JPH04252977A - 回路の評価方法および評価装置 - Google Patents
回路の評価方法および評価装置Info
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Abstract
め要約のデータは記録されません。
Description
ッチ・フリップフロップ回路等の回路の高速動作を評価
する方法ならびに装置に関するものである。
い無秩序な信号系列(PN)を発生するパルス発生器(
PNパルス発生器)を用いて図5に示す様な構成例で評
価されていた。以下、図5を用いて従来の技術を詳細に
説明する。
はデータラッチ・フリップフロップ(DFF)、3a,
3bは移相器、4a,4bは信号分岐装置、5はサンプ
リングスコープを示している。データラッチ・フリップ
フロップ(DFF)2は、データ入力端子Dとクロック
入力端子Cと真信号またはその補信号の出力端子Q,−
Qを有し、入力クロック信号に同期して、入力データを
当該入力クロック信号の前半の半周期で取り込み、後半
の半周期で真信号またはその補信号を出力する被評価回
路である。PNパルス発生器1のPNパルス出力は、移
相器3aを通し、信号分岐装置4aにより分岐して、デ
ータラッチ・フリップフロップ2のデータ入力端子Dと
サンプリングスコープ5の一つの入力端子に接続されて
いる。一方、PNパルス発生器1のクロック出力は、移
相器3bを通し、信号分岐装置4bにより分岐して、デ
ータラッチ・フリップフロップ2のクロック信号入力端
子Cとサンプリングスコープ5の別な入力端子に接続さ
れている。また、データラッチ・フリップフロップ2の
信号出力端子Qは、サンプリングスコープ5のさらに別
な入力端子に接続されている。なお、移相器3a,3b
は、測定において、PNパルス出力とクロック出力の位
相関係を設定あるいは調整するためのものである。
PNパルス出力,クロック出力とデータラッチ・フリッ
プフロップ2の出力信号をサンプリングスコープ5に接
続したり、あるいはサンプリングスコープに代えてデー
タ誤り検出器に接続したりして、被評価回路が正しく動
作するか否かを観測あるいは測定し、評価していた。
来の技術による評価システム構成では、評価可能な最高
のクロック周波数がPNパルス発生器1のパルス発生可
能速度で決定される。このため、PNパルス発生器1に
使用されている回路よりも高速な動作が可能な新しい回
路では、その動作限界を評価することが不可能であった
。
されたものであり、その目的は、データラッチ・フリッ
プフロップ回路や識別器回路等の高速動作評価において
、評価可能な周波数の上限を高くできるようにする回路
の評価方法および評価装置を提供することにある。
め、本発明の回路の評価方法においては、少なくとも2
つの入力端子を有する被評価回路の該入力端子のそれぞ
れに一定の比率で周波数の異なる周期信号を入力し、前
記被評価回路の出力波形を観測して、前記入力に見合う
結果が得られるか否かにより回路動作を評価することを
特徴としている。
いては、少なくとも2つの入力端子を有する被評価回路
の動作を評価する評価装置であって、第1の周期信号を
発生する第1の信号発生器と、該第1の周期信号の周波
数を一定比率倍した周波数の第2の周期信号を発生する
第2の信号発生器と、前記第1の信号発生器または前記
第2の信号発生器の周期信号の位相を変化できる手段と
を具備し、前記第1の信号発生器および前記第2の信号
発生器の各周期信号を前記被評価回路入力端子のそれぞ
れに接続し、該被評価回路の出力端子に出力波形を観測
する測定手段を接続することを特徴としている。
一般的にPNパルス発生器よりも高い周波数の周期信号
を発生可能な一般装置である二台の信号発生器を用いて
、一定比率で周波数の異なる周期信号を発生させ、これ
らを被評価回路の別々の入力端子に入力して、2つの周
期信号の位相関係で決まる入力パターンを利用すること
により、被評価回路の出力波形にその入力パターンに対
応する結果が得られるか否かを観測して回路動作を評価
可能にする。
細に説明する。
の構成を示すブロック図である。本実施例においても、
データラッチ・フリップフロップを被評価回路とする場
合を例に説明する。図1において、SSG1は第1の標
準信号発生器、SSG2は第2の標準信号発生器、2は
データラッチ・フリップフロップ回路、3a,3bは移
相器、4a,4bは信号分岐装置、5はサンプリングス
コープである。
ータ入力端子Dとクロック入力端子Cと真信号またはそ
の補信号の出力端子Q,−Qを有し、入力クロック信号
に同期して、入力データを当該入力クロック信号の前半
の半周期で取り込み、後半の半周期で真信号またはその
補信号を出力する被評価回路である。第1の標準信号発
生器SSG1と第2の標準信号発生器SSG2とは互い
に位相同期した周波数の異なる信号を発生する二台の標
準信号発生器であって、第1の標準信号発生器SSG1
の発振周波数f1と第2の標準信号発生器SSG2の発
振周波数f2の比が1:2.5となるように選定または
設定する。図では、周波数の高いf2にf1を同期させ
る構成を示しているが、その逆であっても構わない。第
1の標準信号発生回路SSG1の出力信号は、移相器3
aを通して信号分岐装置4aで分岐され、一つはデータ
信号fDとしてデータラッチ・フリップフロップ2のデ
ータ入力端子Dに接続され、もう一つは比較観測用信号
としてサンプリングスコープ5の一つの入力端子に接続
される。 一方、第2の標準信号発生器SSG2の出力信号は、移
相器3bを通して信号分岐装置4bで分岐され、一つは
クロック信号fCとしてデータラッチ・フリップフロッ
プ2のクロック入力端子Cに接続され、もう一つは比較
観測用信号としてサンプリングスコープ5の別な入力端
子に接続される。また、データラッチ・フリップフロッ
プ(DFF)2の信号出力端子Qを、サンプリングスコ
ープ5のさらに別な入力端子に接続し、後記するように
比較観測して被評価回路の動作を評価する。なお、移相
器3a,3bは、各信号fC、fDの位相関係を設定あ
るいは調整する機能を有する。
び作用を述べる。
示すタイムチャートである。データ信号fDの周波数は
クロック信号fCの1/2.5である。このため、デー
タ信号fDの位相の144度毎にクロック信号fCが入
力され、図2(a)の様にデータ信号fDの11010
の繰り返し(1が二度続く5パルス周期の信号)に相当
するタイミングでクロック信号fCが入力される。つま
り、被評価回路(データラッチ・フリップフロップ2)
が正常な動作を行なったとするならば、その出力(Q)
波形として11010の繰り返しが得られる。また、デ
ータ信号fDの位相を180°変化させると、図2(b
)の様にデータ信号fDの00101の繰り返し(0が
2度続く5パルス周期の信号)に相当するタイミングで
クロック信号fCが入力される。つまり、被評価回路が
正常な動作を行なったとするならば、その出力波形とし
て00101の繰り返しが得られる。すなわち、データ
ラッチ・フリップフロップの出力端子Q(または−Q)
の出力波形を観測して、11010または00101が
得られるか否かで回路の正常動作を判定することができ
る。
たは0の連続及び0と1の繰り返しの両方が含まれてい
る。このパターンは一定値(11又は00)の後、変化
の速い(010または101)であり、回路動作にとっ
て最も苛酷な条件であるため、回路動作の判定に最も適
したものである。本実施例の評価システム構成では、評
価可能な最高のクロック周波数は、PNパルス発生器を
使用しないため、パルス発生可能速度で決定されること
はない。評価限界はクロック周波数を発生する第2の標
準信号発生器SSG2により決定される。一般に標準信
号発生器は、PNパルス発生器のクロック周波数よりも
高い周波数を発生可能である。このため、PNパルス発
生器を使用するよりも高い周波数範囲まで評価すること
が可能になる。
3(a),(b)は図2(a),(b)に対応するサン
プリングスコープ5による実際の観測波形図、図4は従
来の評価方法と本発明の上記実施例による評価方法の評
価結果の比較図である。被評価回路としては、従来の技
術により評価できる最高動作クロック18.6Gbps
を持つデータラッチ・フリップフロップを使用した。図
2(a),(b)は繰り返し観測したサンプリング点の
集合で示されており、いずれのサンプリング点において
も図2(a),(b)に対応している。また、図4に示
すように、本実施例による評価方法においても、最高動
作周波数18.5GHzを確認でき、従来の評価方法と
良い一致を示している。これにより、本発明の実施例に
よる評価方法が従来の技術による場合とほぼ同精度な評
価が可能であることが確認され、本発明の有用性が確認
された。
1,0を識別する識別器の回路に適用できることは自明
であるが、OR回路,AND回路を始めとする各種のデ
ィジタル論理回路やオペアンプを使用したコンパレータ
など種々の回路の評価に使用できることも明らかである
。このように本発明は、その主旨に沿って種々に応用さ
れ、種々の実施態様を取り得るものである。
回路の評価方法および評価装置によれば、従来のPNパ
ターン発生器という特別な装置を使用せず、一般装置で
ある二台の信号発生器を使用して評価用の入力パターン
を作成することができるので、PNパターン発生器の実
現できないクロック周波数範囲に於ても、超高速動作を
評価できる測定評価技術を提供できる優れた特長を持っ
ている。また、本発明は市販の信号発生器二台を使用す
ることで実現可能なため、特に今までの一般装置以外の
特別な装置を必要としない等、優れた特長も兼ね備えて
いる。
作に最も適した入力パターンで回路を評価できる利点が
ある。
ムチャート
測波形図
図
3a,3b…移相器、4a,4b…信号分岐装置、5…
サンプリングスコープ、SSG1…第1の標準信号発生
器、SSG2…第2の標準信号発生器。
Claims (3)
- 【請求項1】 少なくとも2つの入力端子を有する被
評価回路の該入力端子のそれぞれに一定の比率で周波数
の異なる周期信号を入力し、前記被評価回路の出力波形
を観測して、前記入力に見合う結果が得られるか否かに
より回路動作を評価することを特徴とする回路の評価方
法。 - 【請求項2】 被評価回路がデータ入力端子とクロッ
ク入力端子と真信号またはその補信号の出力端子を有す
る識別器等の回路であり、第1の周期信号を前記データ
入力端子に接続し、前記第1の周期信号の出力周波数の
丁度2.5倍の周波数の第2の周期信号を前記クロック
入力端子に接続し、前記被評価回路の真信号またはその
補信号の出力端子の出力波形を観測し、該出力波形の情
報として、11010または00101が得られれば正
常動作と判断することを特徴とする請求項1記載の回路
の評価方法。 - 【請求項3】 少なくとも2つの入力端子を有する被
評価回路の動作を評価する評価装置であって、第1の周
期信号を発生する第1の信号発生器と、該第1の周期信
号の周波数を一定比率倍した周波数の第2の周期信号を
発生する第2の信号発生器と、前記第1の信号発生器ま
たは前記第2の信号発生器の周期信号の位相を変化でき
る手段とを具備し、前記第1の信号発生器および前記第
2の信号発生器の各周期信号を前記被評価回路入力端子
のそれぞれに接続し、該被評価回路の出力端子に出力波
形を観測する測定手段を接続することを特徴とする回路
の評価装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3008864A JP2634092B2 (ja) | 1991-01-29 | 1991-01-29 | 回路の評価方法および評価装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3008864A JP2634092B2 (ja) | 1991-01-29 | 1991-01-29 | 回路の評価方法および評価装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04252977A true JPH04252977A (ja) | 1992-09-08 |
JP2634092B2 JP2634092B2 (ja) | 1997-07-23 |
Family
ID=11704562
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3008864A Expired - Lifetime JP2634092B2 (ja) | 1991-01-29 | 1991-01-29 | 回路の評価方法および評価装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2634092B2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5984168A (ja) * | 1982-11-08 | 1984-05-15 | Hitachi Micro Comput Eng Ltd | 測定装置 |
-
1991
- 1991-01-29 JP JP3008864A patent/JP2634092B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5984168A (ja) * | 1982-11-08 | 1984-05-15 | Hitachi Micro Comput Eng Ltd | 測定装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2634092B2 (ja) | 1997-07-23 |
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