JPH04258536A - ブッシユ - Google Patents

ブッシユ

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JPH04258536A
JPH04258536A JP1790791A JP1790791A JPH04258536A JP H04258536 A JPH04258536 A JP H04258536A JP 1790791 A JP1790791 A JP 1790791A JP 1790791 A JP1790791 A JP 1790791A JP H04258536 A JPH04258536 A JP H04258536A
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protrusion
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はブッシユに関する。この
ブッシユは例えば自動車の懸架装置に用いられるゴムブ
ッシユに適用できる。
【0002】
【従来の技術】従来より、ブッシユ、例えば自動車の懸
架装置に用いられるゴムブッシユとして、図17、図1
8(図17のR−R線に沿う断面)に示す様に、内筒1
00と、内筒100の外周側に配置された外筒200と
、内筒100と外筒200との間に介在するゴム材料か
らなる弾性体300と、外筒100の内周部と弾性体3
00との間に形成され半径方向で所定の隙間幅をもつ隙
間400、500とで構成されたものが知られている。
【0003】このブッシユは、成形金型のキャビティに
内筒100、外筒200を配置するとともに、この隙間
400、500に対応する部分に金型部分Gを配置する
工程、その状態でキャビティにゴム材料を装填し、加硫
する工程、加硫後に金型部分Gを内筒100の軸線方向
に型抜きして隙間400、500を形成する工程、型抜
き後に外筒200の周壁を絞る工程を経て、製造されて
いる。
【0004】このゴムブッシユにおいて、軸直角方向で
ある矢印A1方向(図17参照)に沿って隙間400を
狭める様に外筒200が相対変位したときのばね特性は
図19に示されている。このブッシユでは初期領域では
、外筒200の内周部200aが弾性体300の外面3
00aに当たるまでは、図19の特性線Xに示す様に、
ばね定数は小さく、つまり、ばね特性は柔らかい。 そして外筒200の内周部200aが弾性体300の外
面300aに当たってからは、特性線Xに示す様にばね
特性は立ち上がる。ここで、図19において、特性線X
の立ち上がり部X1までの変位量はδ1とされている。
【0005】ところでゴムブッシユでは、目標特性とし
て、ばね特性が立ち上がるまでの変位量δ1がかなり小
さく設定されている場合がある。例えば変位量δ1が1
〜3mmと小さく設定されている場合がある。このよう
なばね特性を達成するには、隙間400の隙間幅を小さ
くしなければならない。しかし隙間400の隙間幅を小
さくするのは容易ではない。
【0006】殊に、上記した製造工程の様に、隙間40
0、500に対応する部分に金型部分Gを配置し、その
状態でキャビティにゴム材料を装填してゴムブッシユ製
造する場合には、隙間400、500を形成する金型部
分Gの厚みを小さく、例えば1〜3mmと薄肉化しなけ
ればならず、金型部分Gの耐久性、寿命の面で問題が生
じる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記した実情
に鑑みなされたものであり、その目的は、早期に立ち上
がるばね特性が得られ、また、隙間を金型部分で成形す
る場合であっても、金型部分の厚みを確保しつつ狭小化
した隙間を容易に得ることができるブッシユを提供する
ことにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のブッシユは、内
筒と、内筒の外周側に配置された外筒と、内筒と外筒と
の間に介在するゴム材料からなる弾性体と、外筒と内筒
との間で周方向で所定長さのびかつ半径方向で所定の隙
間幅をもつ隙間とで構成され、外筒は、隙間に対面する
内周部の一部が径内方向に突出しかつ隙間幅を他の隙間
幅よりも狭小化した突部をもつことを特徴とするもので
ある。
【0009】本発明では、内筒、外筒の径、厚み、材質
等は適宜選択できる。内筒、外筒は同軸的配置とするこ
とができるが、非同軸的配置でもよい。内筒の外周部と
弾性体とは接着されていてもよいし、場合によっては非
接着でもよい。外筒の内周部と弾性体とは接着されてい
てもよいし、場合によっては非接着でもよい。接着は接
着剤、加硫接着のいずれでもよい。非接着の場合には、
通常、弾性体を外筒内に圧入して弾性体の抜けを抑止す
る。
【0010】弾性体は、その耐久性向上のため、半径方
向に予備圧縮されていることが好ましい。弾性体は一般
的にゴム材料で形成されている。隙間は、外筒の内周部
と弾性体との間に形成されており、半径方向で所定の隙
間幅をもつ。突部が設けられていない域の隙間幅はブッ
シユの用途等に応じて適宜選択できるが、例えば半径方
向で2〜10mmとすることができる。また、突部が設
けられて狭小化された域の隙間幅はブッシユの用途等に
応じて適宜選択できるが、例えば半径方向で0.5〜6
mm、特に1〜3mmとすることができる。狭小化の程
度は一段でも、あるいは例えば図6に例示したように複
数段でも良い。
【0011】本発明では、割り型方式のスウェ−ジング
装置を用い、スウェ−ジング装置により外筒の周壁全体
を絞る場合には、突部に対応する域の絞り量を他の部分
の絞り量よりも大きくすることにより、隙間を狭小化す
る突部を形成できる。
【0012】
【作用】本発明のブッシユにおいて、軸直角方向にそっ
て荷重が作用し、隙間を狭める様に外筒が相対変位した
ときには、外筒の内周部の突部が弾性体の外面に当たる
までは、柔らかいばね特性となる。そして、外筒の内周
部の突部が弾性体の外面に当たった後は、ばね特性は立
ち上がる。殊に本発明のブッシユでは、外筒の突部は隙
間幅を他の隙間幅よりも狭小化しているので、ばね特性
は早期に立ち上がる。
【0013】
【実施例】(第1実施例)本発明の第1実施例を図1〜
図3に基づき説明する。図1は完成品の断面図(図2の
S−S線断面図)を示し、図2はその正面図を示し、図
3は製造途中の成形体の断面図を示す。
【0014】このゴムブッシユは、図1、図2に示す様
に内筒1と外筒2と弾性体3と隙間4、5とで構成され
ている。内筒1は鋼製であり、軸芯Pを備えた中央孔1
0をもつ。内筒1の外径(直径)は10〜40mm程度
とされている。外筒2は鋼製であり、軸端に径外方向に
延設されたフランジ部20をもつ。外筒2は内筒1の外
側に同軸的に配置されている。外筒2の内径(直径)は
20〜120mm程度とされている弾性体3はゴム材料
から形成され、内筒1の外周部と外筒2の内周部との間
に位置している。弾性体3は、外筒2の周壁を絞ること
により、半径方向で予備圧縮されている。弾性体3は径
外方向に延設された延設部30をもつ。延設部30は外
筒2のフランジ部20に沿う。弾性体3と内筒1の外周
面、弾性体3と外筒1の内周面とは、加硫接着されてい
る。従って弾性体3の抜けを抑止できる。
【0015】図2に示す様に隙間4、5は、互いに対向
する様に、外筒2の内周部と弾性体3の外周面との間に
形成されている。隙間4は円弧状にのびて、弧長M1を
もつ。隙間5も同様である。図1に示す様に隙間4は軸
長方向に貫通する開口40をもつ。半径方向における隙
間4の所定の隙間幅はt1で示される。なおt1は2〜
10mm程度とされている。
【0016】図1に示す様に外筒2は突部6をもつ。突
部6は、外筒2の軸長方向のほぼ中央部において外筒2
を1周する様にリング状に形成されている。即ち、突部
6は、外筒2の内周部の一部が径内方向に突出して形成
されている。本実施例では具体的には、図3に示す様な
成形体9と、図略の多数個の割り型を放射方向に配置し
たスウェ−ジング装置とを用い、各割り型の放射方向の
中央域に成形体9を配置し、各割り型を放射方向で求心
方向に移動させ、各割り型の先端部で成形体9の外筒2
の周壁全体を強圧して絞り、この絞り加工の際に突部6
に対応する部分の絞り量を大きくし、以てリング状の突
部6は形成されている。
【0017】この結果図1に示す様に、突部6に対面す
る隙間部分4aの隙間幅t2は他の隙間部分4b(隙間
幅t1)よりも狭小化されている。なおt2は0.3〜
3mm程度(t1>t2)とされている。なお、外筒2
において突部6の外周面部分は、外筒2を1周するリン
グ状の凹み面6aとされている。
【0018】ところで、図20に本実施例で用いる成形
金型Cを示す。この成形金型Cは第1型C1、第2型C
2、第3型C3、第4型C4とをもち、キャビティC6
を形成する。第1型C1は金型部分G1、金型部分G2
、溝G6をもつ。第4型C4は金型部分G3、金型部分
G4、溝G7、注入孔G8をもつ。図3に示す成形体9
は、図20に示す様に、成形金型CのキャビティC6に
内筒1、外筒2を配置するとともに、成形金型Cを型締
めし金型部分G4、G2を内筒1の軸線方向に移動させ
て隙間4、5に対面する部分に金型部分G4、G2を配
置する工程、その状態でキャビティC6にゴム材料を注
入孔G8から装填し、加硫する工程、加硫後に成形金型
Cの離型と共に金型部分G4、G2を内筒1の軸線方向
に型抜きする工程を経て、製造されている。
【0019】このゴムブッシユにおいて、軸直角方向で
ある矢印A1方向(図2)にそって外筒2が相対変位し
たときには、隙間4の隙間部分4aの隙間幅は更に小さ
くなるとともに他方の隙間5の隙間幅は大きくなるよう
に変位する。このとき、隙間4に対面する突部6が弾性
体3の外面3gに当たるまでは、ばね特性は柔らかい。 更に、外筒2の突部6が弾性体3の外面3gに当たった
後は、弾性体3の部分3aに圧縮力が作用し、ばね特性
は立ち上がる。
【0020】また逆方向、つまり軸直角方向である矢印
A2方向にそって外筒2が相対変位したときには、他方
の隙間5の隙間幅は小さくなるとともに隙間4の隙間幅
は大きくなるように変位する。このとき前述同様に、隙
間5に対面する突部6が弾性体3の外面3hに当たるま
では、ばね特性は柔らかい。更に外筒2の突部6が弾性
体3の外面3hに当たった後は、弾性体3の部分3bに
圧縮力が作用し、ばね特性は立ち上がる。
【0021】更にまた、軸直角方向である矢印B1方向
にそって外筒2が相対変位したときには、弾性体3の部
分3cに圧縮力が作用する。また軸直角方向である矢印
B2方向にそって外筒2が相対変位したときには、弾性
体3の部分3dに圧縮力が作用する。また軸線方向にそ
って外筒2が相対変位したときには、弾性体3がせん断
変形する。
【0022】以上説明した様に本実施例では、外筒2は
、隙間4、5に対面する内周部の一部が径内方向に突出
したリング状の突部6をもつので、弾性体3と外筒2の
内周部との間の隙間4の隙間部分4aの隙間幅t2を他
の隙間部分4bの隙間幅t1よりも狭小化できる。隙間
5についても同様であり、突部6により、隙間5の隙間
部分5aの隙間幅t2を狭小化できる。このように本実
施例では、隙間部分4a、5aは共に狭小化されている
ので、ばね特性が早期に立ち上がる立上り特性を得るの
に有利である。
【0023】しかも本実施例では、隙間4、5の隙間幅
t1を大きめに設定しても、突部6に対面する隙間部分
4a、5aの隙間幅をt2と狭小化できる。故に、隙間
4、5を形成するために、成形体9の製造工程において
隙間4、5に対応する部分に設置される金型部分G4、
G2を厚肉化でき、そのぶん金型部分G4、G2の耐久
性向上、寿命向上に役立つ。
【0024】更には、本実施例では、外筒2の周壁を絞
る際に突部6を形成するので、コストアップを抑え得る
。(適用例)第1実施例のゴムブッシユは、例えば、自
動車の懸架装置のA型コントロールアームの車体結合部
に装備できる。この場合には、ゴムブッシユの軸線が車
体前後方向に沿う様に、かつ、隙間4が上側に隙間5が
下側に弾性体3の延設部30が車幅方向に配置する。 これにより操縦安定性を維持しつつハーシュネスを抑え
得る。
【0025】(第2実施例)本発明の第2実施例を図4
に基づき説明する。第2実施例は第1実施例と基本的に
は同じ構成であり、従って基本的に同じ作用を果たす部
位には同じ符号を付する。ただし、外筒2を1周するリ
ング状の突部6、7は、外筒2の軸長方向の両端部に形
成されている。突部6、7に対面する隙間4の隙間部分
4aの隙間幅t3、t4は他の隙間部分4bよりも狭小
化されている。なお、t3、t4は同じ大きさでも、異
なる大きさでも良い。
【0026】第2実施例では、第1実施例と基本的に同
じ作用効果が得られ、ばね特性を早期に立ち上がらせ得
る。更に突部6、7は外筒2の軸長方向の両端部に形成
されているので、軸芯Pが傾く様に矢印C1、C2方向
に外筒2が相対変位するときにおいても、ばね特性を調
整し得る。 (第3実施例)本発明の第3実施例を図5に基づき説明
する。第3実施例は第2実施例と基本的には同じ構成で
あり、基本的に同じ作用を果たす部位には同じ符号を付
する。ただし、外筒2はフランジ部をもたない構成であ
る。この例では、外筒2を1周するリング状の突部6、
7は外筒2の軸長方向において直列に2個形成されてい
る。突部6、7に対面する隙間部分4aの隙間幅t5、
t6は他の隙間部分4bよりも狭小化されている。なお
、t5、t6は同じ大きさとされている。第3実施例に
おいても、第1実施例と基本的に同じ作用効果が得られ
、ばね特性を早期に立ち上がらせ得る。 (第4実施例)本発明の第4実施例を図6に基づき説明
する。第4実施例は第3実施例と基本的には同じ構成で
あり、基本的に同じ作用を果たす部位には同じ符号を付
する。即ち、外筒2を1周するリング状の突部6、7は
外筒2の軸長方向において直列に2個形成されており、
更に、突部6に対面する隙間部分4cの隙間幅t7より
も、突部7に対面する隙間部分4aの隙間幅t8は小さ
くされている。そのため、軸直角方向である矢印A1方
向に外筒2が相対変位したときには、突部6が作用する
特性と、突部7が作用する特性とが合わさったばね特性
が得られる。 (第5実施例)本発明の第5実施例を図7、図8に基づ
き説明する。第5実施例は第1実施例と基本的には同じ
構成であり、従って基本的に同じ作用を果たす部位には
同じ符号を付する。ただし、外筒2の外周壁の一部2f
を平坦化することにより、突部6は外筒2の軸長方向に
のびる様に形成されている。図7に示す様に突部6と反
対側に位置する外筒2の外周壁部分2hは平坦化されて
いない。この例では、突部6に対面する隙間4の隙間部
分4aの隙間幅はt9で示され、隙間4の他の隙間部分
4bよりも狭小化されている。なお、突部6を設けてい
ない隙間5の隙間幅はt10で示されている(t10>
t9)。 (第6実施例)本発明の第6実施例を図9に基づき説明
する。第6実施例は図7に示す第5実施例と基本的には
同じ構成であり、従って基本的に同じ作用を果たす部位
には同じ符号を付する。ただし、突部6に加えて、外筒
2のうち隙間4、5に対面する位置にストツパ突部2i
が絞り加工により形成されている。従って外筒2が捩じ
り方向つまり矢印E1、E2方向に相対変位するとき、
ストツパ突部2iが弾性体3の壁面3iに当たり、スト
ッパ機能を果たすので、捩じり方向におけるばね特性を
硬くできる。 (第7実施例)本発明の第7実施例を図10に基づき説
明する。第7実施例は図8に示す第5実施例と基本的に
は同じ構成であり、従って基本的に同じ作用を果たす部
位には同じ符号を付する。即ち、外筒2の外周壁の一部
2fを平坦化することにより、突部6は外筒2の軸長方
向にのびる様に形成されている。この例では、外筒2の
軸長方向の両端部には突部6は形成されていない。隙間
4のうち、突部6に対面する隙間部分4aの隙間幅t1
1は他の隙間部分4bよりも狭小化されている。 (第8実施例)本発明の第8実施例を図11に基づき説
明する。第8実施例は図10に示す第7実施例と基本的
には同じ構成であり、従って基本的に同じ作用を果たす
部位には同じ符号を付する。即ち、外筒2の外周壁の一
部2fを平坦化することにより、突部6は外筒2の軸長
方向にのびる様に形成されている。この例では、突部6
の軸長方向の中央部において,更に突出した突部7が形
成されている。突部7に対面する隙間部分4aの隙間幅
はt14で示され、突部6に対面する隙間部分4cの隙
間幅はt15で示されている。ここでt14<t15と
されている。そのため、軸直角方向である矢印A1方向
に外筒2が相対変位したときには、突部7が作用する特
性と、突部6が作用する特性とが合わさったばね特性が
得られる。 (第9実施例)本発明の第9実施例を図12〜図14に
基づき説明する。第9実施例は図7に示す第5実施例と
基本的には同じ構成であり、従って基本的に同じ作用を
果たす部位には同じ符号を付する。この例では、合計4
個の突部6は外筒2の軸長方向にのびる様に形成されて
いる。この突部6は前述同様に外筒2の外周壁の一部2
fを平坦化するように絞ることにより形成されている。 ここで、隙間4のうち、突部6に対面する隙間部分4a
の隙間幅はt17、t18、t19、t20で示され、
他の隙間部分4bよりも狭小化されている。なお、t1
7〜t20はそれぞれ同じ大きさでも、異なる大きさで
も良い。 (第10実施例)本発明の第10実施例を図15、図1
6に基づき説明する。第10実施例は第1実施例と基本
的には同じ構成であり、従って基本的に同じ作用を果た
す部位には同じ符号を付する。即ち、突部6は外筒2の
軸長の中央部にリング状に形成されている。従って隙間
4のうち、突部6に対面する隙間部分4aの隙間幅t2
3は他の隙間部分4bよりも狭小化されている。この例
では、弾性体3は軸端部に凹部3eをもち、更に弾性体
3には鋼製の中間板3mが埋設されている。中間板3m
は貫通孔3nをもち、貫通孔3nには弾性体3のゴム材
料が装填されている。第10実施例では中間板3mが埋
設されているので、軸直角方向である矢印A1、A2方
向に外筒2が相対変位したときにおいて、ばね特性を硬
目にし得る。
【0027】
【発明の効果】本発明のブッシユによれば、外筒は、隙
間に対面する内周部の一部が径内方向に突出した突部を
もつので、弾性体と外筒の内周部との間の隙間の隙間幅
を他の隙間部分よりも狭小化できる。従って、早期に立
ち上がる立上り特性を得るのに有利である。
【0028】更には、隙間に対応する部分に金型部分を
配置して成形体を製造し、金型部分を型抜きした後に外
筒を絞り加工して突部を形成する場合には、金型部分の
厚肉化を維持しつつ隙間幅を狭小化できるので、金型部
分の耐久性、寿命を確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例のゴムブッシユの断面を示し、図2
のS−S線に沿う断面図である。
【図2】第1実施例のゴムブッシユの正面図である。
【図3】第1実施例の成形体の断面図である。
【図4】第2実施例のゴムブッシユの断面図である。
【図5】第3実施例のゴムブッシユの断面図である。
【図6】第4実施例のゴムブッシユの断面図である。
【図7】第5実施例のゴムブッシユの正面図である。
【図8】図7のK−K線にそう断面図である。
【図9】第6実施例のゴムブッシユの正面図である。
【図10】第7実施例のゴムブッシユの断面図である。
【図11】第8実施例のゴムブッシユの断面図である。
【図12】第9実施例のゴムブッシユの正面図である。
【図13】第9実施例のゴムブッシユの断面図である。
【図14】第9実施例のゴムブッシユの側面図である。
【図15】第10実施例のゴムブッシユの正面図である
【図16】図15のN−N線にそう断面図である。
【図17】従来のゴムブッシユの正面図である。
【図18】図17のR−R線にそう断面図である。
【図19】従来のゴムブッシユのばね特性を示すグラフ
正面図である。
【図20】第1実施例のゴムブッシュの製造で用いる成
形金型の断面図である。
【符号の説明】
1  内筒 2  外筒 3  弾性体 4  隙間 5  隙間 6  突部 7  突部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  内筒と、該内筒の外周側に配置された
    外筒と、該内筒と該外筒との間に介在するゴム材料から
    なる弾性体と、該外筒と該内筒の間で周方向に所定長さ
    にのびかつ半径方向で所定の隙間幅をもつ隙間とで構成
    され、該外筒は、該隙間に対面する内周部の一部が径内
    方向に突出しかつ隙間幅を他の隙間幅よりも狭小化した
    突部をもつことを特徴とするブッシユ。
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