JP2883467B2 - 回転処理装置 - Google Patents
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は被処理体を回転して処理
する際の被処理体を支持する回転処理装置に関する。
する際の被処理体を支持する回転処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、半導体ウェハ上に電子回路パ
ターンを形成するパターン形成工程では、半導体ウェハ
の薄膜上にレジストを塗布した後、所望の電子回路パタ
ーンに形成されたマスクを通して露光し、現像してレジ
スト膜を形成する。その後レジスト膜をマスクとしてエ
ッチングを行い、薄膜を所望の電子回路パターンに形成
した後、マスクとして使用したレジストを除去してい
る。パターン形成工程は電子回路精度に直接関係するた
め、均一な処理が要求される。そのため、レジスト液の
塗布や現像液の塗布等の塗布装置は半導体ウェハを高速
回転させ中心部に滴下したレジスト液や現像液を周縁部
まで延伸させて均一な塗布を行う方法が実用されてい
る。
ターンを形成するパターン形成工程では、半導体ウェハ
の薄膜上にレジストを塗布した後、所望の電子回路パタ
ーンに形成されたマスクを通して露光し、現像してレジ
スト膜を形成する。その後レジスト膜をマスクとしてエ
ッチングを行い、薄膜を所望の電子回路パターンに形成
した後、マスクとして使用したレジストを除去してい
る。パターン形成工程は電子回路精度に直接関係するた
め、均一な処理が要求される。そのため、レジスト液の
塗布や現像液の塗布等の塗布装置は半導体ウェハを高速
回転させ中心部に滴下したレジスト液や現像液を周縁部
まで延伸させて均一な塗布を行う方法が実用されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような塗布装置に
は、図5に示すようにフィルタ、ベローズポンプ、サッ
クバックバルブ等を介して塗布液収納容器に接続される
吐出ノズル2を備えた塗布液供給系1が設けられる。吐
出ノズル2は、半導体ウェハ3を真空吸着等により載置
固定するチャック4上から図示しない移動機構により退
避できるようになっている。チャック4はモータ5の回
転軸に固定され、チャック4の周囲には塗布時に回転す
る半導体ウェハ3の周縁から振切られた余剰の塗布液が
周囲に飛散しないようカップ6が設けられる。カップ6
は上下動可能であって半導体ウェハ3の搬入出時に図示
の位置より下降してチャック4がカップ6の中央上部よ
り露出し、搬入出を容易にする。さらにカップ6の下部
には廃液処理装置に接続された廃液口7及び回転する半
導体ウェハ3の周縁から飛散した塗布液がカップ6の内
壁に当ってはね返って再び半導体ウェハ3上に付着しな
いようカップ6の下部に向って気体流を生じさせるため
排気装置に接続される排気口8を備える。
は、図5に示すようにフィルタ、ベローズポンプ、サッ
クバックバルブ等を介して塗布液収納容器に接続される
吐出ノズル2を備えた塗布液供給系1が設けられる。吐
出ノズル2は、半導体ウェハ3を真空吸着等により載置
固定するチャック4上から図示しない移動機構により退
避できるようになっている。チャック4はモータ5の回
転軸に固定され、チャック4の周囲には塗布時に回転す
る半導体ウェハ3の周縁から振切られた余剰の塗布液が
周囲に飛散しないようカップ6が設けられる。カップ6
は上下動可能であって半導体ウェハ3の搬入出時に図示
の位置より下降してチャック4がカップ6の中央上部よ
り露出し、搬入出を容易にする。さらにカップ6の下部
には廃液処理装置に接続された廃液口7及び回転する半
導体ウェハ3の周縁から飛散した塗布液がカップ6の内
壁に当ってはね返って再び半導体ウェハ3上に付着しな
いようカップ6の下部に向って気体流を生じさせるため
排気装置に接続される排気口8を備える。
【0004】このような塗布装置のチャック4は機械的
強度が大きく、摩擦抵抗が小さく、耐摩耗性の優れたプ
ラスチックで形成され、また塗布性能を向上させるた
め、熱伝導性の低いプラスチック樹脂にて形成されてい
る。そしてチャック4がモータ5により回転する際、急
加速、急停止しても半導体ウェハ3との摩擦により生じ
るパーティクルやゴミの発生を防止している。
強度が大きく、摩擦抵抗が小さく、耐摩耗性の優れたプ
ラスチックで形成され、また塗布性能を向上させるた
め、熱伝導性の低いプラスチック樹脂にて形成されてい
る。そしてチャック4がモータ5により回転する際、急
加速、急停止しても半導体ウェハ3との摩擦により生じ
るパーティクルやゴミの発生を防止している。
【0005】このような塗布装置により塗布を行う前に
は、レジスト塗布の場合はレジストの密着性向上のため
のアドヒージョン処理の加熱処理が行なわれ、現像液塗
布の場合は露光した定在波効果によるフォトレジストパ
ターンの変形を軽減するための定在波除去処理の加熱処
理が行われ、半導体ウェハを所定の温度に加熱し、その
後クーリングを行っている。
は、レジスト塗布の場合はレジストの密着性向上のため
のアドヒージョン処理の加熱処理が行なわれ、現像液塗
布の場合は露光した定在波効果によるフォトレジストパ
ターンの変形を軽減するための定在波除去処理の加熱処
理が行われ、半導体ウェハを所定の温度に加熱し、その
後クーリングを行っている。
【0006】しかしながら、クーリングを行った後でも
半導体ウェハが塗布装置に搬送される間に、加熱された
半導体ウェハを搬送したために高温になった搬送アーム
により搬送されたり、あるいは他の雰囲気温度等で温度
が変化してしまうことがあった。温度の微妙な変化は塗
布膜厚に顕著に影響し、塗布時にウェハを支持するプラ
スチック樹脂製のチャックは熱伝導性がわるいため、温
度のバラツキが生じると温度の不均一のまま塗布が行わ
れ、高精度に均一な塗布ができないことがあった。
半導体ウェハが塗布装置に搬送される間に、加熱された
半導体ウェハを搬送したために高温になった搬送アーム
により搬送されたり、あるいは他の雰囲気温度等で温度
が変化してしまうことがあった。温度の微妙な変化は塗
布膜厚に顕著に影響し、塗布時にウェハを支持するプラ
スチック樹脂製のチャックは熱伝導性がわるいため、温
度のバラツキが生じると温度の不均一のまま塗布が行わ
れ、高精度に均一な塗布ができないことがあった。
【0007】本発明は上記の欠点を解消するためになさ
れたものであって、被処理体を径方向に分割された複数
の支持部によって支持することにより、被処理体の温度
のバラツキをなくすこともでき、信頼性の高い状態に設
定することもできるようにし、更に、回転時に被処理体
の裏面を吸着支持するために接触する面積を最小とする
ことにより、ゴミ、パーティクルの発生を最小限としク
リーンな処理を行うことができる回転処理装置を提供す
ることを目的とする。
れたものであって、被処理体を径方向に分割された複数
の支持部によって支持することにより、被処理体の温度
のバラツキをなくすこともでき、信頼性の高い状態に設
定することもできるようにし、更に、回転時に被処理体
の裏面を吸着支持するために接触する面積を最小とする
ことにより、ゴミ、パーティクルの発生を最小限としク
リーンな処理を行うことができる回転処理装置を提供す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の回転処理装置は、搬送機構により搬送され
る被処理体を搬送機構から受取り、被処理体の裏面を吸
着支持して回転する載置台を備えた回転処理装置におい
て、載置台は径方向に分割された複数の支持部を備え、
少なくとも1つの支持部により搬送機構から被処理体を
受け取るものであり、少なくとも1つの支持部に温度調
整機構が設けられ、少なくとも1つの支持部に回転時に
被処理体の裏面と接触する凸部が設けられ、凸部の中心
部に吸着口が設けられたものである。
め、本発明の回転処理装置は、搬送機構により搬送され
る被処理体を搬送機構から受取り、被処理体の裏面を吸
着支持して回転する載置台を備えた回転処理装置におい
て、載置台は径方向に分割された複数の支持部を備え、
少なくとも1つの支持部により搬送機構から被処理体を
受け取るものであり、少なくとも1つの支持部に温度調
整機構が設けられ、少なくとも1つの支持部に回転時に
被処理体の裏面と接触する凸部が設けられ、凸部の中心
部に吸着口が設けられたものである。
【0009】
【作用】本発明の回転処理装置の載置台は被処理体を、
径方向に分割された複数の支持部により支持する。載置
台に搬送機構から被処理体を受取る支持部、温度調整機
構を有する支持部を設けたため、被支持体を予め定めら
れた温度とのバラツキを減少させ、吸着支持して、精度
よく処理を行なうことができる。更に、回転時に被処理
体を支持する支持部に凸部を設け、回転時に載置台と被
処理体の接触面積を最小とし、ゴミの発生を防止してク
リーンな処理を行うことができる。
径方向に分割された複数の支持部により支持する。載置
台に搬送機構から被処理体を受取る支持部、温度調整機
構を有する支持部を設けたため、被支持体を予め定めら
れた温度とのバラツキを減少させ、吸着支持して、精度
よく処理を行なうことができる。更に、回転時に被処理
体を支持する支持部に凸部を設け、回転時に載置台と被
処理体の接触面積を最小とし、ゴミの発生を防止してク
リーンな処理を行うことができる。
【0010】
【実施例】本発明の回転処理装置を半導体製造の塗布装
置に適用した一実施例を図面を参照して説明する。な
お、塗布装置は、図5に示す塗布装置のチャック4以外
の構成は同一であるため、チャック以外の説明の詳細は
省略する。図1の断面図に示すように、載置台であるス
ピンチャック9は上面に被処理体である半導体ウェハ3
を載置し、半導体ウェハ3の裏面を支持する径方向に分
割された複数の支持部、即ち、縁周部を支持する縁周支
持部10と、縁周部と異なる内周部を支持する内周支持
部11とを備える。内周支持部11は半導体ウェハ3を
真空吸着により吸着保持する支持部であり、この内周支
持部11は図示しないモータの軸に接続され回転可能と
なっている。さらに内周支持部11の上面には半導体ウ
ェハ3を真空吸着するため凸部である吸着部12が複数
箇所設けられ、吸着部12の中心部にはそれぞれ図示し
ない真空装置に接続される吸着口13が設けられる。こ
のような内周支持部11は図2の斜視図に示すように中
心部に凹部15を備え、凹部15の中心部には中心吸着
口14が同じく真空装置に接続されて設けられる。更
に、凹部15から半径方向に複数の例えば4本の溝16
が設けられる。そしてこの凹部15及び溝16に縁周支
持部10が上下に移動可能に嵌合され、内周支持部11
がモータにより回転されると縁周支持部10も同時に回
転されるようになっている。さらに内周支持部11と縁
周支持部10はテーパ部17を持って接し、真空装置に
より吸引されると、吸着口13からの吸引で半導体ウェ
ハ3が内周支持部の吸着部12に吸着されて固定される
と共に中心吸着口14からの吸引で凹部15が気密なた
め縁周支持部10の中央部10aによって0リング18
が押し下げられて縁周支持部10がテーパ部17に沿っ
て図3に示す位置に下降し、半導体ウェハ3の縁周支持
部10による支持は解除されるようになっている。ここ
で、凹部15で内周支持部11が縁周支持部10を支持
するのは0リング18でなくともよく、ベローズ、スプ
リング等気密にシールされて真空装置の吸引により縁周
支持部10が下降できるものならばいずれのものも適用
できる。
置に適用した一実施例を図面を参照して説明する。な
お、塗布装置は、図5に示す塗布装置のチャック4以外
の構成は同一であるため、チャック以外の説明の詳細は
省略する。図1の断面図に示すように、載置台であるス
ピンチャック9は上面に被処理体である半導体ウェハ3
を載置し、半導体ウェハ3の裏面を支持する径方向に分
割された複数の支持部、即ち、縁周部を支持する縁周支
持部10と、縁周部と異なる内周部を支持する内周支持
部11とを備える。内周支持部11は半導体ウェハ3を
真空吸着により吸着保持する支持部であり、この内周支
持部11は図示しないモータの軸に接続され回転可能と
なっている。さらに内周支持部11の上面には半導体ウ
ェハ3を真空吸着するため凸部である吸着部12が複数
箇所設けられ、吸着部12の中心部にはそれぞれ図示し
ない真空装置に接続される吸着口13が設けられる。こ
のような内周支持部11は図2の斜視図に示すように中
心部に凹部15を備え、凹部15の中心部には中心吸着
口14が同じく真空装置に接続されて設けられる。更
に、凹部15から半径方向に複数の例えば4本の溝16
が設けられる。そしてこの凹部15及び溝16に縁周支
持部10が上下に移動可能に嵌合され、内周支持部11
がモータにより回転されると縁周支持部10も同時に回
転されるようになっている。さらに内周支持部11と縁
周支持部10はテーパ部17を持って接し、真空装置に
より吸引されると、吸着口13からの吸引で半導体ウェ
ハ3が内周支持部の吸着部12に吸着されて固定される
と共に中心吸着口14からの吸引で凹部15が気密なた
め縁周支持部10の中央部10aによって0リング18
が押し下げられて縁周支持部10がテーパ部17に沿っ
て図3に示す位置に下降し、半導体ウェハ3の縁周支持
部10による支持は解除されるようになっている。ここ
で、凹部15で内周支持部11が縁周支持部10を支持
するのは0リング18でなくともよく、ベローズ、スプ
リング等気密にシールされて真空装置の吸引により縁周
支持部10が下降できるものならばいずれのものも適用
できる。
【0011】また、内周支持部11はプラスチック樹脂
で形成され、半導体ウェハ3を固定載置して回転の開始
時、停止時に半導体ウェハ3との摩擦抵抗が小さく、摩
擦によってパーティクル、ゴミ発生が少ないようになっ
ている。縁周支持部10はアルミ、銅等の金属やセラミ
ック等室温に順応しやすい熱伝導性が良好な材料で形成
して温度調整手段としてもよいし、また、温度調整機構
である抵抗発熱体等の加熱装置や、冷却水循環装置等を
埋設して縁周支持部10を温度制御してもよい。縁周支
持部10の大きさは、半導体ウェハ3を全面に亘って載
置して温度調整できるものが好ましいが、内周支持部1
1と同時に回転するので、回転力、回転加速度、慣性モ
ーメント等との関係で適宜選択される。
で形成され、半導体ウェハ3を固定載置して回転の開始
時、停止時に半導体ウェハ3との摩擦抵抗が小さく、摩
擦によってパーティクル、ゴミ発生が少ないようになっ
ている。縁周支持部10はアルミ、銅等の金属やセラミ
ック等室温に順応しやすい熱伝導性が良好な材料で形成
して温度調整手段としてもよいし、また、温度調整機構
である抵抗発熱体等の加熱装置や、冷却水循環装置等を
埋設して縁周支持部10を温度制御してもよい。縁周支
持部10の大きさは、半導体ウェハ3を全面に亘って載
置して温度調整できるものが好ましいが、内周支持部1
1と同時に回転するので、回転力、回転加速度、慣性モ
ーメント等との関係で適宜選択される。
【0012】以上のような構成のスピンチャック9を用
いて処理を行うには、図示しないピンセット等の搬送機
構により位置決めされた半導体ウェハ3が搬入される
と、縁周支持部10は図1に示す位置に上昇されてお
り、第1ステップとしてこの支持部10上に半導体ウェ
ハ3が載置される。ここで、縁周支持部10は内周支持
部11の外側のみでなく凹部15の部分まで設けられる
ため、半導体ウェハ3は即時に縁周支持部10と同一温
度に均一に調整される。そして真空装置により吸引され
ると、第2ステップとして吸着部12で半導体ウェハ3
は吸着固定され、縁周支持部10は中心部吸着口14か
ら吸引されて0リング18を押し下げ下降され、半導体
ウェハ3の支持を解除して非接触となる。
いて処理を行うには、図示しないピンセット等の搬送機
構により位置決めされた半導体ウェハ3が搬入される
と、縁周支持部10は図1に示す位置に上昇されてお
り、第1ステップとしてこの支持部10上に半導体ウェ
ハ3が載置される。ここで、縁周支持部10は内周支持
部11の外側のみでなく凹部15の部分まで設けられる
ため、半導体ウェハ3は即時に縁周支持部10と同一温
度に均一に調整される。そして真空装置により吸引され
ると、第2ステップとして吸着部12で半導体ウェハ3
は吸着固定され、縁周支持部10は中心部吸着口14か
ら吸引されて0リング18を押し下げ下降され、半導体
ウェハ3の支持を解除して非接触となる。
【0013】その後内周支持部11により固定支持され
た半導体ウェハ3に、レジスト液が滴下され、内周支持
部11が回転駆動されて塗布処理が行われる。半導体ウ
ェハ3は均一温度で塗布処理されるため、高精度に均一
なレジスト塗布がなされ、スピンチャック9から搬出さ
れる。尚、前記説明の塗布装置を、第4図に示すような
構成のレジスト処理装置に組込むことにより本発明の特
徴を効果的に発揮できる。
た半導体ウェハ3に、レジスト液が滴下され、内周支持
部11が回転駆動されて塗布処理が行われる。半導体ウ
ェハ3は均一温度で塗布処理されるため、高精度に均一
なレジスト塗布がなされ、スピンチャック9から搬出さ
れる。尚、前記説明の塗布装置を、第4図に示すような
構成のレジスト処理装置に組込むことにより本発明の特
徴を効果的に発揮できる。
【0014】レジスト処理装置101は、主としてロー
ダ部102及び処理部103から成る。ローダ部102
は、被処理体である半導体ウェハ104が収納されるカ
セット105を例えば4個載置するカセットエレベータ
106、これらのカセット105から半導体ウェハ10
4を搬入出するためX、Y、θ方向に移動自在の搬送機
構107、処理部103との間で半導体ウェハ104の
受け渡しを行うウェハ受け渡し機構108を備える。ウ
ェハ受け渡し機構108には、図示しない上下移動装置
に接続され半導体ウェハ104を載置可能な2本のステ
ージピン109と、半導体ウェハ104の周辺部を挟持
して位置合せを行う2個のセンタリングガイド110と
が設けられる。
ダ部102及び処理部103から成る。ローダ部102
は、被処理体である半導体ウェハ104が収納されるカ
セット105を例えば4個載置するカセットエレベータ
106、これらのカセット105から半導体ウェハ10
4を搬入出するためX、Y、θ方向に移動自在の搬送機
構107、処理部103との間で半導体ウェハ104の
受け渡しを行うウェハ受け渡し機構108を備える。ウ
ェハ受け渡し機構108には、図示しない上下移動装置
に接続され半導体ウェハ104を載置可能な2本のステ
ージピン109と、半導体ウェハ104の周辺部を挟持
して位置合せを行う2個のセンタリングガイド110と
が設けられる。
【0015】一方、処理部103は、半導体ウェハ10
4を処理する処理ユニット111〜115及び搬送装置
116を備え、この搬送装置116の搬送経路118に
沿って処理ユニット111〜115が配置されている。
処理ユニットは、半導体ウェハ104上に第1のレジス
トを塗布する第1の塗布装置111、第1のレジスト塗
布後第2のレジストを塗布する第2の塗布装置112、
レジスト塗布前に半導体ウェハ104とレジストの密着
性を向上させるためのHMDS処理機構113、レジス
ト塗布後に塗布膜中の残存溶剤の蒸発と、塗布膜と半導
体ウェハとの密着性を向上させるための加熱を行うプリ
ベーク装置114、HMDS装置113またはプリベー
ク装置114で加熱された半導体ウェハ104を冷却す
るための冷却装置115から成る。
4を処理する処理ユニット111〜115及び搬送装置
116を備え、この搬送装置116の搬送経路118に
沿って処理ユニット111〜115が配置されている。
処理ユニットは、半導体ウェハ104上に第1のレジス
トを塗布する第1の塗布装置111、第1のレジスト塗
布後第2のレジストを塗布する第2の塗布装置112、
レジスト塗布前に半導体ウェハ104とレジストの密着
性を向上させるためのHMDS処理機構113、レジス
ト塗布後に塗布膜中の残存溶剤の蒸発と、塗布膜と半導
体ウェハとの密着性を向上させるための加熱を行うプリ
ベーク装置114、HMDS装置113またはプリベー
ク装置114で加熱された半導体ウェハ104を冷却す
るための冷却装置115から成る。
【0016】このような処理ユニットを備えた処理部1
03の中央には、搬送機構である搬送装置116が配置
されている。この搬送装置116は、半導体ウェハ10
4を吸着支持して載置する搬送アームであるピンセット
117を上下に2本備え、X、Z、θ方向に移動可能に
構成されている。次に、レジスト処理装置101の動作
について説明する。
03の中央には、搬送機構である搬送装置116が配置
されている。この搬送装置116は、半導体ウェハ10
4を吸着支持して載置する搬送アームであるピンセット
117を上下に2本備え、X、Z、θ方向に移動可能に
構成されている。次に、レジスト処理装置101の動作
について説明する。
【0017】搬送機構107により処理前の半導体ウェ
ハ104を1枚カセット105から搬出し、ウェハ受け
渡し機構108に搬送してステージピン109上に載置
する。そして、センタリングガイド110を閉状態とし
て半導体ウェハ104の位置合せを行う。位置合せされ
た半導体ウェハ104は搬送装置116のピンセット1
17の1のピンセットに渡され、このピンセットでHM
DS装置113に搬入する。そして半導体ウェハ104
を100〜105℃に加熱しつつHMDS処理を行う。
処理済の半導体ウェハ104を1のピンセット117で
搬出する際に、前述と同様の操作により受け渡し機構1
08から他のピンセット117が受取り支持した処理前
の半導体ウェハ104を、HMDS処理装置113に搬
入する。前述の処理済の半導体ウェハ104は冷却装置
115に搬送され、23℃程度まで冷却される。冷却済
の半導体ウェハ104は、ピンセット117の1つで冷
却装置115から搬出され、第1の塗布装置111に搬
送された後、前述のレジスト液の塗布が行われる。その
後順次、予め定められた処理プロセスに応じて、半導体
ウェハ104は、第2の塗布装置、プリベーク装置11
4、冷却装置115などに搬入出され、処理終了後、受
け渡し機構108を経由してカセット105に搬送され
収納される。
ハ104を1枚カセット105から搬出し、ウェハ受け
渡し機構108に搬送してステージピン109上に載置
する。そして、センタリングガイド110を閉状態とし
て半導体ウェハ104の位置合せを行う。位置合せされ
た半導体ウェハ104は搬送装置116のピンセット1
17の1のピンセットに渡され、このピンセットでHM
DS装置113に搬入する。そして半導体ウェハ104
を100〜105℃に加熱しつつHMDS処理を行う。
処理済の半導体ウェハ104を1のピンセット117で
搬出する際に、前述と同様の操作により受け渡し機構1
08から他のピンセット117が受取り支持した処理前
の半導体ウェハ104を、HMDS処理装置113に搬
入する。前述の処理済の半導体ウェハ104は冷却装置
115に搬送され、23℃程度まで冷却される。冷却済
の半導体ウェハ104は、ピンセット117の1つで冷
却装置115から搬出され、第1の塗布装置111に搬
送された後、前述のレジスト液の塗布が行われる。その
後順次、予め定められた処理プロセスに応じて、半導体
ウェハ104は、第2の塗布装置、プリベーク装置11
4、冷却装置115などに搬入出され、処理終了後、受
け渡し機構108を経由してカセット105に搬送され
収納される。
【0018】このような処理において、冷却装置115
で所定の温度に冷却された半導体ウェハ104は、この
冷却装置115から塗布装置例えば第1の塗布装置11
1に搬送される期間中、環境条件に影響されてその温度
が変化例えば昇温されやすい。例えば、レジスト処理装
置101が設置されたクリーンリームのダウンフロー温
度の変動、高温状態の半導体ウェハ104を搬送した後
のピンセット117の蓄熱、搬送時間差などの条件によ
り、レジスト液塗布直前の半導体ウェハ104の温度は
変動する。しかし、本発明のスピンチャックによれば、
レジスト液塗布直前に半導体ウェハ104を設定値との
差温を調整し所定の温度に設定できるので、第1の塗布
装置111で半導体ウェハ104表面に塗布される温度
依存性が高いレジストの膜厚は、半導体ウェハ104全
面に亘って均一とすることができ、半導体ウェハ104
間においても均一性に優れたレジスト膜を塗布形成する
ことが可能となる。
で所定の温度に冷却された半導体ウェハ104は、この
冷却装置115から塗布装置例えば第1の塗布装置11
1に搬送される期間中、環境条件に影響されてその温度
が変化例えば昇温されやすい。例えば、レジスト処理装
置101が設置されたクリーンリームのダウンフロー温
度の変動、高温状態の半導体ウェハ104を搬送した後
のピンセット117の蓄熱、搬送時間差などの条件によ
り、レジスト液塗布直前の半導体ウェハ104の温度は
変動する。しかし、本発明のスピンチャックによれば、
レジスト液塗布直前に半導体ウェハ104を設定値との
差温を調整し所定の温度に設定できるので、第1の塗布
装置111で半導体ウェハ104表面に塗布される温度
依存性が高いレジストの膜厚は、半導体ウェハ104全
面に亘って均一とすることができ、半導体ウェハ104
間においても均一性に優れたレジスト膜を塗布形成する
ことが可能となる。
【0019】以上の説明は本発明の一実施例であって、
本発明はこれに限定されることはない。支持部は中心部
に設けなくともよく、縁周支持部は内周支持部と共に回
転しないように設けてもよい。このとき、半導体ウェハ
と同径まで延伸して設け、半導体ウェハ全面に亘って温
度調整が行なえるように設けられる。また、半導体ウェ
ハの製造装置に限らず回転処理を行うものの支持装置に
は好適に用いることができる。例えば、半導体ウェハの
現像装置、LCD基板用の処理液塗布装置等に適用でき
る。さらに、上記実施例では、処理について説明した
が、吸着固定機構であればウェハプローバの吸着でも良
い。
本発明はこれに限定されることはない。支持部は中心部
に設けなくともよく、縁周支持部は内周支持部と共に回
転しないように設けてもよい。このとき、半導体ウェハ
と同径まで延伸して設け、半導体ウェハ全面に亘って温
度調整が行なえるように設けられる。また、半導体ウェ
ハの製造装置に限らず回転処理を行うものの支持装置に
は好適に用いることができる。例えば、半導体ウェハの
現像装置、LCD基板用の処理液塗布装置等に適用でき
る。さらに、上記実施例では、処理について説明した
が、吸着固定機構であればウェハプローバの吸着でも良
い。
【0020】
【発明の効果】上記の説明からも明らかなように、本発
明の回転処理装置によれば、被処理体を、径方向に分割
された複数の支持部により支持する載置台を備え、搬送
機構から被処理体を少なくとも1つの支持部で受取り、
温度調整機構を有する少なくとも1つの支持部を設けた
ため、温度一定で均一な処理がなされる。そのため、高
品位な製品を製造することができる。更に、回転時に被
処理体を支持する支持部に凸部を設け、支持部が被処理
体裏面と接触する面積を最小としたため、摩擦によるゴ
ミの発生を防止し、クリ−ンな処理を行うことができ
る。
明の回転処理装置によれば、被処理体を、径方向に分割
された複数の支持部により支持する載置台を備え、搬送
機構から被処理体を少なくとも1つの支持部で受取り、
温度調整機構を有する少なくとも1つの支持部を設けた
ため、温度一定で均一な処理がなされる。そのため、高
品位な製品を製造することができる。更に、回転時に被
処理体を支持する支持部に凸部を設け、支持部が被処理
体裏面と接触する面積を最小としたため、摩擦によるゴ
ミの発生を防止し、クリ−ンな処理を行うことができ
る。
【図1】本発明の回転処理装置の一実施例の断面図。
【図2】図1に示す一実施例の要部を示す斜視図。
【図3】図1に示す一実施例の動作を示す断面図。
【図4】図1に示す一実施例を適用したレジスト塗布装
置を示す構成図。
置を示す構成図。
【図5】従来例を示す構成図。
3・・・・・・半導体ウェハ(被処理体) 9・・・・・・スピンチャック(載置台) 10・・・・・・縁周支持部 11・・・・・・内周支持部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−204420(JP,A) 特開 平2−196415(JP,A) 特開 平1−208833(JP,A) 特開 昭62−45378(JP,A) 特開 平2−54518(JP,A) 実開 昭63−189371(JP,U) 実開 昭57−51673(JP,U) 実開 平1−172049(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B05C 7/00 - 21/00 G03F 7/16 502 H01L 21/027
Claims (1)
- 【請求項1】搬送機構により搬送される被処理体を前記
搬送機構から受取り、前記被処理体の裏面を吸着支持し
て回転する載置台を備えた回転処理装置において、前記
載置台は径方向に分割された複数の支持部を備え、少な
くとも1つの前記支持部により前記搬送機構から前記被
処理体を受け取るものであり、少なくとも1つの前記支
持部に温度調整機構が設けられ、少なくとも1つの前記
支持部に回転時に前記被処理体の裏面と接触する凸部が
設けられ、前記凸部の中心部に吸着口が設けられたこと
を特徴とする回転処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12964891A JP2883467B2 (ja) | 1991-05-31 | 1991-05-31 | 回転処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12964891A JP2883467B2 (ja) | 1991-05-31 | 1991-05-31 | 回転処理装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04354559A JPH04354559A (ja) | 1992-12-08 |
JP2883467B2 true JP2883467B2 (ja) | 1999-04-19 |
Family
ID=15014719
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12964891A Expired - Fee Related JP2883467B2 (ja) | 1991-05-31 | 1991-05-31 | 回転処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2883467B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2020100804A1 (ja) * | 2018-11-16 | 2020-05-22 | 東京エレクトロン株式会社 | 基板液処理装置及び基板液処理方法 |
KR102420344B1 (ko) * | 2019-11-04 | 2022-07-14 | 세메스 주식회사 | 스핀척 |
-
1991
- 1991-05-31 JP JP12964891A patent/JP2883467B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04354559A (ja) | 1992-12-08 |
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