JPH04252262A - ガラス繊維強化ポリカーボネート/ポリエステル配合物 - Google Patents

ガラス繊維強化ポリカーボネート/ポリエステル配合物

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JPH04252262A
JPH04252262A JP3130331A JP13033191A JPH04252262A JP H04252262 A JPH04252262 A JP H04252262A JP 3130331 A JP3130331 A JP 3130331A JP 13033191 A JP13033191 A JP 13033191A JP H04252262 A JPH04252262 A JP H04252262A
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ロバート・ラッセル・ギャラクシィ
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はポリカーボネート樹脂/
ポリエステル樹脂のガラス繊維強化配合物、特に(a)
芳香族ポリカーボネート樹脂、(b)ポリエステル樹脂
及び(c)エポキシ官能性シアヌレート又はイソシアヌ
レートサイズ剤で処理されたガラス繊維強化剤を含有す
る熱可塑性樹脂組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ポリ(O−又はN−エポキシアルキル置
換)環式アミド、イミド又はイミデート、たとえばトリ
グリシジルイソシアヌレートを含有する高められた溶融
粘度をもつポリエステル−ポリカーボネート配合物は米
国特許第4,788,251号明細書に記載されている
。しかしながら、この特許文献にはガラスサイズ剤とし
てトリグリシジルイソシアヌレートを使用して芳香族ポ
リカーボネート/ポリエステルの強化配合物の曲げ強さ
及び衝撃強さを改善することは教示されていない。
【0003】ガラス繊維によって強化されたポリエステ
ル樹脂とポリカーボネート樹脂との配合物は、たとえば
Kawaseらの米国特許第3953539号明細書及
びWambachの米国特許第4,113,692号明
細書に記載されるごとく既知である。これらのガラス繊
維強化配合物は有用な性質を示すが、かゝる配合物の衝
撃強さ及び曲げ強さを改善することが望まれている。
【0004】したがって、本発明の一目的は高められた
水準の物理的性質、たとえば引張強さ、曲げ強さ及び衝
撃強さを示すポリエステル樹脂とポリカーボネート樹脂
とのガラス繊維強化配合物を提供するにある。
【0005】
【発明の概要】本発明は、(a)芳香族ポリカーボネー
ト樹脂、(b)ポリエステル樹脂及び(c)官能化され
たシアヌレート及びイソシアヌレートからなる群から選
んだサイズ剤で処理されたガラス繊維強化剤を含有する
熱可塑性樹脂組成物を提供する。官能性シアヌレート又
はイソシアヌレートサイズ剤で処理されたガラス繊維は
高められた物理的性質を示すガラス繊維強化組成物を与
える。
【0006】
【発明の詳細な開示】本発明の組成物のポリエステル樹
脂は商業的に入手し得るものであり、あるいは既知の技
術、たとえばテレフタル酸のエステルをエチレングリコ
ール又はブタンジオールで加アルコール分解し、ついで
重合する方法、これらのグリコールを遊離の酸又はその
ハライド誘導体とともに加熱する方法及び類似の方法に
よって製造することができる。これらは米国特許第2,
465,319号及び同第3,047,539号明細書
及びその他多数の文献に記載されている。好ましいポリ
エステルは明確な融点をもつ結晶質のものである。
【0007】高分子量線状ポリエステルはテレフタル酸
及びイソフタル酸の重合体状グリコールエステルである
。これらは既知の方法、たとえばこれらのフタル酸のエ
ステルをグリコールで加アルコール分解し、ついで重合
する方法、グリコールをこれらの遊離酸又はそのハライ
ド誘導体とともに加熱する方法及び類似の方法によって
製造することができる。これらは米国特許第2,465
,319号及び同第3,047,539号明細書及びそ
の他多数の文献に記載されている。これらのフタレート
のほかに、たとえば0.5ないし15重量%の割合の他
の芳香族ジカルボン酸、たとえばナフタリンジカルボン
酸もポリエステル成分中に存在し得る。用語“線状”を
使用したけれども、反応剤はさらにある割合の三官能性
又は多官能性分岐剤、たとえばトリメチロールプロパン
、ペンタエリトリット、トリメシン酸トリメチル、トリ
メリト酸トリメチル等を含有し得る。
【0008】好ましいポリエステルはつぎの一般式:

0009】
【化1】 (式中、qは2ないし10、好ましくは2ないし4の整
数である)の反復単位をもつ高分子量重合体状グリコー
ルテレフタレート又はイソフタレート及びかゝるエステ
ルの混合物からなる一群のポリエステルであり、約30
モル%までのイソフタレート単位をもつテレフタル酸及
びイソフタル酸の共ポリエステルもこの一群に包含され
る。
【0010】特に好ましいポリエステルはポリ(エチレ
ンテレフタレート)、ポリシクロヘキサンジメタノール
テレフタレート及びポリ(1,4−ブチレンテレフタレ
ート)である。特にポリ(1,4−ブチレンテレフタレ
ート)は、ポリ(エチレンテレフタレート)の場合に時
として必要となるような成核剤又は長い作業周期を必要
とすることなしに射出成形用として使用し得るような良
好な速度で結晶化するという理由で好ましい。
【0011】典型的には、反応完了後、高分子量ポリエ
ステルは、たとえばフェノール及びテトラクロルエタン
の60:40混合物中で30℃で測定して、約0.6な
いし2.0dl/g 、好ましくは0.7ないし1.6
dl/g の固有粘度を有するであろう。
【0012】本発明における使用に適当なポリカーボネ
ートは当該技術において既知の任意のものである。特に
好ましいポリカーボネートは芳香族ポリカーボネートで
ある。本発明において有用な芳香族ポリカーボネートは
塩化メチレン中で25℃で測定して約0.3ないし約1
.0dl/g の固有粘度をもつ単独重合体、共重合体
及びそれらの混合物である。これらのポリカーボネート
はたとえば2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プ
ロパン;ビス(4−ヒドロキシフェニル)メタン;2,
2−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)プロ
パン;4,4−ビス(4−ヒドロキシフェニル)ヘプタ
ン;2,2−(3,5,3′,5′−テトラクロル−4
,4′−ジヒドロキシフェニル)プロパン;及び(3,
3′−ジクロル−4,4′−ジヒドロキシフェニル)メ
タンのような二価フェノールから誘導される。前記のポ
リカーボネートの製造に使用するに同様に適当な他の二
価フェノールは米国特許第2,999,835号、同第
3,028,365号、同第3,334,154号及び
同第4,131,575号明細書に記載されている。こ
れらの芳香族ポリカーボネートは既知の方法、たとえば
前記引用した特許文献及び米国特許第4,018,75
0号及び同第4,123,436号明細書に記載される
方法に従って二価フェノールとホスゲン、ハロホルメー
ト又はカーボネートエステルのようなカーボネート前駆
体とを反応させることによって、又は米国特許第3,1
53,008号明細書に記載されるようなエステル交換
法によって、あるいは当業者に既知のその他の方法によ
って、製造することができる。前記した特許明細書のす
べてを参考文献としてこゝに組入れる。
【0013】かく製造されたポリカーボネートは次式:
【0014】
【化2】 (式中、Aは該重合体の製造のための反応に使用される
二価フェノールからヒドロキシル基が除去された後に残
留する二価芳香族基でありそしてnは1より大きい数、
好ましくは約10ないし約400である)の反復構造単
位をもつものとして表わされる。好ましいポリカーボネ
ート樹脂は次式:
【0015】
【化3】 (式中、R1 及びR2 はそれぞれ独立的に水素、(
低級)アルキル又はフェニル基を表わしそしてmは少な
くとも30、好ましくは40ないし300である)をも
つものである。用語(低級)アルキルは1−6個の炭素
原子をもつ炭化水素基を包含する。
【0016】本発明において使用される芳香族ポリカー
ボネートはこゝに参考文献として引用する米国特許第3
,169,121号明細書に記載されるごとき、二価フ
ェノール、ジカルボン酸及び炭酸(a carboni
c acid )の重合体状誘導体を包含する。
【0017】二種又はそれ以上の異なる二価フェノール
を使用することもできる。
【0018】米国特許第4,001,184号明細書に
記載されているもののような分岐ポリカーボネートなら
びに線状ポリカーボネートと分岐ポリカーボネートとの
配合物も本発明の実施において使用と得る。
【0019】本発明の組成物において強化剤(c)中に
使用されるべきフィラメント状ガラスは当業者にとって
周知のものでありかつ多数の製造業者から広く入手可能
である。最終的には電気的用途に使用されるべき組成物
については石灰−アルミニウムホウ珪酸塩ガラス、すな
わち相対的にナトリウム含量の少ないガラスからなる繊
維質ガラスフィラメントを使用することが好ましい。こ
れは“E”ガラスとして知られているものである。しか
しながら、その他のガラス組成物も有用である。かゝる
ガラスのすべては本発明での使用を意図する範囲内のも
のである。これらのフィラメントは標準的な方法、たと
えば水蒸気又は空気吹込法、火炎吹込法及び機械的引抜
法、によって製造される。プラスチックの強化用に好ま
しいフィラメントは機械的引抜法によって製造される。 フィラメントの直径は好ましくは約0.00012イン
チないし約0.00075インチの範囲であるが、これ
は本発明にとって臨界的なものではない。しかしながら
、より小さいフィラメント直径もそれで処理されたプラ
スチックスの強度を増加するであろうことは当業者に既
知のことである。
【0020】ガラスフィラメントの長さ及びガラスフィ
ラメントが繊維状に集束されているかどうか及び該繊維
がさらにヤーン、ロープ又はロービングの形に集束され
あるいはマットの形に織成されているかどうか等もまた
本発明にとって臨界的ではない。しかしながら、本発明
の成形用組成物の製造においては、約1/8インチない
し約2インチの長さのチョップトストランドの形のフィ
ラメント状ガラスを使用することが好都合である。他方
、本発明の組成物から成形された物品中ではさらにより
短かい長さのガラスフィラメントも存在するであろう。 これはコンパウンド処理中にかなりの破断が生ずるであ
ろうためである。
【0021】本発明にとって必須の要件はガラス繊維が
エポキシ官能性、好ましくはジ−又はトリ−エポキシ官
能性シアヌレート又はイソシアヌレートを含むサイズ剤
で処理されていることである。
【0022】このガラス繊維被覆剤は随意成分としてジ
−及びトリ−エポキシ官能性シアヌレート及びイソシア
ヌレートのガラス繊維への接合性を改良する他の物質を
含有し得る。この目的のために官能性シラン、特にアル
コキシシランが有用であり得る。かゝる官能性シランの
代表例はアミノプロピルトリエトキシシラン、グリシジ
ルプロピルトリメトキシシラン(3,4−エポキシシク
ロヘキシル)エチルトリエトキシシラン、メルカプトプ
ロピルシラン、アミノエチルアミノプロピルアルコキシ
シラン及びウレイド−アルキルトリエトキシシランであ
る。アミノプロピルトリエトキシシラン及びグリシジル
プロピルトリエトキシシランがもっとも好ましい。
【0023】イソシアヌレート及びシアヌレートの官能
基はエポキシ基である。たとえば、グリシジル、エポキ
シプロピル及びエポキシシクロヘキシル基が代表例とし
て挙げられる。もっとも好ましいサイズ剤はトリグリシ
ジルイソシアヌレート(TGIC)である。サイズ剤は
ガラス繊維強化剤の全重量に基づいて0.01ないし2
.0重量%の割合で存在することが好ましい。
【0024】エポキシ官能性シアヌレート又はイソシア
ヌレート、官能性シラン及びガラス繊維は被覆処理及び
アニール処理の間に化学的に反応して本発明の変性ガラ
ス繊維を与えるものと考えられる。しかしながら、本発
明者はこの点に関していかなる理論にも束縛されること
を望まない。
【0025】ガラス繊維被覆剤はまた当業者に既知のフ
イルム形成性物質、すなわち個々の繊維を束状に固着せ
しめてガラス繊維の取扱い及び溶融混合に先立つガラス
繊維の樹脂との配合を助長するフイルム形成性物質、を
含有し得る。これらのフイルム形成性成分はガラススト
ランドの繊維上への良好な結合性(integrity
 )、すなわち“毛羽玉(fuzz balls)”形
成抵抗性、を付与する。フイルム形成性添加剤の例は澱
粉、エポキシ樹脂、ポリ酢酸ビニル、不飽和ポリエステ
ル、ポリウレタン、ポリビニルピロリドン、フェノキシ
樹脂、ポリビニルエーテル共重合体等である。好ましい
フイルム形成剤は水に可溶性であるか又は安定なエマル
ジョンを形成し、配合物の樹脂との望ましくない相互作
用を惹起せず、溶融加工条件下で安定でありそして良好
な保全性(integrity )を与える。
【0026】さらに本発明はサイズ剤で処理されたガラ
ス繊維をアニール処理することも意図するものである。 アニール処理は、当業者に既知のごとく、慣用のアニー
ル炉中で好ましくは約200°Fないし約500°Fの
温度で約1ないし5時間行なうことができる。
【0027】一般に、サイズ剤で処理されたフィラメン
ト状ガラス強化剤を組成物の全重量に基づいて少なくと
も約1重量%、好ましくは約1ないし約60重量%、も
っとも好ましくは約25ないし約40重量%存在させる
場合に最良の性質が得られるであろう。
【0028】芳香族ポリカーボネート樹脂は組成物の全
重量に基づいて好ましくは5ないし90重量%、より好
ましくは10ないし90重量%、さらにより好ましくは
10ないし50重量%、もっとも好ましくは約30ない
し40重量%の割合で組成物中に存在する。芳香族ポリ
カーボネート樹脂は組成物の全重量に基づいて50重量
%を超える割合で存在し得る。線状ポリエステル樹脂は
組成物の全重量に基づいて好ましくは10ないし95重
量%、より好ましくは20ないし40重量%、もっとも
好ましくは約30重量%の割合で存在する。芳香族ポリ
カーボネート樹脂は非ハロゲン化芳香族ポリカーボネー
ト樹脂である。本発明の組成物は組成物中のポリカーボ
ネート及びポリエステルの合計重量に基づいて50重量
%を超える割合のポリカーボネートを含有することが好
ましい。
【0029】本発明の組成物は前述した型の繊維質ガラ
ス強化剤のほかに、それと組合わせて鉱物質補強用充填
剤、たとえばタルク、クレー、シリカ、珪酸カルシウム
、雲母等のような非ガラス質強化繊維を含有し得る。
【0030】染料、顔料、安定化剤、ゴム状耐衝撃性改
良剤、可塑剤、難燃化剤、ドリップ抑制剤等のごとき他
の成分もそれらの慣用の目的のために添加することがで
きる。代表的な難燃化剤は米国特許第3,833,68
5号、同第3,341,154号、同第3,915,9
26号及び同第3,671,487号明細書に記載され
ている。別の難燃化剤は米国特許第3,681,281
号、同第3,557,053号及び同第3,830,7
71号明細書及び英国特許第1,358,080号明細
書に記載されている。
【0031】一般的にいえば、難燃化用化合物について
より重要なことは該化合物の耐燃性付与能力のために使
用される元素、たとえば臭素、塩素、アンチモン、燐及
び窒素、を含有することである。難燃化添加剤はハロゲ
ン化有機化合物(臭素化又は塩素化);ハロゲン含有有
機化合物と燐化合物又は燐−窒素結合含有化合物との組
合せ又はこれらの二種又はそれ以上の混合物を含んでな
るものが好ましい。
【0032】難燃化添加剤の使用量はそれが組成物に基
づいて少割合、たゞし樹脂配合物に不燃性又は自消性を
付与するに少なくとも十分な割合である限り、本発明に
とって臨界的ではない。この量が組成物に基づいて主割
合になると物理的性質を損なうであろう。該使用量は樹
脂の種類及び添加剤の効力に応じて変動するであろうこ
とは当業者には自明のことである。しかしながら、一般
に、添加剤の量は樹脂100重量部当り0.5ないし5
0重量部の範囲であろう。
【0033】本発明のために好ましいハロゲン化合物は
芳香族ハロゲン化合物、たとえば臭素化フタルイミド、
臭素化ポリスチレン、臭素化アリールエーテル、ハロゲ
ン化ビスフェノール、ハロゲン化ビスフェノールのポリ
カーボネート重合体、臭素化ビフェニル、臭素化テルフ
ェニル、あるいは二価アルキレン基又は酸素基によって
分離されたかつフェニル核当り少なくとも2個の塩素又
は臭素原子をもつ2個のフェニル基を含む化合物、及び
前記した化合物の少なくとも2種類の混合物である。臭
素化フタルイミド及び臭素化ビスフェノールのポリカー
ボネートオリゴマーの単独又はそれと酸化アンチモンと
の混合物が特に好ましい。
【0034】本発明の組成物はさらにドリップ抑制剤を
含有し得る。これらは米国特許第3,671,487号
明細書に記載されている。一般に、ドリップ抑制剤は商
業的に入手し得る又は既知の方法によって製造し得るポ
リテトラフルオルエチレン樹脂を含んでなるものである
。これらはテトラフルオルエチレンを水性媒質中で遊離
基触媒、たとえばナトリウム、カリウム又はアンモニウ
ムペルオキシジサルフェートを用いて、100ないし1
000psi 及び0℃ないし200℃、好ましくは2
00℃ないし100℃の条件下で重合することによって
得られる白色固体である。この点に関する詳細は、たと
えばBrubakerの米国特許第2,393,967
号明細書の記載を参照されたい。
【0035】本発明に従う組成物中には化学的に実質的
に不活性な種々の物質を配合することができる。かゝる
物質は充填剤、補強用物質、難燃化剤、顔料、染料、安
定化剤、帯電防止剤及び離型剤を包含する。さらに他の
樹脂質物質、特に耐衝撃性改良重合体も存在させること
ができ、これらは一般に樹脂質成分の約10ないし20
重量%の割合で存在する。
【0036】本発明の組成物に添加し得る耐衝撃性改良
剤は当該技術において周知である。これらの耐衝撃性改
良剤の例はポリアクリレート、ポリオレフィン、スチレ
ン系樹脂、ゴム状ジエン重合体及びオルガノポリシロキ
サン−ポリカーボネートブロック共重合体である。
【0037】耐衝撃性改良剤として使用し得るポリアク
リレートはゴム状単独重合体又は共重合体である。一般
に、こゝに参考文献として引用する米国特許第3,58
1,659号明細書に記載されるポリアクリレート、特
にアルキルアクリレート、特にn−ブチルアクリレート
から誘導される単位を含むものを使用し得る。他の単量
体がたとえばメタクリレートから誘導されるアクリレー
ト含有共重合体も使用可能である(たとえば特願昭43
−81611号公報参照)。アクリレート樹脂はこゝに
参考文献として引用する米国特許第4,022,748
号明細書に記載されるごとき約−20℃以下のガラス転
移温度をもつゴム−エラストマーグラフト共重合体の形
であることが好ましいであろう。特に、該アクリレート
樹脂はこゝに参考文献として引用する米国特許第4,0
22,748号明細書に記載されるごときゴム状第一層
(コア)及び熱可塑性硬質最終層(シエル)を有する多
層重合体からなるであろう。
【0038】典型的なコア−シエル型重合体はアルキル
アクリレート、ジエン及びスチレン単位の少なくとも一
種を含んでなるコア及びアルキルメタクリレート単位を
含んでなるシエルを有する。これらはC1 −C5 ア
クリレート及びC1 −C5 メタクリレートからなる
多相複合相互重合体であることがしばしば好ましい。こ
れらの相互重合体は約77−99.8重量%のC1 −
C5 アルキルアクリレート、0.1−5重量%の架橋
用単量体、0.1−5重量%のグラフト結合用単量体を
含む単量体系から重合された第一のエラストマー相約2
5−95重量%及び該エラストマー相の存在下で重合さ
れた最終の硬質熱可塑性プラスチック相約75−5重量
%からなる。
【0039】架橋用単量体はすべてが実質的に同一の反
応速度で重合する多数の付加重合性反応性基をもつポリ
エチレン性不飽和単量体である。適当な架橋用単量体は
ブチレンジアクリレート、ブチレンジメタクリレート、
トリメチロールプロパントリメタクリレート等のごとき
ポリオールのポリアクリレート及びポリメタクリレート
エステル;ジ及びトリビニルベンゼン、ビニルアクリレ
ート、ビニルメタクリレート等を包含する。好ましい架
橋用単量体はブチレンジアクリレートである。
【0040】グラフト結合用単量体は多数の付加重合性
反応性基を有しかつそれらの少なくとも一つは該反応性
基の他の少なくとも一つとは実質的に異なる重合速度を
もつものであるポリエチレン性不飽和単量体である。グ
ラフト結合用単量体の作用はエラストマー相中に、特に
重合工程の後段において、したがってエラストマー粒子
の表面又は表面近くに、残余割合の不飽和分を与えるこ
とである。
【0041】ついで該エラストマーの表面に硬質熱可塑
性プラスチック相が重合される際、グラフト結合用単量
体によって与えられた残余の不飽和付加重合性反応性基
はこの次後の反応に関与し、それによってこの硬質プラ
スチック相の少なくとも一部はエラストマーの表面に化
学的に結合される。有効なグラフト結合用単量体の例と
しては、エチレン性不飽和酸のアルキルエステルのアリ
ル基含有単量体、たとえばアリルアクリレート、アリル
メタクリレート、ジアリルマレエート、ジアリルフマレ
ート及び酸性アリルイタコネートがあげられる。重合性
不飽和分を含まないポリカルボン酸のジアリルエステル
も上記例示したものほど好ましくはないが使用し得る。 好ましいグラフト結合用単量体はアリルメタクリレート
及びジアリルマレエートである。
【0042】もっとも好ましい相互重合体は95−99
.8重量%のブチルアクリレート、架橋剤として0.2
−1.5重量%のブチレンジアクリレート、グラフト剤
として0.1−2.5重量%のアリルメタクリレート又
はジアリルマレエートを含んでなる単量体系から重合さ
れた約60−約95重量%の相互重合体からなる第一層
及び約60−100重量%のメチルメタクリレートから
重合された最終層の二層のみを有するものである。
【0043】別のきわめて有用なアクリレート基樹脂耐
衝撃性改良剤はアクリレート−スチレン−アクリロニト
リル樹脂、いわゆるASA樹脂、である。かゝる樹脂は
こゝに参考文献として引用する米国特許第3,944,
631号明細書に記載されている。基本的には、この樹
脂は25℃より低いTgをもつ架橋アクリレート重合体
約10−約50重量%、架橋スチレン−アクリロニトリ
ル共重合体約5−約35重量%及び非架橋又は線状スチ
レン−アクリロニトリル共重合体約15−約85重量%
からなる。この樹脂組成物は少なくとも一種の架橋用単
量体を含むアルキル(メタ)アクリレートを乳化重合し
、スチレン、アクリロニトリル及び少なくとも一種の架
橋用単量体の単量体混合物を前段工程で形成された架橋
アクリレートエラストマーの存在下で乳化重合しそして
最後にスチレン及びアクリロニトリルを前段工程で形成
された生成物の存在下で乳化重合又は懸独重合すること
からなる三工程法によって製造される。
【0044】これらの樹脂の製造に使用されるアクリル
系エラストマー粒子は遊離基開始剤を使用する乳化重合
技術によって重合し得る、約25℃未満のTgをもつ架
橋アクリル重合体又は共重合体からなる。これらのアク
リル系エラストマー粒子は次後の重合体加工工程中にそ
れらがもとの寸法及び形状を保有し得るように架橋され
る。この架橋はエラストマーの重合中に重合反応混合物
中に多官能性エチレン性不飽和単量体を含有せしめるこ
とによって達成される。
【0045】使用し得るアクリル系エラストマーの例は
C2 −C10アルキルアクリレート及びC8 −C2
2アルキルメタクリレート単量体、好ましくはC4 −
C8 アルキルアクリレート、たとえばn−ブチルアク
リレート、エチルアクリレート及び2−エチルヘキシル
アクリレート、の架橋重合体を包含する。もっとも好ま
しいアクリレートはn−ブチルアクリレートである。少
なくとも一種のアクリレート単量体がこの工程で使用さ
れる。アクリレート単量体及びメタクリレート単量体の
混合物と同様に二種又はそれ以上の異なるアクリレート
単量体又はメタクリレート単量体の混合物も使用し得る
。所望ならば、単量体裝入物は随意成分として少量、す
なわちアクリレート単量体の使用重量の1−20重量%
のスチレン、アクリロニトリル、メタクリル酸、アクリ
ル酸、塩化ビニリデン、ビニルトルエン及び使用のため
に選定された(メタ)アクリレート単量体と共重合し得
る任意の他のエチレン性不飽和単量体のような単量体を
含有し得る。
【0046】耐衝撃性改良剤として使用し得るポリオレ
フィンはオレフィンの単独重合体及び共重合体である。 好ましいポリオレフィンは2ないし約10個の炭素原子
を含む単量体から誘導されるものである。これらのポリ
オレフィンの若干の、非限定的な具体例はポリエチレン
、ポリプロピレン、ポリブチレン、ポリヘキセン、ポリ
イソブチレン及びエチレン−プロピレン共重合体を包含
する。
【0047】ポリオレフィンの製造法は多数の文献に記
載されておりかつ当業者には周知である。たとえば、ポ
リエチレンはカチオン系、アニオン系又は遊離基開始剤
触媒を使用し、ある範囲の分子量及び密度ならびに種々
の程度の分岐又は非分岐重合体を与えるように変動する
条件を用いる種々の方法によって製造することができる
。遊離基によって開始される型の一方法においては、エ
チレンガスをペルオキシド開始剤型触媒の存在下、15
,000−40,000psi の圧力及び100℃−
200℃の温度で重合させて比較的低密度、すなわち0
.90−0.94g/cm3 の密度をもつ重合体を製
造し得る。
【0048】ポリエチレンはまたより高分子量及びより
高密度の重合体を生成するに有効な低圧法によっても製
造し得る。フィリップス法として知られるかゝる低圧法
の一つにおいては、エチレンをシリカ−アルミナ上に担
持された酸化クロムのような触媒の不活性溶剤中のスラ
リーと400−500psi 及び130℃−170℃
の条件で接触させ、ついで生成する重合体を熱溶剤で抽
出しそして精製して0.96−0.97g/cm3 の
密度をもつポリエチレン生成物を製造し得る。
【0049】さらに別の方法、たとえば水性媒質中でペ
ルオキシ化合物の存在下で行なう乳化重合法ならびに銀
塩−ペルオキシドレドックス系触媒を使用して低温で行
なう懸濁重合法も使用し得る。
【0050】耐衝撃性改良剤としてはさらにポリプロピ
レンも使用可能であり、その通常の商業的に入手し得る
形態はアイソタクチックポリプロピレンである。かゝる
重合体はチーグラー型触媒、たとえばTiCl3 のよ
うなチタンハライドとトリアルキルアルミニウムハライ
ドのようなオルガノ金属助触媒との組合せ、を使用する
アニオン型開始反応によって製造し得る。重合は25℃
−100℃の温度で容易に進行して不溶性顆粒状粉末の
スラリーの形の重合体を与える。
【0051】エチレン及びプロピレンの共重合体はポリ
エチレン及びその他のポリオレフィンの製造のための方
法と同様の方法、たとえばエチレン及びプロピレンの混
合物をチーグラー型触媒の存在下で重合させる方法又は
高圧下遊離基開始剤を使用する重合法によって、製造す
ることができる。
【0052】さらにより高級のオレフィンに基づく重合
体は上記のものほど容易に入手し得ず、したがって余り
好ましくない。かゝるより高級のポリオレフィンの例は
2−メチル−1−ブテン、1−ペンテン、4−メチル−
1−ペンテン等に基づく重合体である。これらはこゝに
参考文献として引用する“Encyclopedia 
of PolymerScience and Tec
hnology”、John Wiley & Son
s,Inc., 第9巻、第440−460頁(196
5)に記載される方法を包含する既知の方法によって製
造することができる。
【0053】線状低密度ポリエチレンのような線状低密
度ポリオレフィンはたとえばこゝに参考文献として引用
する米国特許第4,076,698号明細書に記載され
る方法のごとき従来技術に従う重合方法によって製造す
ることができる。かゝる重合体は0.89−0.96g
/ccの密度及びランダム分岐ではなくて制御された濃
度の単一側鎖分岐を有し得るものであり、この点で高圧
低密度ポリエチレン及び高密度ポリエチレンのような重
合体と区別されるものである。密度の好ましい範囲は0
.915ないし約0.945g/ccである。線状低密
度ポリエチレンはエチレン及び3−8個の炭素原子をも
つα−オレフィン、たとえばブテン−1、オクテン−1
等又はそれらの混合物から製造される。共単量体は一般
に少割合、たとえば単量体全量の10モル%又はそれ以
下の割合で使用される。好ましい範囲は約1−3モル%
である。特に有用な共重合体はエチレン及びブテンから
製造されるもの、たとえばエクソン・ケミカル社から市
販される“エスコリーン(ESCORENE)”LPX
−15のごときものである。
【0054】特に有用な線状低密度ポリエチレンの一群
はエチレン及び共単量体としてのC4 −C7 α−オ
レフィンから製造されるものである。かゝる線状低密度
ポリエチレンならびにポリカーボネート樹脂中でのそれ
らの耐衝撃性改良剤としての使用はこゝに参考文献とし
て引用する米国特許第4,563,501号明細書に記
載されている。
【0055】オレフィンアクリレート及びオレフィンジ
エン三元共重合体のようなオレフィン含有共重合体もま
た本発明の組成物において耐衝撃性改良剤として使用し
得る。オレフィンアクリレート共重合体耐衝撃性改良剤
の一例はユニオン・カーバイド社からDPD−6169
として入手し得るエチレン・エチルアクリレート共重合
体である。他のより高級なオレフィン単量体はアルキル
アクリレートとの共重合体、たとえばプロピレンとn−
ブチルアクリレートとの共重合体として使用し得る。オ
レフィン・ジエン三元共重合体は当該技術において周知
であり、一般にEPDM(エチレン・プロピレン・ジエ
ン)族の三元共重合体として分類される。これらはたと
えばコポリマー・ラバー社から“エプシン(EPSYN
)”704として商業的に入手可能である。これらのよ
り詳細はこゝに参考文献として引用する米国特許第4,
559,388号明細書に記載されている。
【0056】種々のゴム状重合体も耐衝撃性改良剤とし
て使用し得る。かゝるゴム状重合体の例はポリブタジエ
ン、ポリイソプレン、スチレン−ブタジエン及びゴム状
ジエン単量体をもつ種々の他の重合体又は共重合体であ
る。
【0057】スチレン含有重合体もまた耐衝撃性改良剤
として使用し得る。かゝる重合体の例はアクリロニトリ
ル−ブタジエン−スチレン、スチレン−アクリロニトリ
ル、アクリロニトリル−ブタジエン−α−メチルスチレ
ン、メタクリレート−ブタジエン−スチレン及びたとえ
ば耐衝撃性ポリスチレンのような他の耐衝撃性スチレン
含有重合体である。他の既知の耐衝撃性改良剤は種々の
エラストマー状物質、たとえば有機シリコーンゴム、エ
ラストマー状フルオル炭化水素、エラストマー状ポリエ
ステル、ランダム及びブロックポリシロキサン−ポリカ
ーボネート共重合体等を包含する。好ましいオルガノポ
リシロキサン−ポリカーボネートブロック共重合体はジ
メチルシロキサン−ポリカーボネートブロック共重合体
である。
【0058】好ましい耐衝撃性改良剤はメタクリレート
・ブタジエン・スチレン(MBS)樹脂、高ゴム含量の
アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン(HRGAB
S)樹脂、アクリレート、ブチルアクリレート樹脂、及
びアクリロニトリル・スチレン・ブチルアクリレート(
ASA)樹脂である。
【0059】本発明の組成物は多くの方法によって製造
し得る。一方法においては、強化用ガラス繊維(ガラス
ローピング又はガラスフィラメントのストランド束)を
本発明のサイズ剤、たとえばトリグリシジルイソシアヌ
レートで処理してこれらの繊維を実質的に被覆しそして
小片、たとえば1/4インチないし2インチの長さに切
断(chop)する。かく処理されかつ切断されたガラ
ス繊維及び随意に鉱物質充填剤を樹脂配合物及び随意に
成核剤又はその他の添加剤とともに押出混練機中に供給
して成形用ペレットを製造する。それによってガラス繊
維強化剤はこの工程中に1/16インチ未満の長さにま
で細断されて樹脂のマトリックス中に分散される。別の
一方法においては、ガラスフィラメントを短かい長さに
粉砕(grindor mill )し、トリグリシジ
ルイソシアヌレートで処理し、ついで乾式配合法によっ
てポリカーボネート/ポリエステル樹脂配合物及び随意
に成核剤と混和し、ついでミル上で可塑化しそして粉砕
するか又は押出しそして切断する。さらに別の一方法に
おいては、長尺のガラスロービングをトリグリシジルイ
ソシアヌレートサイズ剤で予備処理し、ついで溶融樹脂
配合物、難燃化添加剤及び成核剤の浴を通じて引抜きそ
れによってガラスフィラメントを実質的に被覆しそして
かく樹脂で被覆されたサイズ剤処理ガラスストランドを
1/4インチ又はそれ以下の長さの小円筒に切断して成
形用コンパウンドを形成する。サイズ剤処理されたガラ
ス繊維はまた樹脂及び添加剤と混合しそして直接、たと
えば射出成形又はトランスファー成形法によって成形す
ることもできる。
【0060】さらに、コンパウンド処理は処理装置中で
の滞留時間が短かく、温度が注意深く制御され、摩擦熱
が利用されかつ樹脂及び強化剤の均質な配合物が得られ
るような条件で行なわれるべきである。
【0061】必須の要件ではないが、所要の成分を予備
コンパウンド処理し、ペレットに形成しそして成形する
場合に良好な結果が得られる。予備コンパウンド処理は
慣用の装置中で行なうことができる。たとえば、ポリカ
ーボネート/ポリエステル配合物を注意深く、たとえば
真空下、100℃で約12時間予備乾燥した後に、一軸
スクリュー押出機にこれら成分の乾燥配合物を供給する
。こゝで使用されるスクリューはたとえば30:1L/
Dのダブルウェーブスクリューをもつ2.5インチのプ
ロデックス(Prodex)一軸スクリュー押出機上で
好ましくは460°F−480°F、100rpm で
適当な溶融状態を確保する長い転移部を有する。他方、
二軸スクリュー押出機、たとえば28mmのウェルナー
・プライデラー(Werner Pfleiderer
 )型押出機を用い、これに樹脂及び添加剤を供給口か
らそしてトリグリシジルイソシアヌレートで処理された
ガラス繊維強化剤をその下流から供給することもできる
【0062】予備コンパウンド処理された組成物は標準
的技術によって押出しそして慣用の顆粒、ペレット等の
ごとき成形用コンパウンドに細断することができる。
【0063】成形用組成物はガラス充填剤を添加した熱
可塑性組成物の成形用に慣用されている任意の成形機、
たとえばニューバリー(Newbury )型射出成形
機中で、慣用のシリンダー温度及び慣用の金型温度を用
いて成形することができる。
【0064】サイズ剤は好ましくはガラス繊維強化剤の
全重量に基づいて0.01−2.0重量%の割合で存在
する。
【0065】
【実施例の記載】つぎの実施例は本発明を例証するもの
であって、何等特許請求の範囲を限定する意図をもつも
のではない。特に示さない限り、すべての組成データは
重量%による。
【0066】本発明の実施例E2,E4及びE6は取扱
いを容易にするためにガラス繊維を最後に添加してすべ
ての成分を一緒に配合することによって製造した。これ
らの配合物を2.5インチの一軸スクリュー押出機上で
500−530°F、100−110rpm で押出し
た。 ペレット化されたストランドを乾燥しそしてASTM試
験用の標準試片に射出成形した。比較実施例C1,C3
及びC5も同様に製造した。
【0067】表A及びBは樹脂、ガラス繊維、添加剤及
び試験法の明細を列記するものである。
【0068】                          
         表  A PBT=ポリ(1,4−ブチレンテレフタレート)樹脂
;        GEプラスチックス社からの登録商
標“バロックス(VALOX)”        29
5樹脂 PC=ビスフェノールA及びホスゲンから誘導された芳
香族ポリカーボネート;      GEプラスチック
ス社からの登録商標“レキサン(LEXAN)121 
       樹脂 FA=GフィラメントEガラス上のビスフェノールAエ
ポキシサイズ剤FB=GフィラメントEガラス上のビス
フェノールAエポキシサイズ剤FC=GフィラメントE
ガラス上のTGIC、アミノトリアルコキシシラン及び
      フイルム形成剤 IM=ポリ(ブチルアクリレート)コア及びポリ(メチ
ルメタクリレート)シエ      ルを含む安定化さ
れたコア−シエル型重合体;      ローム・アン
ド・ハース社から商業的に入手し得るものST=立体障
害フェノール及びホスファイト酸化防止剤を含む安定剤
                         
         表  B TS=ASTM試験法D638によって測定された引張
強さ(Kpsi)FS=ASTM試験法D790によっ
て測定された曲げ強さ(Kpsi)BI=4×1/8イ
ンチの円板を用いASTM試験法D3763によって測
定さ      れた二軸衝撃強さ(全エネルギー、フ
ィート・ポンド)SG=比重(g/cc)   組成データ及び試験結果を次表に示す。
【0069】
【表1】

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  つぎの成分: (a)組成物の全重量に基づいて5ないし90重量%の
    割合で存在する非ハロゲン化芳香族ポリカーボネート樹
    脂; (b)組成物の全重量に基づいて10ないし95重量%
    の割合で存在する結晶質ポリエステル樹脂;及び(c)
    エポキシ官能性シアヌレート及びエポキシ官能性イソシ
    アヌレートからなる群から選んだサイズ剤で処理された
    ガラス繊維強化剤;を含有してなる熱可塑性樹脂組成物
  2. 【請求項2】  該ポリエステル樹脂が(i)脂肪族ジ
    オール及び脂環族ジオールからなる群から選んだジオー
    ル及び(ii)芳香族ジカルボン酸から誘導される請求
    項1記載の組成物。
  3. 【請求項3】  該ポリエステル樹脂がポリ(1,4−
    ブチレンテレフタレート)である請求項2記載の組成物
  4. 【請求項4】  該ポリエステル樹脂がポリ(エチレン
    テレフタレート)である請求項2記載の組成物。
  5. 【請求項5】  該ポリエステル樹脂がポリ(シクロヘ
    キサンジメタノールテレフタレート)である請求項2記
    載の組成物。
  6. 【請求項6】  該ポリエステル樹脂がエチレングリコ
    ール、1,4−シクロヘキサンジメタノール及びテレフ
    タル酸から誘導される請求項2記載の組成物。
  7. 【請求項7】  該ポリカーボネート樹脂が該組成物の
    全重量に基づいて10ないし50重量%の割合で存在す
    る請求項1記載の組成物。
  8. 【請求項8】  つぎの成分: (a)組成物の全重量に基づいて5ないし90重量%の
    割合で存在する非ハロゲン化芳香族ポリカーボネート樹
    脂; (b)組成物の全重量に基づいて5ないし90重量%の
    割合で存在する結晶質ポリエステル樹脂;及び(c)エ
    ポキシ官能性シアヌレート及びエポキシ官能性イソシア
    ヌレートからなる群から選んだサイズ剤で処理されたガ
    ラス繊維強化剤;から本質的になる熱可塑性樹脂組成物
  9. 【請求項9】  つぎの成分:(a)組成物の全重量に
    基づいて4ないし49重量%の割合で存在する芳香族ポ
    リカーボネート樹脂; (b)組成物の全重量に基づいて50ないし95重量%
    の割合で存在するポリ(1,4−ブチレンテレフタレー
    ト)樹脂; (c)エポキシ官能性シアヌレート及びエポキシ官能性
    イソシアヌレートからなる群から選んだサイズ剤で処理
    されたガラス繊維強化剤;を含有してなる熱可塑性樹脂
    組成物。
  10. 【請求項10】  サイズ剤がトリグリシジルイソシア
    ヌレートである請求項9記載の組成物。
  11. 【請求項11】  ガラス繊維強化剤が組成物の1ない
    し50重量%の割合で存在する請求項9記載の組成物。
  12. 【請求項12】  つぎの成分: (a)組成物の全重量に基づいて5ないし90重量%の
    割合で存在する非ハロゲン化芳香族ポリカーボネート樹
    脂; (b)組成物の全重量に基づいて4ないし90重量%の
    割合で存在する熱可塑性ポリエステル樹脂;及び(c)
    エポキシ官能性シアヌレート及びエポキシ官能性イソシ
    アヌレートからなる群から選んだサイズ剤で処理された
    ガラス繊維強化剤;を含有してなる熱可塑性樹脂組成物
  13. 【請求項13】  サイズ剤がトリグリシジルイソシア
    ヌレートである請求項1記載の組成物。
  14. 【請求項14】  サイズ剤がトリグリシジルイソシア
    ヌレートである請求項8記載の組成物。
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