JPH04259333A - 連続焼鈍炉の炉内ロール - Google Patents

連続焼鈍炉の炉内ロール

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JPH04259333A
JPH04259333A JP4054391A JP4054391A JPH04259333A JP H04259333 A JPH04259333 A JP H04259333A JP 4054391 A JP4054391 A JP 4054391A JP 4054391 A JP4054391 A JP 4054391A JP H04259333 A JPH04259333 A JP H04259333A
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JP
Japan
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roll
furnace
crown
meandering
continuous annealing
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JP4054391A
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Inventor
Keiichi Miyokawa
三世川 慶一
Osamu Yoshioka
修 吉岡
Masayuki Yamazaki
雅之 山崎
Takashi Shimada
孝 島田
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JFE Engineering Corp
Original Assignee
NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
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Publication date
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  • Heat Treatments In General, Especially Conveying And Cooling (AREA)
  • Heat Treatment Of Strip Materials And Filament Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、金属帯の連続焼鈍炉
に設置され、その通板に使用される炉内ロールに関する
【0002】
【従来の技術】連続焼鈍炉内に設けられている炉内ロー
ルは、炉内蛇行・絞りの発生を避け炉内安定通板を図る
目的からクラウンが付与される。
【0003】ここでロールにクラウンを付与するとは、
蛇行修正能力を高めることを意味するものであって、ク
ラウンが小さいと蛇行を良く修正し得なくなる。一方逆
にクラウンが大き過ぎると、蛇行の問題はなくなるが、
シワを発生せしめたり、金属帯面内で幅方向に座屈する
ことで所謂絞り現象が発生することになる。そのため各
連続焼鈍炉で蛇行も絞りも発生しないと想定されるクラ
ウン量を設定した上で、各炉内ロールに付与している。
【0004】
【発明が解決しようとする問題点】ロールに図2に示さ
れる様なメカニカルクラウンmcが付与された場合、そ
の蛇行修正能力、即ち1回転当りの修正量Δx及びセン
タリング力Fは、以下の式で表わされる。 Δx=αθmπD……………(1) α:蛇行修正係数 〔α∝f(μ)、μ:ロール表面摩擦係数〕θm:平均
傾斜角 D:ロール直径 F=2δμγT/W………(2) δ:蛇行量 μ:ロール表面摩擦係数 γ:巻付角 T:金属帯張力 W:金属帯幅
【0005】これらの式からロールにクラウンを付与す
ることとは、即ちロール表面に傾斜角度θを付けること
と考えられており、この傾斜角度θの調整により前記ク
ラウン量の設定を行なっている。
【0006】しかし、ロールクラウン形状が一定の場合
、図3に示される様に、金属帯の板幅が変わる(W→W
′)と、そのメカニカルクラウンも変化する(mc→m
c′)。
【0007】従って板幅等の金属帯サイズの変更で、こ
のクラウン量に変動が生じ、蛇行・絞りの問題が発生す
ることになる。
【0008】本発明は、従来技術の以上の様な問題に鑑
み創案されたもので、ロール表面の傾斜角度θの調整と
は別の観点からロールのクラウン量の設定を行なって連
続焼鈍炉における金属帯の蛇行や絞りの発生を防がんと
するものである。
【0009】
【問題点を解決するための手段】そのため本発明の炉内
ロールは、各ロール表面の粗さRzが15≦Rz≦25
の範囲であり、且つ前記金属帯の板幅Wとロールクラウ
ンの変曲点間の距離Lとの比W/Lが1.3≦W/L≦
2.4の範囲となるようにしたことを特徴としている。
【0010】以上の構成は、本発明者等の鋭意研讃の結
果、創案されたものであり、以下その経緯につき説明す
る。
【0011】上述の様にロールクラウン量の設定に当っ
てはまず表面傾斜角度θの調整が考えられるが、これは
金属帯の板幅Wが一定である時に有効であると言える。
【0012】この様な金属帯の板幅Wを考慮してロール
のメカニカルクラウンmcを正確に求めるとすると、次
式の様になる。 mc={(W−L)/2}・tanθ……………(3)
L:ロールクラウン変曲点間(ストレート部)の距離(
長さ)
【0013】即ち、ロールメカニカルクラウンmcは表
面傾斜角度θm以外にも金属帯の板幅Wと、ストレート
部の長さLによっても影響を受ける。これは上述の様に
金属帯の板幅Wが変わった時にメカニカルクラウンmc
が変わることと符合する。
【0014】ここで表面傾斜角度θの条件を抜きに(該
角度θを一定として)考えれば、ストレート部の長さL
に比べて金属帯の板幅Wが大きければ大きい程、メカニ
カルクラウンmcが大きくなる。
【0015】そこで金属帯の板幅Wとストレート部(ロ
ールクラウンの変曲点間)の長さ(距離)Lとの比W/
Lによって連続焼鈍炉内の金属帯の蛇行や絞りの発生に
どのような影響があるかを、後述する実験により調べた
【0016】それによると、W/Lが1.3未満になっ
た時に蛇行発生率が高まり、一方W/Lが2.4を超え
ると絞り発生率が急激に高まることになることがわかっ
た。
【0017】但し、以上の様なW/Lの設定はロール表
面粗さRzが15≦Rz≦25の範囲内で有効である。 即ち、このロール表面粗さRzは前記(1)(2)式に
おける蛇行修正係数αや摩擦係数μに関連があり〔αに
ついてはα∝f(μ)である〕、Rzが15未満である
とロール寿命が短く、目詰まりの発生で蛇行修正能力の
低下が著しくなる。一方、この粗さRzが25を超える
場合、金属帯特にストリップに押疵の発生が目立つよう
になり、粗さの凸部欠損による噛み込み疵発生の懸念さ
えある。 従ってロール表面粗さRzが上述の範囲であることを条
件として、前記W/Lの設定を行なうものとする。
【0018】
【実施例】以下本発明の具体的実施例を添付図面に基づ
き説明する。
【0019】加熱帯、均熱帯、徐冷帯及び急冷帯の炉構
成から成る実験炉に、下表1に示される仕様の各炉内ロ
ールを設置して、板幅506〜1334mmのストリッ
プの通板を行なった。
【0020】
【表1】
【0021】この実験で通板したストリップの板幅Wに
よって各炉に該ストリップの蛇行や絞りの発生が確認さ
れており、図1には徐冷帯におけるストリップの50m
m以上の蛇行の発生率及び絞り発生率を示した。
【0022】同図によればW/Lが1.3未満になると
、ストリップの蛇行発生率が高くなり、又W/Lが2.
4を超えると絞り発生率が高まるが、その間であれば、
蛇行・絞りとも発生していないことがわかる。
【0023】尚、図中実線で示すものは、トータルクラ
ウンtcが0.2〜0.4の範囲内のロールの場合を、
又破線で示すものは、トータルクラウンtcが0.6〜
0.8の範囲内のロールの場合を示している{このトー
タルクラウンtcはロールに付与されたメカニカルクラ
ウンmcの他、ストリップ板温T1と炉温T2との差に
よる胴長方向のロール熱膨張差によって発生するヒート
クラウンhc[=D(T1−T2)・β/2;βはロー
ルの線膨張係数]を加算した実際の炉におけるロールク
ラウン量である}。
【0024】前記図1と同様な結果は、上記実験炉の他
の炉でも得られており(他少の変動はあるもののいずれ
も、1.3≦W/L≦2.4の範囲内ではストリップの
蛇行・絞りの発生はなかった)、従って板幅Wが600
mm〜1100mmの範囲のストリップの通板が行なわ
れることで、該実験炉ではストリップの蛇行や絞りの発
生がない安定通板が実現された。
【0025】
【発明の効果】以上詳述した様に、本発明の炉内ロール
によれば、金属帯の板幅Wとロールクラウンの変曲点間
の距離Lとの比W/Lを所定の範囲に設定することで、
連続焼鈍炉内の金属帯の蛇行や絞りの発生が防止される
ことになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実験炉の徐冷帯におけるW/Lの値とストリッ
プ蛇行発生及び絞り発生率との関係を示すグラフである
【図2】連続焼鈍炉の炉内ロールの概略構成を示す説明
図である。
【図3】金属帯の板幅変更に伴なうロールメカニカルク
ラウンの変化を示す説明図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】    金属帯の連続焼鈍炉に設置され、
    クラウンの付与された炉内ロールにおいて、各ロール表
    面の粗さRzが15≦Rz≦25の範囲であり、且つ前
    記金属帯の板幅Wとロールクラウンの変曲点間の距離L
    との比W/Lが1.3≦W/L≦2.4の範囲となるよ
    うにしたことを特徴とする連続焼鈍炉の炉内ロール。
JP3040543A 1991-02-13 1991-02-13 連続焼鈍炉の炉内ロール Expired - Fee Related JPH07116525B2 (ja)

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JPH04259333A true JPH04259333A (ja) 1992-09-14
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS609574A (ja) * 1983-06-29 1985-01-18 M C L:Kk 鋳込み装置
JPS6330369A (ja) * 1986-07-21 1988-02-09 日立造船株式会社 耐熱衝撃、耐食性セラミツクス

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS609574A (ja) * 1983-06-29 1985-01-18 M C L:Kk 鋳込み装置
JPS6330369A (ja) * 1986-07-21 1988-02-09 日立造船株式会社 耐熱衝撃、耐食性セラミツクス

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