JPH04251770A - 通帳単票スタック機構 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は現金自動取引装置及び自
動通帳記帳機等に使用する通帳単票スタック機構に関す
る。

【０００２】

【従来の技術】従来の装置は、特開昭５７−１９３８６
４号公報に記載されているように、単に搬送ローラ等を
上下に駆動させて、自然落下方式により通帳類をスタッ
クさせるものであった。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、通帳
や単票をスタックするときの幅寄ローラの負荷について
配慮されておらず、通帳や単票のスタックが幅寄ローラ
によって妨げられ、スタックに失敗するという問題点が
あった。すなわち、自然落下方式により通帳や単票をス
タックする際に、幅寄ローラが搬送路内に位置するため
、通帳や単票が幅寄ローラに引っ掛かり、スタックに失
敗する事があった。

【０００４】本発明は、自然落下方式による通帳や単票
のスタック時に、幅寄ローラがスタックの妨げになるこ
とを有効に防止することが可能な通帳単票スタック機構
を提供することを目的としている。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、幅寄ローラにモータやソレノイド等の駆動源を用い
ず、搬送ガイドの上下動をカム機構によって幅寄ローラ
の左右方向の動作に変え、スタック時においては幅寄ロ
ーラを搬送路外に移動し、スタック時の負荷を軽減した
ものである。

【０００６】

【作用】通帳や単票をスタックするとき、搬送ガイドと
搬送ローラは下側に駆動される。それによって、搬送ガ
イドに取り付けられたカムは、幅寄ローラを搬送路外に
移動させるため、スタック時に通帳・単票の自然落下を
幅寄ローラの負荷によって妨げるということが有効に防
止される。

【０００７】

【実施例】以下、添付の図面に示す実施例により、更に
詳細に本発明について説明する。

【０００８】図１及び図２は通帳単票取扱装置のスタッ
ク機構を示す斜視図であり、図３は図１に示すスタック
機構の側面図である。

【０００９】図１、図２、図３において、１は通帳や単
票を搬送する搬送ローラであり、モータ（図示せず）に
よって駆動される。２は搬送ガイドであり、電磁ソレノ
イド７とリンクを介して上下に駆動される。３はカムで
あり、搬送ガイド２に取り付けられている。４は幅寄ロ
ーラであり、通帳等を吸入するときに吸入した通帳等を
基準面１０側に押し付けるためのものである。また、５
は単票であり、６は通帳等の挿入口であり、７は電磁ソ
レノイドであり、８は通帳である。また、９はカム３と
係合するアームであり、その一端に幅寄ローラ４が取り
付けられ、他端は固定されている。このアーム３は、弾
力性のあるプラスチックで形成されており、カム３の上
下動（搬送ガイド２の上下動）に伴って幅寄ローラ４を
搬送路内または搬送路外に移動させる。

【００１０】通帳８等を挿入口６から吸入する場合の動
作について、図１及び図３を用いて説明する。エンドユ
ーザが通帳８を挿入するときには、図３において電磁ソ
レノイド７を解放し、搬送ガイド２を上昇させる。これ
によって、スタック機構は図１に示す状態になる。この
状態においては、幅寄ローラ４は搬送路の内側に飛び出
しており、幅寄ローラ４が通帳８を基準面に押し付ける
状態で、通帳の吸入が行われる。

【００１１】次に、装置内にある通帳や単票をスタック
機構にスタックする場合の動作について、図２及び図３
を用いて説明する。ここでは、単票を例にとる。装置内
部の単票をスタックする場合には、図３において電磁ソ
レノイド７を吸引し、搬送ガイド２を下降させる。これ
により、スタック機構は図２に示す状態になる。この状
態では、カム３も搬送ガイド２と共に下がり、カム３と
弾力性のあるアーム９の働きにより、幅寄ローラ４が搬
送路外に移動する。次に、搬送ローラ１を駆動し、単票
をスタック機構に自然落下させ、図２に示すようにスタ
ックする。本実施例によれば、搬送ガイド２とそれに取
り付けられたカム３及びアーム９の働きにより、通帳・
単票をスタックするときの幅寄ローラの負荷を無くし、
スタック動作時、前記の負荷によって自然落下しきらず
、スタックに失敗するということを防止することができ
る。

【００１２】なお、本実施例では、搬送ガイド２の駆動
に電磁ソレノイド７を使用したが、モータ等の他の手段
を用いることも可能である。

【００１３】また、本実施例では、単票のスタックを例
にとったが、言うまでもなく、通帳や単票を複数枚スタ
ックしたり、さらに通帳と単票の複合スタック等も同様
に行うことができる。

【００１４】

【発明の効果】本発明によれば、搬送ガイドに取り付け
られたカム機構により、スタック時には幅寄ローラが搬
送路外に移動するため、通帳・単票の自然落下を幅寄ロ
ーラの負荷によって妨げられる事態が有効に防止させる
。

【図面の簡単な説明】

【図１】通帳単票取扱装置のスタック機構を示す斜視図
。

【図２】通帳単票取扱装置のスタック機構を示す斜視図
。

【図３】図１に示すスタック機構の側面図。

【符号の説明】

１．搬送ローラ ２．搬送ガイド ３．カム ４．幅寄ローラ ５．単票 ６．挿入口 ７．電磁ソレノイド ８．通帳 ９．アーム １０．基準面

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】通帳や単票を搬送するための複数の搬送ロ
   ーラと、搬送ローラを駆動するためのモータと、通帳の
   吸入時に幅寄を行う幅寄ローラと、自然落下方式により
   通帳や単票をスタックするため上下に可動する搬送ガイ
   ドと、上記搬送ガイド及び搬送ローラを上下に駆動する
   電磁ソレノイドを備えた通帳単票取扱装置において、上
   記搬送ガイドにカム機構を設け、上記カム機構の働きに
   より、通帳等の吸入時においては上記幅寄ローラを搬送
   路上に位置させ、通帳等のスタック時においては上記幅
   寄ローラを搬送路外に位置させることを特徴とする通帳
   単票スタック機構。