JPH0426005B2 - - Google Patents

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JPH0426005B2
JPH0426005B2 JP60067555A JP6755585A JPH0426005B2 JP H0426005 B2 JPH0426005 B2 JP H0426005B2 JP 60067555 A JP60067555 A JP 60067555A JP 6755585 A JP6755585 A JP 6755585A JP H0426005 B2 JPH0426005 B2 JP H0426005B2
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JP
Japan
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horizontal
chain
hollow member
vibration
damping device
Prior art date
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Application number
JP60067555A
Other languages
English (en)
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JPS61229004A (ja
Inventor
Katsuhiko Yamada
Jusuke Izumi
Tomoaki Watanabe
Sanai Kosugi
Takeshi Iida
Hiroshi Kida
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Sumikin Kozai Kogyo KK
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
Sumikin Kozai Kogyo KK
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Publication date
Application filed by Sumitomo Metal Industries Ltd, Sumikin Kozai Kogyo KK filed Critical Sumitomo Metal Industries Ltd
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Publication of JPS61229004A publication Critical patent/JPS61229004A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本発明は、道路や橋梁などに立設された照明柱
などにおける水平部分などの水平部材用制振装置
に関する。 〔従来の技術〕 この種の照明柱においては、風、地震または通
行車両などによつて共振現象を生じ大きく揺れ、
照明灯および照明柱部材を損する原因となること
がある。 従来から、共振現象の防止策として、大別して
2通りの方法が知られている。 (1) 柱状体の垂直および/または水平部材の重
量、形状および剛性を変更し、柱状体の固有振
動数を変える方法。 (2) 実開昭59−24412号公報にみられるように、
照明灯内に物理振子および当接具を設け、振動
時、物理振子が当接具に衝突するようになし、
制御効果をもたせる方法。 〔発明が解決しようとする問題点〕 しかし、上記従来のいずれの方法も次のような
問題点がある。 (1)の方法は、設計の自由度が狭くなるばかりで
なく、風等による励振があつた場合、柱状体に働
く励振周期が風速によつて種々変化するため、柱
状体(照明柱)の重量、形状および剛性を変更す
る方法は効果が少い。 (2)の方法は、物理振子の固有振動数にほぼ合致
した振動数の振動に対しては、制振面で有効であ
るが、風等による振動数範囲の広い励振力に対し
ては効果が少ない。しかも、構造的にやや複雑で
あり、多数の照明柱のそれぞれに取付けることは
経済的に困難であるし、照明灯内の狭いスペース
にやや複雑なものを収納するとすれば、設計的に
難かしく、かつ収納のために小さなものにした場
合、制振効果が十分でない。 そこで、本発明の主たる目的は、広範囲の振動
数の振動に有効に対応でき、かつ高い減衰効果を
示し、しかも構造が簡単でかつ経済的である水平
部材用制振装置を提供することにある。 〔問題点を解決するための手段〕 上記問題点を解決するために、本発明は、垂直
方向部材に対して固定される水平部材の外部もし
くは内部に取付けた、または水平部材が中空部材
であるときそれ自体によつて構成した、水平中空
部材の内部に、非固定の自由振動部をもたせて鋼
製チエーンまたはワイヤーロープをその中間に弛
みをもたせた状態で両端固定状態に吊持したこと
を構成としたものである。 〔作用〕 本発明では、垂直方向部材に対して固定される
水平中空部材の内部に、自由振動部をもたせて鋼
製チエーンまたはワイヤーロープをその中間に弛
みをもたせた状態で両端固定状態に吊持してあ
る。したがつて、外部から垂直部材を介して、ま
たは直接水平部材に励振があると、水平中空部材
内の前記鋼製チエーン等が振動する。 この振動時、前記鋼製チエーンの自由振動部は
水平中空部材と異なつた態様で振動する。その結
果、チエーンの自由振動部が水平中空部材の内壁
面に衝突し、垂直中空部材の振動エネルギー、換
言すれば垂直部材の振動エネルギーが散逸し、垂
直部材の振動が減衰せられる。 また、本発明で、衝突体として両端固定状態で
かつ弛み状態の鋼製チエーン等を使用するため、
チエーンはそのリンク連結部を節とする易撓み性
によつて、ワイヤーロープはその柔軟性によつ
て、特に水平方向の振動に対し大きな制振効果を
発揮することができる。この点、単に固定部材に
対して固定された水平方向部材であると、励振力
の主たる風は通常水平方向に吹くため、鉛直方向
に振動することとなるが、たとえば照明ポールの
ように垂直部材を介して水平部材が固定されてい
ると、垂直部材の振動によつて水平部材の水平方
向に振動が問題となる。本願はこの問題点に着目
し、これを解決している。 また、鋼製チエーン等は、振動数によつて様々
な振動形状で振動し、中空部材の内壁に衝突する
ため、振動数範囲の広い励振力に対して制振効果
を発揮する。 〔発明の具体例〕 以下本発明を図面を参照しながらさらに詳説す
る。 第2図は照明柱1の全体の一例を示したもの
で、基礎2にたとえば8角鋼管からなる垂直部材
3が立設され、その上端部からほぼ水平に水平部
材4が張り出しており、水平部材4の張出し端に
は照明灯5が取付けられている。6は補強用ステ
ーである。 本発明では、上記の水平部材4の制振効果を狙
つている。 このために、図示例では、制振装置Aを水平部
材4の外部に添設するようにしてある。すなわ
ち、制振装置Aは、円形鋼管からなる中空部材1
0にチエーン11を吊持し、中空部材10をこれ
に一体化させた取付片12を介してそのボルト穴
12aに挿通するボルト(図示せず)によつて水
平部材4に固定するようにしてある。中空部材1
0は、水平部材4と平行に外部に設けられる。チ
エーン11は、中空部材10の両端のフランジ1
3,13にボルト止めした端板14,14に固定
したフツク15,15によつて吊持してある。ま
た、チエーン11は、概略正面図たる第3図に示
されているように、直線的に設けられるのではな
く、タルミをもつて設けられている。かくして、
チエーン11は両端固定であり、それ以外の個所
がタルミをもつているので、そこが自由振動部Z
となつている。 かかる制振装置においては、いま垂直部材3と
共にあるいは単独で水平部材4が外的要因によつ
て励振されると、中空部材10も振動し、その内
部のチエーン11も振動する。そして、チエーン
11は振動に伴つて、ほぼ全体がタルミをもつた
フリーの状態にあるから、中空部材10の振動に
よつてある程度両端部は規制されながらも、中央
部分は自由に振動する。その結果、チエーン11
のある部分が中空部材10の内面に衝突し、この
とき中空部材10、換言すれば水平部材4の振動
エネルギーの一部が散逸し、減衰される。 ところで、中空部材としては、強度および耐久
性の点で鋼管が、同様にチエーンも鋼製のものを
用いるのが望ましいが、相互の衝突音が大きくな
る。そこで、チエーン11の各リンク外面をゴム
ライニングするか、チエーン11全体を相当柔ら
かいたとえばゴムチユーブで被覆するか、あるい
は中空部材10の内面をたとえばゴム系材料等で
ライニングするのが好ましい。 制振装置Aの取付個所は、水平部材の最大振幅
個所、第2図の照明柱では最先端部に取付けるの
がよい。2次以降の振動モードを考えて、第5図
において、水平部材4のたとえば中央部分すなわ
ちA′の位置にも制振装置を設けてもよい。 上記の制振原理から推測されるように、チエー
ン11に代えて、比較的重量がありかつ十分な可
撓性を有するものであれば、たとえば柔軟なワイ
ヤーを用いることができる。また、第6図に示す
ように、袋体16A内にたとえば砂16Bや鉄粉
を充填したものをワイヤー16Cで連結したもの
を吊持部材とすることもできる。ただ、鋼製チエ
ーン11は、その構造上、容易に撓み易いので最
適である。 チエーン11を吊持する場合、上記例のよう
に、中空部材10の両端部2個所でなく、第5図
の制振装置A′で示されているように、中央部に
おいても固定してよい。 他方で、水平部材4が中空である場合、別途中
空部材10を用意することなく、水平部材4その
ものを中空部材として、第5図のように、水平部
材4内にチエーン11を吊持してもよい。また、
水平部材4内に中空部材を挿入し、その中空部材
内にチエーンを吊持してもよい。外観上の美観を
重視した場合には、内装方式が望ましいが、制振
装置の収納固定構造が複雑となり内装化が困難な
場合には、垂直部材3外に制振装置を取付ける外
装方式が好適である。 なお、本発明は、上記例の照明柱における水平
部材に限定されるものではない。 〔実施例〕 次に実施例をもつて本発明の効果を明らかにす
る。 第7図のように、支持材21を立設し、そこか
ら3種の長さの供試管(鋼管)10を水平に固定
し、その内部にチエーン11を吊持し、供試管1
0の先端に加速度計22を取付け、100Galの加
速度で第7図の紙面を貫く方向に振動させた。な
お、チエーン11の取付けはいずれも供試管10
の先端基準である。 実験条件は次の通りである。 供試管の諸元(鋼管) 外径=34.0mm、肉厚=3.4mm、内径27.2mm 長さ(m) 1.5 1.8 2.3 重量(Kg) 3.86 4.63 5.91 の3種類 チエーンの諸元(鋼製) 1リンクの寸法(長さ×幅)=37mm×20mm 長さ 1m、重量 0.5Kg 結果を第1表および第8〜10図に示す。
〔発明の効果〕
以上の通り、本発明によれば、広い振動数範囲
に対し大きな制振効果を発揮し、さらに構造が簡
単で経済的であるなどの利点がもたらされる。
【図面の簡単な説明】
第1図は外装方式による制振装置の平面図、第
2図は制振装置の取付対象例としての照明柱の正
面図、第3図は制振装置の概略正面図、第4図は
制振装置の拡大要部断面図、第5図は水平部材へ
の内装方式例の概要図、第6図は態様を異にする
制振装置の水平断面図、第7図は振動実験装置の
概要図、第8図〜第10図はそれぞれ供試管長さ
を異らせた場合の振動数〜応答倍率関係図であ
る。 1……垂直部材、4……水平部材、5……照明
灯、10……中空部材、11……チエーン、12
……取付片、15……取付フツク、A,A′……
制振装置取付位置。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 垂直方向部材に対して固定される水平部材の
    外部もしくは内部に取付けた、または水平部材が
    中空部材であるときそれ自体によつて構成した、
    水平中空部材の内部に、非固定の自由振動部をも
    たせて鋼製チエーンまたはワイヤーロープをその
    中間に弛みをもたせた状態で両端固定状態に吊持
    したことを特徴とする垂直部材の制振装置。
JP60067555A 1985-03-30 1985-03-30 水平部材用制振装置 Granted JPS61229004A (ja)

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JP60067555A JPS61229004A (ja) 1985-03-30 1985-03-30 水平部材用制振装置

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JP60067555A JPS61229004A (ja) 1985-03-30 1985-03-30 水平部材用制振装置

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JPS61229004A JPS61229004A (ja) 1986-10-13
JPH0426005B2 true JPH0426005B2 (ja) 1992-05-06

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4493090B2 (ja) * 2005-02-18 2010-06-30 日鐵住金建材株式会社 制振装置及び立設部材

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58153870A (ja) * 1982-03-09 1983-09-13 株式会社東芝 柱体用制振装置
JPS5924412B2 (ja) * 1978-07-07 1984-06-09 大日本印刷株式会社 グラビア印刷版の再生方法

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