JPH04262552A - 処理装置、レジスト塗布装置及びレジスト塗布方法 - Google Patents

処理装置、レジスト塗布装置及びレジスト塗布方法

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JPH04262552A
JPH04262552A JP4440491A JP4440491A JPH04262552A JP H04262552 A JPH04262552 A JP H04262552A JP 4440491 A JP4440491 A JP 4440491A JP 4440491 A JP4440491 A JP 4440491A JP H04262552 A JPH04262552 A JP H04262552A
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semiconductor wafer
wafer
resist
inner cup
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Kenji Yokomizo
横溝 賢治
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Tokyo Electron Kyushu Ltd
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Tokyo Electron Kyushu Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば半導体製造装置
等において使用される処理装置に係わり、特に、複数の
処理工程を経て処理する装置に適用して好適な処理装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、処理装置として、半導体素子の製
造工程において使用されるレジスト塗布・現像装置が知
られている。また、この装置に組み込まれている処理ラ
インには、スピンコート方式のレジスト塗布装置が使用
されている。これは、フォトレジスト液を半導体ウエハ
の中央部に滴下した後、この半導体ウエハを所定の回転
数で回転させ、このとき生じる遠心力によって半導体ウ
エハの全表面にレジスト薄膜を均一に形成する装置であ
る。
【0003】従来のレジスト塗布装置は、例えば図6に
示すように構成されている。
【0004】図において、スピンチャック92は、真空
チャック部92aと、この真空チャック部92aを支え
る支持軸92bとによって構成されており、半導体ウエ
ハ90を真空吸着により固着することができる。また、
この支持軸92bは、回転軸受94を介して接続された
モータ54により、回転することができる。さらに、真
空チャック部92aの上方には、半導体ウエハ90の表
面にフォトレジスト液を滴下するためのレジスト液供給
ノズル62が配設されている。
【0005】このようなレジスト塗布装置において、半
導体ウエハ90がスピンチャック92に固定されると、
レジスト液供給ノズル62よりフォトレジスト液が滴下
し、続いてモータ54が回転を開始する。このとき、モ
ータ54の回転によって、スピンチャック92と共に半
導体ウエハ90も回転するので、この半導体ウエハ90
の表面に滴下されたフォトレジスト液は、回転による遠
心力で均一に広がり、レジスト薄膜が形成されるのであ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】昨今の半導体素子の高
集積度化に伴なって、半導体ウエハに形成される回路パ
ターンには高精度化が要求されているため、半導体素子
の製造工程における歩留まりを向上させるためには、上
述のごときレジスト塗布装置を用いてレジスト薄膜を形
成する際に、形成されるレジスト薄膜の膜厚を所望の膜
厚に正確に一致させ且つ均一にする必要がある。また、
均一な所望の膜厚を得るためには、半導体ウエハ90の
温度を、正確に制御する必要がある。したがって、上述
のごとき従来のレジスト塗布装置では、半導体ウエハ9
0の温度をあらかじめ所定の温度に設定した後、搬送機
構によってスピンチャック92に載置して、上述のよう
にしてレジスト液の塗布を行なっていた。
【0007】しかしながら、上述のごとき従来のレジス
ト塗布装置では、冷却装置(図示せず)により半導体ウ
エハ90の温度に設定してから搬送機構によってスピン
チャック92に載置するまでの間に、周囲の条件により
、ウエハ90の温度が所定の雰囲気温度である23℃よ
りも高い温度に上昇してしまい、このため、形成される
レジスト薄膜の膜厚の均一性が悪化してしまうという課
題を有していた。
【0008】かかる課題について、本発明者が検討した
結果、かかる温度上昇の、レジスト膜の膜厚に対する影
響は、ウエハ90の周縁に近付くほど大きくなることが
解った。すなわち、ウエハ90に形成されるレジスト膜
の中央部付近の膜厚については、搬送時にウエハ90の
温度が多少上昇しても、滴下させるレジスト液の温度を
正確に制御すれば、高精度に制御することが可能である
。これに対して、ウエハ90の周辺部のレジスト薄膜の
膜厚は、温度の影響を受けやすく、ウエハ90の温度が
設定温度よりも少しでも高くなると、設定値よりも厚く
なってしまう。これは、本発明者の検討によれば、ウエ
ハ90の温度が設定温度よりも高い場合、その分だけレ
ジスト液の溶媒の乾燥が速くなるので、レジスト液の粘
性が大きくなってしまい、これにより、レジスト液が広
がりにくくなるためであると考えられる。また、このよ
うな傾向が周辺部で著しく強い理由は、周辺部ほど周速
度が速く、レジスト中の溶媒が逃げ易く乾燥が速いから
であると考えられる。また、通常は回転塗布時にカップ
の底面から排気を行うので、ウエハの周辺部のほうが中
心部より排気速度が大きく、乾燥が速くなると考えられ
るからである。
【0009】本発明は、このような従来技術の課題に鑑
みて試されたものであり、被処理体の全面について均一
な処理を行なうことができる処理装置を提供することを
目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の処理装置は、被
処理体に所望の処理を施す処理装置において、前記被処
理体の少なくとも周辺部の温度を制御する温度制御手段
を具備してなることを特徴とする。
【0011】
【作用】処理装置内で、処理前に被処理体の外周部付近
の温度を温度制御手段により設定し、その後、保持部材
を駆動手段で回転させてこの被処理体に対する処理を行
なう。
【0012】これにより、処理時の被処理体の周辺部付
近の温度を、設定値と正確に一致させることが可能とな
る。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例として、本発明に係
わる処理装置をスピンコート方式のレジスト塗布装置に
適用した場合について説明する。
【0014】まず、本実施例に係わるレジスト膜形成装
置の全体概要について、図1を用いて説明する。
【0015】図に示したように、本実施例に係わるレジ
スト膜形成装置の本体10は、処理装置ユニット12と
搬入搬出機構30とを有している。
【0016】搬入搬出機構30は、ウエハキャリア42
に収納された処理前の半導体ウエハ90を取り出して載
置台40に載置するため、および、載置台40に載置さ
れた処理後の半導体ウエハ90をウエハキャリア44に
収納するために設けられたものである。
【0017】このために、搬入搬出機構30は、半導体
ウエハ90を吸着保持するピンセット38と、このピン
セット38をX方向に移動させるためのX方向移動機構
32と、ピンセット38をY方向に移動させるためのY
方向移動機構34と、ピンセット38をθ方向に移動さ
せるためのθ方向回転機構36とを有している。さらに
、搬入搬出機構30は、ウエハキャリア42およびウエ
ハキャリア44をZ方向(上下方向)に移動させるため
の昇降機構を備えている(図示せず)。
【0018】一方、処理装置ユニット12は、半導体ウ
エハ90に対する各種処理を行なうための各処理機構2
0〜28と、これらの各処理機構20〜28に対する半
導体ウエハ90の搬入および搬出を行なうための搬送機
構14とを有している。
【0019】搬送機構14は、2個のピンセット18,
18(一方は図示せず)を上下に有しており、各ピンッ
ト18,18を、それぞれ独立に、搬送経路16に沿っ
てX(横)方向の移動を行なわせることができると共に
、図示していない移動手段によりY(縦)方向,Z(垂
直)方向およびθ(回転)方向にも移動させることがで
きるように構成されている。かかる構成は、例えば、搬
送機構14に、ステッピングモータおよびこれに連結さ
れたボールスクリュー等の回転駆動機構(図示せず)を
設けることにより、可能となる。
【0020】ピンセット18を2個設けたことにより、
複数枚の半導体ウエハ90を平行して処理する際でも、
これら半導体ウエハ90の搬送を効率よく行なうことが
できる。
【0021】本実施例のレジスト膜形成装置では、この
ような搬送機構14を用い、あらかじめ載置台40に載
置された半導体ウエハ90について、後述する各処理室
20〜28に選択的に搬入および搬出を行ない、それぞ
れの処理を順次繰り返すことにより半導体ウエハ90に
対する各種処理を施した後、再び載置台40に載置する
【0022】また、かかる搬送機構14の搬送経路16
の両側には、この搬送経路16に沿って、アドヒージョ
ン処理機構20、ベーク機構22、冷却機構24、およ
び、第1の塗布機構26、第2の塗布機構28が設けら
れている。
【0023】アドヒージョン処理機構20は、半導体ウ
エハ90とレジスト膜との密着性を向上させるためのウ
エハ表面処理であり、例えば90℃にウエハを加熱して
アドヒージョン処理を行なう。
【0024】また、冷却機構24では、アドヒージョン
処理機構20で加熱処理された半導体ウエハ90の冷却
を行なう。ここでは、例えば室温±2℃の範囲内の所定
の冷媒温度にて、ウエハを冷却するものとする。
【0025】ベーク機構22では、第1又は第2の塗布
装置26,28にてレジスト膜が形成された半導体ウエ
ハ90に対する加熱処理を行なう。この加熱処理は、半
導体ウエハ90上に塗布されたレジスト膜中に残存する
溶剤を蒸発させるために行われる。なお、このベーク機
構22で行われる加熱処理は、他の各機構で行われる各
種処理よりも処理時間が長いので、この機構を例えば上
下に複数配置するなどして複数枚の半導体ウエハ90に
対する加熱処理を同時に行なうことができるように構成
することが好ましい。
【0026】第1の塗布機構26および第2の塗布機構
28では、冷却機構24にて冷却された後の半導体ウエ
ハ90の上表面にレジスト膜をスピンコーティングする
【0027】図2は、図1に示した第1の塗布機構およ
び第2の塗布機構の構成を説明するための概略図である
。また、図3は、図2に示した塗布機構の外カップ46
内の構成を説明するための概略図である。
【0028】図2および図3に示すように、この塗布機
構(レジスト塗布装置)は、半導体ウエハ90を例えば
吸着保持することなどにより支持するスピンチャック5
2と、このスピンチャック52の外縁を囲うように構成
され、後述するようにウエハ90周辺部の温度制御がで
きるように構成された内カップ48と、この内カップ4
8を覆うように構成された外カップ46とが設けられ、
さらに、スピンチャック52には、半導体ウエハ90お
よびスピンチャック52を所望の回転数で高速回転させ
るためのモータ54とが設けられている。また、このモ
ータ54の回転数は、回転制御装置70により、所定の
プログラムにしたがって制御される。
【0029】スピンチャック52には、モータ54の駆
動によって発生する熱が回転軸を介してスピンチャック
52に吸着された半導体ウエハ90に伝達されることを
防止するため、例えばモータ54の回転軸の上面側近房
にチャック温度調節機構56が設けられている。このチ
ャック温度調節機構56は、例えばモータ54の取付け
フランジ54aに内蔵された恒温水を循環させる恒温水
循環パイプ56a、温調器54bなどから構成されてお
り、その温度はチャック温度制御装置72によって制御
される。チャック52も例えば室温である23℃に制御
される。
【0030】スピンチャック52中央部の上方には、レ
ジスト液供給ノズル62が設けられている。また、この
レジスト液供給ノズル62は、配管66を介して、フォ
トレジスト液を収容するレジスト液収容容器64に接続
されている。さらに、レジスト液供給ノズル62とレジ
スト液収容容器64の間には、図示しない弁機構、フィ
ルタ機構、泡抜き機構、ポンプなどが設けられている。 また、レジスト液収容容器64や、このレジスト液収容
容器64とレジスト液供給ノズル62とを接続する配管
66などは、それぞれ、例えば恒温水を循環させる機構
などから構成されたレジスト温度調節機構68を備えて
いる。なお、このレジスト温度調節機構68は、レジス
ト温度制御装置76によって制御される。レジスト液の
温度は、例えば23〜24.5℃に温調される。
【0031】内カップ48は、レジスト膜を形成する前
の半導体ウエハ90の周辺部の温度設定を行なうために
設けられたものである。この内カップ48には、内カッ
プ温度調節機構50が設けられている。内カップ温度調
節機構50は、例えば、恒温水を循環させる恒温水循環
パイプ50a、温調器50bなどから構成されており、
その温度は内カップ温度制御装置74によって制御され
る。恒温水は例えば室温(例えば23℃)±2℃の範囲
内の所定温度に制御される。また、この内カップ48は
、昇降機構(図示せず)を備えており、Z方向(上下方
向)に移動させることが可能である。このような構成に
よれば、図3に示すように、内カップ48の上面48a
がスピンチャック52の上面52aよりも高くなるよう
に内カップ48を上昇させることにより、この上面48
aに半導体ウエハ90を載置することができ、これによ
り、半導体ウエハ90の周辺部の温度の設定を急速に行
なうことができる。本実施例ではウエハ90の周辺部の
温度を、半導体ウエハ90中央部に相当するモータ54
上面の温調温度20〜23℃に対応する温度、例えば2
0〜23℃内の所定温度に制御するものとする。なお、
温度の設定後に、半導体ウエハ90をスピンチャック5
2に載置するためには、そのまま内カップ48を下降さ
せてもよいし、後述するウエハ支持機構60を上昇させ
てもよい。また、内カップ温度調節機構50および内カ
ップ温度制御装置72は、チャック温度調節機構56お
よびチャック温度制御装置72と兼用することも可能で
ある。
【0032】ウエハ支持機構60は、例えば少なくとも
3本の同じ長さの支持ピン60a(図では2本のみ示し
てある)と、これらの支持ピン60aを昇降させるため
の昇降機構60bとを有している。かかる構成によれば
、まず、内カップ48の上面48aがスピンチャック5
2の上面52aよりも高くなるように内カップ48を上
昇させておき、次に、支持ピン60aをZ方向に上昇さ
せ、続いて、搬送機構14のピンセット18によってこ
の支持ピン60aの上端に半導体ウエハ90を載置し、
その後、この支持ピン60aを下降させることにより、
半導体ウエハ90を内カップ48の上面48aに載置す
ることができる。また、搬送機構14によって搬送され
てきた半導体ウエハ90を、スピンチャック52の上面
52aに載置したいときは、内カップ48の上面48a
がスピンチャック52の上面52aよりも低い状態で、
上昇させた支持ピン60aの上端に半導体ウエハ90を
載置させ、その後、この支持ピン60aを下降させれば
よい。
【0033】なお、搬送機構14によって搬送されてき
た半導体ウエハ90を、内カップ48の上面48aに載
置するに際し、半導体ウエハ90を支持ピン60aの上
端に載置した後加工させる代りに、スピンチャック52
の上面52aに半導体ウエハ90を載置した後加工させ
て上面48aに載置する方法も考えられる。しかしなが
ら、一般に、前記スピンチャック52は、半導体ウエハ
90を保持し回転させることによりパーティクルが発生
すること等の見地から、樹脂製、例えばデルリン製のも
のが使用されている。一方、半導体ウエハ処理プロセス
の関係上、半導体ウエハ90が暖かい状態で前記塗布装
置に搬入される場合もあり得る。暖かい半導体ウエハ9
0がスピンチャック52に載置された場合、樹脂でデル
リンの耐熱温度はそう高くないのでスピンチャック52
の上面52aが軟化して歪んだり、また、蓄熱してスピ
ンチャック52上の半導体ウエハ90の部分の温度が上
昇し過ぎたりして塗布状態に悪影響を及ぼすことが懸念
される。
【0034】したがって、本実施例のように、一旦支持
ピン60aの上端に載置するように構成するのが望まし
い。
【0035】また、外カップ46内の雰囲気温度は、温
度センサ78と、図示していない外カップ温度調節機構
および外カップ温度制御装置によって所定の温度に制御
される。本実施例では、この外カップ46内の雰囲気温
度の設定値を、23℃とすることとする。
【0036】なお、以上説明した各構成部は、主制御装
置80によって制御される。
【0037】次に、かかるレジスト膜形成装置において
、主制御装置80の制御により、半導体ウエハ90の表
面にフォトレジスト膜を形成する工程について説明する
【0038】まず、搬入搬出機構30のX方向移動機構
32,Y方向移動機構34およびθ方向回転機構36を
駆動させて、ピンセット38を、処理前の半導体ウエハ
90を収納したウエハキャリア42の下まで移動させる
【0039】続いて、搬入搬出機構30に備えられた昇
降機構(図示せず)によってウエハキャリア42を下降
させ、このウエハキャリア42に収納されている処理前
の半導体ウエハ90の内の1枚を、ピンセット38に載
せ、このピンセット38で保持する。
【0040】次に、ピンセット38をX方向に移動させ
て、このピンセット38に保持した半導体ウエハ90を
ウエハキャリア42の外に搬出し、さらに、Y方向に移
動させて、載置台40上に載置する。
【0041】そして、処理装置ユニット12の搬送機構
14を、図の左方向(X方向)に移動させて、搬入搬出
機構30の載置台40に載置された半導体ウエハ90を
、ピンセット18,18の一方で保持する。
【0042】続いて、このピンセット18を、アドヒー
ジョン処理機構20まで移動させ、半導体ウエハ90を
アドヒージョン処理機構20にセットし、例えば90℃
下でアドヒージョン処理を行なう。
【0043】なお、この処理を行なっている最中に、搬
入搬出機構30を動作させ、次に処理する半導体ウエハ
90(以下、2枚目の半導体ウエハ90と称す)を、ウ
エハキャリア42から1枚取出して、載置台40に載置
し、さらに、ピンセット18,18の一方で保持して、
このピンセット18をアドヒージョン処理機構20まで
移動させておく。
【0044】アドヒージョン処理が終了すると、搬送機
構14を移動させ、2枚目の半導体ウエハ90を保持し
ていない方のピンセット18を用いて、アドヒージョン
処理が終了した半導体ウエハ90(以下、1枚目の半導
体ウエハ90と称す)を処理機構20から取出す。この
とき、これと同時に、他方のピンセット18に保持され
た2枚目の半導体ウエハ90を、アドヒージョン処理機
構20にセットする。
【0045】このように、本実施例のレジスト膜形成装
置では、アドヒージョン処理機構20で1枚目の半導体
ウエハ90の処理を行なっている時間を利用して2枚目
の半導体ウエハ90の搬送を行ない、さらに、アドヒー
ジョン処理機構20から1枚目の半導体ウエハを取り出
すと同時に、このアドヒージョン処理機構20への2枚
目の半導体ウエハ90のセットを行なうこととした。し
たがって、スループットを向上することができる。これ
は、本実施例のレジスト膜形成装置が、2個のピンセッ
ト18,18を備えていることにより可能となる。なお
、2枚目の半導体ウエハ90に対して行なう処理の内容
は、1枚目の半導体ウエハ90の場合と全く同一である
ので、以下の説明では、1枚目の半導体ウエハ90につ
いてのみ述べる。
【0046】上述のようにしてピンセット18で保持し
たアドヒージョン処理終了後の半導体ウエハ90を、搬
送機構14により、冷却機構24にセットする。この冷
却機構24では、半導体ウエハ90を冷却し、温度を例
えば23℃に設定する。
【0047】次に、第1の塗布機構26或いは第2の塗
布機構28まで搬送する。このように、本実施例では2
台の塗布機構を備えており、これらを並行させて使用す
ることができるので、処理工程の効率を向上させること
ができる。ここでは、第1の塗布機構26まで搬送する
ものとする。
【0048】続いて、図4に示したように、内カップ4
8の上面48aがスピンチャック52の上面52aより
も高くなるように内カップ48を上昇させると共に、支
持ピン60aをZ方向に上昇させ、さらに、搬送機構1
4のピンセット18によってこの支持ピン60aの上端
に半導体ウエハ90を載置する。その後、この支持ピン
60aを下降させることにより、図5に示したように、
半導体ウエハ90を内カップ48の上面48aに載置す
る。内カップ48は、上述のように、内カップ温度調節
機構50によって一定の温度に維持されているので、一
定時間、内カップ48の上面48aに半導体ウエハ90
を載置することにより、この半導体ウエハ90の周辺部
の温度を例えば23℃に設定することができる。
【0049】半導体ウエハ90の周辺部の温度が23℃
に設定されると、内カップ48を下降させ、図3に示し
たように、そのままスピンチャック52に載置する。ス
ピンチャック52は、載置された半導体ウエハ90を吸
着保持する。
【0050】次に、ポンプを動作させ、レジスト液供給
ノズル62から、スピンチャック52上の半導体ウエハ
90に所定量のフォトレジスト液を滴下する。なお、こ
のフォトレジスト液は、あらかじめ、上述のようにして
、半導体ウエハ90の周辺部または近房と同じ温度、例
えば23℃に温度調節されている。
【0051】その後、半導体ウエハ90を、モータ54
によって所定の回転数で所定時間変速回転(例えば20
00ppm ,30秒)させ、このときの遠心力により
、滴下されたフォトレジスト液を、半導体ウエハ90の
全面に拡散させる。このようにして、半導体ウエハ90
上に、フォトレジスト膜を形成することができる。本実
施例では、半導体ウエハ90の周辺部の温度を、塗布前
にあらかじめ上述の内カップ48、内カップ温度調節機
構50および内カップ温度制御装置74を用いて設定し
、そのままスピンチャック52に吸着保持させてフォト
レジスト膜を形成することとしたので、従来のように半
導体ウエハ90の搬送中に設定温度の変動、特に周辺部
の設定温度の変動が生じた状態でフォトレジストが塗布
されるといったことがなく、したがって、均一なフォト
レジスト膜を形成することができる。
【0052】冷却機構24で23℃に温度調整された半
導体ウエハ90は、冷却機構24から第1の塗布機構2
6に搬送される間に、周囲の状況の影響により温度変化
しやすい。例えば、室内のダウンフローの温度の変動や
、ベーク機構22で加熱処理された半導体ウエハ90を
搬送した搬送機構14のピンセット18本体の蓄熱およ
びピンセット18に取着された半導体ウエハ支持用の支
持爪や、搬送機構14の半導体ウエハ90に対向して配
置されたカバー部分の蓄熱等により変動し、23℃以上
に温度上昇してしまうことがある。また、搬送機構14
が複数のピンセット18を上下に近接して備え、複数枚
の半導体ウエハ90を同時に搬送する際に、近接する熱
い半導体ウエハ90によって加熱されたりして温度上昇
することもある。さらに、第1の塗布機構26の外カッ
プ46内の雰囲気温度の変動によりレジスト塗布前の半
導体ウエハ90の温度が変動してしまう可能性もある。
【0053】一方、レジストを半導体ウエハ90に回転
塗布する際、半導体ウエハ90の周辺部は、中心部に比
べて、その周速度および排気流速が大きいため、レジス
ト中の溶媒が逃げやすくなっている。
【0054】したがって、所定の温度、例えば23℃を
前提として各プロセス条件を設定し、レジスト回転塗布
を行なう場合、半導体ウエハ90の周辺部の温度が23
℃より高いとレジスト中の溶媒がますます逃げやすくな
り、周辺部の塗布膜厚が目標膜厚よりも厚くなってしま
う。それ故、半導体ウエハ90の周辺部の温度を厳しく
管理する必要がある。
【0055】フォトレジスト膜の形成が終了すると、半
導体ウエハ90を、搬送機構14により、ベーク機構2
2にセットする。続いて、このベーク機構22により、
半導体ウエハ27上に塗布されたレジスト膜中に残存す
る溶剤を蒸発させるための加熱処理を行なう。
【0056】加熱処理が終了すると、搬送機構14を動
作させて、半導体ウエハ90を、ピンセット18で保持
し、このピンセット18をX方向,θ方向,Y方向,Z
方向に移動させて、載置台に載置する。なお、このとき
、この載置台40に処理前の半導体ウエハ90が載置さ
れていれば、この処理前の半導体ウエハ90を、他方の
ピンセット18で、先に載置台40から受取っておく。
【0057】最後に、載置台40上の半導体ウエハ90
を、搬入搬出機構30のピンセット38で保持して搬送
し、ウエハキャリア44内に処理終了した半導体ウエハ
90を収納する。
【0058】なお、本実施例では、第2の塗布機構30
でフォトレジスト膜を形成する前の半導体ウエハ90の
冷却を冷却機構24で行なうこととしたが、外カップ4
6内の雰囲気温度は23℃に制御されていることより、
この冷却を外カップ46内での空冷によって行なうこと
も可能である。この場合は、例えば、半導体ウエハ90
をウエハ支持機構60の支持ピン60aの上端に載置し
た状態で、空冷を行なえばよい。
【0059】さらには、本実施例では、内カップ48に
昇降機構を設けることとしたが、これに代えて、スピン
チャック52に昇降機構を設けることとしてもよい。
【0060】なお、本実施例では、本発明をレジスト塗
布機構に適用した例について説明したが、本発明は本実
施例に限定されるものではなく、回転処理時に被処理体
の温度を予め定められた温度に設定する必要があるもの
であれば、どのような装置にでも適用することが可能で
ある。例えば、現像液の塗布や、磁性液の塗布に適用し
てもよい。
【0061】さらに、本実施例では回転処理前に被処理
体の周辺部について温度設定を行なったが、この温度設
定を回転処理時に行なうこととしてもよい。回転処理時
の温度設定は、例えば、被処理体である半導体ウエハ9
0の周辺部の裏面に温調されたエアー、例えばN2 ガ
スを吹き付けることにより、可能となる。この場合、流
速を選択すると、レジスト塗布の場合裏面へのレジスト
液の回り込みを防止できる。もちろん、回転処理時の温
調と上述のごとき回転処理前の温調とを組み合わせ、処
理前にウエハ周辺部の温調を実行し、処理中にも温調を
することとしてもよい。
【0062】また、本実施例では本発明を回転処理に適
用した場合について説明したが、板上の被処理体の処理
において温度依存性が大きい場合であれば、いかなる工
程ラインに適用することも可能である。
【0063】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明の処
理装置によれば、被処理体の少なくとも周辺部の温度調
整を行ない、この被処理体に対する処理を行なうので、
被処理体の全面について均一な処理を行なうことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例に係わる処理装置を適用した
レジスト膜形成装置の概略構成を示す概念図である。
【図2】図1に示した第1の塗布機構および第2の塗布
機構の構成を説明するための概略図である。
【図3】図2に示した塗布機構の外カップ内の構成を説
明するための概略図である。
【図4】図1に示した第1の塗布機構および第2の塗布
機構の動作を説明するための概略図である。
【図5】図1に示した第1の塗布機構および第2の塗布
機構の動作を説明するための概略図である。
【図6】従来の回転処置装置を説明するための概略図で
ある。
【符号の説明】
46  外カップ 48  内カップ 50  内カップ温度調節機構 52  スピンチャック 54  モータ 56  チャック温度調節機構 60  ウエハ支持機構 62  レジスト液供給ノズル 64  レジスト液収容容器 66  配管 68  レジスト温度調節機構 70  回転制御装置 72  チャック温度制御装置 74  内カップ温度制御装置 76  レジスト温度制御装置 78  温度センサ 80  主制御装置                
                      TE0
33901

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  被処理体に所望の処理を施す処理装置
    において、前記被処理体の少なくとも周辺部の温度を制
    御する温度制御手段を具備してなることを特徴とする処
    理装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06168871A (ja) * 1992-11-30 1994-06-14 Nec Corp 塗布装置
JP2011035186A (ja) * 2009-08-03 2011-02-17 Tokyo Electron Ltd 塗布処理装置、塗布処理方法、プログラム及びコンピュータ記憶媒体
WO2021183332A1 (en) * 2020-03-10 2021-09-16 Tokyo Electron Limited Long wave infrared thermal sensor for integration into track system
US11624607B2 (en) 2020-01-06 2023-04-11 Tokyo Electron Limited Hardware improvements and methods for the analysis of a spinning reflective substrates
US11738363B2 (en) 2021-06-07 2023-08-29 Tokyo Electron Limited Bath systems and methods thereof

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