロック図。
【図4】本発明の一実施例に従うボタン電話機が拡声通
話モードに設定されているときの、局線拡声通話時の送
/受話切換り特性と内線拡声通話時の送/受話切換り特
性とを示した説明図。
【図5】従来技術に従うボタン電話装置の全体的な構成
を示したブロック図。
【図6】従来技術に従うボタン電話機に備えられている
拡声回路の内部構成を示した図。
【図7】従来技術に従う拡声回路に備えられている受話
検出回路及び送話検出回路の内部構成を示した図。
【符号の説明】
1  局線 2  主装置 22  ボタン電話機 23  ボタン電話機 27  制御回路 32  送話器 33  受話器 40  制御回路 45  送話器 46  受話器 50  拡声回路 50c  送話増幅量増減回路 50d  受話増幅量増減回路 50e  受話検出回路 50f  送話検出回路 50g  比較回路 51  マイク 52  スピーカ 54  マイク 59  スピーカ 60  切換回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数台の内線電話機と、局線と接続され、
    前記複数台の内線電話機同士を交換接続する内線通話と
    前記各内線電話機と局線とを交換接続する局線通話とを
    設定する主装置とを備えたボタン電話装置において、前
    記複数台の内線電話機中の少なくとも1台は、ハンドセ
    ットに加えてマイクロホン及びスピーカを有し、且つマ
    イクロホンとスピーカとを用いる拡声通話モードとハン
    ドセットを用いる通話モードとが選択的に設定可能に構
    成されており、前記内線電話機には、拡声通話モードに
    設定されている前記内線電話機が局線拡声通話を行なっ
    ているときは、局線拡声通話と適合する送/受話状態切
    換えのしきい値レベルを選択し、拡声通話モードに設定
    されている前記内線電話機が内線拡声通話を行なってい
    るときは、内線拡声通話と適合する送/受話状態切換え
    のしきい値レベルを選択するしきい値レベル選択手段と
    、前記内線電話機が拡声通話モードに設定されていると
    きに、前記マイクロホンから入力される送話信号と前記
    スピーカから出力される受話信号とを検知して、これら
    両信号の少なくとも一方と前記しきい値レベル選択手段
    によって選択されたしきい値レベルとから前記内線電話
    機を送話状態とするか受話状態とするかを決定する送/
    受話状態決定手段と、が設けられていることを特徴とす
    るボタン電話装置。
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