JPH04259333A - 連続焼鈍炉の炉内ロール - Google Patents
連続焼鈍炉の炉内ロールInfo
- Publication number
- JPH04259333A JPH04259333A JP4054391A JP4054391A JPH04259333A JP H04259333 A JPH04259333 A JP H04259333A JP 4054391 A JP4054391 A JP 4054391A JP 4054391 A JP4054391 A JP 4054391A JP H04259333 A JPH04259333 A JP H04259333A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roll
- furnace
- crown
- meandering
- continuous annealing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 238000000137 annealing Methods 0.000 title claims abstract description 11
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims description 22
- 230000003746 surface roughness Effects 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 238000002474 experimental method Methods 0.000 description 2
- 238000010583 slow cooling Methods 0.000 description 2
- 206010028980 Neoplasm Diseases 0.000 description 1
- 201000011510 cancer Diseases 0.000 description 1
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 1
- 238000002791 soaking Methods 0.000 description 1
- 230000037303 wrinkles Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Heat Treatments In General, Especially Conveying And Cooling (AREA)
- Heat Treatment Of Strip Materials And Filament Materials (AREA)
Abstract
め要約のデータは記録されません。
Description
に設置され、その通板に使用される炉内ロールに関する
。
ルは、炉内蛇行・絞りの発生を避け炉内安定通板を図る
目的からクラウンが付与される。
蛇行修正能力を高めることを意味するものであって、ク
ラウンが小さいと蛇行を良く修正し得なくなる。一方逆
にクラウンが大き過ぎると、蛇行の問題はなくなるが、
シワを発生せしめたり、金属帯面内で幅方向に座屈する
ことで所謂絞り現象が発生することになる。そのため各
連続焼鈍炉で蛇行も絞りも発生しないと想定されるクラ
ウン量を設定した上で、各炉内ロールに付与している。
れる様なメカニカルクラウンmcが付与された場合、そ
の蛇行修正能力、即ち1回転当りの修正量Δx及びセン
タリング力Fは、以下の式で表わされる。 Δx=αθmπD……………(1) α:蛇行修正係数 〔α∝f(μ)、μ:ロール表面摩擦係数〕θm:平均
傾斜角 D:ロール直径 F=2δμγT/W………(2) δ:蛇行量 μ:ロール表面摩擦係数 γ:巻付角 T:金属帯張力 W:金属帯幅
ることとは、即ちロール表面に傾斜角度θを付けること
と考えられており、この傾斜角度θの調整により前記ク
ラウン量の設定を行なっている。
、図3に示される様に、金属帯の板幅が変わる(W→W
′)と、そのメカニカルクラウンも変化する(mc→m
c′)。
のクラウン量に変動が生じ、蛇行・絞りの問題が発生す
ることになる。
み創案されたもので、ロール表面の傾斜角度θの調整と
は別の観点からロールのクラウン量の設定を行なって連
続焼鈍炉における金属帯の蛇行や絞りの発生を防がんと
するものである。
ロールは、各ロール表面の粗さRzが15≦Rz≦25
の範囲であり、且つ前記金属帯の板幅Wとロールクラウ
ンの変曲点間の距離Lとの比W/Lが1.3≦W/L≦
2.4の範囲となるようにしたことを特徴としている。
果、創案されたものであり、以下その経緯につき説明す
る。
てはまず表面傾斜角度θの調整が考えられるが、これは
金属帯の板幅Wが一定である時に有効であると言える。
のメカニカルクラウンmcを正確に求めるとすると、次
式の様になる。 mc={(W−L)/2}・tanθ……………(3)
L:ロールクラウン変曲点間(ストレート部)の距離(
長さ)
面傾斜角度θm以外にも金属帯の板幅Wと、ストレート
部の長さLによっても影響を受ける。これは上述の様に
金属帯の板幅Wが変わった時にメカニカルクラウンmc
が変わることと符合する。
角度θを一定として)考えれば、ストレート部の長さL
に比べて金属帯の板幅Wが大きければ大きい程、メカニ
カルクラウンmcが大きくなる。
ールクラウンの変曲点間)の長さ(距離)Lとの比W/
Lによって連続焼鈍炉内の金属帯の蛇行や絞りの発生に
どのような影響があるかを、後述する実験により調べた
。
た時に蛇行発生率が高まり、一方W/Lが2.4を超え
ると絞り発生率が急激に高まることになることがわかっ
た。
面粗さRzが15≦Rz≦25の範囲内で有効である。 即ち、このロール表面粗さRzは前記(1)(2)式に
おける蛇行修正係数αや摩擦係数μに関連があり〔αに
ついてはα∝f(μ)である〕、Rzが15未満である
とロール寿命が短く、目詰まりの発生で蛇行修正能力の
低下が著しくなる。一方、この粗さRzが25を超える
場合、金属帯特にストリップに押疵の発生が目立つよう
になり、粗さの凸部欠損による噛み込み疵発生の懸念さ
えある。 従ってロール表面粗さRzが上述の範囲であることを条
件として、前記W/Lの設定を行なうものとする。
き説明する。
成から成る実験炉に、下表1に示される仕様の各炉内ロ
ールを設置して、板幅506〜1334mmのストリッ
プの通板を行なった。
よって各炉に該ストリップの蛇行や絞りの発生が確認さ
れており、図1には徐冷帯におけるストリップの50m
m以上の蛇行の発生率及び絞り発生率を示した。
、ストリップの蛇行発生率が高くなり、又W/Lが2.
4を超えると絞り発生率が高まるが、その間であれば、
蛇行・絞りとも発生していないことがわかる。
ウンtcが0.2〜0.4の範囲内のロールの場合を、
又破線で示すものは、トータルクラウンtcが0.6〜
0.8の範囲内のロールの場合を示している{このトー
タルクラウンtcはロールに付与されたメカニカルクラ
ウンmcの他、ストリップ板温T1と炉温T2との差に
よる胴長方向のロール熱膨張差によって発生するヒート
クラウンhc[=D(T1−T2)・β/2;βはロー
ルの線膨張係数]を加算した実際の炉におけるロールク
ラウン量である}。
の炉でも得られており(他少の変動はあるもののいずれ
も、1.3≦W/L≦2.4の範囲内ではストリップの
蛇行・絞りの発生はなかった)、従って板幅Wが600
mm〜1100mmの範囲のストリップの通板が行なわ
れることで、該実験炉ではストリップの蛇行や絞りの発
生がない安定通板が実現された。
によれば、金属帯の板幅Wとロールクラウンの変曲点間
の距離Lとの比W/Lを所定の範囲に設定することで、
連続焼鈍炉内の金属帯の蛇行や絞りの発生が防止される
ことになる。
プ蛇行発生及び絞り発生率との関係を示すグラフである
。
図である。
ラウンの変化を示す説明図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 金属帯の連続焼鈍炉に設置され、
クラウンの付与された炉内ロールにおいて、各ロール表
面の粗さRzが15≦Rz≦25の範囲であり、且つ前
記金属帯の板幅Wとロールクラウンの変曲点間の距離L
との比W/Lが1.3≦W/L≦2.4の範囲となるよ
うにしたことを特徴とする連続焼鈍炉の炉内ロール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3040543A JPH07116525B2 (ja) | 1991-02-13 | 1991-02-13 | 連続焼鈍炉の炉内ロール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3040543A JPH07116525B2 (ja) | 1991-02-13 | 1991-02-13 | 連続焼鈍炉の炉内ロール |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04259333A true JPH04259333A (ja) | 1992-09-14 |
JPH07116525B2 JPH07116525B2 (ja) | 1995-12-13 |
Family
ID=12583365
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3040543A Expired - Fee Related JPH07116525B2 (ja) | 1991-02-13 | 1991-02-13 | 連続焼鈍炉の炉内ロール |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07116525B2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS609574A (ja) * | 1983-06-29 | 1985-01-18 | M C L:Kk | 鋳込み装置 |
JPS6330369A (ja) * | 1986-07-21 | 1988-02-09 | 日立造船株式会社 | 耐熱衝撃、耐食性セラミツクス |
-
1991
- 1991-02-13 JP JP3040543A patent/JPH07116525B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS609574A (ja) * | 1983-06-29 | 1985-01-18 | M C L:Kk | 鋳込み装置 |
JPS6330369A (ja) * | 1986-07-21 | 1988-02-09 | 日立造船株式会社 | 耐熱衝撃、耐食性セラミツクス |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07116525B2 (ja) | 1995-12-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH04259333A (ja) | 連続焼鈍炉の炉内ロール | |
EP0108328B1 (en) | Continuous annealing apparatus | |
JP2753854B2 (ja) | 竪型連続焼鈍炉 | |
JPH04259330A (ja) | 連続焼鈍炉の炉内ロール | |
JPH04259331A (ja) | 連続焼鈍炉の炉内ロール | |
JPH07116524B2 (ja) | 連続焼鈍炉の炉内ロール | |
JPH0315541Y2 (ja) | ||
JPS6036337B2 (ja) | スラブ長手方向端部の幅調整方法 | |
JPH0234496Y2 (ja) | ||
JPH0530885B2 (ja) | ||
JPH0327802A (ja) | 突起付き鋼板の圧延方法 | |
JPS6217473Y2 (ja) | ||
JPS6348927B2 (ja) | ||
JPS6386820A (ja) | 連続焼鈍炉における金属ストリツプの張力制御方法 | |
JP3588840B2 (ja) | 金属帯の熱処理炉 | |
JP2749698B2 (ja) | 圧延板のプロフィールと平面形状の制御方法 | |
JP3380354B2 (ja) | 竪型光輝焼鈍炉におけるステンレス帯板の炉内すり疵抑制方法 | |
JP2776033B2 (ja) | 連続焼鈍炉における鋼帯の蛇行防止方法 | |
JPS59116331A (ja) | 極低炭素鋼用竪型連続焼鈍炉 | |
JP2007231328A (ja) | 金属材の加熱方法及び直火加熱炉 | |
JPH0583616B2 (ja) | ||
JP3312581B2 (ja) | 熱間圧延設備列及び熱延鋼帯の圧延方法 | |
JPS59116325A (ja) | 極低炭素鋼帯の連続焼鈍方法 | |
JPH0657321A (ja) | ハースロールの炉内配列構造 | |
JP2526441B2 (ja) | 薄物用連続焼鈍設備の板温制御方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19960611 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071213 Year of fee payment: 12 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081213 Year of fee payment: 13 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081213 Year of fee payment: 13 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091213 Year of fee payment: 14 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091213 Year of fee payment: 14 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101213 Year of fee payment: 15 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |