JPH04254910A - 磁気抵抗効果素子及びその製造方法 - Google Patents

磁気抵抗効果素子及びその製造方法

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JPH04254910A
JPH04254910A JP1517791A JP1517791A JPH04254910A JP H04254910 A JPH04254910 A JP H04254910A JP 1517791 A JP1517791 A JP 1517791A JP 1517791 A JP1517791 A JP 1517791A JP H04254910 A JPH04254910 A JP H04254910A
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ferromagnetic film
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magnetoresistive element
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Koichi Ikemoto
浩一 池本
Hiroshi Takeuchi
寛 竹内
Yasuhiro Shindo
泰宏 進藤
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は位置検出装置等として使
用可能な磁気センサ、特に強磁性金属の磁気抵抗効果を
用いて磁場の大きさに感応するようにした磁気抵抗効果
素子及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、磁気抵抗効果素子は検出感度,精
度の向上のため、素子面を被検出物に対して平行、かつ
最近接に設置できるような構造(素子面の平滑なもの)
が求められている。この要求を満たすためにアルミナス
ルーホールの片面にガラスグレーズを印刷した基板を用
い、その上に強磁性体からなる検出パターンを形成し、
基板の裏面から電流供給端子、出力端子を取り出した構
造のものが作られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構成では、基板表面の平滑性を得る目的でアルミナ
基板上に印刷していたガラスグレーズが、スルーホール
近傍では十分平滑に印刷できない。この非平滑部にパタ
ーン及び引き回し電極が形成されると、それらの断線不
良や抵抗値ズレ・中点電位ズレ不良が多くなるという問
題点を有していた。
【0004】本発明は上記課題に鑑み、このような問題
の解決のために、ガラスグレーズを必要とせず表面平滑
性に優れる基板を使用した磁気抵抗効果素子を提供する
ことを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の磁気抵抗効果素子は、結晶化ガラスセラミッ
クからなる下地基板と、この下地基板上に形成された強
磁性体膜と、この強磁性体膜に接続するように前記下地
基板に形成された電極部とを備えたものである。
【0006】
【作用】この構成によれば表面の平滑な結晶ガラスセラ
ミックを用いた基板を用いているため、従来課題であっ
た基板凹凸に起因していた露光ばらつきによる不均一パ
ターン印刷や抵抗値のばらつきを少なくすることができ
、スルーホール近傍の非平滑の問題もなく、パターン及
び引き回し電極の断線不良や抵抗値ズレ・中点電位ズレ
の不良を極めて少なくすることができる。またガラスグ
レーズ層も不要である。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例の磁気抵抗効果素子
及びその製造方法について、図面を参照しながら説明す
る。図1は本発明の一実施例における磁気抵抗効果素子
の断面図、図2は下地基板に使用する結晶化ガラスセラ
ミック基板のCuKα線を用いたX線回折の特性図であ
る。図1において、1は結晶ガラスセラミック基板、2
は強磁性体膜、3は電極、4は保護層である。図2から
わかるように、結晶化ガラスセラミック基板1はLi2
Si2O5,SiO2の混合物であり、珪素とリチウム
とアルミニウムを主成分としたものである。
【0008】次に本実施例の製造方法について、以下に
説明する。まず、特定波長の光照射によって感光部と非
感光部の結晶性が異なる特徴をもつ結晶化ガラスを加工
して図3に示すようにスルーホール5と溝6を形成した
大版の結晶化ガラスセラミック基板を用意する。次にこ
の結晶化ガラスセラミック基板1のスルーホール5とラ
ンド部に銀パラジウムからなる電極3を形成する。そし
てこの基板を真空蒸着機に設置し、所定の真空度まで排
気し、基板を300度に加熱し、その上にパーマロイを
1000オングストロームの厚さで蒸着した。そして目
的のパターンとなるように露光,現像,エッチングを経
て強磁性体膜2を形成する次にこれを真空蒸着機に設置
し所定の真空度まで排気し、基板を280度に加熱して
酸化珪素20ミクロンを蒸着し、保護膜4とする。基板
を取り出し、基板の溝6に金属板を落下させることで個
別の素子に分割する。そしてチップの裏側から電極3に
リード線を半田付けし、素子を完成する。この工程図を
図4に示す。
【0009】本実施例による磁気抵抗効果素子と従来の
磁気抵抗効果素子の特性を評価するために図5のように
構成して抵抗値及び中点電位値を測定する。図において
7,8は電流供給端子、9,10は出力端子である。特
性の評価基準は、抵抗値は設定値±10%、中点電位値
は電流供給端子7,8間に5Vを印加した時、出力電位
が2.5V±25mVのものを良品とし、それ以外を不
良品とした。本実施例による磁気抵抗効果素子は、良品
率が99%と従来の56%と比較すると大幅に高いこと
がわかる。
【0010】以上のように本実施例によれば、表面平滑
な結晶化ガラスセラミック基板1を下地基板として用い
た磁気抵抗効果素子であるため、基板の平滑性が高くガ
ラスグレーズ層も不要である。そして電極3の形成され
るスルーホール5近傍の非平滑の問題もないものとなり
、パターン及び引き回し電極の断線不良,抵抗値ズレ・
中点電位ズレ不良を極めて少なくすることができる。
【0011】なお、所定の間隔に精度良くスルーホール
5と溝6を形成させた感光性の結晶化ガラスセラミック
基板を用い、マスクを用いず全面に保護膜4を形成し、
溝6上に力を加えてその底面から素子サイズに分割する
という方法で製造することにより、分割時に保護膜4が
破壊されることがなくかつ結晶化ガラスセラミック基板
1と保護膜4との隙間に水分が進入することがない。従
ってこれらが原因するパターン及び引き回し電極の腐食
による断線不良も発生しない。
【0012】本実施例の効果を説明するために、従来の
方法を図7の工程図、図8(a),(b)の素子の断面
図、図9の基板正面図を用いる。図9に示すようにスル
ーホール11を備えたアルミナ基板12上にガラスグレ
ーズ13を、スルーホール11とランドに銀パラジウム
からなる電極14を形成する。該基板を真空蒸着機に設
置し、所定の真空度まで排気する。そして基板を300
度に加熱し、その上にパーマロイを1000オングスト
ロームの厚さに蒸着し、目的のパターンを露光,現像,
エッチングを経て強磁性体膜15を形成する。これにパ
ターン上が開いたマスクを付けた後真空蒸着機に設置し
、所定の真空度まで排気し、基板を280度に加熱し、
酸化珪素を20ミクロンを蒸着して保護膜16を形成す
る。このとき、後に基板が切断される部分には保護膜1
6が形成されないようなマスクを用いている。基板を取
り出し、素子サイズに切断した。このチップの裏側の電
極にリード線を半田付けし、素子を得た。なお、素子の
上面に樹脂膜17を形成してもよい。ところが基板のス
ルーホール11間距離公差(150ミクロン)とマスク
設置による公差が大きいため、保護膜16が規定位置を
ズレて成膜されることが多かった。そのため、図8(b
)のように基板を所定の素子サイズに切断すると、保護
にかかり、その一部を破壊するので、基板との間にでき
た隙間から進入する水分のためにパターン及び引き回し
電極の腐食による断線不良が多数発生するという問題点
を有していたのである。
【0013】本実施例によれば、こうした従来の課題を
一挙に解決することができる。本実施例においては、結
晶化ガラスセラミック基板1の表面粗さと磁気抵抗変化
率の関係について検討した。表面粗さが0.01〜0.
23ミクロンロームの範囲の基板を用いて第1の実施例
と同じ素子を作製し、磁気抵抗変化率を測定した。結果
を図6に示す。図より明らかなように、表面粗度が0.
2ミクロンより大きいと磁気抵抗変化率が極端に小さく
なるので、磁気抵抗効果素子用としては向いていない。
【0014】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、下地基板
にその全表面が非常に平滑な結晶化ガラスセラミック基
板を用いることにより、基板凹凸に起因していた露光ば
らつきによる不均一パターン印刷や抵抗値のばらつきを
無くすことによって、パターン及び引き回し電極の断線
不良,抵抗値ズレ・中点電位ズレ不良の極めて少ない優
れた磁気抵抗効果素子を実現するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の磁気抵抗効果素子の断面図
【図2】同実施例における磁気抵抗効果素子の下地基板
である結晶化ガラスセラミック基板のX線回折の特性図
【図3】同実施例における結晶化ガラスセラミック基板
基板の正面図
【図4】同実施例の製造方法を説明する工程図
【図5】
同実施例の電流供給端子,出力端子を説明した平面図
【図6】結晶化ガラスセラミック基板の表面粗度と磁気
抵抗変化率の関係図
【図7】従来の磁気抵抗効果素子の製造方法を説明する
工程図
【図8】(a),(b)はそれぞれ同素子の断面図
【図
9】従来の同素子に使用するアルミナ基板の正面図
【符号の説明】
1  結晶化ガラスセラミック基板 2  強磁性体膜 3  電極 4  保護膜 5  スルーホール 6  溝

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】結晶化ガラスセラミックからなる下地基板
    と、この下地基板上に形成された強磁性体膜と、この強
    磁性体膜に接続するように前記下地基板に形成された電
    極部とを備えた磁気抵抗効果素子。
  2. 【請求項2】強磁性体膜を覆うように保護膜を形成した
    請求項1記載の磁気抵抗効果素子。
  3. 【請求項3】結晶化ガラスセラミックは珪素とリチウム
    とアルミニウムの酸化物を主成分とした請求項1記載の
    磁気抵抗効果素子。
  4. 【請求項4】下地基板の表面粗度が0.2μm以下であ
    る請求項1記載の磁気抵抗効果素子。
  5. 【請求項5】特定波長の光照射によって感光部と非感光
    部の結晶性が異なる特徴をもつ結晶化ガラス基板を加工
    して、所定の間隔にスルーホールと溝を形成する工程と
    、前記スルーホール内とランドに導電部を形成する工程
    と、溝で囲まれた最小面積上のそれぞれに強磁性体膜を
    形成する工程と、その上に無機質,有機質のうち一種以
    上からなる保護層を形成する工程と、前記基板を溝底面
    で分割し各素子を得る工程と、各素子の表面以外の導電
    部から電流供給端子、出力端子を取り出す工程とを有す
    ることを特徴とする磁気抵抗効果素子の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7417269B2 (en) 2002-11-21 2008-08-26 Denso Corporation Magnetic impedance device, sensor apparatus using the same and method for manufacturing the same
CN111029324A (zh) * 2019-11-22 2020-04-17 中国电子科技集团公司第十三研究所 三维微波模块电路结构及其制备方法
CN111128908A (zh) * 2019-11-22 2020-05-08 中国电子科技集团公司第十三研究所 三维堆叠电路结构及其制备方法

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