JPH04256652A - 媒体搬送装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、プリンタにおいて、挿
入される印字媒体を受け入れて吸入搬送する媒体受け入
れ部を有する媒体搬送装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】図２は従来のプリンタ装置の構成を示す
概略図であり、図２（ａ）は平面図、図２（ｂ）は側面
図を示す。

【０００３】図２を用いて動作を説明する。まず、媒体
挿入者の手によって媒体１１を挿入ガイド１０に沿って
挿入口１２より挿入する。この時媒体１１は、挿入ガイ
ド１０上の媒体搬送時の基準面である付き当て面１３に
対し、矢印Ａ方向に付き当てられ、挿入口１２に向け矢
印Ｂ方向に挿入される。挿入された媒体１１の先端がセ
ンサ５を遮るとソレノイド７を吸引する。ソレノイド７
の吸引により、プレスローラ１５及び１６は矢印Ｃ方向
に移動し、プレスローラ１５及び１６とそれぞれが対向
する駆動ローラ１７及び１８とにより媒体１１をクラン
プする。ここで、プレスローラ１５及び１６が媒体１１
をクランプする際の音により媒体挿入者は、媒体１１の
クランプを察知し媒体１１から手を離し、モータ６によ
り駆動ローラ１７及び１８が駆動され、媒体１１を印字
位置まで搬送する。印字位置に搬送された媒体１１は、
印字ヘッド１４により印字される。

【０００４】図３は前述した吸入動作のタイムチャート
である。図において、センサ５による信号をＳ１、ソレ
ノイド７の駆動信号をＭＧ、モータ６の駆動信号をＭＯ
Ｔとする。図３は次のような動作を表している。媒体の
挿入による信号Ｓ１のＯＮ検出から一定時間Ｔ１経過後
、ソレノイド７の吸引によりプレスローラ１５及び１６
をクランプさせ、さらに一定時間Ｔ２経過後、モータ６
を動作させ駆動ローラ１７及び１８の駆動により媒体を
吸入している。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上述
べた装置では、媒体を挿入する際の基準面への付き当て
において、特に媒体が薄いものの場合、図８（ａ）のｐ
部の如く媒体が湾曲してしまう場合があり、この様な状
態で媒体をプレスローラによりクランプし吸入動作を行
うと、媒体ジャムが発生したり、印字曲がりが発生する
という問題があった。

【０００６】本発明は以上述べた問題を解決するため、
媒体吸入動作におけるプレスローラによる媒体クランプ
方法を改善し、媒体挿入時に生じる媒体の湾曲を除去す
る装置を提供することを目的とする。

【０００７】

【課題を解決するための手段】本発明は、媒体受け入れ
部に対し、開閉可能なローラと駆動用ローラとから成る
吸入部を２ヵ所設け、各吸入部を個別に開閉可能な構成
とし、媒体吸入動作において、各吸入部が開閉するタイ
ミングを制御するものである。

【０００８】

【作用】本発明によれば、媒体挿入時に生じる媒体の湾
曲を、除去した後に吸入動作を行うことが可能となる。

【０００９】

【実施例】以下図面を用いて本発明の実施例を説明する
。なお、従来例と同一の構成には同一の符号を用いてい
る。

【００１０】図４は本発明のプリンタ装置の構成を示す
概略図であり、図４（ａ）は平面図、図４（ｂ）は側面
図を示す。

【００１１】図４において、前述した従来のプリンタ装
置と異なる点は、プレスローラ１５の動作用にソレノイ
ド８を設け、プレスローラ１６の動作用にソレノイド９
を設けている点である。これにより、プレスローラ１５
及びプレスローラ１６をそれぞれ個別に動作させること
を可能としている。その他の構成は前述した従来のプリ
ンタ装置と同一であり説明は省略する。

【００１２】図５は本発明のプリンタ装置の媒体受け入
れ部の構成を示すブロック図である。

【００１３】図５において、制御部１は、メモリ２、タ
イマ３、駆動回路４及びセンサ５を制御するものである
。メモリ２は各部の制御を行うためのプログラムを格納
しており、タイマ３は制御を行う上でのタイミングを生
成するためのものである。また、駆動回路４はモータ６
、ソレノイド８及びソレノイド９を駆動するためのもの
である。そして、モータ６の駆動信号をＭＯＴ、ソレノ
イド８の駆動信号をＭＧ１、ソレノイド９の駆動信号を
ＭＧ２とする。センサ５は媒体１１の挿入を検知するた
めのものであり、その信号をＳ１とする。

【００１４】図１は本発明の実施例を示す吸入動作のタ
イムチャートである。

【００１５】図１を用いて吸入動作を説明する。媒体が
センサ５を遮ることにより信号Ｓ１がＯＮし、これから
一定時間Ｔ１経過後に制御部１は、信号ＭＧ１をＯＮさ
せることによりソレノイド８を吸引させプレスローラ１
５にて媒体をクランプさせる。

【００１６】次に、信号ＭＧ１のＯＮから一定時間ｔ１
経過後に信号ＭＧ２をＯＮさせることによりソレノイド
９を吸引させプレスローラ１６により媒体をクランプさ
せる。

【００１７】そして、信号ＭＧ２のＯＮから一定時間Ｔ
２経過後に信号ＭＯＴをＯＮさせモータ６を動作させる
ことにより駆動ローラ１７及び駆動ローラ１８を駆動さ
せ、これにより媒体を吸入する。

【００１８】図８は、図１の説明にて示した吸入動作に
より、媒体１１の湾曲を除去する動作を示す作用説明図
である。

【００１９】図８を用いて媒体１１の湾曲を除去する状
況を説明する。

【００２０】まず、図８（ａ）の如く、媒体１１は付き
当て面１３に付き当てられながら挿入され、媒体１１の
先端がセンサ５を遮ることにより挿入が検知され、挿入
検知から一定時間Ｔ１経過後にソレノイド８を吸引させ
ることによりプレスローラ１５にて媒体１１をクランプ
させる。

【００２１】ここで、プレスローラ１５が媒体１１をク
ランプする際の音により媒体挿入者は、媒体１１のクラ
ンプを察知し媒体１１から手を離し、これにより、媒体
１１に対する付き当て面１３への力は除かれる。

【００２２】そして、図８（ｂ）の如く、プレスローラ
１６がクランプするまでの間、つまり一定時間ｔ１の間
に、媒体１１のｐ部湾曲は、図中の矢印ｑ方向に媒体１
１が滑り除去される。

【００２３】そして図８（ｃ）の如く、ソレノイド８吸
引から一定時間ｔ１経過後にソレノイド９を吸引させる
ことによりプレスローラ１６にて媒体１１をクランプさ
せ、湾曲の除去を完了する。

【００２４】以上の動作の後、モータ６を動作させるこ
とにより駆動ローラ１７及び駆動ローラ１８を駆動して
、媒体を吸入し印字処理を行う。

【００２５】また、以上説明した実施例において、一定
時間ｔ１には、媒体１１のｐ部湾曲が、矢印ｑ方向への
媒体１１の滑りにより除去されるために必要な時間を設
定し、一定時間Ｔ１及びＴ２には、任意に時間を設定し
て構わないことを付け加えておく。

【００２６】図６は本発明の第２の実施例を示す吸入動
作のタイムチャートである。

【００２７】図６を用いて第２の実施例における吸入動
作を説明する。媒体がセンサ５を遮ることにより信号Ｓ
１がＯＮし、これから一定時間Ｔ１経過後に制御部１は
、信号ＭＧ１及びＭＧ２をＯＮさせることによりソレノ
イド８及びソレノイド９を吸引させプレスローラ１５及
びプレスローラ１６にて媒体をクランプさせる。

【００２８】次に、信号ＭＧ１及びＭＧ２のＯＮから一
定時間Ｔ３経過後に信号ＭＧ２を一定時間ｔ１の間ＯＦ
Ｆさせることにより一旦ソレノイド９の吸引を解除させ
、プレスローラ１６による媒体のクランプを解除させる
。

【００２９】一定時間ｔ１経過後に再度信号ＭＧ２をＯ
Ｎさせることによりソレノイド９を吸引させプレスロー
ラ１６により媒体をクランプさせる。

【００３０】そして、信号ＭＧ２の２度目のＯＮから一
定時間Ｔ２経過後に信号ＭＯＴをＯＮさせることにより
モータ６を動作させ駆動ローラ１７及び駆動ローラ１８
を駆動させ、これにより媒体を吸入する。

【００３１】また、以上説明した第２の実施例において
、一定時間ｔ１には、媒体１１のｐ部湾曲が、矢印ｑ方
向への媒体１１の滑りにより除去されるために必要な時
間を設定し、一定時間Ｔ１、Ｔ２及びＴ３には、任意に
時間を設定して構わないことを付け加えておく。

【００３２】第２の実施例においても、前述した実施例
と同様に媒体１１の湾曲を取り除くことが可能であり、
また、信号Ｓ１がＯＮした後にプレスローラ１５及びプ
レスローラ１６にて媒体をクランプさせているため、仮
に、媒体挿入者によって媒体から手を離す際に、媒体に
対し図４に示す矢印Ａと反対方向に力を加えられたとし
ても、媒体の斜行を防止することができる。

【００３３】図７は本発明の第３の実施例を示す吸入動
作のタイムチャートである。

【００３４】図７を用いて第３の実施例における吸入動
作を説明する。媒体がセンサ５を遮ることにより信号Ｓ
１がＯＮし、これから一定時間Ｔ１経過後に制御部１は
、信号ＭＧ１をＯＮさせることによりソレノイド８を吸
引させプレスローラ１５にて媒体をクランプさせる。

【００３５】次に、信号ＭＧ１のＯＮから一定時間ｔ１
経過後に信号ＭＧ２をＯＮさせることによりソレノイド
９を吸引させプレスローラ１６により媒体をクランプさ
せる。

【００３６】次に、信号ＭＧ２のＯＮから一定時間Ｔ４
経過後に信号ＭＧ１を一定時間ｔ２ＯＦＦさせることに
より一旦ソレノイド８の吸引を解除させ、プレスローラ
１５による媒体のクランプを解除させる。そして、一定
時間ｔ２経過後に再度信号ＭＧ１をＯＮさせることによ
りソレノイド８を吸引させプレスローラ１５により媒体
をクランプさせる。

【００３７】次に、信号ＭＧ１の２度目のＯＮから一定
時間Ｔ５経過後に信号ＭＧ２を一定時間ｔ３の間ＯＦＦ
させることにより一旦ソレノイド９の吸引を解除させ、
プレスローラ１６による媒体のクランプを解除させる。 そして、一定時間ｔ３経過後に再度信号ＭＧ２をＯＮさ
せることによりソレノイド９を吸引させプレスローラ１
６により媒体をクランプさせる。

【００３８】そして最後に、信号ＭＧ２の２度目のＯＮ
から一定時間Ｔ２経過後に信号ＭＯＴをＯＮさせること
によりモータ６を動作させ駆動ローラ１７及び駆動ロー
ラ１８を駆動させ、これにより媒体を吸入する。

【００３９】図９は、図７の説明にて示した第３の実施
例における吸入動作により、媒体１１の湾曲を除去する
動作を示す作用説明図である。

【００４０】図９を用いて媒体１１の湾曲を除去する状
況を説明する。

【００４１】まず、図９（ａ）の如く、媒体１１は付き
当て面１３に付き当てられながら挿入され、媒体１１の
先端がセンサ５を遮ることにより挿入が検知され、挿入
検知から一定時間Ｔ１経過後にソレノイド８を吸引させ
ることによりプレスローラ１５にて媒体１１をクランプ
させる。

【００４２】ここで、プレスローラ１５が媒体１１をク
ランプする際の音により媒体挿入者は、媒体１１のクラ
ンプを察知し媒体１１から手を離し、これにより、媒体
１１に対する付き当て面１３への力は除かれる。

【００４３】そして、ソレノイド８吸引から一定時間ｔ
１経過後にソレノイド９を吸引させることによりプレス
ローラ１６にて媒体１１をクランプさる。この際一定時
間ｔ１の間に、媒体１１のｐ′部湾曲は、図中の矢印ｑ
′方向に媒体１１が滑り除去される。また、この時、プ
レスローラ１５と付き当て面１３との間にも図中ｒ部の
如く湾曲が生じる場合が考えられる。

【００４４】次に、図９（ｂ）の如く、ソレノイド９の
吸引から一定時間Ｔ４経過後に、一定時間ｔ２ソレノイ
ド８の吸引を一旦解除し、プレスローラ１５による媒体
１１のクランプを解除する。この時、図中矢印ｓの如く
前述のｒ部湾曲はプレスローラ１６と付き当て面１３と
の中央部近辺のｐ部湾曲に吸収される。

【００４５】次に、図９（ｃ）の如く、ソレノイド８の
吸引解除から一定時間ｔ２経過後に、再びソレノイド８
を吸引させプレスローラ１５にて媒体１１をクランプさ
せる。以上によりｒ部湾曲は除去される。

【００４６】そして、図９（ｄ）の如く、ソレノイド８
の２度目の吸引から一定時間Ｔ５経過後に、一定時間ｔ
３ソレノイド９の吸引を一旦解除させ、プレスローラ１
６による媒体のクランプを解除させる。ここで、一定時
間ｔ３の間に、媒体１１のｐ部湾曲は、図中の矢印ｑ方
向に媒体１１が滑り除去される。

【００４７】そして次に、図９（ｅ）のご如く、ソレノ
イド９の吸引解除から一定時間ｔ３経過後にソレノイド
９を吸引させることによりプレスローラ１６にて媒体１
１をクランプさせ、湾曲の除去を完了する。

【００４８】また、以上説明した第３の実施例において
、一定時間ｔ１及びｔ３には、媒体１１のｐ部湾曲が、
矢印ｑ方向への媒体１１の滑りにより除去されるために
必要な時間を設定し、一定時間ｔ２には、媒体１１のｒ
部湾曲が、ｐ部湾曲に吸収されるために必要な時間を設
定し、一定時間Ｔ１、Ｔ２、Ｔ４及びＴ５には、任意に
時間を設定して構わないことを付け加えておく。

【００４９】第３の実施例において、信号Ｓ１のＯＮか
ら一定時間Ｔ１経過後ＭＧ１をＯＮさせさらに一定時間
ｔ１経過後ＭＧ２をＯＮさせたが、信号Ｓ１のＯＮから
一定時間Ｔ１経過後ＭＧ１及びＭＧ２を同時にＯＮさせ
、その後の処理を同一とすることによってもｒ部湾曲の
除去を可能とすることができ、さらに前述の第２の実施
例と同様に、媒体挿入者によって媒体から手を離す際に
、媒体に対し図４に示す矢印Ａと反対方向に力を加えら
れたとしても、媒体の斜行を防止することが可能となる
。

【００５０】以上述べた各実施例の説明において、媒体
の搬送を駆動ローラ１７及び駆動ローラ１８の駆動によ
り行うよう説明したが、駆動ローラ１７及び駆動ローラ
１８を駆動用とせず、プレスローラ１５及びプレスロー
ラ１６に駆動を与え駆動用とする他、駆動ローラ１７及
び駆動ローラ１８とプレスローラ１５及びプレスローラ
１６全てに駆動を与え駆動用としても同様の効果を得る
ことができる。

【００５１】

【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、媒体受け入れ部に対し、開閉可能なローラと駆動
用ローラとから成る吸入部を複数設け、各吸入部を個別
に開閉可能な構成とし、媒体吸入動作における吸入部に
よる媒体のクランプ動作を、最も媒体搬送基準面側寄り
に位置する吸入部から、媒体搬送基準面側から離れる方
向に向けて各吸入部を順次クランプさせることにより、
媒体挿入時における媒体の湾曲を除去することができる
という効果が得られる。

【００５２】また、一旦全ての吸入部を同時にクランプ
させた後、最も媒体搬送基準面側寄りに位置する吸入部
を除いた全ての吸入部を開放し、その後前述のクランプ
動作同様に、媒体搬送基準面側から離れる方向に向けて
各吸入部を順次クランプさせることにより、媒体挿入時
における媒体の湾曲除去の他、挿入者が誤って媒体を斜
行させることを防止する効果が得られる。

【００５３】この他、一旦全ての吸入部により媒体をク
ランプさせた後、少なくとも一ヵ所以上の吸入部により
クランプさせた状態で、少なくとも最も媒体搬送基準面
側寄りに位置する吸入部を含めた吸入部を開放する。そ
して開放から一定時間後に、最も媒体搬送基準面側寄り
に位置する吸入部をクランプさせ、その後残り全ての吸
入部を開放し、さらにその後媒体搬送基準面側から離れ
る方向に向けて各吸入部を順次クランプさせることによ
り、媒体挿入時における媒体搬送基準面と媒体搬送基準
面側の吸入部との間で生じる媒体の湾曲をも除去するこ
とができるという効果が得られる。

【００５４】また、実施例の説明において、２ヵ所の吸
入部に関する制御を説明したが、２ヵ所に限定されるこ
となく複数の吸入部を用いても同様の効果を得ることが
できる。

【００５５】そして、媒体の湾曲除去により、その後の
媒体搬送におけるジャムや、印字におけるジャム及び印
字曲がりを防止する効果が得られ、安定した装置を提供
することが可能となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施例を示す吸入動作のタイムチャー
ト

【図２】従来のプリンタ装置の構成を示す概略図

【図３
】従来のプリンタ装置の吸入動作のタイムチャート

【図４】本発明のプリンタ装置の構成を示す概略図

【図
５】本発明のプリンタ装置の媒体受け入れ部の構成を示
すブロック図

【図６】本発明の第２の実施例を示す吸入動作のタイム
チャート

【図７】本発明の第３の実施例を示す吸入動作のタイム
チャート

【図８】媒体の湾曲を除去する動作を示す作用説明図

【
図９】第３の実施例による媒体の湾曲を除去する動作を
示す作用説明図

【符号の説明】

１　　　　　　制御部 ５　　　　　　センサ ６　　　　　　モータ ８　　　　　　ソレノイド ９　　　　　　ソレノイド １５　　　　　　プレスローラ １６　　　　　　プレスローラ

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　媒体搬送時の基準面であり媒体挿入時
   に媒体側面を付き当てながら挿入するための媒体付き当
   て基準面を有する挿入ガイドと、媒体の挿入を検知する
   センサと、挿入された媒体をクランプし吸入搬送するた
   めの開閉可能なプレスローラと駆動用ローラとから成る
   吸入部と、媒体吸入動作を制御する制御部とを備え、該
   吸入部を該媒体付き当て基準面からの距離が異なる媒体
   搬送面上に複数備えた媒体搬送装置において、前記吸入
   部を個々に開閉可能な構成とし、媒体吸入時に、前記セ
   ンサによる媒体挿入検知後、最も前記基準面寄りに位置
   する吸入部から該基準面から離れた方向に位置する吸入
   部に向けて、吸入部により順次媒体をクランプさせ、媒
   体のクランプ完了後に媒体を吸入搬送させる制御を行う
   前記制御部を備えることを特徴とする媒体搬送装置。
2. 【請求項２】　　媒体搬送時の基準面であり媒体挿入時
   に媒体側面を付き当てながら挿入するための媒体付き当
   て基準面を有する挿入ガイドと、媒体の挿入を検知する
   センサと、挿入された媒体をクランプし吸入搬送するた
   めの開閉可能なプレスローラと駆動用ローラとから成る
   吸入部と、媒体吸入動作を制御する制御部とを備え、該
   吸入部を該媒体付き当て基準面からの距離が異なる媒体
   搬送面上に２ヵ所備えた媒体搬送装置において、前記吸
   入部を個々に開閉可能な構成とし、媒体吸入時に、前記
   センサによる媒体挿入検知後、全ての吸入部により媒体
   をクランプさせた後、少なくとも一ヵ所以上の吸入部に
   より媒体をクランプさせた状態で、かつ、少なくとも最
   も前記基準面寄りに位置する吸入部を含めた吸入部を開
   放させ、該開放から一定時間後に、該最も基準面寄りに
   位置する吸入部をクランプさせクランプ後残り全ての吸
   入部を開放し、該残り全ての吸入部開放後基準面から離
   れた方向に位置する吸入部に向けて、順次時間をおいて
   吸入部により媒体をクランプさせ、媒体のクランプ完了
   後に媒体を吸入搬送させる制御を行う前記制御部を備え
   ることを特徴とする媒体搬送装置。