JPH0425642A - エンジンのバランサー装置 - Google Patents

エンジンのバランサー装置

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JPH0425642A
JPH0425642A JP12573190A JP12573190A JPH0425642A JP H0425642 A JPH0425642 A JP H0425642A JP 12573190 A JP12573190 A JP 12573190A JP 12573190 A JP12573190 A JP 12573190A JP H0425642 A JPH0425642 A JP H0425642A
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JP
Japan
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balancer
shaft
crankcase
crankshaft
weights
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Shinichi Nakano
新一 中野
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、エンジンのバランサー装置に係わり、特に、
クランクシャフトの両側に振り分は配置され、このクラ
ンクシャフトと同期回転させられる一対のバランサーウ
ェイトを備えたエンジンのバランサー装置に関するもの
である。
[従来の技術] 従来、一対のバランサーウェイトを備えたエンジンのバ
ランサー装置が、例えば、実開昭54−72206号に
おいて提案されている。
このバランサー装置は、エンジンのクランクシャフトと
平行に配設されたバランサーシャフトに一方のバランサ
ーウェイトを一体に取り付けるとともに、前記クランク
シャフトと平行に配設された変速機のメインシャフトに
他方のバランサーウェイトを相対回転自在に装着し、前
記一方のバランサーウェイトを、前記バランサーシャフ
トの軸受よりもクランクケースの外側に配設し、また、
他方のバランサーウェイトを、前記メインシャフトの軸
受よりもクランクケースの内側に配設し、さらに、前記
バランサーシャフト、他方のバランサーウェイト、およ
び、前記クランクシャフトのそれぞれにギヤを設けて、
これらをチェーンで連動可能に連結した構成となってい
る。
そして、前記各バランサーウェイトが、クランクシャフ
トの回転に対して逆方向に、かつ、同一回転速度で同期
回転させられることにより、エンジンの1次振動を抑制
するようにしている。
[発明が解決しようとする課題] ところで、前述の従来の技術においては、次のような不
具合が残されている。
すなわち、メインシャフトに設けられるバランサーウェ
イトを、メインシャフトの軸受よりもクランクケースの
内側へ配設していることから、前記メインシャフトの軸
受間距離が長くなってしまい、メインシャフトの撓みに
対する対処が必要となるといった不具合である。
そして、このような不具合へ対処するためにはメインシ
ャフトの軸径を大きくしてその剛性を確保することが考
えられるが、エンジンの重量増加を招き好ましくない。
したがって、従来においてはこれらの不具合への対処が
望まれており、本発明は、このような従来において残さ
れている課題を解決せんとするものである。
[課題を解決するための手段] 本発明は、前述した課題を有効に解決し得るエンジンの
バランサー装置を提供せんとするもので、エンジンのク
ランクシャフトと同期回転させられる一対の1次バラン
サーウェイトと、これらのバランサーウェイトがそれぞ
れ装着されるとともに、前記クランクケースに設けられ
た軸受によって回転自在に支持された一対の回転軸とを
備えたバランサー装置であって、前記一方のバランサー
ウェイトが、前記一方の回転軸を支持する軸受よりも前
記クランクケースの外側に配設され、かつ、他方のバラ
ンサーウェイトが、前記一方のバランサーウェイトに対
し前記クランクシャフトの長さ方向の反対側で、前記他
方の回転軸を支持する軸受よりも前記クランクケースの
外側に配設されていることを特徴とする。
[作用コ 本発明に係わるエンジンのバランサー装置は、一対の1
次バランサーウェイトをこれらを支持する回転軸の軸受
よりもクランクケースの外側に配設することにより、各
回転軸の軸受間の距離を狭めて、これらの回転軸の軸径
の小径化を可能にする。
かつ、各バランサーウェイトをクランクシャフトの中心
に対するほぼ点対称的な配置を可能にし、偶力の発生を
有効に抑える。
[実施例] 以下、本発明の一実施例を第1図および第2図に基づき
説明する。
第1図中、符号1は本実施例が適用されたエンジン(図
示例では、単気筒4サイクルエンジン)を示し、クラン
クケース2と、このクランクケース2の上部に連結され
たシリンダブロック3と、このシリンダブロック3の上
部に装着されたシリンダへラド4と、このシリンダへラ
ド4の上部に装着されたヘッドカバー5と、前記シリン
ダヘッド4に装着されて、その内部に形成されている吸
気通路に連通させられたキャブレター6とを備え、前記
クランクケース2の内部に本実施例に係わるバランサー
装置7が設けられている。
次いで、これらの詳細について説明すれば、前記クラン
クケース2の略中央部には、クランクシャフト8が、第
2図に示すように、前記クランクシャフト8に取り付け
られた一対の軸受9・10を介して回転自在に取り付け
られており、このクランクシャフト8のクランクピン8
aには、前記シリンダブロック3内に摺動自在に嵌装さ
れているピストン11がコネクティングロッド12を介
して連結されている。
また、前記クランクシャフト8の前記一方の軸受9から
クランクケース2の外部へ突出させられた側の端部には
ジェネレーター13のロータIaaが固着され、その内
部に、前記クランクケース2の側部に取り付けられるジ
ェネレーターカバー14の内面に装着されているステー
ター13bが挿入されて、前記ジェネレーター13が構
成されている。
さらに、前記クランクシャフト8の、前記他方の軸受l
Oからクランクケース2の外部へ突出させられた側の端
部には、第1図および第2図に示すように、後述するバ
ランサーウェイト15およびメインシャフト16に設け
られたクラッチ17のクラッチアウタ−18を回転させ
るためのプライマリギヤ19か固着されている。
前記バランサーシャフト15は、第1図および第2図に
示すように、前記クランクシャフト8と平行となるよう
に配設されているとともに、第2図に示すように、前記
クランクケース2に設けられた軸受20・21によって
回転自在に支持されており、その両端部が前記軸受20
・21からクランクケース2の外部へ突出させられてい
る。
そして、前記バランサーシャフト15の一端部には、軸
線方向に沿うスプライン15aが形成されており、この
スプライン15aにより、バランサーシャフト15に一
方のバランサーウェイト22が、相対回転を拘束された
状態で嵌合させられているとともに、バランサーシャフ
ト15の一端に螺合されたナツト23により固定されて
いる。
したがって、前記一方のバランサーウェイト22は、前
記軸受20のクランクケース2の外側に位1[させられ
ている。
また、前記クランクケース2の反対側に突出させられた
バランサーシャフト15の他端部には、カラー24がナ
ツト25によって一体に固定されており、前記カラー2
4に、前記クランクシャフト8のプライマリギヤ19と
噛合するドリブンギヤ26が一体に取り付けられている
これによって、クランクシャフト8の回転が、プライマ
リギヤ19からドリブンギヤ26を経てバランサーシャ
フト15へ伝達され、このバランサーシャフト15とと
もに、前記一方のバランサーウェイト22が回転させら
れるようになっている。
前記メインシャフト16は、第1図に示すように、前記
クランクシャフト8を挾んで、前記バランサーシャフト
15と反対側に、クランクシャフト8と平行となるよう
に配設されているとともに、前記クランクケース2に取
り付けられた一対の軸受27・28によって回動自在に
支持されており、その一端部は、第2図に示すように、
クランクケース2の内部に位置させられ、他端部は、前
記軸受28からクランクケース2の外部へ突出して位置
させられている。
そしてこの他端部には、前記クラッチ17のクラッチイ
ンナー29がスプラインにより相対回動が拘束された状
態で嵌合させられているとともに、このクラッチインナ
ー29が、ナツト30によって一体−に固着されている
そして、このクラッチインナー29を取り囲むようにし
て前記クラッチアウター18が配設され、かつ、このク
ラッチアウタ−18が、前記メインシャツ)16の前記
突出側の端部外周に相対回動自在に支持されている。
これらのクラッチインナー29とクラッチアウタ−18
との間には、円盤状のクラッチ板31がメインシャツ)
16の長さ方向に複数枚重畳状態で配設されているとと
もに、これらのクラッチ板31が、交互に前記クラッチ
アウター18とクラッチインナー29とに軸回りに係合
させられている。
また、前記クラッチアウター18とクラッチインナー2
9とのメインシャフト16の軸方向の間には、このメイ
ンシャフト16に軸方向に摺動自在に装着されたブツシ
ャ−プレート32が介装されており、前記クラッチイン
ナー29との間に介装されたクラッチスプリング33の
弾発力により前記クラッチ板31へ向けて押圧されて、
前記クラッチインナー29との間で、前記各クラッチ板
31を圧着させるようになっている。
さらに、前記クラッチアウター18の前記クランクケー
ス2例の側部には、第2図に示すように、前記プライマ
リギヤ19と噛合し、かつ、前記メインシャフト16に
相対回動自在に支持されたドリブンギヤ34が固着され
ているとともに、このドリブンギヤ34とクラッチアウ
ター18との間に、他方のバランサーウェイト35が挾
持されるように一体に装着されている。
したがって、この他方のバランサーウェイト35は、前
記一方のバランサーウェイト22が配設された側と反対
側のクランクケース2の外部に位置させられているとと
もに、前記クランクシャフト8の回転によってこのクラ
ンクシャフト8と反対方向へ回転させられるようになさ
れている。
また、前記プライマリギヤ19、両ドリブンギヤ26・
34は、同一歯数に設定されており、これによって、前
記両バランサーウェイト22・35が、前記クランクシ
ャフト8に対し、回転と同一速度で逆方向に回転させら
れるようになっている。
そして、本実施例においては、前記バランサーシャフト
15、両バランサーウェイト22・34、および、両ド
リブンギヤ26・33によってバランサー装置7が構成
されている。
一方、本実施例においては、前記メインシャツ)16と
平行に配設されたカウンターシャフト36と、これらの
メインシャフト16とカウンターシャフト36との間に
設けられた変速ギヤ群37と、この変速ギヤ群37を選
択的に操作する複数のシフトフォーク3Bと、これらの
シフトフ寸−り38の移動を案内するガイドシャフト3
9と、前記シフトフォーク38のそれぞれに係合させら
れてその移動をなすシフトドラム40と、このシフトド
ラム40を回転駆動するシフトシャフト41とからなる
変速機42が、前記クランクケース2内に設けられてい
る。
さらに、本実施例においては、前記バランサーシャフト
15の外周部で前記クランクケース2の内部側と、前記
カウンターシャフト36のクランクケース2の内部側に
位置する部分に、さらに、もう1組のバランサー装置4
3が設けられている。
このバランサー装置43は、前記バランサーシャツ)1
5の外周に相対回転自在に装着されたサブバランサーウ
ェイト44と、このサブバランサーウェイト44に一体
に取り付けられたドリブンギヤ45と、前記クランクシ
ャフト8に相対回転が拘束された状態で取り付けられた
ドライブギヤ46と、前記カウンターシャフト36の他
端部近傍外周で前記クランクケース2の内側に相対回動
自在に装着されたサブバランサーウェイト47と、この
サブバランサーウェイト47に一体に設けられたドライ
ブギヤ48と、前記メインシャフト16に相対回転自在
に装着され、前記クランクシャフト8に取り付けられた
ドライブギヤ46と前記カウンターシャフト36のサブ
バランサーウェイト47に設けられたドライブギヤ48
とに噛合するアイドルギヤ49とによって構成されてい
る。
そして、前記カウンターシャフト36の前記サブバラン
サーウェイト47が取り付けられる部分は、前記変速ギ
ヤ群37が係合させられるスプライン部分の外径よりも
大きな外径に形成されている。
これは、カウンターシャフト36にサブバランサーウェ
イト47を設けると、このサブバランサーウェイト47
の回転時における遠心力により前記カウンターシャフト
36に曲げモーメントが作用するが、この曲げモーメン
トが作用する部分の軸径を太くすることにより、カウン
ターシャフト36の剛性を高め、全体としてカウンター
シャフト36の小径化を促進するために採られた処置で
ある。
このような処置を施さない場合においては、サブバラン
サーウェイト47の取付部分にスペーサー等を取り付け
て、カウンターシャフトのスラスト荷重を受ける必要が
あるが、この噛合には、部品点数が増加するばかりでな
く、組み付は性の低下にもつながる。
しかして、このように構成された本実施例のエンジのバ
ランサー装置7は、一対のバランサーウェイト22・3
5を、ともにクランクケース2の外側に配設したもので
あるから、比較的その位置設定が容易となり、これらの
バランサーウェイト22・25を、クランクシャフト2
の中心に対して略点対称の位置に設置することが可能と
なり、これによって、クランクシャフト2の中心に対し
て一方のバランサーウェイト22によって発生させられ
る偶力を他方のバランサーウェイト35によって打ち消
して、偶力の発生が回避される。
したがって、エンジン1の1次振動が効果的に抑制され
る。
また、前記両バランサーウェイト22・35を支持する
回転軸、すなわち、バランサーシャフト15およびメイ
ンシャフト16を支持する一対の軸受20・21、およ
び、軸受27・28の間隔が狭められ、これら両シャフ
)15・16の剛性が高められる。
したがって、各シャツ)15・16の小径化が可能とな
って、エンジンlの軽量化や生産コストの低減が図られ
る。
なお、前記実施例において示した各構成部材の諸形状や
寸法等は一例であって、適用するエンジンの種類や設計
要求等に基づき種々変更可能である。
[発明の効果〕 以上説明したように、本発明に係わるエンジンのバラン
サー装置は、エンジンのクランクシャフトと同期回転さ
せられる一対の1次バランサーウェイトと、これらのバ
ランサーウェイトがそれぞれ装着されるとともに、前記
クランクケースに設けられた軸受によって回転自在に支
持された一対の回転軸とを備えたバランサー装置であっ
て、前記一方のバランサーウェイトが、前記一方の回転
軸を支持する軸受よりも前記クランクケースの外側に配
設され、かつ、他方のバランサーウェイトが、前記一方
のバランサーウェイトに対し前記クランクシャフトの長
さ方向の反対側で、前記他方の回転軸を支持する軸受よ
りも前記クランクケースの外側に配設されていることを
特徴とするもので次のような優れた効果を奏する。
■一対のバランサーウェイトをともにクランクケースの
外側に配設したものであるから、比較的その位置設定が
容易となり、これらのバランサーウ、エイトを、クラン
クシャフト2の中心に対して略点対称の位置に設置する
ことが可能となり、これによって、クランクシャフトの
中心に対して一方のバランサーウェイトによって発生さ
せられる偶力を他方のバランサーウェイトによって打ち
消して、偶力の発生を防止することができる。
■したがって、エンジンの1次振動をか効果的に抑制し
てエンジンを低振動とすることができる。
■また、前記両バランサーウェイトを支持する回転軸を
支持する一対の軸受の間隔が狭めることができ、これに
よって、これらの回転軸の剛性を高め、各回転軸の小径
化を可能とし、エンジンの軽量化や生産コストの低減を
図ることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示すもので、第1図は一実施
例が適用されたエンジンの要部の縦断面側面図、第2図
は第1図の■−■線に沿う矢視断面図である。 1・・・エンジン、    2・・・クランクケース、
7・・・バランサー装置、15・・・バランサーシャフ
ト、16・・・メインシャフト、19・・・プライマリ
ギヤ、20・・・軸受、21・・・軸受、 22・・・(一方の)バランサーウェイト、26・・・
ドリブンギヤ、 27・・・軸受、28・・・軸受、3
4・・・ドリブンギヤ、35・・・(他方の)バランサ
ーウェイト。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. エンジンのクランクシャフトと同期回転させられる一対
    の1次バランサーウェイトと、これらのバランサーウェ
    イトがそれぞれ装着されるとともに、前記クランクケー
    スに設けられた軸受によって回転自在に支持された一対
    の回転軸とを備えたバランサー装置であって、前記一方
    のバランサーウェイトが、前記一方の回転軸を支持する
    軸受よりも前記クランクケースの外側に配設され、かつ
    、他方のバランサーウェイトが、前記一方のバランサー
    ウェイトに対し前記クランクシャフトの長さ方向の反対
    側で、前記他方の回転軸を支持する軸受よりも前記クラ
    ンクケースの外側に配設されていることを特徴とするエ
    ンジンのバランサー装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6715376B2 (en) * 2000-09-12 2004-04-06 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Structure for transmitting power of a motorcycle engine, and a method for assembly of said structure
EP1628042A1 (en) * 2004-08-17 2006-02-22 Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha Engine with balancing shaft

Cited By (3)

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EP1628042A1 (en) * 2004-08-17 2006-02-22 Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha Engine with balancing shaft

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