JPH10142981A - 定着装置 - Google Patents

定着装置

Info

Publication number
JPH10142981A
JPH10142981A JP8318699A JP31869996A JPH10142981A JP H10142981 A JPH10142981 A JP H10142981A JP 8318699 A JP8318699 A JP 8318699A JP 31869996 A JP31869996 A JP 31869996A JP H10142981 A JPH10142981 A JP H10142981A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roller
fixing
heated
fixing roller
pressure roller
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8318699A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinji Tanigawara
進二 谷川原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP8318699A priority Critical patent/JPH10142981A/ja
Publication of JPH10142981A publication Critical patent/JPH10142981A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fixing For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は簡単な構造で定着ローラの軸方向の温
度分布を均一にして定着性能の良好な定着装置を提供す
る。 【解決手段】定着装置1は、熱源4により均一加熱され
回転駆動される定着ローラ2に加圧ローラ3が圧接さ
れ、定着ローラ2と加圧ローラ3の圧接部にトナーの転
写された記録紙が搬送されて、記録紙上のトナーが記録
紙に定着される。定着ローラ2の小サイズの記録紙の通
過領域には加熱ローラ5が、加圧ローラ3の小サイズの
記録紙の通過領域には加熱ローラ7が、それぞれ圧接さ
れており、加熱ローラ5及び加熱ローラ7はそれぞれ熱
源6及び熱源8により加熱されている。小サイズの記録
紙を連続通紙して、定着ローラ2及び加圧ローラ3の記
録紙通過部分の温度が低下しようとすると、加熱ローラ
5及び加熱ローラ7で加熱して、定着ローラ2及び加圧
ローラ3の記録紙通過部分の温度低下を防止し、定着ロ
ーラ2及び加圧ローラ3の表面温度を常に軸方向で均一
なものとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、定着装置に関し、
詳細には、電子写真式記録方式により紙等の被加熱材上
に形成された加熱溶融性のトナーからなる画像を加熱し
て永久固着画像として被加熱材上に定着する定着装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】複写機、ファクシミリ装置及び電子写真
プリンタ等の電子写真方式の画像形成装置においては、
感光体から紙等の被加熱材に静電転写されたトナーは、
簡単にはがれ落ちるので、トナーを加熱あるいは加圧す
ることにより、被加熱材に永久的に固着させることが必
要となる。この工程は、定着プロセスと呼ばれており、
定着には、様々な方法があるが、そのうちで、熱ローラ
定着方式が、熱効率が高く安全である等の理由で最も広
く使用されている。
【0003】この熱ローラ定着方式においては、2つの
ローラを圧接し、そのうちの少なくとも一方のローラを
加熱して、これらの2つのローラの圧接部分(ニップ
部)に未定着トナー像支持体である被加熱材(紙やOH
Pシート等)を通過させることにより、未定着トナーを
加熱し、被加熱材(支持体)に定着させる。この加熱す
る方のローラを定着ローラ、他方のローラを加圧ローラ
と呼ぶ。定着ローラの内部には、ハロゲンランプあるい
は電気ヒーター等の熱源が、定着ローラの軸方向に内装
されており、定着ローラの外側表面には、温度センサが
取り付けられている。この温度センサの検出結果に基づ
いて、熱源への電力供給量を制御して、ニップ部の温度
を定着に適した温度に維持している。
【0004】従来、このような定着装置においては、定
着ローラと加圧ローラの軸方向の温度分布を均一にする
ことが、定着を適切に行う上で重要であるが、軸方向の
温度分布を均一にすることが困難であった。すなわち、
小サイズの被加熱材が通過する領域(通過部分領域)で
は、被加熱材(未定着トナー像支持体及びその支持体上
の未定着トナー)の加熱のために定着ローラの熱が消費
されるが、非通過部領域では、被加熱材の加熱に熱が消
費されないので、蓄熱し、この非通過部領域のニップ部
(定着ローラと加圧ローラとの圧接部分)の温度が、通
過部領域のニップ部の温度よりも高くなる。すなわち、
定着ローラと加圧ローラの軸方向両端部分の温度が上昇
する。したがって、小サイズの被加熱材を連続通紙した
後に、大サイズの被加熱材を通紙する場合(例えば、A
4サイズの用紙を連続通紙した後、A3サイズの用紙を
通紙する場合)、大サイズの被加熱材に定着ムラやシワ
が発生したり、未定着トナー像の非通過部領域に対応し
た部分のトナーが溶けすぎて、定着ローラに付着し、被
加熱材の表面を汚す(この現象をホットオフセットと呼
ぶ。)などの問題が生じていた。
【0005】この軸方向の温度分布の均一化を図る方法
としては、以下に示すようなものが考えられる。
【0006】1.過昇温している非通過部領域を冷却す
ることにより、軸方向の温度分布を均一にする。
【0007】2.定着ローラの熱容量を大きくすること
により、非通過部領域の温度上昇を抑える。
【0008】3.定着ローラの熱伝導率を高くすること
により、あるいは、定着ローラに熱伝導率の高い物体を
当接させることにより、軸方向の温度分布を均一にす
る。
【0009】4.定着ローラの軸方向の加熱幅あるいは
加熱位置が異なるヒーターを複数個設けて、各ヒーター
を個別に制御することにより、定着ローラの軸方向の温
度分布を均一にする。あるいは、1個のヒーターの軸方
向の発熱量を変化させることにより、定着ローラの軸方
向の温度分布を均一にする。また、1個のヒーターの発
熱部分の幅を切り換えられるようにすることにより、定
着ローラの軸方向の温度分布を均一にする。
【0010】5.定着ローラのヒーターに、高温になる
ほどその抵抗値の下がる特性を有したものを使用する。
【0011】6.被加熱材の幅に応じて、制御温度を変
える。
【0012】7.定着ローラの軸方向に沿って熱容量や
熱伝導率を変化させる。
【0013】8.定着ローラのヒーターに熱遮蔽部材を
併設して、その遮蔽部材の位置を制御することにより、
定着ローラの加熱位置を変えて、軸方向の温度分布を均
一にする。
【0014】9.定着ローラをカバーで覆うことによ
り、定着ローラからの放熱を制御する。
【0015】10.小サイズの被加熱材の通過部位置を
変化させることにより、定着ローラの軸方向の特定の領
域のみが熱を奪われることを防ぐ。
【0016】上記各方法には、それぞれ一長一短がある
が、これらのうち、「1」に示した過昇温した非通過部
領域を冷却する方法は、比較的簡単な機構で実現でき、
コストも少なくてすむ。そして、この冷却方法には、空
冷する方法と、定着ローラに放熱部材を当接させる方法
とが提案されている。
【0017】この方式の従来技術としては、次のような
ものがある。すなわち、加圧ローラの長手方向に併設し
た多数の小ファンの駆動を調整しながら、過剰加熱部分
を冷却する加熱ローラ定着装置(特開平5−10798
3号公報参照)、ファンとダクトを有し、定着ローラの
両端部近傍の空気を吸引、あるいは、外気を両端部近傍
に排出することにより冷却する画像形成装置(特開平4
−12383号公報参照)及び定着ローラに放熱部材を
当接することにより冷却し、転写紙のサイズにより当接
する放熱部材の数量を変える(特開平6−11983号
公報参照)。
【0018】なお、被加熱材の通過により低下した通過
部分領域の温度を積極的に上昇させる従来技術は無い。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の定着装置にあっては、以下のような問題があ
った。すなわち、特開平5−107983号公報及び特
開平4−12383号公報記載の従来技術は、ファンを
用いて冷却しており、冷却範囲を限定するのが困難であ
り、定着ローラと加圧ローラの軸方向の温度分布の均一
化を図る上でなお改良の余地があった。また、特開平6
−11983号公報記載の従来技術は、転写紙のサイズ
により定着ローラに当接させる放熱部材の数量を変える
ようになっていたため、転写紙(被加熱材)のサイズの
数が増えると、機構が複雑になるという問題があった。
【0020】そこで、請求項1記載の発明は、所定温度
に加熱され所定サイズの被加熱材の幅を有して定着ロー
ラの所定サイズの被加熱材の通過する位置に圧接されて
当該定着ローラの回転に伴って回転しつつ定着ローラを
加熱する加熱ローラと、所定温度に加熱され所定サイズ
の被加熱材の幅を有して加圧ローラの所定サイズの被加
熱材の通過する位置に圧接されて当該加圧ローラの回転
に伴って回転しつつ加圧ローラを加熱する加熱ローラ
と、のうち少なくとも一方の加熱ローラを設けることに
より、被加熱材が通過することにより温度低下した定着
ローラと加圧ローラの少なくとも一方の温度を加熱ロー
ラにより加熱して、定着ローラと加圧ローラの温度低下
を補って、定着ローラ及び加圧ローラの軸方向の温度分
布を均一にし、小サイズの被加熱材を連続通紙した後
に、大サイズの被加熱材を通紙する場合、大サイズの被
加熱材に定着ムラやシワが発生したり、未定着トナー像
の非通過部領域に対応した部分のトナーが溶けすぎて、
定着ローラに付着し、被加熱材の表面を汚す、いわゆる
ホットオフセット現象を防止して、定着性能を向上させ
ることのできる定着装置を提供することを目的としてい
る。
【0021】請求項2記載の発明は、被加熱材のサイズ
に応じて定着ローラの軸方向に移動するとともに定着ロ
ーラに圧接されて当該定着ローラの回転に伴って回転し
つつ所定の放熱性を有して定着ローラとの圧接領域の熱
を放熱させる放熱ローラと、被加熱材のサイズに応じて
加圧ローラの軸方向に移動するとともに加圧ローラに圧
接されて当該加圧ローラの回転に伴って回転しつつ所定
の放熱性を有して加圧ローラとの圧接領域の熱を放熱さ
せる放熱ローラと、のうち少なくとも一方を設けること
により、定着ローラと加圧ローラのうち少なくとも一方
の被加熱材の非通過部分の熱を放熱ローラにより放熱し
て、被加熱材の通過部分に比較して被加熱材の非通過部
分の温度が高くなることを防止し、簡単な構造で、定着
ローラ及び加圧ローラの軸方向の温度分布を均一にし
て、定着性能を向上させることのできる定着装置を提供
することを目的としている。
【0022】請求項3記載の発明は、定着ローラと加圧
ローラの間を被加熱材を通過させた後、被加熱材の排出
側から定着後の被加熱材を再度定着ローラと加圧ローラ
の間を逆方向に通過させた後、再度、被加熱材の挿入側
から定着後の被加熱材を定着ローラと加圧ローラの間を
順方向に通過させて排出することにより、定着ローラと
加圧ローラの間を被加熱材を複数回通過させて、定着ロ
ーラと加圧ローラの被加熱材の通過部分の温度低下を防
ぎ、定着ローラ及び加圧ローラの軸方向の温度分布を均
一にして、定着性能を向上させることのできる定着装置
を提供することを目的としている。
【0023】請求項4記載の発明は、定着ローラと加圧
ローラの間を通過した被加熱材を、循環路を通過させて
定着ローラと加圧ローラの挿入側に戻して、再度、定着
ローラと加圧ローラの間を通過させた後、排出すること
により、簡単な構造で、定着ローラと加圧ローラの間を
被加熱材を複数回通過させて、定着ローラと加圧ローラ
の被加熱材の通過部分の温度低下を防ぎ、定着ローラ及
び加圧ローラの軸方向の温度分布を均一にして、定着性
能を向上させることのできる定着装置を提供することを
目的としている。
【0024】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明の定
着装置は、内側に熱源を有し回転駆動される定着ローラ
と、当該定着ローラに圧接され当該定着ローラの回転に
伴って回転する加圧ローラと、を備え、前記定着ローラ
と前記加圧ローラとの間を複数サイズの被加熱材を圧接
加熱しながら通過させて前記被加熱材上の記録剤を前記
被加熱材に定着させる定着装置において、所定温度に加
熱され前記所定サイズの被加熱材の幅を有して前記定着
ローラの前記所定サイズの被加熱材の通過する位置に圧
接されて当該定着ローラの回転に伴って回転しつつ前記
定着ローラを加熱する加熱ローラと、所定温度に加熱さ
れ前記所定サイズの被加熱材の幅を有して前記加圧ロー
ラの前記所定サイズの被加熱材の通過する位置に圧接さ
れて当該加圧ローラの回転に伴って回転しつつ前記加圧
ローラを加熱する加熱ローラと、のうち少なくとも一方
の加熱ローラを備えることにより、上記目的を達成して
いる。
【0025】上記構成によれば、所定温度に加熱され所
定サイズの被加熱材の幅を有して定着ローラの所定サイ
ズの被加熱材の通過する位置に圧接されて当該定着ロー
ラの回転に伴って回転しつつ定着ローラを加熱する加熱
ローラと、所定温度に加熱され所定サイズの被加熱材の
幅を有して加圧ローラの所定サイズの被加熱材の通過す
る位置に圧接されて当該加圧ローラの回転に伴って回転
しつつ加圧ローラを加熱する加熱ローラと、のうち少な
くとも一方の加熱ローラを設けているので、被加熱材が
通過することにより温度低下した定着ローラと加圧ロー
ラの少なくとも一方の温度を加熱ローラにより加熱し
て、定着ローラと加圧ローラの温度低下を補って、定着
ローラ及び加圧ローラの軸方向の温度分布を均一にする
ことができ、小サイズの被加熱材を連続通紙した後に、
大サイズの被加熱材を通紙する場合、大サイズの被加熱
材に定着ムラやシワが発生したり、未定着トナー像の非
通過部領域に対応した部分のトナーが溶けすぎて、定着
ローラに付着し、被加熱材の表面を汚す、いわゆるホッ
トオフセット現象を防止して、定着性能を向上させるこ
とができる。
【0026】請求項2記載の発明の定着装置は、内側に
熱源を有し回転駆動される定着ローラと、当該定着ロー
ラに圧接され当該定着ローラの回転に伴って回転する加
圧ローラと、を備え、前記定着ローラと前記加圧ローラ
との間を複数サイズの被加熱材を圧接加熱しながら通過
させて前記被加熱材上の記録剤を前記被加熱材に定着さ
せる定着装置において、前記被加熱材のサイズに応じて
前記定着ローラの軸方向に移動するとともに前記定着ロ
ーラに圧接されて当該定着ローラの回転に伴って回転し
つつ所定の放熱性を有して前記定着ローラの前記圧接領
域の熱を放熱させる放熱ローラと、前記被加熱材のサイ
ズに応じて前記加圧ローラの軸方向に移動するとともに
前記加圧ローラに圧接されて当該加圧ローラの回転に伴
って回転しつつ所定の放熱性を有して前記加圧ローラの
前記圧接領域の熱を放熱させる放熱ローラと、のうち少
なくとも一方を備えることにより、上記目的を達成して
いる。
【0027】上記構成によれば、被加熱材のサイズに応
じて定着ローラの軸方向に移動するとともに定着ローラ
に圧接されて当該定着ローラの回転に伴って回転しつつ
所定の放熱性を有して定着ローラとの圧接領域の熱を放
熱させる放熱ローラと、被加熱材のサイズに応じて加圧
ローラの軸方向に移動するとともに加圧ローラに圧接さ
れて当該加圧ローラの回転に伴って回転しつつ所定の放
熱性を有して加圧ローラとの圧接領域の熱を放熱させる
放熱ローラと、のうち少なくとも一方を設けているの
で、定着ローラと加圧ローラのうち少なくとも一方の被
加熱材の非通過部分の熱を放熱ローラにより放熱して、
被加熱材の通過部分に比較して被加熱材の非通過部分の
温度が高くなることを防止することができ、簡単な構造
で、定着ローラ及び加圧ローラの軸方向の温度分布を均
一にして、定着性能を向上させることができる。
【0028】請求項3記載の発明の定着装置は、内側に
熱源を有し回転駆動される定着ローラと当該定着ローラ
に圧接され当該定着ローラの回転に伴って回転する加圧
ローラとの間に複数サイズの被加熱材を圧接加熱しなが
ら通過させて前記被加熱材上の記録剤を前記被加熱材に
定着させ、当該定着後の前記被加熱材を排紙ローラによ
り排出する定着装置において、前記定着ローラと前記加
圧ローラの間を前記被加熱材を通過させた後、前記排紙
ローラ、前記定着ローラ及び前記加圧ローラを逆回転さ
せ、前記被加熱材の排出側から前記定着後の被加熱材を
再度前記定着ローラと前記加圧ローラの間を逆方向に通
過させた後、再度、前記排紙ローラ、前記定着ローラ及
び前記加圧ローラを順方向に回転させ、前記被加熱材の
挿入側から前記定着後の被加熱材を再度前記定着ローラ
と前記加圧ローラの間を順方向に通過させて排出するこ
とにより、上記目的を達成している。
【0029】上記構成によれば、定着ローラと加圧ロー
ラの間を被加熱材を通過させた後、被加熱材の排出側か
ら定着後の被加熱材を再度定着ローラと加圧ローラの間
を逆方向に通過させた後、再度、被加熱材の挿入側から
定着後の被加熱材を定着ローラと加圧ローラの間を順方
向に通過させて排出するので、定着ローラと加圧ローラ
の間を被加熱材を複数回通過させて、定着ローラと加圧
ローラの被加熱材の通過部分の温度低下をぼうしするこ
とができ、定着ローラ及び加圧ローラの軸方向の温度分
布を均一にして、定着性能を向上させることができる。
【0030】請求項4記載の発明の定着装置は、内側に
熱源を有し回転駆動される定着ローラと当該定着ローラ
に圧接され当該定着ローラの回転に伴って回転する加圧
ローラとの間に複数サイズの被加熱材を圧接加熱しなが
ら通過させて前記被加熱材上の記録剤を前記被加熱材に
定着させ、当該定着後の前記被加熱材を排出路を介して
排出する定着装置において、前記定着ローラと前記加圧
ローラの間を通過した前記被加熱材を前記定着ローラと
前記加圧ローラの挿入側に循環させる循環路と、前記定
着ローラと前記加圧ローラの間を通過した前記被加熱材
を前記循環路と前記排出路とに切り換えて送り出す切換
部と、を備え、前記定着ローラと前記加圧ローラの間を
通過した前記被加熱材を、前記切換部により前記循環路
に送り出し、再度、前記被加熱材の挿入側から前記定着
ローラと前記加圧ローラの間を通過させた後、前記切換
部により前記排出路に送り出して排出することにより、
上記目的を達成している。
【0031】上記構成によれば、定着ローラと加圧ロー
ラの間を通過した被加熱材を、循環路を通過させて定着
ローラと加圧ローラの挿入側に戻して、再度、定着ロー
ラと加圧ローラの間を通過させた後、排出するので、簡
単な構造で、定着ローラと加圧ローラの間を被加熱材を
複数回通過させて、定着ローラと加圧ローラの被加熱材
の通過部分の温度低下を防止することができ、定着ロー
ラ及び加圧ローラの軸方向の温度分布を均一にして、定
着性能を向上させることができる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述
べる実施の形態は、本発明の好適な実施の形態であるか
ら、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本
発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定す
る旨の記載がない限り、これらの態様に限られるもので
はない。
【0033】図1は、本発明の定着装置の第1の実施の
形態を示す図であり、本実施の形態は、小サイズの被加
熱材のサイズと同じ長さの加熱ローラを定着ローラと加
圧ローラに圧接することにより、小サイズの被加熱材を
連続的にニップ部に通過させた場合の温度低下を補うも
ので、請求項1に対応するものである。
【0034】図1において、定着装置1は、所定長さの
円筒状の定着ローラ2と加圧ローラ3が圧接された状態
で配設されており、定着ローラ2は、熱源4により加熱
される。定着ローラ2の熱源4は、ハロゲンランプ等が
用いられており、定着ローラ2の軸方向に定着ローラ2
の全長とほぼ等しい長さで配設されて、定着ローラ2を
軸方向に均一に加熱する。
【0035】定着ローラ2は、その表層部が、トナーが
付着しないように、テフロン等の滑らかな材料で構成さ
れ、その表層部以外の部分が、熱源4からの熱が表層部
に速やかに伝わるように、アルミニウムで構成されてい
る。なお、定着ローラ2の表層部以外の部分は、アルミ
ニウムに限るものではなく、熱伝導率が高く、かつ、軸
方向に変形しないだけの硬度を持つ材料であれば、他の
材料であってもよい。定着ローラ2は、図示しない駆動
機構により回転駆動され、定着ローラ2と加圧ローラ3
との間に搬送されてくる記録紙(被加熱材)を加圧ロー
ラ3との間で圧接加熱して、記録紙上の未定着トナー
(記録剤)を記録紙に定着させる。なお、定着ローラ2
は、その表面温度が、図示しない温度センサ(例えば、
サーミスタ等)により検出され、この温度センサの検出
結果に基づいて、図示しない制御部により、熱源4に供
給する電力量が制御されて、所定の定着温度に制御され
る。
【0036】加圧ローラ3は、図示しない圧接機構によ
り定着ローラ2に圧接されており、加圧ローラは、その
表層部が、シリコンゴム等の弾性を有する材料で形成さ
れ、その表層部以外の部分が、定着ローラ2と同様にア
ルミニウムで構成されている。加圧ローラ3は、定着ロ
ーラ2の回転に従動して回転し、定着ローラ2との間に
搬送されてくる記録紙を定着ローラ2に押しつけて、記
録紙上の未定着トナーを定着ローラ2の熱により記録紙
に定着させる。
【0037】定着ローラ2には、加熱ローラ5が図示し
ない圧接機構により圧接されており、加熱ローラ5は、
定着ローラ2の回転に従動して回転する。加熱ローラ5
は、小サイズの記録紙の幅サイズと同じ長さに形成され
ており、当該小サイズの記録紙が定着ローラ2と加圧ロ
ーラ3とのニップ部を通過するときの当該記録紙の通過
位置に配設されている。なお、小サイズの記録紙とは、
例えば、定着装置1が、A3縦とA4縦のサイズの記録
紙を定着するものであると、A4縦が小サイズの記録紙
であり、B4縦とB5縦を扱えるものであると、B5縦
が小サイズの記録紙となる。
【0038】加熱ローラ5は、その表層部が、シリコン
ゴム等の弾性を有する材料で形成され、その表層部以外
の部分が、熱伝導率の良好なアルミニウムで形成されて
いる。なお、加熱ローラ5の表層部以外の部分は、アル
ミニウムに限るものではなく、熱が伝わりやすく、軸方
向に変形しないだけの硬度を持つ材料であれば、他の材
料であってもよい。
【0039】加熱ローラ5の内部には、加熱ローラ5の
軸方向長さとほぼ同じ長さを有した熱源6が配設されて
おり、熱源6としては、ハロゲンランプ等が利用されて
いる。また、加熱ローラ5は、その表面温度が、図示し
ない温度センサ、例えば、サーミスタにより検出され、
図示しない制御部により熱源6に供給する電力量が制御
されて、定着ローラ2よりも多少高い温度に制御され
る。
【0040】加圧ローラ3には、加熱ローラ7が図示し
ない圧接機構により圧接されており、加熱ローラ7は、
加圧ローラ3の回転に従動して回転する。加熱ローラ7
は、加熱ローラ5と同様に、小サイズの記録紙の幅サイ
ズと同じ長さに形成されており、当該小サイズの記録紙
が定着ローラ2と加圧ローラ3とのニップ部を通過する
ときの当該記録紙の通過位置に配設されている。
【0041】加熱ローラ7は、その表層部が、加圧ロー
ラ3に付着したトナーが加熱ローラ7に付着しないよう
に、テフロン等の材料で形成され、その表層部以外の部
分が、熱伝導率の良好なアルミニウムで形成されてい
る。なお、加熱ローラ7の表層部以外の部分は、アルミ
ニウムに限るものではなく、熱が伝わりやすく、軸方向
に変形しないだけの硬度を持つ材料であれば、他の材料
であってもよい。
【0042】加熱ローラ7の内部には、加熱ローラ7の
軸方向長さとほぼ同じ長さを有した熱源8が配設されて
おり、熱源8としては、ハロゲンランプ等が利用されて
いる。また、加熱ローラ7は、その表面温度が、図示し
ない温度センサ、例えば、サーミスタにより検出され、
図示しない制御部により熱源8に供給する電力量が制御
されて、加圧ローラ3よりも多少高い温度に制御され
る。
【0043】次に、本実施の形態の動作を説明する。定
着装置1は、回転駆動される定着ローラ2に加圧ローラ
3が圧接されて、定着ローラ2の回転に従動して加圧ロ
ーラ3が回転する。定着ローラ2は、定着ローラ2の軸
方向の長さとほぼ同じ長さを有した熱源4により所定の
定着温度に均一に加熱され、定着ローラ2の表面温度
は、温度センサにより検出されて、制御部により熱源4
への供給電力量が制御されることにより、所定の定着温
度に制御される。
【0044】この定着ローラ2と加圧ローラ3の圧接部
にトナーの転写された記録紙が搬送され、加圧ローラ3
により定着ローラ2に記録紙を押しつけつつ定着ローラ
2により加熱して、記録紙上のトナーを記録紙に定着さ
せる。
【0045】この定着装置1には、複数サイズの記録紙
が搬送され、小サイズの記録紙が、定着装置1の定着ロ
ーラ2と加圧ローラ3の間に連続して搬送されると、当
該小サイズの記録紙のニップ部だけ、定着ローラ2及び
加圧ローラ3の温度が低下する。
【0046】ところが、定着ローラ2の小サイズの記録
紙の通過領域には、加熱ローラ5が、加圧ローラ3の小
サイズの記録紙の通過領域には、加熱ローラ7が、それ
ぞれ圧接されており、加熱ローラ5及び加熱ローラ7
は、それぞれ熱源6及び熱源8により加熱されている。
加熱ローラ5及び加熱ローラ7の表面温度は、それぞれ
温度センサにより検出されて、制御部により熱源6及び
熱源8への供給電力量が制御されることにより、定着ロ
ーラ2の表面温度よりも多少高い所定温度に制御され
る。
【0047】したがって、小サイズの記録紙を連続通紙
して、定着ローラ2及び加圧ローラ3の記録紙通過部分
の温度が低下しようとすると、加熱ローラ5及び加熱ロ
ーラ7で加熱して、定着ローラ2及び加圧ローラ3の記
録紙通過部分の温度低下を防止することができ、定着ロ
ーラ2及び加圧ローラ3の表面温度を常に軸方向で均一
なものとすることができる。その結果、小サイズの記録
紙(例えば、A4サイズの記録紙)を連続通紙した後
に、大サイズの記録紙(例えば、A3サイズの記録紙)
を通紙しても、大サイズの記録紙に定着ムラやシワが発
生したり、未定着トナー像の記録紙非通過部領域に対応
した部分のトナーが溶けすぎて、定着ローラ2に付着し
て記録紙の表面を汚す、いわゆるホットオフセット現象
が発生することを適切に防止することができ、定着装置
1の定着性能を向上させて、定着画像の画像品質を向上
させることができる。
【0048】なお、上記実施の形態においては、定着ロ
ーラ2と加圧ローラ3の双方に加熱ローラ5と加熱ロー
ラ7が圧接されているが、定着ローラ2と加圧ローラ3
の双方に加熱ローラ5、7が圧接されているものに限る
ものではなく、少なくとも定着ローラ2と加圧ローラ3
のいずれか一方に加熱ローラ5あるいは加熱ローラ7が
圧接されていればよい。
【0049】図2及び図3は、本発明の定着装置の第2
の実施の形態を示す図であり、本実施の形態は、記録紙
のサイズにより定着ローラ及び加圧ローラを放熱させる
放熱ローラの定着ローラ及び加圧ローラとの接触領域が
変化するもので、請求項2に対応するものである。な
お、本実施の形態の説明においては、上記第1の実施の
形態の定着装置と同様の構成部分には、同一の符号を付
して、その詳細な説明を省略する。
【0050】図2において、定着装置10は、定着ロー
ラ2の軸方向両端部に放熱ローラ対11が圧接されてお
り、放熱ローラ対11は、定着ローラ2に平行に配設さ
れた軸12に回転可能に支持された状態で定着ローラ2
に圧接されて、定着ローラ2の回転に従動して回転す
る。放熱ローラ対11は、その表層部が、シリコンゴム
等の弾性を有する材料で形成され、その表層部以外の部
分が、定着ローラ2の熱を放熱ローラ対11の軸方向に
速やかに逃がすことのできる熱伝導率の良好な材料、例
えば、アルミニウムで形成されている。なお、放熱ロー
ラ対11の表層部以外の部分は、アルミニウムに限るも
のではなく、放熱ローラ対11の軸方向に速やかに熱を
逃がすことができ、かつ、軸方向に変形しないだけの硬
度を持つ材料であれば、他の材料であってもよい。
【0051】この放熱ローラ対11は、軸12に比較的
緩く接合されて、軸12に沿って、軸12方向に移動可
能に配設されており、定着ローラ2と加圧ローラ3の間
に搬送されてくる記録紙のサイズに応じて、記録紙の定
着ローラ2の非通過部分に放熱ローラ対11が位置する
ように、図3に示す移動機構13により移動される。こ
の移動機構13は、例えば、図3に示すように、放熱ロ
ーラ対11の定着ローラ2と接触しない軸方向端部に形
成された螺旋溝11aと、この螺旋溝11aに歯合する
ネジ14と、ネジ14を回転駆動するステッピングモー
タ15と、で構成され、ネジ14は、ステッピングモー
タ15の回転軸15aに取り付けられている。
【0052】定着装置10は、図示しない給紙部から供
給される記録紙のサイズを記録紙センサにより検出し
て、記録紙センサの検出した記録紙サイズに応じて、ス
テッピングモータ15を回転させ、放熱ローラ11の螺
旋溝11aに歯合するネジ14を回転させて、放熱ロー
ラ11を軸12に沿って定着ローラ2の軸方向に移動さ
せる。
【0053】定着装置10は、その加圧ローラ3の軸方
向両端部に放熱ローラ対16が圧接されており、放熱ロ
ーラ対16は、加圧ローラ3と並行に配設された軸17
に回転可能に支持された状態で加圧ローラ3に圧接され
て、加圧ローラ3の回転に従動して回転する。放熱ロー
ラ対16は、その表層部が、加圧ローラ3に付着したト
ナーがつかないようにテフロン等で形成され、その表層
部以外の部分が、放熱ローラ対11と同様に、加圧ロー
ラ3の熱を放熱ローラ対16の軸方向に速やかに逃がす
ことのできる熱伝導率の良好な材料、例えば、アルミニ
ウムで形成されている。なお、放熱ローラ対16の表層
部以外の部分は、アルミニウムに限るものではなく、放
熱ローラ対16の軸方向に速やかに熱を逃がすことがで
き、かつ、軸方向に変形しないだけの硬度を持つ材料で
あれば、他の材料であってもよい。
【0054】この放熱ローラ対16は、軸17と比較的
緩く接合されて、軸17に沿って、軸17方向に移動可
能に配設されており、定着ローラ2と加圧ローラ3の間
に搬送されてくる記録紙のサイズに応じて、記録紙の加
圧ローラ3の非通過部分に放熱ローラ対16が位置する
ように、図3に示した移動機構13と同様の移動機構
(図示略)により移動される。
【0055】本実施の形態の定着装置10によれば、定
着ローラ2の軸方向両端部に放熱性の良好な放熱ローラ
対11が圧接され、加圧ローラ3の軸方向両端部に放熱
性の良好な放熱ローラ対16が圧接されている。定着ロ
ーラ2と加圧ローラ3の間に搬送される記録紙のサイズ
に応じて、放熱ローラ対11と放熱ローラ対16を、図
2中矢印で示すように、定着ローラ2及び加圧ローラ3
の軸方向に移動させ、定着ローラ2と加圧ローラ3の記
録紙非通過部分に位置させる。
【0056】したがって、記録紙を連続通紙すると、定
着ローラ2及び加圧ローラ3の記録紙通過部分の温度が
低下し、記録紙非通過部分の温度が記録紙通過部分の温
度よりも高くなろうとするが、定着ローラ2及び加圧ロ
ーラ3の記録紙非通過部分に放熱ローラ対11と放熱ロ
ーラ対16が圧接されており、定着ローラ2及び加圧ロ
ーラ3の記録紙非通過部分の温度を低下させて、定着ロ
ーラ2と加圧ローラ3の記録紙通過部分の温度と同じ温
度にする。
【0057】その結果、簡単な構造で、定着ローラ2及
び加圧ローラ3の表面温度を常に軸方向で均一なものと
することができ、小サイズの記録紙(例えば、A4サイ
ズの記録紙)を連続通紙した後に、大サイズの記録紙
(例えば、A3サイズの記録紙)を通紙しても、大サイ
ズの記録紙に定着ムラやシワが発生したり、未定着トナ
ー像の記録紙非通過部領域に対応した部分のトナーが溶
けすぎて、定着ローラ2に付着して記録紙の表面を汚
す、いわゆるホットオフセット現象が発生することを適
切に防止することができる。したがって、定着装置10
の定着性能を向上させて、定着画像の画像品質を向上さ
せることができる。
【0058】なお、上記実施の形態においては、定着ロ
ーラ2及び加圧ローラ3にそれぞれ1対の放熱ローラ対
11及び放熱ローラ対16を圧接させて、放熱ローラ対
11及び放熱ローラ対16で放熱を行っているが、放熱
方法は、これに限るものではなく、例えば、放熱ローラ
対11と放熱ローラ対16の少なくともいずれか一方に
熱伝導率の大きい材料で表面積の大きい構造に形成した
通常の冷却器を接続し、この冷却器を利用して、放熱す
るようにしてもよく、このように冷却器を接続すると、
冷却効果をさらに向上させることができる。
【0059】また、定着ローラ2及び加圧ローラ3にそ
れぞれ放熱ローラ対11及び放熱ローラ対16を1対の
み圧接させているが、1対に限るものではなく、定着ロ
ーラ2と加圧ローラ3への記録紙の搬送に支障のない範
囲で、適宜その数を増やしてもよい。
【0060】さらに、放熱ローラ対11及び放熱ローラ
対16の定着ローラ2及び加圧ローラ3への圧接位置
は、記録紙の搬送に支障のない位置であれば、定着ロー
ラ2及び加圧ローラ3の周方向のいずれの位置であって
もよい。
【0061】また、定着ローラ2と加圧ローラ3の双方
に放熱ローラ対11及び放熱ローラ対16を圧接してい
るが、定着ローラ2と加圧ローラ3のいずれか一方のみ
に、放熱ローラ11あるいは放熱ローラ16を圧接させ
てもよい。
【0062】図4は、本発明の定着装置の第3の実施の
形態を示す図であり、本実施の形態は、定着ローラと加
圧ローラの圧接部を一度通過した記録紙を、逆搬送し
て、排出側から再度定着ローラと加圧ローラの圧接部を
通過させるもので、請求項3に対応するものである。な
お、本実施の形態の説明においては、上記第1の実施の
形態の定着装置と同様の構成部分には、同一の符号を付
して、その詳細な説明を省略する。
【0063】図4において、定着装置20は、定着ロー
ラ2と加圧ローラ3の圧接位置の記録紙21の搬送方向
下流側に、搬送ローラ(排紙ローラ)22と用紙排出ガ
イド23が配設されている。搬送ローラ22は、図示し
ない駆動モータにより回転駆動され、駆動モータは、図
示しない制御部によりその回転及び回転方向が制御され
る。
【0064】本実施の形態の定着装置20は、図示しな
い画像形成部でトナーの転写された記録紙21を定着ロ
ーラ2と加圧ローラ3の間に搬送して、加圧ローラ3に
より記録紙21を定着ローラ2に圧接させつつ、熱源4
により加熱される定着ローラ2により記録紙21上のト
ナーを記録紙21に定着させる。定着ローラ2と加圧ロ
ーラ3によりトナーの定着された記録紙21は、用紙排
出ガイド23に案内されつつ、排紙ローラ対22により
搬送されるが、定着装置20は、記録紙21の後端が定
着ローラ2と加圧ローラ3との間を通過すると、搬送ロ
ーラ22及び定着ローラ2と加圧ローラ3を逆回転させ
る。搬送ローラ22及び定着ローラ2と加圧ローラ3が
逆回転されると、記録紙21は、再度、定着ローラ2と
加圧ローラ3の圧接部に排出側から逆搬送され、記録紙
21の先端が定着ローラ2と加圧ローラ3の圧接部を通
過すると、定着装置20は、搬送ローラ22及び定着ロ
ーラ2と加圧ローラ3を順方向に回転させる。搬送ロー
ラ22及び定着ローラ2と加圧ローラ3が順方向に回転
されると、記録紙21は、再度、定着ローラ2と加圧ロ
ーラ3の間を挿入側から通過して、その後、搬送ローラ
22により排出される。
【0065】このように、定着装置20は、一度、定着
ローラ2と加圧ローラ3の間を通過した記録紙21を逆
方向に搬送して、定着ローラ2と加圧ローラ3の間を通
過させた後、再度、順方向に搬送して、排出する。この
とき、最初に定着ローラ2と加圧ローラ3の圧接部を記
録紙21が通過すると、記録紙21が定着ローラ2と加
圧ローラ3の記録紙通過部分の熱を奪い、定着ローラ2
と加圧ローラ3の記録紙通過部分の温度低下を招くが、
一度定着ローラ2と加圧ローラ3の間を通過した記録紙
21は、ある程度高温に加熱されているため、逆方向に
搬送されて再度定着ローラ2と加圧ローラ3の間を通過
する際には、定着ローラ2と加圧ローラ3から熱を奪う
ことはほとんどない。また、記録紙21が定着ローラ2
と加圧ローラ3の圧接部を再度通過するまでには、定着
ローラ2及び加圧ローラ3の記録紙通過部分の温度低下
は回復しており、温度低下による定着特性の劣化を防止
することができる。すなわち、記録紙21を定着ローラ
2と加圧ローラ3の圧接部を複数回通過させることによ
り、簡単な構造で、定着ローラ2と加圧ローラ3の温度
低下によるコールドオフセットの発生を防止することが
でき、定着装置20の定着性能を向上させて、定着画像
の画像品質を向上させることができる。
【0066】図5及び図6は、本発明の定着装置の第4
の実施の形態を示す図であり、本実施の形態は、定着ロ
ーラと加圧ローラの間を一度通過した記録紙を、排出側
から挿入側に循環路を介して再度定着ローラと加圧ロー
ラの間に搬送するもので、請求項4に対応するものであ
る。なお、本実施の形態の説明においては、上記第1の
実施の形態の定着装置と同様の構成部分には、同一の符
号を付して、その詳細な説明を省略する。
【0067】図5において、定着装置30は、定着ロー
ラ2と加圧ローラ3の圧接部に記録紙31を案内する給
紙ガイド32、定着の完了した記録紙31を図外の排紙
トレイに案内する排紙ガイド33及び定着ローラ2と加
圧ローラ3の排出側(図5中左側)と挿入側(図5中右
側)の間を記録紙31を案内する循環ガイド34を備
え、循環ガイド34により記録紙31を定着ローラ2と
加圧ローラ3の排出側から挿入側に循環させる循環路3
5が形成されている。循環路35の途中には、循環路3
5上の記録紙31を排出側から挿入側に搬送する搬送ロ
ーラ36、37が配設されている。上記給紙ガイド32
により定着ローラ2と加圧ローラ3の挿入側に給紙路3
8が形成され、上記排紙ガイド33により、定着ローラ
2と加圧ローラ3の排出側に排出路39が形成されてい
る。
【0068】また、定着ローラ2と加圧ローラ3の排出
側には、図6に示すような、切換機構40が配設されて
おり、切換機構(切換部)40は、排紙ガイド33を図
6中上下方向に所定量移動可能に保持するバネ41、循
環ガイド34を図6中上下方向に所定量移動可能に保持
するバネ42及びバネ42に連結されたソレノイド43
等を備えている。切換機構40は、図示しない制御部に
よりソレノイド43がオン/オフされ、ソレノイド43
がオフのとき、ソレノイド43のアーム43aが突出し
た状態となって、アーム43aに連結されたバネ42及
びバネ41の弾性により、循環ガイド34により形成さ
れる循環路35が定着ローラ2と加圧ローラ3の圧接位
置に位置して、定着ローラ2と加圧ローラ3の圧接部を
通過した記録紙31が循環路35に送り出される。ソレ
ノイド43がオンのとき、ソレノイド43のアーム43
aが引き込まれた状態となって、排紙ガイド33により
形成される排出路39が定着ローラ2と加圧ローラ3の
圧接位置に位置し、定着ローラ2と加圧ローラ3の圧接
部を通過した記録紙31が、排出路39に送り出され
る。すなわち、切換機構40は、定着ローラ2と加圧ロ
ーラ3の間を通過した記録紙31の搬送路を、排出路3
9と循環路35とに切り換える。
【0069】本実施の形態の定着装置30は、図示しな
い画像形成部でトナーの転写された記録紙31を給紙路
38を通して定着ローラ2と加圧ローラ3の間に搬送し
て、加圧ローラ3により記録紙31を定着ローラ2に圧
接させつつ、熱源4により加熱される定着ローラ2によ
り記録紙31上のトナーを記録紙31に定着させる。こ
のとき、切換機構40のソレノイド43がオフとなって
おり、定着ローラ2と加圧ローラ3の圧接位置には、循
環路35の入口が位置している。この状態で、定着ロー
ラ2と加圧ローラ3によりトナーの定着された記録紙3
1は、循環路35に送り出され、循環ガイド34により
案内されつつ、搬送ローラ36、37により搬送され
て、再度、定着ローラ2と加圧ローラ3の記録紙31の
挿入側から定着ローラ2と加圧ローラ3の圧接部に循環
搬送される。
【0070】循環路35を通して定着ローラ2と加圧ロ
ーラ3の圧接部に循環搬送された記録紙31は、再度、
定着ローラ2と加圧ローラ3の圧接部を通過するが、こ
のとき、切換機構40のソレノイド43がオンとなり、
定着ローラ2と加圧ローラ3の圧接位置には、排出路3
9の入口が位置している。この状態で、定着ローラ2と
加圧ローラ3の間を通過した記録紙31は、排出路39
に送り出され、排出路39を通して排出される。
【0071】このように、定着装置30は、一度、定着
ローラ2と加圧ローラ3の間を通過した記録紙31を循
環路35を通して定着ローラ2と加圧ローラ3の供給側
に戻し、再度、定着ローラ2と加圧ローラ3の圧接部を
通過させた後、排出路39を通して排出する。このと
き、最初に定着ローラ2と加圧ローラ3の圧接部を記録
紙31が通過すると、記録紙31が定着ローラ2と加圧
ローラ3の記録紙通過部分の熱を奪い、定着ローラ2と
加圧ローラ3の記録紙通過部分の温度低下を招くが、一
度定着ローラ2と加圧ローラ3の間を通過した記録紙3
1は、ある程度高温に加熱されているため、循環路35
を通して供給側に搬送されて再度定着ローラ2と加圧ロ
ーラ3の間を通過する際には、定着ローラ2と加圧ロー
ラ3から熱を奪うことはほとんどない。また、記録紙3
1が定着ローラ2と加圧ローラ3の圧接部を再度通過す
るまでには、定着ローラ2及び加圧ローラ3の記録紙通
過部分の温度低下は回復しており、温度低下による定着
特性の劣化を防止することができる。すなわち、記録紙
31を定着ローラ2と加圧ローラ3の圧接部を二回通過
させることにより、定着ローラ2と加圧ローラ3の温度
低下によるコールドオフセットの発生を防止することが
でき、定着装置30の定着性能を向上させて、定着画像
の画像品質を向上させることができる。
【0072】なお、上記実施の形態においては、切換機
構40を、ばね41、42及びソレノイド43により構
成しているが、これらの構成に限るものではなく、適切
に排出路39と循環路35とを適切に切り換えることの
できるものであれば、どのような構成であってもよい。
【0073】以上、本発明者によってなされた発明を好
適な実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は
上記のものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱
しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもな
い。
【0074】
【発明の効果】請求項1記載の発明の定着装置によれ
ば、所定温度に加熱され所定サイズの被加熱材の幅を有
して定着ローラの所定サイズの被加熱材の通過する位置
に圧接されて当該定着ローラの回転に伴って回転しつつ
定着ローラを加熱する加熱ローラと、所定温度に加熱さ
れ所定サイズの被加熱材の幅を有して加圧ローラの所定
サイズの被加熱材の通過する位置に圧接されて当該加圧
ローラの回転に伴って回転しつつ加圧ローラを加熱する
加熱ローラと、のうち少なくとも一方の加熱ローラを設
けているので、被加熱材が通過することにより温度低下
した定着ローラと加圧ローラの少なくとも一方の温度を
加熱ローラにより加熱して、定着ローラと加圧ローラの
温度低下を補って、定着ローラ及び加圧ローラの軸方向
の温度分布を均一にすることができ、小サイズの被加熱
材を連続通紙した後に、大サイズの被加熱材を通紙する
場合、大サイズの被加熱材に定着ムラやシワが発生した
り、未定着トナー像の非通過部領域に対応した部分のト
ナーが溶けすぎて、定着ローラに付着し、被加熱材の表
面を汚す、いわゆるホットオフセット現象を防止して、
定着性能を向上させることができる。
【0075】請求項2記載の発明の定着装置によれば、
被加熱材のサイズに応じて定着ローラの軸方向に移動す
るとともに定着ローラに圧接されて当該定着ローラの回
転に伴って回転しつつ所定の放熱性を有して定着ローラ
との圧接領域の熱を放熱させる放熱ローラと、被加熱材
のサイズに応じて加圧ローラの軸方向に移動するととも
に加圧ローラに圧接されて当該加圧ローラの回転に伴っ
て回転しつつ所定の放熱性を有して加圧ローラとの圧接
領域の熱を放熱させる放熱ローラと、のうち少なくとも
一方を設けているので、定着ローラと加圧ローラのうち
少なくとも一方の被加熱材の非通過部分の熱を放熱ロー
ラにより放熱して、被加熱材の通過部分に比較して被加
熱材の非通過部分の温度が高くなることを防止すること
ができ、簡単な構造で、定着ローラ及び加圧ローラの軸
方向の温度分布を均一にして、定着性能を向上させるこ
とができる。
【0076】請求項3記載の発明の定着装置によれば、
定着ローラと加圧ローラの間を被加熱材を通過させた
後、被加熱材の排出側から定着後の被加熱材を再度定着
ローラと加圧ローラの間を逆方向に通過させた後、再
度、被加熱材の挿入側から定着後の被加熱材を定着ロー
ラと加圧ローラの間を順方向に通過させて排出するの
で、定着ローラと加圧ローラの間を被加熱材を複数回通
過させて、定着ローラと加圧ローラの被加熱材の通過部
分の温度低下をぼうしすることができ、定着ローラ及び
加圧ローラの軸方向の温度分布を均一にして、定着性能
を向上させることができる。
【0077】請求項4記載の発明の定着装置によれば、
定着ローラと加圧ローラの間を通過した被加熱材を、循
環路を通過させて定着ローラと加圧ローラの挿入側に戻
して、再度、定着ローラと加圧ローラの間を通過させた
後、排出するので、簡単な構造で、定着ローラと加圧ロ
ーラの間を被加熱材を複数回通過させて、定着ローラと
加圧ローラの被加熱材の通過部分の温度低下を防止する
ことができ、定着ローラ及び加圧ローラの軸方向の温度
分布を均一にして、定着性能を向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の定着装置の第1の実施の形態を適用し
た定着装置の斜視図。
【図2】本発明の定着装置の第2の実施の形態を適用し
た定着装置の斜視図。
【図3】図2の定着装置の放熱ローラの移動機構部分の
斜視図。
【図4】本発明の定着装置の第3の実施の形態を適用し
た定着装置の側面図。
【図5】本発明の定着装置の第4の実施の形態を適用し
た定着装置の側面図。
【図6】図5の定着装置の排紙路と循環路の切換機構の
概略構成図。
【符号の説明】
1、10、20、30 定着装置 2 定着ローラ 3 加圧ローラ 4、6、8 熱源 5、7 加熱ローラ 11、16 放熱ローラ対 11a 螺旋溝 12、17 軸 13 移動機構 14 ネジ 15 ステッピングモータ 15a 回転軸 21、31 記録紙 22 搬送ローラ 23 用紙排出ガイド 32 給紙ガイド 33 排紙ガイド 34 循環ガイド 35 循環路 36、37 搬送ローラ 38 給紙路 39 排出路 40 切換機構 41、42 バネ 43 ソレノイド

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内側に熱源を有し回転駆動される定着ロー
    ラと、当該定着ローラに圧接され当該定着ローラの回転
    に伴って回転する加圧ローラと、を備え、前記定着ロー
    ラと前記加圧ローラとの間を複数サイズの被加熱材を圧
    接加熱しながら通過させて前記被加熱材上の記録剤を前
    記被加熱材に定着させる定着装置において、所定温度に
    加熱され前記所定サイズの被加熱材の幅を有して前記定
    着ローラの前記所定サイズの被加熱材の通過する位置に
    圧接されて当該定着ローラの回転に伴って回転しつつ前
    記定着ローラを加熱する加熱ローラと、所定温度に加熱
    され前記所定サイズの被加熱材の幅を有して前記加圧ロ
    ーラの前記所定サイズの被加熱材の通過する位置に圧接
    されて当該加圧ローラの回転に伴って回転しつつ前記加
    圧ローラを加熱する加熱ローラと、のうち少なくとも一
    方の加熱ローラを備えていることを特徴とする定着装
    置。
  2. 【請求項2】内側に熱源を有し回転駆動される定着ロー
    ラと、当該定着ローラに圧接され当該定着ローラの回転
    に伴って回転する加圧ローラと、を備え、前記定着ロー
    ラと前記加圧ローラとの間を複数サイズの被加熱材を圧
    接加熱しながら通過させて前記被加熱材上の記録剤を前
    記被加熱材に定着させる定着装置において、前記被加熱
    材のサイズに応じて前記定着ローラの軸方向に移動する
    とともに前記定着ローラに圧接されて当該定着ローラの
    回転に伴って回転しつつ所定の放熱性を有して前記定着
    ローラの前記圧接領域の熱を放熱させる放熱ローラと、
    前記被加熱材のサイズに応じて前記加圧ローラの軸方向
    に移動するとともに前記加圧ローラに圧接されて当該加
    圧ローラの回転に伴って回転しつつ所定の放熱性を有し
    て前記加圧ローラの前記圧接領域の熱を放熱させる放熱
    ローラと、のうち少なくとも一方を備えていることを特
    徴とする定着装置。
  3. 【請求項3】内側に熱源を有し回転駆動される定着ロー
    ラと当該定着ローラに圧接され当該定着ローラの回転に
    伴って回転する加圧ローラとの間に複数サイズの被加熱
    材を圧接加熱しながら通過させて前記被加熱材上の記録
    剤を前記被加熱材に定着させ、当該定着後の前記被加熱
    材を排紙ローラにより排出する定着装置において、前記
    定着ローラと前記加圧ローラの間を前記被加熱材を通過
    させた後、前記排紙ローラ、前記定着ローラ及び前記加
    圧ローラを逆回転させ、前記被加熱材の排出側から前記
    定着後の被加熱材を再度前記定着ローラと前記加圧ロー
    ラの間を逆方向に通過させた後、再度、前記排紙ロー
    ラ、前記定着ローラ及び前記加圧ローラを順方向に回転
    させ、前記被加熱材の挿入側から前記定着後の被加熱材
    を再度前記定着ローラと前記加圧ローラの間を順方向に
    通過させて排出することを特徴とする定着装置。
  4. 【請求項4】内側に熱源を有し回転駆動される定着ロー
    ラと当該定着ローラに圧接され当該定着ローラの回転に
    伴って回転する加圧ローラとの間に複数サイズの被加熱
    材を圧接加熱しながら通過させて前記被加熱材上の記録
    剤を前記被加熱材に定着させ、当該定着後の前記被加熱
    材を排出路を介して排出する定着装置において、前記定
    着ローラと前記加圧ローラの間を通過した前記被加熱材
    を前記定着ローラと前記加圧ローラの挿入側に循環させ
    る循環路と、前記定着ローラと前記加圧ローラの間を通
    過した前記被加熱材を前記循環路と前記排出路とに切り
    換えて送り出す切換部と、を備え、前記定着ローラと前
    記加圧ローラの間を通過した前記被加熱材を、前記切換
    部により前記循環路に送り出し、再度、前記被加熱材の
    挿入側から前記定着ローラと前記加圧ローラの間を通過
    させた後、前記切換部により前記排出路に送り出して排
    出することを特徴とする定着装置。
JP8318699A 1996-11-14 1996-11-14 定着装置 Pending JPH10142981A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8318699A JPH10142981A (ja) 1996-11-14 1996-11-14 定着装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8318699A JPH10142981A (ja) 1996-11-14 1996-11-14 定着装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10142981A true JPH10142981A (ja) 1998-05-29

Family

ID=18102022

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8318699A Pending JPH10142981A (ja) 1996-11-14 1996-11-14 定着装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10142981A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009015141A (ja) * 2007-07-06 2009-01-22 Ricoh Co Ltd 定着装置、画像形成装置
JP2014174534A (ja) * 2013-03-13 2014-09-22 Ricoh Co Ltd 定着装置及び画像形成装置
JP2016206601A (ja) * 2015-04-28 2016-12-08 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置、画像形成システムおよび制御方法
JP2017090621A (ja) * 2015-11-09 2017-05-25 コニカミノルタ株式会社 定着装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009015141A (ja) * 2007-07-06 2009-01-22 Ricoh Co Ltd 定着装置、画像形成装置
JP2014174534A (ja) * 2013-03-13 2014-09-22 Ricoh Co Ltd 定着装置及び画像形成装置
JP2016206601A (ja) * 2015-04-28 2016-12-08 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置、画像形成システムおよび制御方法
JP2017090621A (ja) * 2015-11-09 2017-05-25 コニカミノルタ株式会社 定着装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5864979B2 (ja) 画像加熱装置
US8909088B2 (en) Fixing apparatus and image forming apparatus equipped with an air duct for guiding air
JP4732088B2 (ja) 画像加熱装置
EP1591843B1 (en) Image forming apparatus
JP2007079033A (ja) 画像加熱装置
JP2007328161A (ja) 画像加熱装置
JP2008032903A (ja) 画像加熱装置
JP2008040235A (ja) 画像加熱装置
JP3566466B2 (ja) 定着装置
JP2008292585A (ja) 記録媒体加熱搬送装置、及び画像形成装置
JP5907594B2 (ja) 画像加熱装置
JP2012230293A (ja) 定着装置及びそれを備えた画像形成装置
JPH10142981A (ja) 定着装置
EP0304803B1 (en) Image forming apparatus
JP2005037859A (ja) 定着装置及びこれを備えた画像形成装置
JPH0887191A (ja) 定着装置
JPH07253731A (ja) 加熱装置、及び画像形成装置
JPH09160423A (ja) 定着装置
JPH10268683A (ja) 定着装置
JPH10282866A (ja) 記録紙冷却装置
JP4769527B2 (ja) 画像加熱装置
JPH10293484A (ja) 定着装置
JP4804064B2 (ja) 画像形成装置
JP2004053674A (ja) 定着装置
JPH09311571A (ja) 定着装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20060323

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A977 Report on retrieval

Effective date: 20081016

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20081028

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Effective date: 20081229

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Effective date: 20090428

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090502

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120515

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130515

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140515

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250