JPH0426384B2 - - Google Patents

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JPH0426384B2
JPH0426384B2 JP8907186A JP8907186A JPH0426384B2 JP H0426384 B2 JPH0426384 B2 JP H0426384B2 JP 8907186 A JP8907186 A JP 8907186A JP 8907186 A JP8907186 A JP 8907186A JP H0426384 B2 JPH0426384 B2 JP H0426384B2
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JP
Japan
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vehicle
positioning means
chassis
positioning
cage
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JP8907186A
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JPS62244981A (ja
Inventor
Koji Okamoto
Kazuo Adachi
Yoshihiro Hashimoto
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Shinmaywa Industries Ltd
Original Assignee
Shin Meiva Industry Ltd
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Publication date
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Priority to JP8907186A priority Critical patent/JPS62244981A/ja
Publication of JPS62244981A publication Critical patent/JPS62244981A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、多数の車両搭載用ケージを循環移動
し車両の格納を行うごとくなし、車両乗入場所に
停止したケージの下部枠から車台を持上げて旋回
させ、車台上の車両の向きを入出庫口に向けさせ
常に前進運転で出庫を行えるようにした循環移動
式駐車設備に関する。
(従来技術とそれの問題点) 本出願人は先に昭和61年1月17日付出願の特願
昭61−8664号(特開昭62−170670号公報参照)に
おいて前述種類の循環移動式駐車設備を提案し
た。この駐車設備は垂直循環式であつて車両乗入
場所下方のピツト内に移動昇降旋回装置を設置し
ており、この移動昇降旋回装置は、ケージの循環
移動方向(この場合、ケージに搭載される車両の
長手方向に対し直角な方向)に移動し得る前後1
対の台車と、該台車に搭載した昇降体と、該昇降
体上に垂直の旋回中心軸線まわりに旋回可能に搭
載した旋回体と、台車とケージ枠下部との相対的
な位置決め固定を行う位置決め固定機構とから成
る。
一般的に垂直循環式駐車設備の場合、左・右垂
直循環経路に格納されている車両台数や個々の車
両重量差に伴ない、車両乗入場所におけるケージ
停止位置が前記循環移動方向(左右方向)に大き
くずれることがあり、前記位置決め固定機構によ
り旋回体の旋回中心軸線をケージの中心に合わせ
られた上で車台の持上げ旋回が行われる。また、
駐車設備の設置地域の特殊事情により、ケージ循
環移動方向に向う側に入出庫口を設けられる場合
があり、この場合前述車台の持上げ旋回角度は90
度となり、入出庫口に指し向けられた車台は、ケ
ージの左右位置ずれに相当する距離だけ、車両乗
入場所中心に対し車台の長手方向(車両乗入方
向)に位置ずれする。通常、車両が車台からはみ
出ないで所定位置に乗込み停止したかを監視する
のに光電装置が使用される。この光電装置は、入
出庫口に指し向けられた車台の両側に投光器と受
光器を対向して設けられ、車台の適宜上方にビー
ムを投射するようになつている。従つて、車台が
長手方向に位置ずれしたまま車両が乗り込むと、
光電装置は車両が車台からはみ出た状態でも「所
定位置」停止と判断し、その後の車台旋回復帰時
に車両はみ出し部分がケージ枠に衝突し、車両お
よびケージの破損事故を引き起こす。
(問題点の解決手段) 本発明の駐車設備は、ケージの循環移動方向に
移動自在とした台車、該台車に搭載した昇降体、
該昇降体に旋回可能に支承した旋回体より成る車
台持上旋回装置を車両乗入場所直下のピツト内に
設置し、循環移動方向にほぼ沿つた車両乗入場所
の側方に入出庫口を形成したものにおいて、車両
乗入場所に停止せるケージの下部枠と車台持上旋
回装置との相対的な位置決め固定を行う第1の位
置決め手段と、車台持上旋回装置と駐車設備固定
部との相対的な位置決め固定を行う第2の位置決
め手段とを設け、入出庫時、車台持上旋回装置は
第2位置決め手段の作動解除状態において第1位
置決め手段が作動した状態で下部枠に対する車台
の持上げ旋回を行い、第1位置決め手段の作動解
除状態において第2位置決め手段が作動した状態
で持上げ旋回済み車台の固定床への着床を行わせ
るごとくしたことを特徴とする。
(作 用) 例えば入庫時、ケージ循環移動により空ケージ
が車両乗入場所に停止すると、先ず第1位置決め
手段の作動によりケージの下部枠に対し車台持上
旋回装置が左右方向(循環移動方向)に位置決め
される。これで下部枠の中心と旋回体の旋回中心
が一致する。この状態から昇降体の上昇により旋
回体上に車台を載せて下部枠から上方に持ち上
げ、続いて旋回体の旋回動作により車台等を90度
旋回させ、車台を左右方向に延びるように配置す
る。次いで第1位置決め手段の作動解除および第
2位置決め手段の作動により駐車設備固定部に対
し車台持上旋回装置および車台が左右方向に位置
決めされる。そして昇降体の下降により旋回体お
よび車台は一体に下降し、途中で車台が固定床に
着床する。これで、車台は駐車設備固定部即ち固
定床の所定位置に配置され、車台を挟み固定床の
前後に配設された車両検知用の光電装置との相対
位置も左右方向に正確に位置決めされたことにな
る。従つて、車両が入出庫口から駐車設備内に入
り車台上に乗り込んだ際、前述光電装置により車
両が車台からはみ出ない位置に誘導案内される。
(実施例) 以下、図面に示す本考案の実施例に基づき詳述
する。説明の便宜上、第1乃至6図における左・
右を「左」・「右」、第6図における上・下を
「前」・「後」と呼称する。
1は建屋2内に設けた循環移動式駐車設備とし
ての下部乗入形垂直循環式駐車設備で、上・下に
各2個宛配置した上部および下部スプロケツト
3,4(但し、上部スプロケツト3は図示せず)
により2本の無端鎖5を張設し、該無端鎖5に等
間隔に枢着した吊下部材6により複数の車両W搭
載用ケージ7を吊持し、上部スプロケツト3に連
係した駆動源(図示せず)により前ケージ7群を
垂直方向に循環移動させるごとくなつている。8
は建屋2の地上部右側壁2aに形成した入出庫口
で、扉8aにより封鎖可能としてあり、該入出庫
口8の左右に対面したケージ7群の循環移動経路
最下部に車両乗入場所SPを設定し、該車両乗入
場所SP下方の地上固定床9にピツト10を掘設
してある。
前記ケージ7は、左右方向よりみて逆台形状且
つ上下方向よりみて矩形のケージ枠7aと、該ケ
ージ枠7aの下部枠7a1上の上方に抜取り可能に
位置決め載置した前後方向に細長い車台7bと、
前記ケージ枠7a上部中央に前後方向に支持した
懸吊軸7cとから成り、該懸吊軸7cの前・後延
長端部を前後に対応する吊下部材6の先端部に枢
着してあり、前記車台7bは左右2条の前後方向
(長手方向)に延びる凹状車輪進入路7b1,7b1
を形成し該車輪進入路7b1,7b1上面より若干隆
起して左・右側縁部7b2,7b2を形成してある。
さらに前記下部枠7a1は中央部に前後幅が車台7
bの横幅より若干大きい矩形の中央開口CPを形
成するように前後1対の補助デツキ7a11を固設
してある。
前記固定床9はピツト10の中央部を挟んで
左・右の浅い矩形凹所9a,9bを削設し、該凹
所9a,9bの前後幅は駐車設備の中心M3で振
り分けて前記車台7bの横幅より若干長くし、ま
た凹所9a,9bの左・右端間距離は前記中心
M3で振り分けて車台7bの長さより若干短くし
てある。そして前記凹所9a,9bのそれぞれ
左・右端縁に接する固定床9には前後に離間して
硬質ゴム材より成る弾性当板11を表面が固定床
9と面一に埋設してある。12,12は前記凹所
9a,9bのそれぞれ左方前部および右方後部の
固定床9に突設した2本の上方先細の位置決め固
定ピンで、車台7b着床時に車台7b下面に対角
線配置で固設した穴部材7b3,7b3に嵌入し得る
ようになつている。
PH1乃至PH4は車両検知手段としての光電
装置で、各々建屋2内前・後壁2b,2c付近の
固定床9に前後対向して適宜高さ位置に設置した
投光器と受光器をもつて1組を成す。そして車台
7bがピツト10および凹所9a,9b上方を左
右方向に延びるように跨がり位置決め固定ピン1
2により位置決めされた状態で着床した際、前記
光電装置PH1乃至PH4の光電ビームB1乃至
B4がそれぞれ車台7bの右端部上方、中央部上
方、左端より若干右寄り上方、および左端部上方
を前後方向水平に横切つて投光するように前記光
電装置PH1乃至PH4を配置してある。
13は前記ピツト10内に設置した車台持上旋
回装置で、ピツト10床に左右方向に敷設した軌
道14に沿つて左右方向に移動自在の前後1対の
台車15,15と、該各台車15の左・右部に据
付けた2個の上下方向に伸縮可能な昇降筒体16
と、前・後、左・右側部に固設した逆L字形ブラ
ケツト17aを各昇降筒体16上端に固定した水
平矩形状の昇降体17と、該昇降体17の中央部
に垂直軸線(以下、旋回中心M2と呼称)まわり
に回転可能とし昇降体17と共に上昇した際前記
下部枠7aの中央開口CPに嵌入し得る旋回体1
8とから成る。
19は車両乗入場所SPに停止せるケージ7の
下部枠7aと前記車台持上旋回装置13との相対
的な位置決め固定を行うために前・後の台車1
5,15の左側部に設置した前後2組の第1位置
決め手段で、第7図に後方組の第1位置決め手段
の詳細を示す。第7図において、左方の前記逆L
字形ブラケツト17aを後方に延長し、該延長部
にコ字形材20を立設し、該コ字形材20の上端
に水平ブラケツト21を右方に延長して固設して
ある。22a,22bは前記水平ブラケツト21
の上面に歯部同士を噛合わせて相互逆方向に水平
回転自在に軸支した左右1対の歯車、23a,2
3bは基部を前記歯車22a,22bと同軸に固
定し先端に小ローラ24a,24bを水平回転自
在に軸着した左右1対の開閉アーム、25は基部
を一方の歯車22aと同軸に固定した作動アー
ム、26は水平ブラケツト21に筒部を支承し右
方に延びるロツド26a先端を前記作動アーム2
5の先端に枢結した作動シリンダである。
27は各ケージ7の前記補助デツキ7a11,7
a11左方部下面に垂設した前後2個の位置決め用
突片である。
しかして、作動シリンダ26がロツド26aを
短縮しているとき、第7図に二点鎖線で示すごと
く、開閉アーム23a,23bは左右に大きく開
いて前記位置決め用突片27の移動軌道から外方
に退避する。またロツド26aを伸長したとき、
第7図に実線で示すごとく、開閉アーム23a,
23bは閉動作して小ローラ24a,24bによ
り前記位置決め用突片27を挟持しようとする。
このとき、ケージ7は固定状態で停止しているた
め、突片27が小ローラ24a,24bの閉位置
から左右に位置ずれしている場合、ケージ7に相
対して台車15が左右に移動させられ、小ローラ
24a,24bが突片27を左右から挟持し、ケ
ージ枠7aの下部枠7a1と車台持上旋回装置13
との相対的な位置決め固定を完了し、これにより
下部枠7a1の中心M1と旋回体18の旋回中心M2
とが一致するようになつている。
28は前記車台持上旋回装置13と駐車設備固
定部との相対的な位置決め固定を行うために前・
後台車15a,15aの中央部上部に設置した前
後2組の第2位置決め手段で、第8,9図に後方
組の第2位置決め手段の詳細を示す。第8図にお
いて、台車15の後壁中央部に垂直ブラケツト2
9を固設し、該垂直ブラケツト29の外面に歯部
同士を噛合わせて相互逆方向に垂直面内で回転自
在に左右1対の歯車30a,30bを軸支してあ
る。31a,31bは基部を前記歯車30a,3
0bと同軸に固定し先端に小ローラ32a,32
bを軸着し垂直面内で開閉運動を行う左右1対の
開閉アーム、33は基部を一方の歯車30bの台
車15内延長端に固定した作動アーム、34は筒
部を台車15内に支承し左方に延びるロツド34
a先端を前記作動アーム33の先端に枢結した作
動シリンダである。35は前記各軌道14の外側
でピツト10床中央に突設した前後2個の位置決
め用部材で、前後方向にみて前記下スプロケツト
4の軸直下に配置してあり、以下これらの位置を
駐車設備の中心M3と呼称する。
しかして、作動シリンダ34がロツド34aを
短縮しているとき、第9図に二点鎖線で示すごと
く、開閉アーム31a,31bは左右に大きく開
いて小ローラ32a,32bを位置決め用部材3
5より上方に退避する。またロツド34aを伸長
したとき、第8,9図に実線で示すごとく、開閉
アーム31a,31bは閉動作して小ローラ32
a,32bにより位置決め用部材35を挟持しよ
うとする。このとき、位置決め用部材35は固定
のため、前記旋回中心M2が駐車設備中心M3に関
し左右に位置ずれしている場合、駐車設備の固定
部に対して台車15が左右に移動させられ、小ロ
ーラ32a,32bが位置決め用部材35を左右
から挟持し、車台持上旋回装置13と駐車設備固
定部との相対的な位置決め固定を完了し、これに
より前記旋回中心M2が駐車設備中心M3に一致す
るようになつている。
36a,36bはピツト10の開口左・右部を
一部封鎖するように固設した安全デツキである。
37は入出庫口8外に設置した操作盤37a付
の制御装置で、駐車設備全体を総合的に制御する
ものである。38は建屋2内左壁に設置した電光
案内表示板である。
以下、作用につき説明する。
今、駐車設備の初期状態として、扉8aは閉じ
て入出庫口8を閉鎖し、ケージ7群は循環移動を
停止している。車台持上旋回装置13は昇降筒体
16を短縮して昇降体17および旋回体18等を
最下降位置に下降している。そして車台持上旋回
装置13全体は、第1位置決め手段19の作動解
除(即ち、開閉アーム23a,23bの開状態)
且つ第2位置決め手段28の作動(即ち、開閉ア
ーム31a,31bが閉じて位置決め用部材35
を挟持した状態)により、旋回中心M2が駐車設
備中心M3に合わせられた状態にある。
そして入庫したい場合、操作盤37aにおいて
空ケージ番号の呼ケージ押釦(図示せず)を押動
操作すると、ケージ7群が循環移動し、空ケージ
7が車両乗入場所SPに到達して停止する。この
とき、前記空ケージ7の下部枠7a1中心M1は第
1図に示す通り、駐車設備中心M3から左方に若
干距離位置ずれしているものとする。その後、以
下の順次動作となる。
(1) 先ず、第2位置決め手段28が作動を解除す
る。即ち、作動シリンダ34のロツド34a短
縮動作により開閉アーム31a,31bが左右
上方に開き、小ローラ32a,32bによる位
置決め用部材35の挟持作用を解除する。
(2) 代つて、第1位置決め手段19が作動する。
即ち、作動シリンダ26のロツド26a伸長動
作により開閉アーム23a,23bが閉動作す
る。この閉動作時、先ず左側の小ローラ24a
がケージ7の突片27左側面に衝接し右方に押
動しようとする。この場合、ケージ7が固定状
態にあるため、反力により車台持上旋回装置1
3全体が左行する。そして小ローラ24a,2
4bが前記突片27を左右から挟持して閉動作
を完了し、これで旋回中心M2が下部枠7a1
心M1に一致したことになる。(第2図の状態) (3) 車台持上旋回装置13において昇降筒体16
の上昇動作により昇降体17および旋回体18
が一体に上昇する。この上昇動作時、旋回体1
8が下部枠7a1の中央開口CP内を上方に嵌入
して車台7b下面に衝接するとともに該車台7
bを持上げ、これにより車台7bは下部枠7a1
から上方に離反する。
(4) 次いで、旋回体18が旋回中心M2まわりに
90度旋回する。この旋回動作により、車台7b
も90度旋回して左右方向横向きとなり、車輪進
入路7b1が入出庫口8に差し向けられる。(第
3図の状態) (5) 続いて、第1位置決め手段19が作動解除
し、代つて第2位置決め手段28が作動する。
即ち、開閉アーム23a,23bが開き、開閉
アーム31a,31bが閉じる。従つて、車台
持上旋回装置13および車台7bが一体に右行
し、旋回中心M2が駐車設備中心M3に合わせら
れる。これにより、車台7bの穴部材7b3が固
定床9の位置決め固定ピン12の真上に位置す
る。(第4図の状態) (6) 昇降筒体16の下降動作により、昇降体1
7、旋回体18、車台7bが一体に下降する。
この下降動作途中で、前記穴部材7b3に位置決
め固定ピン12が嵌入係合し、車台7b端部下
面が弾性当板11に衝接した状態で着床する。
(第5図の状態) (7) 扉8aが開き、車両Wが入出庫口8から塔内
に入り、車台7b上に乗入れて停止する。この
とき、車両Wの前端が光電装置PH3,PH4
(のビームB3,B4間にあり、かつ車両Wの
後端が光電装置PH1のビームB1を遮光しな
い左方位置にあるように電光案内表示板38に
誘導案内される。これで車両Wは車台7bから
進入方向にはみ出ない正規位置に駐車したこと
になる。(第5図の状態) (8) 車両Wの運転者は降車し、下部枠7a1の補助
デツキ7a11(必要に応じ安全デツキ36b)お
よび固定床9を歩いて入出庫口8外に退出す
る。その後、扉8aが閉鎖する。
(9) 車台持上旋回装置13は、先と逆の順次動作
により車両W搭載の車台7bを下部枠7a1に載
置する。即ち、昇降筒体16の昇降動作によ
り、昇降体17および旋回体18が上昇して車
台7bおよび車両Wを持上げ、続いてて第2位
置決め手段28が作動解除し、代つて第1位置
決め手段19が作動する。従つて、車台持上旋
回装置13は車台7bおよび車両Wを持上げた
まま左行し、旋回中心M2が下部枠7a1中心M1
に合わせられる。その状態から、旋回体18が
90度旋回し、車台7bおよび車両Wはケージ7
内で前後方向に向きを変換される。続いて、昇
降筒体16の下降動作により、昇降体17、旋
回体18、車台7b、車両Wが一体に下降し、
この下降途中で車台7bおよび車両Wが下部枠
7a1上に載置される。最後に第1位置決め手段
19が作動解除し、代つて第2位置決め手段2
8が作動して、車台持上旋回装置13は旋回中
心M2が駐車設備中心M3に合わせられ、初期状
態に復帰する。
これで、一連の入庫操作を終了する。
尚、前述実施例において、第1位置決め手段1
9および第2位置決め手段28はいずれも開閉ア
ームにより突片等を挟持して位置決めする機構と
したが、V字形位置決め穴部材にV字形のピンを
押し込める等の他の機構を用いても同様に実施で
きる。
(発明の効果) 以上詳述したように、本発明の駐車設備は、車
両乗入場所に停止せるケージの下部枠と車台持上
旋回装置との相対的な位置決め固定を行う第1の
位置決め手段と、車台持上旋回装置と駐車設備固
定部との相対的な位置決め固定を行う第2の位置
決め手段とを設け、車台持上旋回装置は第2位置
決め手段が作動解除状態において第1位置決め手
段が作動した状態で下部枠に対する車台の持上げ
旋回を行い、第1位置決め手段の作動解除状態に
おいて第2位置決め手段が作動した状態で持ち上
げ旋回済み車台の固定床への着床を行うようにし
たため、車両乗入場所におけるケージの停止位置
が左右に位置ずれしても車台の着床位置は常に正
確であり、その後に車台に乗入れた車両の車台に
対する位置規制が正確に行え、車台の位置ずれが
原因して車両を誤つて車台からはみ出た状態で駐
車させるという誤操作を皆無となし得る。
【図面の簡単な説明】
図面はいずれも本発明の実施例を示すもので、
第1図は本発明の循環移動式駐車設備として採用
した垂直循環式駐車設備の車両乗入場所近付の正
面図、第2乃至第5図は入庫時における動作変化
を示す第1図に相当する作用説明図、第6図は第
5図の−矢視平面図、第7図は第1位置決め
手段の詳細を示す第3図の−矢視拡大平面
図、第8図は第2位置決め手段の詳細を示す第1
図の−矢視拡大平面図、第9図は第8図の
−矢視正面図である。 図中、1は垂直循環式駐車設備、2は建屋、7
はケージ、7a1は下部枠、7bは車台、8は入出
庫口、9は固定床、10はピツト、13は車台持
上旋回装置、15は台車、17は昇降体、18は
旋回体、19は第1位置決め手段、28は第2位
置決め手段、Wは車両、M1は下部枠中心、M2
旋回中心、M3は駐車設備中心である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 多数の車両搭載用ケージを循環移動して車両
    の格納を行うごとくなし、各ケージの下部枠に上
    方に抜取可能に車台を載置し、車両乗入場所直下
    のピツト内で前記循環移動の方向に移動自在とし
    た台車、該台車に搭載した昇降体、該昇降体上に
    垂直の旋回中心軸線まわりに旋回可能に搭載した
    旋回体とより成る車台持上旋回装置を設置し、前
    記車両乗入場所の前記循環移動方向にほぼ沿つた
    側部に入出庫口を形成した循環移動式駐車設備に
    おいて、前記車両乗入場所に停止せるケージの下
    部枠と前記車台持上旋回装置との相対的な位置決
    め固定を行う第1の位置決め手段と、前記車台持
    上旋回装置と駐車設備固定部との相対的な位置決
    め固定を行う第2の位置決め手段とを設け、入出
    庫時、車台持上旋回装置は第2位置決め手段の作
    動解除状態において第1位置決め手段が作動した
    状態で下部枠に対する車台の持上げ旋回を行い、
    第1位置決め手段の作動解除状態において第2位
    置決め手段が作動した状態で持上げ旋回済み車台
    の固定床への着床を行わせるごとくしたことを特
    長とする、循環移動式駐車設備。
JP8907186A 1986-04-16 1986-04-16 循環移動式駐車設備 Granted JPS62244981A (ja)

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JPS62244981A (ja) 1987-10-26

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