JPH04260065A - 記録シート冷却装置 - Google Patents

記録シート冷却装置

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Publication number
JPH04260065A
JPH04260065A JP3042315A JP4231591A JPH04260065A JP H04260065 A JPH04260065 A JP H04260065A JP 3042315 A JP3042315 A JP 3042315A JP 4231591 A JP4231591 A JP 4231591A JP H04260065 A JPH04260065 A JP H04260065A
Authority
JP
Japan
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recording sheet
cooling
cooling device
heat pipe
heat
Prior art date
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Pending
Application number
JP3042315A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhisa Kato
泰久 加藤
Toshiaki Hinokigaya
檜ヶ谷 敏明
Akiyasu Amita
晃康 網田
Jun Okamoto
潤 岡本
Kenichi Hasegawa
健一 長谷川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP3042315A priority Critical patent/JPH04260065A/ja
Publication of JPH04260065A publication Critical patent/JPH04260065A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、プリンタ、ファクシ
ミリ等の熱定着装置を有する画像記録機の記録シート冷
却装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の熱定着装置及び記録シート冷却装
置を有する画像記録機を、図1に示すこの発明の1実施
例を参照して説明すると、1は熱定着装置、20は記録
シート冷却装置をそれぞれ示す。
【0003】熱定着装置1には、記録シート5が図示さ
れていない転写部で転写された未定着トナーの像を乗せ
て、定着ローラ2と加圧ローラ4とのニップに搬入され
、加圧手段で加圧ローラ4を定着ローラ2に押圧するこ
とによって加熱加圧されて、未定着トナー像は記録シー
ト5に定着される。定着ローラ2はヒータ3を内蔵して
、サーミスタ8によって通常185℃に温度コントロー
ルされ、加圧ローラ4は表面に5mm厚のゴム層が設け
られている。
【0004】ところでこのように定着された記録シート
5は、熱くなっていてカールし易く、またこのまま排紙
トレイに排出されてスタックされると、連続通紙された
場合記録シート5の間に蓄熱が生じて、記録シート5の
上に定着されたトナーが粘着性をもって、つぎの記録シ
ート5の裏側に貼りつく、いわゆるブロッキング現象が
発生する場合がある。これは特に高速機等の定着後の記
録シート5が十分に冷え切らないうちにスタックされた
場合にしばしばみられる現象である。そしてこのように
貼りついた記録シート5は、排紙トレイから取出す際に
ばりばりと音をたてて1枚ごとに剥がさなければならな
いという問題を生ずる。
【0005】そこでこのような問題を解消するために、
定着を終了した記録シート5は分離爪11で分離されて
ガイド板13を経て排紙ローラ13,14に搬送され、
この際記録シート5は120℃前後となっており、その
後中継ガイド板21,22により図示しない上下1対の
冷却ローラと搬送ローラとを有する記録シート冷却装置
により冷却して搬送することが行われている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところでこのような従
来の記録シート冷却装置は、記録シートと冷却ローラと
の接触時間が短いので、満足できる程度に冷却が行われ
にくく、したがってカールの矯正やブロッキング現象の
発生防止を有効に行うことができないという問題があり
、また冷却ローラの熱伝導率、ヒートパイプの熱輸送能
力があらかじめ決められていないので、低速画像記録機
の場合には過剰冷却となり、高速画像記録機の場合には
冷却不足となり、また異なる線速度に対応した冷却効果
がえられないという問題がある。
【0007】そこでこの発明の目的は、前記のような従
来の記録シート冷却装置のもつ問題を解消し、記録シー
トの冷却が満足できる程度に行われて、カールの矯正や
ブロッキング現象の発生防止を有効に行うことができ、
また冷却ローラの熱伝導率、ヒートパイプの熱輸送能力
があらかじめ決められて、低速画像記録機の場合に過剰
冷却となったり、高速画像記録機の場合には冷却不足と
なるというようなことがなく、また異なる線速度に対応
した冷却効果がえられる記録シート冷却装置を提供する
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は前記のような
目的を達成するために、熱定着装置で画像を定着した記
録シートを冷却する記録シート冷却装置において、該冷
却装置内における記録シートの搬送経路にヒートパイプ
を設置したことを特徴とし、このヒートパイプはガイド
板に埋設され、冷却素子によってその端部が冷却される
ことによってガイド板を冷却し、ガイド板に埋設された
ヒートパイプのガイド板から突出した部分に、冷却フィ
ンが設けられ、またヒートパイプはガイド板に傾斜して
埋設され、ヒートパイプの冷却フィンは記録シート冷却
装置外に突出されている。
【0009】つぎにこの発明は、熱定着装置で画像を定
着した記録シートを冷却する記録シート冷却装置におい
て、該冷却装置内に記録シートを搬送し、かつ冷却する
ベルトが設けられ、このベルトを張架して回転するロー
ラの少なくとも一方をヒートパイプで構成し、前記ロー
ラを支持する軸受又はヒートパイプに接触してこれを冷
却するペルチェを設けたことを特徴とする。
【0010】また熱定着装置で画像を定着した記録シー
トを冷却する記録シート冷却装置において該冷却装置内
に端部に放熱フィンを有し、記録シートを搬送して冷却
する回転可能なヒートパイプと、これと接触してニップ
を形成する弾性体からなる搬送ローラとが設置され、前
記ニップの巾wと記録シートを搬送する線速度vとの関
係が、w/v≧0.035(sec)であり、前記搬送
ローラの熱伝導率が6×10▲上付−4▼(cal/c
m・sec・c℃)以上であることを特徴とする。
【0011】また熱定着装置で画像を定着した記録シー
トを冷却する記録シート冷却装置において、該冷却装置
内に端部に放熱フィンを有し、記録シートを搬送して冷
却する回転可能なヒートパイプと、これと接触してニッ
プを形成する弾性体からなる搬送ローラとが設置され、
記録シートを搬送する線速度vに応じて、ヒートパイプ
の熱輸送能力を変えることを特徴とする。
【0012】さらに熱定着装置で画像を定着した記録シ
ートを冷却する記録シート冷却装置において、該冷却装
置内における記録シートを冷却する金属ベルトと、この
ベルトが張架されて回転するローラの少なくとも一方を
ヒートパイプで構成し、さらにベルトにバイアスをかけ
る手段を設けたことを特徴とする。
【0013】
【作用】前記のようなこの発明において、熱定着装置で
定着された記録シートが前記の従来装置におけると同様
にして、記録シート冷却装置に搬送されてきて、搬送ロ
ーラと、ヒートパイプとによって搬送されながら冷却さ
れる。この場合ヒートパイプはガイド板に埋設されて冷
却素子により端部が冷却され、またこの端部に冷却フィ
ンが設けられたり、傾斜したりすることにより、記録シ
ートの効果的な冷却が行われる。また搬送部材としてベ
ルトを設け、このベルトをそれが張架されて回転するロ
ーラを構成しているヒートパイプによって冷却し、さら
にこのヒートパイプをペルチェによって冷却することに
より、記録シートの冷却を行う。また搬送ローラと、回
転可能なヒートパイプとのニップ巾wと、記録シートの
搬送線速度vとの関係をw/v≧0.035(sec)
とし、前記搬送ローラの熱伝導率を6×10▲上付−4
▼(cal/cm・sec・c℃)以上とし、これによ
り好適なニップ時間で、しかも好熱伝導率の搬送ローラ
により、記録シートの効果的な冷却が行われる。またヒ
ートパイプの熱輸送能力を記録シートの搬送線速度すな
わちヒートパイプの受熱量以上になるように変え、これ
により記録シートの効果的な冷却が行われる。さらに搬
送部材としてのベルトを金属製とし、このベルトが張架
されて回転するローラの少なくとも一方がヒートパイプ
で構成され、さらにベルトにバイアスをかける手段を設
けて、記録シートに密着させたまま搬送することにより
、記録シートの冷却を行う。
【0014】
【実施例】図面に示すこの発明の実施例において、図1
,2に示す第1実施例とそれ以外の他の実施例とは多く
の部分において共通するので、このような部分について
は第1実施例と同一の符号を引用してその説明を省略し
、主として異なる部分について説明する。この第1実施
例にかかる記録シート冷却装置20は、排紙ローラ13
,14に対向した位置に、それぞれ中継ガイド板21及
び冷却ガイド板23が設けられ、この冷却ガイド板23
の上方にこれに接触して回転する搬送ローラ22が設け
られている。
【0015】冷却ガイド板23にはヒートパイプ27が
埋設され、冷却ガイド板23とヒートパイプ27との間
には熱伝導率の良好な物質が充填され、ヒートパイプ2
7の一端には、図2に示すように冷却プレート29が、
またこの冷却プレート29にはペルチェからなる冷却素
子28が、さらにこの冷却素子28には放熱フィン30
が取付けられ、この放熱フィン30は、放熱ファン31
で冷却されるようになっている。この実施例の場合冷却
ガイド板23,ヒートパイプ27,冷却プレート29及
び放熱フィン30は、熱伝導率の良好な例えばアルミニ
ューム、銅等で形成される。この実施例では冷却ガイド
板23が転写紙のトナー非定着面を冷却するようになっ
ているが、これとは反対に定着面を冷却するようにして
もよい。なお24は排紙ガイド板、25,26は排紙ロ
ーラ、50は排紙トレイをそれぞれ示す。
【0016】熱定着装置1で未定着トナーが定着された
記録シート5が前記の従来装置におけると同様にして、
このような記録シート冷却装置20に搬送されてくる。 そして搬送されてきた記録シート5を冷却ガイド板23
と搬送ローラ22とで、搬送しながら冷却することとな
るが、その際冷却ガイド板23は、放熱ファン31で冷
却される放熱フィン30,冷却素子28,冷却プレート
29を介して冷却されるヒートパイプ27によって冷却
され、これに接触して記録シート5が冷却され、その接
触時間が長いので効率よく冷却される。
【0017】図3に示す第2実施例は、取付具32でヒ
ートパイプ27を冷却ガイド板23に取付けた以外は、
第1実施例と異なるところがない。
【0018】図4,5及び図6に示す第3,4実施例は
、ヒートパイプ27に直接放熱フィン30が取付けられ
、それに放熱ファン31が取付けられいる以外は、それ
ぞれ第1,2実施例と異なるところがないが、記録シー
ト5としては搬送性を向上するために、その搬送面に摩
擦抵抗を低くするためのテフロンコーテイング等の処理
を施したものを使用するのが望ましい。
【0019】図7〜8に示す第5実施例は、冷却ガイド
板23を除く装置本体は、図1に示す第1実施例と全く
同様であるので、その図示を省略して冷却ガイド板23
のみを図示することとする。この実施例においては、ヒ
ートパイプ27が冷却ガイド板23に約1〜10°、好
ましくは約2〜3°の角度αをもって傾斜して埋設され
、その突出端を直接放熱ファン31で冷却するようにな
っており、図8にはその変形として、ヒートパイプ27
は冷却ガイド板23に前記の各実施例と同様に水平に埋
設されていて、冷却ガイド板23が角度αをもって傾斜
して設けられているものが示されている。この種の冷却
装置にあっては、冷却ガイド板23が記録シート5を冷
却して吸熱すると、当然のこととしてヒートパイプ27
内の流体は加熱される。 そして加熱された流体は、ヒートパイプ27が水平にな
っていると、ヒートパイプ27内における移動がスムー
スにゆかないので、加熱部と冷却部とで流体が停滞する
現象を生じ、その結果冷却効率が低いという問題がある
が、この実施例のようにヒートパイプ27が傾斜して、
その冷却される突出端が上位にあると加熱流体は上昇し
、冷却流体は下降して対流を生じ、その移動がスムース
にゆくので冷却効率が上昇する。
【0020】図9〜11に示す第6実施例においては、
ヒートパイプ27が搬送ローラ22と接触して回転可能
に機枠の前後側枠36,37に支持され、ヒートパイプ
27はその一端が後側枠37から突出し、その突出部に
放熱フィン30が設けられてこの突出部を補助カバー3
8で包被し、この補助カバー38には必要に応じて所望
数の給排気孔を設ける。このような構成により、装置内
において80℃以上にもなって冷却効率が低下したヒー
トパイプ27が、放熱フィン30が装置外において約3
0℃以下の室温で冷却され、これにより記録シート5を
約120℃から70℃以下にまで冷却することができる
。図10には前記のものの補助カバー38を後側枠37
から突出させないように配置した変形例が示されている
【0021】図12に示す第7実施例は、ヒートパイプ
27と搬送ローラ22との位置が上下逆になっている以
外は、第6実施例と異なるところがない。
【0022】図13,14に示す第8,9実施例は、第
6,7実施例の搬送ローラ22に換えて搬送ベルト39
を採用したものであり、第6実施例と第7実施例とはヒ
ートパイプ27と搬送ベルト39との位置が上下逆にな
っている以外は、異なるところがない。なおこれらの実
施例において、40,41は搬送ベルト39が張架した
ローラを示す。
【0023】第10実施例は、その本体は前記第8実施
例とほぼ同様であるので、図示するのを省略し、異なる
部分である搬送ベルト39及び搬送ベルトローラ40,
41について説明することとする。この部分は図15に
示されており、搬送ベルトローラ40,41の少なくと
も一方をヒートパイプで構成し、高熱伝導率の軸受43
によって側枠に支持され、この軸受43にはペルチェ2
8の冷却部44が当接し、その反対側の放熱部45は放
熱ファン31により、放熱フィン30を介して冷却され
るようになっている。この実施例においては、搬送ベル
ト39を放熱ファン31,ペルチェ28,及び軸受43
によって冷却される搬送ベルトローラ40,41によっ
て冷却し、記録シート5はこのようにして冷却された搬
送ベルト39に比較的長い時間接触して搬送されること
となるため、効率よく冷却されることとなる。
【0024】第11実施例の本体の図面は、前記の図9
と同様であるので図示するのを省略し、異なる部分につ
いて説明する。この異なる部分は図16に示されており
、ヒートパイプ27はテフロンでコーティングして滑り
易くなっており、ヒートパイプ27はペルチェ28の冷
却部44が当接し、その反対側の放熱部45は放熱ファ
ン31により、放熱フィン30を介して冷却されるよう
になっている。なおこの実施例ではヒートパイプ27が
半月形となっているが、これ以外に平板状又は円形であ
ってもよく、またペルチェ28はヒートパイプ27の端
部又は中央部だけを冷却するようにしてもよい。
【0025】第12実施例の本体の図面は、前記の図9
と同様であるので図示するのを省略し、異なる部分につ
いて説明する。この実施例で目標とする冷却温度は、7
0℃以下であってこれはトナーの軟化点以下であるため
、ブロッキング現象を起こさない温度である。一方定着
装置1から排出される記録シート5の温度は、約90℃
であるから、冷却装置20で冷却する温度は20℃以上
を目標とする。 (1)出願人の指定記録シート(J6200/A4)5
を連続搬送すると、ヒートパイプ27は約40℃で安定
し、シリコンゴムよりなる搬送ローラ22は約60℃で
安定する。このようなヒートパイプ27及び搬送ローラ
22により、約90℃の記録シート5がその両面で冷却
される。ところでこのようにして冷却された後の記録シ
ート5の温度は、ヒートパイプ27と搬送ローラ22と
にくわえられる時間、すなわちニップ時間=ニップ巾/
線速度によって決まる。 これを熱伝導によって求めると、それは図17のグラフ
に示すようになる。このグラフからニップ時間≧0.0
35(sec)の条件を満足すれば冷却効果があること
がわかる。 (2)前記のような記録シート5を連続通紙する際、ヒ
ートパイプ27と搬送ローラ22とは前記のような温度
で安定するが、ここで重要なのは、搬送ローラ22の材
料の熱伝導率であって、これが良くなると搬送ローラ2
2と記録シート5とが接触した瞬間の境界面温度が下が
って冷却効率が上がる。これは熱伝導率が良いと記録シ
ート5から多くの熱を奪うためである。図18に90℃
の記録シート5と、60℃の搬送ローラ22が接触した
瞬間の境界面温度を、搬送ローラ22の熱伝導率を変え
た場合についてグラフによって示している。このグラフ
から熱伝導率が6×10▲上付−4▼(cal/cm・
sec・c℃)以上から、傾斜が緩やかとなることがわ
かり、これにより、前記材料の熱伝導率が6×10▲上
付−4▼(cal/cm・sec・c℃)以上であるこ
とが必要であることがわかる。 (3)ところで高速機になると、一定時間内にヒートパ
イプ27を通過する記録シート5の枚数が多くなり、し
たがってヒートパイプ27が記録シート5から受ける熱
量も大きくなって、熱輸送量も大きくなる。これとは反
対に低速機ではヒートパイプ27の熱輸送量も小さくて
すむ。 図19に記録シート5の線速度とヒートパイプ27が受
ける熱量のグラフを示し、図20はヒートパイプ27の
径と熱輸送量との関係を示すグラフである。これらにお
いて、図19のグラフは90℃の記録シート5を紙間1
50mmで連続通紙し、シリコーンゴムからなる搬送ロ
ーラ22の温度は60℃で、ニップ巾を5mmと仮定し
た場合の計算例である。 また図20のヒートパイプ27はアルミニウム製の70
ψの放熱フィン30が2.5mmピッチで37枚端部に
設けられたものからなり、30℃の送風で放熱フィン3
0を冷却した場合の数値である。前記のことに徴し、線
速度に対応した受熱を求め、図20から熱輸送量が受熱
量以上になるヒートパイプ27を選べば、それが線速度
に対応したヒートパイプ27ということができる。さら
に(1)(3)によって求めたニップ時間、ヒートパイ
プの径が実際には大きすぎてえられない場合には、小さ
い数値のヒートパイプ及び搬送ローラ22を選んでそれ
らの対を複数組用意することによっても、同様な効果が
えられる。
【0026】図21,22に示す第13実施例において
、冷却装置20は金属製冷却ベルト47及びこれが張架
している駆動ローラ48ならびにそれより大径の従動ロ
ーラを構成するヒートパイプ27を有し、ヒートパイプ
27には前記した他の実施例におけると同様に放熱フィ
ン30が設けられ、この放熱フィン30は放熱ファン3
1によって冷却されるようになっており、その一端面に
は電極49が摺接している。そして冷却ベルト47は0
.05〜0.5mmの厚さとなっているのがよく、また
駆動ローラ48は転写紙5が片寄らないように中央が太
くなっている。このようなものにおいて、記録シート5
が冷却ベルト47上に搬送されてくると、電極49によ
ってヒートパイプ27に1〜5KVのバイアスが印加さ
れて、冷却ベルト47に転写紙5が密着して搬送される
。これにより吸熱した冷却ベルト47がヒートパイプ2
7に移動してきてこれに吸熱され、この熱は放熱ファン
31によって冷却される放熱フィン30によって大気に
放熱される。この場合冷却ベルト47にバイアスが印加
されて、記録シート5との密着力が大きくなっているの
で、その冷却効果が大きくなる。バイアスは定着装置1
に設けられた排紙センサ17によって、記録シート5の
先端の検知及び長さの検知の後に印加される。このよう
にしてバイアスが印加されたままの記録シート5は分離
しにくくなっているが、駆動ローラ48の径が小さくな
っているので分離し易く、それを12ψとして使用した
ら容易に分離した。
【0027】
【発明の効果】この発明は前記のようであって、冷却装
置内における記録シートの搬送経路にヒートパイプを設
置し、このヒートパイプはガイド板に埋設され、冷却素
子によってその端部が冷却されることによってガイド板
を冷却し、ガイド板に埋設されたヒートパイプのガイド
板から突出した部分に、冷却フィンが設けられ、またヒ
ートパイプはガイド板に傾斜して埋設され、ヒートパイ
プの冷却フィンは記録シート冷却装置外に突出されてい
るので、記録シートの冷却が満足できる程度に行われて
、カールの矯正やブロッキング現象の発生防止を有効に
行うことができるという効果がある。つぎにこの発明は
、冷却装置内に記録シートを搬送し、かつ冷却するベル
トが設けられ、このベルトを張架して回転するローラの
少なくとも一方をヒートパイプで構成し、前記ローラを
支持する軸受又はヒートパイプに接触してこれを冷却す
るペルチェを設けたので、ヒートパイプが強制的に冷却
され、記録シートの冷却が一層効果的に実施されるとい
う効果がある。また冷却装置内に端部に放熱フィンを有
し、記録シートを搬送して冷却する回転可能なヒートパ
イプと、これと接触してニップを形成する弾性体からな
る搬送ローラとが設置され、前記ニップの巾wと記録シ
ートを搬送する線速度vとの関係が、w/v≧0.03
5(sec)であることから、ブロッキング現象を起こ
さない70℃以下とするための冷却温度20℃以上の安
定した冷却効果がえられ、また搬送ローラの熱伝導率が
6×10▲上付−4▼(cal/cm・sec・c℃)
以上であるので、効率のよい冷却効果がえられ、また記
録シートを搬送して冷却する回転可能なヒートパイプの
熱輸送能力を、搬送する記録シートの線速度vに応じて
変えるので無駄のない冷却を行うことができ、このよう
にして低速画像記録機の場合に過剰冷却となったり、高
速画像記録機の場合に冷却不足となったりすることがな
く、さらに異なる線速度に対応した冷却効果がえられる
。さらに冷却装置内における記録シートを冷却する金属
ベルトと、このベルトが張架されて回転するローラの少
なくとも一方をヒートパイプで構成し、さらにベルトに
バイアスをかける手段を設けたので、ベルトに記録シー
トが密着して搬送されてベルトによる熱伝導率が良く、
ヒートパイプによって搬送ローラを兼ねさせたので、全
体がコンパクトとなって設置スペースをとることがない
という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例の要部縦断正面図である
【図2】同上の一部の拡大正面図である。
【図3】この発明の第2実施例の要部縦断正面図である
【図4】この発明の第3実施例の要部縦断正面図である
【図5】同上の一部の斜面図である。
【図6】この発明の第4実施例の図5と同様の図面であ
る。
【図7】この発明の第5実施例の要部の斜面図である。
【図8】同上の変形例の同様の図面である。
【図9】この発明の第6実施例の要部縦断正面図である
【図10】同上の一部の横断面図である。
【図11】同上の変形例の同様の図面である。
【図12】この発明の第7実施例の要部縦断正面図であ
る。
【図13】この発明の第8実施例の要部縦断正面図であ
る。
【図14】この発明の第9実施例の要部縦断正面図であ
る。
【図15】この発明の第10実施例の要部の一部切断正
面図である。
【図16】この発明の第11実施例の要部の正面図であ
る。
【図17】この発明の第12実施例におけるニップ時間
と冷却温度との相関関係を示すグラフである。
【図18】同上の熱伝導率と境界面温度との相関関係を
示すグラフである。
【図19】同上の線速度と受熱量との相関関係を示すグ
ラフである。
【図20】同上のヒートパイプ直径とヒートパイプ熱輸
送量との相関関係を示すグラフである。
【図21】この発明の第13実施例の要部縦断正面図で
ある。
【図22】同上の一部の斜面図である。
【符号の説明】
1  定着装置 20  冷却装置 22  搬送ローラ 23  冷却ガイド板 27  ヒートパイプ 28  ペルチェ 30  放熱フィン 31  放熱ファン 39  搬送ベルト 47  冷却ベルト 48  駆動ローラ 49  電極

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  熱定着装置で画像を定着した記録シー
    トを冷却する記録シート冷却装置において、該冷却装置
    内における記録シートの搬送経路にヒートパイプを設置
    したことを特徴とする記録シート冷却装置。
  2. 【請求項2】  ヒートパイプはガイド板に埋設され、
    冷却素子によってその端部が冷却されることによって、
    ガイド板を冷却する請求項1の記録シート冷却装置。
  3. 【請求項3】  ガイド板に埋設されたヒートパイプの
    ガイド板から突出した部分に、冷却フィンが設けられて
    いる請求項2の記録シート冷却装置。
  4. 【請求項4】  ヒートパイプはガイド板に傾斜して埋
    設された請求項2の記録シート冷却装置。
  5. 【請求項5】  ヒートパイプの冷却フィンは記録シー
    ト冷却装置外に突出されている請求項3の記録シート冷
    却装置。
  6. 【請求項6】  熱定着装置で画像を定着した記録シー
    トを冷却する記録シート冷却装置において、該冷却装置
    内に記録シートを搬送し、かつ冷却するベルトが設けら
    れ、このベルトを張架して回転するローラの少なくとも
    一方をヒートパイプで構成し、このヒートパイプ又はこ
    れを支持する軸受に接触してこれを冷却するペルチェを
    設けたことを特徴とする記録シート冷却装置。
  7. 【請求項7】  熱定着装置で画像を定着した記録シー
    トを冷却する記録シート冷却装置において、該冷却装置
    内に記録シートを搬送し、かつ冷却するベルトを設け、
    このベルトを張架して回転するローラの少なくとも一方
    をヒートパイプで構成し、このヒートパイプに接触して
    これを冷却するペルチェを設けたことを特徴とする記録
    シート冷却装置。
  8. 【請求項8】  熱定着装置で画像を定着した記録シー
    トを冷却する記録シート冷却装置において、該冷却装置
    内に端部に放熱フィンを有し、記録シートを搬送して冷
    却する回転可能なヒートパイプと、これと接触してニッ
    プを形成する弾性体からなる搬送ローラとが設置され、
    前記ニップの巾wと記録シートを搬送する線速度vとの
    関係が、w/v≧0.035(sec)であり、前記搬
    送ローラの熱伝導率が6×10▲上付−4▼(cal/
    cm・sec・c℃)以上であることを特徴とする記録
    シート冷却装置。
  9. 【請求項9】  熱定着装置で画像を定着した記録シー
    トを冷却する記録シート冷却装置において、該冷却装置
    内に端部に放熱フィンを有し、記録シートを搬送して冷
    却する回転可能なヒートパイプと、これと接触してニッ
    プを形成する弾性体からなる搬送ローラとが設置され、
    前記記録シートを搬送する線速度vに応じて、ヒートパ
    イプの熱輸送能力を変えることを特徴とする記録シート
    冷却装置。
  10. 【請求項10】  熱定着装置で画像を定着した記録シ
    ートを冷却する記録シート冷却装置において、該冷却装
    置内における記録シートを冷却する金属ベルトと、この
    ベルトが張架して回転するローラの少なくとも一方をヒ
    ートパイプで構成し、さらにベルトにバイアスをかける
    手段を設けたことを特徴とする記録シート冷却装置。
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