JPH0425475B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0425475B2 JPH0425475B2 JP59256452A JP25645284A JPH0425475B2 JP H0425475 B2 JPH0425475 B2 JP H0425475B2 JP 59256452 A JP59256452 A JP 59256452A JP 25645284 A JP25645284 A JP 25645284A JP H0425475 B2 JPH0425475 B2 JP H0425475B2
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- alumina
- firing
- less
- grain size
- temperature
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- PNEYBMLMFCGWSK-UHFFFAOYSA-N aluminium oxide Inorganic materials [O-2].[O-2].[O-2].[Al+3].[Al+3] PNEYBMLMFCGWSK-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 26
- 238000010304 firing Methods 0.000 claims description 19
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Landscapes
- Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)
- Furnace Charging Or Discharging (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の技術分野〕
本発明はセラミツク製品の焼成用として用いら
れる薄肉アルミナ匣鉢に関する。
れる薄肉アルミナ匣鉢に関する。
従来、セラミツクス製品の焼成用として用いら
れているアルミナ匣鉢は原料粉末に適当なバイン
ダーを添加し、プレス成形で成形した後、焼成す
ることにより製造されている。このようにプレス
成形を用いて製造されたアルミナ匣鉢では、肉厚
を薄くしすぎると成形時にクラツクが発生し易
く、また焼成時に変形し易いため、ある程度肉厚
を厚くしなければならない。このため従来のアル
ミナ匣鉢の肉厚は5〜10mmであつた。
れているアルミナ匣鉢は原料粉末に適当なバイン
ダーを添加し、プレス成形で成形した後、焼成す
ることにより製造されている。このようにプレス
成形を用いて製造されたアルミナ匣鉢では、肉厚
を薄くしすぎると成形時にクラツクが発生し易
く、また焼成時に変形し易いため、ある程度肉厚
を厚くしなければならない。このため従来のアル
ミナ匣鉢の肉厚は5〜10mmであつた。
〔背景技術の問題点〕
しかし、このように肉厚の厚いアルミナ匣鉢を
用いてセラミツクス製品の焼成を行なつた場合、
焼成エネルギーコストが高く、しかも昇温時及び
降温時にヒートシヨツクで割れ易い等の欠点があ
つた。
用いてセラミツクス製品の焼成を行なつた場合、
焼成エネルギーコストが高く、しかも昇温時及び
降温時にヒートシヨツクで割れ易い等の欠点があ
つた。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであ
り、使用時の焼成エネルギーコストを低減できる
とともにヒートシヨツクによる割れが少ない薄肉
アルミナ匣鉢を提供しようとするものである。
り、使用時の焼成エネルギーコストを低減できる
とともにヒートシヨツクによる割れが少ない薄肉
アルミナ匣鉢を提供しようとするものである。
本発明は、平均粒径0.7μm以下のアルミナ粉末
を泥漿化して鋳込成形により成形し、1530〜1650
℃の温度で焼成してなる結晶粒径が5μm未満でか
つ肉厚が5mm未満である薄肉アルミナ匣鉢の製造
方法である。
を泥漿化して鋳込成形により成形し、1530〜1650
℃の温度で焼成してなる結晶粒径が5μm未満でか
つ肉厚が5mm未満である薄肉アルミナ匣鉢の製造
方法である。
本発明の方法を用いれば、1530〜1650℃という
比較的低い焼成温度で結晶粒径が5μm未満でかつ
肉厚が5mm未満である薄肉のアルミナ匣鉢を製造
できる。そして、製造されたアルミナ匣鉢は結晶
粒径が小さく肉厚が薄いので、セラミツクス製品
の焼成時にエネルギーコストを低減できるととも
に、ヒートシヨツクによる割れを減少できる。
比較的低い焼成温度で結晶粒径が5μm未満でかつ
肉厚が5mm未満である薄肉のアルミナ匣鉢を製造
できる。そして、製造されたアルミナ匣鉢は結晶
粒径が小さく肉厚が薄いので、セラミツクス製品
の焼成時にエネルギーコストを低減できるととも
に、ヒートシヨツクによる割れを減少できる。
本発明において、平均粒径0.7μm以下のアルミ
ナ粉末を用いるのは、平均粒径が0.7μmを超える
と、焼成温度を1650℃以上にしないと焼結しない
が、1650℃以上の温度での焼成では変形が大きく
なり、商品価値が落るとともに、結晶粒径が5μm
以上になり、ヒートシヨツクによる割れも増大す
るためである。
ナ粉末を用いるのは、平均粒径が0.7μmを超える
と、焼成温度を1650℃以上にしないと焼結しない
が、1650℃以上の温度での焼成では変形が大きく
なり、商品価値が落るとともに、結晶粒径が5μm
以上になり、ヒートシヨツクによる割れも増大す
るためである。
なお、本発明において、成形体の焼成温度は
1530〜1650℃であることが望ましい。これは、
1530℃未満の焼成温度では焼結不足となり、圧電
セラミツクスなどの雰囲気焼成には使用できない
ためであり、一方1650℃を超える焼成温度では匣
体の焼成変形が大きくなつて商品価値が下がり、
また結晶粒径が5μm以上になりヒートシヨツクに
よる割れも増大するためである。
1530〜1650℃であることが望ましい。これは、
1530℃未満の焼成温度では焼結不足となり、圧電
セラミツクスなどの雰囲気焼成には使用できない
ためであり、一方1650℃を超える焼成温度では匣
体の焼成変形が大きくなつて商品価値が下がり、
また結晶粒径が5μm以上になりヒートシヨツクに
よる割れも増大するためである。
以下、本発明の実施例を説明する。
まず、平均粒径0.5μmのアルミナ粉末を用意
し、水中に分散させて泥漿化した。次に、この泥
漿を石膏型を用いて鋳込成形し、肉厚3〜5mmに
成形した。つづいて、1550℃で焼成し、アルミナ
匣鉢を得た。
し、水中に分散させて泥漿化した。次に、この泥
漿を石膏型を用いて鋳込成形し、肉厚3〜5mmに
成形した。つづいて、1550℃で焼成し、アルミナ
匣鉢を得た。
このように、鋳込成形で成形を行なうため、容
易に肉薄の成形体を得ることができる。しかも
1550℃程度の通常の焼成温度に比べると極めて低
い温度で焼結させることができるため、アルミナ
匣鉢の変形が少なく、商品価値が高い。なお、得
られたアルミナ匣鉢の結晶粒径は約5μmであつ
た。
易に肉薄の成形体を得ることができる。しかも
1550℃程度の通常の焼成温度に比べると極めて低
い温度で焼結させることができるため、アルミナ
匣鉢の変形が少なく、商品価値が高い。なお、得
られたアルミナ匣鉢の結晶粒径は約5μmであつ
た。
得られたアルミナ匣鉢を用いて以下のような条
件で圧電セラミツクスの焼成を行ない、ヒートシ
ヨツクによる割れが発生するまでの使用回数を調
べ、従来のアルミナ匣鉢との比較を行なつた。
件で圧電セラミツクスの焼成を行ない、ヒートシ
ヨツクによる割れが発生するまでの使用回数を調
べ、従来のアルミナ匣鉢との比較を行なつた。
まず、昇温速度を100℃/hrとし、1200℃で2
時間保持するという条件の場合、従来のアルミナ
匣鉢では10〜20回の使用で割れが発生したのに対
し、本発明のアルミナ匣鉢では50〜100回使用で
きるようなつた。また、昇温速度を300℃/hrと
し、1200℃で2時間保持するという条件の場合、
従来のアルミナ匣鉢では1〜2回の使用で割れが
発生したのに対し、本発明のアルミナ匣鉢では40
〜70回使用できるようなつた。
時間保持するという条件の場合、従来のアルミナ
匣鉢では10〜20回の使用で割れが発生したのに対
し、本発明のアルミナ匣鉢では50〜100回使用で
きるようなつた。また、昇温速度を300℃/hrと
し、1200℃で2時間保持するという条件の場合、
従来のアルミナ匣鉢では1〜2回の使用で割れが
発生したのに対し、本発明のアルミナ匣鉢では40
〜70回使用できるようなつた。
更に、焼成エネルギーコストも従来のアルミナ
匣鉢よりも大幅に低減することができた。
匣鉢よりも大幅に低減することができた。
以上詳述したように本発明の方法を用いれば、
比較的低い焼成温度で結晶粒径が5μm未満でかつ
肉厚が5mm未満である薄肉のアルミナ匣鉢を製造
でき、このアルミナ匣鉢は結晶粒径が小さく肉厚
が薄いので、セラミツク製品の焼成時にエネルギ
ーコストを低減できるとともに、ヒートシヨツク
による割れを減少できる等顕著な効果を奏する。
比較的低い焼成温度で結晶粒径が5μm未満でかつ
肉厚が5mm未満である薄肉のアルミナ匣鉢を製造
でき、このアルミナ匣鉢は結晶粒径が小さく肉厚
が薄いので、セラミツク製品の焼成時にエネルギ
ーコストを低減できるとともに、ヒートシヨツク
による割れを減少できる等顕著な効果を奏する。
Claims (1)
- 1 平均粒径0.7μm以下のアルミナ粉末を泥漿化
して鋳込成形により成形し、1530〜1650℃の温度
で焼成してなる結晶粒径が5μm未満でかつ肉厚が
5mm未満である薄肉アルミナ匣鉢の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59256452A JPS61134585A (ja) | 1984-12-06 | 1984-12-06 | 薄肉アルミナ匣鉢の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59256452A JPS61134585A (ja) | 1984-12-06 | 1984-12-06 | 薄肉アルミナ匣鉢の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61134585A JPS61134585A (ja) | 1986-06-21 |
JPH0425475B2 true JPH0425475B2 (ja) | 1992-04-30 |
Family
ID=17292843
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59256452A Granted JPS61134585A (ja) | 1984-12-06 | 1984-12-06 | 薄肉アルミナ匣鉢の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61134585A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6004961B2 (ja) | 2013-02-06 | 2016-10-12 | 三菱重工業株式会社 | 圧縮空気供給装置 |
-
1984
- 1984-12-06 JP JP59256452A patent/JPS61134585A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61134585A (ja) | 1986-06-21 |
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