JPH04257429A - シート状発泡体の製造方法 - Google Patents

シート状発泡体の製造方法

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JPH04257429A
JPH04257429A JP10223191A JP10223191A JPH04257429A JP H04257429 A JPH04257429 A JP H04257429A JP 10223191 A JP10223191 A JP 10223191A JP 10223191 A JP10223191 A JP 10223191A JP H04257429 A JPH04257429 A JP H04257429A
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JP
Japan
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foam
polyester film
coated
paint
base material
Prior art date
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Pending
Application number
JP10223191A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideo Ikezawa
秀男 池沢
Katsuaki Matsubayashi
松林 克明
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New Oji Paper Co Ltd
Original Assignee
Oji Paper Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は断熱材、緩衝材、包装梱
包材、パッキング材、装飾材等に使用されるシート状発
泡体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】熱膨張型マイクロカプセルを用いて発泡
体を製造する方法は知られており、例えば特公昭42−
26524号公報に記載されているようにn−ヘプタン
を内包するポリエチレン壁膜からなる熱膨張性マイクロ
カプセルと接着剤とを混合した塗料を基材に塗工、乾燥
後、140〜150℃に加熱することにより発泡体を得
ている。しかしながら、この方法では、塗料の乾燥と加
熱による発泡が別工程となる上、形成した発泡体の表面
が著しく粗れており、平滑な美しい表面を有する発泡体
を得ることはできない。一方、特開昭56−13683
0号公報に記載されているように、不飽和ポリエステル
樹脂,光硬化剤、発泡剤を含有する塗料を基材に塗工後
、塗工面に紫外線の照射を行なうことにより、塗料の硬
化、発泡を行なう方法が知られているが、この場合も発
泡による塗工表面の粗れは著しく、平滑な美しい表面を
有する発泡体を得ることはできない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は従来の発泡体
の製造における上記のような欠点を解消するためになさ
れたものである。即ち塗料の乾燥と発泡処理が、従来の
方法のように二工程でなく、一工程で行なえるばかりで
なく、形成した発泡体表面の発泡剤の分散ムラ、塗工ム
ラ等に起因する発泡後の凹凸がない、平滑な美しい表面
を有するシート状発泡体を発泡性を何ら低下させること
なしに、連続的に製造することが可能となった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記目的
を達成するために、有機高分子化合物系接着剤を1種以
上配合した組成物に、内部に低沸点溶剤を封入した熱膨
張性マイクロカプセルを配合した塗料を基材に塗工後、
塗工面にポリエステルフィルムを貼り合わせ、次いで加
熱処理を行なった後、該ポリエステルフィルムを塗工面
より剥離することにより塗料の乾燥と発泡を同時に行な
うことが可能であり、発泡性を低下させることなしに、
基材と一本化し、均一な微細独立気泡からなり、平滑な
美しい表面を有するシート状発泡体を連続的かつ容易に
製造できることを見出した。この場合、塗料を基材では
なくポリエステルフィルムに塗工後塗工面を基材と貼り
合わせ次いで加熱処理を行なった後、該ポリエステルフ
ィルムを基材から剥離することによっても、上記の結果
と同様な効果を得ることが可能である。
【0005】本発明に用いられるマイクロカプセル発泡
剤は、カプセル壁の軟化点以下の温度で気化する低沸点
溶剤例えばブタン、ペンタン、ヘキサン等を内包し、カ
プセル壁は熱可塑性高分子で形成されているため、カプ
セル壁の軟化点以上に加熱することにより、マイクロカ
プセルが膨張し、容易に発泡体の形成が可能である。こ
れらのマイクロカプセルとして例えば、ダウケミカル社
や松本油脂製のマイクロスフェアーが利用できる。マイ
クロカプセルの配合量は、高分子化合物接着剤100重
量部に対し、2〜40重量部、好ましくは、5〜30重
量部であり、2重量部以下では、発泡が十分でなく、4
0重量部を越すと、かえって均一な発泡体が得られない
【0006】本発明に用いられる高分子接着剤としては
、通常用いられる接着剤は全て使用可能であり、例えば
、有機溶剤可溶な接着剤としては、ポリ(メタ)アクリ
ル酸メチル、ポリ(メタ)アクリル酸エチル、ポリ(メ
タ)アクリル酸ブチル等のアクリル酸エステル系接着剤
あるいは、これらの共重合体、ポリエステル系、ポリウ
レタン系、エポキシ系、ポリスチレン系あるいはこれら
の共重合体等の接着剤の1種あるいは2種以上の組み合
わせとして使用することができる。本発明には、水系の
接着剤も使用することができ、特に限定するものではな
いが、例えば、ポリウレタン、ポリ(メタ)アクリル酸
エステル、ポリエステル、スチレン−ブタジェン共重合
体、メチルメタクリレート−ブタジェン共重合体、酢酸
ビニル系共重合体などのエマルジョンの他に、ヒドロキ
シエチルセルロース、ポリビニルアルコール、酸化澱粉
等の水溶性接着剤等をあげることができ、これらは、単
独または2種以上の混合物として使用される。
【0007】本発明の塗料中には必要に応じて有色の染
料、蛍光染料、酸化防止剤、紫外線吸収剤、有色の顔料
、帯電防止剤、界面活性剤、植物油等の助剤を配合して
もよく、更に炭酸カルシウム、二酸化チタン、酸化亜鉛
、カオリンクレー、タルク、水酸化アルミニウム、酸化
マグネシウム、ケイソウ土、サチンホワイト、硫酸バリ
ウム、塩基性炭酸カルシウム、二酸化ケイ素、酸化アル
ミニウム等の白色顔料を配合してもよい。また、ポリエ
ステルフィルムからの剥離を容易にするために必要に応
じて、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸亜鉛等の
高級脂肪酸系離型剤、ポリエチレンエマルジョン等のポ
リエチレン系離型剤、ワックス、シリコーン系等の離型
剤が配合される。離型剤の配合量は塗料の全固形分10
0重量部に対し、0〜10重量部、好ましくは0〜5重
量部であり、10重量部以上では、塗料の安定性が低下
し、塗工層の表面性の低下が認められ、好ましくない。
【0008】本発明に用いられる基材は、加熱乾燥され
る時に塗料中の水分あるいは、溶剤等の揮発性成分が基
材を通じ、基材の非塗工面、すなわちポリエステルフィ
ルムと貼り合わされていない側から除去されることが必
要であり、この要件さえ満たせば何ら制約されるもので
はないが、例えは、紙、不織布等をあげることができる
。塗料は、接着剤の水溶液あるいは接着剤の有機溶剤溶
液に、発泡性マイクロカプセルを配合することによって
調整され、必要に応じて離型剤等の助剤、顔料等が添加
される。調整された塗料は、基材に塗工後、ポリエステ
ルフィルムと貼り合わされ、あるいは、ポリエステルフ
ィルムに塗工後基材と貼り合わされた後、加熱により塗
料の乾燥と塗工層の発泡を同時に行ない、次いでポリエ
ステルフィルムが塗工層より剥離される。
【0009】塗料の塗工料は5〜150g/m2好まし
くは10〜100g/m2の範囲に抑えることが必要で
あり、5g/m2以下および150g/m2以上では、
発泡性および表面性が低下し、好ましくない。加熱温度
は、マイクロカプセル発泡剤の壁膜軟化温度以上である
ことが必要であり、マイクロカプセル壁材の種類、基材
の種類等にもよるが、通常80℃〜180℃程度が好ま
しい。本発明に使用されるポリエステルフィルムは、1
0〜800μmの厚さが使用可能であり、好ましくは8
0〜100μmである。10μm以下では作業性および
強度が不足し、200μm以上では作業性が低下する。 ポリエステルフィルム表面は、必要に応じて、剥離を容
易にするためシリコーン系等との離型剤、帯電防止剤等
が塗布されていても良い。
【0010】
【実施例】実施例1 ポリウレタンエマルジョン(大日本インキ製、ハイドラ
ンHW111、固形分45%)200重量部に発泡性マ
イクロカプセル(松本油脂製、マイクロスフェアー)2
0重量部、離型剤としてステアリン酸亜鉛(サンノプコ
社製、SNコート、固形分33%)を1重量部加えた後
、カウレス分散機で分散混合し、塗料を得た。次いで厚
さ100μmの顔料塗工紙(王子製紙製、OKコート)
上に、メイヤーバーを用いて乾燥後の塗工量が40g/
m2になるように塗工し、この塗工層上に厚さ75μm
のポリエステルフィルム(東レ製、ルミラー)を貼り合
わせた後、100℃の乾燥器中で3分間保持し、塗工層
を乾燥、発泡させた。次いで、塗工層からポリエステル
フィルムを剥離し、紙基材と一体化した発泡体を得た。 得られた発泡体シートは、均一微細な独立気泡からなり
、平滑で美しい表面を有していた。
【0011】実施例2 ポリエステルエマルジョン(大日本インキ製、ボンコー
トR−137,固形分45%)200重量部に、発泡性
マイクロカプセル(松本油脂製,マイクロスフェアー)
10重量部を加えた後、カウレス分散機で分散混合し、
塗料を得た。次いで厚さ100μmの顔料塗工紙(王子
製紙製、OKコート)上に、メイヤーバーを用いて乾燥
後の塗工量が30g/m2になるように塗工し、この塗
工層上に厚さ75μmのポリエステルフィルム(東レ製
、ルミラー)を貼り合わせた後、100℃の乾燥器中で
3分間保持し、塗工層を乾燥、発泡させた。次いで塗工
層からポリエステルフィルムを剥離し、紙基材と一体化
した発泡体を得た。得られた発泡体シートは均一微細な
独立気泡からなり、平滑で美しい表面を有したいた。
【0012】実施例3 ポりアクリル酸エステル(三菱レーヨン製、LR472
、固形分40%)溶液200重量部に、発泡性マイクロ
カプセル(松本油脂製、マイクロスフェアー)20重量
部、二酸化チタン、5重量部を加えた後、カウレス分散
機で分散混合し、塗料を得た。次いで厚さ100μmの
顔料塗工紙(王子製紙製、OKコート)上に、乾燥後の
塗工量が20g/m2になるように塗工し、この塗工層
上に厚さ75μmのポリエステルフィルム(東レ製、ル
ミラー)を貼り合わせた後、100℃の乾燥器中で3分
間保持し、塗工層を乾燥、発泡させた。次いで、塗工層
からポリエステルフィルムを剥離し、紙基材と一体化し
た発泡体を得た。得られた発泡体シートは、均一微細な
独立気泡からなり、平滑で美しい表面を有していた。
【0013】実施例4 塗料を、ポリエステルフィルム上に塗工した後、基材と
貼り合わせる以外は、実施例1と全く同じ操作を繰り返
し、発泡体シートを得た。得られた発泡体は均一微細な
独立気泡からなり、平滑で美しい表面を有していた。
【0014】実施例5 塗料を、ポリエステルフィルム上に塗工した後、基材と
貼り合わせる以外は、実施例2と全く同じ操作を繰り返
して発泡体シートを得た。得られた発泡体は、均一微細
な独立気泡からなり、平滑で美しい表面を有していた。
【0015】比較例1 ポリエステルフィルムの貼合せを行なわない以外は、実
施例1と全く同じ操作を繰り返して発泡体を得た。得ら
れた発泡体表面は粗れており、表面の凸凹が著しかった
【0016】比較例2 ポリエステルフィルムの貼合せを行なわない以外は、実
施例3と全く同じ操作を繰り返して発泡体を得た、得ら
れた発泡体表面は粗れており、表面の凸凹が著しかった
【0017】
【表1】
【0018】
【発明の効果】本発明を用いることにより、発泡性を何
ら低下することなく基材と一体化し、平滑で美しい表面
を有する微細な独立気泡からなるシート状発泡体を連続
かつ容易に製造することが可能となった。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  有機高分子化合物系接着剤を1種以上
    配合した組成物に、内部に低沸点溶剤を封入した熱膨張
    性マイクロカプセルを配合した塗料を基材に塗工後、塗
    工面にポリエステルフィルムを貼り合わせ、次いで加熱
    処理を行なうことにより、塗工層の乾燥と発泡を同時に
    行ない、次いで該ポリエステルフィルムを塗工面より剥
    離することを特徴とするシート状発泡体の製造方法。
  2. 【請求項2】  有機高分子化合物接着剤を1種以上配
    合した組成物に、内部に低沸点溶剤を封入した熱膨張性
    マイクロカプセルを配合した塗料をポリエステルフィル
    ム上に塗工後、塗工面に基材を貼り合わせ、次いで加熱
    処理を行なうことにより塗工層の乾燥と発泡を同時に行
    ない、次いで該ポリエステルフィルムを塗工面より剥離
    することを特徴とするシート状発泡体の製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10329297A (ja) * 1997-05-30 1998-12-15 Minnesota Mining & Mfg Co <3M> 装飾シート及びその製造方法
EP0896976A1 (en) * 1997-08-11 1999-02-17 Bayer Corporation Syntactic rigid PUR/PIR foam boardstock
US6706776B2 (en) 2002-06-18 2004-03-16 Bayer Corporation Syntactic foams with improved water resistance, long pot life and short demolding times

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