JPH04253535A - 巻き線装置 - Google Patents

巻き線装置

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Publication number
JPH04253535A
JPH04253535A JP2942991A JP2942991A JPH04253535A JP H04253535 A JPH04253535 A JP H04253535A JP 2942991 A JP2942991 A JP 2942991A JP 2942991 A JP2942991 A JP 2942991A JP H04253535 A JPH04253535 A JP H04253535A
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JP
Japan
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wire
winding
die
pressure roller
tension
Prior art date
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Pending
Application number
JP2942991A
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English (en)
Inventor
Yoshitsugu Kihara
義次 木原
Ken Fukuda
福田 建
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
[発明の目的]
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トランスやコイルなど
の用途で、長円形の巻き型に線材を巻き成形する巻き線
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の巻き線装置を第7図に示す。第7
図において、60は装置のベ―スで、巻き線機フレ―ム
61,加圧ロ―ラ67を取り付けるためのフレ―ム63
および線材の曲がりを矯正するための矯正機78,79
が配置されたフレ―ム64を載置固定している。
【0003】巻き線機フレ―ム61には、長円形の巻き
型65を取り付ける主軸(図示せず)が設けられている
。巻き型65は、主軸中心点66を中心に回転される。
【0004】加圧ロ―ラ67は、ア―ム68の先端に軸
69により保持され、軸受(図示せず)により自在に回
転できるようになっている。ア―ム68は、加圧ロ―ラ
67を保持した一端と反対側の他端をピン71と金具7
0によりフレ―ム63に連結され、自在に旋回できる構
成になっている。
【0005】72は、線材を巻き型65へ押し付けるた
めの加圧ロ―ラ67に押し付け力を発生させるためのシ
リンダであり、シリンダロッドは金具73に結合された
ピン74によりア―ム68と連結されている。シリンダ
72の端部には金具75が固定され、ピン77によりフ
レ―ム63に取り付けられている金具76と連結されて
いる。
【0006】78は、線材の縦方向の曲がりを矯正する
矯正機で、フレ―ム64に固定されている。79は、線
材の横方向の曲がりを矯正する矯正機で、フレ―ム64
に固定されている。80は、線材が巻かれているドラム
で、ドラムの中心にはシャフト82が通され支持されて
いる。このシャフト82の端部には、ブレ―キ(図示せ
ず)が取り付けられ、線材の引出しに一定以上の力を加
えるようになっている。シャフト82は、プレ―ト81
に取り付けられ、プレ―ト81は、フレ―ム64に固定
されている。83は、ドラム80に巻かれ、矯正機78
,79を通り、巻き型65に巻き付けられる線材である
【0007】上記のように構成された従来の巻き線装置
においては、長円形の巻き型65を主軸によって一定速
度で回転しても直線部と円弧部での線材の巻き付け速度
(以下巻き速度という)は極端に変化する。そのため、
矯正機78,79による矯正力およびドラム80に対す
るブレ―キが一定でも線材に与えられる負荷荷重は極端
に変化し、これによって線材83の断面積が局部的に変
化する問題があった。
【0008】また、矯正機78を通って巻き型65に巻
き付けられる際には、巻き型65が水平から垂直になっ
たときでは、線材83が引出される角度が極端に大きく
なり、線材83の上下方向に巻き付けと反対方向に負荷
が加わって線材83を上下にひねる状態となり、且つこ
の状態から巻き型65をさらに回転すると、加圧ロ―ラ
67により線材83は矯正機78との状態同様に巻き方
向と反対に曲げられ、巻き型65が水平となるまでこの
状態を続けながら巻き付けられるため、線材83に過大
な内部応力が発生した状態で成形されることから、不均
一な成形となり、品質に問題があった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来の
巻き線装置で長円形の巻き型に線材を巻くと、巻き型を
一定速度で回転させても加圧ロ―ラが巻き型を押さえる
加圧点の速度が一定にならず、また線材も一定の圧力が
かけられず、線材が無理な力で引張られる。そのため、
線材が引き伸ばされて細るため、一定の寸法で仕上がら
なくなり、均一な成形ができなかった。
【0010】そこで本発明は、長円形の巻き型に一定の
押し付け力をかけながら常に一定の巻き速度で且つ線材
にかかる張力を一定に保って巻き付けることができる巻
き線装置を実現することを課題とする。
【0011】[発明の構成]
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の巻き線装置は、
長円形の巻き型をその直線部分に対しては水平移動させ
、両端の円弧部分に対しては円弧の中心を回転中心とし
て 180度回転させるように機構を構成し、線材を巻
き型に押し付ける加圧ロ―ラの回転速度を検出してこの
回転速度が一定となるように巻き型の水平移動の速度お
よび回転の速度を制御するようにし、さらに、加圧ロ―
ラに押し付け力を与えるパワ―シリンダの駆動圧力を一
定に制御して加圧力を一定に保ち、また、線材供給ドラ
ムから曲り矯正機を通って巻き型により引き出される線
材の張力を測定し、この張力を一定に保つように前記線
材供給ドラムの回転軸に加えるブレ―キ力を制御し、ま
た、前記線材供給ドラムおよび曲り矯正機の上下方向位
置を調節して巻き型での巻き重ね層数が増していっても
巻き型への線材の巻き付け状態を常に水平に保つように
制御している。
【0013】
【作用】本発明の巻き線装置においては、長円形の巻き
型に曲り矯正機を通った線材の先端を固定する。次に、
パワ―シリンダを駆動させて加圧ロ―ラにより一定の押
し付け力を線材にかける。水平移動用モ―タを回転させ
て巻き型を線材を引き出す方向へスライドさせ、加圧ロ
―ラの加圧点が巻き型の直線部と円弧部の境目に来るま
で移動させる。この移動中、加圧ロ―ラが線材に沿って
回転するので、加圧ロ―ラと同軸上に設けられた回転速
度検出器のフィ―ドバック信号によってモ―タを制御し
加圧ロ―ラが一定の速度で回転するように巻き型の移動
速度を制御する。
【0014】次に、巻き型の円弧部の中心を回転中心と
して巻き型を正面から見て反時計方向に 180度回転
させる。これにより、加圧ロ―ラの加圧点は円弧部と直
線部の境目に来る。この回転時にも加圧ロ―ラが回転す
る速度をスライド時と同じ速度となるように回転用モ―
タを制御する。回転を止めた後、巻き型を再び線材を引
き出す方向へスライドさせ、加圧ロ―ラの加圧点が直線
部と円弧部の境目に達したらスライドを止め、巻き型を
前記の場合と同様に 180度回転させて止める。次に
、巻き型を線材を引き出す向きにスライドさせると加圧
点は巻き始めの加圧点に達し、前回に巻かれた線材の上
にさらに重ね巻きする状態になる。この時点で加圧ロ―
ラは線材の厚さ分だけ上昇される。そして、加圧点が巻
き型の直線部と円弧部の境目に達したらスライドを止め
る。
【0015】この後は、上述した巻き型の 180度回
転,スライド, 180度回転,スライドの一連のステ
ップを間欠的に進めて重ね巻きを進める。そして、重ね
巻きの層数が増すに応じて線材供給ドラムおよび曲がり
矯正機の上下方向位置を調節し、巻き型への線材の巻き
付け状態を常に水平に保つようにする。
【0016】上記のように、本発明の巻き線装置によれ
ば、長円形の巻き型に一定の押し付け力をかけながら常
に一定の巻き速度で且つ線材にかかる張力を一定に保っ
て線材を巻き付けることができ、品質の安定した製品を
製造できる。
【0017】
【実施例】以下、図面に示した実施例に基いて本発明を
詳細に説明する。
【0018】図1乃至図4に本発明一実施例の巻き線装
置を示す。図1において、1は本装置のベ―スで、巻き
線機フレ―ム2と、加圧ロ―ラ27を支持するフレ―ム
3と、曲り矯正機35,36および線材供給ドラム41
等を載置した取材ベ―ス37を支持するフレ―ム4とを
載置固定している。
【0019】図2,図3,図4に示すように、巻き線機
フレ―ム2は、長円形の巻き型15が取付けられる回転
ベ―ス5を保持するフランジ6aを一端に有し他端に第
1のモ―タ19の回転軸の歯車20と噛み合った歯車1
0を有する中空な主軸6を軸受7,8を介して保持して
いる。軸受8は、ベアリングナット9により主軸6に固
定されている。
【0020】軸受11,12は、中空な主軸6の内径面
に設けられ、軸受12はカラ―13を介し歯車10の締
め付けにより主軸6に固定されている。主軸6内部に、
一端にピニオン16を有し他端に第2のモ―タ21の回
転軸の歯車22と噛み合った歯車17を備えたシャフト
14が、前記軸受11,12により同心に保持されてい
る。18は、歯車17をシャフト14に固定するナット
である。なお、上記の第1および第2のモ―タ19,2
1は共に速度が可変できるモ―タである。
【0021】回転ベ―ス5の前面には一対のガイドレ―
ル23が互いに平行に設けられており、巻き型15の取
付面に固定されたガイド24と係合して巻き型15の直
線移動を案内する。また、この巻き型15の取付面には
ラック25が固定されており、回転ベ―ス5の中心の穴
を通り抜けたシャフト14の先端に固定されているピニ
オン16と噛み合い、シャフト14の回転運動を巻き型
15の直線運動に変換するようになっている。
【0022】再び図1において、フレ―ム3に固定され
て巻き線機の主軸6の回転中心の上方に配置されたプレ
―ト26に、ガイドレ―ル32とガイド31を係合させ
て昇降可能にスライドベ―ス30が設けられている。そ
して、このスライドベ―ス30の中央下部に取付けられ
たブロック28に、主軸6と平行な軸(図示せず)およ
び軸受により加圧ロ―ラ27が軸支されており、この軸
には加圧ロ―ラ27の回転速度を検出する回転速度検出
器29が連結されている。さらに、この回転速度検出器
29で検出された加圧ロ―ラ27の転がり速度が一定と
なるように前記第1および第2のモ―タ19,21の回
転速度を制御する速度制御手段(図示せず)が具備され
ている。また、前記プレ―ト26の上部にはパワ―シリ
ンダ33が固定されており、そのロッドの先端はジョイ
ント34を介し前記スライドベ―ス30の上端部に連結
されている。
【0023】フレ―ム4で支持されている取付ベ―ス3
7には、線材52の左右方向の曲がりを矯正する曲がり
矯正機35と線材52の上下方向の曲がりを矯正する曲
がり矯正機36が配置されており、両矯正機の間の位置
に線材に加えられている張力を測定する張力計38が設
けられている。また、取付ベ―ス37には、線材52が
巻かれて貯えられている線材供給ドラム41が、軸40
で軸支されプレ―ト39を介して取付けられている。そ
して、この軸40の端部には、巻き型15によって線材
供給ドラム41から線材52を引き出す際の張力を一定
とするためのブレ―キ(図示せず)が設けられている。 さらに、前記張力計38のフィ―ドバック信号によって
ブレ―キ力を制御する張力制御手段(図示せず)が備え
られている。
【0024】フレ―ム4には、取付ベ―ス37の上下方
向位置を調節するための上下位置調節手段が設けられて
いる。すなわち、図1に示すように、42は、取付ベ―
ス37を上下させるためのモ―タで、その回転軸にはプ
―リ43を備えている。44は、ナット45に固定され
ているプ―リ46とプ―リ43を連結するベルトである
。47は、ナット45を軸受48により支持しフレ―ム
4に固定されたブロックである。49は、一端が取付ベ
―ス37に固定されナット45に螺合されたねじシャフ
トで、ナット45の正逆転により上下動する。50は、
フレ―ム4の上部に固定されたガイドで、取付ベ―ス3
7に一端が固定されているガイドシャフト51が摺動可
能に挿通されており、取付ベ―ス37の上下移動が鉛直
方向にがた無く行なわれるように案内する。
【0025】上記のように構成された本発明一実施例の
巻き線装置においては、第1のモ―タ19の駆動により
主軸6にフランジ6aを介し固定されている回転ベ―ス
5は、主軸6の中心を回転中心として回転される。巻き
型15は、回転ベ―ス5の前面に設けられた一対のガイ
ドレ―ル23と巻き型15の取付面に固定されたガイド
24により回転ベ―ス5と連結されており、第2のモ―
タ21の駆動によりシャフト14の先端のピニオン16
と巻き型15の取付面に固定されたラック25が噛み合
って巻き型15の長手方向に直線的に移動させられる。 この直線移動は、加圧ロ―ラ27の加圧点が巻き型15
の一方の円弧部と直線部の境目から他方の円弧部と直線
部の境目までの間の直線部を移動する間だけ回転ベ―ス
5の停止状態で行なわれる。 この移動中、加圧ロ―ラ27が回転するので、回転速度
検出器29により加圧ロ―ラ27の回転速度を検出し、
そのフィ―ドバック信号によって第2のモ―タ21の回
転速度を制御して加圧ロ―ラ27が一定の速度で回転す
るように巻き型15の直線移動速度を制御する。
【0026】巻き型15の円弧部と直線部の境目に加圧
ロ―ラ27が到達して直線移動を止めた状態では、巻き
型15の円弧部の中心は、主軸6の中心と同心な位置に
ある。 この状態で第1のモ―タ19を駆動して巻き型15をそ
の前面から見て反時計方向に 180度だけ回転させる
。この回転により加圧ロ―ラ27は巻き型15の円弧部
の範囲を移動する。このときの加圧ロ―ラ27の回転速
度も回転速度検出器29により検出され、直線移動のと
きの回転速度と同じ一定値になるよう第1のモ―タ19
の回転速度を制御して回転ベ―ス5の回転速度を制御す
る。
【0027】このように、巻き型15の直線移動および
回転の際の加圧ロ―ラ27の回転速度を同じ一定値に保
つようにしているので、線材52を巻き型15に巻き成
形する際の巻き速度を多層巻きの場合でも常に一定とす
ることができる。
【0028】また、加圧ロ―ラ27による線材の押し付
けは、スライドベ―ス30にブロック28を介し取付け
られた加圧ロ―ラ27が巻き型15の回転中心に直線的
に上下動する構造となっているため、この加圧力は、パ
ワ―シリンダ33の駆動圧力を一定とすることにより、
線材の一層巻きから巻き層数が増していっても一定とす
ることができる。
【0029】線材供給ドラム41から線材52を引き出
していくと、ドラム41での線材52の巻き径が変化し
て行き、引き出し力(張力)が徐々に変化してしまう。 この変化を張力計38で検出し、その張力を一定に保つ
ように線材供給ドラム41にかかるブレ―キ力を制御し
て一定の引き出し力(張力)を保持している。
【0030】また、巻き型15に線材52が2層,3層
と巻かれて行くと、曲がり矯正機35から巻き型15へ
の線材52の送り出しが傾斜するので均一な巻きができ
なくなる。 これを防ぐため、巻き型15に線材52が水平に入って
行くように、線材52の重なりに合わせて曲がり矯正機
35の位置が上昇するようモ―タ42を駆動させ、ナッ
ト45の回転によりねじシャフト49を上昇させ、ねじ
シャフト49により、曲がり矯正機35,36および線
材供給ドラム41を保持している取付ベ―ス37を上昇
させ、巻き型15へ線材52が常に水平に入って巻かれ
るように取付ベ―ス37の上下方向位置を制御している
【0031】次に、本発明一実施例の巻き線装置による
巻き線の成形について述べる。まず、線材供給ドラム4
1に巻かれている線材52を曲がり矯正機36,35を
通して図5(a)に示すように巻き型15まで引き出し
、長手中央が加圧ロ―ラ27の真下にある位置で停止し
ている巻き型15に、線材52の先端が長手中央部位よ
り若干先の位置にあるように線材52を固定する。
【0032】次に、図5(b)に示すように、パワ―シ
リンダ33を駆動させて加圧ロ―ラ27により一定の押
し付け力を線材52にかける。この状態でモ―タ21を
回転させ、巻き型15を線材を引き出す方向(図示左へ
)スライドさせて加圧ロ―ラ27の加圧点を右へと移動
させ、図5(c)に示すように、加圧点が巻き型15の
直線部と円弧部の境目に到達したら移動を止める。この
移動中、加圧ロ―ラ27が線材に沿って回転するので、
加圧ロ―ラ27と同軸上に設けられた回転速度検出器2
9のフィ―ドバック信号により第2のモ―タ21を制御
し、加圧ロ―ラ27が一定の速度で回転するように巻き
型15の移動速度を制御する。
【0033】次に、図5(d)に示すよに、巻き型15
の円弧部の中心を回転中心として、巻き型15が正面か
ら見て反時計方向に回転するように第1のモ―タ19を
回転させて巻き型15を支える回転ベ―ス5を回転させ
、巻き型15を 180度だけ回転させて止める。これ
により、図5(e)に示すように、加圧ロ―ラ27の加
圧点は巻き型15の円弧部と直線部の境目に到達する。 この回転時にも加圧ロ―ラ27が回転する速度をスライ
ド時と同じ速度となるように第1のモ―タ19を制御す
る。
【0034】次に、回転を止めた状態で、第2のモ―タ
21を回転させて巻き型15を線材を引き出す方向(図
示左方向)へスライドさせ、図6(a)に示すように、
加圧ロ―ラ27の加圧点が巻き型15の直線部と円弧部
の境目に到達したら第2のモ―タ21を止めて巻き型1
5を停止させる。
【0035】次に、図6(b)に示すように、巻き型1
5が反時計方向に回転するように第1のモ―タ19を回
転させ、図6(c)に示すように、加圧ロ―ラ27の加
圧点が巻き型15の直線部と円弧部の境目まで到達した
ら第1のモ―タ19を止めて巻き型15の回転を停止さ
せる。
【0036】次に、第2のモ―タ21を回転させて巻き
型15を左へスライドさせる。加圧ロ―ラ27の加圧点
は右へと移動して行き、図6(d)に示すように、線材
52の巻き始めの位置まで移動すると、第1層目の線材
52の上にさらに重ね巻きする状態になる。この時点で
加圧ロ―ラ27は線材の厚さ分だけ上昇される。第2の
モ―タ21は回転を続け、図6(e)に示すように、加
圧ロ―ラ27の加圧点が巻き型15の直線部と円弧部の
境目に到達するまで巻き型を左へスライドさせて行き、
境目に加圧点が到達した時点で第2のモ―タ21を止め
て巻き型15を停止させる。
【0037】この後は、巻き型15の 180度回転,
スライド, 180度回転,スライドの一連の順序動作
を間欠的に進めて線材52の重ね巻きを進める。そして
、重ね巻きの層数が増すに応じて線材供給ドラム41お
よび曲がり矯正機35,36の上下方向位置を上昇させ
、巻き型15への線材52の巻き付け状態を常に水平を
保つようにする。
【0038】上記のように、本発明一実施例の巻き線装
置によれば、長円形の巻き型15に線材を巻き付ける成
形において、線材52の引き出し力(張力)を一定に保
ち、さらに、線材を巻き付け成形するスピ―ド(巻き速
度)が巻き型の直線部,円弧部のいずれにおいても一定
に保たれ、また、2層,3層と巻き重ねて行くときのい
ずれの重ね層数のときにも線材52の巻き型15への巻
き付け状態が水平を保ち且つ線材52を巻き型15へ押
し付ける力も一定に保つようにしているので、線材に局
部的な断面積の変化などが生ぜず、品質の安定した製品
を製造することができる。したがって、歩留まりの向上
による生産性アップにつなげることができる。
【0039】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、長
円形の巻き型をその直線部分に対しては水平移動させ、
両端の円弧部分に対しては円弧の中心を回転中心として
 180度回転させるように機構を構成し、線材を巻き
型に押し付ける加圧ロ―ラの回転速度が一定となるよう
に前記水平移動および回転速度を制御して線材を巻き型
に巻き付け成形するスピ―ドが巻き型の直線部,円弧部
のいずれでも一定に保たれるようにし、また、巻き型に
よって引き出される線材の張力を線材供給ドラムのブレ
―キを制御して一定に保ち、巻き重ね層数が増していっ
ても常に線材を巻き型に押し付ける力が一定に保たれる
とともに、線材供給ドラムおよび曲がり矯正機の上下方
向位置を調節して巻き型への線材の巻き付け状態を常に
水平に保つようにしている巻き線装置を実現したことに
より、巻き付けられる線材に局部的な断面積の変化など
が生じることがなく、品質の安定した製品を製造するこ
とができ、歩留まりの向上による生産性アップにつなげ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明一実施例の巻き線装置の全体構成を示す
立面図である。
【図2】図1の巻き線機本体のみを示す立面図である。
【図3】図2の側面図である。
【図4】図3のAA矢視断面図である。
【図5】図1の装置による巻き成形の工程の前段を(a
),(b),(c),(d),(e)の順序で示す説明
図である。
【図6】図1の装置による巻き成形の工程の後段を(a
),(b),(c),(d),(e)の順序で示す説明
図である。
【図7】従来の巻き線装置の全体構成を示す立面図であ
る。
【符号の説明】
1…ベ―ス 2…巻き線機フレ―ム 3…フレ―ム 4…フレ―ム 5…回転ベ―ス 6…主軸 6a…フランジ 10…歯車 14…シャフト 15…巻き型 16…ピニオン 17…歯車 19…第1のモ―タ 20…歯車 21…第2のモ―タ 23…ガイドレ―ル 24…ガイド 25…ラック 26…プレ―ト 27…加圧ロ―ラ 29…回転速度検出器 30…スライドベ―ス 31…ガイド 32…ガイドレ―ル 33…パワ―シリンダ 35…曲がり矯正機 36…曲がり矯正機 37…取付ベ―ス 38…張力計 40…軸 41…線材供給ドラム 42…モ―タ 45…ナット 49…ねじシャフト 50…ガイド 51…ガイドシャフト 52…線材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  長円形の巻き型が取付けられる回転ベ
    ―スを保持するフランジを一端に有し他端に第1のモ―
    タの回転を伝える歯車を有する中空な主軸を軸受を介し
    て保持した巻き線機フレ―ムと、前記主軸内部に軸受を
    介し同心に保持され一端にピニオンを有し他端に第2の
    モ―タの回転を伝える歯車を備えたシャフトと、前記回
    転ベ―スの前面に設けられ前記巻き型の取付面のガイド
    を介し巻き型の直線移動を案内するガイドレ―ルと、こ
    の巻き型の取付面に固定され前記シャフトのピニオンと
    噛み合うラックと、フレ―ムに固定されて前記主軸の回
    転中心の上方に配置されたプレ―トにガイドレ―ルを介
    し昇降可能に設けられたスライドベ―スにブロックを介
    し前記主軸と平行な軸で軸支された加圧ロ―ラと、この
    加圧ロ―ラの回転速度を検出する回転速度検出器と、こ
    の回転速度検出器で検出された加圧ロ―ラの転がり速度
    が一定となるように前記第1および第2のモ―タの回転
    速度を制御する速度制御手段と、前記プレ―トに固定さ
    れロッド先端がジョイントを介し前記スライドベ―スに
    連結されたパワ―シリンダと、線材を巻いて貯え回転軸
    のブレ―キにより前記巻き型に巻き取られる線材に一定
    の張力を与える線材供給ドラム,この線材供給ドラムか
    ら巻き型へと移動する線材の曲りを矯正する矯正機,線
    材の張力を測定する張力計およびこの張力計で測定され
    る張力を一定に保つように前記ブレ―キを制御する張力
    制御手段の各々が載置された取付ベ―スを上下方向位置
    調節手段を介して支持するフレ―ムとを具備した巻き線
    装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016062922A (ja) * 2014-09-12 2016-04-25 株式会社東芝 巻き線装置、巻き線方法

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