JPH04254278A - 自動二輪車のスロットル開度センサ取付構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、自動二輪車において、
スロットルグリップに内蔵させるスロットル開度センサ
の取付構造に関する。

【０００２】

【従来の技術】自動二輪車において、スロットル開度セ
ンサは、エンジンの点火時期制御或いは排気バルブ制御
等の信号として用いられている。例えば、図４に示すよ
うに、２サイクルエンジン３１の排気ポート３２の出口
に排気バルブ３３を設け、エンジン回転数センサ３４及
びスロットル開度センサ３６の信号を電子制御装置３７
において演算処理し、その信号をサーボモータ３８に出
力して排気バルブ３３を回動させることにより、排気ポ
ート面積即ち排気タイミングを変化させ、エンジンの全
回転域において、加速性能と必要トルクを得る方式が知
られている。従来、前記スロットル開度センサ３６は、
スロットルグリップ３５の外側に取付けられ、スロット
ルグリップ３５の回転角度を検出するようにしている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、スロッ
トル開度センサをスロットルグリップの外側に取付ける
方式においては、スロットル開度センサが外側に突出す
るため、左右幅が広がり不都合が生じるという問題があ
り、また、スロットルワイヤーをスロットルグリップセ
ンサ内を通す必要があるため、スロットルワイヤーが長
くなるという問題を有している。

【０００４】本発明は上記問題を解決するものであって
、スロットルグリップ内にコンパクトに取り付けること
ができる自動二輪車のスロットル開度センサ取付構造を
提供することを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】そのために本発明の自動
二輪車のスロットル開度センサ取付構造は、ハンドルバ
ー７に回転自在に軸支されるグリップ取付体１２と、グ
リップ取付体１２の一側を覆うようにハンドルバー７に
固定されるケース１、２と、ケースに内蔵されグリップ
取付体１２の一側に形成される駆動プーリ部１３及び駆
動歯車１４と、駆動プーリ部１３に係止されるスロット
ルワイヤー１１と、ケースに軸支され駆動歯車１４に噛
合される検出用歯車２１と、検出用歯車２１に接続され
るスロットル開度センサ９とを備えることを特徴とする
。

【０００６】なお、上記構成に付加した番号は、図面と
対比させるものであり、これにより本発明の構成が何ら
限定されるものではない。

【０００７】

【作用】本発明においては、例えば図２に示すように、
グリップ取付体１２を回転させスロットルワイヤー１１
を作動させると、スロットル開度は、駆動プーリ１３の
回転角度として駆動歯車１４から検出用歯車２１に伝達
され、ポテンションメータであるスロットル開度センサ
９により回転角度が検出される。

【０００８】

【実施例】以下本発明の実施例を図面を参照しつつ説明
する。図１、図２及び図３は、本発明の自動二輪車のス
ロットル開度センサ取付構造の１実施例を示し、図１は
図３のＢーＢ線に沿って矢印方向から見た図、図２は図
３のＣーＣ線に沿って矢印方向から見た断面図、図３は
図２のＡーＡ線に沿って矢印方向から見た断面図である
。

【０００９】図１において、二つ割りの上ケース１及び
下ケース２には、固定用ボス３、４が形成され、ボルト
５、６によりハンドルバー７に取り付け可能になってい
る。下ケース２には開口８が形成され、開口８内にスロ
ットル開度センサ９が挿入され、ボルト１０により下ケ
ース２に固定される。

【００１０】図２及び図３に示すように、ハンドルバー
７には、スロットルグリップが取付けられるグリップ取
付体１２が回転自在に軸支され、グリップ取付体１２の
一側には、スロットルワイヤー１１を作動させるための
駆動プーリ部１３と、駆動プーリ部１３の反対側に駆動
歯車１４が形成され、ケース１、２に内蔵されている。 駆動プーリ部１３の外周には係止溝１５が形成され、該
係止溝１５内にスロットルワイヤー１１の先端を固定し
た係止ピン１６が嵌合されている。

【００１１】下ケース２の下部には接続具１７を介して
アウターチューブ１８が取付けられ、スロットルワイヤ
ー１１は、自動二輪車のハンドルバー７の上から前方下
側に延び図示しないキャブレタに接続されている。なお
、図２でＸ位置はスロットル全開時の位置であり、Ｙ位
置はスロットル全閉時の位置である。

【００１２】また、下ケース２にはネジ１９により枢支
軸２０が固定され、この枢支軸２０に検出用歯車２１が
回転自在に軸支され、前記駆動歯車１４と噛合され、検
出用歯車２１はスロットル開度センサ９に接続されてい
る。グリップ取付体１２を回転させスロットルワイヤー
１１を作動させると、スロットル開度は、駆動プーリ１
３の回転角度として駆動歯車１４から検出用歯車２１に
伝達され、ポテンションメータであるスロットル開度セ
ンサ９により回転角度が検出される。

【００１３】

【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ハ
ンドルバーに回転自在に軸支されるグリップ取付体と、
該グリップ取付体の一側を覆うように前記ハンドルバー
に固定されるケースと、該ケースに内蔵され前記グリッ
プ取付体の一側に形成される駆動プーリ部及び駆動歯車
と、前記駆動プーリ部に係止されるスロットルワイヤー
と、前記ケースに軸支され前記駆動歯車に噛合される検
出用歯車と、該検出用歯車に接続されるスロットル開度
センサとを備える構成により、スロットルグリップ内に
スロットル開度センサをコンパクトに取り付けることが
できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の自動二輪車のスロットル開度センサの
１実施例を示し、図３のＢーＢ線に沿って矢印方向から
見た図

【図２】図３のＣーＣ線に沿って矢印方向から見た断面
図

【図３】図２のＡーＡ線に沿って矢印方向から見た断面
図

【図４】従来のスロットル開度センサの使用例を説明す
るための図

【符号の説明】

１、２…ケース、３、４…固定用ボス、５、６…ボルト
、７…ハンドルバー、８…開口、９…スロットル開度セ
ンサ、１０…ボルト、１１…スロットルワイヤー、１２
…グリップ取付体、１３…駆動プーリ部、１４…駆動歯
車、１５…係止溝、１６…係止ピン、１７…接続具、１
８…アウターチューブ、１９…ネジ、２０…枢支軸、２
１…検出用歯車。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】ハンドルバーに回転自在に軸支されるグリ
   ップ取付体と、該グリップ取付体の一側を覆うように前
   記ハンドルバーに固定されるケースと、該ケースに内蔵
   され前記グリップ取付体の一側に形成される駆動プーリ
   部及び駆動歯車と、前記駆動プーリ部に係止されるスロ
   ットルワイヤーと、前記ケースに軸支され前記駆動歯車
   に噛合される検出用歯車と、該検出用歯車に接続される
   スロットル開度センサとを備えることを特徴とする自動
   二輪車のスロットル開度センサ取付構造。