JPH04256319A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JPH04256319A
JPH04256319A JP1780191A JP1780191A JPH04256319A JP H04256319 A JPH04256319 A JP H04256319A JP 1780191 A JP1780191 A JP 1780191A JP 1780191 A JP1780191 A JP 1780191A JP H04256319 A JPH04256319 A JP H04256319A
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JP
Japan
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film
etching
dry etching
pattern
mask
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Pending
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JP1780191A
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English (en)
Inventor
Takao Akiyama
秋山 孝夫
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体装置の製造方法に
関し、特に配線の形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体集積回路の高集積化に伴い
アルミ配線技術においては各種マイグレーションの発生
が確認され、マイグレーション抑制効果として微量の銅
の添加が知られており、すでに量産に導入されている。 しかし、アルミニウムに微量のシリコンと銅を添加した
合金(以下Al−Si−Cu合金と記す)は、微細加工
する上で数多くの問題をかかえており、その1つに、A
l−Si−Cu合金を微細なパターンに加工する場合、
フォトレジスト膜の微細パターンをマスクとしたリアク
ティブ・イオン・エッチング(R.I.E.)を行うが
、その際、マスクとして用いるこのフォトレジスト膜が
エッチングされ、パターンを忠実に被エッチング物に転
写できなくなる現象、いわゆるレジストやられ現象があ
る。
【0003】アルミニウムに総重量比0.1〜5%のシ
リコンと、総重量比0.1〜5%の銅をそれぞれ添加し
たAl−Si−Cu合金を、半導体集積回路の配線材料
に用いた従来の配線の形成方法を図2を用いて説明する
【0004】まず、図2(a)に示す様に、所定の拡散
層や絶縁膜等が形成されたシリコン等からなる半導体基
板1の表面にAl−Si−Cu合金膜12をスパッタ蒸
着法により厚さ約1.0μm積層し、その上にフォトリ
ソグラフィ工程により微細なパターンを有るフォトレジ
スト膜4を厚さ約2.0μmに形成する。ここで、フォ
トレジスト膜4の耐ドライエッチング性向上を目的とし
て、紫外光(UV光)を照射する。
【0005】次に図2(b)に示す様に、このフォトレ
ジスト膜4をマスクとして、Al−Si−Cu合金膜1
2をリアクティブ・イオン・エッチング法によりドライ
エッチングを行う。一般に、配線材料であるAl−Si
−Cu合金など、アルミ系合金膜のドライエッチングで
用いられるエッチングガスとしては、塩素系ガス(三塩
化ホウ素や塩素など)と、アルミ系合金膜のサイドエッ
チング及び腐食の防止を目的としたフロン系ガスとの混
合ガスである。
【0006】アルミ系合金膜を塩素系ガスでドライエッ
チングする場合、エッチング中にプラズマ内には塩素系
の陽イオンの他にラジカルと呼ばれる中性種が存在して
いる。陽イオンは、プラズマから加速され、被エッチン
グ物を異方的にエッチングるが、ラジカルはプラズマ中
から加速されることなく被エッチング物へ到達するため
、エッチングが等方的となり、マスクとして用いられて
いる微細なフォトレジスト膜のパターンを忠実に被エッ
チング物に転写できず、フォトレジスト膜のパターン寸
法より、被エッチング物のパターン寸法の方が小さくな
ってしまう現象が生じる。これがいわゆるサイドエッチ
ングと呼ばれる現象である。
【0007】また、アルミ系合金膜を塩素系ガスでドラ
イエッチングする場合の別の問題として、アルミ系合金
膜をドライエッチング終了後すぐに大気にさらしてしま
う場合、アフターコロージョンと呼ばれるアルミ系合金
膜の腐食がある。これは、ドライエッチング時、アルミ
系合金膜のパターン側壁には、デポジション膜や反応生
成物が付着するために強固な酸化アルミニウム膜は形成
されないゆえ、ドライエッチング中に被エッチング物の
表面に付着した塩素や塩化アルミなどは大気中の水分と
反応し、塩化水素を形成する。この塩化水素は、アルミ
系合金膜のパターン側壁のデポジション膜や反応生成物
の弱い部分を侵食し、急速な電気化学反応により腐食が
進行することとなる。
【0008】さて、Al−Si−Cu合金のドライエッ
チングの従来例を具体的に示す。用いたガスは塩素10
〜30sccm,三塩化ホウ素100〜150sccm
,四フッ化炭素10〜20sccmの混合ガスである。 13.56MHzの高周波電源からの出力は1500〜
2000W、エッチング中の真空度は1〜3mTorr
とし、20分間のエッチングを行った。装置はバッチ式
のR.I.E.装置を用いた。
【0009】エッチング終了後に顕微鏡にて半導体基板
1の断面を観察したところ、図2(b)に示すように、
配線材料を除去した部分5には、エッチング残りは見ら
れず、エッチングは完全に終了していることは確認され
た。しかし、マスクとして用いたフォトレジスト膜4が
かなりエッチングされ、残りの膜厚が約0.2μmとな
り、形状もくずれていた。また、フォトレジスト膜4の
パターンは、エッチング前と比べて幅がかなり細くなっ
ており、加工されたAl−Si−Cu合金膜からなる配
線12Aの幅は、エッチング前のフォトレジスト膜のパ
ターンの寸法と比べて約0.3μm細くなっている(サ
イドエッチングンが両側で約0.3μm)ことが分かっ
た。
【0010】このサイドエッチングは、フォトレジスト
膜4がドライエッチングされてしまったことがその主な
原因である。これを抑えて、サイドエッチング量をほぼ
ゼロにする方法としては、高周波電源からの出力を10
00W程度まで下げるか、又は四フッ化炭素の流量を5
0sccm程度まで増やすことが挙げられるが、いずれ
の方法でもAl−Si−Cu合金膜12のエッチング速
度が非常に低くなってしまうため、実用的では無かった
【0011】また、ドライエッチング終了後、半導体基
板1を大気に放置した場合、前述したエッチングパラメ
ータのいずれを用いた場合でも、放置後6時間以内にア
フターコロージョンの発生が顕微鏡観察により認められ
た。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】Al−Si−Cu合金
膜を微細なパターンを有するフォトレジスト膜をマスク
としてドライエッチングし配線を形成する場合、このフ
ォトレジスト膜がドライエッチングされてしまうため、
マスク材として働かなくなり、微細なフォトレジスト膜
のパターンを忠実にAl−Si−Cu合金膜に転写でき
ず、フォトレジスト膜のパターン寸法よりAl−Si−
Cu合金膜からなる配線のパターン寸法が小さくなる、
いわゆるサイドエッチングが大きく生じてしまうという
欠点を有している。
【0013】また、このエッチングでは、Al−Si−
Cu合金膜のドライエッチング終了後に半導体基板を大
気に放置すると、Al−Si−Cu合金膜のパターンの
側壁にアルミ酸化膜が形成されていないゆえ、アフター
コロージョンと呼ばれるAl−Si−Cu合金膜の腐食
が進行するという欠点を有している。これら2つの欠点
は、半導体装置の信頼性と歩留りを大きく低下させる原
因となる。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体装置の製
造方法は、半導体基板上に形成されたアルミニウム合金
膜をドライエッチング法によりパターニングし配線を形
成する半導体装置の製造方法において、ドライエッチン
グの際のマスクに窒化膜を用いると共に、ドライエッチ
ング終了後に同一装置内で酸素プラズマ処理を行うもの
である。
【0015】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。図1は本発明の第1の実施例を説明するための工程
順に示した半導体チップの図である。
【0016】はじめに図1(a)に示すように、所定の
拡散層や絶縁膜等が形成されたシリコン等からなる半導
体基板1の表面に、アルミニウムに総重量比1%のシリ
コンと総重量比0.5%の銅をそれぞれ添加した合金膜
(以下Al−(1%)Si−(0.5%)Cu合金膜と
記す)2をスパッタ蒸着法により約1.0μm積層する
。次にCVD法により、Al−(1%)Si−(0.5
%)Cu合金膜2の上に窒化膜3を300nmの厚さに
積層する。次でこの窒化膜3上にフォトリソグラフィー
工程により微細なパターンを有するフォトレジスト膜4
を厚さ約1.0μmに形成する。
【0017】次に図1(b)に示すように、このフォト
レジスト膜4をマスクとして、窒化膜3をR.I.E.
法によりエッチングする。用いたガスは四フッ化炭素3
0sccm,エッチング時の真空度は20〜40mTo
rrの範囲で行い、13.56MHzの高周波電源から
の出力は1kWとした。なお、用いた装置は、バッチ式
のR.I.E.装置で、エッチング時間は10分とした
【0018】次に図1(c)に示すように、半導体基板
1を酸素プラズマ雰囲気にさらし、フォトレジスト膜4
を除去する。用いた装置はバレル型のプラズマアッシン
グ装置で、酸素流量200〜300sccm,アッシン
グ時の真空度は0.5〜1Torr,13.56MHz
の高周波電源からの出力を500〜1000Wとし、常
温で約90分間行った。以上で、Al−(1%)Si−
(0.5%)Cu合金膜2の上には、微細な窒化膜パタ
ーン3Aが形成される。
【0019】次に図1(d)に示すように、この微細な
窒化膜パターン3Aをマスクとして、R.I.E.法に
よりAl−(1%)Si−(0.5%)Cu合金膜2の
ドライエッチングを行ない配線2Aを形成する。用いた
ガスは、塩素10〜30sccm,三塩化ホウ素100
〜150sccm,及び四フッ化炭素10〜20scc
mの混合ガスである。13.56MHzの高周波電源か
らの出力は1500〜2000W,エッチング中の真空
度は1〜3mTorrとした。なお、用いた装置はバッ
チ式のR.I.E.装置で、エッチング時間は20分と
した。
【0020】Al−(1%)Si−(0.5%)Cu合
金膜2のドライエッチング終了後、半導体基板1を再び
酸素プラズマ雰囲気にさらす。この処理は、Al−(1
%)Si−(0.5%)Cu合金膜2のドライエッチン
グを行った装置と同一のバッチ式R.I.E.装置を用
い、ドライエッチング終了後から半導体基板1を装置か
らとり出すことなく連続処理として行った。酸素流量は
50〜100sccm,真空度は10〜20mTorr
とし、13.56MHzの高周波電源からの出力は50
0〜1000Wとし、時間は5分とした。
【0021】以上の工程を終了後、半導体基板1をR.
I.E.装置からとり出し、顕微鏡にて断面を観察した
ところ、Al−(1%)Si−(0.5%)Cu合金膜
2を除去した部分5にはエッチング残りは見られず、エ
ッチングが完全に終了していることが確認された。また
、マスクとして用いた微細な窒化膜パターン3Aは約1
50nm残っており、さらに、Al−(1%)Si−(
0.5%)Cu合金膜2のサイドエッチング量もほぼゼ
ロであり、このことから、良好なパターン形状を有する
配線2Aが形成されていることが確認された。また、こ
の半導体基板1を大気にさらしておいた場合、約24時
間経過しても、アフターコロージョンの発生は認められ
なかった。
【0022】Al−(1%)Si−(0.5%)Cu合
金膜2のサイドエッチング量をほぼゼロに抑えることが
できた原因は、Al−(1%)Si−(0.5%)Cu
合金膜のドライエッチングの際にマスクとして用いた窒
化膜パターン3Aのエッチング量が、従来マスクとして
用いられているフォトレジストパターンのエッチング量
に比べてかなり少なく、エッチング終了時まで、窒化膜
パターン3Aがしっかりとマスクとして働いていたこと
である。また、配線形成後の工程で窒化膜等の絶縁膜を
つけるため、マスクとして用いた窒化膜パターンは除去
する必要はない。
【0023】また、アフターコロージョンの発生を抑え
ることができた原因は、Al−(1%)Si−(0.5
%)Cu合金膜2のドライエッチング終了後に、同一真
空内で半導体基板1を酸素プラズマ雰囲気にさらしたた
め、配線2Aの側壁に強固な酸化アルミニウム膜が形成
され、側壁を保護したためである。このように第1の実
施例によれば、半導体基板1上にAl−(1%)Si−
(0.5%)Cu合金膜からなる良好な微細パターンの
配線2Aを形成することができる。
【0024】次に第2の実施例について説明する。図1
(b)に示した工程で窒化膜パターン3A形成後、マス
クとして用いたフォトレジスト膜4を除去せずに、Al
−(1%)Si−(0.5%)Cu合金膜2のドライエ
ッチングを行ってもよい。この時のフォトレジスト膜4
の厚さは約9μmである。
【0025】すなわち第2の実施例としては、窒化膜パ
ターン3A及びフォトレジスト膜4の双方をマスクとし
て、Al−(1%)Si−(0.5%)Cu合金膜2の
ドライエッチングを第1の実施例と同条件にて行ない、
さらに続けて半導体基板を酸素プラズマ雰囲気にさらし
処理した。
【0026】この半導体基板1の断面を顕微鏡にて観察
したところ、Al−(1%)Si−(0.5%)Cu合
金膜2を除去した部分5には、エッチング残りは見られ
ず、エッチングが完全に終了していることが確認された
。また、マスクとして用いたフォトレジスト膜4は完全
に無くなっており、窒化膜パターン3Aは約250nm
の厚さで残っていた。また、Al−(1%)Si−(0
.5%)Cu合金膜2のサイドエッチング量は第1の実
施例と同様にほぼゼロであり、良好なパターンからなる
配線が形成されていることが確認された。さらに、半導
体基板1を大気にさらしておいた場合、第1の実施例と
同様に約24時間経過しても、アフターコロージョンの
発生は認められなかった。
【0027】また、第2の実施例では、第1の実施例で
行ったフォトレジスト膜4の除去が省略でき工程の短縮
が可能となる。さらには、第2の実施例の場合、Al−
(1%)Si−(0.5%)Cu合金膜2のドライエッ
チングの際のマスクとして窒化膜パターン3Aのエッチ
ング量が第1の実施例での場合より約100nm少なく
て済むことから、あらかじめ窒化膜の膜厚を第1の実施
例で用いた300nmより薄くすることが可能となるゆ
え工期の短縮が可能となる。
【0028】以上のことから第2の実施例の場合、第1
の実施例と比べて工期が短縮でき、さらに第1の実施例
と同様の信頼性の高いAl−(1%)Si−(0.5%
)Cu合金膜からなる配線の形成が可能である。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、アルミニ
ウムに少量のシリコンと少量の銅をそれぞれ添加した合
金膜からなる配線を形成する工程において、エッチング
のマスクとして窒化膜を用いているので、ドライエッチ
ング中の窒化膜パターンのサイドエッチング量が少なく
、エッチング終了時までしっかりとマスクとして働くた
めに、配線のサイドエッチング量をほぼゼロに抑えるこ
とができる。また、ドライエッチング終了後に、半導体
基板を同一真空装置内で酸素プラズマにして処理するこ
とで、配線の側壁に強固な酸化アルミニウム膜を形成し
、側壁を保護するので、アフターコロージョンの発生を
抑えることができる。従って半導体装置の信頼性及び歩
留りは向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を説明するための半導体
チップの断面図である。
【図2】従来の半導体装置の製造方法を説明するための
半導体チップの断面図である。
【符号の説明】
1    半導体基板 2    Al−(1%)Si−(0.5%)Cu合金
膜2A    配線 3    窒化膜 4    フォトレジスト膜 5    除去した部分 12    Al−Si−Cu合金膜 12A    配線

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  半導体基板上に形成されたアルミニウ
    ム合金膜をドライエッチング法によりパターニングし配
    線を形成する半導体装置の製造方法において、ドライエ
    ッチングの際のマスクに窒化膜を用いると共に、ドライ
    エッチング終了後に同一装置内で酸素プラズマ処理を行
    うことを特徴とする半導体装置の製造方法。
JP1780191A 1991-02-08 1991-02-08 半導体装置の製造方法 Pending JPH04256319A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR19990035454A (ko) * 1997-10-31 1999-05-15 윤종용 단일 챔버내에서 평면 광 도파로를 제작하는 방법
JP2007165663A (ja) * 2005-12-15 2007-06-28 Renesas Technology Corp 半導体装置の製造方法および半導体装置

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