JPH042575Y2 - - Google Patents

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JPH042575Y2
JPH042575Y2 JP435187U JP435187U JPH042575Y2 JP H042575 Y2 JPH042575 Y2 JP H042575Y2 JP 435187 U JP435187 U JP 435187U JP 435187 U JP435187 U JP 435187U JP H042575 Y2 JPH042575 Y2 JP H042575Y2
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upper horizontal
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plate
furniture
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JP435187U
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  • Legs For Furniture In General (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、キヤビネツトや保管庫等の箱形家具
を載置するための台枠体において、台枠体にアジ
ヤスターやキヤスター等の足体を取付ける装置に
関するものである。
〔従来の技術とその問題点〕
キヤビネツト等の家具を設置するに際して、家
具を嵩上げしたり外観を向上させたりするため
に、当該家具とは別体に形成された台枠体が利用
されていることは周知の通りであるが、家具の傾
きや高さを微調整したり移動を容易にしたりする
ため、台枠体にアジヤスターやキヤスター等の足
体を取付けることが行われている。
しかして、この種台枠体は薄鋼板の板金加工に
よつて形成されており、第10図に示すように、
四周を囲う側板21aの上下両端にそれぞれに水
平片21b,21cを内向き突設した形態である
ため、台枠体21に対してアジヤスター等を直接
取付けることはできない。このため従来は、台枠
体21の側板21a間に断面上向き開口コ字状等
の横浅22を差し渡して熔接23し、該横浅22
の底面板22aにアジヤスター24を螺合するよ
うにしている。
しかし、この従来の手段では、横浅22の長さ
寸法が設定値よりも長かつたり短かつたりする
と、側板21a間の間隔が所定値よりも広がつた
り縮まつたりして台枠体21が変形してしまい、
側板1aが家具の側面からはみ出して家具同士を
密着させて並設できなくなつたり、外観が悪化し
たりする問題が生じることになり、このため、横
浅22は精密に加工せねばならず製造の手間が増
大する問題があつた。
また、横浅22の両端を台枠体21の側板21
aに熔接すると、家具の荷重は、台枠体21の側
板21aとの熔接23箇所において上下方向のせ
ん断力として作用するため、横浅22が外れない
よう頑丈に熔接せなばならず、取付けにも手間が
掛かつていた。同様に、横浅22は台枠体21の
側板21aに取付いているにすぎず、上水平片2
1aを支持するものではないため、家具の荷重は
上水平片21bに対して曲げモーメントとして作
用し、特に横浅22が取付かない側の上水平片2
1bが撓み変形し易い問題もあつた。
本考案は、台枠体にアジヤスター等の足体を取
付けるに際しての上記問題の解消を目的とするも
のである。
〔問題点を解決するための手段〕
このため本考案は、四周を囲む側板の上端に上
水平片を各々内向き突設し、その上面に家具を載
置するようにした家具用台枠体において、足体取
付部材を、アジヤスター等の足体を取付ける下部
支持板と、該下部支持板に連設する垂直片を介し
て台枠体の上水平片の下面を支持する上部支持板
とにより構成し、該4つの足体取付部材における
上部支持板を、前記台枠体の側板のうち相対向す
る箇所における上水平片下面に熔着する一方、各
足体取付部材には、台枠体の各角部近傍における
互いに隣接した上水平片の下面に跨って延びる上
部水平板を延設し、該上部水平板を前記各上水平
片下面に熔着した構成にしたものである。
〔作用・効果〕
この構成において、足体取付部材を台枠体1の
角部近傍にそれぞれ配設し、その上部支持板と上
部支持板とを上水平片の下面に熔着することによ
り、台枠体に対してアジヤスター等の足体を取付
けできる。
そして、台枠体上面に家具を載置した状態にお
いて、家具の荷重は上水平片を介して足体取付部
材に作用するが、足体取付部材は垂直片を介して
連設した上部支持板によつて台枠体の上水平片下
面を支持しているから、足体取付部材が荷重によ
つて変形することはなく、確実に家具を支持でき
ることになる。
従つて本考案によれば、足体取付部材は台枠体
の角部近傍においてそれぞれ上水平片下面に熔着
するのみであるから、その寸法がまちまちであつ
ても取付けに伴つて台枠体が変形することは全く
なく、足体取付部材は高い精度に加工する必要は
ないから、製造の手間を軽減できる効果を有す
る。
また、台枠体の上水平片が足体取付部材によつ
て直接支持されているから、家具の荷重を直接に
受ける上水平片は荷重によつて撓み変形しにくく
なり、台枠体の支持能力も向上できるのである。
更に、足体取付部材に延設した上部水平板が隣
接する上水平片に跨つて熔着しているから、上水
平片同士が強固に連結されることになり、台枠体
の剛性を向上できる効果も有する。
〔実施例〕
次に、本考案の実施例を図面(第1〜5図)に
基づいて説明すると、図において符号1は、上面
で家具Aを支持するようにした薄鋼板製の台枠体
で、該台枠体1は、四周を囲う側板1aの上下両
端縁に、突出寸法の大きい上水平片1bと突出寸
法の小さい下水平片1cとを内向き突設して形成
されている。また、前記各上下水平片1b,1c
は、それぞれ隣接するもの同士一体的に熔接2さ
れている。
符号3は、前記側板1aの相対向した4箇所の
部位において上水平片1b下方に配設した足体取
付部材を示す。該足体取付部材3は、アジヤスタ
ー4を螺合した下部支持板3aと、前記下部支持
板3aの一側縁に垂直片3bを介して一体的に連
接された上部支持板3cとで形成されており、前
記上部支持板3cを上水平片1b下面に熔着する
と共に、該上部支持板3cには、互いに隣接する
上水平片1b下面に跨つて延びる平面しL字状の
上部水平板5を一体的に連設し、該上部水平板5
を各水平片1bにスポツト熔着している。
また、前記下部支持板3aにおける台枠体1側
板1a寄りに位置した先端縁には、下水平片1c
を支持するようにした断面溝形の下端支持部6を
一体的に連設し、該下部支持部6の上向き凸片6
aを下水平片1cに穿設の係合孔7に嵌挿すると
共に、下端支持部6の底面板には、隣接する下水
平片1c下面に跨つて延びる下部水平板8を一体
的に連設し、該下部水平板8を下水平片1c下面
にスポツト熔接等にて熔着している。
なお、上部支持板3cと上水平片1bには、ア
ジヤスター4に対するドライバを挿通するための
貫通孔9と切欠き10とをそれぞれ形成してい
る。なお、上水平片1bの先端縁よりも台枠体1
内部方向においてアジヤスター4を取付ければ、
前記切欠き10は不要となる。また、アジヤスタ
ー4の下端接地部4aは、その外周面が下水平片
1cの先端縁よりも台枠体1内部方向に位置する
ような直径に設定することにより、下水平片1c
と干渉することなく上向きにねじ込めるようにし
ている(第3図参照)。
以上の構成において、足体取付部材3は上水平
片bの下面に取付くものであるから、足体取付部
材3の各部の寸法に誤差があつても取付けに伴つ
て台枠体1が変形することは全くなく、台枠体1
の側板1aが家具Aの側面からはみ出て家具Aを
並設できなくなることを確実に防止できると共
に、精密に加工する必要はないからその製造の手
間も軽減できるのである。
そして、家具Aの荷重は下部支持板3aを介し
てアジヤスター4にて支持されるが、下部支持板
3aは垂直片3bに連設した上部支持板3cを介
して上水平片1c下面が接当しているから、足体
取付部材3は変形することなく確実に家具Aを支
持できると共に、足体取付部材3によつて上水平
片1bを直接に支持するものであるから、家具A
の荷重が上水平片1bに対して曲げモーメントと
して作用することはなく、上水平片1bの撓み変
形も防止されることになる。
また、家具Aの荷重は上水平片1bを上部支持
板3cに押圧するように作用するから、上水平片
1bと上部支持板3cとの熔接箇所に栴檀力が作
用することはなく、従つて、足体取付部材3を取
付けるに際して上部支持板3cや上部水平板5は
強固に熔着する必要はなく、その取付作業の手間
も軽減されるのである。
また、互いに隣接した上水平片1b同士の熔接
2が不完全であると、台枠体1全体の剛性が低下
する虞があるが、本願考案では、隣接する2方向
の上水平片1bはこれに跨つて配設された上部水
平板5を介して熔接されるから、台枠体1の各角
部近傍が補強され、上水平片1b同士の熔接2が
不十分であつても台枠体1の剛性が向上する。こ
の場合、互いに隣接した上水平片1b同士を熔接
2せずに、単に上部水平板5を介して熔接した形
態にしても良く、このようにすると上水平片1b
同士の熔接2の手間を省いて製造コストを低減で
きることになる。
なお、実施例のように下部支持部6の上向き凸
片6aを下水平片1cに係合させると、足体取付
部材3が位置決めされるため取付作業が一層簡単
になり、また、下部支持部6の底面板に下部水平
板8を連設すると、台枠体1の各角部近傍は上下
において補強されるため、台枠体1の剛性が一層
向上する。また、下部支持板3aを床面より上方
に位置させると共に、アジヤスター4の下端接地
部4aの外径を前記のように設定すると、台枠体
1を床面に密着または近接させた状態に設置でき
る利点がある。
第6〜9図に示すのは本考案の第2実施例で、
この実施例では、上部支持板3cを上水平片1c
の先端縁下面に熔着する一方、下部支持片3aの
先端縁に連設した垂直板11を介して上部水平板
5を延設し、垂直板11と上部支持板5とをそれ
ぞれ台枠体1の側板1aと上水平片1bとに熔着
したもので、上部支持板3cと上水平片1bとに
は、ドライバ挿通用の切り開き部12,10を形
成してなる。
なお、上部水平板5の端部は、第6図の二点鎖
線で示すように、上部支持板3c近傍まて延出し
ても良い。また、実施例ではアジヤスター4の下
端接地部4aが下水平片1cと平面視重複するよ
う大径に形成しているが、第8図の一点鎖線で示
すように、第1実施例と同様の形態にしても良
い。
この第2実施例の作用・効果は前記第1実施例
と同様であるが、垂直板11が台枠体1の側板1
aに熔着されているので、台枠体1の剛性が一層
向上することになる。
以上2つの実施例を説明したが、足体取付部材
3の形態は上記にものに限らないことは勿論で、
例えば、第1図に一点鎖線で示したように、台枠
体1の角部近傍に足体取付部材3′を配設し、そ
の上部支持板3c′に平面視直角三角形または台形
の上部水平板5′を連設した形態にしても良い。
また、実施例はアジヤスターの取付装置として
具体化した場合であつたが、キヤスターの取付装
置としても利用できるのは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
第1〜5図は本考案の第1実施例を示し、第1
図は台枠体の平面図、第2図は第1図の一部切欠
き正面図、第3図は第1図の−視断面図、第
4図は足体取付部材の斜視図、第5図は台枠体の
部分斜視図、第6〜9図は本考案の第2実施例を
示し、第6図は足体取付部材の斜視図、第7図は
台枠体の要部平面図、第8図は第7図の−視
断面図、第9図は第7図の−視断面図、第1
0図は従来技術を示す斜視図である。 A……家具、1……台枠体、1a……側板、1
b……上水平片、1c……下水平片、3……足体
取付部材、3a……下部支持板、3b……垂直
片、3c……上部支持板、4……アジヤスター、
5……上部水平板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 四周を囲む側板の上端に上水平片を各々内向き
    突設し、その上面に家具を載置するようにした家
    具用台枠体において、足体取付部材を、アジヤス
    ター等の足体を取付ける下部支持板と、該下部支
    持板に連設する垂直片を介して台枠体の上水平片
    の下面を支持する上部支持板とにより構成し、該
    4つの足体取付部材における上部支持板を、前記
    台枠体の側板のうち相対向する箇所における上水
    平片下面に熔着する一方、各足体取付部材には、
    台枠体の各角部近傍における互いに隣接した上水
    平片の下面に跨って延びる上部水平板を延設し、
    該上部水平板を前記各上水平片下面に熔着したこ
    とを特徴とする家具用台枠体における足体取付装
    置。
JP435187U 1987-01-14 1987-01-14 Expired JPH042575Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP435187U JPH042575Y2 (ja) 1987-01-14 1987-01-14

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JP435187U JPH042575Y2 (ja) 1987-01-14 1987-01-14

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JPS63112839U JPS63112839U (ja) 1988-07-20
JPH042575Y2 true JPH042575Y2 (ja) 1992-01-29

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