JPH0720113Y2 - 紙幣搬送装置における紙幣分離装置 - Google Patents

紙幣搬送装置における紙幣分離装置

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JPH0720113Y2
JPH0720113Y2 JP1992023077U JP2307792U JPH0720113Y2 JP H0720113 Y2 JPH0720113 Y2 JP H0720113Y2 JP 1992023077 U JP1992023077 U JP 1992023077U JP 2307792 U JP2307792 U JP 2307792U JP H0720113 Y2 JPH0720113 Y2 JP H0720113Y2
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JP
Japan
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banknote
bill
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stopper
magnetic belt
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JP1992023077U
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JPH0575244U (ja
Inventor
達夫 松本
Original Assignee
秀工電子株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本案は磁気ベルトを利用した紙幣
搬送装置における紙幣分離装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】磁気ベルトと磁性材搬送ガイドを並列に
配設し、これらの間に紙幣類を挟持して搬送する紙幣搬
送装置は本出願人が特願平3−151171号として提
案している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来の一般の紙幣搬送
装置では紙幣が装置を通過中及び対面の紙幣識別機ユニ
ットに紙幣が投入された時にそのまま紙幣が搬送通路に
送りだされると、紙幣が重なって搬送され、島端のスタ
ッカーに収納される際、一枚毎のカウントに支障を来
す。そのため装置に先読みセンサーを搬送装置のベルト
間に設けて、このセンサーと紙幣識別ユニットと搬送装
置との間に配設された合流ガイド間を紙幣が通過中及び
対面の紙幣識別機ユニットに紙幣が投入された時は、紙
幣を送り出さないような機構を設けて紙幣が重なって搬
送しないようになつている。一方この搬送装置とは別に
前記した特願平3−151171号にみられるように磁
気ベルトと磁性材搬送ガイドとの間で紙幣を挟持搬送す
るもので、複数枚の紙幣が重なって搬送されてきた紙幣
を搬送過程で分離させるものが提案されている。この装
置では重なった紙幣を分離させるには非常に有効である
が、しかし分離が完全にできない場合もあり、したがっ
てスタッカーで一枚毎計数することに問題がある。ま
た、この装置では、磁気ベルトの磁力が弱いと接触が不
十分となり紙幣の搬送状態が悪くなる。そのため接触面
を強くする方法をとると、駆動モータの負担増加となる
等の欠点がある。本案の目的は従来のような搬送装置に
紙幣の重なり防止用先読みセンサーを用いず、また複数
枚重なって搬送される紙幣を搬送過程で完全に分離でき
る紙幣分離装置を得ることを目的とするものである。
【0004】
【考案が解決しようとする手段】本案は以上のような目
的を達成するため次のような紙幣搬送装置を提供するも
のである。すなわち、磁気ベルトと磁性材搬送ガイドを
並列に設置し、紙幣を挟持搬送する紙幣搬送装置におい
て、上記搬送ガイドに摩擦係数が異なる複数個のストッ
パーを紙幣の進行方向と直交させ、かつ取替自在に設け
ると共に搬送ガイド側に磁気ベルトを圧接する圧接ロー
ラを上部フレームと下部フレームに支持させたローラ取
付枠に設けてなる紙幣搬送装置における紙幣分離装置で
ある。
【0005】
【作用】複数枚重なって搬送されてきた紙幣は摩擦の小
さい補助ストッパーと摩擦力の大きいストッパーとで紙
幣を搬送過程で分離するもので、圧接ローラで磁気ベル
トを圧接することにより搬送ガイド側に接して進行する
紙幣はストッパーで摩擦停止せしめられ、ストッパー到
達前に重なった紙幣の分離は補助ストッパーで行われ
る。
【0006】
【実施例】以下図面に示す実施例について説明する。紙
幣識別ユニット1の紙幣識別機2で投入された紙幣は識
別され、結合ガイド3と合流ガイド4を介して紙幣搬送
装置5で搬送されながらスタッカー6まで搬送され貯溜
される。搬送装置5はローラ7に捲回した磁気ベルト9
とこの表面に接触する磁性材からなる搬送ガイド8とで
紙幣を挟持しながら搬送するようになつている。搬送ガ
イド8はステンレス等の磁性材からなりプレス加工で磁
気ベルト側に向かってその面11が凸状に形成され、そ
の凸出面11に硬質ゴム、ウレタン等の摩擦係数の大き
い材料からなるストッパー12を紙幣の進行方向と直交
するように設けてある。その前方に前記ストッパー12
より摩擦係数の小さいプラスチック等の材料からなる複
数の補助ストッパー13、14を同様な方向に設けてい
る。この各ストッパーは汚損等により摩擦力が低下した
場合等に取り替えできるように搬送ガイド8に対し差し
替え可能な構造とする。例えば搬送ガイド8に蟻溝を形
成しこれにストッパーの端部が嵌入できるようにする。
しかして、紙幣の導入側から補助ストッパー13、1
4、ストッパー12の順序に設けられるが、補助ストッ
パー13、14は摩擦力は小さく搬送過程でストッパー
到達前に重なった紙幣の分離作用の補助をする。また、
ストッパー12は摩擦係数の大きい性質を利用して複数
枚重なって搬送されてきた紙幣のうち搬送ガイド8側に
接して進行する紙幣を摩擦停止させる機能をもつ。
【0007】図3に示す如く搬送ガイド8の合流ガイド
側の湾曲部分11aに先端を湾曲させた紙幣導入ガイド
片15、15が上下に固着される。このガイド片15、
15は合流ガイドを通過した紙幣を磁気ベルト用ローラ
7と搬送ガイドの端部に設けられる紙幣導入ローラ10
を介して図1の矢印方向に送る場合に磁気ベルト9側の
紙幣識別機ユニット1から投入された紙幣をトラブルな
く搬送通路に導くものである。また搬送ガイド8は図2
に示す如く搬送装置5の上部フレーム16と下部フレー
ム17に取り付けた支持部材18、19に固定される。
【0008】磁気ベルト9を搬送ガイド8側に圧接させ
るために圧接ローラ20が設けられるが、これは図1の
如くストッパー12の前方に設けられ、ローラの圧接効
果のよい位置に設けられる。圧接ローラ20は図4に示
す如くローラ取付枠21に設けられ、ローラ取付枠21
は上部フレーム16と下部フレーム17に支持させた支
持軸22に嵌装され、軸22に捲回したバネ23でロー
ラ20を付勢し磁気ベルト9を搬送ガイド8に圧接する
【0009】本案の紙幣分離装置は以上の如く構成され
ているので搬送装置5で紙幣を吸着挟持して搬送する
際、例えば3枚の紙幣a、b,cが図5の如く重なった
状態(紙幣が搬送ガイド側からa、b、cと重なった状
態)で矢印方向に搬送されるとすると、図6の位置に紙
幣が進行すれば、紙幣aは2つの補助ストッパー13、
14の摩擦作用で紙幣b,cに比べ若干遅れて進行し、
図7の位置にくると、紙幣cは磁気ベルト9と搬送ガイ
ド8とに挟持されながら紙幣bの表面を滑って磁気ベル
ト8の進行と一緒になつて送られる。また紙幣bは先端
がストッパー12の上面に載り、摩擦作用で紙幣cが通
過するまで停滞している。そして、紙幣aはストッパー
12の後端位置で係止され停止している。図8の位置に
くると、紙幣cは磁気ベルト9と共に進行し、紙幣bも
紙幣a面を滑って紙幣cの後端について磁気ベルト9と
搬送ガイド8に挟持されながら進行する。紙幣aは紙幣
bが通過するまでストッパー12の後端で停止してい
る。図9の位置にくると、紙幣bが紙幣a面を滑って通
過し終わり、紙幣aが紙幣bの後端につき、磁気ベルト
9と搬送ガイド8に挟持されて進行する。かくして紙幣
c、b、aの順序に分離して搬送されスタッカー6に送
られ一枚づつ計数され収納される。
【0010】
【考案の効果】本案のものによれば、複数枚重なって搬
送されてきた紙幣をその紙幣の進行方向と直交し、かつ
摩擦係数の異なる複数のストッパーで一枚づつ完全に分
離し、スタッカーに送ることができ紙幣計数時のトラブ
ルを除去できる。また、重なって搬送される紙幣を分離
装置で一枚づつに完全に分離出来るようにしたので従来
のように重複防止のための先読みセンサーを搬送装置に
設ける必要がなく、その分コスト低減が可能になる。そ
して、ストッパーは取替可能に装着されるので常時紙幣
を分離可能に維持することができる。更に搬送ガイド側
に磁気ベルトを圧接する圧接ローラが上部フレームと下
部フレームに支持させたローラ取付枠に設けられている
ので磁気ベルトと搬送ガイドとの間に紙幣をよく挟持搬
送することができ、したがって摩擦係数の異なるストッ
パーで紙幣を分離する作用が有効に行われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本案装置の平面図である。
【図2】本案装置の斜面図である。
【図3】搬送ガイドの斜面図である。
【図4】圧接ローラの斜面図である。
【図5】本案装置におけるストッパー前の紙幣重なり状
態を示す説明図である。
【図6】本案装置における補助ストッパーの作用状態を
示す説明図である。
【図7】本案装置におけるストッパーと補助ストッパー
の作用状態を示す説明図である。
【図8】本案装置における図7より紙幣が進行した場合
の説明図である。
【図9】本案装置における図8より紙幣が進行した説明
図である。
【符号の説明】
5 搬送装置 8 搬送ガイド 9 磁気ベルト 11 搬送ガイド 12 ストッパー 13 補助ストッパー 14 補助ストッパー

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気ベルトと磁性材搬送ガイドを並列に
    設置し、紙幣を挟持搬送する紙幣搬送装置において、上
    記搬送ガイドに摩擦係数が異なる複数個のストッパーを
    紙幣の進行方向と直交させ、かつ取替可能に設けると共
    に搬送ガイドに磁気ベルトを圧接する圧接ローラを
    部フレームと下部フレームに支持させたローラ取付枠に
    設けてなる紙幣搬送装置における紙幣分離装置。
JP1992023077U 1992-03-18 1992-03-18 紙幣搬送装置における紙幣分離装置 Expired - Lifetime JPH0720113Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992023077U JPH0720113Y2 (ja) 1992-03-18 1992-03-18 紙幣搬送装置における紙幣分離装置

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JP1992023077U JPH0720113Y2 (ja) 1992-03-18 1992-03-18 紙幣搬送装置における紙幣分離装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0575244U JPH0575244U (ja) 1993-10-15
JPH0720113Y2 true JPH0720113Y2 (ja) 1995-05-10

Family

ID=12100351

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JP1992023077U Expired - Lifetime JPH0720113Y2 (ja) 1992-03-18 1992-03-18 紙幣搬送装置における紙幣分離装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4844971A (ja) * 1971-10-07 1973-06-27
JPS5911838U (ja) * 1982-07-13 1984-01-25 富士ゼロックス株式会社 複写機等のシ−ト搬送装置
JPH0226049U (ja) * 1988-08-02 1990-02-20
JPH0367932A (ja) * 1989-08-02 1991-03-22 Matsushita Electric Ind Co Ltd 加熱調理器

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JPH0575244U (ja) 1993-10-15

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Effective date: 19951024