JPH04256163A - 文書処理装置 - Google Patents

文書処理装置

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JPH04256163A
JPH04256163A JP3017475A JP1747591A JPH04256163A JP H04256163 A JPH04256163 A JP H04256163A JP 3017475 A JP3017475 A JP 3017475A JP 1747591 A JP1747591 A JP 1747591A JP H04256163 A JPH04256163 A JP H04256163A
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JP
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character string
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predetermined pattern
chemical formula
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JP3017475A
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Toshiharu Kawasaki
川崎 敏治
Tsukasa Yamauchi
司 山内
Tetsuo Iwamoto
岩本 哲夫
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、いわゆるワードプロセ
ッサ等のように、文字列が入力されると、これを対応す
る文字列に変換する文書処理装置に係り、特に、数式や
化学式等を含む文書を作成するものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、数式や化学式等を作成するときに
は、明示的に浮動枠または固定枠を文書上に確保するか
、または数式入力編集モードや化学式入力編集モード等
に明示的に切り換えを行なった後に、関数記号の呼び出
し等の制御コードを何度か使用して、数式や化学式等の
入力や編集を行なっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の技術では、数式等を含む文書を作成するには、操作
者が、枠の作成のための操作、または数式入力編集モー
ドや化学式入力編集モードや通常入力編集モード等の切
り換え操作を行なう必要があり、文字の通常入力編集か
ら数式等への入力編集へ、逆に、数式等の入力編集から
通常入力編集へスムーズに移行することができなかった
。さらに、モード切り換え等の操作後にも、関数記号の
呼び出し等の制御コードを使用するために、キーボード
を操作する手をホームポジションから何度も離さなけれ
ばならなかった。このように、従来の技術では、数式等
を入力する操作が甚だ面倒で使い勝手が良くないという
問題点があった。
【0004】本発明はこのような従来の問題点について
着目してなされたもので、第1の目的は、関数記号の呼
び出し等の制御コードをほとんど使用することなしに、
数式、化学式等の入力や、編集を行なうことができる文
書処理装置を提供することである。
【0005】また、本発明の第2の目的は、数式等の入
力枠の作成やモード切り換えなどの複雑な操作を行なう
ことなく、文書中に数式等を入力することができる文書
処理装置を提供することである。
【0006】
【問題を解決するための手段】前記第1の目的を達成す
るための文書処理装置は、文字列が入力されると、該文
字列を対応する文字列に変換する文字列変換手段を備え
ている文書処理装置において、前記文字列変換手段には
、入力される文字列に対応する、文字列、記号または図
形を記憶する変換内容記憶手段と、予め定められたパタ
ーンの文字列を記憶するパターン記憶手段と、前記パタ
ーン記憶手段に記憶されている内容と比較して、入力さ
れた文字列が予め定められたパターンの文字列か否かを
判断する判断手段と、入力された文字列が予め定められ
たパターンの文字列であると判断されると、該文字列に
対応させて予め定められている1以上の特定の文字列、
記号または図形を抽出する抽出手段とが設けられ、抽出
された1以上の前記特定の文字列、記号、図形を、文書
書式設定で定められる文字入力枠に拘束されずに設定さ
れた、個々の、またはこれらを組み合わせるための特定
の配置に従って配置する配置制御手段を備えていること
を特徴とするものである。
【0007】また、前記第2の目的を達成するための文
書処理装置は、文字列が入力されると、該文字列を対応
する文字列に変換する文字列変換手段を備えている文書
処理装置において、前記文字列変換手段には、入力され
る文字列に対応する、文字列、記号または図形を記憶す
る変換内容記憶手段と、予め定められたパターンの文字
列を記憶するパターン記憶手段と、前記パターン記憶手
段に記憶されている内容と比較して、入力された文字列
が予め定められたパターンの文字列か否かを判断する判
断手段と、入力された文字列が予め定められたパターン
の文字列であると判断されると、該文字列に対応させて
予め定められている1以上の特定の文字列、記号または
図形を抽出する抽出手段とが設けられ、入力された文字
列が前記予め定められたパターンの文字列でない場合は
、変換された文字列を文書書式設定で定められた配置で
配置し、入力された文字列が前記予め定められたパター
ンの文字列である場合は、1以上の前記特定の文字列、
記号または図形を予め定められた特定の配置に従って配
置する配置制御手段を備えていることを特徴とするもの
である。
【0008】ここで、前記配置制御手段は、入力された
文字列が前記予め定められたパターンの文字列で、かつ
前記特定の文字列、記号または図形を前記特定の配置で
配置することを操作者が指示したときのみ、前記特定の
文字列、記号または図形を前記特定の配置で配置するよ
う構成することが好ましい。
【0009】
【作用】ある文字列が入力されると、判断手段により、
入力された文字列がパターン記憶手段に記憶されている
予め定められているパターンの文字列であるか否かが判
断される。これが予め定められた文字列であると判断さ
れると、抽出手段により、該文字列に対応させて定めら
れている1以上の特定の文字列、記号または図形が変換
内容記憶手段から抽出さる。具体的には、予め定められ
ているパターンの文字列が数式表示を表すものであれば
、例えば、積分記号である∫や積分領域を表すための小
さな数字等が抽出される。また、予め定められているパ
ターンの文字列が化学式表示を示すものであれば、例え
ば、炭素を表すCや二重結合を表す=などの記号等が抽
出される。
【0010】このように抽出された1以上の特定の文字
列、記号または図形は、配置制御手段により、予め定め
られているパターンの文字列に対応して定められている
特定の配置に従って、配置される。つまり、積分記号∫
の右下に積分領域を表すための小さな数字が配置され、
炭素を表すCの隣に二重結合を表す=が配置されるなど
する。
【0011】このように、数式や化学式等を出力したい
ときには、これに対応する予め定められた文字列を入力
することで、数式等を構成する文字列や記号等が変換内
容記憶手段から抽出され、これらが配置制御手段により
所望の位置に配置されるので、各種の制御コードをほと
んど使用することなしに、容易に数式等を出力すること
ができる。
【0012】また、配置制御手段により、入力された文
字列が予め定められたパターンの文字列でないときには
、文書書式設定で定められた配置で対応する文字列等が
配置され、入力された文字列が予め定められたパターン
の文字列であるときには、特定の文字列や記号等が特定
の配置で配置されるものでは、文書中に数式等を挿入す
る際には、モード切り換えなどの複雑な操作を行なわず
とも、容易に所望の数式等を得ることができる。
【0013】なお、一般的に、文書処理装置では、1の
入力文字列に対して変換候補が複数ある場合が多いので
、このような場合に対応するため、予め複数の変換候補
に対して優先順位を定め、その順に従って出力するもの
が多い。そこで、予め定められたパターンの文字列と同
じ文字列が入力された際も、複数の変換候補が存在する
場合が多いので、予め定められたパターンの文字列に対
応する1以上の特定の文字列や記号等を含めて、優先順
位を定めておくことが好ましい。そして、予め定められ
たパターンの文字列と同じ文字列が入力されると、これ
に対応する特定の文字列や記号等を直ちに出力するので
はなく、優先順位に従って出力して行くようにすると、
使い勝手性を向上させることができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例について述べる。図
1は、本発明を実施するための文書処理装置を表す構成
図の一例である。入力装置101は、文字および記号等
を入力するためのキーボード等である。出力装置102
は、文字、記号および図形等を表示するCRTおよび印
刷する印刷装置である。変換・再変換部103は、ロー
マ字−日本語変換部104および自立語辞書105と、
欧数字変換部106および欧数字変換辞書107と、記
号変換部108および記号変換辞書109と、数式変換
部110および数式構造解析辞書111と、化学式変換
部112および化学式解析辞書113と、付属語辞書1
14等を有して構成される。変換候補順序記憶部116
は、変換・再変換部103から出力される複数の変換候
補の優先順位を記憶している。候補選択部115は、変
換候補の優先順位に従って複数の変換候補の中から順次
変換候補を選択して行くものである。配置制御部117
は、出力装置102に表示される文字列や図形等の配置
を制御するものである。
【0015】自立語辞書105には、例えば、図3に示
すように、英数字から成る入力文字列に対応させて、漢
字、平仮名および片仮名、場合によっては、英数字およ
び記号等から成る文字列が記憶されている辞書である。 例えば、“integral”に対応して、“いんてぐ
らる”、“インテグラル”や“積分”等が記憶されてい
る。なお、自立語とは、単独で文節を作ることができる
単語のことで、具体的には、助詞、助動詞、接頭語およ
び接尾語以外のものある。したがって、自立語の中には
、以下に説明する欧数字変換辞書107、記号変換辞書
109等に記憶されているものも含む。
【0016】欧数字変換辞書107は、図4に示すよう
に、英数字から成る入力文字列に対応させて、英数字、
記号、スペース等およびこれらを組み合わせて構成され
る文字列が記憶されている辞書である。例えば、“mu
”に対して“μ”を対応させる。また、“denwa”
に対して“telephone”や“TEL”等を対応
させることで、翻訳辞書として使用することもできる。
【0017】記号変換辞書109は、図5に示すように
、英数字から成る入力文字列に対応させて、記号等から
成る文字列が記憶されている辞書である。例えば、“e
qual”や“equals”に対して“=”を対応さ
せる。
【0018】数式構造解析辞書111は、図6に示すよ
うに、例えば、“integral over Aof
 B with respect to C”のように
、数式表示を表す予め定められたパターンの文字列が記
憶されている。
【0019】化学式解析辞書113は、図7に示すよう
に、例えば、“benzene”や“c6h6”などの
化学式表示を表す予め定められたパターンの文字列と、
例えば、“benzene”や“c6h6”に対応させ
て、ベンゼン環を示す図形のように特殊な図形や記号等
も記憶されている。 さらに、化学式解析辞書113には、化学式表示を表す
予め定められたパターンの文字列が、どのような構造の
ものであるかを解析するための各種解析式も記憶されて
いる。
【0020】付属語辞書114は、図8に示すように、
助動詞、助詞、接尾語、接頭語等が格納され、各自立語
との接続条件等を定めた辞書である。例えば、“ga”
に対して、品詞は「格助詞」であり、「体言またはこれ
に準ずるものの次に来る」という接続条件等を対応させ
る。勿論、各自立語が、付属語辞書114を用いて接続
条件等を求める為、各自立語に対して、品詞等の情報が
与えられている。
【0021】変換候補順序記憶部116は、自立語の種
類に対して優先順位を対応させたテーブル、および同一
の入力文字列に対して同じ自立語種類の複数の変換候補
がある場合に、過去の学習によって得られた使用頻度を
対応させたテーブルを有する。前者のテーブルにおける
自立語の種類に対する優先順位は、本実施例においては
、例えば、図9に示すように、漢字仮名混じり文、欧数
字、数式、化学式、化学構造式、記号の順に定められて
いる。また、後者のテーブルにおける自立語の優先順位
は、例えば、図10に示すように、入力文字列“int
egral”に対して、“インテグラル”、“いんてぐ
らる”、“積分”の順に定められている。
【0022】配置制御部117は、文書書式設定で定め
られた文字の大きさ、行間隔、列間隔等が記憶されてい
るテーブルと、予め定められているパターンの文字列に
対して、この文字列を構成する文字列に対応する文字列
、記号、図形の配置および大きさに関する情報が記憶さ
れているテーブルとを有している。後者のテーブルには
、例えば、図11に示すように、予め定められているパ
ターンである“integral over A of
 B with respectto C”に対して、
これを構成する“integral”に対応する積分記
号“∫”、“over A”に対応する積分領域“A”
、“ofB”に対応する被積分関数“B”、“with
 respect toC”に対応する測度“C”の配
置および大きさに関する情報が記憶されている。
【0023】なお、本実施例において、変換内容記憶手
段は、自立語辞書105と欧数字変換辞書107と記号
変換辞書109と付属語辞書114とで構成され、パタ
ーン記憶手段は、数式構造解析辞書111と化学式解析
辞書113とで構成され、抽出手段は候補選択部115
で構成されている。
【0024】次に、本実施例の文書処理装置の動作を図
2に示すフローチャートに基づいて説明する。
【0025】ステップ201で、入力装置101から入
力された文字列を変換・再変換部103が受け取る。ス
テップ202では、変換・再変換部103によって入力
された文字列に対応する変換候補を作成する。変換・再
変換部103では、ローマ字−日本語変換部104が自
立語辞書105、付属語辞書114等の辞書類を用いて
、日本語への変換の可否を決定し、0個以上の変換候補
を作成し、欧数字変換部106が欧数字変換辞書107
、付属語辞書114等の辞書類を用いて、欧数字への変
換の可否を決定し、0個以上の変換候補を作成し、記号
変換部108が記号変換辞書109、付属語辞書114
等の辞書類を用いて、記号への変換の可否を決定し、0
個以上の変換候補を作成し、数式変換部110が数式構
造解析辞書111を用いて、入力された文字列が数式表
示を表す予め定められたパターンの文字列か否かを判断
し、化学式変換部112が化学式解析辞書113を用い
て入力された文字列が化学式表示を示す予め定められた
パターンの文字列か否かを判断する。
【0026】ステップ203では、ステップ202で作
成された変換候補に対して、候補選択部115が変換候
補順序記憶部116を参照し、最も頻繁に用いられる変
換種別の最も頻繁に用いられる変換候補を選択し、これ
をステップ204で、配置制御部117の配置制御に従
って出力装置102に出力する。
【0027】ステップ205では、再変換の指示が与え
られたかを判定し、指示がなければ処理を終了する。再
変換の指示が与えられた場合には、ステップ206へ進
み、ここで、候補選択部115が、再度、変換候補順序
記憶部116を参照し、次に頻繁に用いられる変換候補
を選択し、ステップ207で、これを配置制御部117
の配置制御に従って出力装置102に出力する。
【0028】ステップ208では、再度、再変換の指示
が与えられたかを判定し、指示がなければ、ステップ2
09へ進み、ここで、変換候補順序記憶部116に格納
されている変換種別の優先順位および各変換種別内の変
換候補優先順位を更新し、処理を終了する。指示が与え
られた場合には、ステップ206に戻り、ステップ20
6からステップ209の処理を繰り返す。
【0029】次に、以上の処理過程において、各種の入
力文字列が、どのように変換され、どのように表示され
るかを具体的に説明する。
【0030】まず、入力文字列として、“integr
al over X of f with respe
ct to mu”が入力された場合について説明する
。入力装置101から“integral”が入力され
ると(ステップ201)、変換・再変換部103では、
ローマ字−日本語変換部104からは“いんてぐらる”
、“インテグラル”、“積分”等の変換候補が作成され
、欧数字変換部106からは“integral”等の
変換候補が作成され、記号変換部108からは積分記号
“∫”等の変換候補が作成され、数式変換部110およ
び化学式変換部112で入力された文字列が予め定めら
れたパターンの文字列であるか否かの判断が開始される
(ステップ202)。
【0031】候補選択部115では、変換候補順序記憶
部116に従って、最も優先順位の高い「漢字仮名混じ
り文」の中の最も優先順位の高い“インテグラル”を第
一候補として、出力装置102に伝え(ステップ203
)、出力装置102では配置制御部117の指示に従っ
て出力する(ステップ204)。操作者が、出力された
ものが所望の変換であることを確認して、再変換を指示
しなければ(ステップ205)、図12(a)に示すよ
うに、出力装置102は、“インテグラル  オヴァ 
 X  オブ  f  ウィズ  リスペクト  ツゥ
  μ”を配置制御部117の指示に従って書式設定で
定めた形式で表示して終了する。
【0032】ステップ205で、所望の変換結果が得ら
れず再変換を指示したいときには、表示されている“イ
ンテグラル”の前にカーソルを移動し、再変換の指示を
行うことによって、次の変換候補が出力装置102に出
力され(ステップ206,207)、所望の変換結果が
得られるまで再変換の指示を行う。
【0033】ところで、入力文字列“integral
 over X off with respect 
to mu”は、図6に示すように、数式構造解析辞書
111に記憶されている数式表示を表す予め定められて
いるパターンの文字列であるから、この文字列が全て入
力されると、ステップ202で、数式変換部110は、
この文字列が数式表示を表す予め定められているパター
ンの文字列であると判断し、この判断結果を候補選択部
115および配置制御部117に伝える。
【0034】再変換が繰り返されて、数式表示が指示さ
れると、候補選択部115は、この入力文字列に対応す
るものを各種変換部から抽出してくる。具体的には、“
integral”に対応する積分記号“∫”を記号変
換部108から、“over X”に対応する“X”、
“of f”に対応する“f”、“with resp
ect to mu”に対応する“d”および“μ”を
欧数字変換部107から抽出する(ステップ206)。 そして、配置制御部117により、この入力文字列に対
応して定められている配置に関する情報に従って、抽出
された記号や文字列が、図12(b)に示すように、配
置され、出力装置102に表示される(ステップ207
)。なお、この際の配置は、書式設定で定められた文字
入力枠には拘束されないが、書式設定で定められた列形
式には拘束される。つまり、表示される数式の並び線位
置が数式用書式設定で定められた列の並び線位置と一致
するように、数式が配置される。
【0035】この出力に対して再変換が指示されなけれ
ば(ステップ208)、図9に示すように、変換候補順
序記憶部116に記憶されている自立語の種類に対する
優先順位が更新される。具体的には、「数式」の優先順
位が1位に、「漢字仮名混じり文」が2位に、「欧数字
」が3位に更新される。したがって、次に、例えば、“
sum of the sequence x sub
 oneto x sub n”と入力すれば、図13
に示すような数式が最初に出力される。
【0036】次に、入力文字列として、“c6h6”が
入力された場合について説明する。入力装置101より
“c6h6”が入力されると(ステップ201)、ロー
マ字−日本語変換部104が、図3に示す自立語辞書1
05を用いて、“c6h6”に対応する“ベンゼン”、
“1,3−ヘクサジエン−5−イン”等の変換候補を作
成し、欧数字変換部106が、図4に示す欧数字変換辞
書107を用いて、“benzene”、“1,3−h
exadien−5−yne”等の変換候補を作成し、
化学式変換部112が入力された文字列が化学式表示を
表す予め定められたパターンの文字列であるか否かの判
断をする。入力された文字列“c6h6”は、図7に示
す化学式解析辞書113に記憶されている文字列なので
、これを化学式表示を表す予め定められたパターンの文
字列と判断し、その旨を候補選択部115等に伝える。 さらに、化学式変換部112は、入力された文字列が予
め定められたパターンの文字列であると判断されると、
この文字列から設定し得る化学式の構造として、どのよ
うなものがあるかを図7に示す化学式解析辞書113に
記憶されている解析式を用いて、解析をする。
【0037】また、この際、記号変換部108は、記号
変換辞書109に対応する記号が記憶されていないので
、変換候補がない旨を候補選択部115に伝える。また
、数式変換部110は、数式構造解析辞書111に記憶
されていない文字列なので、入力された文字列を数式表
示を表す予め定められたパターンの文字列ではないと判
断する(ステップ202)。候補選択部115では、変
換候補順序記憶部116に従って、最も優先順位の高い
「漢字仮名混じり文」の中の最も優先順位の高い“ベン
ゼン”を第一候補として、出力装置102に伝え、出力
装置102では配置制御部117の指示に従って出力す
る(ステップ204)。図14(a)は、このようにし
て得られた出力の一例である。
【0038】次に、この変換結果が、所望の変換結果で
ない場合には、出力装置102に表示された“ベンゼン
”の前にカーソルを移動し、再変換の指示を行うことに
よって(ステップ206)、次の変換候補が出力装置1
02に出力され(ステップ207)、所望の変換結果が
得られるまで再変換の指示を行う。化学式を出力する際
には、化学式変換部112で解析された化学式の構造に
関する情報に基づき、候補選択部115が、炭素を表す
“C”、水素を表す“H”、単結合を表す“−”、二重
結合を表す“=”や、三重結合を表す“≡”など欧数字
変換部106や記号変換部108等から抽出してきて、
これらを配置制御部117が解析された化学式の構造に
関する情報に基づき配置制御する。
【0039】化学式の構造に関する解析は、以下のよう
に行なわれる。
【0040】炭化水素の化学式の構造を解析するための
解析式としては、炭素Cの数:m、水素Hの数量:n、
二重結合の数:k、三重結合の数:lとすると、鎖状の
場合 飽和      n=2m+2・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・(1)不飽和    n=2m+
2−2k−4l・・・・・・・・・(2)単環状の場合 飽和      n=2m・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・(3)不飽和    n=2
m−2k−2l・・・・・・・・・・・・・(4)以上
の解析式が化学式解析辞書113に記憶されている。こ
れらの解析式を化学式変換部112が参照して、入力文
字列“c6h6”から設定し得る構造として、鎖状の場
合は、解析式(2)より、二重結合が2個で三重結合が
1個の構造、および二重結合が0個で三重結合が2個の
構造、単環状の場合は、解析式(4)より、二重結合が
3個で三重結合が0個の構造を得る。そして、この化学
式の構造に関する情報を用いて、前述したように、候補
選択部115が各種変換部106,108から必要な記
号等を抽出し、配置制御部117がこれら記号等の配置
を制御する。
【0041】このようにして、入力文字列“c6h6”
は、図15に示すような各種の構造の化学式として、出
力装置102に表示される。なお、同図中の(c)に示
すベンゼン環は、化学式解析辞書113に記憶されてい
るものが用いられる。
【0042】次に、入力文字列として、“benzen
e”が入力された場合について説明する。この場合、“
c6h6”が入力された場合と基本的には同じであるが
、“benzene”という入力文字列が表す化学式の
構造が1個しかないので、構造解析は行なわれず、直ち
に、候補者選択部115が各種変換部から抽出してくる
。この際、ベンゼン環は、“c6h6”が入力されたと
きと同様に、図7に示す化学式解析辞書113に記憶さ
れているものが用いられる。
【0043】以上説明したように、本実施例によれば、
予め定められた文字列を入力することで、関数記号の呼
び出し等の制御コードをほとんど使用することなく、か
つ数式等の入力枠の作成やモード切り換えなどの複雑な
操作を行なうことなく、文字列に対応する数式や化学式
を出力することができる。
【0044】なお、以上の実施例では、入力文字列が英
数字の場合について述べたが、必ずしも英数字でなけれ
ばならないというわけではない。例えば、“いんてぐら
るおーばー  えくす  おぶ  えふ  ういず  
りすぺくと  つぅ  みゅう”等の入力に対して、図
12に示すような変換結果を出力しても良い。また、“
しーろくえいちろく”等の入力に対して、図15に示す
ような変換結果を出力してもよい。また、以上の実施例
で、表示可能な数式の例として積分式等を、表示可能な
化学式の例として炭化水素を上げたが、本発明はこれに
限定するものではなく、例えば、数式として分数式や平
方根式など、化学式として一般的な有機化合物や無機化
合物、さらに各種記号や図形等を組み合わせたものにつ
いても適用できることは言うまでもない。
【0045】
【発明の効果】本発明によれば、数式や化学式等を入力
したいときには、これに対応する予め定められた文字列
を入力することで、数式等を構成する文字列や記号等が
変換内容記憶手段から抽出され、これらが配置制御手段
により所望の位置に配置されるので、各種の制御コード
をほとんど使用することなしに、数式、化学式等の入力
や、編集を行なうことができる。
【0046】また、配置制御手段により、入力された文
字列が予め定められたパターンの文字列でないときには
、文書書式設定で定められた配置で対応する文字列等が
配置され、入力された文字列が予め定められたパターン
の文字列であるときには、特定の文字列や記号等が特定
の配置で配置されるので、文書中に数式等を挿入する際
には、モード切り換えなどの複雑な操作を行なわずとも
、数式等の表示を表す予め定められたパターンの文字列
を入力することで、容易に所望の数式を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る文書処理装置の構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】文書処理装置の動作を示すフローチャートであ
る。
【図3】自立語辞書の内容を示す説明図である。
【図4】欧数字変換辞書の内容を示す説明図である。
【図5】記号変換辞書の内容を示す説明図である。
【図6】数式構造解析辞書の内容を示す説明図である。
【図7】化学式解析辞書の内容を示す説明図である。
【図8】付属語辞書の内容を示す説明図である一例であ
る。
【図9】自立語の種類に対する優先順位を定めたテーブ
ルの内容を示す説明図である。
【図10】自立語の使用頻度に応じて優先順位を定めた
テーブルの内容を示す説明図である。
【図11】配置制御部内のテーブルの内容を示す説明図
である。
【図12】数式変換の一例を示す説明図である。
【図13】数式変換の別の一例を示す説明図である。
【図14】化学式変換の一例を示す説明図である。
【図15】化学式変換の別の一例を示す説明図である。
【符号の説明】
101…入力装置、102…出力装置、103…変換・
再変換部、104…ローマ字−日本語変換部、105…
自立語辞書、106…欧数字変換部、107…欧数字変
換辞書、108…記号変換部、109…記号変換辞書、
110…数式変換部、111…数式構造解析辞書、11
2…化学式変換部、113…化学式解析辞書、114…
付属語辞書、115…候補選択部、116…変換候補順
序記憶部、117…配置制御部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】文字列が入力されると、該文字列を対応す
    る文字列に変換する文字列変換手段を備えている文書処
    理装置において、前記文字列変換手段には、入力される
    文字列に対応する、文字列、記号または図形を記憶する
    変換内容記憶手段と、予め定められたパターンの文字列
    を記憶するパターン記憶手段と、前記パターン記憶手段
    に記憶されている内容と比較して、入力された文字列が
    予め定められたパターンの文字列か否かを判断する判断
    手段と、入力された文字列が予め定められたパターンの
    文字列であると判断されると、該文字列に対応させて予
    め定められている1以上の特定の文字列、記号または図
    形を前記変換内容記憶手段から抽出する抽出手段とが設
    けられ、抽出された1以上の前記特定の文字列、記号、
    図形を、文書書式設定で定められる文字入力枠に拘束さ
    れずに設定された、個々の、またはこれらを組み合わせ
    るための特定の配置に従って配置する配置制御手段を備
    えていることを特徴とする文書処理装置。
  2. 【請求項2】文字列が入力されると、該文字列を対応す
    る文字列に変換する文字列変換手段を備えている文書処
    理装置において、前記文字列変換手段には、入力される
    文字列に対応する、文字列、記号または図形を記憶する
    変換内容記憶手段と、予め定められたパターンの文字列
    を記憶するパターン記憶手段と、前記パターン記憶手段
    に記憶されている内容と比較して、入力された文字列が
    予め定められたパターンの文字列か否かを判断する判断
    手段と、入力された文字列が予め定められたパターンの
    文字列であると判断されると、該文字列に対応させて予
    め定められている1以上の特定の文字列、記号または図
    形を前記変換内容記憶手段から抽出する抽出手段とが設
    けられ、入力された文字列が前記予め定められたパター
    ンの文字列でない場合は、変換された文字列を文書書式
    設定で定められた配置で配置し、入力された文字列が前
    記予め定められたパターンの文字列である場合は、1以
    上の前記特定の文字列、記号または図形を予め定められ
    た特定の配置に従って配置する配置制御手段を備えてい
    ることを特徴とする文書処理装置。
  3. 【請求項3】前記配置制御手段は、入力された文字列が
    前記予め定められたパターンの文字列で、かつ前記特定
    の文字列、記号または図形を前記特定の配置で配置する
    ことを操作者が指示したときのみ、前記特定の文字列、
    記号または図形を前記特定の配置で配置することを特徴
    とする請求項1または2記載の文書処理装置。
  4. 【請求項4】前記パターン記憶手段は、数式表示を表す
    予め定められたパターンの文字列を記憶する数式解析辞
    書を有することを特徴とする請求項1、2または3記載
    の文書処理装置。
  5. 【請求項5】前記パターン記憶手段は、化学式表示を表
    す予め定められたパターンの文字列、および該文字列か
    ら設定し得る化学式の構造としてどのようなものがある
    かを解析する解析手法を記憶する化学式解析辞書を有し
    、前記判断手段は、入力された文字列が前記予め定めら
    れたパターンの文字列であるか否かを判断すると共に、
    入力された文字列が前記予め定められたパターンの文字
    列であり、かつ前記解析手法の設定されているものであ
    れば、該文字列を該解析手法に従って解析し、解析され
    た化学式の構造を前記抽出手段および前記配置制御手段
    に指示することを特徴とする請求項1、2、3または4
    記載の文書処理装置。
  6. 【請求項6】前記化学式解析辞書には、特定の化学式、
    化学式を構成する図形または記号が記憶され、前記抽出
    手段は、前記特定の化学式、化学式を構成する図形また
    は記号の出力を必要とする予め定められたパターンの文
    字列が入力されたとき、前記化学式解析辞書から該特定
    の化学式、化学式を構成する図形または記号を抽出する
    ことを特徴とする請求項5記載の文書処理装置。
  7. 【請求項7】前記予め定められているパターンの文字列
    も含め、入力される文字列に対して、前記文字列変換手
    段で変換可能な変換候補が複数ある場合、これらの優先
    順位を記憶する優先順位記憶手段と、前記優先順位に従
    って、操作者の指示により順次、前記文字列変換手段か
    ら変換候補を抽出する変換候補選択手段とを有すること
    を特徴とする請求項1、2、3、4、5または6記載の
    文書処理装置。
  8. 【請求項8】前記優先順位は、変換候補の選択頻度に応
    じて更新されることを特徴とする請求項7記載の文書処
    理装置。
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