JP2702443B2 - 日本語入力装置 - Google Patents

日本語入力装置

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JP2702443B2
JP2702443B2 JP7102531A JP10253195A JP2702443B2 JP 2702443 B2 JP2702443 B2 JP 2702443B2 JP 7102531 A JP7102531 A JP 7102531A JP 10253195 A JP10253195 A JP 10253195A JP 2702443 B2 JP2702443 B2 JP 2702443B2
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恵美 大西
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日本電気オフィスシステム株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は日本語入力装置に関し、
特に、一つの文字列について対応する漢字その他の表記
に変換された互いに異る表記候補中から同時に複数の表
記候補を選択することのできる日本語入力装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に日本語入力装置は日本語の文書を
作成するために使用され、かな文字列を入力し、それを
かな漢字変換辞書を検索することにより漢字かな交じり
表記(カタカナを含む)に変換し、複数の表記候補とし
て出力し、これらの表記候補の内から適切な表記候補を
選択し、確定するという、いわゆるかな漢字変換方式に
よるものが主流になっていることは周知の通りである。
【0003】また、漢字の部首名を入力し、複数の表記
候補を表示させ、その中から、該当する漢字を選択し、
確定する部首入力、漢字の画数を入力して該当する複数
の漢字を表記候補として表示させ、その中から適切な漢
字を選択し、確定することにより漢字に変換する画数入
力などの入力方式が補助的に用いられることもある。
【0004】このような日本語入力装置においては、表
記候補が複数ある場合、複数の表記候補が順次あるいは
一度に表示され、そのうちの1個の候補を選択確定する
ことができるように構成されているのが普通である。
【0005】このような日本語入力装置の一例として、
たとえば、特開昭64−29964号公報に記載された
文字処理装置がある。
【0006】図8は、この文字処理装置の構成例を示す
ブロック図である。
【0007】図において、対象となる文字、数字、記号
および各種の指示はキーボード24の該当するキーを押
下することにより入力される。
【0008】キーボード24の入力は、定形語句変換制
御ユニット20に加えられる。
【0009】定形語句変換制御ユニット20は、この定
形語句変換制御ユニット20を制御するプログラムを記
憶しているROM21が接続されている。
【0010】キーボード24から入力された文字列は、
定形語句変換制御ユニット20を介してRAM(一時記
憶部)22に記憶される。
【0011】文字列が入力されると、定形語句変換ユニ
ット20は、入力された文字列をRAM22の入力バッ
ファ部分に記憶させる。
【0012】キーボード24により、予め定められた変
換を指定するキーが押下され、定形語句変換制御ユニッ
ト20がこれを受け取ると、その文字列が定形語句であ
るか否かを判断し、定形語句であると判断すると、該当
する定形語句に変換する。
【0013】そのとき、定形語句中の見出し語につい
て、辞書メモリ23を参照して、該当する見出し語に該
当する変換データを辞書メモリ23から出力させる。
【0014】上述の判断の結果、定形語句変換制御ユニ
ット20が、定形語句でないと判断した場合には、定形
語句変換制御ユニット20は、入力された変換対象の文
字列について、辞書メモリ23を参照し、該当する変換
データを辞書メモリ23から出力させる。
【0015】なお、文字列がキーボード24から入力さ
れたとき、および、文字列についての変換データを出力
させた場合には、定形語句変換制御ユニット20は、そ
の内容をCRTなどで構成される表示ユニット25に出
力し、画面上に表示させる。
【0016】上述の処理により、変換されたデータが意
図する文字の表記候補でないときには、キーボード24
により再度、変換を指定するキーを押下し、定形語句変
換制御ユニット20を動作させ、別の変換候補を辞書メ
モリ23より取り出し、表示ユニット25の画面上に表
示させる。
【0017】表示ユニット25上に表示された表記候補
が所望の漢字であれば、キーボード24より、確定を指
定する、予め定められたキーを押下する。
【0018】定形語句変換制御ユニット20が、この確
定を指定するキーボード24からの信号を受け取ると、
そのとき選択された変換データをRAM22に設けられ
ている文書メモリ部に記憶させる。
【0019】図8に示されている構成例の文字処理装置
においては、入力された文字列が定形語句であるか否か
を判断し、定形語句であると判断すると、その定形語句
を出力する部分を持っているが、通常の日本語入力装置
では、このような定形語句が入力されたか否かを判断す
る部分を備えていない日本語入力装置もある。
【0020】このような日本語入力装置においては、文
字列を入力し、その文字列に対して変換指定を行うと、
内部に備えている辞書メモリの内容であるかな漢字変換
辞書を調べ、入力された文字列に該当する1乃至複数個
の漢字を含む表記に変換し、表記候補として表示させ、
この表記候補の内から所望の一つを選択し、確定して出
力している。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】従来の日本語入力装置
においては、かな漢字変換やその他の入力方式によっ
て、かな文字を漢字やカタカナなどの表記候補として変
換して得られた複数の表記候補のうちの1個だけを選択
し、確定して出力しているため、たとえば、国語教育や
日本語教育、辞書編纂その他文筆活動などにおいて、同
音語を羅列する場合など同じ入力文字列に対応する複数
の表記(漢字とひらがなの組み合わせ表記、あるいは、
漢字列もしくはカタカナ単独などの表記)を連続して得
たい場合に、その羅列する表記のそれぞれに対して、入
力、変換操作を何度も繰り返して行わなければならない
という欠点を有している。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明の日本語入力装置
は、かな文字列とこのかな文字列に該当する表記とを対
応させたかな漢字変換辞書を記憶している辞書記憶手段
と、文字と数字と記号および各種の指示を入力する入力
手段と、選択メニューおよび表示情報を受け取ると表示
を行う表示手段と、文字列と表記候補とを記憶する一時
記憶手段と、変換命令を受け取ると、直前に入力され前
記一時記憶手段に記憶されている文字列について、前記
辞書記憶手段を参照して該当する表記候補に変換し前記
表示情報として前記表示手段に出力するとともに前記一
時記憶手段に記憶させるかな漢字変換手段と、選択表示
命令を受け取ると直前に前記一時記憶手段に記憶されて
いる表記候補について、選択メニュー表示を行うか否か
の表示を前記表示情報として出力し前記選択メニュー表
示指定についての指定入力があると全数選択と複数選択
および複数選択の場合の区切指定の選択メニューを前記
表示情報として出力し前記表示手段に表示し、確定命令
が出力されるとそのとき選択されている表記候補をその
表記順に文書データとして出力し、メニュー中の前記複
数選択のメニューが選択されると前記表記候補の内の選
択された表記候補をその選択された順序に並び変える処
理を行い、さらに、この状態で区切り指定を選択する選
択指定が入力されると指定された区切り記号を各表記候
補の間に挿入する処理を行い、前記全数選択の指定を受
け取るとすべての表記候補をその表記順に選択する処理
を行い、確定命令を受け取ると前記処理を行った結果を
文書データとして出力し、前記選択メニュー表示指定が
なされずに前記表記候補の選択指定が入力されると指定
された表記候補を一つ選択し確定を指定する入力がある
と前記選択した表記候補を文書データとして出力する表
記候補選択手段と、前記文書データを記憶する文書記憶
手段と、前記入力手段から文字列を受け取ると前記一時
記憶手段に記憶させるとともに表示情報として前記表示
手段に出力し、前記文書データが出力されると前記文書
記憶手段に記憶させ、前記入力手段から変換指定を示す
予め定められた指定を受け取ると前記変換命令と前記選
択表示命令とを出力し、前記入力手段より予め定められ
た選択を示す指定を受け取ると前記表記候補選択手段に
その指定を出力し、前記入力手段より確定指定を示す予
め定められた指定を受け取ると前記確定命令を出力し前
記入力手段より予め定められた無変換を示す指定を受け
取ると前記一時記憶手段に記憶されている前記文字列を
文書データとして前記文書記憶手段に記憶させる中央処
理部とを備えて構成されている。
【0023】また、第2の発明の日本語入力装置は、か
な文字列とこのかな文字列に該当する表記とを対応させ
たかな漢字変換辞書を記憶している辞書記憶手段と、文
字と数字と記号および各種の指示を入力する入力手段
と、選択メニューおよび表示情報を受け取ると表示を行
う表示手段と、文字列と表記候補とを記憶する一時記憶
手段と、変換命令を受け取ると、直前に入力され前記一
時記憶手段に記憶されている文字列について、前記辞書
記憶手段を参照して前記文字列に対応する表記候補に変
換し前記表示情報として前記表示手段に出力するととも
に前記一時記憶手段に記憶させるかな漢字変換手段と、
選択表示命令を受け取ると直前に前記一時記憶手段に記
憶されている表記候補について、選択メニュー表示指定
を選択するか否かの表示情報を出力し、前記選択メニュ
ー表示指定が入力されたときは、全数選択と複数選択お
よび区切指定の選択メニューを前記表示情報として出力
し前記表示手段に表示し、確定命令が出力されるとその
とき選択されている表記候補をその表記順に文書データ
として出力し、メニュー中の前記複数選択のメニューが
選択されると前記表記候補の内の選択された表記候補を
その選択された順序に並び変える処理を行い、前記全数
選択の指定を受け取るとすべての表記候補をその表記順
に選択する処理を行い、さらに、この状態で区切り指定
を選択する選択指定が入力されると指定された区切り記
号を各表記候補の間に挿入する処理を行い、確定命令を
受け取ると前記処理を行った結果を文書データとして出
力し前記選択メニュー表示指定がない場合で選択指定が
入力されると、表記候補中から一つだけ指定された選択
を行ない確定指定が入力されると前記選択した表記候補
を文書データとして出力する表記候補選択手段と、前記
文書データを記憶する文書記憶手段と、前記入力手段か
ら文字列を受け取ると前記一時記憶手段に記憶させると
ともに表示情報として前記表示手段に出力し、前記文書
データが出力されると前記文書記憶手段に記憶させ、前
記入力手段から変換指定を示す予め定められた指定を受
け取ると前記変換命令と前記選択表示命令とを出力し、
前記入力手段より予め定められた選択を示す指定を受け
取ると前記表記候補選択手段にその指定を出力し、前記
入力手段より確定指定を示す予め定められた指定を受け
取ると前記確定命令を出力し前記入力手段より予め定め
られた無変換を示す指定を受け取ると前記一時記憶手段
に記憶されている前記文字列を文書データとして前記文
書記憶手段に記憶させる中央処理部とで構成されてい
る。
【0024】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0025】図1は本発明の日本語入力装置の一実施例
を示すブロック図である。
【0026】本実施例の日本語入力装置は、文字、数字
および特定の複数種類の記号などを入力する入力手段1
と、入力手段1が出力する文字、数字および特定の複数
種類の記号を受け取ると、受け取った文字や数字や記号
などの内容に応じた処理を行う中央処理部6と、中央処
理部6を介して受け取った文字列を一時的に記憶した
り、後述するかな漢字変換手段3が出力する表記候補を
一時的に記憶する一時記憶手段2と、各種の文字列に対
応させた1以上の漢字あるいはカタカナなどの表記とを
かな漢字変換辞書として記憶している辞書記憶手段4と
を備えている。
【0027】また、上述の日本語入力装置は、表示情報
を受け取ると、画面上に表示する表示手段7と、変換命
令を受け取ると一時記憶手段2に記憶されている文字列
について、前述の辞書記憶手段4を参照して該当する漢
字に表記候補として変換し表示情報として出力するとと
もに前述の一時記憶手段2に記憶させるかな漢字変換手
段3と、選択表示命令を受け取ると一時記憶手段2に記
憶されている表記候補を読み出すとともに所定の選択メ
ニューを表示させ、入力手段1から中央処理部6を介し
て出力される各種の選択指定に応じた処理を行う表記候
補選択手段5とを備えている。
【0028】さらに、図1に示された日本語入力装置
は、文書データを記憶する文書記憶手段8と、入力手段
1により入力される文字、数字、その他の指定を入力手
段1から受け取り、その内容に応じて、変換命令、選択
表示命令などを出力し表示情報を受け取ると表示手段7
に出力し表示させ、文書データが出力されると文書記憶
手段8に記憶させる処理を行う中央処理部6とを備えて
いる。
【0029】なお、上述の入力手段1は、たとえば、所
定の文字、数字および各種の記号を入力するためのキー
を持つキーボードで構成するこができる。
【0030】図2は、図1に示した日本語入力装置の動
作を示す流れ図である。
【0031】以下に図2を参照して、図1に示されてい
る日本語入力装置の動作を説明する。
【0032】なお、以下の説明においては、入力手段1
としてアルファベットを含む文字、数字、および、各種
の指定に該当するキーを持つキーボードを使用すると仮
定する。
【0033】入力手段1によりひらがな等の文字列が入
力されると(ステップS1)、中央処理部6がこの文字
列を表わす符号として受け取り、一時記憶手段2の所定
の領域に記憶させる(ステップS2)と同時に表示手段
7に表示情報として出力し表示手段により文字列を表示
させる。
【0034】このような状態で無変換を示す指示(たと
えば、予め無変換を表わすキーとして割り当てられた特
定のキーが押下されたとき)が、入力手段1により入力
されると、中央処理部6が検知し(ステップS3)、一
時記憶手段2に記憶されている文字列をそのまま読み出
し文書データとして文書記憶手段8に記憶させる(ステ
ップS15)。
【0035】このような無変換を示す指定が入力手段1
より入力されないで、変換指定を示す予め定められた入
力が入力手段1より入力されると、中央処理部6が検知
し(ステップS4)、変換命令をかな漢字変換手段3に
出力するとともに、選択表示命令を表記候補選択手段に
出力する。
【0036】かな漢字変換手段3は変換命令を受け取る
と、辞書記憶手段4を参照して、一時記憶手段2が記憶
している文字列に該当する漢字を含む表記を検索して該
当する表記に変換した表記候補を表示情報として表示手
段7に出力するとともに一時記憶手段2に表記候補とし
て記憶させる(ステップS5)。
【0037】表記候補選択手段5は、上述の選択表示命
令を受け取ると、選択メニュー表示を行うか否かを指定
する選択メニュー表示指定のメッセージを出力し、表示
手段7により表示させ、ここで、選択メニューの表示を
指定する予め定められた入力(たとえば、入力手段1の
Yキーの押下)があるか否かを検知する(ステップS
6)。
【0038】ここで、選択メニュー表示の指定が入力手
段1により入力されれば、表記候補選択手段5は、中央
処理部6を介して受け取り、選択メニューの表示を出力
し、表示手段7により表示させる(ステップS7)。
【0039】図5は、表示手段7に表示される選択メニ
ューと、表記候補との表示状態の一例を示す説明図であ
る。
【0040】図5は、文字列、「かんしん」が入力手段
より入力され、かな漢字変換手段3により漢字の表記候
補として、「関心、感心、歓心、奸臣、寒心」がこの順
に上から下に表示されると同時に、複数選択および全数
選択の選択メニューが表示されている状態を示してい
る。
【0041】このような状態で、入力手段1から、全数
指定を示すBという指定が入力されると、中央処理部6
を介して、表記候補選択手段5がこれを受け取り、検出
し(ステップS8)、全表記候補をその表記順に文書デ
ータとして出力し、中央処理部6がこの文書データを文
書記憶手段8に記憶させる(ステップS16)。
【0042】ステップS8で、全数指定の入力が無い場
合で、複数選択指定を示すAが入力手段1より入力さ
れ、中央処理部6を介して出力されると、表記候補選択
手段5がこれを検知し(ステップS9)、表記候補であ
る関心、感心、歓心、奸臣、寒心の中から、入力手段1
の持つ、たとえば、1乃至9の数字キーなどを押下した
とき、これらの入力手段1から入力された指定を中央処
理部6を介して選択指定として受け取り、指定された順
に、その数字に対応して表記されている表記候補を選択
し選択された順に並び替える(ステップS10)。
【0043】図6は、このようにして、複数選択が指定
され、続いて、入力手段1により数字キー2,1,5お
よび3がこの順に押された場合の表示手段7の表示状態
を示す説明図である。
【0044】なお、このように、ステップS9で、複数
選択が指定されたとき、表示候補選択手段5は、図6に
示すように、区切り入力を受け付ける区切り入力表示9
を生成し表示手段7に出力し表示させる。
【0045】ここで、入力手段1で、たとえば、区切記
号である「、」を指定する文字Eが入力されると、中央
処理部6を介して表記候補選択手段5が、これを検知し
区切り指定が入力されたと判定し(ステップS12)、
該当する記号である「、」を区切り記号として、選択さ
れた各表記候補の間に挿入する(ステップS13)。
【0046】ここで、予め確定を表わすキーとして、リ
ターンキーが設定されているとし、このリターンキーが
入力手段1で押下されると、この入力は中央処理部6を
介して出力され、表記候補選択手段5がこれを確定指定
入力と判定する(ステップS14)。
【0047】確定指定と表記候補選択手段5が判定する
と、それまでに処理した表記候補の並び順に文書データ
として出力し、この文書データを中央処理部6が文書記
憶手段8に記憶させる(ステップS15)。
【0048】もし、ステップS16で、選択メニュー表
示指定入力がないときには、表記に対応して表示されて
いる数字を示すキーが入力手段1で押下されると、表記
候補選択手段5が、中央処理部6を介して、検知し該当
する数字に対応する表記候補を選択する(ステップS1
7)。
【0049】このような状態で入力手段1により確定を
表わす、リターンキーが押下されると、表記候補選択手
段5がこれを検知し、ステップS15に移行する。
【0050】なお、上述の実施例においては、表記候補
選択手段5が出力する選択メニューにおいて、表記候補
にそれぞれ対応して数字が表示され、該当する数字に対
応する入力手段1に設けられたキーを押下することによ
り、表記候補を選択しており、また、複数選択および全
数選択等は、これらの表示にそれぞれ対応して表示され
ているA、Bに該当する入力手段1のキーを押下するこ
とにより、選択指定を中央処理部6を介して表記候補選
択手段5が受け取り、選択処理を行っている。
【0051】これらの表記候補や単一選択、複数選択の
指定を行うのに、入力手段1の持つ数字キーや文字キー
の代りに、入力手段1のキーとして、上向き、下向き、
左向き、右向きなどの矢印キーを用いて所望の表示項目
である表記候補や上述の単一選択、複数選択、全数選択
などを反転表示させ、リターンキーでその反転表示され
た表示に対応する処理を選択するように、表記候補選択
手段5を設定することもできることは明らかである。
【0052】図3は、本発明の日本語入力装置の別の実
施例を示すブロック図であり、図4は図3に示された日
本語入力装置の動作を示す流れ図である。
【0053】図3に示した日本語入力装置の構成要素の
内で、表記候補選択手段5Aを除いた他の構成要素は、
図1に示した日本語入力装置の構成要素と同一であるの
で、表記候補選択手段5A以外の構成要素の説明は省略
する。
【0054】表記候補選択手段5Aは、中央処理部6に
接続されており、中央処理部6が、選択表示命令を出力
するとこの命令を検知して所定の表示メニュー表示情報
として表示手段7に出力し、以後、入力手段1から入力
される各種の指定を中央処理部6を介して受け取り、受
け取った指定の内容に応じた処理を行う。
【0055】以下に、図4に示した流れ図に基づいて図
3に示されている日本語入力装置の動作を説明する。
【0056】なお、入力手段1は、図1の日本語入力装
置で説明したと同じキーボード構成と仮定する。
【0057】図4においてステップS5までの動作は、
図2で説明した動作と同じであるので、説明を省略す
る。
【0058】ステップS5の処理に続いて、選択表示命
令が中央処理部6から出力されると表記候補選択手段5
Aは、上述の選択表示命令を受け取り、選択メニュー表
示を行うか否かを指定する選択メニュー表示指定のメッ
セージを出力し、表示手段7により表示させ、ここで、
選択メニューの表示を指定する予め定められた入力(た
とえば、入力手段1のYキーの押下)があるか否かを検
知する(ステップS6)。
【0059】ここで、選択メニュー表示の指定が入力手
段1により入力されれば、表記候補選択手段5Aは、中
央処理部6を介してその指定を受け取り、選択メニュー
の表示を出力し、表示手段7により表示させる(ステッ
プS7)。
【0060】その表示内容の一例は、すでに図1で説明
した日本語入力装置と同様に、図5で示される。
【0061】ここで、入力手段1から全数指定を表わす
指定が入力されると、表記候補選択手段5Aは、この指
定を中央処理部6を介して受け取りこの指定を検知し
(ステップS8)、区切り指定を選択できる表示情報を
表示手段7に出力して表示を行う。
【0062】図7は、このような表示の一例を示す説明
図である。
【0063】ここで、区切り記号たとえば、「。」を指
定するために、区切り記号「。」に対応して表示されて
いる「F」を入力表示手段1の該当するキーを押下して
入力すると、中央処理部6を介してこの指定が出力さ
る。
【0064】表記候補選択手段5Aは、この指定を検知
する(ステップS12)と、指定された区切り記号を表
記候補の間にそれぞれ挿入する(ステップS13)。
【0065】ここで、確定を表わす指定、たとえば、改
行指定(リターンキー)が入力手段1より入力される
と、中央処理部6からこの指定が出力される。
【0066】表記候補選択手段5Aは、この指定を検知
する(ステップS14)と、そのとき表示されている表
記候補のすべてをその表記順(図7に示した場合には、
上から下の順)に文書データとして出力し、この文書デ
ータを中央処理部6が文書記憶手段8に記憶させる(ス
テップS15)。
【0067】もし、区切り指定が入力されないで、確定
指定が入力手段1より入力されると、この指定が中央処
理部6を介して出力される。表記候補選択手段5Aは、
この指定が中央処理部6より出力されると、これを検知
し(ステップS14)、続いて、すでに説明したステッ
プS15に処理を移行する。
【0068】先述したステップS7に続いて、複数選択
指定の入力が入力手段1により行われた場合には、中央
処理部6がこの指定を出力する。
【0069】表記候補選択手段15Aは、この指定を検
知し(ステップS9)、続いて、入力手段1から入力さ
れる選択指定に応じた表記候補をその指定順に選択し
(ステップS10)、選択された表記候補を選択順に並
び替える(ステップS11)。
【0070】このとき、表記候補選択手段5Aは、図6
に示した区切り入力表示9を示す表示情報を表示手段7
に出力し、表示させる。
【0071】ここで入力手段1より、区切り記号の指定
を示す入力が行われると、この指定は中央処理部6より
出力される。
【0072】この指定は、表記候補選択手段5Aで検知
される(ステップS12)。
【0073】表記候補選択手段5Aは、指定された区切
り記号を、選択された表記候補の間に挿入する(ステッ
プS13)。
【0074】ここで確定指定が入力手段1より入力され
ると、表記候補選択手段5Aは、この指定を検出し(ス
テップS14)、それまでに選択された表記候補を文書
データとして出力する。中央処理部6は、この文書デー
タが出力されると、文書記憶手段8に記憶させる(ステ
ップS15)。
【0075】このとき、区切記号が各表記候補の間に挿
入されていれば、この区切記号もそのまま表記候補の間
に挿入された状態で文書データの一部として出力され、
文書記憶手段8に記憶される。
【0076】上述のステップS12で、もし、区切り記
号が指定されないで、確定指定が入力手段1により入力
された場合には、先述したステップS14の処理が行わ
れ、、ステップS15の処理に移行する。
【0077】もし、ステップS6で、選択メニュー表示
指定の入力がなく、表記候補に対応して表示されている
数字を表わすキーが入力手段1により入力されると、表
記候補選択手段5Aがこれを中央処理部6を介して受け
取り、表記候補の選択指定と判断し該当する表記候補選
択する(ステップS17)。
【0078】続いて、確定指定を表わす、予め定められ
たキー、たとえば、リターンキーが入力手段1により押
下されると、表記候補選択手段5Aは、この指定を、中
央処理部6を介して受け取り、検知し(ステップS1
8)、処理をステップ15に移す。
【0079】従って、図3に示された日本語入力装置に
よって、全数指定の場合と複数指定の場合には、表記候
補の間に区切り記号を挿入することができる。
【0080】以上説明した実施例においては、文字列を
入力し、この入力した文字列についての表記の変換を行
い、その変換した表記について複数の表記候補を表示
し、その表記候補の全数あるいは任意の個数の表記候補
を同時に選択することが可能となるが、文字列の入力手
段により入力し、この文字列に対応した表記候補を表示
する代わりに、部首名、たとえば、「ごんべん」あるい
は、「さんずい」など、を入力し、入力した部首名に該
当する漢字を検索して表記候補として表示させ、その中
から所望の表記候補を選択する場合にも、上述の表記候
補選択手段を使用することにより、同時に複数の表記候
補を選択し出力させることが可能であることは明らかで
ある。
【0081】
【発明の効果】以上の説明したように、本発明の日本語
入力装置は、表記候補選択手段を設けることにより、か
な漢字変換やその他の入力方式によって得られた複数の
漢字に変換された表記候補の内、同時に任意の順番で任
意の複数個を選択し、出力することが可能になるという
効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の日本語入力装置の一実施例を示すブロ
ック図である。
【図2】図1に示した日本語入力装置の動作の一例を示
す流れ図である。
【図3】図1とは別の本発明の実施例を示すブロック図
である。
【図4】図3に示された日本語入力装置の動作の一例を
示す流れ図である。
【図5】図1および図3の日本語入力装置の表示選択画
面の一例を示す説明図である。
【図6】図1および図3の日本語入力装置の複数選択の
場合の区切り入力の表示の一例を示す説明図である。
【図7】図3の日本語入力装置で全数選択を行ったとき
の区切り入力表示の一例を示す説明図である。
【図8】従来のこの種の装置の構成の一例を示すブロッ
ク図である。
【符号の説明】
1 入力手段 2 一時記憶手段 3 かな漢字変換手段 4 辞書記憶手段 5 表記候補選択手段 6 中央処理部 8 文書記憶手段 9 区切り入力表示 5A 表記候補選択手段

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 かな文字列とこのかな文字列に該当する
    表記とを対応させたかな漢字変換辞書を記憶している辞
    書記憶手段と、文字と数字と記号および各種の指示を入
    力する入力手段と、選択メニューおよび表示情報を受け
    取ると表示を行う表示手段と、文字列と表記候補とを記
    憶する一時記憶手段と、変換命令を受け取ると、直前に
    入力され前記一時記憶手段に記憶されている文字列につ
    いて、前記辞書記憶手段を参照して該当する表記候補に
    変換し前記表示情報として前記表示手段に出力するとと
    もに前記一時記憶手段に記憶させるかな漢字変換手段
    と、選択表示命令を受け取ると直前に前記一時記憶手段
    に記憶されている表記候補について、選択メニュー表示
    を行うか否かの表示を前記表示情報として出力し前記選
    択メニュー表示指定についての指定入力があると全数選
    択と複数選択および複数選択の場合の区切指定の選択メ
    ニューを前記表示情報として出力し前記表示手段に表示
    し、確定命令が出力されるとそのとき選択されている表
    記候補をその表記順に文書データとして出力し、メニュ
    ー中の前記複数選択のメニューが選択されると前記表記
    候補の内の選択された表記候補をその選択された順序に
    並び変える処理を行い、さらに、この状態で区切り指定
    を選択する選択指定が入力されると指定された区切り記
    号を各表記候補の間に挿入する処理を行い、前記全数選
    択の指定を受け取るとすべての表記候補をその表記順に
    選択する処理を行い、確定命令を受け取ると前記処理を
    行った結果を文書データとして出力し、前記選択メニュ
    ー表示指定がなされずに前記表記候補の選択指定が入力
    されると指定された表記候補を一つ選択し確定を指定す
    る入力があると前記選択した表記候補を文書データとし
    て出力する表記候補選択手段と、前記文書データを記憶
    する文書記憶手段と、前記入力手段から文字列を受け取
    ると前記一時記憶手段に記憶させるとともに表示情報と
    して前記表示手段に出力し、前記文書データが出力され
    ると前記文書記憶手段に記憶させ、前記入力手段から変
    換指定を示す予め定められた指定を受け取ると前記変換
    命令と前記選択表示命令とを出力し、前記入力手段より
    予め定められた選択を示す指定を受け取ると前記表記候
    補選択手段にその指定を出力し、前記入力手段より確定
    指定を示す予め定められた指定を受け取ると前記確定命
    令を出力し前記入力手段より予め定められた無変換を示
    す指定を受け取ると前記一時記憶手段に記憶されている
    前記文字列を文書データとして前記文書記憶手段に記憶
    させる中央処理部とを備えることを特徴とする日本語入
    力装置。
  2. 【請求項2】 かな文字列とこのかな文字列に該当する
    表記とを対応させたかな漢字変換辞書を記憶している辞
    書記憶手段と、文字と数字と記号および各種の指示を入
    力する入力手段と、選択メニューおよび表示情報を受け
    取ると表示を行う表示手段と、文字列と表記候補とを記
    憶する一時記憶手段と、変換命令を受け取ると、直前に
    入力され前記一時記憶手段に記憶されている文字列につ
    いて、前記辞書記憶手段を参照して前記文字列に対応す
    る表記候補に変換し前記表示情報として前記表示手段に
    出力するとともに前記一時記憶手段に記憶させるかな漢
    字変換手段と、選択表示命令を受け取ると直前に前記一
    時記憶手段に記憶されている表記候補について、選択メ
    ニュー表示指定を選択するか否かの表示情報を出力し、
    前記選択メニュー表示指定が入力されたときは、全数選
    択と複数選択および区切指定の選択メニューを前記表示
    情報として出力し前記表示手段に表示し、確定命令が出
    力されるとそのとき選択されている表記候補をその表記
    順に文書データとして出力し、メニュー中の前記複数選
    択のメニューが選択されると前記表記候補の内の選択さ
    れた表記候補をその選択された順序に並び変える処理を
    行い、前記全数選択の指定を受け取るとすべての表記候
    補をその表記順に選択する処理を行い、さらに、この状
    態で区切り指定を選択する選択指定が入力されると指定
    された区切り記号を各表記候補の間に挿入する処理を行
    い、確定命令を受け取ると前記処理を行った結果を文書
    データとして出力し前記選択メニュー表示指定がない場
    合で選択指定が入力されると、表記候補中から一つだけ
    指定された選択を行ない確定指定が入力されると前記選
    択した表記候補を文書データとして出力する表記候補選
    択手段と、前記文書データを記憶する文書記憶手段と、
    前記入力手段から文字列を受け取ると前記一時記憶手段
    に記憶させるとともに表示情報として前記表示手段に出
    力し、前記文書データが出力されると前記文書記憶手段
    に記憶させ、前記入力手段から変換指定を示す予め定め
    られた指定を受け取ると前記変換命令と前記選択表示命
    令とを出力し、前記入力手段より予め定められた選択を
    示す指定を受け取ると前記表記候補選択手段にその指定
    を出力し、前記入力手段より確定指定を示す予め定めら
    れた指定を受け取ると前記確定命令を出力し前記入力手
    段より予め定められた無変換を示す指定を受け取ると前
    記一時記憶手段に記憶されている前記文字列を文書デー
    タとして前記文書記憶手段に記憶させる中央処理部とを
    備えることを特徴とする日本語入力装置。
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